JP3711542B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に関し、特に、液晶パネルの放熱促進構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、様々なタイプの液晶表示装置が開発され、例えばプロジェクターやリアプロジェクションテレビ等にも使用されている。液晶パネルのコスト削減、及びプロジェクター等の持ち運びやすさを追及することにより、液晶表示装置が小型になっている。また、明るい室内でも映像を鮮明に映し出せるように、高輝度化が進んでいる。これらの要因により液晶表示装置内に熱がこもり、熱による材料の膨張や収縮による画素ズレ、及び液晶パネルの寿命の低下を引き起こしている。
【0003】
液晶表示装置の放熱対策として、液晶パネルを保持する枠部材を、樹脂ではなく金属で成形することが提案されている(特許文献1参照)。また、枠部材を樹脂で作るとともに、放熱を促進する放熱部材をその枠部材に組付けることも提案されている(特許文献2および3参照)。後者の場合は、枠部材に液晶パネル及び放熱部材が組み付けられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−15104号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平11−64860号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平11−352508号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、枠部材を金属で作る構造では、プレス加工を必要とし、その上、枠部材のバリ取りを行うために、シェービングプレスやブラストが必要になることもある。さらに、枠部材の表面の腐食を防止するために、メッキ、塗装、アルマイト等の表面処理が必要になり、色相、色むら等の判定が困難な検査が必要とされる。また、寸法精度が厳しい部分は樹脂製のものに比べコストアップの要因になる。
【0008】
それ故に本発明の課題は、製造が容易でコストの低減を容易に図ることができかつ特別な表面処理も不要でありながら、十分な放熱を期待できる液晶表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、液晶パネルと、前記液晶パネルを位置決めする樹脂を基本材料とした枠部材と、前記液晶パネルからの発熱を外部に放散させる金属製の放熱部品とを含み、前記枠部材は、前記液晶パネルを収容する収容部を有し、前記放熱部品は、前記収容部に位置し前記液晶パネルの外周縁に当接する当接部と、前記当接部から前記枠部材の外表面に露出するようにのびた放熱部とを有し、前記収容部は前記枠部材の一面に形成されており、前記枠部材は前記収容部を反対面に貫通させた開口を規定する口縁部を有し、前記当接部は前記口縁部に配置されていることを特徴とする液晶表示装置が得られる。
【0011】
前記枠部材は前記口縁部に形成された貫通孔を有し、前記放熱部は前記貫通孔に嵌合されて前記反対面に露出されていてもよい。
【0012】
前記放熱部品は前記枠部材にモールドインされ、前記放熱部は前記枠部材を貫通して前記反対面に露出していてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置について説明する。
【0014】
図示の液晶表示装置は液晶プロジェクターやリアプロジェクションテレビに使われる透過型の液晶表示装置であり、周知の構造を有する液晶パネル11と、液晶パネル11を位置決めする樹脂を基本材料としたケース又は枠部材12と、液晶パネル11からの発熱を外部に放散させる熱伝導のよい金属製の放熱部品13とを含んでいる。液晶パネル11の両面には防塵ガラス14,15が固定されている。
【0015】
枠部材12は、図2に最もよく示すように、液晶パネル11を収容する実質的に四角形の凹部からなる収容部16を有している。収容部16は枠部材12の一面(図1では上面)に形成されている。収容部16の底壁には四角形の開口17が形成されている。換言すると、枠部材12は、収容部16を反対面(図1では下面)に貫通させた開口17を規定する口縁部18を有している。口縁部18には部分的に少なくとも一つの貫通孔19が形成されている。貫通孔19は開口17に沿って長い長孔として形成されているが、複数の小孔を含むものでもよい。
【0016】
放熱部品13は、収容部16に配置された当接部21を有している。当接部21は図2に示すように枠部材12の口縁部18に沿って四角枠状に形成されたものである。液晶パネル11はその外周縁22が当接部21に接触している。結果として、当接部21は枠部材12の口縁部18と液晶パネル11の外周縁22との間に挟まれている。
【0017】
放熱部品13は、さらに、当接部21の下面から垂直下方に突出した脚部よりなる放熱部23を有している。放熱部23は貫通孔19に圧入嵌合している。したがって、放熱部23の数は貫通孔19の数と同数である。なお、放熱部23の下端面は枠部材12の下面と実質的に面一に形成されている。
【0018】
今、光が液晶パネル11に入射すると、従来の透過型の液晶表示装置と同様に所定の表示動作を行う。その際に、液晶パネル11が熱を発生する。その熱は、矢印24で示すように、液晶パネル11の外周縁22から放熱部品13の当接部21に伝わり、さらに放熱部品13の放熱部23を経て図1の下方へ効果的に放散される。したがって、液晶表示装置内に熱がこもることは防止若しくは低減される。実際には、放熱部23を対向基板又はTFT基板あるいは筐体等(図示せず)に接触させることにより、さらに放熱効果が向上する。
【0019】
図2および3をも参照して、図1の液晶表示装置の製造方法について説明する。
【0020】
まず、図2に示す形状をもつ枠部材12及び放熱部品13を用意する。枠部材12は樹脂モールディングによって製造され得る。放熱部品13は金属板にプレス加工等を施すことにより製造され得る。なお、図1に示した放熱部23については、プレス加工により、当接部21の外周縁に一体に複数の指片を形成しかつそれらの指片を直角に一面側に折り曲げることによって形成されてもよい。
【0021】
次に、放熱部品13を枠部材12の収容部16に挿入する。即ち、放熱部23を枠部材12の貫通孔19に圧入嵌合させつつ当接部21を口縁部18に配置する。
【0022】
さらに、液晶パネル11の外周縁22を当接部21の上に置き、外周縁22と当接部21とを線膨張係数の低い樹脂を使って接着する。これにより、放熱部品13の材料を、ほぼ熱伝導率に依存して選ぶことができる。
【0023】
上述した液晶表示装置によると、枠部材12及び放熱部品13をいずれも簡単に製造できる上に、枠部材12が樹脂製であるため特別な処理や検査を行うことは不要でありながら、十分な放熱効果を得ることができる。
【0024】
放熱部品13のバリが発生すると想定できる箇所を枠部材12の表面に現れないように設計することが可能である。また放熱部品13は放熱のみの機能をもつものあればよいため、形状は単純になり、厳しい寸法精度も不要になるので生産設備の寿命も延びる。
【0025】
図4−図6を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装置について説明する。同様な機能をもつ部分については同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0026】
図示の液晶表示装置も液晶プロジェクターやリアプロジェクションテレビに使われる透過型の液晶表示装置である。この液晶表示装置は、図1−3を用いて説明した液晶表示装置における放熱部品13の代わりに、放熱部品41を用いている。放熱部品41は、金属板にプレス加工等を施して作成されたものであり、四角枠状の当接部51の外周部に複数、ここでは5個、の放熱部53を一体に形成している。放熱部53は全て、当接部51の一面側に突出しかつその突出端からさらに外側に曲がった形状を有している。
【0027】
枠部材12は樹脂を基本材料としたモールディングにより形成される。枠部材12の形成に際し放熱部品41をモールドインする。モールドインの際、図4によく示すように、放熱部53が枠部材12の下面に露出した状態になす。なお、放熱部53の下端面は枠部材12の下面と実質的に面一に形成されている。
【0028】
さらに、液晶パネル11の外周縁22を当接部51の上に置き、外周縁22と当接部51とを線膨張係数の低い樹脂を使って接着する。これにより、放熱部品41の材料を、ほぼ熱伝導率に依存して選ぶことができる。
【0029】
今、光が液晶パネル11に入射すると、従来の透過型の液晶表示装置と同様に所定の表示動作を行う。その際に、液晶パネル11が熱を発生する。その熱は、矢印54で示すように、液晶パネル11の外周縁22から放熱部品41の当接部51に伝わり、さらに放熱部品41の放熱部53を経て図4の下方へ効果的に放散される。したがって、液晶表示装置内に熱がこもることは防止若しくは低減される。実際には、放熱部53を対向基板又はTFT基板あるいは筐体等(図示せず)に接触させることにより、さらに放熱効果が向上する。
【0030】
上述した液晶表示装置によると、枠部材12及び放熱部品41をいずれも簡単に製造できる上に、枠部材12が樹脂製であるため特別な処理や検査を行うことは不要でありながら、十分な放熱効果を得ることができる。
【0031】
放熱部品41のバリが発生すると想定できる箇所を枠部材12の表面に現れないように設計することが可能である。また放熱部品41は放熱のみの機能をもつものあればよいため、形状は単純になり、厳しい寸法精度も不要になるので生産設備の寿命も延びる。
【0032】
なお、放熱部品13又は41は、アルミニウム合金、マグネシウム合金、銅合金、鉄−ニッケル合金などが材料として使用され、それぞれダイカスト、溶融金属成形、MIM(メタル/インジェクション/モールディング)等の製法によって成形されてもよい。また、放熱部品13又は41と枠部材12との組立には、圧入を用いる場合とモールドインを用いる場合とを例示したが、溶着などの他の手段を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、製造が容易でコストの低減を容易に図ることができかつ特別な表面処理も不要でありながら、十分な放熱を期待できる液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置の断面図である。
【図2】図1の液晶表示装置における枠部材と放熱部品との組立作業を説明するための分解斜視図である。
【図3】図1の液晶表示装置における枠部材と放熱部品との組立状態を示す要部のみの断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置の要部のみの断面図である。
【図5】図4の液晶表示装置における枠部材と放熱部品との組立作業を説明するための斜視図である。
【図6】図4の液晶表示装置における枠部材と放熱部品との組立状態を示す要部のみの断面図である。
【符号の説明】
11 液晶パネル
12 ケース又は枠部材
13 放熱部品
14,15 防塵ガラス
16 収容部
17 開口
18 口縁部
19 貫通孔
21 当接部
22 液晶パネルの外周縁
23 放熱部
41 放熱部品
51 当接部
53 放熱部

Claims (3)

  1. 液晶パネルと、前記液晶パネルを位置決めする樹脂を基本材料とした枠部材と、前記液晶パネルからの発熱を外部に放散させる金属製の放熱部品とを含み、前記枠部材は、前記液晶パネルを収容する収容部を有し、前記放熱部品は、前記収容部に位置し前記液晶パネルの外周縁に当接する当接部と、前記当接部から前記枠部材の外表面に露出するようにのびた放熱部とを有し、前記収容部は前記枠部材の一面に形成されており、前記枠部材は前記収容部を反対面に貫通させた開口を規定する口縁部を有し、前記当接部は前記口縁部に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記枠部材は前記口縁部に形成された貫通孔を有し、前記放熱部は前記貫通孔に嵌合されて前記反対面に露出されている請求項に記載の液晶表示装置。
  3. 前記放熱部品は前記枠部材にモールドインされ、前記放熱部は前記枠部材を貫通して前記反対面に露出している請求項に記載の液晶表示装置。
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