JP3709165B2 - 付加ヘリックスを備えたブラシアプリケータ - Google Patents

付加ヘリックスを備えたブラシアプリケータ Download PDF

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Description

【0001】
発明の背景
1.発明の分野
本発明は捩じれたワイヤコア等のコアから半径方向に延在する剛毛を有するブラシに関する。更に詳細には、本発明はマスカラを塗布するためのブラシ等のブラシの半径方向に延在する剛毛を調節するための装置および方法に関する。
【0002】
2.従来技術の説明
例えば、使用者の睫毛にマスカラを塗布するために使用されるマスカラブラシ等のブラシは既知である。通常タイプのマスカラブラシは単一金属ワイヤから形成され、概ねU形に折り畳んで一対の平行ワイヤセグメントに形成されたコアで構成される。通常、ナイロンストランドで構成されるブラシ(場合によってフィラメントと呼ぶ)は、そのワイヤのセグメントの長手の一部間に設置される。その後に、ワイヤセグメントは捩じりまたは回転させて捩じれたワイヤコアに形成し、捩じれたワイヤコアはワイヤセグメント間でフィラメントを挟持するために実質的中間点でフィラメントを保持する。このようにして、剛毛部もしくは剛毛頭部は螺旋状に捩じれコアワイヤに固定された半径方向に延在する剛毛により形成される。例えば、Gueretに対する米国特許第4,887,622号およびHartel等に対する米国特許第4,733,425号を参照。
【0003】
概ね、マスカラアプリケータはマスカラの受器または他の化粧媒体を有する容器へ挿入される。剛毛は一定量のマスカラを取り出しかつ塗布するために容器から使用者の睫毛へ運ばれる。例えば、Costaに対する米国特許第4,365,642号、Hartel等に対する米国特許第4,733,425号、Gueretに対する米国特許第4,887,622号参照。これらのマスカラアプリケータはマスカラアプリケータにより運ばれるマスカラ量を最大にするためと言われておりかつマスカラを均一かつ魅力的な方法で塗布するためと言われ、同時に睫毛を所望ファッションで結合する。
【0004】
上記および他の課題は、概ね、マスカラブラシ設計に重要と考えられている。理解されるように、ブラシは睫毛に塗布するためにマスカラ受器からアプリケータにより取り出すマスカラ量を最大にし、かつブラシに補給するために使用者が受器へアプリケータを導入する回数を最小限にすることが好ましい。ブラシは、また、マスカラを均一に塗布しかつ同時に睫毛を梳かして分離させ、かつ睫毛から余分なマスカラを除去するものであることが好ましい。使用者の便宜から、塗布および睫毛の梳かしはできる限り少ないストローク、アプリケータのマスカラ受器へのできる限り少ない導入により達成できることが好適である。
【0005】
化粧品の性質は異なるので、1つの特定化粧品の使用に理想的なブラシ設計は他の化粧品への使用に適さない。例えば、特定マスカラ成分はより厚くもしくは固体を多く含んでよく、それにより薄い化粧品もしくは固体を少量含む化粧品に要求される性質と異なる性質を必要とする。
【0006】
更に、使用者は他より優れたブラシ特性を好む。例えば、使用者は首尾よく梳かしかつ少量の化粧品を運ぶブラシを好む。
【0007】
従来タイプの捩じれワイヤブラシの剛毛の剛性または剛毛チップの分配の変更は、例えば、ブラシの保持、塗布かつ/または梳かし特性を大きく変化させ、かつブラシの美観を改善することであることが知られてる。例えば、Hartel等に対する米国特許第4,733,425号は中空剛毛の使用または剛毛分配を改善するために非円形断面を有する剛毛を開示している。Schrepf等に対する米国特許第4,861,179号は、ブラシがマスカラ塗布と睫毛梳かしの両方に使用できるように特定比率でブラシの長手にわたって柔軟剛毛と剛性剛毛を混在させている。Gueretに対する米国特許第5,657,778号は改良された剛毛分配を得ると言われているL形横断面の剛毛の使用を開示している。Cansler等に対する米国特許第5,161,555号は直線剛毛の代わりに強力波状剛毛を使用するブラシを開示しており、これは剛毛の両端へ更に均一に分配するためと言われている。
【0008】
上記例を含む既知ブラシは、ブラシ特性を変更するためにユニークな剛毛構造(例えば、中空、非円形またはI形)またはユニークな剛毛特性(例えば、柔軟剛毛と剛性剛毛の混在)に依存する。概ねユニーク剛毛構成要素の使用は構成要素のための開始コストが高いために単価が高くなり、かつユニークな生産および工程、例えば重い波形剛毛の取り扱い困難性により、組立コストが上昇する。更に、ユニーク構成要素の使用は望ましくないブラシ特性を生じさせるかまたはブラシ特性の変更程度を制限することになる。
【0009】
剛毛担持ストリップをコアのまわりに螺旋状に配置したブラシが既知である。例えば、Drummに対する米国特許第4,490,877号およびKingsfordに対する同特許第3,998,235号(図5〜6)は剛毛を支持するU形チャンネルの形態の剛毛担持ストリップを開示する。各開示ブラシにおいて、チャンネルは支持体のまわりに螺旋状に巻かれる。Enchelmaierに対する米国特許第4,114,221号は剛毛のタフトを支持する切欠きを有するストリップ担持剛毛を開示する。このストリップはコアのまわりに螺旋状に巻かれる。こられの3つの開示の各々において、剛毛は、ブラシのコアでなく、螺旋ストリップへ固定される。剛毛が螺旋ストリップに固定されるので、例えば、螺旋のピッチを変更するために変更できる程度が制限される。更に、開示された構造が既存の従来マスカラブラシの剛毛分配を変更するために使用できることについて説明がない。
【0010】
従って、剛毛分配が生産時または生産後に大幅に変更できる低コストブラシに対するニーズ、同様に種々の機能的かつ美的目的に適合する低コストブラシに対するニーズがある。
【0011】
発明の簡単な概要
従来技術の欠点を克服しかつ他の課題、利点を達成手するために、好適には捩じれワイヤから形成されかつブラシ部を一端に有する従来中央コアを含むマスカラアプリケータが開示される。前記ブラシ部は前記捩じれワイヤコアによる初期配向、例えば螺旋アレイで半径方向に延在する複数の剛毛を含む。円筒形ヘリックスが前記コアを中心に実質的同軸で、前記剛毛が前記ヘリックスの連続ループまたはコイル間で半径方向に延在するように位置決めされる。ヘリックスの内径、ピッチ、ヘリックス本体の厚み等のヘリックスの特性はそれぞれ、前記ヘリックスが前記コアのまわりで所定位置のときに前記剛毛の少なくとも一部の初期配向の変化に共働するように選択される。従って、前記ヘリックスは少なくとも一部のヘリックスを選択された特性を有するブラシを形成するために配向変換することにより前記ブラシ部の物理的配置もしくは構成を変化させる。
【0012】
本発明による方法は、ブラシの剛毛をヘリックスの連続コイル間で半径方向に延在させるように、コアのまわりに同軸に受けることのできる寸法のヘリックスをブラシの剛毛部に付加する工程を含む。前記ヘリックスの寸法、構造および形態を選択することにより、前記ヘリックスは前記剛毛の少なくとも一部を位置変えできるように構成される。
【0013】
本発明によれば、選択された分配を有する剛毛を備えたマスカラアプリケータを形成するために、標準的捩じれワイヤコアが低コストで変更できる。本発明のアプリケータにおける前記剛毛分配は従来アプリケータよりも多くのマスカラの取り出しおよび担持を可能にするために選択できる。前記剛毛分配は、また、従来アプリケータと比較してよりスムースかつより均一にマスカラを塗布し、かつ少ない回数のストロークでより良い梳かし運動を可能にするために選択できる。
【0014】
本発明ならびにその特定特徴および利点は添付図面を参照して検討する場合に続く詳細な説明から更に明らかになる。
【0015】
次の説明において、図面中の同様参照番号は同様部を示すために使用されている。
【0016】
図1を参照すると、従来例による捩じれワイヤコアマスカラブラシ組立体が概ね22で示され、この組立体は長軸23を形成するコア24を有する。コア24は一端で剛毛部28、および他端でキャップ26を支持する。ブラシ組立体22の剛毛部28は従来マスカラ容器または瓶30内に収容される寸法である。キャップ26および容器30は共働して係合するネジ山16および29によりそれぞれ連結される構成である。図1に示された捩じれワイヤコアタイプのブラシおよびそれを形成する方法は周知である。上述したように、かかるブラシは単一金属ワイヤを概ねU形に折り畳んで一対の平行ワイヤセグメントをすることにより形成される。剛毛25(時にフィラメントと呼ばれる)は通常ナイロンストランドから構成され、ワイヤセグメントの長手の一部間に設置される。そこで、ワイヤセグメントは捩じられ、捩じれたワイヤコアを形成し、このワイヤコアは実質的中間点でフィラメントを挟むようにして保持する。このようにして、剛毛部28(時に剛毛頭部と呼ぶ)は螺旋状に捩じれたワイヤコアへ固定された規則的に半径方向に延在する剛毛25により形成される。図1において、従来ブラシ組立体22の剛毛部28は特別の剛毛外被(同様にブラシトリムとして知られている)、即ち、剛毛チップにより形成されたブラシの形状を有するものとして示されている。図示ブラシは一端で先細りの概ね円筒剛毛外被を有し、剛毛外被の表面よりもコア24で更に明瞭に螺旋状に捩じれるように配設された剛毛を有する。
【0017】
剛毛チップは、図1に示された従来ブラシの剛毛外被の表面で、相互に対して実質的均一に分配されている。しかし、更に詳細に後述するように、本発明はいずれの形態に剛毛チップを分配したブラシにも同様に首尾よく適応する。同様に、本発明は捩じれたワイヤコアブラシに関して開示されるが、本発明はコアから半径方向に延在する剛毛を有する他のタイプのブラシをも同様に首尾よく適応し、かつ個別剛毛の配向変換によるまたは剛毛チップの分配変更による利益をもたらすことが理解されるであろう。
【0018】
捩じれたワイヤコアブラシを形成する分野において、螺旋および渦巻き、螺旋状および渦巻き状の用語は捩じれたワイヤセグメントの形状に関して、かつ/またはブラシのコアに対する剛毛の配設に関して使用される場合に相互に交換可能であると理解されている。例えば、コアを中心に渦巻き状に配設された剛毛を有する捩じれワイヤコアブラシはコアを中心に螺旋状に配設された捩じれたワイヤコアブラシと同じであると理解されている。ただし、本発明の開示の説明を明瞭にするために、基本的には、渦巻きおよび渦巻き状の用語は当初または初期ブラシ、即ち、捩じれたワイヤセグメントの形態かつ/または当初または初期ブラシのコア上の剛毛の配設に関して使用される。螺旋または螺旋状の用語は、基本的に、添加または付加されるヘリックスに関して使用される。いずれの場合にも、主な使用法は、単に、本開示の解明を意図するにすぎず、当分野における一般的理解から異なる定義を意味することを意図していない。
【0019】
図2〜4を参照すると、本発明によるマスカラブラシ組立体は概ね2により図示されている。マスカラブラシ組立体2は第一端部6で剛毛部8かつ第二端部10でキャップ12を支持する中心コア4を有する。キャップ12はブラシの把手として作用し、ブラシ組立体2を、図1で参照番号30により示されたように従来マスカラ瓶に、固定するために内ネジ山16(図3)を有する。剛毛部は第二端部10の近くに基端部9および第二端部10から大きく距離をおいて先端部11を有する。長軸14はコアの第一端部6および第二端部10にわたって形成されている。コア4の全部または一部は中実材料、例えば、成形プラスチック等から成り、従来手段によりその材料に固定された剛毛を具備する。従来手段により材料に固定された剛毛を備えた。選択的に、コアの全部または一部は捩じれワイヤ19を含む。コアの捩じれワイヤ部19はコアの中実部へ従来手段、例えば、接着、音波溶接、成形、締まり嵌め等により結合されるか、またはコア4の中実部内の孔17(図4)内に捩じれワイヤ部19の基端部13を締結することにより連結される。好適形態において、コアの第二端部10および中心部5は中実プラスチック材料であり、かつコア4の第一端部6は従来捩じれワイヤ部19である。
【0020】
いずれの場合にも、複数の半径方向に延在する剛毛18がコア4の剛毛部8に沿って固定されて「初期」または「第一」分配または配向をもった剛毛を有する「初期ブラシ」を形成する。剛毛分配(同様に剛毛チップ分配として知られている)はブラシ組立体の剛毛部における剛毛チップ相互に対する場所を意味する。剛毛配向は剛毛部におけるブラシ組立体のコアに対する剛毛軸の空間位置を意味する。本明細書において、「当初のブラシ」または「初期ブラシ」の用語は本発明によるヘリックスが同軸に設置される前のブラシを指し、かつ「続くブラシ」または「最後ブラシ」の用語は本発明によるヘリックスが設置された後のブラシを指す。同様に、「当初」、「初期」または「第一」分配または配向は本発明によるヘリックスが同軸に設置される前の剛毛配設を指し、かつ「続く」、「最後」または「第二」分配または配向は本発明によるヘリックスが付加された後の剛毛配設を指す。
【0021】
好適形態において、コアの少なくとも剛毛部8は捩じれワイヤ部19であり、捩じれワイヤのワイヤセグメント間の中間点で堅く挟持された剛毛18を具備する。当初のブラシの剛毛18の各々は少なくとも初期において(即ち、ヘリックスが当初のブラシの剛毛部に付加される前)、コア4に対して第一配向を有し、次に第一剛毛分配を形成する。この第一剛毛配向および分配は典型的には従来捩じれワイヤブラシに見られるものであり、このようにして本発明は他の第一剛毛配向および分配を有する剛毛により同様に首尾よく達成される。
【0022】
当初のブラシの剛毛の初期または第一分配は意図された全目的または意図されたマスカラ成分に理想的でなくてよい。例えば、剛毛の初期分配は特定剛毛外被112(図27〜28において概略的に示されたように)、即ち、剛毛チップの配設により形成されるブラシの剛毛部の表面を形成する。一タイプの剛毛外被は、例えば、より良い負荷特性を現すが所望結合特性を有しない溝または間隙104(図28)を有していてよい。他の剛毛分配は、例えば、より良い結合特性を現すが所望負荷特性を有しない溝または間隙を有しないスムーズ剛毛外被(図27)を形成する。
【0023】
本発明は当初のブラシの初期剛毛分配を、剛毛の少なくとも一部を第一配向から選択された第二配向へ移動することにより、変えることができる。これは円筒形ヘリックス50、即ち、ブラシ組立体2の剛毛部8の長手の少なくとも一部に設けられる、同様に本明細書において「付加ヘリックス」と呼ぶヘリックスにより達成される。ヘリックス50は基端部52から先端部54へ延在する複数の連続ループ48に形成された本体60(図4)を含む。ヘリックス50はブラシの剛毛部8内のコア4を中心に実質的同軸に位置決めされる。換言すれば、ヘリックス50の本体60のループ48はコア4のまわりに渦巻きにされる。ヘリックス50はコア4を中心に、剛毛18が連続ループ48の隣接ループ間で半径方向もしくは放射状に延びるように位置決めされる。このように、ヘリックス50の少なくとも一部が剛毛18間の空間を占領し、かつ剛毛18の少なくとも一部がヘリックス50と直接的または間接的に接触してコア4に対して第二配向へ位置変えする(図4)。剛毛18の一部の位置変えによって、剛毛チップ21の分配が達成される(図2〜4参照)。この分配はヘリックスを添加しない当初のブラシにおける剛毛チップの分配と異なる。ヘリックスの寸法(大きさ)は最終ブラシが当初のブラシと大きく異なる属性を有するように選択されてよい。
【0024】
更に詳細に後述するように、付加ヘリックス50は種々異なる剛毛ブラシになるように選択されてよい。例えば、スムーズな剛毛外被を有するブラシ(即ち、図27に概略図示された比較的均一の剛毛チップ分配)が溝または間隙を有する剛毛外被を有するように変更できる(図28に概略図示された螺旋列剛毛)。これは図5Aに示されており、図5Aは実質的にスムーズな剛毛外被を有する当初の分配101と添加ヘリックスが間隙または溝104を有する剛毛外被を形成する変更後の同一ブラシ103(螺旋列剛毛)とを並置して比較する図を示す。選択的に、間隙または溝を有する剛毛外被(即ち、図28の螺旋列剛毛)を形成する初期分配による当初のブラシは、ヘリックスにより、間隙または溝を殆ど見えない実質的にスムーズな剛毛外被(図27の実質的均一分配の剛毛チップ)を有するものに変更できる。これは図5Bに示されており、図5Bは間隙または溝104を有する剛毛外被(螺旋列剛毛)を有する当初のブラシ105と実質的にスムーズな剛毛外被(実質的均一剛毛チップ分配)を形成するヘリックス付加による変更後の同一ブラシ107とを並置して比較する。理解されるように、溝を有する剛毛外被を備えた当初のブラシは、溝の見かけピッチ、幅または深さを変えるために、ヘリックス添加により変更できる。本発明の最大の利点は、添加もしくは付加ヘリックスが既存低コスト初期ブラシを、同様に低コストで、いずれか1つのまたは組み合わせた分配特性および属性を有する無限の剛毛分配のいずれかへ変更させることができることである。
【0025】
剛毛分配を変更することに加えて、付加ヘリックスは剛毛の一部の見かけ剛性を増す。これは剛性剛毛の代表的特性、例えば、改良された結合能力等を有するブラシを提供する付加的利点を有する。添加ヘリックスは、また、一定ブラシの剛毛部におけるコアの全体的剛性を改良する。このように、基礎となる当初のブラシとして、細いワイヤの直径等の更にデリケートな構成を有するものが、さもなければ意図された使用で機能するだけの充分な強度を有しないものが使用でききる。
【0026】
好適には、ヘリックス50は従来法、例えば、螺旋バネを巻くための既知方法によりブラシ組立体2とは別に予め形成される。ヘリックス50は、ヘリックスを設置する当初のブラシに所定特性を付与するために選択された寸法、ピッチおよび形状により予備形成される。好適形態において、ヘリックス50は、コアのまわりに同軸に設置するために構成された金属ワイヤから予備形成される。ブラシ組立体上の設置を促進するために、ヘリックス50は(図10にブラシ組立体から分離して図示されている)基端部52から中央部へ延在する均一間隔をおいたループを有する。先端部54は、第一端部(図2〜3)でコア4の直径よりも僅かに小さいかコア4の直径と実質的同一であり、内径へ向かって傾斜(先細り)している。ヘリックス50を設置するために、ヘリックスの基端部52はコア4の第一端部6上方に設置される。そこで、ヘリックス50およびコア4の少なくとも一方が他方に対して軸回転し、ヘリックス50が剛毛部8内でコア4の上方で同軸前進するようにする。ヘリックス50は好適には剛毛部8と実質的同一の長さを有する。好適には、ヘリックス50は、ヘリックス50の先端部54が剛毛部8の実質的先端部11に位置付けられるまでコア4へ前進させる。好適には、ヘリックス50の先端部54の内側の径はコア4の第一端部6の外側の径と実質的同一またはそれよりも僅かに小さく、それによりヘリックス50の先端部54はブラシ組立体上にヘリックスを固定するためにコア4の第一端部6と締まり嵌めにより係合する。理解されるように、ヘリックス50は剛毛部8の長さよりも小さくてよく、それにより基端部52もしくは先端部54、または両端部52,54は剛毛部の両端部9,11間に位置決めされる。このようにして、剛毛部の選択された部の特性が変更できる。
【0027】
選択的に、ヘリックス50はヘリックス50の本体60をコア4のまわりにラッピングすることによりブラシ組立体2上の所定位置に形成でき、選択された寸法、形状およびピッチを達成しかつ所定剛毛分配を達成する。
【0028】
ヘリックス50の基端部52および先端部54はそのヘリックスの中心部から異なる形状および異なる終端であってよい。例えば、使用者を損傷する鋭利点またはエッジを除去するために、ヘリックスの本体60の先端部54はコア4へ向けて折り返されてよい(図12および13)。選択的に、ヘリックスの先端部54上方に固定されたキャップ55(図8Aおよび25)、ヘリックスの先端部54に固定されたプラグ57(図8Bおよび24)は、例えば、締まり嵌めまたは接着剤により、先端部に接近または終端する作用をしてよい。キャップ55またはプラグ57は櫛59(例えば、図9)または他の特定付属品を支持してよい。鋭利点またはエッジは、同様に、ヘリックス50を剛毛部8上に、先端部54を剛毛部8の両端間に位置決めするように、即ち、剛毛部8の先端部11がヘリックス50の先端部54から突出するように、設置することにより回避できる。
【0029】
ヘリックス50のループ48と剛毛部8の剛毛18との摩擦接触は概ねブラシ組立体上にヘリックス50を保持するに充分であるが、ヘリックス50をブラシ組立体上に更に確実に取り付けるために固定手段を設けることが好適である。固定手段はヘリックスへの構造的変更の形態をとる。例えば、ヘリックスの基端部52および先端部54の両方またはいずれか一方を、コア4の外径と実質的同一またはそれよりも僅かに小さい内径へ傾斜させてよい(先端部54に設けた先細りを示す図10,11,14および15参照)。かかる寸法により、基端部52または先端部54の一方またはその両端部が締まり嵌めによりコア4上に受けられてブラシ組立体へヘリックスを固定する。選択的に、延長部67(図14〜15)が基端部52または先端部54のいずれか一方または両方に設けられてよい。例えば、基端部52から突出する延長部67はコア4の捩じれワイヤ部19の端部13と共に孔17内に受けられかつ固定される。さもなければ、他の孔(図示せず)が基端部52から突出する延長部67を受けかつ固定するために特に設けられてよい。先端部54から突出する延長部67は反対側へ折り返されて、突出部の自由端がコア4の捩じれワイヤセグメントへまたはその間へ固定できるようにされてよい。
【0030】
前記固定手段は選択的にブラシのコアに対する変形形態をとってよい。例えば、コア4の第一端部6は環状ショルダ62を有していてよい。環状ショルダは、コア4の縮小直径部63とヘリックスの基端部52の直径と同一またはそれよりも大きいコア4の部との交差により形成される。縮小直径部63はヘリックス50の基端部52を締まり嵌めにより受ける寸法であってよい。この場合に、基端部52は好適にはヘリックス50とコア4間により大きな摩擦接触を付与するように堅く巻かれる。ショルダ62はストッパとして働き、アプリケータブラシの組立時にヘリックス50がコア4上に更に前進するのを防止する。
【0031】
前記固定手段は、同様に、ブラシのコア4へヘリックス50を固定する分離要素の形態をとってよい。例えば、スリーブ61(図26)がコア4の外側とヘリックス5の内側との間に設けられてよい。長手方向に延在するスリーブ61は開放基端部65および先端部69を有する。先端部69は開放していても開放していなくてもよい。スリーブ61により形成された孔66はコア4の捩じれワイヤ部19の一部を密接に受ける寸法である。スリーブの外面64はヘリックス50の内側に密接に受けられる。好適には、スリーブ61はコアの捩じれワイヤ部19の先端部15の外側とヘリックスの先端部54の内側間に位置決めされる。スリーブ61は適宜材料、例えば、金属またはプラスチックにより形成されてよい。プラスチック材料は製造容易のために押し出しまたはモールディング成形によるのが好適である。前記スリーブは、締まり嵌め、音波溶接、もしくは他の適宜手段、またはそれらの組み合わせによりコア4とヘリックス50に固定されてよい。スリーブ61の先端部69は選択的にキャップ55またはプラグ57に取り付けるかまたはそれらと一体的に形成されてよい(図24および25参照)。キャップ55の場合(図25)、キャップから近くに延在するスカート部68は、ヘリックス50の先端部54の外側上方に密接に適合する寸法にすることにより付加的取り付け機会を提供してよい。
【0032】
理解されるように、ヘリックス50は基端部52および先端部54のいずれか一方または両方で固定手段によりコアへ確実が取り付けられてよい。
【0033】
ヘリックス50のループ4のスペーシングはヘリックス50の全長にわたって変化してよい。例えば、基端部52および先端部54のいずれか一方または両方のヘリックスの一部はヘリックスおよび基礎となるブラシを強化するため、かつ上述したようにブラシ組立体に確実に取り付けるために、ループ間にギャップを作ることなく密に巻かれる(図12,14,16および17参照)。密に巻いた端部を有するヘリックスは、密に巻いた部が剛毛を干渉しないように概ね剛毛部上に位置決めされる(図2〜3参照)。剛毛部全長にわたって均一ブラシ特性を付与するために、ループ48のスペーシングはヘリックス50の対応する部において均一でなければならない(図10,12,14および17参照)。図16はヘリックス50の中央部の長手にわたって変化するスペーシングを有するループ48の他の形態を示す。部71のループは狭い間隔になっているが、部73のループの間隔は広くなっている。剛毛部の長手にわたって比較的均一の初期剛毛分配を有する当初のブラシ上に設置される場合、図16に示されたようなヘリックス配設または構成は剛毛部の長手にわたって変化する剛毛分配およびブラシ特性が得られる。
【0034】
図17には、ヘリックスの直径が基端部52から先端部54へ徐々に先細りになる形態が示されている。ヘリックスの直径の先細りは剛毛トリムの先細りに対応するか、または剛毛トリムの先細りから変化してよい。ヘリックスの先細りが剛毛トリム先細りと異なる場合、ヘリックスは、大抵、剛毛部の長手にわたって剛性が変化する剛毛による剛毛部を形成する。
【0035】
ヘリックスの本体60は意図する用途に適合する適宜材料により形成されてよい。本体60は金属またはプラスチック等のワイヤまたはシート状材料により形成、切断または他の方法で形成されてよく、またプラスチックまたは他の適宜材料から成形されてよい。好適には、本体60は金属ワイヤまたは金属板から形成される。本体60の寸法、即ち、ワイヤの直径、または金属板等の厚み、および本体60の断面形状は所望分配の剛毛を得るように選択されてよい。本体60の断面例は図7A〜7Fに示されている。これらの例は制限的でない。
【0036】
ヘリックスのワイヤまたはシート材本体60は所望結果を得るために更に変更されてよい。例えば、ワイヤ(図10〜17)またはシート材(図18〜19)から形成されたヘリックス本体60には、例えば本体60の面積を大きくすることによって機能を向上させるために、溝、孔等が形成されてよい。図18〜19に示されたシート材によるヘリックス50に加えることのできる他の変態例は図20A〜20Fに詳細図で示されている。図20Aは変形されないシート材によるヘリックス本体を示す。図20Bは、本体60が先端部54に向かって徐々に先細りになるように先端部54の方向に減少する本体断面を有するシート材ヘリックスを示す。図20C〜20Eは、ブラシ上のマスカラの保持を向上させる異なる例の小さな凹凸窪みを備えたシート材ヘリックス本体を示す。図20Fはマスカラ保持を向上させることのできる表面溝を有するシート材ヘリックス本体を示す。図21〜23はシート材ヘリックス本体60を有するヘリックス50を示す。このヘリックスは四辺形断面を有する。他の断面形状を有するヘリックスの他の例は図6A〜6Dに示されている。適宜材料により形成されたヘリックス本体60はブラシの剛毛部に剛性を付加するように硬質であってよい。選択的に、ヘリックス本体60はブラシ組立体の剛毛部上に受けるためにヘリックスを伸張させ、かつブラシ組立体上に保持するように剛毛部を把持するために収縮させるためにブラシバネ性または弾性を有していてよい。ヘリックスは全体または一部が当分野に周知の方法により繊維によるフロック(房)にされていてよい。
【0037】
ヘリックス50の構造および形状は所望剛毛分配を得るために選択される。例えば、ヘリックスのピッチかつ/または全直径は所望剛毛分配に達するためにコアの直径および剛毛の長手に対して選択できる。ヘリックスのピッチかつ/または直径はヘリックスの長手に沿って均一または変化していてよい。上述したように、ヘリックス50かつ/またはヘリックス本体60の半径方向の断面形状は剛毛の分配に影響してよい。例えば、ヘリックス50は半径方向に円形断面、または非円形断面、例えば、四辺形、楕円形、または星形等の断面形状の通路を形成してよい。同様に、ヘリックス50の半径方向の外断面形状は、ブラシの剛毛部8における異なる剛毛分配に達する円形または四辺形、楕円形、または星形等の非円形であってよい。ヘリックスの半径方向の断面形状は長手全体にわたって均一または変化していてよい。
【0038】
ワイヤまたはシート材ヘリックス本体60の寸法およびヘリックスを形成する材料の属性は達成される終局的剛毛分配に影響を及ぼす。例えば、図7A〜7Fに示されたにように、ヘリックス本体60のワイヤまたはシート材の断面は円形または非円形(楕円形、正方形、長方形、星形等)であってよい。ヘリックス本体を形成する材料は弾性または剛性の程度によその長手に沿って変化してよい。ヘリックス本体60の螺旋形状は均一の反復ループで構成され、各々がスムーズな形状を有する。選択的に、ヘリックス本体は不均一形状のループ、または半径方向(例えば、図6C,6Dおよび22を参照)または長手方向に角度をつけた形状を有するループで構成されてよい。
【0039】
1つ以上のヘリックスがブラシ上に同軸に設置されてよい、即ち、コアを中心に同軸に位置決めされた第一ヘリックス、第一ヘリックスおよびコアを中心に同軸に位置決めされた第二ヘリックスが設置される。第一および第二ヘリックスの各々のピッチは他の位相(段)内または異なっていてよい。更に、コア4のワイヤセグメント19は第一方向へ捩じれ、かつヘリックス50のループはコアと同一方向または異なる方向へ渦巻いていてよい。
【0040】
特定寸法のヘリックスが特定の当初のブラシ上に設けられる効果はいくつかの可変ファクタに依存してよく、制限的でないが、当初のブラシの剛毛配向、分配および密度、当初のブラシの剛毛特性(厚み、剛性、構造、例えば波形、中空等)のファクタを含む。他のファクタとしてヘリックス本体の厚みおよび断面形状、ヘリックスのピッチ、ヘリックスの剛性、当初のブラシに対するヘリックスの寸法、ヘリックス直径に対するコア直径等が含まれる。含まれるいくつかの変数の観点で、次のガイドラインが所望結果を得るのに適したヘリックスを選択する上で有用と考えられている。
【0041】
ヘリックスにより形成される最小直径は、好適には、剛毛部内のブラシのコアの外径に近いことである(またはヘリックスが伸張自在である場合に、コアよりも僅かに小さい)。好適には、ヘリックスの半径方向の断面はブラシの剛毛外被により形成される半径方向断面を越えないものである。ヘリックスまたは剛毛外被の半径方向の断面が偏心、またはヘリックスの半径方向の断面の一部が剛毛外被を越えないようにブラシのコアから半径方向へオフセットしている形態が意図されている。しかし、ヘリックスは睫毛または髪がヘリックスのループ間を通過することにより剛毛の少なくとも一部と接触できないほど外被から延びてはならない。
【0042】
当初のブラシが捩じれたワイヤコアによるブラシである場合、最後の剛毛分配を決定する最も重要なファクタは、当初のブラシの剛毛部の捩じれワイヤコアの測定単位当たりの回転数(例えば、インチ当たりの捩じれまたは渦巻き数)に対するヘリックスの測定単位当たりの回転数(例えば、インチ当たりのループ数)のようである。ヘリックスのインチ当たりの回転数が捩じれワイヤコアのインチ当たりの回転数よりも大きい場合に、剛毛は当初のブラシの初期剛毛分配が均一(即ち、図27に概略的に図示されたように溝または間隙を有しないスムーズ剛毛外被112)か否か、または螺旋列状である(即ち、図28に概略的に図示されたように剛毛外被112内に溝または間隙を有する)か否かと関係なく均一先端分配に向けて拡がる傾向がある。ヘリックスのインチ当たりの回転数が捩じれワイヤコアのインチ当たりの回転数よりもち少ない場合に、ヘリックスは螺旋列状分配(図28)へ剛毛を分離する傾向がある。しかし、ブラシコアよりもインチ当たりの回転数が少ないヘリックスが初期螺旋列剛毛分配を有する当初のブラシに付加される場合には、初期剛毛分配の螺旋模様の捩じれとヘリックスの捩じれとの交差に対応する点で生じる剛毛分配の変則(図29に119,120で概略的に図示されている)を回避するために、ヘリックス50の捩じれ方向はコアの捩じれワイヤ部19の捩じれ方向と反対になる、即ち、初期螺旋列状分配の捩じれ方向と反対になる。剛毛分配の変則119,120は螺旋列状分配の溝または間隙を横切って拡がる小グループの剛毛(120)の形態、または剛毛の列内の溝(119)の形態をとる。ヘリックスの捩じれの方向がコアの捩じれ方向と反対である場合に、図29に概略図示された剛毛分配の変則119,120は、ある用途に望ましい剛毛分配を得るために均一間隔で螺旋列内に縮れ122または波124を形成する。しかし、変則を有しない最後螺旋列状剛毛分配が望まれる場合、最良結果は均一の初期剛毛分配を有する当初の分配にヘリックスを付加することにより得られる。
【0043】
概略的に、螺旋列状分配による(即ち、図28に概略図示されたように剛毛外被内に溝または間隙を有する)最終ブラシを得るために、最良結果は初期剛毛分配が比較的均一であり(即ち、溝または間隙を有しないスムーズ剛毛外被)かつヘリックスよりもインチ当たりの回転数が多いコアを有する当初のブラシにヘリックス50を加えることにより達成される。均一剛毛分配、即ち、見かけ溝または間隙を有しない剛毛外被を有する最終ブラシを得るために、比較できる結果は初期剛毛分配が均一または螺旋列状であり、かつヘリックスよりもインチ当たりの回転数が少ないコアを有する当初のブラシにヘリックス50を付与することにより達成される。
【0044】
本発明のヘリックスは、いずれかの形状、例えば、フットボール、直線形(円筒)直線傾斜形(円錐形)、二重形状(円筒と傾斜端)および湾曲形状(三日月)または他の形状等の剛毛外被またはトリムを有する当初のまたは初期ブラシへの使用に適する。
【0045】
ヘリックスは銀から形成されてよく、または銀メッキはヘリックスの表面上に施されてよい。銀は強力な抗菌性を有することが知られている。
【0046】
本発明は同様に、長軸を形成するコアを有する当初のブラシの剛毛部を変形するための方法に関し、かつ前記剛毛部はコアに固定される半径方向に延在する複数の剛毛により形成される。当初のブラシの剛毛の各々はコアに対して第一配向を有する。本発明の方法は複数の連続ループから形成されたヘリックスを用意し、かつ剛毛部の長手の少なくとも一部上方にヘリックスを設置する工程を含む。ヘリックスは剛毛部の長手の前記少なくとも一部に沿ってコアのまわりに同軸に受けられるように構成する。ヘリックスは、剛毛が隣接する連続ループ間で半径方向に延在しかつ剛毛の少なくとも一部がコアに対して第二配向へヘリックスにより位置変換されるような寸法にされて設置さる。ヘリックスはヘリックスおよびコアの少なくとも一方を他方に対して軸回転させることにより設置される。
【0047】
好適形態の解説として、次に実施例を説明する。
実施例1
長軸を形成する捩じれワイヤコアを有し、かつ前記コアに固定された半径方向に延在する複数のナイロン剛毛により形成された剛毛部を有する従来ブラシを用意する。用意されたブラシの剛毛の各々はコアに対して第一配向を有し、初期剛毛分配が螺旋列状剛毛外被を形成するようになっている(図28に概略図示されたものに類似)。前記ブラシの形状および剛毛の配置は図5Bに示されたブラシ105に類似する。前記ブラシのコアは略1.43mm(0.056インチ)の直径および略40mm(1.575インチ)の長さを有する。前記コアの先端部上に支持された剛毛部は略30mm(1.181インチ)の長さおよび略8mm(0.315インチ)の直径を有する概ね円筒形状を有する。前記剛毛部の円筒形状は先端部で略2mm(0.079インチ)まで急傾斜している。
【0048】
0.51mm (0z020インチ)直径の円形断面を有するステンレススチールワイヤから形成された本体を有する円筒形ヘリックス(図10−11に示されたヘリックスの形状に類似)が用意される。前記ワイヤは、略2.16mm (0.085インチ)の内径を有する円筒ヘリックスの主部を形成するために均一の間隔をおいた連続ループに形成されている。前記ヘリックスの円筒形状は略1.52mm(0.060インチ)のより小さい内径まで先端部で急傾斜している。前記傾斜した部におけるループは密に巻かれている、即ち、前記傾斜した部において隣接するループ間に殆どまたは全く空間がない。前記ヘリックスの全長は228mm (1.10インチ)であり、ヘリックスの主部は略26mm (1.02インチ)である。前記ヘリックスのループは、前記ワイヤに垂直の線がヘリックスの長軸に対して略8°の角度を形成するように渦巻きにされる。前記ループの螺旋方向は前記捩じれワイヤコアの捩じれ方向と反対である。
【0049】
前記ヘリックスを、ナットをネジ山上に設置するように前記剛毛部上方へ同軸に、即ち、前記剛毛の少なくとも一部またはヘリックスを他の剛毛またはヘリックスに対して、ヘリックスが剛毛部へ「捩じれる」ように、回転させて設置する。この回転を、前記ヘリックスの傾斜した部の縮小直径が締まり嵌めにより前記ブラシのコアを把持するまで続ける。この点で、前記ブラシ剛毛の実質的全部を隣接する連続ループ間で半径方向に伸張し、かつ前記剛毛の少なくとも一部を前記コアに対して第二配向へ前記ヘリックスにより位置変換して、より均一の最終剛毛分配を得る。この最終剛毛分配は図5Bのブラシ107により示されたものに類似する。
【0050】
実施例1に記載の寸法は単に好適形態を例示するのみであって、限定を意味しない。理解されるように、種々の寸法および形態が、本発明の精神および特許請求の範囲から逸脱することなく採用できる。
【0051】
上記説明、実施例1および添付図面から明らかなように、前記ヘリックスはコアから半径方向に延在する剛毛を有するブラシの剛毛部を変更するために特に好適であり、各々がブラシのコアに対して第一配向を有する。そのようにして、基礎となるまたは当初のブラシ(付加ヘリックスが設置される前の)は、例えば、周知かつ容易に利用できるタイプの従来の捩じれワイヤブラシであってよい。かかる当初のブラシのブラシ形態は本発明のヘリックスにより種々の方法で変更されてよい。円筒状ヘリックスは複数の連続ループから形成された本体を有する。ヘリックスは、基礎となるブラシの剛毛が連続ループの隣接ループ間で半径方向外方へ延在するような寸法でコアのまわりに同軸に受けられるように選択されたピッチを有する。前記剛毛の少なくとも一部はヘコアに対して第二所定配向へヘリックスにより位置変換される。これは当初のブラシと異なる性質を有する変化ブラシを形成する。
【0052】
本発明は消費者の特別ニーズに適したマスカラブラシのカスタマイズを可能にする。例えば、化粧品カウンタで、消費者は所望特性のマスカラブラシを選択できる。マスカラ包装容器と共に供給される従来(当初の)ブラシは化粧品カウンタでカスタマイズされる、即ち、所望特性を有するブラシ上にヘリックスを設置することによりカスタマー仕様に変更される。選択的に、少なくとも1つのヘリックスを含むドゥイトユアセルフ変更キットが消費者に直接提供され、従来ブラシ(当初の)の消費者による変更を可能にする。かかるキット内の各ヘリックスは当初ブラシに異なる特性を付与する。消費者は当初のブラシを変更することなく使用でき、またはそのキットから最も適したヘリックスを選択して設置することによりブラシを所望特性に変更できる。
【0053】
本発明は好適形態の構造に具体化して説明しかつ図解したが、理解されるように種々の変更が本発明の精神および特許請求の範囲を逸脱することくなく構造および構成部の構成について行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来捩じれワイヤコアブラシの一部および容器の立面図である。
【図2】 本発明によるアプリケータブラシ組立体の立面図である。
【図3】 図2の3−3線に沿った本発明によるアプリケータブラシの断面図である。
【図4】 図3から採ったヘリックスとアプリケータコア間の結合を示す本発明による一形態の断面説明図である。
【図5A】 初期ブラシと、実質的均一分配から螺旋列状分配へ剛毛の再分配を実施する本発明のリックスによる変形後の同一ブラシとを並べて比較した写真である。
【図5B】 初期ブラシと、螺旋列状分配から実質的均一分配へ剛毛の再分配を実施する本発明のヘリックスにより変形した後の同一ブラシとを並べて比較した写真である。
【図6A】 ヘリックスループ断面の実施形態例の概略図である。
【図6B】 ヘリックスループ断面の実施形態例の概略図である。
【図6C】 ヘリックスループ断面の実施形態例の概略図である。
【図6D】 ヘリックスループ断面の実施形態例の概略図である。
【図7A】 ヘリックスのワイヤまたはシート材の実施形態例の断面図である。
【図7B】 ヘリックスのワイヤまたはシート材の実施形態例の断面図である。
【図7C】 ヘリックスのワイヤまたはシート材の実施形態例の断面図である。
【図7D】 ヘリックスのワイヤまたはシート材の実施形態例の断面図である。
【図7E】 ヘリックスのワイヤまたはシート材の実施形態例の断面図である。
【図7F】 ヘリックスのワイヤまたはシート材の実施形態例の断面図である。
【図8A】 ヘリックスの先端部上にキャップを有する本発明による実施形態の立面図である。
【図8B】 ヘリックスの先端部上にプラグを有する本発明による実施形態の立面図である。
【図9】 ヘリックスの先端部上にプラグを有しかつ前記プラグ上支持された櫛を有する本発明によるヘリックスの立面図である。
【図10】 本発明によるヘリックスの好適形態の立面図である。
【図11】 図10の矢印11−11の方向にとったヘリックスの端面図である。
【図12】 本発明によるヘリックスの他の好適形態の立面図である。
【図13】 図12の矢印13−13の方向にとったヘリックスの他の形態の端面図である。
【図14】 本発明によるヘリックスの他の好適形態の立面図である。
【図15】 図14の15−15矢印方向にとったヘリックスの他の形態の端面図である。
【図16】 本発明によるヘリックスの他の形態の立面図である。
【図17】 本発明によるヘリックスの他の形態の立面図である。
【図18】 本発明によるヘリックスの他の形態の立面図である。
【図19】 図18の19−19矢印方向にとったヘリックスの他の形態の端面図である。
【図20A】 図18に全体が示されたヘリックスの先端部の詳細図である。
【図20B】 図18に全体が示されたヘリックスの先端部の詳細図である。
【図20C】 図18に全体が示されたヘリックスの先端部の詳細図であり、他の表面処理例を示す。
【図20D】 図18に全体が示されたヘリックスの先端部の詳細図であり、他の表面処理例を示す。
【図20E】 図18に全体が示されたヘリックスの先端部の詳細図であり、他の表面処理例を示す。
【図20F】 図18に全体が示されたヘリックスの先端部の詳細図であり、他の表面処理例を示す。
【図21】 本発明によるヘリックスの他の形態の立面図である。
【図22】 図21の22−22矢印方向にとったヘリックスの他の形態の端面図である。
【図23】 図21に示されたヘリックスの先端部の詳細図である。
【図24】 ブラシ組立体の先端部でヘリックスをコアへ連結する形態の一部を示す断面図である。
【図25】 ブラシ組立体の先端部でヘリックスをコアへ連結する他の形態の一部を示す断面図である。
【図26】 ブラシ組立体の先端部でヘリックスをコアへ連結する他の形態の一部を示す断面図である。
【図27】 溝または間隙を含まない代表的スムーズ剛毛外被の概略図である。
【図28】 螺旋溝または間隙を有する代表的螺旋列状剛毛外被の概略図である。
【図29】 変則溝または間隙を得るための本発明によるヘリックスにより変形した螺旋列状剛毛外被の概略図である。

Claims (33)

  1. 長手を有しかつ長軸を形成する中心コア、
    前記コアの長手の一部に沿って半径方向へ延在する複数の剛毛、および
    複数の連続ループから形成されたヘリックスを含むマスカラブラシであって、
    前記ヘリックスは前記剛毛が前記連続ループの隣接ループ間で半径方向に延在するように前記コアの長手の少なくとも一部を中心に同軸に受けられており、
    前記複数の剛毛は、前記コアに対する第一配向が前記複数の剛毛の各々に対して形成されるように前記コアに初期に固定されていて、前記複数の剛毛の少なくとも一部に前記ヘリックスが接触することにより、該複数の剛毛の少なくとも一部は前記コアに対して第二配向を形成する、マスカラブラシ
  2. 前記コアの長手は第一方向において捩じれた一対のワイヤセグメントから形成され、かつ前記剛毛は前記捩じれたワイヤセグメント間に挟むことにより前記コアへ固定されている、請求項1のマスカラブラシ
  3. 前記ヘリックスのループは前記第一方向と同一または反対になる方向で螺旋状になっている、請求項2のマスカラブラシ
  4. 前記ヘリックスは円形放射状断面を有する通路を形成している、請求項1のマスカラブラシ
  5. 前記ヘリックスは非円形放射状断面を有する通路を形成している、請求項1のマスカラブラシ
  6. 前記複数の連続ループの少なくとも1つは円形放射状断面形状の前記ヘリックスを形成している、請求項1のマスカラブラシ
  7. 前記複数の連続ループの少なくとも1つは非円形放射状断面形状の前記ヘリックスを形成している、請求項1のマスカラブラシ
  8. 前記ヘリックスは1つのワイヤ、シート材または成形材から形成された本体を有する、請求項1のマスカラブラシ
  9. 前記本体は金属またはプラスチックから形成されている、請求項8のマスカラブラシ
  10. 前記本体は円形断面を有する、請求項8のマスカラブラシ
  11. 前記本体は非円形断面を有する、請求項8のマスカラブラシ
  12. 前記コアは環状ショルダを有し、かつ前記ヘリックスの端部は前記ショルダに対して前記コア上に受けられる寸法である、請求項1のマスカラブラシ
  13. 前記複数の剛毛のチップは実質的にスムーズな剛毛外被を形成している、請求項1のマスカラブラシ
  14. 前記複数の剛毛のチップは少なくとも1つの間隙を有する剛毛外被を形成している、請求項1のマスカラブラシ
  15. 前記剛毛の少なくとも一部は他の剛毛よりも剛性である、請求項1のマスカラブラシ
  16. 前記ヘリックスは更に銀を含む、請求項1のマスカラブラシ
  17. 前記ヘリックスは前記コアの第一端部と整列する先端部を有し、かつ前記先端部はキャップおよびプラグの1つを支持している、請求項1のマスカラブラシ
  18. 前記キャップおよびプラグの1つは更に櫛を支持している、請求項17のマスカラブラシ
  19. 前記ヘリックスはフロックになっている、請求項1のマスカラブラシ
  20. 前記ヘリックスはピッチと寸法を有し、かつ前記ピッチと寸法の少なくとも1つは前記ヘリックスの長手上方で変化している、請求項1のマスカラブラシ
  21. 前記ヘリックスは固定手段によって前記コアへ固定されている、請求項1のマスカラブラシ
  22. 前記固定手段は直径が減じる前記ヘリックスの一部を更に含む、請求項21のマスカラブラシ
  23. 前記固定手段は前記コアに固定された前記ヘリックスの延長部を更に含む、請求項21のマスカラブラシ
  24. 前記固定手段は前記ヘリックスの一部と前記コアの一部との間に固定された部材を更に含む、請求項21のマスカラブラシ
  25. 前記部材はスリーブを更に含む、請求項21のマスカラブラシ
  26. 少なくとも1つの刻み、孔、溝および突起が前記ヘリックスの表面に設けられている、請求項1のマスカラブラシ
  27. 長軸を形成するコアを有するマスカラブラシの一部の剛毛部を変更する方法であって、前記剛毛部が長手を有しかつ前記コアに固定された半径方向に延在する複数の剛毛により形成され、前記剛毛の各々が前記コアに対する第一配向を有する、マスカラブラシの剛毛部を変更する方法において、
    複数の連続ループから形成されたヘリックスを用意し、前記ヘリックスを前記剛毛部の長手の少なくとも一部に沿って前記コアを中心に同軸に受けられるように構成し、かつ
    前記剛毛が前記複数の連続ループの隣接ループ間で半径方向に延在しかつ前記剛毛の少なくとも一部に前記ヘリックスが接触することにより、該複数の剛毛の少なくとも一部が前記コアに対して第二配向に位置変換されるように、前記マスカラブラシの前記剛毛部の長手の少なくとも一部の上方に前記ヘリックスを設置することを含む方法。
  28. 前記ヘリックスを設置する工程は更に前記ヘリックスに前記コアの端部を挿入し、かつ前記ヘリックスおよびコアの少なくとも一方を他方に対して軸方向へ回転させることを含む、請求項27の方法。
  29. マスカラブラシの剛毛部を変更する装置であって、前記マスカラブラシは長軸を形成するコアを有し、前記剛毛部は前記コアに固定された半径方向に延在する剛毛を有し、前記剛毛の各々は前記コアに対して第一配向を有する、マスカラブラシの剛毛部を変更する装置において、
    前記装置は、複数の連続ループを形成する本体により形成された円筒状ヘリックス、および、前記コアに前記ヘリックスを固定するための固定手段を含み、前記ヘリックスは、前記剛毛が前記連続ループの隣接するループ間で半径方向に延在するようにかつ前記剛毛の少なくとも一部に前記ヘリックスが接触することにより、該複数の剛毛の少なくとも一部が前記コアに対して第二配向に位置変換されるように、前記コアのまわりに同軸に受けられるべく選択された寸法およびピッチを有する、マスカラブラシの剛毛部を変更する装置。
  30. 前記固定手段は直径が減じる前記ヘリックスの一部を更に含む、請求項29の装置。
  31. 前記固定手段は前記コアに固定されるべく構成された前記ヘリックスの延長部を更に含む、請求項29の装置。
  32. 前記固定手段は前記コアへ固定されるべく構成された前記ヘリックスに固定された部材を更に含む、請求項29の装置。
  33. 前記部材はスリーブを更に含む、請求項29の装置。
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