JP3713620B2 - 極細同軸ケーブル、極細同軸フラットケーブル、電線加工品およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、極細同軸ケーブル、極細同軸フラットケーブル、電線加工品およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、加工時に絶縁体や外部導体が損傷することを防止した極細同軸ケーブル、その極細同軸ケーブルを用いた極細同軸ケーブル、その極細同軸フラットケーブルを用いた電線加工品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、特開平10−144145号公報に開示されている従来の極細同軸フラットケーブルを示す斜視図である。
この極細同軸フラットケーブル500は、素線径0.03mmの錫メッキ銅合金線を7本撚りした中心導体1の外周をフッ素系樹脂にて厚さ0.06mmで被覆して絶縁体2とし、その外周に素線径0.03mmの錫メッキ銅合金線を横巻きして外部導体3とし、その外周に内側面が銅蒸着層54aで外側面がポリエステルフィルム54bの銅蒸着ポリエステルテープ54を巻き付け、その外周に着色ポリエステルテープを巻き付けて外被5とし、外径0.33mmとした極細同軸ケーブル50を、12本並列に0.5mmピッチで面状に並べて、粘着テープ20で挟んで一体化した構造である。
【0003】
図11〜図16は、特開平10−144145号公報に開示されている上記極細同軸フラットケーブル500の加工方法を示す説明図である。
図11に示すように、端部から15mmの位置にレーザー光を照射して粘着テープ20と外被5と銅蒸着ポリエステルテープ54とに切れ目S1を入れる。
図12に示すように、切れ目S1から端部側の粘着テープ20と外被5と銅蒸着ポリエステルテープ54とを一体的に端部側にずらせて、外部導体3を露出させ、その外部導体3をグランドバー対6で上下から挟み、半田付けする。同様に、その近傍で、外部導体3をグランドバー対B2で上下から挟み、半田付けする。
前記グランドバー対6,B2は、幅1mm,厚さ0.5mmの錫メッキリン青銅板である。
【0004】
図13に示すように、グランドバー対6,B2の間で屈曲して外部導体3を切断し、その切断部から端部側のグランドバー対B2と外部導体3と粘着テープ20と外被5と銅蒸着ポリエステルテープ54とを一体的に抜き去り、絶縁体2を露出させる。
図14に示すように、絶縁体2に絶縁フィルムFを熱融着する。
【0005】
図15に示すように、グランドバー対6と絶縁フィルムFの間の位置にレーザー光を照射して絶縁体2に切れ目S2を入れる。
図16に示すように、切れ目S2から端部側の絶縁フィルムFと絶縁体2とを一体的に端部側にずらせて、中心導体1を露出させる。
図17に示すように、絶縁フィルムFより端部側を切断除去し、電線加工品502を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記グランドバー対6,B2の半田付け工程において、熱と圧力とが絶縁体2に加わる。このため、グランドバー対6,B2の間で屈曲して外部導体3を切断し、その切断部から端部側のグランドバー対B2と外部導体3と粘着テープ20と外被5と銅蒸着ポリエステルテープ54とを一体的に抜き去って絶縁体2を露出させようとしたときに、図18に示すように、溶融変形部(絶縁体2が熱と圧力で変形した部分)P1や溶融切断部(絶縁体2が熱と圧力で変形した上に抜き去る力が加わったために切れてしまった部分)P2を生じる問題点があった。
また、切れ目S1を入れる時に、レーザー光強度のばらつきにより、外部導体3を損傷する場合があった。
そこで、本発明の目的は、加工時に加わる熱と圧力とにより絶縁体が損傷することを防止すると共にレーザー光により外部導体3が損傷することを防止した極細同軸フラットケーブルおよび極細同軸ケーブルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、中心導体1と、その中心導体1の外周を被覆する絶縁体2と、その絶縁体2の外周に導体線を横巻きした外部導体3と、その外部導体3の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム4aで外側面が樹脂フィルム4bの積層テープ4とを具備したことを特徴とする極細同軸ケーブル10を提供する。
上記第1の観点による極細同軸ケーブル10では、従来のように外部導体3の外周に銅蒸着ポリエステルテープ54を巻くのではなく、内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム4aで外側面が樹脂フィルム4bの積層テープ4を巻き付けるようにした。銅蒸着ポリエステルテープ54の場合、銅蒸着層54aの厚さはせいぜい0.3μm位であり、これを厚くすることは蒸着では困難である。このように銅蒸着層54aが薄いため、銅蒸着層54aが熱を逃がす働きは十分ではない。このため、電線加工品を製造する際にグランドバー対6を外部導体3に半田付けする時、絶縁体2に局所的に半田付けの熱が伝わり、損傷を生じるものと考えられる。これに対して、積層テープ4の場合、厚さ5μm以上の金属フイルム4aを積層することは極めて容易である。このように金属フィルム4aが厚いため、金属フィルム4aが熱を逃がす働きが十分となる。よって、電線加工品を製造する際にグランドバー対6を外部導体3に半田付けする時、絶縁体2に局所的に熱が伝わるのを回避でき、絶縁体2に損傷を生じないようになる。また、レーザー光を照射して切れ目S1を入れる時、レーザー光強度のばらつきがあっても、厚い金属フィルム4aが防護するため、外部導体3を損傷しなくなる。
【0008】
なお、金属フイルム4aとしては、銅フィルムでもよいが、熱伝導性や軟らかさの点でアルミニウムフィルムがより好ましい。
また、金属フイルム4aがあまり厚くなると巻き付けにくくなるので、9μm以下にするのが好ましい。
【0009】
第2の観点では、本発明は、中心導体1と、その中心導体1の外周を被覆する絶縁体2と、その絶縁体2の外周に導体線を横巻きした外部導体3と、その外部導体3の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム4aで外側面が樹脂フィルム4bの積層テープ4と、その積層テープ4の外周に樹脂テープを巻き付けた外被5とを具備した極細同軸ケーブル10を、複数本並列に面状に並べて一体化したことを特徴とする極細同軸フラットケーブル100を提供する。上記第2の観点による極細同軸フラットケーブル100では、上記第1の観点による極細同軸ケーブル10を用いているため、電線加工品を製造する際にグランドバー対6を外部導体3に半田付けする時、絶縁体2に局所的に熱が伝わるのを回避でき、絶縁体2に損傷を生じないようになる。
【0010】
第3の観点では、本発明は、中心導体1と、その中心導体1の外周を被覆する絶縁体2と、その絶縁体2の外周に導体線を横巻きした外部導体3と、その外部導体3の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム4aで外側面が樹脂フィルム4bの積層テープ4と、その積層テープ4の外周に樹脂テープを巻き付けた外被5とを具備した極細同軸ケーブル10を、複数本並列に面状に並べ、それら極細同軸ケーブル10の端部の外被5と積層テープ4とを除去し、外部導体3を露出させ、それら外部導体3に跨らせてグランドバー対6を半田付けし、そのグランドバー対6より端部側の外部導体3を除去し、絶縁体2を露出させ、それら絶縁体2が所定ピッチで面状に並ぶように絶縁テープ7でまとめたことを特徴とする電線加工品101を提供する。
上記第3の観点による電線加工品101では、上記第1の観点による極細同軸ケーブル10を用いているため、絶縁体2や外部導体3に損傷を生じず、高品質となる。
【0011】
第4の観点では、本発明は、中心導体1と、その中心導体1の外周を被覆する絶縁体2と、その絶縁体2の外周に導体線を横巻きした外部導体3と、その外部導体3の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム4aで外側面が樹脂フィルム4bの積層テープ4と、その積層テープ4の外周に樹脂テープを巻き付けた外被5とを具備した極細同軸ケーブル10を、複数本並列に面状に並べ、それら極細同軸ケーブル10の端部の外被5と積層テープ4とを除去し、外部導体3を露出させ、それら外部導体3に跨らせてグランドバー対6を半田付けし、そのグランドバー対6より端部側の外部導体3を除去し、絶縁体2を露出させ、それら絶縁体2が所定ピッチで面状に並ぶように絶縁テープ7でまとめ、前記グランドバー対6と絶縁テープ7の間に切れ目S2を入れて、その切れ目S2から端部側の絶縁テープ7と絶縁体2とを端部側にずらせて中心導体1を露出させたことを特徴とする電線加工品102を提供する。
上記第4の観点による電線加工品102では、上記第1の観点による極細同軸ケーブル10を用いているため、絶縁体2や外部導体3に損傷を生じず、高品質となる。
【0012】
第5の観点では、本発明は、中心導体1と、その中心導体1の外周を被覆する絶縁体2と、その絶縁体2の外周に導体線を横巻きした外部導体3と、その外部導体3の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム4aで外側面が樹脂フィルム4bの積層テープ4と、その積層テープ4の外周に樹脂テープを巻き付けた外被5とを具備した極細同軸ケーブル10を、複数本並列に面状に並べ、それら極細同軸ケーブル10の端部近傍に切れ目S1を入れて、その切れ目S1から端部側の外被5と積層テープ4とを端部側にずらせて外部導体3を露出させ、それら外部導体3に跨らせてグランドバー対6を半田付けし、そのグランドバー対6より端部側に前記複数の外部導体3に跨らせて銅板8を半田付けし、前記グランドバー対6より端部側の外部導体3を前記銅板8と共に除去し、絶縁体2を露出させることを特徴とする電線加工品の製造方法を提供する。
上記第5の観点による電線加工品の製造方法では、上記第1の観点による極細同軸ケーブル10を用いると共に、従来のように面積の小さいグランドバー対B2を用いるのではなく、面積の広い銅板8を用いるため、熱を十分に逃がすことができる。よって、グランドバー対6や銅板8を外部導体3に半田付けする時、絶縁体2に局所的に熱が伝わるのを回避でき、絶縁体2に損傷を生じず、高品質の電線加工品を製造できるようになる。また、銅板8を掴むことが出来るため、グランドバー対6と銅板8の間を屈曲させて外部導体3を切断する作業が楽になる。さらに、銅板8を掴んで引き抜くことで、粘着テープ20と外被5と積層テープ4とを除去する作業が楽になり、絶縁体2に無理な力がかかることをも防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係る極細同軸ケーブル10を示す斜視図である。
この極細同軸ケーブル10は、素線径0.03mmの錫メッキ銅合金線を7本撚りした中心導体1の外周をフッ素系樹脂にて厚さ0.06mmで被覆して絶縁体2とし、その外周に素線径0.03mmの錫メッキ銅合金線を横巻きして外部導体3とし、その外周に片面が厚さ7μmのアルミニウムフィルム4aで他の片面がポリエステルフィルム4bの積層テープ4を、アルミニウムフィルム4a面を内側にして、巻き付け、その外周に着色ポリエステルテープを巻き付けて外被5とし、外径0.33mmとした構造である。
【0015】
図2は、本発明の一実施形態に係る極細同軸フラットケーブル100を示す斜視図である。
この極細同軸フラットケーブル100は、図1の極細同軸ケーブル10を、20本並列に0.5mmピッチで面状に並べて、上下から粘着テープ20で挟んで一体化した構造である。
【0016】
図3〜図9は、上記極細同軸フラットケーブル100の加工方法を示す説明図である。なお、図示の都合上、極細同軸ケーブル10は12本で表している。
まず、極細同軸フラットケーブル100を長さ130mmに切断する。
次に、図3に示すように、端部から15mmの位置にレーザー光を照射して粘着テープ20と外被5と積層テープ4とに切れ目S1を入れる。
次に、図4に示すように、切れ目S1から端部側の粘着テープ20と外被5と積層テープ4とを一体的に端部側にずらせて、外部導体3を露出させ、その外部導体3をグランドバー対6で上下から挟み、半田付けする。次に、グランドバー対6より端部側の外部導体3の下面に、グランドバー対6の下側のグランドバーに接するように、銅板8を半田付けする。
前記グランドバー対6は、幅1mm,厚さ0.03mmの錫メッキ平角銅線である。
【0017】
図5の(a)に、銅板8の平面図を示す。また、図5の(b)に、銅板8の側面図を示す。
銅板8には、ピッチ0.5mmで20本の溝gが刻設されている。これらの溝gに、各外部導体3を嵌入することで、外部導体3のピッチは正確に0.5mmに保たれる。
【0018】
次に、図6に示すように、グランドバー対6と銅板8の境目で屈曲して外部導体3を切断し、その切断部から端部側の外部導体3と粘着テープ20と外被5と積層テープ4とを銅板8と一体的に抜き去り、絶縁体2を露出させる。
次に、図7に示すように、絶縁体2に絶縁テープ7を貼り付け、各絶縁体2のピッチを保持する。
以上により、ピッチ精度が向上し、一括接続が容易な電線加工品101が得られた。
【0019】
さらに、図8に示すように、グランドバー対6と絶縁テープ7の間の位置にレーザー光を照射して絶縁体2に切れ目S2を入れる。
次に、図9に示すように、切れ目S2から端部側の絶縁テープ7と絶縁体2とを一体的に端部側にずらせて、中心導体1を露出させる。
以上により、ピッチ精度が向上し、一括接続が容易な電線加工品102が得られた。
【0020】
−他の実施形態−
(1)電線加工品101,102の絶縁テープ7より端部側を切断除去してもよい。
(2)電線加工品102の露出した中心導体1を半田浴に浸して半田コートを施してもよい。これにより、一括接続の作業性をいっそう改善することが出来る。
(3)粘着テープ20を剥がしてもよい。これにより、端部は一定ピッチに保持されているので一括接続に支障はないが、他の部分は自由に動き得れるので使い勝手のよい電線加工品とすることが出来る。
【0021】
【発明の効果】
本発明の極細同軸ケーブル10および極細同軸フラットケーブル100によれば、内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム4aで外側面が樹脂フィルム4bの積層テープ4を用いているため、金属フィルム4aが熱を逃がす働きが十分となり、電線加工品を製造する際にグランドバー対6を外部導体3に半田付けする時、絶縁体2に局所的に熱が伝わるのを回避でき、絶縁体2に損傷を生じないようになる。また、レーザー光を照射して切れ目S1を入れる時、レーザー光強度のばらつきがあっても、厚い金属フィルム4aが防護するため、外部導体3を損傷しなくなる。
【0022】
本発明の電線加工品101,102によれば、上記極細同軸ケーブル10を用いているため、絶縁体2や外部導体3に損傷を生じることがなくなり、品質を向上できる。
【0023】
本発明の電線加工品の製造方法によれば、上記極細同軸ケーブル10を用いると共に銅板8を用いるため、グランドバー対6や銅板8を外部導体3に半田付けする時、銅板8にも熱が十分に逃げるようになり、絶縁体2に局所的に熱が伝わるのを回避でき、絶縁体2に損傷を生じず、品質を向上できる。また、銅板8を掴むことが出来るため、グランドバー対6と銅板8の間を屈曲させて外部導体3を切断する作業が楽になる。さらに、銅板8を掴んで引き抜くことで、粘着テープ20と外被5と積層テープ4とを除去する作業が楽になり、絶縁体2に無理な力がかかることをも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る極細同軸ケーブルの断面図である。
【図2】本発明に係る極細同軸フラットケーブルの斜視図である。
【図3】本発明に係る電線加工品の製造工程中の粘着テープ等に切れ目を入れる工程の説明図である。
【図4】本発明に係る電線加工品の製造工程中のグランドバー対を半田付けする工程の説明図である。
【図5】本発明に係る電線加工品の製造に用いる銅板の平面図および側面図である。
【図6】本発明に係る電線加工品の製造工程中の絶縁体を露出させる工程の説明図である。
【図7】本発明に係る電線加工品の製造工程中の絶縁テープを貼着する工程の説明図である。
【図8】本発明に係る電線加工品の製造工程中の絶縁体に切れ目を入れる工程の説明図である。
【図9】本発明に係る電線加工品の製造工程中の中心導体を露出させる工程の説明図である。
【図10】従来の極細同軸フラットケーブルの一例の斜視図である。
【図11】従来の電線加工品の製造工程中の粘着テープ等に切れ目を入れる工程の説明図である。
【図12】従来の電線加工品の製造工程中のグランドバー対を半田付けする工程の説明図である。
【図13】従来の電線加工品の製造工程中の絶縁体を露出させる工程の説明図である。
【図14】従来の電線加工品の製造工程中の絶縁フィルムを溶着する工程の説明図である。
【図15】従来の電線加工品の製造工程中の絶縁体に切れ目を入れる工程の説明図である。
【図16】従来の電線加工品の製造工程中の中心導体を露出させる工程の説明図である。
【図17】従来の電線加工品の一例の平面図である。
【図18】従来の電線加工品の製造工程中に起こる問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 中心導体
2 絶縁体
3 外部導体
4 積層テープ
4a アルミニウムフィルム(金属フィルム)
4b ポリエステルフィルム(樹脂フィルム)
5 外被
6,B2 グランドバー対
7 絶縁テープ
8 銅板
10 極細同軸ケーブル
20 粘着テープ
50 極細同軸ケーブル
54 銅蒸着ポリエステルテープ
54a 銅蒸着層
54b ポリエステルフィルム
100 極細同軸フラットケーブル
101,102 電線加工品
500 極細同軸フラットケーブル
502 電線加工品
F 絶縁フィルム
S1、S2 切れ目
g 溝
Claims (5)
- 中心導体(1)と、その中心導体(1)の外周を被覆する絶縁体(2)と、その絶縁体(2)の外周に導体線を横巻きした外部導体(3)と、その外部導体(3)の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム(4a)で外側面が樹脂フィルム(4b)の積層テープ(4)とを具備したことを特徴とする極細同軸ケーブル(10)。
- 中心導体(1)と、その中心導体(1)の外周を被覆する絶縁体(2)と、その絶縁体(2)の外周に導体線を横巻きした外部導体(3)と、その外部導体(3)の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム(4a)で外側面が樹脂フィルム(4b)の積層テープ(4)と、その積層テープ(4)の外周に樹脂テープを巻き付けた外被(5)とを具備した極細同軸ケーブル(10)を、複数本並列に面状に並べて一体化したことを特徴とする極細同軸フラットケーブル(100)。
- 中心導体(1)と、その中心導体(1)の外周を被覆する絶縁体(2)と、その絶縁体(2)の外周に導体線を横巻きした外部導体(3)と、その外部導体(3)の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム(4a)で外側面が樹脂フィルム(4b)の積層テープ(4)と、その積層テープ(4)の外周に樹脂テープを巻き付けた外被(5)とを具備した極細同軸ケーブル(10)を、複数本並列に面状に並べ、それら極細同軸ケーブル(10)の端部の外被(5)と積層テープ(4)とを除去し、外部導体(3)を露出させ、それら外部導体(3)に跨らせてグランドバー対(6)を半田付けし、そのグランドバー対(6)より端部側の外部導体(3)を除去し、絶縁体(2)を露出させ、それら絶縁体(2)が所定ピッチで面状に並ぶように絶縁テープ(7)でまとめたことを特徴とする電線加工品(101)。
- 中心導体(1)と、その中心導体(1)の外周を被覆する絶縁体(2)と、その絶縁体(2)の外周に導体線を横巻きした外部導体(3)と、その外部導体(3)の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム(4a)で外側面が樹脂フィルム(4b)の積層テープ(4)と、その積層テープ(4)の外周に樹脂テープを巻き付けた外被(5)とを具備した極細同軸ケーブル(10)を、複数本並列に面状に並べ、それら極細同軸ケーブル(10)の端部の外被(5)と積層テープ(4)とを除去し、外部導体(3)を露出させ、それら外部導体(3)に跨らせてグランドバー対(6)を半田付けし、そのグランドバー対(6)より端部側の外部導体(3)を除去し、絶縁体(2)を露出させ、それら絶縁体(2)が所定ピッチで面状に並ぶように絶縁テープ(7)でまとめ、前記グランドバー対(6)と絶縁テープ(7)の間に切れ目(S2)を入れて、その切れ目(S2)から端部側の絶縁テープ(7)と絶縁体(2)とを端部側にずらせて中心導体(1)を露出させたことを特徴とする電線加工品(102)。
- 中心導体(1)と、その中心導体(1)の外周を被覆する絶縁体(2)と、その絶縁体(2)の外周に導体線を横巻きした外部導体(3)と、その外部導体(3)の外周に巻き付けた内側面が厚さ5μm以上の金属フイルム(4a)で外側面が樹脂フィルム(4b)の積層テープ(4)と、その積層テープ(4)の外周に樹脂テープを巻き付けた外被(5)とを具備した極細同軸ケーブル(10)を、複数本並列に面状に並べ、それら極細同軸ケーブル(10)の端部近傍に切れ目(S1)を入れて、その切れ目(S1)から端部側の外被(5)と積層テープ(4)とを端部側にずらせて外部導体(3)を露出させ、それら外部導体(3)に跨らせてグランドバー対(6)を半田付けし、そのグランドバー対(6)より端部側に前記複数の外部導体(3)に跨らせて銅板(8)を半田付けし、前記グランドバー対(6)より端部側の外部導体(3)を前記銅板(8)と共に除去し、絶縁体(2)を露出させることを特徴とする電線加工品の製造方法。
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