JP3709337B2 - 有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム - Google Patents

有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステムにかかる。
【0002】
【従来の技術】
有料道路の自動料金収受システムが開発され、導入が進められつつある。現在実用化されているものは、料金別納方式あるいはクレジットカード方式であり、何れも料金後納方式のみである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
料金後納方式の場合、クレジットカードを持たない人や、使いたくない利用者又は一定の限度額の範囲内で使用したい利用者にとって不便である。
また、ハイウェイカードや回数券のように、プリペイドであることによって割引特典があるものが利用できない等の難点があり、プリペイド方式の実現が求められている。
【0004】
プリペイド方式については、ICカード内に残高を記入し、管理する方式が想定されるが、以下の問題がある。
(1) ICカード内での残高管理については、現在の後納システム用に開発されている一般的な車載器及び有人料金所のICカードリーダでは対応できず、残高の書き込みに関する高度な信頼性・機密保持性を備えた車載器、ICカードリーダ等を必要とする。
(2) 入口発券出口徴収方式では、利用者は通常出口料金所に達するまで通行料金の情報が得られないが、出口料金所で残高不足であった場合に、発進制御機が開かなければ、急停車を余儀なくされ、本人及び後続車に安全運転上の問題が生じる。これに対しては、ICカード内の残高情報を基に入口料金所やサービスエリア等で、残高で通行可能な出口料金所の範囲を表示するなどの車載器に関する発明等もあるが、全ての車載器がこのような対応を行うことは困難であり、交通安全上の問題は残る。
(3) 課金情報を路側機から発信し車載器内でICカードの書き込み中に、カード引き抜き等で書き込みエラーが生じる可能性があるなど、ICカード内での残高管理については、車載器の書き込み機能や利用者の操作方法について信頼性が乏しい。
(4) ハイウェイカード型の通行料金額のプリペイド方式以外に、複数の回数券や定期券等のプリペイド方式が存在する場合に、どれを優先して利用料金に充て、残高を管理するか、あるいはそれが適正に行われるかについて、車載器に依存し、柔軟性・信頼性に乏しい。
(5) ICカードのIC部分が毀損された場合に、残高の有無及び額を検証・再生することが困難である。
(6) ICカードを用いた通行の実績や残高等の情報が、車載器とICカードがあるところでしか参照できない。
本発明はこのような問題を解決する有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステムは、車載器、ICカード、路側システム、料金所データ処理装置及び中央処理システムを有している。
該車載器は車両に設置されて該路側システムとの間で無線により応答をするもので記録部及び表示部を備えている。
該ICカードは識別子が与えられ、通行に関する情報記録部を備え、該車載器に挿入されて該記録部により該情報記録部の情報の読み書きがされるものである。該路側システムは料金所エリアに設けられて有効カードリストを備え、該車載器から送信されたICカードの識別子と該有効カードリストに基づいて該車載器に対し残高及び通行可否の情報を送信すると共に発進制御機を制御する。
該料金所データ処理装置は有効カードリストを備え、該路側システムと該中央処理システムに導結され、該路側システムからの課金・利用情報を処理して該中央処理システムに送信する。
そして、該中央処理システムは該料金所データ処理装置からの識別子ごとの課金及び利用情報に基づき、該識別子ごとに残高及び利用情報を更新して該料金所データ処理装置の該有効カードリストに配信するようになっている。
【0006】
ICカードは別納用に用いられるものと同じものである。ICカードには識別子、例えば識別番号が付与されており、この識別子に基づいて、残高及び利用情報の管理がなされる。また、このICカード内には利用履歴と残高情報が書き込まれるようになっている。従って、このICカードを車載器に挿入してその情報を表示部に表示させれば、利用履歴や残高情報を参照することが可能となる。
【0007】
中央処理システムは通常のようにコンピュータを備えており、この中央処理システムは有料道路事業者(公団又は地方公共団体等の公的機関や、運送業者等の民間企業)が保有することになる。
【0008】
この中央処理システムはICカードの識別子に基づいて、残高及び利用情報の管理を行う。料金所データ処理装置及び他の有料道路事業者の中央処理システムからの課金・利用情報、積み増し端末機等からの入金情報によって情報を更新し、最新の残高情報を各料金所の有効カードリストに配信する。利用者からの電話やインターネットでの問い合わせに対応し、パスワード等により利用者を確認した上で、残高・利用情報を提供する。情報の更新は、中央処理システムが他からの情報を受信した都度でもよいが、一定間隔で行うのが好ましい。
【0009】
料金所データ処理装置は、路側システムから来る課金・利用情報を処理し、中央処理システムに送信する。また、有人ゲートで、ICカード処理機で読みとったICカードの情報に基づき課金処理する。内部の有効カードリストは、有効なICカードの識別子とその残高を記憶し、中央処理システムのデータを基に更新され、路側システムに配信される。この場合も、情報の更新は、中央処理システムが他からの情報を受信した都度でもよいが、一定間隔で行うのが好ましい。
【0010】
路側システムは車載器から送信されるICカードの識別子及び内部の有効カードリストに基づいて、車載器に対して残高及び通行可否等の情報を送信すると共に、発進制御機を制御する。
【0011】
ICカード処理機は有人ゲートでICカードの識別子及び入口情報を読み取り、料金所データ処理装置と交信して課金処理する。
【0012】
積増し端末機はサービスエリア等に配置され、ICカードの識別子を読み取った上で、プリペイドの追加に関する情報を中央処理システムに送信する。また、残高不足である場合に、入口料金所でICカードに書き込まれる通行不可の情報を通行可に書き換えると共に、最新の残高情報を書き込む。
【0013】
該ICカードの該情報記録部には、利用履歴、支払い情報に基づいた有料道路の一定の通行可能情報、通行料金を差し引いた残高及び利用情報が記録されるようになっていてもよい。
この場合、ICカードは記録容量が極めて大きく、車両の有料道路走行に関する多くの情報を記録でき、この記録に基づいて有料道路の走行可否の判断も容易にできる。
【0014】
該路側システムは入口発券出口徴収方式での入口料金所に設置され、該路側システムが該車載器からICカードの識別子を受信すると、該車載器に対し該有効カードリストの残高情報を送信して表示と記録をさせ、該識別子が有効な場合に限り発進制御機を開くようになっていてもよい。
この場合、入口料金所で進入車両が有料道路を通行できるか否かを判断し、不適格車が有料道路に進入するのを前もって遮断できる。
【0015】
該路側システムは入口発券出口徴収方式での出口料金所に設置され、該路側システムが該車載器からICカードの識別子と情報記録部の情報の送信を受け、該識別子が有効でかつ該情報記録部の情報が通行可である場合に限り発進制御機を開き、正常通行時に該車載器に対し該有効カードリストの残高情報を基に課金後の残高情報を送信して記録と表示をさせるようになっていてもよい。
この場合、走行を終了した時点で路側システムにより、車載器に有効カードリストの残高情報を基に課金後の残高情報を送信して記録と表示ができ、利用者はその表示により現状を知ると共に、ICカードにもその現状が書き込まれる。
【0016】
該料金所データ処理装置の該有効カードリストは、該中央処理システムの残高情報を基に、残高情報を更新するようになっていてもよい。
この場合、有効カードリストには常に新しい残高情報が付与されているので、料金チェックに誤りを生じない。
【0017】
該中央処理システムは支払保証に導結され、該支払保証からのICカードの識別子と保証情報により該ICカードの通行可否情報を更新するようになっていてもよい。
この場合、ICカードの残高が通行料金に不足を生じた場合、支払保証が有ればそれによる補充で当座の通行を阻止しないで済み、交通渋滞の発生を防げる。
【0018】
該支払保証が現金による積増し端末機であってもよい。
この場合、積増し端末機に現金を投入するだけでICカードの残高不足を解消でき、積増し端末機を利用しやすい場所に設置しておけば、積み増し補充を容易に行える。
【0019】
該支払保証が保証金であってもよい。
この場合、保証金を積んでおくだけで、ICカードが残高不足を生じても、この保証金から引き落としてもらえるので、当座の走行に支障を来さない。
【0020】
該支払保証が保証契約であってもよい。
この場合、不足料金の決済に多少の時間を要するが、取り立て不能の危険性は極めて少なくなる。
【0021】
該路側システムは区間均一料金方式での料金所エリアに設置され、車載器からICカードの識別子の送信を受け、該有効カードリストの残高情報により、該ICカードの識別子が有効でかつ通行料金の課金が可能な残高がある場合に限り発進制御機を開き、課金後の残高を発信し、車載器に表示させると共に該ICカードに記録させるようになっていてもよい。
この場合、区間均一料金方式では走行料金が距離に関係ないので、路側システムは道路の始端から終端のどの地点に設置してもよい。ICカードには走行した金額が差し引かれた残高と、利用情報が記録され、料金の徴収漏れもない。
【0022】
該積増し端末機は、ICカードの識別子を認識して通行料金の追加前納に関する情報を該中央処理システムに送信するようになっていてもよい。
この場合、積増し端末機に現金を投入すると、識別子を認識して中央処理システムに情報を送信するので、誤った識別子に情報を記録することはない。
【0023】
該積増し端末機は、残高が0である場合に入口料金所でICカードに書き込まれる、通行不可の情報を通行可に書き換えるようになっていてもよい。
この場合、積増し端末機に現金を投入することにより、ICカードに書き込まれた通行不可の情報が通行可に書き換えられるので、利用者は安心して出口料金所を走行できる。
【0024】
該中央処理システムは利用者と通信回線で導結され、該利用者の要請により、パスワード等により該利用者を確認した上で、該中央処理システムの残高及び利用情報を提供するようになっていてもよい。
この場合、利用者は随時中央処理システムに対し料金の残高等を確認でき、走行前の準備を行える。
【0025】
該中央処理システムは、利用者の残高が0になった場合に、該支払保証に対して、その旨及び保証金残高等を通知するようになっていてもよい。
この場合、支払保証から不足料金の支払いを受けられるので、有料道路事業者が料金を踏み倒されることはない。
【0026】
該中央処理システムは複数の有料道路事業者のものが相互にネット接続され、該中央処理システム間で残高及び利用情報を交換して更新するようになっていてもよい。
この場合、利用者が各別の道路事業者の営業する複数の有料道路を走行した場合、残高や利用情報を相互に知ることができ、各有料道路事業者における管理が容易となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステムの具体例を示すブロックダイヤグラム、図2は車両走行との関係で示す説明図である。
【0028】
1は車載器、2はICカード、3は路側システム、4は料金所データ処理装置、5は中央処理システムである。
車載器1は車両6に設置されて路側システム3との間で無線により応答をするもので、記録部11と表示部12を備えている。
【0029】
ICカード2は識別子21が与えられ、通行に関する情報記録部22を備えている。このICカード2は、車載器1に挿入されて記録部11により情報記録部22の情報の読み書きが可能となる。
【0030】
路側システム3は料金所エリアAに設けられる。
【0031】
この路側システム3は有効カードリスト31を備え、無線装置32を介し、車載器1から送信されるICカード2の識別子21とこの有効カードリスト31に基づいて車載器1に対し残高及び通行可否の情報を送信すると共に発進制御機33を制御する。
【0032】
料金所データ処理装置4は有効カードリスト41を備え、路側システム3と中央処理システム5に導結され、この路側システム3からの課金・利用情報を処理して中央処理システム5に送信するものである。
【0033】
中央処理システム5は料金所データ処理装置4からの識別子21ごとの課金及び利用情報に基づき、識別子21ごとに残高及び利用情報を更新して料金所データ処理装置4の有効カードリスト41に配信するようになっている。
【0034】
ICカード2は別納用に用いられるものと同じもので、識別番号のような識別子21が付与されており、この識別子21に基づいて、残高及び利用情報の管理がなされる。また、利用履歴と残高情報も書き込まれる。従って、このICカード21を車載器1に挿入してその情報を表示部12に表示させれば、利用履歴や残高情報を参照できる。
【0035】
中央処理システム5は通常のようにホストコンピュータを備え、種々の情報を管理する。この中央処理システム5は有料道路事業者が保有することになる。
この中央処理システム5は、料金所データ処理装置4及び他の有料道路事業者の中央処理システム5からの課金・利用情報によって情報を更新し、最新の残高情報を有効カードリスト41に配信する。
情報の更新は、中央処理システム5が他からの情報を受信した都度でもよいが、一定間隔で行うのが好ましい。
【0036】
料金所データ処理装置4は、路側システム3から来る課金・利用情報を処理し、中央処理システム5に送信する。
内部の有効カードリスト41は、有効なICカード2の識別子21とその残高を記憶し、中央処理システム5のデータを基に更新され、路側システム3に配信される。この場合も、情報の更新は、中央処理システム5が他からの情報を受信した都度でもよいが、一定間隔で行うのが好ましい。
【0037】
路側システム3は車載器1から送信されるICカード2の識別子21及び内部の有効カードリスト31に基づいて、車載器1に対して残高及び通行可否等の情報を送信すると共に、発進制御機33を制御する。
【0038】
ICカード2の情報記録部22には、利用履歴、支払い情報に基づいた有料道路の一定の通行可能情報、通行料金を差し引いた残高及び利用情報が記録されるようになっている。
こうすると、ICカード2は記録容量が極めて大きく、車両の有料道路走行に関する多くの情報を記録でき、この記録に基づいて有料道路の走行可否の判断も容易にできる。
【0039】
路側システム3は入口発券出口徴収方式での入口料金所Eに設置され、路側システム3が車載器1からICカード2の識別子21を受信すると、この車載器1に対し有効カードリスト31の残高情報を送信して表示させると共に通行可否情報を送信して表示と記録をさせ、この識別子21が有効な場合に限り発進制御機33を開くようになっている。
こうすると、入口料金所で進入車両が有料道路を通行できるか否かを判断し、不適格車が有料道路に進入するのを前もって遮断できる。
【0040】
路側システム3は入口発券出口徴収方式での出口料金所Tに設置され、路側システム3が車載器1からICカード2の識別子21と情報記録部22の情報の送信を受け、この識別子21が有効でかつこの情報記録部22の情報が通行可である場合に限り発進制御機33を開き、正常通行時にこの車載器1に対し有効カードリスト31の残高情報を基に課金後の残高情報を送信して記録と表示をさせるようになっている。
こうすると、走行を終了した時点で路側システム3により、車載器1に有効カードリスト31の残高情報を基に課金後の残高情報を送信して記録と表示ができ、利用者はその表示により現状を知ると共に、ICカード2にもその現状が書き込まれる。
【0041】
料金所データ処理装置4の有効カードリスト41は、中央処理システム5の残高情報を基に、残高情報を更新するようになっている。
こうすると、有効カードリスト41には常に新しい残高情報が付与されているので、料金チェックに誤りを生じない。
【0042】
中央処理システム5は支払保証7に導結され、この支払保証7からのICカード2の識別子21と保証情報によりこのICカード2の通行可否情報を更新するようになっている。
こうすると、ICカード2の残高が通行料金に不足を生じた場合、支払保証7が有ればそれによる補充で当座の通行を阻止しないで済み、交通渋滞の発生を防げる。
【0043】
支払保証7が現金による積増し端末機71となっている。
こうすると、積増し端末機71に現金を投入するだけでICカード2の残高不足を解消でき、積増し端末機71を利用しやすい場所に設置しておけば、積み増し補充を容易に行える。
【0044】
支払保証7が保証金72となっている。
こうすると、保証金72を積んでおくだけで、ICカード2が残高不足を生じても、この保証金72から引き落としてもらえるので、当座の走行に支障を来さない。
【0045】
支払保証7が保証契約73となっている。
こうすると、不足料金の決済に多少の時間を要するが、取り立て不能の危険性は極めて少なくなる。
【0046】
路側システム3は区間均一料金方式での料金所エリアに設置され、車載器1からICカード2の識別子21の送信を受け、有効カードリスト31の残高情報により、ICカード2の識別子21が有効でかつ通行料金の課金が可能な残高がある場合に限り発進制御機33を開き、課金後の残高を利用情報として発信し、車載器1に表示させると共にICカード2に記録させるようになっている。
こうすると、区間均一料金方式では走行料金が距離に関係ないので、路側システム3は道路の始端から終端の間のどの地点に設置してもよい。ICカード2には走行した金額が差し引かれた残高と、利用情報が記録され、料金の徴収漏れもない。
【0047】
積増し端末機71は、ICカード2の識別子21を認識して通行料金の追加前納に関する情報を中央処理システム5に送信するようになっている。
こうすると、積増し端末機71に現金を投入すると、識別子21を認識して中央処理システム5に情報を送信するので、誤った識別子21に情報を記録することはない。
【0048】
積増し端末機71は、残高不足である場合に入口料金所でICカード2に書き込まれる、通行不可の情報を通行可に書き換えると共に、最新の残高情報を書き込むようになっている。
こうすると、積増し端末機71に現金を投入することにより、ICカード2に書き込まれた通行不可の情報が通行可に書き換えられ、最新の残高が車載器に表示されるので、利用者は安心して出口料金所Tを走行できる。
【0049】
中央処理システム5は利用者9と通信回線で導結され、利用者の要請により、パスワード等により利用者を確認した上で、中央処理システム5の残高及び利用情報を提供するようになっている。
こうすると、利用者9は随時中央処理システム5に対し料金の残高等を確認でき、走行前の準備を行える。
【0050】
中央処理システム5は、利用者の残高が0になった場合に、支払保証7に対して、その旨及び保証金残高等を通知するようになっている。
こうすると、支払保証7から不足料金の支払いを受けられるので、有料道路事業者が料金を踏み倒されることはない。
【0051】
中央処理システム5は複数の有料道路事業者のものが相互にネット接続され、中央処理システム間で残高及び利用情報を交換して更新するようになっている。こうすると、利用者が各別の道路事業者の営業する複数の有料道路を走行した場合、残高や利用情報を相互に知ることができ、各有料道路事業者における管理が容易となる。
【0052】
なお、8はICカード処理機で、有人ゲートでICカード2の識別子21及び入口情報を読み取り、路側システム3と交信して課金処理する。34は路側システム3に設けられた車線サーバである。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、ICカードを利用した料金のノンストップ型収受システムが可能で、残高の書き込みに関する高度な信頼性・気密保持性を保証できる。
【0054】
請求項2によれば、入口料金所で進入車両が有料道路を通行できるか否かを判断し、不適格車が有料道路に進入するのを前もって遮断できる。
【0055】
請求項3によれば、走行を終了した時点で路側システムにより、車載器に有効カードリストの残高情報を基に課金後の残高情報を送信して記録と表示ができ、利用者はその表示により現状を知ると共に、ICカードにもその現状が書き込むことができる。
【0056】
請求項4によれば、有効カードリストには常に新しい残高情報が付与されているので、料金チェックに誤りを生じない。
【0057】
請求項5によれば、区間均一料金方式では走行料金が距離に関係ないので、路側システムは道路の始端から終端のどの地点に設置してもよく、ICカードには走行した金額が差し引かれた残高と、利用情報が記録され、料金の徴収漏れもない。
【0058】
請求項6によれば、利用者が各別の道路事業者の営業する複数の有料道路を走行した場合、残高や利用情報を相互に知ることができ、各有料道路事業者における管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステムの具体例を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】車載器とICカードの斜面図である。
【図3】車両走行との関係で示す説明図である。
【符号の説明】
1 車載器
2 ICカード
3 路側システム
4 料金所データ処理装置
5 中央処理システム

Claims (6)

  1. 車載器(1)、ICカード(2)、路側システム(3)、料金所データ処理装置(4)及び中央処理システム(5)を有し、
    該車載器(1)は車両(6)に設置されて該路側システム(3)との間で無線により応答をするもので記録部(11)及び表示部(12)を備えており、
    該ICカード(2)は識別子(21)が与えられ、通行に関する情報記録部(22)を備え、該車載器(1)に挿入されて該記録部(11)により該情報記録部(22)の情報の読み書きがされるもので、
    該路側システム(3)は料金所エリア(A)に設けられて有効カードリスト(31)を備え、該車載器(1)から送信されたICカード(2)の識別子(21)と該有効カードリスト(31)に基づいて該車載器(1)に対し残高及び通行可否の情報を送信すると共に発進制御機(33)を制御するもので、
    該料金所データ処理装置(4)は有効カードリスト(41)を備え、該路側システム(3)と該中央処理システム(5)に導結され、該路側システム(3)からの課金・利用情報を処理して該中央処理システム(5)に送信するもので、
    該中央処理システム(5)は該料金所データ処理装置(4)からの識別子(21)ごとの課金及び利用情報に基づき、該識別子(21)ごとに残高及び利用情報を更新して該料金所データ処理装置(4)の該有効カードリスト(41)に配信するようになっていることを特徴とする有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム。
  2. 該路側システム(3)は入口発券出口徴収方式での入口料金所(E)に設置され、該路側システム(3)が該車載器(1)からICカード(2)の識別子(21)を受信すると、該車載器(1)に対し該有効カードリスト(31)の残高情報を送信して表示させるとともに残高に基づく通行可否情報を送信して表示と記録をさせ、該識別子(21)が有効な場合に限り発進制御機(33)を開くようになっている請求項1に記載の有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム。
  3. 該路側システム(3)は入口発券出口徴収方式での出口料金所(T)に設置され、該路側システム(3)が該車載器(1)からICカード(2)の識別子(21)と該情報記録部(22)の情報の送信を受け、該識別子(21)が有効でかつ該情報記録部(22)の情報が通行可である場合に限り発進制御機(33)を開き、正常通行時に該車載器(1)に対し該有効カードリスト(31)の残高情報を基に課金後の残高情報を送信して記録と表示をさせるようになっている請求項1に記載の有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム。
  4. 該料金所データ処理装置(4)の該有効カードリスト(41)は、該中央処理システム(5)の残高情報を基に、残高情報を更新するようになっている請求項1に記載の有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム。
  5. 該路側システム(3)は区間均一料金方式での料金所エリアに設置され、車載器(1)からICカード(2)の識別子(21)の送信を受け、該有効カードリスト(31)の残高情報により、該ICカード(2)の識別子(21)が有効でかつ通行料金の課金が可能な残高がある場合に限り発進制御機(33)を開き、課金後の残高を発信し、車載器(1)に表示させると共に該ICカード(2)に記録させるようになっている請求項1に記載の有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム。
  6. 該中央処理システム(5)は複数の有料道路事業者のものが相互にネット接続され、該中央処理システム間で残高及び利用情報を交換して更新するようになっている請求項1又は4に記載の有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム。
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