JP3708272B2 - ペット用トイレ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、猫や犬などのペット用のトイレに係り、トイレの清掃を清潔且つ簡単に行うことができ、またゴミとして捨てられる猫砂の量を減らすことができるペット用トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】
室内で飼われている猫や犬などのペット用トイレとして、プラスチック製の容器にいわゆる猫砂と呼ばれる粒状体が入れられたものが一般的に使用されている。
図6はこのようなペット用トイレの全体を示す斜視図である。
図6に示すように、プラスチック製の容器1は上面が開口しており、その中央に凹部1aが形成され、この凹部1aに猫砂2が適当量入れられる。猫砂2としては、鉱物系のゼオライトあるいは川の砂、あるいは尿などを吸収すると固まるベントナイト、粉砕パルプ等を固めて粒状に成形したセルロース粒などが一般的に使用されている。猫などのペットは前記容器の周縁部1bをまたいで容器1の凹部1a内に入り、前記猫砂2の上から尿や便などを***する。飼い主は、尿や便で汚れた猫砂2を便などといっしょにスコップ等ですくって容器1内から取り除き、取り除いた分新しい猫砂を補充する。
【0003】
しかし、猫などは***後に猫砂を足でかき混ぜるため、尿や便で汚れる猫砂の量が多くなり、さらに汚れた猫砂2が拡散されてしまい、汚れた部分のみを完全に除去することはできない。また、猫砂2として使用される前記ゼオライトや川の砂などは尿を吸収するものではなく、またベントナイトやセルロース粒は尿をある程度吸収するが、完全に吸収することはできない。このため、尿は猫砂を通って容器の底面に溜まりやすい。さらに、猫が猫砂2をかき混ぜたときに、***物が猫の足に付着し、この尿や便で汚れた足で容器1に触れるため、容器1に尿や便が付着し、悪臭の原因となる。
このため、飼い主は、1週間ないし2週間に1度の割合で容器1内の猫砂2をすべて捨て、容器1を洗浄して乾かした後、この容器に新しい猫砂を入れてトイレを清潔に保つようにすることが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ペットが尿や便などを***する度に、尿や便で汚れた猫砂2をすくって除去しなくてはならず、さらに、少なくとも1、2週間に一度の割合で容器1内の猫砂2を全て捨てて、容器1を洗浄しなくてはならないため、手間がかかる。また、容器の洗浄や猫砂の廃棄の際に、容器や猫砂に付着しているペットの尿や便が手についてしまうため、衛生的ではない。
【0005】
また、猫砂2をペットの***の度に捨てたり、また1、2週間に一度全て取り替えるため、ゴミとなる猫砂2の量が非常に多い。猫砂2として使用されるゼオライト等の鉱物系の砂は不燃性のものであるため、ゴミとして処理しにくいという問題がある。これに対しセルロース粒は可燃性であるため、前記ゼオライトより廃棄処分しやすい。特に、セルロース粒に吸水性のポリマーなどの粘着材をコーティングした粒子を使用する場合、これは尿を吸水すると固まり、尿を吸収した部分のみを取り除きやすい。
【0006】
しかし、セルロース粒の表面に吸水性ポリマーがコーティングされたものを使用した場合に、ゴミとして廃棄される猫砂の量がかなり多くなる。一回に容器内に入れる猫砂の量は大体3リットルないし5リットルであるため、1週間に一回、トイレ内の猫砂を全て取り替えるとすると、一ヶ月で約20リットルの猫砂をゴミとして出すことになる。また、猫の尿量は一回につき30cc程度であり、一日につき2回から3回尿を***するが、排尿のたびに尿を吸収した猫砂を捨てることになるため、実際には一ヶ月に20リットル以上の猫砂2を捨てていることになる。このため、ゴミが嵩張り、可燃性の猫砂であっても、処理が大変である。
【0007】
ゴミの量を減らすため、猫砂の代わりに吸液シートを使用することも考えられているが、室内で飼われる代表的なペットである猫は、その習性上砂の上で***することを好み、シートの上ではなかなか***しない。またシートの上で***するとしても、シートの中央に自分の頭がくるような位置に座るため、お尻がシートの端に位置し、シートの外側に***してしまい、シートの外側の床が汚れてしまう。このため、床の掃除をしなくてはならず、手間を省くことはできない。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、手を汚さず、また手間をかけずに清掃でき、且つゴミの量を減らせるペット用トイレを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上部に開口部を有し前部に装着口が形成された本体部と、
前記装着口から本体部内に挿入されて、本体部に対し前方へ取り外し自在に設けられて、液吸収体が設置される支持体と、
前記本体部内で前記支持体の上方に位置し、底部が液通過構造とされ且つ多数の粒状体が収納される粒状体収納部とを備え、
前記支持体には掛止部が設けられ、支持体が本体部内に装着されたときに、前記掛止部が本体部内に掛止されることを特徴とするものである。
【0010】
上記において、液吸収体は吸液シートであり、この吸液シートが敷設された支持体が、前記設置部に取り外し自在に設置されるものとすることが可能である。
【0011】
この場合に、液吸収体の設置部に支持体が設置されたときに、この支持体に敷設された前記吸液シートが、液通過構造の前記底部にほぼ密着することが好ましい。
【0013】
さらに、粒状体は少なくとも表面が溌水性であることが好ましく、また、消臭機能を有するものであることが好ましい。
【0014】
本発明のペット用トイレは、底部が液通過構造となっている粒状体収納部に多数の(所定量の)粒状体が収納される。この粒状体としては、従来の猫砂を用いてもよいが、溌水性の粒状体を使用することができる。すなわちこのトイレでは、尿が粒状体内を通過して液通過構造の底部から下方へ滴下しても、その下方に位置する吸液シートなどの液吸収体で吸収されるものとなっているため、前記粒状体として溌水性のものを使用することが可能である。
【0015】
溌水性の粒状体としては、ポリプロピレン(PP)などの樹脂や、合成ゼオライト、天然ゼオライト、ガラス系などの無機系材料で形成された外径寸法が2mmから4mm程度の円柱形状または球状のものを使用することができる。またPPなどの樹脂や無機系材料で形成された溌水性の粒状体に、銀、銅、亜鉛などの無機系の抗菌剤を練り込んで、抗菌性の粒状体とすることが好ましい。また可燃性の粒状体として、セルロースなどの粒の表面に溌水処理を施したものを使用することも好ましい。このセルロース粒表面を溌水処理する方法としては、例えばシリコンを粒状体の表面に含浸または付着させてこのシリコンを熱硬化させることにより、粒状体の表面にシリコン被膜を形成する方法などが挙げられる。
【0016】
また、粒状体としては、防臭機能を有するものが特に好ましい。具体的には、前記PP粒などで形成された溌水性の粒状体に消臭剤を練り込んだり、また粒状体の表面に消臭剤をコーティングしたものを使用することができる。
【0017】
ここでいう消臭剤とは、尿臭の原因であるアンモニア臭を中和するものや、尿の腐敗をおさえ尿の腐敗臭を低減するものがある。アンモニアを中和するものとしては、脂肪族カルボン酸のような有機酸や、金属フタロシアニンのような人工酵素が挙げられる。また、尿の腐敗をおさえるものは一般に抗菌剤と呼ばれるもので、例えばチアゾリン系、有機ハロゲン系、銀ゼオライト系の抗菌剤が使用される。または前記粒状体に活性剤両性タイプ、フラボノイド等の液体の消臭剤を含浸させ、あるいは混合させてもよい。
【0018】
粒状体収納部の下側に設置される液吸収体としては、例えば不織布や、紙、シート状にした綿などの吸液シートが主に使用される。この吸液シートは、プラスチックなどで形成された支持体に敷設されて、前記液通過構造の粒状体設置部の下側に配置される。また前記吸液シートの裏面にポリプロピレン樹脂などで形成された不透液性のシートを積層し、液不通過構造とすることがより好ましい。
【0019】
また液吸収体として、吸水性樹脂や、シリカゲルなどの吸水性物質、粉砕パルプ等を使用してもよい。この場合、中央に凹部が形成されたトレイ(支持体)の前記凹部の中にこれらの液吸収体が収納され、粒状体収納部の下方に配置される。また、前記液吸収体とともに消臭剤を収納してもよい。
【0020】
このペット用トイレは、従来の猫砂と同様に多数の粒状体の処理材が敷かれているため、猫などのペットが自然にトイレに入り、粒状体の上に尿や便を***することができる。溌水性の粒状体を用いると、尿は粒状体に吸収されず、溌水性の粒状体の間隙を通って粒状体収納部の底部に到達する。底部はメッシュ状または網状などの液通過構造であるため、尿は底部を通過し、その下の吸液シートなどの液吸収体に吸収される。よって、尿をする度に粒状体を捨てる必要はなく、一日に一回程度液吸収体を取り替えればよい。このため、トイレの清掃の手間を省くことができる。さらに前記液吸収体として吸液シートを使用した場合、一日のゴミの量はシート一枚分であるため、ゴミの量を減らすことができる。
【0021】
また、液吸収体として吸液シートを使用した場合、この吸液シートを液通過構造の前記底部に密着させ、またはほぼ密着させると、メッシュ状または網状の粒状体収納部の底部に尿が付着して残ることがなく、吸液シートに尿が確実に吸収される。
【0022】
また、溌水性の粒状体に付着する尿は微量であるため、従来の猫砂を使用した場合に比較して悪臭が発生しにくい。また、使用するにつれて、便や尿が溌水性の粒状体に付着するが、消臭機能を有する粒状体を使用すれば、悪臭をある程度除去できる。また粒状体に抗菌処理を施しておくと、衛生的である。
【0023】
また、溌水性の粒状体に付着した汚れを落とすために、1週間から2週間に一度の割合で、前記溌水性の粒状体の上から洗浄液をかけて粒状体を洗浄することにより、粒状体を長期間使用できる。
【0024】
また、1、2ヶ月に一度の割合で溌水性の粒状体を新しいものと替えてもよい。この場合、粒状体収納部として底部が液通過構造の柔軟なプラスチックなどで形成された容器を用いると、容器ごと交換が可能である。また容器を表面に溌水処理を施した厚紙などで形成しておくと、容器ごと粒状体を廃棄することができる。この場合に粒状体を溌水処理したセルロースなどの可燃性のものとしておくと、容器と粒状体を一緒に焼却処分できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のペット用トイレの全体を示す斜視図、図2はペット用トイレの断面図、図3(A)(B)は粒状体収納部となる容器の斜視図である。
符号4は溌水性の粒状体である。この溌水性の粒状体4は、ポリプロピレン(PP)などのプラスチック材料あるいは合成ゼオライト、天然ゼオライト、ガラス系の物質に銀、銅、亜鉛金属などの無機系の抗菌性物質を練り込んで形成された溌水性の粒である。または、可燃性の粒状体4として、セルロースで形成された粒の表面に、例えばシリコンを含浸または付着させてこのシリコンを熱硬化させることにより、粒状体の表面にシリコン被膜を形成することなどにより、溌水処理したもの、またはこのように溌水処理を行うとともに、抗菌処理したものでもよい。
【0026】
あるいは、前記粒状体4として、消臭機能を有するものが好ましい。PP粒などで形成された溌水性の粒状体に消臭剤を練り込んだり、また粒状体の表面に消臭剤をコーティングしたものを使用することができる。前記消臭剤としては、尿臭の原因であるアンモニア臭を中和するものや、尿の腐敗をおさえ尿の腐敗臭を低減するものがある。アンモニアを中和するものとしては、脂肪族カルボン酸のような有機酸や、金属フタロシアニンのような人工酵素が挙げられる。また、尿の腐敗をおさえるものは一般に抗菌剤と呼ばれるものであり、本発明においては例えばチアゾリン系、有機ハロゲン系、銀ゼオライト系の抗菌剤が使用される。または前記粒状体に活性剤両性タイプ、フラボノイド等の液体の消臭剤を含浸させ、あるいは混合させてもよい。
【0027】
これらの粒状体4は、例えば各図に示す球形状、または円柱形状などである。粒状体4の外径寸法は2mmから4mm程度であり、この程度の大きさであると、猫などのペットの爪の間に粒状体4が入り込まない。
溌水性の粒状体4は、容器5に収納されて使用される。容器5はプラスチック製あるいは表面が溌水加工された厚紙などで形成されている。粒状体4がPPなどのプラスチック材である場合には容器5がプラスチック製であってもよいが、粒状体4がセルロースなどを主体とした可燃性である場合には、容器5も紙製とし、使用後に容器5および粒状体4を一緒に焼却処理できるようにすることが好ましい。また、容器5をポリプロピレンやポリエチレン樹脂などから成る柔軟なプラスチックで形成し、不燃性の粒状体4と一緒に容器ごと不燃ゴミとして廃棄できるようにしてもよい。
【0028】
図3(B)に示されるように、前記容器5の開口部周囲にはフランジ部(鍔部)5aが形成されており、容器5内に所定数の粒状体4が入れられた状態で、フランジ部5aにシール材6が取付けられ、使用直前にこのシール材6を剥がすようにしてもよい。シール材6は、フィルムなどであり、フランジ部5aにホットメルト型接着剤などで剥離可能に接着される。
容器5の粒状体収納部5b内に前記粒状体4が収納されるが、図3(A)に示されるようにこの粒状体収納部5bの底部5cには、メッシュ状または網状の液透過構造のシート7が張られている。この液透過構造のシート7は、溌水性であることが好ましい。ただし、底部5cに多孔質の板が設けられ、この板が容器5と一体に形成されていてもよい。または比較的薄い樹脂シートにより容器5が形成され、この容器5の底部5cに多数の孔が形成されて、底部が液透過構造とされていてもよい。
【0029】
図1に示すように前記容器5は、本体部10内に設置される。本体部10はプラスチック製であり、上方が開口している。本体部10の内面には、支持台10aが枠状に形成されており、この支持台10aには、矩形状の設置穴10bが開口している。容器5の収納部5bは前記設置穴10b内に挿入され、フランジ部5aが支持台10aの上面に載せられて、容器5が本体部10内で支持される。
【0030】
前記本体部10の下部は、液吸収体の設置部11である。この液吸収体の設置部11の前方には開口部(装着口)11aが形成されている。液吸収体の設置部11には、底板12が設けられている。底板12は、本体部10と一体に形成されているものであり、前記支持台10aにほぼ平行で且つ設置部11の底部の全面にわたって形成されている。この底板12は、支持台10aに平行な水平部12aと、この水平部12aと連続して設けられて設置穴10bに向かって上向きに傾斜する傾斜部12bと、傾斜部12bの奥側に連続して設けられたストッパ部12cから成る。また、ストッパ部12cの本体部10の内側壁側の端部と本体部10の内側壁との間には隙間12dが形成されている。また、底板12には、本体部10aの両側壁から所定間隔離れた位置にて、設置部11の開口部11aから奥側へ延びる一対の案内溝12eが形成されている。
【0031】
前記底板12上には、吸液シートが敷設された支持体13が設置される。支持体13はプラスチック製の平板状であり、前端部の両側には下方に突出する掛止部13aが形成されており、また、幅方向の中間位置に、掛止部13aと同様に下方に突出する摺動凸部13dが形成されている。そして、後端部は高さ方向の寸法の大きい脚部13bとなっている。また、支持体13の上面は、平面状の敷設面13cであり、この敷設面13cに吸液シート8が敷かれる。
吸液シート8は、例えば不織布や紙、あるいはシート状にした綿などのシートであり、あるいはシート内に高吸水性樹脂が挟まれたものなどである。吸液シート8は、吸液可能な面が上に向けて敷設される。吸液シート8の裏面には、ポリプロピレンなどの樹脂で形成された不透液性のシートが接着され、または不透液性樹脂がコーティングされる。吸液シート8は、支持体13の敷設面13cの上に単に載せるだけであってもよいし、あるいは吸液シート8の裏面を両面接着テープなどで敷設面13cに固定してもよい。
【0032】
あるいは、支持体13として図4(A)(B)に示すものを使用するとよい。図4(A)に示すものは、支持体13の敷設面13cの各角部に、穴13eが形成されている。この穴13eの上に吸液シート8の4つの角が載せられる。そして、この吸液シート8の4つの角の上から掛止部材13fが当てられ、この掛止部材13fは吸液シート8を挟んだ状態で穴13eに嵌合する。これにより、吸液シート8の4つの角部が支持体13に確実に固定される。
【0033】
また図4(B)に示すように、敷設面13cの4つの角に差し込み穴13gを形成し、この差し込み穴13gのそれぞれに吸液シート8の角部を差し込み、吸液シート8を支持体13に固定してもよい。
図4(A)(B)のような構造にすると、吸液シート8の裏面に接着テープを付けなくても支持体13に吸液シート8を固定することができる。また、支持体13を設置部11内に挿入し、または離脱させるときに、吸液シート8が支持体13の敷設面13c上でずれたり皺が生じることがない。
【0034】
図2に示すように、前記容器5のフランジ部5aが、本体部10内の支持台10aに載せられた状態、あるいは容器5を設置する前に、支持体13が、液吸収体の設置部11内へ設置される。この設置操作では、支持体13の前端部側を開口部11aから挿入し、前端部を底板12の水平部12aに載せる。
図2にて鎖線で示すように、前端部を開口部11aから挿入したときは、ガイド部材12の水平部12aの上方に余裕空間が有るため、前端部を比較的ラフに挿入することができる。そのまま支持体13を挿入すると、前端部が、底板12の水平部12aから傾斜部12bに至り、前端部が設置穴10b側へ持ち上げられていく。また、このとき、支持体13の前端部の摺動凸部13dが案内溝12e内に入り、支持体13が設置部11の奥に挿入されるときに、摺動凸部13dが案内溝12e内を摺動するため、支持体13が設置部11内へ確実に導びかれる。よって、支持体13を設置部11内へ挿入しやすい。
【0035】
さらに支持体13が押し込まれると、前端部の掛止部13aが傾斜部12bの奥側のストッパ部12cの上に載せられ、掛止部13aが隙間12dに差し込まれて固定される。このとき、支持体13の後端部の脚部13bが水平部12aに載り、そして支持体13の敷設面13cは、設置穴10bに密接する位置まで持ち上げられる。この状態では、支持体13の敷設面13cが水平な向きになり、敷設面13cに敷設された吸液シート8が、容器5の底部5cの液透過構造のシート7にほぼ密着する。
また支持体13を取り出すときには、この支持体13をほぼ水平方向へ引き出すと、その引出し直後に支持体13の前端部が傾斜部12bに沿って下降するため、すぐに吸液シート8が容器5の底部5cから離れる。よって、引き出そうとする支持体13の敷設面13c上の吸液シート8に皺を与えたり引っ掛かりを与えることがなく、吸液シート8がずれることなく支持体13と一緒に確実に取り出すことができる。
【0036】
また本体部10上には必要に応じてカバー14が被せられる。カバー14には入口14aが形成され、この入口14aと、本体部10に形成された凹部10cとが一致して、猫などのペットの侵入口となる。
例えば猫が使用するとき、前記入口14aから容器5内に入る。このとき、猫の体重は、容器5の底部5c、および支持体13および底板12で支えられる。よって、容器5の底部5cの強度が弱くても、猫の体重を十分に支えることができる。
【0037】
また、猫の体重を支えることができるように、例えば図5に示すように、本体部10に設けられた前記支持台10aの設置穴10bから下方へ一体成形された凹部10dが形成され、この凹部10dの底面10eに、網目状に多数の穴10fが開口された構造としてもよい。この場合、容器5が設置されたときに、この容器5の液透過構造の底部5cが底面10e上に密着できるように、凹部10dの深さが設定される。
【0038】
図5に示すものでは、猫などの体重が容器5の底部5cに与えられたときにこの体重が丈夫な構造の底面10eで支えられるため、容器5の底部5cが変形したりあるいはシート7が破れるなどの心配がなくなる。また、猫などの体重は底面10eで受けることになり、支持体13には猫の体重が直接に加わらないため、支持体13の支え部分の構造を簡単にできる。例えば、図5に示すように設置部11の両内壁に幅寸法の小さいガイド部材14を形成し、このガイド部材14で支持体13を設置部11内へ案内できるようにしても、支持体13の支持強度に問題は生じない。
容器5内には粒状体4が入れられているため、猫は自然に粒状体4の上で尿や便を***する。便が***されたときは、便の周辺にある粒状体4と一緒に便をスコップなどで取り除く。***された尿は溌水性の粒状体4に吸収されずに溌水性の粒状体4の粒子の間隙を通って容器5の底部に達し、液透過構造のシート7を通過して、吸液シート8に吸収される。
【0039】
図2に示すように、支持体13が設置部11に設置された状態で、吸液シート8が容器5の底部5cのシート7にほぼ密着していると、尿がシート7上に残ることなく、尿が確実に吸液シート8に伝わって吸収される。また、図5に示すように、容器5の底部5cが凹部10dの底面10eで支えられる構造の場合も、吸液シート8を底面10eの下面に密着させておくことが好ましい。この構造では、容器5の底部5cに残る尿は、底面10eに伝わり、さらに穴10fの周縁部を伝わって吸液シート8に確実に伝わるようになる。
【0040】
このように、容器5の底部5cに吸液シート8が直接にまたは間接的に密着して、吸液シート8に尿が伝わりやすくしておくと、容器5に残る尿は非常にわずかとなり、容器5内に残った尿による悪臭の発生を防止できる。また、粒状体4として消臭機能を有するものを使用すると、容器5内から悪臭の発生を防止できる。
吸液シート8は、例えば一日に一回程度の割合で新しいものと交換するが、この交換作業は、支持体13を引き出して新たなものと交換すればよいため、簡単である。
【0041】
また、溌水性の粒状体4は尿を吸収しないため、排尿の度に猫砂を取り替える必要はなく、尿が吸収された吸液シート8を一日に一回程度取り替えればよい。このように一日に出るゴミは吸液シート1枚分であるので、ゴミの量を低減できる。また汚れた粒状体4を洗剤で洗うことができる。このとき洗浄液を容器5内に撒くと、粒状体4が洗浄され、洗浄後の洗浄液はその下に位置する吸液シート8に吸収される。よって、洗浄作業も簡単である。
また、支持体13の変わりにトレイを使用し、このトレイの凹部内に、粉砕パルプ、綿、シリカゲルなどの液吸収部材を収納して、設置部11内に入れるようにしてもよい。または、前記粉砕パルプなどとともに消臭剤を収納してもよい。
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、粒状体の下に置かれた液吸収体により尿を吸収できるため、頻繁な猫砂の取り替えが不要になり、また清掃も容易である。特に、液吸収体を粒状体設置部の液透過構造の底部にほぼ密着させるように構成すると、粒状体設置部内の尿が吸収体に確実に伝わるようになり、粒状体設置部内に残る尿を少なくでき、悪臭を防止できる。また粒状体を長期間使用できるため、ゴミの量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペット用トイレの全体斜視図、
【図2】本発明のペット用トイレの縦断面図、
【図3】(A)(B)は、粒状体を収納する容器の斜視図、
【図4】(A)(B)はともに支持体の他の実施の形態を示す斜視図、
【図5】本体部の他の実施の形態を示す斜視図、
【図6】従来のペット用トイレを示す斜視図、
【符号の説明】
4 溌水性の粒状体
5 容器
5a フランジ部
5b 粒状体の収納部
5c 底部
6 シール材
7 液透過構造のシート
8 吸液シート
10 本体部
10a 支持台
10b 設置穴
10d 凹部
10e 底面
10f 穴
11 液吸収体の設置部
12 底板
13 支持体

Claims (6)

  1. 上部に開口部を有し前部に装着口が形成された本体部と、
    前記装着口から本体部内に挿入されて、本体部に対し前方へ取り外し自在に設けられて、液吸収体が設置される支持体と、
    前記本体部内で前記支持体の上方に位置し、底部が液通過構造とされ且つ多数の粒状体が収納される粒状体収納部とを備え、
    前記支持体には掛止部が設けられ、支持体が本体部内に装着されたときに、前記掛止部が本体部内に掛止されることを特徴とするペット用トイレ。
  2. 前記粒状体収納部を形成する容器が前記本体部と別体に設けられ、この容器が、前記開口部から前記本体部内に取り外し自在に装着される請求項1記載のペット用トイレ。
  3. 前記容器の上方周囲にはフランジ部が形成され、このフランジ部が本体部に支持される請求項記載のペット用トイレ。
  4. 液吸収体は吸液シートであり、この吸液シートが前記支持体に敷設される請求項1ないし3のいずれかに記載のペット用トイレ。
  5. 粒状体は少なくとも表面が溌水性である請求項1ないし4のいずれかに記載のペット用トイレ。
  6. 粒状体は消臭機能を有するものである請求項1ないし5のいずれかに記載のペット用トイレ。
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