JP3714151B2 - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタヘッドの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェットプリンタヘッドは、複数のノズルおよび当該ノズルのそれぞれに対応し、インク供給源からのインクを当該ノズルに供給するための複数の圧力室を備えたキャビティプレートと、この圧力室毎に形成された駆動電極および隣接する圧力室に共通するコモン電極により圧電シートを挟んで積層したプレート型のアクチュエータとからなり、このアクチュエータを、キャビティプレートに、当該アクチュエータにおける各駆動電極が各圧力室に対応するように積層された構成となっていた。
【0003】
このような構成において、アクチュエータにおける各駆動電極のうち任意の駆動電極と、コモン電極との間に電圧を印加することにより、圧電シートのうち電圧を印加した駆動電極の部分に圧電による積層方向の歪みが発生し、この歪みによる圧力にて各駆動電極に対応する圧力室の内容積が縮小されることにより、この圧力室のインク圧力室のインクが、ノズルから液滴状に吐出して、所定の印字が行なわれる。
【0004】
ところで、駆動電極とコモン電極との間に電圧を印加した後は、圧力室に与えられる圧力を迅速に減衰させることが必要であり、この圧力を減衰させるためには、圧力室におけるインクが流れる流路の抵抗(以下「流路抵抗」という)を増すことが一般的である。例えば、圧力室の流入側の流路断面積を減らしたり、圧力室の幅を狭くすることにより、流路抵抗を増す方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、圧力室の流入側の流路断面積を減らす方法では、元々、断面積が小さい流路に対して、さらに断面積が小さい箇所を設けることとなるので、わずかの寸法誤差で、プリンタヘッドの特性のバラツキが大きくなる。一方、圧力室の幅を狭くする方法では、駆動電極の幅を考慮しなければならないため一定の限界がある。つまり、組み立てずれのマージンを考慮して圧力室の幅を駆動電極の幅よりも大きくしなければならないため、流路幅を小さくするのには限界がある。
【0006】
本発明は、以上のような問題を解決し、効率良く流路抵抗をかせぐことができるインクジェットプリンタヘッドを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のインクジェットプリンタヘッドは、前記課題を解決するために、複数のノズルを有するノズルプレート、当該ノズルのそれぞれに対応し複数の圧力室を有するベースプレート、当該ベースプレートと前記ノズルプレートとの間に位置し前記複数の圧力室にインクを供給するための共通インク室を有するマニホールドプレート、及び当該マニホールドプレートと前記ベースプレートとの間に位置し前記各圧力室の両端を前記共通インク室と前記ノズルとにそれぞれ接続させるインク供給孔、貫通孔を有するスペーサプレートを積層したキャビティプレートと、前記圧力室のそれぞれに対応し前記インクを吐出させるための圧力を前記圧力室に与える複数の圧力発生部を備えるアクチュエータと、を具備し、前記圧力室と前記圧力発生部とが対応するように、前記キャビティプレートと前記アクチュエータとを積層してなるインクジェットプリンタヘッドであって、前記圧力室を、前記ベースプレートの前記圧力発生部側と前記スペーサプレート側との両面に開口して形成し、当該圧力室におけるインクの流れ方向と直交する断面において前記スペーサプレートと対応する側の面の面積を、前記圧力発生部と対応する側の面の面積よりも小さくするとともに、その両部分をほぼインクの流れ方向にわたって設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項1記載のインクジェットプリンタヘッドによれば、圧力室を、ベースプレートの圧力発生部側とスペーサプレート側との両面に開口して形成し、当該圧力室におけるインクの流れ方向と直交する断面において前記スペーサプレートと対応する側の面の面積を、圧力発生部と対応する側の面の面積よりも小さくするとともに、その両部分をほぼインクの流れ方向にわたって設けたので、圧力室における流路全体で効率良く流路抵抗をかせぐことができ、また、圧力発生部の寸法を考慮するのは、一方の面のみでよく、従って、他方の面近傍で効率良く流路抵抗をかせぐことができる。
【0009】
請求項2記載のインクジェットプリンタヘッドは、前記課題を解決するために、請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記アクチュエータは、前記複数の圧力室にわたる大きさの圧電シートを積層し、当該圧電シート間に前記各圧力室に対応する駆動電極を設けた構造であることを特徴とする。
【0010】
【0011】
請求項3記載のインクジェットプリンタヘッドは、前記課題を解決するために、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記圧力室の前記インク供給側の一端には、前記インクの流れ方向と直交する断面積が前記圧力室よりも小さい絞り部を接続されることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載のインクジェットプリンタヘッドによれば、圧力室のインク供給源側の一端には、流路抵抗をコントロールするための絞り部を有しており、この絞り部より寸法の大きい圧力室にて流路抵抗をかせぐようにしているので、プリンタヘッドの特性のバラツキを極力抑えつつ、効率良く流路抵抗をかせぐことができる。
【0013】
請求項4記載のインクジェットプリンタヘッドは、前記課題を解決するために、請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記ベースプレートは、42合金を使用して形成されることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載のインクジェットプリンタヘッドによれば、ベースプレートに42合金を使用することにより、エッチングにより簡単に圧力室を形成することができる。
【0015】
請求項5記載のインクジェットプリンタヘッドは、前記課題を解決するために、請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記ベースプレートは、樹脂を使用して形成されることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載のインクジェットプリンタヘッドによれば、ベースプレートに樹脂を使用することにより、プレスや、成形で簡単に圧力室を形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。以下の説明は、圧電式インクジェットヘッドに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0018】
図1、図2および図3は、本発明の実施形態にかかる圧電式インクジェトプリンタヘッドの斜視図を示すものである。また、図4は、本体フレーム1の下面図である。
【0019】
記録媒体に沿って走行する公知のキャリッジ(図示せず)に搭載される本体フレーム1は、図3に示すように、上面開放の略箱状に形成されており、その上方から4つのインクカートリッジ(図示せず)を着脱自在に装着できる搭載部3を有し、該搭載部3の一側部位3aには、各インクカートリッジのインク放出部(図示せず)に接続できるインク供給通路4a、4b、4c、4dが本体フレーム1の底板5の下面まで連通している。なお、この搭載部3の一側部位3aの上面には、各インクカートリッジのインク放出部(図示せず)と密接できるようにしたゴム製等のパッキング(図示せず)が配置されている。
【0020】
底板5は、搭載部3から一段下に突出するようにして水平状に形成され、図2および図4に示すように、該底板5の下面側には、後述するフロントヘッドユニット6を2つ並列させて配置するための2つの支持部8を段付き状に形成する。該各支持部8には、UV接着剤にて固定するための複数の空所9a、9bが上下に貫通するように形成されている。
【0021】
図5は、フロントヘッドユニット6の斜視図を示すものである。図6は、フロントヘッドユニットの断面図を示すものである。フロントヘッドユニット6は、図5および図6に示すように、複数枚の積層型のキャビティプレート10と、該キャビティプレート10に対して接着剤または接着シートを介して接着・積層されるプレート型の圧電アクチュエータ20と、その上面に外部機器との電気的接続のために、フレキシブルフラットケーブル40が接着剤にて重ね接合されて構成されており、最下層のキャビティプレート10の下面側に開口されたノズル15から下向きにインクが吐出する。
【0022】
図7は、キャビティプレート10の分解斜視図を示すものである。図8は、キャビティプレート10の分解拡大斜視図を示すものである。キャビティプレート10は、図8に示すように、ノズルプレート11、二枚のマニホールドプレート12、スペーサプレート13、ベースプレート14の五枚の薄い金属板をそれぞれ接着剤にて重ね接合して積層した構造である。本実施形態では、これらの各プレート11〜14は、42%ニッケル合金鋼板(42合金)製で、50μm〜150μm程度の厚さを有している。なお、これらの各プレート11〜14は、金属に限らず、例えば、樹脂により形成してもよい。
【0023】
ノズルプレート11には、微小径(本実施形態では、25μm程度)の複数のインク吐出用のノズル15が、当該ノズルプレート11における長手方向の中心線11a、11bに沿って、微小ピッチPの間隔で千鳥状配列で穿設されている。二枚のマニホールドプレート12には、共通インク室12a、12bが、ノズル15の列の両側に沿って延びるように穿設されている。この共通インク室12a、12bは、二枚のマニホールドプレート12に対するノズルプレート11およびスペーサプレート13の積層により密閉される構造になっている。
【0024】
また、ベースプレート14には、図8に示すように、長手方向の中心線14a、14bに対して直交する方向に延びる細幅の複数の圧力室16が千鳥状配列で穿設されている。また、ベースプレート14には、各圧力室16と接続される絞り部16dが穿設されている。さらに、当該絞り部16dと接続されるインク供給孔16bが穿設されている。各インク供給孔16bは、スペーサプレート13における左右両側部位に穿設されたインク供給孔18を介して、マニホールドプレート12における共通インク室12aに連通している。ここで、各絞り部16dにおけるインクが流れる方向と直交する断面積は、各圧力室16における当該断面積より小さい構造となっている。これは、絞り部16dの断面積を小さくすることにより、流路抵抗を増すためである。なお、各圧力室16の断面形状については後述する。
【0025】
各圧力室16の一端部16aは、ノズルプレート14における千鳥状配列のノズル15に、スペーサプレート13および二枚のマニホールドプレート12に同じく千鳥状配列で穿設されている微小径の貫通孔17を介して連通している。
【0026】
これにより、ベースプレート14およびスペーサプレート13の一端部に穿設されたインク供給孔19a、19bから共通インク室12a、12b内に流入したインクは、共通インク室12aから各インク供給孔18、インク供給孔16b、絞り部16dを通って各圧力室16に分配される。そして、各圧力室16の一端部16aの方向にインクが流れ、各貫通孔17を通って、各圧力室16に対応するノズル15に至ることとなる。
【0027】
図9は、圧電アクチュエータ20の分解拡大斜視図を示すものである。圧電アクチュエータ20は、図9に示すように、二枚の圧電シート21、22と、一枚の絶縁シート23とを積層した構造である。最下段の圧電シート21の上面には、キャビティプレート10における各圧力室16毎に対応した細幅の複数の駆動電極24が、千鳥状配列で設けられている。また、各駆動電極24の一端部24aは、圧電アクチュエータ20の表裏面20a、20bと直交する左右側面20cに露出するように形成されている。
【0028】
次段の圧電シート22の上面には、複数の圧力室16に対して共通のコモン電極25が、設けられている。コモン電極25の一端部25aも、各駆動電極24の一端部24aと同様、左右側面20cに露出するように形成されている。
【0029】
最上段の絶縁シート23の上面には、各駆動電極24の各々に対する表面電極26と、コモン電極25に対する表面電極27とが、左右側面20cに沿って並ぶように設けられている。
【0030】
また、左右側面20cには、各駆動電極24の一端部24aに第1の凹み溝30が、コモン電極25の一端部25aに第2の凹み溝31が、それぞれ積層方向に延びるように設けられている。各第1の凹み溝30内には、図6に示すように、各駆動電極24と各表面電極26とを電気的に接続する側面電極32が、第2の凹み溝31内には、コモン電極25と表面電極27とを電気的に接続する側面電極33が、それぞれ形成されている。なお、符号28および29の電極は、捨てパターンの電極である。
【0031】
各駆動電極24に対応する位置とコモン電極25とに挟まれた圧電シート22の各領域は、各圧力室16に対応した圧力発生部となる。
【0032】
以上のような構成のキャビティプレート10と圧電アクチュエータ20とは、キャビティプレート10における各圧力室16と、圧電アクチュエータ20における駆動電極24とが対応するように積層される。また、圧電アクチュエータ20における上側の表面20aには、フレキシブルフラットケーブル40が重ね押圧されることにより、このフレキシブルフラットケーブル40における各種の配線パターン(図示せず)が、各表面電極26、27に電気的に接合される。
【0033】
このような構成において、圧電アクチュエータ20における各駆動電極24のうち任意の駆動電極24と、コモン電極25との間に電圧を印加することにより、圧電シート22のうち電圧を印加した駆動電極24の部分、即ち、圧力発生部に、圧電効果による積層方向の歪みが発生する。そして、この歪みによる圧力にて、各駆動電極24に対応する圧力室16の内容積が縮小されることにより、この圧力室16内のインクが、ノズル15から液滴状に吐出して、所定の印字が行われる。
【0034】
次に、本発明の特徴部分である圧力室16の断面形状について、詳しく説明する。図10は、キャビティプレート10と圧電アクチュエータ20との積層部におけるインクの流れ方向と直交する断面図を示すものである。圧力室16の上方の幅16eは、図10に示すように、圧電アクチュエータ20の圧力発生部50の幅50aより大きくなっている。これは、組み立てずれのマージンを考慮し、かつ、圧力室16の上方が、圧力発生部50から圧力を効率良く受けるようにするためである。一方、圧力室16の下方は、圧力発生部50から直接、圧力を受けないため、圧力室16の圧力発生部50の幅50aを考慮する必要はない。従って、圧力室16の下方の幅16fは、図10に示すように、圧力室16の圧力発生部50の幅50aより小さくなっている。
【0035】
即ち、圧力室16の下面の面積は、圧力室16の圧力発生部50と対応する上面の面積より小さくなっている。これにより、圧力室16におけるインクの流れ方向と直交する断面において、圧力室16の下方の流路抵抗を、上方の流路抵抗より大きくすることができる。
【0036】
これに対し、従来は、ベースプレート14を片面からエッチングして圧力室を形成しており、図11に示すように、圧力室の上方の幅と下方の幅とがほぼ等しい断面形状であった。従って、従来は、圧力室の上方および下方の幅を狭くするには、圧力発生部の幅を考慮しなければならず、一定の限界があり、流路抵抗を効率的にかせぐことができなかった。
【0037】
一方、本発明にかかる実施形態では、圧力室16におけるインクの流れ方向と直交する断面において、流路抵抗の大きい部分と小さい部分を設けるとともに、その両部分をインクの流れ方向にわたって設ける構成としたので、効率良く流路抵抗をかせぐことができ、圧力発生部50が高周波で振動した場合でも、圧力の減衰が効率良くなされ、ノズル15でのインクのメニスカスの安定化を図ることができ、安定したインク吐出を行うことができる。このような圧力室16は、ベースプレート14の両面から、それぞれ異なる寸法幅で、エッチングを行うことにより形成することができる。また、ベースプレート14が、樹脂を使用して形成される場合には、プレス、成形等により、このような断面形状を有する圧力室16を形成することができる。
【0038】
なお、圧力室16の断面形状は、図1の例に示すものに限定されるものではなく、例えば、台形状にするなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。また、ベースプレート14を複数枚で構成し、各プレートに断面積の異なる開口を形成してプレートを積層したとき、複数の開口を連結して1つの圧力室16を形成することも可能である。
【0039】
また、上記実施形態においては、圧電アクチュエータ20における圧力発生部には、圧電式のものを使用したが、これに限定されず、静電気式の圧力発生部などを使用するように構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載のインクジェットプリンタヘッドによれば、圧力室を、ベースプレートの圧力発生部側とスペーサプレート側との両面に開口して形成し、当該圧力室におけるインクの流れ方向と直交する断面において前記スペーサプレートと対応する側の面の面積を、圧力発生部と対応する側の面の面積よりも小さくするとともに、その両部分をほぼインクの流れ方向にわたって設けたので、圧力室における流路全体で効率良く流路抵抗をかせぐことができ、その結果、効率よく圧力を減衰し、安定したインク吐出を行うことができ、また、圧力発生部に対する位置ずれや寸法に余裕をもって製作することができ、他方の面近傍で効率良く流路抵抗をかせぐことができる。
【0041】
【0042】
請求項3記載のインクジェットプリンタヘッドによれば、圧力室のインク供給源側の一端には、流路抵抗をコントロールするための絞り部を有しており、この絞り部より寸法の大きい圧力室にて流路抵抗をかせぐように構成したので、プリンタヘッドの特性のバラツキを極力抑えつつ、効率良く流路抵抗をかせぐことができる。
【0043】
請求項4記載のインクジェットプリンタヘッドによれば、ベースプレートに42合金を使用することにより、エッチングにより簡単に圧力室を形成することができる。
【0044】
請求項5記載のインクジェットプリンタヘッドによれば、ベースプレートに樹脂を使用することにより、プレスや、成形で簡単に圧力室を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 圧電式インクジェットヘッドのノズル側を上にした斜視図である。
【図2】 圧電式インクジェットヘッドの部品の分解斜視図である。
【図3】 圧電式インクジェットヘッドを上方から見た部品の分解斜視図である。
【図4】 本体フレームの底板を下面側から見た下面図である。
【図5】 フロントヘッドユニットの斜視図である。
【図6】 フロントヘッドユニットの断面図である。
【図7】 キャビティプレートの分解斜視図を示すものである。
【図8】 キャビティプレートの分解拡大斜視図を示すものである。
【図9】 圧電アクチュエータの分解拡大斜視図を示すものである。
【図10】 本実施形態におけるキャビティプレートと圧電アクチュエータとの積層部におけるインクの流れ方向と直交する断面図である。
【図11】 従来におけるキャビティプレートと圧電アクチュエータとの積層部におけるインクの流れ方向と直交する断面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム
4a、4b、4c、4d インク供給通路
5 底板
6 フロントヘッドユニット
10 キャビティプレート
11 ノズルプレート
12 マニホールドプレート
12a、12b 共通インク室
13 スペーサプレート
14 ベースプレート
15 ノズル
16 圧力室
16d 絞り部
18、19b、19a インク供給孔
20 圧電アクチュエータ
21、22 圧電シート
23 絶縁シート
24 駆動電極
25 コモン電極
26、27 表面電極
30、31 凹み溝
32、33 側面電極
40 フレキシブルフラットケーブル

Claims (5)

  1. 複数のノズルを有するノズルプレート、当該ノズルのそれぞれに対応し複数の圧力室を有するベースプレート、当該ベースプレートと前記ノズルプレートとの間に位置し前記複数の圧力室にインクを供給するための共通インク室を有するマニホールドプレート、及び当該マニホールドプレートと前記ベースプレートとの間に位置し前記各圧力室の両端を前記共通インク室と前記ノズルとにそれぞれ接続させるインク供給孔、及び貫通孔を有するスペーサプレートを積層したキャビティプレートと、前記圧力室のそれぞれに対応し前記インクを吐出させるための圧力を前記圧力室に与える複数の圧力発生部を備えるアクチュエータと、を具備し、前記圧力室と前記圧力発生部とが対応するように、前記キャビティプレートと前記アクチュエータとを積層してなるインクジェットプリンタヘッドであって
    前記圧力室を、前記ベースプレートの前記圧力発生部側と前記スペーサプレート側との両面に開口して形成し、当該圧力室におけるインクの流れ方向と直交する断面において前記スペーサプレートと対応する側の面の面積を、前記圧力発生部と対応する側の面の面積よりも小さくするとともに、その両部分をほぼインクの流れ方向にわたって設けたことを特徴とするインクジェットプリンタヘッド。
  2. 前記アクチュエータは、前記複数の圧力室にわたる大きさの圧電シートを積層し、当該圧電シート間に前記各圧力室に対応する駆動電極を設けた構造であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッド。
  3. 前記圧力室の前記インク供給側の一端には、前記インクの流れ方向と直交する断面積が前記圧力室よりも小さい絞り部を接続されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッド。
  4. 前記ベースプレートは、42合金を使用して形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッド。
  5. 前記ベースプレートは、樹脂を使用して形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインクジェットプリンタヘッド。
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