JP3715341B2 - 平板瓦の焼成システムにおける白地又は焼成品の積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置 - Google Patents

平板瓦の焼成システムにおける白地又は焼成品の積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、平板瓦の白地を効率的に焼成する様にした瓦焼成システムにおいて、焼成台車における白地又は焼成品を傾斜支持する棚板に対し、白地又は焼成品を傾斜状態のまま積み込んだり、降ろす様にした平板瓦の焼成システムにおける白地又は焼成品の積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、平板瓦の白地eの焼成台車aとしては、図12に示す様に、縦横方向に整列配設する、白地eより面積が小さい多数の載置板bを基台車cより立設した支持ピンdによって水平に支持して、焼成効率及び焼成炉の燃費を向上させたものが見受けられるが、かかる焼成台車aにあっては、載置板b上に白地eを倒伏載置した状態において、白地e相互が干渉しない様に、縦横方向に所定間隔fを設けねばならず、このため一台の焼成台車aによる白地eの積載枚数が制限されるため、生産効率が悪くなる欠点を有していた。
【0003】
そこで、図13に示す様に焼成台車aの載置板bを同方向に傾斜させて、白地eを傾斜状に倒伏載置する様にして、積載枚数を増やすと共に焼成効率を向上させる様したものも見受けられるが、かかる焼成台車aへの白地eの積込作業は、平伏状態の白地eを載置板bと同角度に傾けた後に載置板b上へ直上から積み込む様にした装置があるも、前方の載置板bの上端側とその後方の載置板bの下端側をオーバーラップさせた焼成台車aにあっては、載置板bが邪魔に成って焼成台車aへ積み込めなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、載置板を同方向に傾斜させて、白地を傾斜状に倒伏載置する様にした焼成台車における棚板への白地の積込み及び棚板からの焼成品の降ろしを機械化して自動的に行う様にした平板瓦の焼成システムにおける白地又は焼成品の積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術に基づく、多数の載置板を同方向に傾斜させて、白地を傾斜状に倒伏載置することにより、焼成効率及び焼成炉の燃費を良好と成すと共に、白地の積載枚数を増加させた焼成台車への白地の積込作業、及び焼成後の焼成品の降ろし作業が困難な課題に鑑み、焼成台車の幅方向に往復移動自在な台車下方に、白地搬入ライン又は焼成台車から降ろされた棚板に傾斜支持された複数枚の白地又は焼成品を一度に挟持する一対の挟持板を、白地又は焼成品の傾斜方向に昇降自在に配設し、挟持板により挟持した平板瓦を移送して白地又は焼成品の傾斜方向へ下降させることによって、空の棚板又は焼成品搬出ラインに白地又は焼成品を自動的に積み込む様にして、上記課題を解決せんとしたものである。
【0006】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、
1は平板瓦の白地Wを焼成して焼成品Waにする様にした焼成システムであり、該焼成システム1は、図1〜7に示す様に、平板瓦の白地Wを連続的に焼成処理するトンネル窯2と、該トンネル窯2に並設した、焼成台車3を走行移動させる移動ライン4と、該移動ライン4とトンネル窯2間に配設した焼成台車3を移動させるトラバーサー5、5aにより構成され、移動ライン4の終端側を白地Wの予熱窯6と成している。
【0007】
焼成台車3は、図8及び図9に示す様に、車輪7、7a…を下部に装着した台車本体8上に、縦方向に所定間隔毎に立設した支持脚部9、9a…から成る載置列10、10a …を幅方向に並列形成し、各載置列10、10a …上に複数の棚板11、11a …を直列載架している。
【0008】
又、各棚板11、11a …は、図10に示す様に、棚板本体12が支持脚部9、9a…相互間に架設して、その両端部が支持脚部9、9a…の上面中央に位置し、かかる棚板本体12の上面長手方向に白地W又は焼成品Waの載置板13、13a …を傾斜状に所定間隔毎に設けている。
【0009】
載置板13、13a …は、中間部より下方側へ徐々に板幅が狭くなる幅広な羽子板形状に形成して、その下端部を差込突部14、14a …と成し、一方棚板本体12上面には、幅方向に長いテーパー溝状と成した差込突部14、14a …の係合溝15、15a …を所定間隔毎に穿設している。
【0010】
尚、載置板13、13a …の縦横寸法は白地W又は焼成品Waのそれより短くして、白地W又は焼成品Waの頭側及び両側部が載置板13、13a …からはみ出る様にしている。
【0011】
又、載置板13、13a …の裏側には載置板13、13a …の傾斜状態を維持する支持板16、16a …を配設し、該支持板16、16a …の下端側は徐々に肉厚を薄くして楔形状と成すと共に、載置板13、13a …裏面の受承面17、17a …を載置板13、13a …と同傾斜の斜面と成し、一方棚板本体12上面に支持板16、16a …下端部に対応するテーパー溝状の嵌込孔18、18a …を穿設している。
【0012】
そして、支持板16、16a …下端部を嵌込孔18、18a …に嵌め込んで棚板本体12上に支持板16、16a …を立設すると共に、載置板13、13a …の差込突部14、14a …を係合溝15、15a …に差し込んで、支持板16、16a …に載置板13、13a …に凭れ掛からせて、棚板本体12に載置板13、13a …を傾斜状にセットする様にしている。
【0013】
又、各棚板11、11a …における棚板本体12上面にして各係合溝15、15a …の両側部前部には瓦受承部19、19a を形成し、該瓦受承部19、19a は白地W又は焼成品Waの尻側端面の受承傾斜面である瓦受承面20、20a を有する山状に突設している。
【0014】
又、上記焼成台車3の棚板11、11a …における載置板13、13a …の傾斜角度及び前後方向間の寸法は、図10に示す形態に限定せず、図示はしないが、載置板13、13a …の傾斜角度を急角度にすると共に前後方向間を狭くし、而も前方の載置板13、13a …上端側とその後方の載置板13、13a …下端側をオーバーラップさせる様にしても良い。
【0015】
又、図2に示す様に、移動ライン4側方には白地W又は焼成品Waを平伏搬送する白地搬入ライン21及び焼成品搬出ライン21a を直列配設し、上流側の白地搬入ライン21終端側及び下流側の焼成品搬出ライン21a 始端側に針山コンベヤ22、22a を配設している。
【0016】
針山コンベヤ22、22a は夫々に、図3に示す様に、フレーム23の両端部に枢支した回転体24、24a 間にベルト25を巻回すると共に、該ベルト25上面には白地W又は焼成品Waを所定間隔毎に傾斜保持する一対の支持杆26、26a を所定間隔毎に斜設している。
【0017】
又、図1、2、5に示す様に、白地搬入ライン21及び焼成品搬出ライン21a の側方には棚板11、11a …を移動させる棚板搬送ライン27を配設し、該棚板搬送ライン27は連続若しくは間歇回転制御される多数の片持支持されるローラー28、28a …を所定間隔毎に配設して構成している。
【0018】
針山コンベヤ22上の白地Wを棚板搬送ライン27上の空の棚板11、11a …に移載する白地積込装置29、及び棚板搬送ライン27上の棚板11、11a …に積載された焼成品Waを針山コンベヤ22a に移載する焼成品降ろし装置29a は、図3に示す様に、針山コンベヤ22、22a と棚板搬送ライン27を跨ぐ様に配設している。
【0019】
白地積込装置29及び焼成品降ろし装置29a の夫々の機枠30は、図3及び図4に示す様に、針山コンベヤ22、22a 及び棚板搬送ライン27上方に支柱31、31a …を介して矩形枠状のベース枠32を配設して成り、該ベース枠32の横方向に一対のレール33、33a を並設し、該レール33、33a 上にはモーター34にて回転駆動する車輪35、35a …により走行制御される台車36を配設し、焼成台車3の幅方向に往復移動自在と成している。
【0020】
又、台車36には四本のスライドシャフト37、37a …を上下動自在に縦貫配設し、該スライドシャフト37、37a …下端部に矩形枠状の上部支持枠38を固設し、スライドシャフト37、37a …の上下動により上部支持枠38を昇降自在と成している。
【0021】
又、上部支持枠38には同方向に傾斜したシリンダー39、39a …を貫通固設し、該シリンダー39、39a …のロッド40、40a …先端部を下部支持枠41上面に固設しかかるシリンダー39、39a …の伸縮により矩形枠状の下部支持枠41を斜め上下方向に昇降自在と成している。
【0022】
下部支持枠41下部には軸線をレール33、33a と平行としたガイド軸 42設けガイド軸42の両端側には一対のスライドリング43、43a をスライド自在に配設し、該スライドリング43、43a 下部に針山コンベヤ22、上の白地W又は棚板搬送ライン27上の棚板11、11a …上の焼成品Waの両側に対向する挟持板44、44a を固設している。
【0023】
挟持板44、44a は垂直な挟持部45と該挟持部45上端より外方へ水平突出したスライドリング43、43a への固定部46により構成している。
【0024】
47、47a …は挟持板44、44a を水平移動自在と成す様にするシリンダーであり、該シリンダー47、47a …は下部支持枠41の四角部下部に固設したL型固定板48、48a …外面に水平に固設すると共に、該L型固定板48、48a …内面側へ突出したロッド49、49a …先端部を、挟持板44、44a における固定部46上に固設した固定板50、50a …に固設し、かかるシリンダー47、47a …の伸縮により挟持板44、44a 間を拡縮自在と成している。
【0025】
又、台車36の上面には昇降駆動部51を設け、該昇降駆動部51は駆動モーター52の作動によりラックピニオン機構53、53a を介してスライドシャフト37、37a …を昇降制御することにより、挟持板44、44a を針山コンベヤ22、22a 及び棚板搬送ライン27上の棚板11、11a …に対応して昇降制御する様に成している。
【0026】
又、焼成台車3の載置板13、13a …、針山コンベヤ22、22a の支持杆26、26a 及び白地積込装置29及び焼成品降ろし装置29a のシリンダー39、39a …は同方向に同角度傾斜している。
【0027】
白地Wを積んだ棚板11、11a …を焼成台車3に積み込む棚板積込装置54、及び焼成品Waを積んだ棚板11、11a …を焼成台車3から降ろす棚板降ろし装置54a は、図5乃至図7に示す様に、焼成台車3の移動ライン4と棚板搬送ライン27を跨ぐ様に配設し、かかる棚板積込・降ろし装置54、54a は支柱55、55a …を介して移動ライン4と棚板搬送ライン27の上方にわたって移動レール56、56a を平行に配設すると共に、該移動レール56、56a 上には移動ライン4と棚板搬送ライン27間を往復走行制御される移動台車57を配設している。
【0028】
又、移動台車57の下方には移動ライン4及び棚板搬送ライン27のライン方向に沿って且つ、棚板11、11a …の長さに対応した支持枠体58を上下動自在に配設すると共に、該支持枠体58にモーター(図示せず)等によって巻き上げられるチェーン、ロープ等の連繋部材59を連結し、モーターの作動によって支持枠体58を上下動制御している。
【0029】
又、支持枠体58における前記ライン方向には、所定間隔にて少なくとも2本の回転軸60、60a …を垂直に挿通して回動自在に支持すると共に、支持枠体58より下方に延出する寸法Xを、棚板11、11a …上に載せる白地Wの高さ寸法Hより長く設定し、かかる回転軸60、60a …の下端部には水平に支持アーム61、61a …を固定している。
【0030】
又、回転軸60、60a …は適宜なるリンク機構62、62a …を介して空油圧の直動シリンダーの駆動源63、63a と連結され、該駆動源63、63a の作動により回転軸60、60a …を所定方向に回転させて支持アーム61、61a …を前記ライン方向と直交する様に回転制御している。
【0031】
又、乾燥ライン及び梱包ライン(図示せず)と接続される白地搬入ライン21及び焼成品搬出ライン21a は、図1に示す様に、乾燥ラインによって乾燥処理された白地W及びトンネル窯2によって焼成処理された焼成品Waを保管しておくべき多数の針山コンベヤから成るストックヤード64、64a と中継コンベヤ65、65a を介して連設する様に構成し、ストックヤード64、64a は焼成台車3の移動ライン4上方に配設すると共に、中継コンベヤ65は白地搬入ライン21における棚板積込装置54より上流側、中継コンベヤ65a は焼成品搬出ライン21a における棚板降ろし装置54a より下流側で分岐する様にしている。
【0032】
次に瓦焼成システムの作用について説明すると、トンネル窯2にて焼成された焼成品Waが載った焼成台車3は、トラバーサ5aによって移動ライン4へ移送され、その後移動ライン4上を順次移動する。
【0033】
移動ライン4を移動して棚板降ろし装置54a 下方まで達した焼成台車3は停止制御され、かかる棚板降ろし装置54a によって焼成品Waを積載した棚板11、11a …を載置列10、10a …毎に順次棚板搬送ライン27の始端側上に移載し、該棚板搬送ライン27により搬送されて焼成品降ろし装置29a 下方まで達した棚板11、11a …に積載された焼成品Waは順次焼成品降ろし装置29a によって、下流側の焼成品搬出ライン21a 始端側の針山コンベヤ22a 上まで挟着搬送されて移載され、そして針山コンベヤ22a の作動により焼成品Waを順次焼成品搬出ライン21a 上に平伏状態にして移載し、梱包ライン(図示せず)へ搬送される。
【0034】
そして、棚板搬送ライン27上の最後の棚板11、11a …が焼成品降ろし装置29a 下方に達すると、棚板降ろし装置54a によって次の載置列10、10a …の棚板11、11a …を棚板搬送ライン27に移載することを繰り返し行って、焼成台車3上の全ての棚板11、11a …を棚板搬送ライン27に移載し、空になった焼成台車3は下流側へ移送される。
【0035】
一方、空になった棚板11、11a …は棚板搬送ライン27により搬送されて白地積込装置29下方に達すると、該白地積込装置29により針山コンベヤ22上の白地Wを、棚板搬送ライン27上の空の棚板11、11a …上まで挟着搬送して移載し、棚板積込装置54下方に白地Wを積載した棚板11、11a …が所定台数揃うと、かかる棚板積込装置54によって白地Wを積載した棚板11、11a …を焼成台車3の載置列10、10a …に順次移載し、しかる後白地Wを満載した焼成台車3は移動ライン4上を順次移動し、予熱窯6を経て白地Wを予備乾燥した後、トラバーサを介してトンネル窯2内に搬入され焼成される。
【0036】
又、棚板11、11a …に対する白地W及び焼成品Waの積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置の作用について詳細に説明すると、
先ず、白地Wの積込方法及び白地積込装置29の作用としては、白地搬入ライン21により平伏状態で搬送されてきた白地Wを針山コンベヤ22により傾斜状に起こし、該針山コンベヤ22上に所定枚数の白地Wが傾斜状態で縦列すると、針山コンベヤ22の上方で待機していた白地積込装置29の上方及び下方支持枠38、41が昇降駆動部51の作動により下降して挟持板44、44a が針山コンベヤ22上の白地Wの両側に対向位置し、続いてシリンダー47、47a …の伸長により挟持板44、44a を内方へ移動させて針山コンベヤ22上の全ての白地Wを一度に挟持し、しかる後伸長状態のシリンダー39、39a …が縮退して下方支持枠41と共に挟持板44、44a が斜上方へ上昇することにより白地Wを持ち上げる。
【0037】
続いて、モーター34の作動により台車36が針山コンベヤ22の上方から棚板搬送ライン27上の空の棚板11、11a …上方まで走行移動して、載置板13、13a …間の延長線上に白地Wを配し、かかる積込み位置において白地Wの持ち上げとは逆の操作、即ちシリンダー39、39a …を伸長させることにより挟持板44、44a が斜め下方へ下降して、白地Wを載置板13、13a …間に差し込むと共に、シリンダー47、47a …の縮退により挟持板44、44a が外方へ開放移動して針山コンベヤ22上より挟持して来た白地Wを棚板11、11a …に傾斜状にして倒伏載置し、以上の動作を反復することにより棚板搬送ライン27上の空の棚板11、11a …上に白地Wを積み込む様にしている。
【0038】
次に、焼成品Waの降ろし方法及び焼成品降ろし装置29a の作用としては、白地積込装置29とは逆の操作を行って、棚板搬送ライン27上の焼成品Waを積載した棚板11、11a …から針山コンベヤ22a へ焼成品Waを移載するが、針山コンベヤ22a 上に移載された焼成品Waを全て焼成品搬出ライン21a 上に平伏状態にして移載した後に、次の棚板11、11a …上の焼成品Waを針山コンベヤ22a に移載する様にしている。
【0039】
又、焼成台車3に対する棚板11、11a …の積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置の作用について詳細に説明すると、
焼成品Waを積載した棚板11、11a …の降ろし方法及び棚板降ろし装置54a の作用については、棚板降ろし装置54a の移動台車57を焼成台車3の上方へ移動させると共に、移動台車57に設けられる支持枠体58を下降させ、該支持枠体58より垂設する回転軸60、60a …を焼成台車3上の各焼成品群間の隙間を通過させ、該回転軸60、60a …下端の支持アーム61、61a …を棚板11、11a …下方に位置させた後、駆動源63、63a …を作動させてリンク機構62、62a …を介して支持アーム61、61a …を水平回転させて棚板11、11a …直下に位置する様にし、かかる状態より支持枠体58を上昇させると、支持アーム61、61a …によって棚板11、11a …の底面を支持した状態で掬い上げる。
【0040】
しかる後、移動台車57を棚板搬送ライン27始端側の上方に移動し、支持枠体58を下降させて棚板搬送ライン27を構成している多数のローラ28、28a …上に棚板11、11a …を移載する。
【0041】
次に、白地Wを積載した棚板11、11a …の積込方法及び棚板積込装置54の作用としては、棚板降ろし装置54a とは逆の操作を行って、棚板搬送ライン27上の白地Wを積載した棚板11、11a …を焼成台車3へ移載する様にしている。
【0042】
又、トンネル窯2が停止している場合には、白地搬入ライン21から搬入される白地Wを中継コンベヤ65を介してストックヤード64にストックすると共に、ストックヤード64a にストックされた焼成品Waを中継コンベヤ65a を介して焼成品搬出ライン21a へ搬出して梱包ラインへ搬送し、又乾燥ライン及び梱包ラインが停止している場合には、ストックヤード64にストックされた白地Wを中継コンベヤ65を介して白地搬入ライン21へ搬出して焼成工程を行うと共に、焼成品搬出ライン21a 上に移載された焼成品Waを中継コンベヤ65a を介してストックヤード64a にストックする様にしている。
【0043】
【発明の効果】
要するに本発明は、焼成台車3における白地W又は焼成品Waを傾斜支持する載置板13、13a …を設けた棚板11、11a …に対し白地Wを積み込んだり、焼成品Waを降ろす様にしたので、焼成効率及び焼成炉の燃費を良好にすることが出来、且つ1台の焼成台車3に対する平板瓦Wの積載枚数を向上させることが出来る。
【0044】
又、傾斜支持された複数枚の白地W又は焼成品Waを一度に挟持した後にその傾斜方向へ持ち上げて移送すると共に、白地W又は焼成品Waの傾斜方向へ下降させて、白地搬入ライン21から空の棚板11、11a …へ白地Wを積み込んだり、焼成台車3から降ろされた棚板11、11a …から焼成品搬出ライン21a へ焼成品Waを降ろす様にしたので、載置板13、13a …が積込・降ろし時に白地W又は焼成品Waの邪魔にならず、簡単に積み込んだり、降ろしたりすることが出来、而も焼成台車3における1個の棚板11、11a …に対し一度に複数枚の白地W又は焼成品Wa積み込んだり、降ろしたりすることが出来るため、積込・降ろし作業の短時間化及び省力化を図ることが出来、特に載置板13、13a …間が狭く、前方の載置板13、13a …上端側とその後方の載置板13、13a …下端側をオーバーラップさせて積載枚数を増やした棚板11、11a …に対する白地W又は焼成品Waの積込・降ろしには最適である。
【0045】
又、棚板本体12上面に白地W又は焼成品Waを傾斜支持する載置板13、13a …を直列状に配列した棚板11、11a …を、台車本体8上に配列載置してなる焼成台車3の移動ライン4側方に白地搬入ライン21及び焼成品搬出ライン21a を配設し、白地搬入ライン21終端側及び焼成品搬出ライン21a 始端側に白地W及び焼成品Waを傾斜支持する針山コンベヤ22、22a を配設し、一方白地搬入ライン21及び焼成品搬出ライン21a 側方に焼成台車3から降ろされた棚板11、11a …を搬送する棚板搬送ライン27を配設した瓦焼成システムにおいて、各針山コンベヤ22、22a と棚板搬送ライン27を跨ぐ様に配設した機枠30上に、往復移動自在な台車36を配設し、該台車36下方に一方の針山コンベヤ22上の複数枚の白地W又は焼成台車3から降ろされた棚板11、11a …上の複数枚の焼成品Waを挟持する一対の挟持板44、44a を配設すると共に、該挟持板44、44a を白地W又は焼成品Waの傾斜方向に昇降自在と成したので、上記積込・降ろし方法を機械的に自動化出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る瓦焼成システムの概略平面図である。
【図2】白地又は焼成品の積込・降ろし装置の概略平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】棚板積込・降ろし装置の正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の要部斜視図である。
【図8】焼成台車の平面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】棚板の断面図である。
【図11】棚板本体の平面図である。
【図12】従来の焼成台車の側面図である。
【図13】図12の他の実施例の側面図である。
【符号の説明】
3 焼成台車
4 移動ライン
8 台車本体
11、11a … 棚板
12 棚板本体
13、13a … 載置板
21 白地搬入ライン
21a 焼成品搬出ライン
22、22a 針山コンベヤ
27 棚板搬送ライン
30 機枠
36 台車
44、44a 挟持板
W 白地
Wa 焼成品

Claims (2)

  1. 平板瓦の焼成システムにおける、焼成台車における白地又は焼成品を傾斜支持する棚板に対し白地を積み込んだり、焼成品を降ろす方法において、傾斜支持された複数枚の白地又は焼成品を一度に挟持した後にその傾斜方向へ持ち上げて移送すると共に、白地又は焼成品の傾斜方向へ下降させて、白地搬入ラインから空の棚板へ白地を積み込んだり、焼成台車から降ろされた棚板から焼成品搬出ラインへ焼成品を降ろす様にしたことを特徴とする平板瓦の焼成システムにおける白地又は焼成品の積込・降ろし方法。
  2. 棚板本体上面に白地又は焼成品を傾斜支持する載置板を直列状に配列した棚板を台車本体上に配列載置してなる焼成台車の移動ライン側方に白地搬入ライン及び焼成品搬出ラインを配設し、白地搬入ライン終端側及び焼成品搬出ライン始端側に白地及び焼成品を傾斜支持する針山コンベヤを配設し、一方白地搬入ライン及び焼成品搬出ライン側方に焼成台車から降ろされた棚板を搬送する棚板搬送ラインを配設した平板瓦焼成システムにおいて、各針山コンベヤと棚板搬送ラインを跨ぐ様に配設した機枠上に、往復移動自在な台車を配設し、該台車下方に一方の針山コンベヤ上の複数枚の白地又は焼成台車から降ろされた棚板上の複数枚の焼成品を挟持する一対の挟持板を配設すると共に、該挟持板を白地又は焼成品の傾斜方向に昇降自在と成したことを特徴とする平板瓦焼成システムにおける白地又は焼成品の積込・降ろし装置。
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