JP3715221B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、両面印刷可能な画像形成装置に係り、より詳しくは、片面原稿から両面印刷の原稿を作成する場合に用紙を節約することが出来る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題、資源の有効利用の観点から、各種複写機では、用紙の使用量を低減するために両面印刷がおこなわれることが多い。例えば、特開平7−244407号公報には両面印刷可能な画像形成装置の一例が記載され、特開平9−193483号公報には両面印刷の制御方法についての記載がある。
【0003】
また、文書整理の上からも、両面印刷は、片面印刷に比べてファイリングの作業性が向上し、かつ整理のためのスペースを節約できるという点で有利であり、用紙サイズの統一化と共に、原稿の両面印刷化の傾向が顕著となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来では考慮されていなかったことであるが、原稿の両面化において、片面原稿を両面化する場合に、片面原稿から新しい記録紙へ両面印刷を行い、かつ、その両面印刷物のみを保存することにすると、元の片面原稿が無駄紙になってしまうという問題があった。
【0005】
特に、この場合、片面印刷されている原稿が重要書類であったりすると、残りの片面を利用することは出来ず、裁断処理するなど機密保持のため配慮が必要となり、環境に配慮したリサイクルの面でも問題があった。
【0006】
又、この場合、操作者自身がこれらの原稿を一枚一枚操作することによって片面原稿を無駄にせずに印刷することも可能ではあるが、このような操作は煩雑であり実際には実行されないと思われる。
【0007】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、従来と同様の片面印刷と両面印刷とが可能であると共に、片面にのみ印刷してある原稿の裏面側にも印刷することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
【0009】
(1)読取り原稿を原稿読取部に搬送する原稿自動搬送手段(ADF)、搬送された原稿を読取る原稿読取手段(スキャナ)、画像情報を印刷する印刷手段、印刷手段に記録用紙を搬送する給紙手段、印刷が終了した記録用紙を外部に排出する排紙手段を有する画像形成装置において、前記ADFで搬送された原稿を前記スキャナで原稿の読み取りを行わず搬送するのみで前記印刷手段に搬送する工程と、搬送された原稿を前記スキャナで原稿の読み取りを行う工程とを有し、該原稿の裏面に前記スキャナで読取られた他の原稿を印刷することによって、片面原稿を両面原稿にすることを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、片面印刷された原稿を両面印刷へ変更する場合に、すでに片面が印刷されている原稿の裏面に対して、別の片面原稿の情報を印刷することにより、印刷用紙を節約することが出来ると同時に、印刷の手間を省くこともできる。
【0011】
更には、原稿の裏面に他の原稿を印刷することで、捺印または、サインなど重要な原稿を原紙の状態で両面印刷し保管することが可能となる。
【0012】
(2)前記ADFは、読取った原稿を排出する通常の第1原稿排出部と、前記ADFで搬送された原稿を前記印刷手段に搬送する第2原稿排出部とを有し、かつ、第1、第2の原稿排出部を選択する分岐手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、ADF内に分岐手段を設けたことにより、通常の原稿排出先とは異なる排出先を容易に切り換えすることが可能となり、片面原稿を両面原稿にするための印刷手段への搬送が可能となる。
【0014】
(3)前記片面原稿を両面原稿にするために前記排出手段から排出された原稿は、前記給紙手段の手差し給紙部上に排出されることを特徴とする。
【0015】
この構成のように、ADFからの原稿排出先として手差し給紙部を選べば、従来の複写機の構成を変更する必要もなく、便利である。
【0016】
(4)前記手差し給紙部上に排出された片面原稿は、前記手差し給紙部に配置される呼込みローラによって手差し給紙用のピックアップローラまで原稿先端が送り込まれることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、呼び込みローラを設けることによって、手差し給紙部に給紙された原稿を確実に捉えて、印刷手段へと搬送することが出来る。
【0018】
(5)前記給紙手段に収納された用紙を用いて印刷する片面印刷モード、両面印刷モード、及び、前記ADFで読取られた原稿の裏面に印刷を行う複数のモードを有することを特徴とする。
【0019】
この構成のように、一つの複写機において、本発明における原稿の裏面への印刷モードとともに、従来の片面、両面の印刷モードも使用できるようにしておけば便利である。
【0020】
(6)前記印刷部数が一部のモードにおいて、前記ADFから搬送される複数の原稿の内、搬送される奇数枚目の原稿は画像情報の読取りを行わず、片面原稿を両面原稿にするための前記第2原稿排出部から前記手差し給紙部上へと排出され、偶数枚目原稿の画像情報は前記スキャナによって読取りが行われることを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、印刷部数が一部の場合は、片面原稿の内の半分の原稿は読取りを省略することが出来、又印刷はその原稿面の裏面へと行うので印刷の手間も省略することが出来る。
【0022】
(7)前記手差し給紙部から前記印刷手段に導かれる前記奇数枚目原稿は、搬送される原稿の枚数番号より1つ多い偶数枚目原稿の画像情報を原稿の裏面に印刷することを特徴とする。
【0023】
このような構成により、印刷された原稿のページ順がそろった状態にすることが出来る。また高速印刷が可能となる。
【0026】
)前記両面印刷された奇数枚目原稿は、前記排紙手段の排紙トレイに排出され、前記スキャナで読取られた後の偶数枚目原稿は、前記手差し給紙部を介して、印刷されずに印刷手段を通過した後、前記排紙手段の奇数枚目とは異なる排紙トレイに排出されることを特徴とする。
【0027】
この構成のように、偶数枚目の原稿が、両面が印刷された奇数枚目の原稿とは異なる排紙トレイに排出されるようにすれば、両面が印刷された原稿を綴じる時に便利であると同時に、偶数枚目の原稿を再利用する場合にも便利である。
【0028】
)前記印刷部数が二部以上のモードにおいて、奇数枚目原稿を前記給紙手段より給紙した記録紙に印刷し中間トレイに格納した後、奇数枚目原稿を前記印刷手段に搬送し、奇数枚目原稿の裏面に偶数枚目原稿を印刷し、その後、前記中間トレイに格納した記録紙に偶数枚目原稿を印刷する際には、前記請求項6ないし8に準じて印刷することを特徴とする。
【0029】
この構成によれば、印刷部数が二部以上の場合でも、印刷部数が一部の場合と同じ動作で行うことで、同じ構成を用いることが出来て便利である。
【0030】
(1)前記ADFに代えて、操作者による手動操作を可能にすることを特徴とする。
【0031】
この構成によれば、原稿自動搬送装置を備えない、小型の画像形成装置においても、本発明を適用できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0033】
図1は、像形成装置1の全体構成を示す断面図で、像形成装置1は、ADF(Automatic Document Feeder)ユニット(以下、ADFという)2、光学読取りユニット(原稿読取手段,スキャナ)3,印刷ユニット(印刷手段)4の3つのユニットによって構成されている。ADF2は原稿自動搬送機構であり、図示しない原稿が原稿載置台5に積載されると、原稿読取りのスタート信号によって原稿読取り部6に1枚ずつ搬送される。
【0034】
搬送された原稿は、光源7、ミラー8〜10、レンズ11、反射ミラー12からなる光学読取りユニット3上部に配置されるブラテンガラス13上で一旦停止し、光学読取りユニット3が走査することによって、原稿上の画像情報が読取られる。このようにして読取りが終了した原稿はプラテンガラス13上を搬送され、ADF2上面に配置される原稿排出部(第1原稿排出部)14に排出され、原稿排出台15に積載される。
【0035】
前記読取られた画像情報は、以下に説明する印刷プロセスによって、顕像化される。まず、印刷プロセスを構成する感光体17と、その周囲に配置される帯電部18、現像部19が印刷のための初期調整(感光体上の残留現像剤の除去、残留電位の除去)を行った後に、帯電部18が感光体17に電荷を付与し、その後前記LSU部16からの照射によって画像情報が静電潜像として感光体17上に記録される。その後、現像部19において現像剤が前記静電潜像に付着することにより画像情報は感光体17上で顕像化され、さらに感光体17が回転することにより転写部20まで移動する。
【0036】
同時に、印刷ユニット4においては、原稿読取り部6に前記原稿が搬送されるタイミングに応じて、印刷ユニット4下部に配置される印刷用紙給紙部(給紙手段)21、又は印刷ユニット4側面に配置される手差しトレイ(手差し給紙部)22から1枚の図示しない用紙がピックローラ23によってピックアップされ、PSローラ24によって搬送される。このとき、PSローラ24まで搬送されていた用紙は、感光体17上に顕像化した画像先端と用紙の先端を合わせるタイミングでPSローラ24から搬出され、転写部20の転写帯電器によって用紙上に現像剤が転写される。
【0037】
現像剤が転写された用紙は、印刷ユニット4の搬送路32中に配置される熱ローラによって構成される定着部25を通過することで、粉末状の現像剤が融着し用紙上で固着し、排紙ローラ(排紙手段)26を経て排出口27から排紙トレイ部28に排出される。
【0038】
また、その搬送路32の下方には、裏面印刷をおこなをためのスイッチバック搬送路(副搬送路)33が設けられ、排紙トレイ部28に搬出されようとする用紙が排紙ローラ26によって一旦停止された後に逆送され、切換爪34によってスイッチバック搬送路33に搬入された後、反転されて、PSローラ24まで搬送されるようになっている。
【0039】
このような両面印刷可能な本画像形成装置1の特徴として、特に、図1右上に矢印で示すADF2の原稿排出部14の搬送路が、2方向に分岐している点をあげることが出来る。この点について詳しく説明するために、原稿排出部14を拡大して断面図で示したのが図2である。
このように形成される本画像形成装置1は、通常の片面印刷、両面印刷の印刷モードでけでなく、原稿(G)の裏面への印刷モードを有している。つまり、本装置1は、片面印刷された原稿(G)を両面印刷へ変更する場合に、すでに片面が印刷されている原稿(G)の裏面に対して、別の片面原稿の情報を印刷することにより、印刷用紙を節約することが出来る(別途、印刷用紙は不用である)と同時に、印刷の手間をも少なからず省くことができるという印刷モードを有している。
【0040】
図2に示されるように、本装置1においては、原稿排出部14に、原稿排出先を選択するための分岐爪(分岐手段)29を設けている。その分岐爪29が図のB方向(下方)を向いている時には、ADF2によって読取られた原稿は、通常と同じく原稿排出台15へ排出されるが、分岐爪29が図のA方向(上方)を向いているときには、原稿(G)は図2において示すように、第2原稿排出部31から装置外の手差しトレイ22上部に排出され、そのまま落下して手差しトレイ22上に給紙されることになる。
【0041】
ちなみに、このような落下方式とは別に、図示は省略するが、例えば、ADF2で読み取った原稿を、手差しトレイ22にガイド搬送する搬送路を設けてもよい。その搬送路は、例えば、第2原稿排出部31から下方に向けて湾曲状(図2の状態にて時計回り)に形成して(紙詰まり解消のために)開閉可能な閉断面形状とし、手差しトレイ22の上部(開口)に(着脱可能に)接続するように構成すれば、原稿を搬送過程で反転することができ、そのまま印刷手段4に搬入して、裏面に印刷が可能となる。また、その手差しトレイ22の接続開口側に搬送ローラ(呼び込みローラ)を設けることにより、原稿の反転動作(及び呼び込み動作)を容易かつ確実なものとすることができる。
【0042】
上述の落下方式の場合、手差しトレイ22には、図3に示すような呼込みベルト30を設けており、落下してきた用紙(原稿(G))に対して、呼込みベルト30が図のように、時計まわりに回動することによって、その用紙を手差しトレイ22のピックアップローラ23へと送りこむ。
【0043】
その呼込みベルト30は、例えば、以下のように構成することができる。すなわち、印刷ユニット4のフレーム本体41の内側に、揺動フレーム301の一端を回動自在に枢支させ、かつ、その揺動フレーム301の一端(枢支端)に駆動ローラ302を、また、遊端側となる他端に従動ローラ303を、それぞれ回転自在に支持させると共に、その両ローラ302,303間に無端ベルト304を張架し、かつ、駆動ローラ302を、正転逆転自在なモータ305と伝動連結すると共に、クラッチ(図示省略)を介して駆動ローラ302を揺動フレーム301の一端と継切自在に連結する。
【0044】
このような構成により、原稿(G)が手差しトレイ22に落下するタイミングを見計らってクラッチを接続して(駆動ローラ302と揺動フレーム301を固定して)モータ305を起動させることにより、呼込みベルト30を実線の位置から破線の位置に(図示時計まわりに)回動させ、その他端側を原稿(G)の上面に押圧し、クラッチを切断して無端ベルト304を矢印方向に転動させることによって、原稿(G)をピックアップローラ23に確実に搬入する(呼び込む)ことができる。
【0045】
このように形成される本アナログ画像形成装置1は、通常の片面印刷、両面印刷の印刷モードでけでなく、原稿(G)の裏面への印刷モードを有している。つまり、本装置1は、片面印刷された原稿(G)を両面印刷へ変更する場合に、すでに片面が印刷されている原稿(G)の裏面に対して、別の片面原稿の情報を印刷することにより、印刷用紙を節約することが出来る(別途、印刷用紙は不用である)と同時に、印刷の手間をも少なからず省くことができるという印刷モードを有している。
【0046】
以下において、この原稿の裏面への印刷モードが、どの様な動作によって実現されるかを説明する。
【0047】
図4及び図5に示すフローチャートを用いて、両面原稿を一部作成する場合の動作を説明する。
原稿印刷開始時には、Steplにおいて印刷要求がなされ、次のStep2において原稿がADF2の原稿載置台5に置かれる。続いて、Step3で、原稿への印刷モードが、片面印刷のための片面印刷モードであるかどうかが判断される。
【0048】
片面印刷である場合には、Step4以下の片面印刷モードへ進み、通常と同様の片面印刷が行われ、片面印刷でない場合は、Step8に進み、印刷モードが両面印刷モードであるかどうかが判断される。
【0049】
Step4の通常の片面印刷モードにおいては、まず原稿排出部14の分岐爪29が図2のB方向へ回転させられる。そして、Step5では通常の片面印刷用に原稿読取りや印刷処理が行われ、Step6で印刷後の用紙が排紙トレイ部28に排出される。
【0050】
Step7では、次の原稿があるかどうかが判断され、次の原稿がある場合にはStep5に戻って通常の処理を行い、次の原稿がない場合には処理を終了する。
【0051】
印刷モードが片面でないと判断された場合のStep8では、印刷モードが両面であるかどうかが判断され、両面印刷モードである場合には、次のStep9に進み、両面印刷モードでない場合にはStep3に戻りもう一度印刷モードが片面印刷であるかどうかが判断される。
【0052】
Step9においては、両面印刷モードが、通常のまだ片面が印刷されていない記録用紙への両面印刷であるかどうかが判断され、もし通常の両面印刷である場合には、Stepl0に進み、原稿排出部14の分岐爪29はB方向に回転され、Step11以下の通常の両面印刷の動作が行われ、もし、通常の両面印刷でないと判断された場合はStepl4へ進む。
【0053】
通常の両面印である場合にStepllでは、両面印刷用に原稿読取りや印刷処理が行われ、次のStepl2で印刷後の用紙が排紙トレイ部28に排出され、Stepl3で次の原稿があるかどうかが判断され、次の原稿がある場合にはStepllに戻って再度通常の原稿処理が行われ、次の原稿がない場合には処理は終了する。
【0054】
通常の両面印刷でないと判断された場合のStepl4では、印刷モードが本発明でいう原稿の裏面を利用した両面印刷モードであるかどうかが判断され、もしそうであるならば次のStepl5へ進み、もしそうでないならもう一度Step9へ戻り印刷モードが通常の両面印刷モードであるかどうか判断される。
【0055】
通常の印刷モードにおいては一枚ずつ処理して次の原稿があるかどうか判断されるが、本発明でいう原稿の裏面を利用した両面印刷モードであると判断された場合においては、奇数枚目と偶数枚目のペアとして二枚ずつ処理して、次の原稿があるかどうか判断される。
【0056】
Stepl5では、原稿排出部14の分岐爪29がA方向に回転され、次のStepl6においては奇数枚目の原稿が、ADF2の紙搬送路を通じて分岐爪29部分を経由して、第2原稿排出部31から、図2に示すように、手差しトレイ22の上部に排出される。
【0057】
次のStepl7では、手差しトレイ22の給紙部は、供給された奇数枚目の原稿を、その裏面を印刷用紙として用いるために、図3に示される呼込みベルト30等によってPSローラ23まで搬送する。
【0058】
Stepl8では、偶数枚目の原稿が、通常の印刷モードと同じくADF2を用いて自動的に読込まれる。続いて、Stepl9では、読込まれた偶数枚目の原稿の情報を、奇数枚目の原稿の裏面へと印刷ユニット4において印刷処理がなされる。
【0060】
Step20においては、裏には偶数枚目の情報が既に印刷されている奇数枚目の原稿が、第1の排紙トレイ281へと排出される。また、Step21において、ADF2では原稿排出部14の分岐爪29がA方向になっているので、読込まれた偶数枚目の原稿は手差しトレイ22の上部へと排出される。この際、例えば分岐爪29を動かす等して、偶数枚目原稿をADF2の原稿排出台15に排出させることも出来る。
【0061】
次のStep22では、奇数枚目の原稿が既に排出されている第1の排紙トレイ281が移動し、第2の排紙トレイ282が排出口27に導かれ、Step23では偶数枚目の原稿が手差しトレイ22より印刷ユニット4を介して、印刷処理されることなく第2の排紙トレイ282へと排出される。
【0062】
次いで、Step24において次の原稿があるかどうかが判断され、もし次の原稿がある場合にはStep25において第1の排紙トレイ281を排出口27へと導いた上でStepl5に戻りもう一度原稿の裏面を利用した印刷処理を行い、もし次の原稿がない場合には処理は終了する。
【0063】
次に、両面原稿を二部印刷する場合の動作は、前記図4及び図5で示したフローチャートによって裏面が白地のみとなった偶数枚目の原稿を前記手差しトレイに積載することからスタートする。
【0064】
次いで、図4及び図5で両面印字が完了した奇数枚目原稿をページ順が揃った状態でADF2上に積載する。この様に準備されたページ順の揃った奇数枚目原稿(ADF上)と偶数枚目原稿(手差しトレイ上)を用いて印字が行われる。
【0065】
このとき、奇数枚目の原稿の画像情報は、前記光学系によって読み取られると偶数枚目原稿の裏面に印字されるが、印字された状態で排出を完了すると印字物の表裏(ページ順)が揃わなくなる。
【0066】
したがって、印字が完了した偶数枚目の原稿は、その各々の印字が完了すると印字工程のスイッチバック機能を利用して表裏を反転した状態で排紙トレイに排出される。
【0067】
また、原稿中の画像情報を読み取られた奇数枚目原稿は、ADF2中に配置される分岐爪29によってADF2の原稿排出部14に排出されても、装置の手差し給紙部22を用いて装置の第2の排紙トレイ282に排出されても、何れの手法で排出してもよいことは明かである。
【0068】
以上の構成によれば、片面印刷された原稿を両面印刷へ変更する場合に、すでに片面が印刷されている原稿の裏面に対して、別の片面原稿の情報を印刷することにより、印刷用紙を節約することが出来ると同時に、印刷の手間を少なからず省くこともできる。
【0069】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は、以下の効果を奏する。
【0070】
請求項1によれば、ADFで搬送された原稿を印刷手段に搬入し、該原稿の裏面に原稿読取装手段で読取られた他の原稿を印刷することによって、片面原稿を両面原稿にするので、すでに片面が印刷されている原稿の裏面に対して、別の片面原稿の情報を印刷することにより、印刷用紙を節約することが出来ると同時に、印刷の手間を省くこともできる。
【0071】
更には、原稿の裏面に他の原稿を印刷することで、捺印または、サインなど重要な原稿を原紙の状態で両面印刷し保管することが可能となる。
【0072】
請求項2によれば、ADF内に分岐手段を設けたことにより、通常の原稿排出先とは異なる排出先を容易に切り換えすることが可能となり、片面原稿を両面原稿にするための印刷手段への搬送が可能となる。
【0073】
請求項3によれば、排出手段から排出された原稿を、給紙手段の手差し給紙部上に排出させるので、従来の複写機の構成を変更する必要もなく、両面原稿にすることができ、便利である。
【0074】
請求項4によれば、手差し給紙部に配置される呼込みローラによって手差し給紙用のピックアップローラまで原稿先端を送り込むので、原稿を確実に捉えて、印刷手段へと搬送することが出来る。
【0075】
請求項5によれば、給紙手段に収納された用紙を用いて印刷する片面印刷モード、両面印刷モード、及び、前記ADFで読取られた原稿の裏面に印刷を行う複数のモードを有するので、一つの複写機において、本発明における原稿の裏面への印刷モードとともに、従来の片面、両面の印刷モードも使用でき、利便性が向上する。
【0076】
請求項6によれば、印刷部数が一部のモードにおいて、ADFから搬送される複数の原稿の内、搬送される奇数枚目の原稿は画像情報の読取りを行わず、片面原稿を両面原稿にするための第2原稿排出部から手差し給紙部上へと排出され、偶数枚目原稿の画像情報は前記スキャナによって読取りが行われるので、片面原稿の内の半分の原稿は読取りを省略することが出来、又印刷はその原稿面の裏面へと行うので印刷の手間も省略することが出来る。
【0077】
請求項7によれば、手差し給紙部から印刷手段に導かれる奇数枚目原稿は、搬送される原稿の枚数番号より1つ多い偶数枚目原稿の画像情報を原稿の裏面に印刷するので、印刷された原稿のページ順がそろった状態にすることが出来る。また高速印刷が可能となる。
【0079】
請求項によれば、偶数枚目の原稿が、両面が印刷された奇数枚目の原稿とは異なる排紙トレイに排出されるので、両面が印刷された原稿を綴じる時に便利であると同時に、偶数枚目の原稿を再利用する場合にも便利である。
【0080】
請求項によれば、印刷部数が二部以上の場合でも、印刷部数が一部の場合と同じ動作で行うので、同じ構成を用いることが出来て便利である。
【0081】
請求項1によれば、ADFに代えて、操作者による手動操作を可能にするので、原稿自動搬送装置を備えない、小型の画像形成装置においても、本発明を適用でき、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る像形成装置の構成説明図である。
【図2】同要部構成説明図である。
【図3】同要部拡大図である。
【図4】同片面原稿から両面原稿を一部作成する場合のフローチャートの一部である。
【図5】同フローチャートの残部である。
【符号の説明】
1−像形成装置
2−原稿自動搬送手段(ADF)
3−原稿読取手段(スキャナ)
4−印刷手段
14−第1原稿排出部
21−給紙手段
22−手差し給紙部
26−排紙手段
29−分岐手段
31−第2原稿排出部

Claims (10)

  1. 読取り原稿を原稿読取部に搬送する原稿自動搬送手段(ADF)、搬送された原稿を読取る原稿読取手段(スキャナ)、画像情報を印刷する印刷手段、印刷手段に記録用紙を搬送する給紙手段、印刷が終了した記録用紙を外部に排出する排紙手段を有する画像形成装置において、
    前記ADFで搬送された原稿を前記スキャナで原稿の読み取りを行わず搬送するのみで前記印刷手段に搬送する工程と、搬送された原稿を前記スキャナで原稿の読み取りを行う工程とを有し、
    該原稿の裏面に前記スキャナで読取られた他の原稿を印刷することによって、片面原稿を両面原稿にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ADFは、読取った原稿を排出する通常の第1原稿排出部と、前記ADFで搬送された原稿を前記印刷手段に搬送する第2原稿排出部とを有し、かつ、第1、第2の原稿排出部を選択する分岐手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記片面原稿を両面原稿にするために前記排出手段から排出された原稿は、前記給紙手段の手差し給紙部上に排出されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記手差し給紙部上に排出された片面原稿は、前記手差し給紙部に配置される呼込みローラによって手差し給紙用のピックアップローラまで原稿先端が送り込まれることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記給紙手段に収納された用紙を用いて印刷する片面印刷モード、両面印刷モード、及び、前記ADFで読取られた原稿の裏面に印刷を行う複数のモードを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷部数が一部のモードにおいて、前記ADFから搬送される複数の原稿の内、搬送される奇数枚目の原稿は画像情報の読取りを行わず、片面原稿を両面原稿にするための前記第2原稿排出部から前記手差し給紙部上へと排出され、偶数枚目原稿の画像情報は前記スキャナによって読取りが行われることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記手差し給紙部から前記印刷手段に導かれる前記奇数枚目原稿は、搬送される原稿の枚数番号より1つ多い偶数枚目原稿の画像情報を原稿の裏面に印刷することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記両面印刷された奇数枚目原稿は、前記排紙手段の排紙トレイに排出され、前記スキャナで読取られた後の偶数枚目原稿は、前記手差し給紙部を介して、印刷されずに印刷手段を通過した後、前記排紙手段の奇数枚目とは異なる排紙トレイに排出されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記印刷部数が二部以上のモードにおいて、奇数枚目原稿を前記給紙手段より給紙した記録紙に印刷し中間トレイに格納した後、奇数枚目原稿を前記印刷手段に搬送し、奇数枚目原稿の裏面に偶数枚目原稿を印刷し、その後、前記中間トレイに格納した記録紙に偶数枚目原稿を印刷する際には、前記請求項6又は7に準じて印刷することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記ADFに代えて、操作者による手動操作を可能にすることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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