JP3708185B2 - 箱詰め方法及び箱詰め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばポテトチップ、ポップコーン、豆、チョコレート等の食品が袋詰め又は箱詰めされた製品を、段ボールケースやダース箱等の外装箱の内部に整然と自動収納する箱詰め方法及び箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記従来の箱詰め装置の例として、国際出願番号PCT/JP94/OO662の出願に係る装置がある。この装置は、図24(a)、(e)、(f)に示すような袋詰め品1や箱詰め品1a、1bの製品を外装箱2に収納するものである。図24(a)において、導入コンベア4によって搬送されてきた袋詰め品1は、整列コンベア3の移送面に設けられている多数枚のフィン5によって形成されたギャップ部6に対して1個ずつ投入されて、整列コンベア3のベルト面上に起立した状態で1列に整列する。
【0003】
次に、図24(a)に示すように、所定数の例えば5個の袋詰め品1が整列コンベア3上に整列すると、フィン5との干渉を避ける為のスリット12が設けられている押し出しプレート11が整列コンベア3上の袋詰め品1を押し出し、これをコ字形の中継板10を介して開閉自在のダンパー板63上にこの袋詰め品1を供給する。即ち、押し出しプレート11は、整列コンベア3上を該コンベア3と直交する方向にスライドし、これによって該コンベア3上の5個の袋詰め品1を中継板10上に押し出した後、更に、中継板10上の5個の袋詰め品1を後続の5個の袋詰め品1によって前方に押し動かすことによって当該袋詰め品1をダンパー板63上に移動させる(図24(b)参照)。
【0004】
このようにして、押し出しプレート11が袋詰め品1をダンパー板63上の所定位置に押し出すと、押し出しプレート11は、整列コンベア3上に整列しつつある次の袋詰め品1と干渉しないように、整列コンベア3の上方を押し出し方向と逆方向にスライドして戻り、次の押し出し動作の開始まで図24(a)に示す位置で待機する。
【0005】
次に、図24(b)に示すように、ダンパー板63上に起立状態で押し出された袋詰め品1は、一対の保持プレート30によってこれら整列した袋詰め品1の前後から挟み込まれて保持される。なお、例えば袋詰め品1の中身が壊れ易い為にこの保持プレート30の挟み込み力を余り大きくすることができず、その為に、袋詰め品1を保持プレート30の挟み込み力だけでは保持できない場合がある。従って、このような場合を考慮して、図25(a)、(b)に示すように、これら2枚の保持プレート30の間にパンタグラフ機構41を設け、このパンタグラフ機構41に設けた多数の握持ローラ47によって各袋詰め品1の上端部を摘んで保持する構成としている。
【0006】
次に、図24(b)に示すように保持プレート30の押圧力、及び、パンタグラフ機構41によって袋詰め品1を保持した後に、ダンパー板63を閉状態から開状態にして、これら袋詰め品1を保持する保持プレート30及びパンタグラフ機構41を下方に移動させてその下方位置で待機している段ボールケース(外装箱)2内に袋詰め品1を挿入する。この段ボールケース2は、ローラコンベア(図示せず)により搬送されて図24(c)に示す所定の待機位置で待機している。図24(c)に示す2aは、段ボールケース2のフラップである。
【0007】
そして、袋詰め品1を保持プレート30で保持した状態で袋詰め品1を段ボールケース2内へ挿入した後に、この一対の保持プレート30を互いに広がる方向に駆動して袋詰め品1に対する押圧力を解除する。この際、保持プレート30に取り付けられているパンタグラフ機構41も図25(b)に示す短縮状態から図25(a)に示す伸長状態となり、袋詰め品1の握持が解除する。このようにして、袋詰め品1は、段ボールケース2内に収納される(図24(c)参照)。
【0008】
しかる後に、図24(d)に示すように、一対の保持プレート30を上方位置に上昇させてダンパー板63を開状態から閉状態に駆動する。このようにして、図24(a)に示す元の状態に戻り、袋詰め品1の収納作業の1サイクルが完了し、以降、上記サイクルを自動的に繰り返して箱詰め作業を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スナック食品のように、内容物が破損し易い商品の場合は、商品を袋(袋詰め品1の袋)に充填する際に、その内容物の破損を防止する為に内容物と共に空気又はその他のガスを充填することが行われている。この場合、袋自体が柔軟性を有するものであっても、空気やガスの内圧により袋が膨らんでいることによって、袋が保持プレート30によって挟み込まれた状態で袋の上部が立った状態となる。従って、ダンパー板63上に供給された袋詰め品1の各上端部は、パンタグラフ機構41に設けた握持ローラ47どうしの夫々の間に確実に移動することができ、これによって、握持ローラ47が各袋詰め品1の上端部を確実に摘んで保持することができる。その結果、内容物が破損し易い為に保持プレート30により袋詰め品1を強力に挟み込むことができない場合でも、保持プレート30とパンタグラフ機構41によって袋詰め品1を確実に保持することができ、これによって、袋詰め品1を外装箱2内に搬送して収納することができる。
【0010】
しかし、比重が比較的大きい豆、キャンデー、チョコレート等を袋に充填した場合、これら内容物が袋の底にかたまり、袋の側面を保持プレート30により挟み込んだときでも袋の上端部が横倒れになることがある。このように、袋の上端部が横倒れとなるのは、袋の底にかたまった内容物がブリッジ起こし、このブリッジが保持プレート30により袋が押し狭められるのを妨げ、その結果、袋内の空気等のガスの内圧を上昇させることができないからである。また、袋を立てた状態で箱詰めする場合は、特に袋の上端部の横倒れが起こり易い。
【0011】
従って、比重の比較的大きい内容物が充填された袋詰め品1を、図24に示す従来の箱詰め装置又は方法を使用して箱詰めすると、図24(c)に示すように保持プレート30により袋詰め品1を挟み込んだ際に袋詰め品1の上端部が横倒れになっているので、パンタグラフ機構41に設けた握持ローラ47どうしの夫々の間に袋詰め品1の各上端部を確実に摘むことができず、従って、ダンパー板63を開放した時に、保持プレート30により挟まれた袋詰め品1のうち、まず中央部分の袋詰め品1が保持プレート30から脱落し、次に残りの全ての袋詰め品1も脱落することがある。つまり、上記従来の箱詰め装置では、例えば比重の比較的大きい内容物が充填された袋詰め品1を段ボールケース2に確実に詰めることができないという問題がある。
【0012】
また、袋詰め品1を互いに隙間のない状態(タイトな状態)で段ボールケース2内に収納することにより、搬送中に段ボールケース2内の袋詰め品1の整列状態が乱れることがなく、しかも内容物の破損を防止することができることが知られている。
【0013】
しかし、上記従来の装置又は方法では、図24(d)に示すように、袋詰め品1を段ボールケース2内にタイトな状態で位置させた後に保持プレート30を段ボールケース2から引き抜く際に、保持プレート30の上昇に伴って袋詰め品1も上昇して段ボールケース2からこぼれ出るという問題がある。なお、保持プレート30を段ボールケース2から引き抜く際にこの一対の保持プレート30の間隔をを少し拡げて袋詰め品1との接触圧を低下させているが、袋詰め品1を段ボールケース2にタイトな状態で収納しようとしているので接触圧を或る一定値以下にすることができず、従って、袋詰め品1がこぼれ出るという上記問題点を解消することができない。
【0014】
更に、保持プレート30は、互いの間隔を拡縮する方向に駆動する拡縮装置と、この保持プレート30を昇降させる昇降装置により支持されており、よって、この保持プレート30の全移動距離は、拡縮距離と昇降距離の合計距離となり、比較的長い距離を移動する構成である。しかも、このように比較的長い距離の両側の移動端の位置決めも正確に行う必要があることにより、保持プレート30、拡縮装置、及び昇降装置の組み立には極めて高い精度が要求され、組み立て作業のコストが高くつくという問題がある。
【0015】
本発明は、比重が比較的小さい内容物から比較的大きい内容物までいずれの内容物が充填された製品でも綺麗に整列させて確実に箱詰めすることができ、また、組み立てコストを低減することができる箱詰め方法及び箱詰め装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
第1の発明の箱詰め方法は、順次、転倒状態で1又は2以上の所定個数ずつ搬送されてくる袋詰め品又は箱詰め品(以下、「製品」という。)を整列コンベアの供給端で受け入れて逐次起立状態に姿勢変換しながら上記所定個数ずつ上記調整コンベアの搬送方向に順に並べて上記所定個数と同一の数の列を作る段階と、これら整列した製品をまとめて上記整列コンベアから側方に向かって押し出す段階と、これら押し出された製品を整列方向に両側から保持手段により挟み込むと共に、この保持手段により挟み込まれて略水平方向に整列した上記製品の各上部を上方に向かって吸引手段により吸引することにより上記製品を保持する段階と、外装箱が上記製品及び当該製品を保持する上記保持手段を覆う位置に上記外装箱を移動させる段階と、上記保持手段の上記製品に対する挟み込みを解除し、次に、上記吸引手段が上記製品を上記保持手段から外すように上記製品を上記外装箱の底側に押し込む段階と、を具備することを特徴とするものである。
【0017】
第2の発明の箱詰め装置は、予め定めた数の袋詰め品又は箱詰め品(以下、「製品」という。)を1列又は所定の複数列に整列させる整列手段と、この整列した製品をその整列方向に両側から挟み込みこの挟み込む力によって保持する保持状態とこの挟み込む力を解除した非保持状態との間で変更可能な保持手段と、この保持手段により保持されている上記製品を外装箱に詰める収納手段と、を具備する箱詰め装置において、
上記保持手段が上記保持状態のとき略水平方向に整列して保持された上記製品の各上部を上方に向かって吸引する吸引手段を設け、上記収納手段が、上記保持手段による挟み込む力と上記吸引手段による吸引力により上記製品が保持された状態で当該製品を上記外装箱内に位置させて当該製品を当該外装箱内に詰める構成である。
【0018】
さらに、第2の発明の箱詰め装置は、上記製品、及び保持手段が上記外装箱内に位置して上記保持手段が非保持状態で、上記吸引手段が、上記製品を上記保持手段から外して上記外装箱の底側に押し込む方向に移動可能な構成としたことを特徴とするものである。
【0019】
第3の発明の箱詰め装置は、第2の発明の箱詰め装置において、上記外装箱が上記製品及び当該製品を保持する保持手段を覆う位置に上記外装箱を移動させる外装箱移動手段を設けたことを特徴とするものである。
【0020】
第4の発明の箱詰め装置は、第2の発明の箱詰め装置において、上記保持手段が、上記整列した製品を両側から挟み込む2枚一対の保持プレートと、この一対の保持プレートの相互の間隔を拡縮する方向に移動させるボールねじ又はタイミングベルトと、を有する構成としたことを特徴とするものである。
【0021】
第5の発明の箱詰め装置は、第2の発明の箱詰め装置において、上記保持手段が、上記整列した製品を両側から挟み込む2枚一対の保持プレートと、この一対の保持プレートのうちの一方の保持プレートと螺合するねじ方向が左のボールねじ、及び他方の保持プレートと螺合するねじ方向が右のボールねじを備え上記一対の保持プレートの相互の間隔を拡縮する方向に移動させる1本のボールねじと、を有する構成としたことを特徴とするものである。
【0022】
第6の発明の箱詰め装置は、搬送面にこの搬送方向に沿って夫々を所定の間隔を隔てて設けた多数の仕切り手段を有する整列コンベアと、上記仕切り手段どうしの夫々の間隙に袋詰め品又は箱詰め品(以下、「製品」という。)を順次供給する供給手段と、予め定めた所定数の上記間隙に供給された上記製品を上記整列コンベアからその側方位置にその整列した状態で取り出す取り出し手段と、上記側方位置に設けられ上記取り出された製品を保持面上で保持する保持位置と上記保持面が上記保持位置から移動した非保持位置との間で変更可能な第1の保持手段と、上記保持面上に保持されている上記製品をその整列方向に両側から挟み込み、第1の保持手段が非保持位置の状態でこれら製品を上記挟み込む力によって保持する保持状態とこの挟み込む力を解除した非保持状態との間で変更可能な第2の保持手段と、この第2の保持手段とこの第2の保持手段により保持されている上記製品とが外装箱に位置するように前記外装箱を移動させる外装箱移動手段と、を具備する箱詰め装置において、
第2の保持手段が上記保持状態のとき略水平方向に整列して保持された上記製品の各上部を上方に向かって吸引する吸引手段を設け、上記外装箱内に第2の保持手段と前記製品とが位置する状態であって、かつ第2の保持手段の前記非保持状態において、上記吸引手段が上記製品を上記外装箱の底側に押し込む方向に移動可能な構成としたことを特徴とするものである。
【0023】
第1の発明に係る箱詰め方法によると、保持手段により、整列した製品を整列方向に両側から挟み込むことにより製品どうしの接触圧、及び製品と保持手段との接触圧によって製品を保持することができ、そして、略水平方向に整列した状態で保持手段により挟み込まれたこれら製品の各上部を吸引手段により吸引することにより製品が保持手段から滑り落ちることを防止することができる。そして、外装箱が製品及びこれら製品を保持する保持手段を覆う位置にその外装箱を移動させているので、保持手段を外装箱側に向かって移動させる必要がない。また、外装箱内に保持手段と共に位置させた製品を、吸引手段により外装箱の底側に押し込み、これによって製品と保持手段とを互いに引き離すことができる。
【0024】
第2の発明に係る箱詰め装置によると、保持手段が、整列した製品を整列方向に両側から挟み込むことにより製品どうしの接触圧、及び製品と保持手段との接触圧により製品を保持することができる。そして、保持手段により保持されて略水平方向に整列した状態の製品の各上部を吸引手段が吸引し、この吸引力によって製品が保持手段から滑り落ちることを防止することができる。
【0025】
更に、吸引手段が、製品を保持手段から外して外装箱の底側に押し込むことができ、これによって、保持手段と製品との切離しを確実に行うことができる。
【0026】
第3の発明に係る箱詰め装置によると、外装箱移動手段が、外装箱を製品及びこれら製品を保持する保持手段を覆う位置に移動させることができるので、保持手段を外装箱側に向かって移動させる必要がない。
【0027】
第4の発明に係る箱詰め装置によると、保持手段の有する2枚の保持プレートの相互の間隔を拡縮する方向に移動させる手段としてボールねじ又はタイミングベルトを使用しているので、保持プレートを目標とする距離だけ正確に移動させることができる。
【0028】
第5の発明に係る箱詰め装置によると、1本のボールねじを正又は逆方向に回転駆動することにより、2枚の保持プレートをその相互の間隔を拡縮する方向に同時に、しかも目標とする距離だけ正確に移動させることができる。
【0029】
第6の発明に係る箱詰め装置によると、供給手段が、製品を整列コンベアに設けられている仕切り手段どうしの夫々の間隙に順次供給し、予め定めた所定数の製品が上記各間隙に供給されると、取り出し手段がそれら製品を整列コンベアの側方位置に取り出し、それら取り出された製品を第1の保持手段が保持面上で保持する。そして、第2の保持手段が、第1の保持手段の保持面上に保持されている製品を整列方向の両側から挟み込んで保持する共に、吸引手段が、これら挟み込まれた製品の上部を上方に向かって吸引し、これによって製品が第2の保持手段から滑り落ちないようにすることができる。しかる後に、第1の保持手段を非保持位置に変更し、第2の保持手段と吸引手段により保持された製品を外装箱内に位置させて当該製品を外装箱内に詰める。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明に係る箱詰め方法及び箱詰め装置の実施の一形態を各図を参照して説明する。図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)は、本発明の特徴をなす箱詰め工程を概括的に説明するための略図である。各図に示す1は、袋詰め品である。そして、この実施の形態に係る箱詰め方法及び箱詰め装置は、図2(b)に示すように、袋詰め品1を段ボールケース(以下、外装箱という。)2内に袋の底を下にして立てた状態で箱詰めするものである。なお、この箱詰め方法及び箱詰め装置によると、袋詰め品1以外に、例えば図24(e)、(f)に示す箱詰め品1a、1bも外装箱2に箱詰めすることができる。図中sは、スナック食品又はドライフードである。そして、箱詰め品1bの内部には袋詰め品1が挿入されている。
【0031】
図1において、3は整列コンベアであり、この整列コンベア3に対して導入コンベア4が連接しており、この導入コンベア(供給手段)4によって袋詰め品1が整列コンベア3に移送される。即ち、導入コンベア4によって搬送されてきた袋詰め品1は、整列コンベア3の移送面に設けられている多数枚のフィン(このフィンが特許請求範囲に記載の仕切り手段である。)5によって形成された各ギャップ部6に対して1個ずつ順次供給され、しかも、整列コンベヤ3の移送面に対して直角、即ち直立状態で装填される。因みに、整列コンベア3は、コンベアチェーン用サーボモータ8とその制御装置によって、間欠運動を行うように駆動制御されており、その間欠運動は、図1(a)に示すように、導入コンベア4により搬送されてきた1つの袋詰め品1が、1つのギャップ部6に装填されるように設定してある。
【0032】
次に、図1(a)に示すように、例えば5個の所定数の袋詰め品1が整列コンベア3のフィン5間の5つの各ギャップ部6に装填されて整列すると、フィン5との干渉を避ける為のスリット12が設けられている押し出しプレート11(請求項7に記載の取り出し手段)が整列コンベア3上に整列している5個の袋詰め品1を押し出し、図1(a)に示す断面がコ字形の中継ぎ板10を介して後述する開閉自在のダンパー板7上に供給する(図1(b)参照)。即ち、押し出しプレート11は、後述する直動機構14、15により整列コンベア3上をこの整列コンベア3と直交する水平方向にスライド動作することができ、これによって整列コンベア3上の袋詰め品1を中継ぎ板10に押し出した後、更に中継ぎ板10上の1列目の5個の袋詰め品1を後続する2列目の5個の袋詰め品1によって前方に押し動かすことによってこれら5個ずつ2列の袋詰め品1を保持位置の状態にあるダンパー板7上に移動させる。
【0033】
この動作を更に詳細に説明する。
一例として、押し出しプレート11を図1(a)に示す元の位置から袋詰め品1の幅の2倍のストローク分だけスライドさせて1列目の5個の袋詰め品1を中継ぎ板10の奥まで移動させる。次に、元の位置から袋詰め品1の幅だけスライドさせて、2列目の5個の袋詰め品1を中継ぎ板10の入口箇所に移動させる。この状態で中継ぎ板10上に5個2列の袋詰め品1が載っている。そして、整列コンベア3上に次の袋詰め品1が載っていない場合は、元の位置から袋詰め品1の幅の3倍のストローク分だけスライドさせることにより5個2列の袋詰め品1をダンパー板7上に移動させることができる。ただし、整列コンベア3上に次の5個の袋詰め品1が載っている場合は、元の位置から袋詰め品1の幅の2倍のストローク分だけスライドさせて、3列目の5個の袋詰め品1により前2列の袋詰め品1をダンパー板7上に移動させることができる(図1(b)参照)。
【0034】
なお、押し出しプレート1が袋詰め品1を押し出す為のスライド動作は、間欠運動により整列コンベア3が一時的に停止している時に行われるように制御されている。因みに、押し出しプレート11の動作は、上記に限られるものではなく、袋詰め品1の幅、或いは外装箱2内に何列で収納するか等に応じて動作ストローク等を自由に調整することができることとしている。
【0035】
上記のようにして、押し出しプレート11が、袋詰め品1をダンパー板7上の所定位置に押し出すと、この押し出しプレート11は整列コンベア3の上方を整列コンベア3上に整列していく次の袋詰め品1と干渉しないように、押し出し方向と逆方向にスライドして元の位置に戻り、次の押し出し動作の開始まで待機する(図1(a)参照)。
【0036】
ところで、図1(b)に示すように、ダンパー板7上に直立状態で押し出された5個2列(合計10個)の袋詰め品1は、この袋詰め品1の整列方向の両側位置に垂直に設けられた保持プレート9、9によって左右両側から挟み込まれて、この保持プレート9、9の押圧力によって保持される(保持状態)。即ち、ダンパー板7上に所定数の10個の袋詰め品1が整列すると、保持プレート9、9が袋詰め品1をその両側から押圧して保持する。この保持された状態で、ダンパー板7の上方位置に設けられているサクションボックス13が下降してその下面が袋詰め品1の上部と当接してこのサクションボックス13の吸引力によってこれら袋詰め品1(特に、整列した袋詰め品1の中央部に位置する袋詰め品1)を上方に吸引する。勿論、10個全ての袋詰め品1の上部を吸引する構成としてもよい。このサクションボックス13は、保持プレート9、9によって挟み込まれている袋詰め品1がこの保持プレート9から外れて滑り落ちることを防止することができる。つまり、例えば袋詰め品1の内容物(例えばチョコレート)の比重が比較的大きい場合、内容物の重量が重い場合、袋詰め品1が例えば1列のように比較的少ない列で保持プレート9、9により挟み込まれて保持される場合、内容物が破損し易いことにより保持プレート9、9の挟み込み力をあまり強くできない場合、袋詰め品1の寸法が比較的小さい場合では、袋詰め品1が保持プレート9、9から滑り落ち易いが、サクションボックス13の吸引力により袋詰め品1を保持する構成とすることにより袋詰め品1が保持プレート9、9から滑り落ちることを防止することができる。従って、袋詰め品1の内容物の比重が比較的小さい場合等、上記各場合に該当しない場合には、サクションボックス13を省略することができる。
【0037】
上記のように、保持プレート9及びサクションボックス13により袋詰め品が保持されると、図2(a)、(b)に示すように、袋詰め品1の下側に位置する2枚のダンパー板7が閉状態(保持位置の状態)から開状態(非保持位置の状態)に駆動する。そして、後述する外装箱昇降コンベア17上で待機している外装箱2が、エアーシリンダ98によって持ち上げられて、保持プレート9、9を覆う位置に移動する(図2(a)参照)。この外装箱2は、後述する搬入コンベア96により搬送されて昇降コンベア17上の所定位置で待機している。図中の2aは、外装箱2のフラップである。
【0038】
次に、外装箱2の内側に位置する保持プレート9、9が、拡縮装置16によって広がる方向に若干移動して袋詰め品1を挟み込む力を解除する(非保持状態)。しかる後に、サクションボックス13が下降して10個の袋詰め品1を外装箱2の底に強制的に押し込み、次に、外装箱2が下降することにより、袋詰め品1を保持プレート9、9から切り離すことができる。なお、サクションボックス13が袋詰め品1の上部から引き離される前に後述する切換弁19が作動してサクションボックス13の吸引力が解除されてサクションボックス13が袋詰め品1の上部から引き離され、従って、10個の袋詰め品1を、外装箱2内に収納することができる。
【0039】
かくして袋詰め品1が収納された外装箱2は、元の下降位置まで下降(図2(b)参照)して所定の排出位置に排出され、次の外装箱2がダンパー板7の下方位置に供給されると共に、サクションボックス13が元の上昇位置に戻り、開状態のダンパー板7が閉状態に戻って図1(a)の状態となる。これで袋詰め品1の箱詰め作業の1サイクルが終了する。以降、上記工程を順次繰り返すことにより箱詰め作業を自動的に繰り返すことができる。なお、図4(a)〜(d)はダンパー板7と外装箱2の動作の順序を示す図である。
【0040】
次に、導入コンベア4、整列コンベア3、押し出しプレート11とその作動機構、保持プレート9とその作動機構、サクションボックス13とその作動機構、外装箱2を昇降させる装置、及びダンパー板7の開閉機構について順に説明する。
【0041】
〔導入コンベア4と整列コンベア3〕
図7に示す導入コンベア4は、合成ゴム製のベルトコンベアであり、前段に設けられている縦ピロー包装機等から略一定間隔で供給されてくる袋詰め品1を順次高速度で搬送して後段に設けた整列コンベア3に供給する。ただし、前工程の包装機の運転状況により袋詰め品1の間隔にばらつきが生じる場合がある。よって、整列コンベア3の入口には、図7に示すように、袋詰め品1を検出する為のセンサ20を設けてあり、センサ20の検出信号に基づいて整列コンベア3に設けられている駆動用サーボモータ8が適切なタイミングで起動する構成となっている。
【0042】
図7に示す整列コンベア3は、プラスチック製のスラットバンドチェーン21を備えており、このスラットバンドチェーン21のフラットの搬送面に多数のフィン5を設けてある。このチェーン21をプラスチック製とすることにより軽量化を図っている。この整列コンベア3は、サーボモータ8により駆動されて高速の間欠走行を行っている。
フィン5は、図7に示すように、逆L字状の金属板であり、隣合うフィン5によって区画された間隙にギャップ部6を形成している。このギャップ部6は、袋詰め品1の厚みよりも僅かに広く形成してある。即ち、袋詰め品1が直立状態において若干ルーズな状態で袋詰め品1を保持できるようにしてある。また、フィン5は、整列コンベア3の入口(従動スプロケット22の箇所)で放射状に広がり袋詰め品1の投入口23を形成し、この投入口23の中に導入コンベア4によって搬送されてくる袋詰め品1が滑り込むように構成してある。また、図7に示す整列コンベア3の左側端部には、駆動軸26により回動自在に支持された駆動用スプロケット25を設けてあり、この駆動用スプロケット25はタイミングベルト27を介してサーボモータ8の回転軸と連結している。
【0043】
なお、導入コンベア4によって搬送される袋詰め品1は、底部が前方となって搬送され、従って、ギャップ部6に1個ずつ供給された袋詰め品1は、底部を下にして直立状態で整列する。
そして、図8に示すように、駆動軸26及び従動軸24は、整列コンベア3の箱型フレーム29に片持ち構造で設けてあり、固定フレーム38と結合していないから、この箱型フレーム29をスライドパック(箱型フレーム29をスライドさせる機構)30によって案内して図8の左方向に引き出すことができ、これによって箱型フレーム29と固定フレーム38とを互いに分離することができる。なお、フレーム29と固定フレーム38は、互いに連結金具により連結してあるので両者を引き離す際は、この連結金具を解除してフレーム29と38とを切り離す必要がある。そして、図6に示すように、固定フレーム38は、本体フレーム37に固定して設けてあり、箱型フレーム29は、スライドパック28を介して本体フレーム37に設けてある。つまり、幅の異なる袋詰め品1を箱詰めする場合は、チェーン21をその変更しようとする袋詰め品1の幅と対応するチェーンと交換する必要があり、その場合、フレーム29とフレーム38とを互いに分離することによりチェーン21をスプロケット22と25から取り外して所望の幅のチェーンと交換することができる。ただし、チェーン21を交換する際には、チェーン21のテンションを緩めるためにエアーシリンダ31の圧力を大気圧に低下させて従動スプロケット22を所定方向に移動させる必要がある。そして、箱型フレーム29が転倒しないようにその箱型フレーム29を例えば転倒防止台(図示せず)により保持することも必要である。
【0044】
また、スラットバンドチェーン21に対するフィン5の取付けは、図9に示す中心線で示す箇所をボルトで固締することにより行っている。図10は、フィン5が取り付けられているチェーン21と、チェーン21を案内するレール32と、レール32を保持する保持金具33の配置を示す縦断面図である。図11は、チェーン21の裏面を示す斜視図である。そして、図8に示すように、右側の上下の保持金具33、33は、固定フレーム35、36を介してフレーム34に頑丈に取り付けてあり、このフレーム34は固定フレーム38に取り付けてある。左側の上下の保持金具33、33は、スライド自在の箱型フレーム29に取り付けてある。袋詰め品1を検出する為のセンサ20、20は、図8に示すように、一方のセンサ20が固定フレーム38に設けてあり、他方のセンサ20はスライド自在の箱型フレーム29に設けてある。更に、駆動用スプロケット25は、図8に示すように、パワーロック64、65により駆動軸26に固定してあり、同様にして従動スプロケット22も従動軸24に固定してある。同様に、駆動側のタイミングベルトプーリ40もパワーロック41によって駆動軸26に固定してある。
【0045】
〔押し出しプレート11とその作動機構〕
図12乃至図14は、押し出しプレート11とその駆動装置を示す。各図に示すように、押し出しプレート11は、L字を倒立させた断面形状の金属製プレートからなっており、袋詰め品1を押し出す押圧部には整列コンベア3に設けたフィン5と干渉を避けることができる幅のスリット12を備えている。この押し出しプレート11は、直動機構14と15によって作動する。
直動機構14は、図12の平面図に示すように、往復テーブル42を有し、この往復テーブル42の移動経路(14)が整列コンベア3の搬送方向105に対して直交すると共に、図13の側面図に示すようにこの整列コンベア3の搬送面と平行する方向(水平方向)に配置されて本体フレーム37(図6参照)に設けてある。直動機構14は、その往復テーブル42が図12及び図13に示すストロークS1 の範囲内を往復移動する構成である。そして、この往復テーブル42には、所定長さのアルミ製角パイプ43を介して直動機構15を設けてあり、この直動機構15の往復テーブル67がパイプ43と結合している。直動機構15の本体部の下端に押し出しプレート11を設けてある。直動機構14に設けた往復テーブル42が図12及び図13に実線で示す位置からストロークS1 だけ前進して破線で示す右側位置に移動すると、整列コンベア3上に整列する5個の袋詰め品1を保持プレート9と9との間に移動させることができる。
図19は、直動機構14の一例を示す図である。この直動機構14はボールねじを使用するものである。往復テーブル42はナット68に設けてあり、このナット68がねじ軸46に螺合している。57は綱球である。ねじ軸46は、カップリング54を介してサーボモータ44の回転軸と連結しており、サーボモータ44はブラケット55に取り付けてある。往復テーブル42は、レール56に案内されて往復移動し、レール56は支持プレート60で支持されている。なお、サーボモータ44は、例えばCPUにより自動制御されて駆動し、CPUは予め定めたプログラムに従って処理を行う。
ただし、直動機構14を図19に示すボールねじ式としたが、図20に示すタイミングベルト式としてもよい。往復テーブル42はレール51に案内されて移動自在であり、この往復テーブル42はタイミングベルト49と結合している。タイミングベルト49は、タイミングプーリ52とステッピングモータ45の回転軸に設けられているタイミングプーリ(図示せず)に掛けてある。ステッピングモータ45は、ブラケット48に取り付けてある。このステッピングモータ45は、例えばCPUにより自動制御されて駆動し、CPUは予め定めたプログラムに従って処理を行う。
【0046】
直動機構15は、その往復テーブル67の移動経路が鉛直方向に配置されており、往復テーブル67が図14に示すストロークS2 の範囲内を往復移動する構成である。そして、この往復テーブル67が図14に実線で示す位置からストロークS2 だけ上昇移動すると、押し出しプレート11の下端縁が整列コンベア3上に整列する袋詰め品1の上端部よりも上側に位置することができる。これによって、押し出しプレート11が袋詰め品1を押し出した後の戻り動作の際に押し出しプレート11が袋詰め品1と干渉しないようにすることができる。
この直動機構15は、図19又は図20に示す直動機構14と同等の装置であり、詳細な説明を省略する。
【0047】
次に、直動機構14、15の動作を図15を参照して説明する。今、押し出しプレート11が図1(a)に示す元の位置にあるとする(図15のAの位置)。整列コンベア3に5個の袋詰め品1が整列したことをセンサ及びカウンタ(図示せず)が検出すると、直動機構14のサーボモータ44を駆動して押し出しプレート11をAの位置から袋詰め品1の幅の2倍のストローク分だけスライドさせて1列目の5個の袋詰め品1を中継ぎ板10の奥のCの位置まで移動させる。そして、直動機構14を後退駆動すると共に、直動機構15を上昇及び下降駆動して押し出しプレート11をF、Gの位置を通って元のAの位置に戻す。次に、押し出しプレート11をAの位置から袋詰め品1の幅だけスライドさせて、2列目の5個の袋詰め品1を中継ぎ板10の入口箇所のBの位置に移動させて、押し出しプレート11をF、Gを通ってAの位置に戻す。この状態で中継ぎ板10上に5個2列の袋詰め品1が載っている。そして、整列コンベア3上に次の袋詰め品1が載っていない場合は、押し出しプレート11をAの位置から袋詰め品1の幅の3倍のストローク分だけスライドさせてDの位置に前進させることにより5個2列の袋詰め品1をダンパー板7上に移動させることができる。ただし、整列コンベア3上に次の5個の袋詰め品1が載っている場合は、Aの位置から袋詰め品1の幅の2倍のストローク分のCの位置にスライドさせて、3列目の5個の袋詰め品1により前2列の袋詰め品1をダンパー板7上に移動させることができる。そして、押し出しプレート11をE、F、Gを通ってAの位置に戻す。これを繰り返すことにより、5個2列の袋詰め品1をダンパー板7上に順次移動させることができる。
なお、袋詰め品1の幅、外装箱2に詰める袋詰め品1の列数に応じて直動機構14、15の動作を変更することができる。
【0048】
〔保持プレート9とその作動機構〕
図16乃至図18は、2枚の保持プレート9とその作動機構の平面図、正面図、側面図である。各図に示すように、左右対象に配設された保持プレート9は、1列が5個で2列の袋詰め品1を握持する必要から袋詰め品1の幅Lの約2倍の幅に形成した金属製プレートである。この2枚の保持プレート9を拡縮する方向に駆動する作動機構は、図17に示す拡縮装置16を備えている。2枚の保持プレート9は、この拡縮装置16によって駆動されて2列の袋詰め品1を両側から挟み込み保持状態とすると、サクションボックス13が下降位置に下降してこれら袋詰め品1の上部を吸引し、この保持プレート9の挟み込む力と吸引力とによって袋詰め品1を保持することができる。しかる後に、ダンパー板7が図2(a)に示すように開放して保持位置から非保持位置となり、次に、この2枚の保持プレート9の外側に外装箱2を被せ、そして、2枚の保持プレート9が少し開いて袋詰め品1に対して非保持状態とすると共に、サクションボックス13の吸引力を解除して、サクションボックス13を更に下方に押し出すことによって合計10個の袋詰め品1を外装箱2の底に強制的に装填することができる。そして、外装箱は、所定の下方位置に下降するので、2枚の保持プレート9と袋詰め品1とが互いに切り離され、この切り離された状態で2枚の保持プレート9を図1(a)に示す元の開いた位置に戻し、次の袋詰め品1が押し出されてくるまで待機する。
【0049】
保持プレート9を上記のように拡縮する拡縮装置16は、図16乃至図18に示す直動機構からなっている。この拡縮装置16は、図17に示すように、左側の保持プレート9を取り付けてある往復テーブル69と、右側の保持プレート9を取り付けてある往復テーブル70と、を有している。この往復テーブル69にはナットを設けてあり、このナットがねじ軸71に設けられているねじ方向が右のボールねじ72と螺合している。そして、往復テーブル70にもナットを設けてあり、このナットがねじ軸71に設けられているねじ方向が左のボールねじ73と螺合している。ねじ軸71は、カップリングを介してサーボモータ62の回転軸と連結しており、サーボモータ62はブラケット74に取り付けてある。往復テーブル69、70は、レール75に案内されて拡縮方向に往復移動し、レール75は支持プレート76で支持されている。なお、サーボモータ62は、例えばCPUにより自動制御されて駆動して、2枚の保持プレート9を上記のように駆動することができる。CPUは予め定めたプログラムに従って処理を行う。なお、この拡縮装置16及び保持プレート9は、図5の右側面図に示すように、本体フレーム37に設けてある。
【0050】
〔サクションボックス13とその作動機構〕
サクションボックス13は、図21に示すように、略直方体の箱型の形状であり、サクションボックス13の上面に中空の昇降ロッド77を設けてある。このサクションボックス13と昇降ロッド77は、連通孔を介して互いに連通している。昇降ロッド77の上部には、中空の固定ロッド78の下部が嵌挿している。昇降ロッド77は、固定ロッド78に沿って昇降自在であり、両者の摺動部は気密が保持されている。この固定ロッド78は、切換弁19及び連通管79を介してサクションブロア80の吸込口81と接続している。つまり、サクションブロア80が駆動すると、吸込口81、連通管79、切換弁19、固定ロッド78、昇降ロッド77、及びサクションボックス13の吸引口82を介して空気を吸引することができる。なお、固定ロッド78は、アーム83と支持柱84を介して本体フレーム37に固定して設けてある。そして、サクションボックス13の長方形の2つの吸引口82は、図22の底面図に示すように、3枚の平板によって形成してある。なお、サクションボックス13は、軽量、安価の為に塩化ビニール等のプラスチックにより形成してある。そして、袋詰め品1の形状を変更した場合、その変更後の袋詰め品1の形状に応じた別個のサクションボックスに交換が容易なように、このサクションボックス13の昇降ロッド77に対する取付けをハンドル付きボルト86により行っている。従って、工具なしでサクションボックス13を交換することができる。
サクションボックス13の昇降作動機構は、図には示さないが、例えばエアーシリンダを備えており、このエアーシリンダが昇降ロッド77を昇降駆動することによりサクションボックス13を昇降駆動することができる構成である。サクションボックス13の昇降移動の手順及び切換弁19の動作手順は、図1及び図2を参照して袋詰め品1を外装箱2に箱詰めする手順の中で述べた通りであるのでその説明を省略する。ただし、サクションボックス13を昇降駆動する装置として、エアーシリンダを使用したが、エアーシリンダに代えて図19に示す直動機構14を使用してもよい。
【0051】
図23は、サクションブロア80の吸込口81と固定ロッド78の内孔との間に設けてある切換弁19の断面図であり、サクションブロア80の吸込力を適切なタイミングでサクションボックス13に伝えるものである。切換弁19は、同図に示すように、ハウジング87と、このハウジング87に沿って同図の左右の方向に移動自在の2つの弁88、89と、ハウジング87に設けた3つの開口部と、を備えている。そして、弁88、89は、シャフト93に設けてある。また、開口部90は、連通管79を介してサクションブロア80の吸込口81と連通しており、開口部91は、固定ロッド78の内孔を介してサクションボックス13と連通している。開口部92は、大気に開放している。
図23の状態は、左側の弁88が円環状シール94と密着しており、右側の弁89が円環状シール95から離れているので、サクションブロア80がサクションボックス13の吸引孔82より空気を吸引することができる状態である。この状態で袋詰め品1をサクションボックス13の下面に吸い付けることができる。次に、サクションボックス13の下面に吸い付けた袋詰め品1をこのサクションボックス13から引き離すときは、シャフト93を図23に示す右側位置から左側位置に移動させて左側の弁88をシール94から引き離し、右側の弁89をシール95に密着させる。この状態では、サクションブロア80の吸引力がサクションボックス13の吸引孔82に伝わらず、そして、サクションボックス13内に外気を開口部92から取り入れることができるので、サクションボックス13の下面には吸引力が働かず、サクションボックス13の下面から袋詰め品1が離れる。
【0052】
〔ダンパー板7の開閉機構〕
ダンパー板7、7は、図1、図5及び図6に示すように、一対の四角形の金属板からなり、各ダンパー板7の長辺側を片持ち状態でシャフト100(図5参照)に夫々固定して設けてあり、各シャフト100の両端は、軸受101、101により回動自在に支持している。そして、この2本のシャフト100は、傘歯車102と揺動伝達シャフト103により連結してある。また、一方のシャフト100は、モータ104の回転軸と連結しており、このモータ104が所定の角度範囲を揺動駆動すると、一対のダンパー板7を図1に示す水平位置(保持位置)にある閉状態と、図2に示す垂直位置(非保持位置)にある開状態との間で揺動駆動することができる。つまり、整列コンベア3上の袋詰め品1が押し出しプレート11により押し出されて保持プレート9と9の間に押し出されてくる時は、図1に示すように、ダンパー板7、7は閉状態であり、このダンパー板7、7上の袋詰め品1が保持プレート9、9とサクションボックス13により保持されている時は、図2に示すように、ダンパー板7、7は開状態である。この開状態の時に、後述する昇降コンベア17が上昇してくる。
【0053】
〔外装箱2を昇降させる装置〕
図5の正面図、及び図6の側面図に、外装箱2をダンパ板7の真下位置に搬送すると共に、袋詰め品1が収納された外装箱2を排出する装置を示す。図5に示す搬入コンベア(ローラコンベア)96は、導入コンベア4と平行して設けてあり、この搬入コンベア96の前方であってダンパ板7の真下位置に昇降コンベア(ローラコンベア)17を設けてある。この昇降コンベア17の前方位置には、排出コンベア(ローラコンベア)97を設けてある。昇降コンベア17には、図には示さないが、搬入コンベア96により搬入されてくる外装箱2を昇降コンベア17上に一時的に停止させておくためのストッパを設けてある。このストッパは、外装箱2を昇降コンベア17上の所定位置に位置決めして停止させておく為のものであり、外装箱2がストッパと当接したときに昇降コンベア17の搬送用モータ99が停止する。そして、外装箱2が昇降コンベア17上で停止しており、かつ、袋詰め品1が保持プレート9とサクションボックス13により保持されている状態になると、まず、ダンパー板7が閉状態から開状態に駆動され、昇降コンベア17が図5に示す下降位置から図6に破線で示す上昇位置に上昇し、この時、袋詰め品1を挟み込んで保持する2枚の保持プレート9を外側から覆う状態となる。また、搬入コンベア96にもストッパを設けてあり、このストッパは、外装箱2を1個ずつ昇降コンベア17に搬送する為のものである。即ち、このストッパは、昇降コンベア17が図5に示す下降位置に下降して袋詰め品1の収納された外装箱2がこの昇降コンベア17から排出された後に、空の外装箱2を昇降コンベア17上に供給することができる。
なお、図5及び図6に示す99は、昇降コンベア17上の外装箱2を搬送駆動するためのモータであり、98は、昇降コンベア17を昇降駆動するためのエアーシリンダである。なお、昇降コンベア17を昇降駆動するためにエアーシリンダ98を使用したが、図19に示す直動機構14を使用してもよい。
【0054】
ただし、上記実施の形態では、袋詰め品1を1列に5個並べたが、5個以外の他の所定の複数個とすることができる。そして、袋詰め品1を2列にして外装箱2に収納したが、2列以外の1又は3以上の所定の列とすることができる。また、1列に5個で2列に並べて1段詰めとしたが複数段とすることができる。なお、このように袋詰め品1の個数や配列を変更する場合は、押し出しプレート11の形状、保持プレート9の間隔、昇降コンベア17の昇降タイミング等を必要に応じて変更することとする。
【0055】
そして、上記実施の形態では、ダンパー板7、7を図2(a)に示す方向に開閉自在に設けたが、図3に示す方向に開閉自在に設けた構成とすることができる。
【0056】
また、上記実施の形態では、図1(a)に示すように、袋詰め品1を1個ずつ導入コンベア4より整列コンベア3に供給して、整列コンベア3上に袋詰め品1を1列で5個整列する構成としたが、図には示さないが、袋詰め品1を例えば2個ずつ又は3個以上の所定個数ずつ横1列に並べた状態で導入コンベア4より整列コンベア3に供給して、整列コンベア3上に袋詰め品1を2個ずつ又は3個以上の所定個数ずつフィン5どうしのギャップ部6に夫々投入し、2列又は3列以上の所定の列に整列する構成としてもよい。その場合、押し出しプレート11の形状、保持プレート9の間隔、昇降コンベア17の昇降タイミング等を必要に応じて変更することとする。
【0057】
更に、上記実施の形態では、図1(a)に示すように、導入コンベア4上の袋詰め品1は、横倒しとして底を前方に向けているので、整列コンベア3上では起立状態で整列しているが、導入コンベア4上の袋詰め品1を横倒しとして側縁(長辺側の横縁)を前方に向けることにより、整列コンベア3上でこの側縁を下側位置にして横に立った状態で整列するようにしてもよい。このように袋詰め品1を整列させて箱詰めするのは、例えば袋詰め品1の長辺側の側縁がこの袋詰め品1の上部となる場合である。
【0058】
【発明の効果】
第1の発明に係る箱詰め方法によると、製品が両側から保持手段により挟み込まれた状態で吸引手段により各製品の上部を上方に向かって吸引し、これによって保持手段から製品が滑り落ちることを防止することができる。従って、比重の比較的大きい内容物が充填された袋詰め品を箱詰めする場合、保持手段により袋詰め品を挟み込んだ際に袋詰め品の上端部が横倒れになることがあっても袋詰め品が保持手段から落下することを確実に防止することができるという効果ある。従って、比重の比較的大きい内容物が充填された袋詰め品を段ボールケース等の外装箱に確実に詰めることができるという効果がある。勿論、比重の比較的小さい内容物が充填された袋詰め品も上記のようにして外装箱に確実に詰めることができる。そして、内容物が箱詰めされた製品も、袋詰め品と同様に外装箱に確実に詰めることができる。
【0059】
そして、外装箱内に保持手段と共に位置させた製品を、吸引手段により外装箱の底側に押し込み、これによって製品と保持手段とを互いに引き離すことができる。従って、例えば袋詰め品等の製品を外装箱にタイトな状態で位置させた後に保持手段を外装箱から引き抜くときでも、保持手段の上昇に伴って袋詰め品が上昇して外装箱からこぼれ出るということを確実に防止することができる。従って、製品を外装箱内に所望のタイトな状態で詰めることができるという効果がある。
【0060】
また、外装箱が製品及びこれら製品を保持する保持手段を覆う位置にその外装箱を移動させているので、この外装箱が移動する分だけ従来の装置よりも保持手段の移動距離を短縮することができる。従って、保持手段は、整列した製品を両側から挟み込む距離だけ移動する構成とすればよい。従って、保持手段の移動端において所定の位置決め精度を得る為の組み立て精度は、保持手段の移動距離が短い程低くて済むから、この装置全体としての組み立て作業のコストの低減を図ることができるという効果がある。つまり、保持手段と外装箱を短い距離L2 、L3 (L2 +L3 =L1 )だけ移動させる構成とした場合の組み立てコストは、保持手段を長い距離L1 に亘って移動させる構成とした場合の組み立てコストよりも遙に安くつくということである。
【0061】
第2、第6の各発明に係る箱詰め装置は、製品が両側から保持手段(第2の保持手段)により挟み込まれた状態で吸引手段により各製品の上部を上方に向かって吸引し、これによって保持手段(第2の保持手段)から製品が滑り落ちることを防止することができる構成としている。従って、第1の発明と同様に、比重の比較的大きい内容物が充填された袋詰め品を箱詰めする場合でも、袋詰め品が保持手段(第2の保持手段)から脱落することを確実に防止することができ、従って、これら袋詰め品を段ボールケース等の外装箱に確実に詰めることができるという効果がある。勿論、第1の発明と同様に、比重の比較的小さい内容物が充填された袋詰め品や、内容物が箱詰めされた製品も、外装箱に確実に詰めることができる。
【0062】
第2の発明に係る箱詰め装置は、外装箱内に保持手段と共に位置させた製品を、吸引手段により外装箱の底側に押し込み、これによって製品と保持手段とを互いに引き離す構成としている。従って、第1の発明と同様に、例えば袋詰め品等の製品を外装箱にタイトな状態で位置させた後に保持手段を外装箱から引き抜くときでも、保持手段の上昇に伴って袋詰め品が上昇して外装箱からこぼれ出るということを確実に防止することができ、よって、製品を外装箱内に所望のタイトな状態で詰めることができるという効果がある。
【0063】
第3の発明に係る箱詰め装置は、外装箱が製品及びこれら製品を保持する保持手段を覆う位置にその外装箱を移動させる構成としている。従って、第1の発明と同様に、外装箱が移動する分だけ従来の装置よりも保持手段の移動距離を短縮することができる。つまり、保持手段の移動距離が短い程組み立て精度を低くすることができるので、この装置全体としての組み立て作業のコストの低減を図ることができるという効果がある。
【0064】
第4の発明に係る箱詰め装置は、保持手段の有する2枚の保持プレートの相互の間隔を拡縮する方向に移動させる手段としてボールねじ又はタイミングベルトを使用する構成としているので、保持プレートの移動端における位置決め精度のばらつきを小さくすることができ、その結果、製品を押しつぶすことなく確実に保持することができるし、製品が保持プレートから滑り落ちないように適切な挟み込み力が働くように保持することができる。
【0065】
第5の発明に係る箱詰め装置は、1本のボールねじを正又は逆方向に回転駆動することにより、2枚の保持プレートをその相互の間隔を拡縮する方向に同時に、しかも目標とする距離だけ正確に移動させることができる構成である。従って、第5の発明の効果がある上に、保持手段の構造を簡単にすることができるし、嵩を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る箱詰め装置による箱詰め手順を示す図であり、(a)は袋詰め品が整列コンベア上に整列した状態を示す斜視図であり、(b)は押し出しプレートが袋詰め品を押し出した状態を示す斜視図である。
【図2】同発明の同実施の形態に係る箱詰め装置による箱詰め手順を示す図であり、(a)は外装箱が袋詰め品を覆う状態を示す斜視図であり、(b)は袋詰め品が収納された外装箱を保持プレートから引き離す状態を示す斜視図である。
【図3】ダンパー板の他の実施形態を示す斜視図である。
【図4】(a)乃至(d)はダンパー板と外装箱の動作を説明するための図である。
【図5】同実施の形態に係る箱詰め装置の正面図である。
【図6】同実施の形態に係る箱詰め装置の平面図である。
【図7】同実施の形態に係る整列コンベアの拡大側面図である。
【図8】同実施の形態に係る整列コンベアの拡大正面図である。
【図9】同実施の形態に係る整列コンベアのフィンの取付け状態を示す拡大斜視図である。
【図10】同実施の形態に係る整列コンベアのフィンの取付け状態を示す拡大縦断面図である。
【図11】同実施の形態に係る整列コンベアのスラットバンドチェーンの裏面を示す拡大斜視図である。
【図12】同実施の形態に係る袋詰め品を押し出す装置の平面図である。
【図13】同実施の形態に係る袋詰め品を押し出す装置の側面図である。
【図14】同実施の形態に係る袋詰め品を押し出す装置の正面図である。
【図15】同実施の形態に係る袋詰め品を押し出す装置の動作説明図である。
【図16】同実施の形態に係る保持プレートとその作動機構を示す平面図である。
【図17】同実施の形態に係る保持プレートとその作動機構を示す正面図である。
【図18】同実施の形態に係る保持プレートとその作動機構を示す側面図である。
【図19】同実施の形態に係る保持プレートの作動機構に使用している直動機構の一例を示す斜視図である。
【図20】同実施の形態に係る保持プレートの作動機構に使用している直動機構の他の一例を示す斜視図である。
【図21】同実施の形態に係るサクションボックスとその作動機構を示す部分断面側面図である。
【図22】同実施の形態に係るサクションボックスの底面図である。
【図23】同実施の形態に係るサクションボックスの吸引力を切り換えるための切換弁を示す縦断面図である。
【図24】従来の箱詰め装置による箱詰め手順を示す図であり、(a)は袋詰め品が整列コンベア上に整列した状態を示す斜視図、(b)は押し出しプレートが袋詰め品を押し出した状態を示す斜視図、(c)は外装箱に袋詰め品を挿入した状態を示す斜視図、(d)は袋詰め品が収納された外装箱から保持プレートを引き出す状態を示す斜視図、(e)は箱詰め品を示す斜視図、(f)は他の箱詰め品を示す斜視図、(g)は保持プレートとダンパー板の動作を説明するための図である。
【図25】(a)は従来の箱詰め装置の保持プレート及びパンタグラフ機構の開状態を示す正面図であり、(b)は同保持プレート及びパンタグラフ機構の閉状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 袋詰め品
2 外装箱
3 整列コンベア
4 導入コンベア
5 フィン
6 ギャップ部
7 ダンパー板
9 保持プレート
11 押し出しプレート
13 サクションボックス
14 直動機構
15 直動機構
17 外装箱昇降コンベア
Claims (6)
- 順次、転倒状態で1又は2以上の所定個数ずつ搬送されてくる袋詰め品又は箱詰め品(以下、「製品」という。)を整列コンベアの供給端で受け入れて逐次起立状態に姿勢変換しながら上記所定個数ずつ上記整列コンベアの搬送方向に順に並べて上記所定個数と同一の数の列を作る段階と、これら整列した製品をまとめて上記整列コンベアから側方に向かって押し出す段階と、これら押し出された製品を整列方向に両側から保持手段により挟み込むと共に、この保持手段により挟み込まれて略水平方向に整列した上記製品の各上部を上方に向かって吸引手段により吸引することにより上記製品を保持する段階と、外装箱が上記製品及び当該製品を保持する上記保持手段を覆う位置に上記外装箱を移動させる段階と、上記保持手段の上記製品に対する挟み込みを解除し、次に上記吸引手段が上記製品を上記保持手段から外すように上記製品を上記外装箱の底側に押し込む段階と、を具備することを特徴とする箱詰め方法。
- 予め定めた数の袋詰め品又は箱詰め品(以下、「製品」という。)を1列又は所定の複数列に整列させる整列手段と、この整列した製品をその整列方向に両側から挟み込みこの挟み込む力によって保持する保持状態とこの挟み込む力を解除した非保持状態との間で変更可能な保持手段と、この保持手段により保持されている上記製品を外装箱に詰める収納手段と、を具備する箱詰め装置において、
上記保持手段が上記保持状態のとき略水平方向に整列して保持された上記製品の各上部を上方に向かって吸引する吸引手段を設け、上記収納手段が、上記保持手段による挟み込む力と上記吸引手段による吸引力により上記製品が保持された状態で当該製品を上記外装箱内に位置させて当該製品を当該外装箱内に詰める構成とし、
上記製品及び保持手段が上記外装箱内に位置して上記保持手段が非保持状態で、かつ上記吸引手段が、上記製品を上記保持手段から外すように上記製品を上記外装箱の底側に押し込む方向に移動可能な構成としたことを特徴とする箱詰め装置。 - 請求項2に記載の箱詰め装置において、上記外装箱が上記製品及び当該製品を保持する保持手段を覆う位置に上記外装箱を移動させる外装箱移動手段を設けたことを特徴とする箱詰め装置。
- 請求項2に記載の箱詰め装置において、上記保持手段が、上記整列した製品を両側から挟み込む2枚一対の保持プレートと、この一対の保持プレートの相互の間隔を拡縮する方向に移動させるボールねじ又はタイミングベルトと、を有する構成としたことを特徴とする箱詰め装置。
- 請求項2に記載の箱詰め装置において、上記保持手段が、上記整列した製品を両側から挟み込む2枚一対の保持プレートと、この一対の保持プレートのうちの一方の保持プレートと螺合するねじ方向が左のボールねじ、及び他方の保持プレートと螺合するねじ方向が右のボールねじを備え上記一対の保持プレートの相互の間隔を拡縮する方向に移動させる1本のボールねじと、を有する構成としたことを特徴とする箱詰め装置。
- 搬送面にこの搬送方向に沿って夫々を所定の間隔を隔てて設けた多数の仕切り手段を有する整列コンベアと、上記仕切り手段どうしの夫々の間隙に袋詰め品又は箱詰め品(以下、「製品」という。)を順次供給する供給手段と、予め定めた所定数の上記間隙に供給された上記製品を上記整列コンベアからその側方位置にその整列した状態で取り出す取り出し手段と、上記側方位置に設けられ上記取り出された製品を保持面上で保持する保持位置と上記保持面が上記保持位置から移動した非保持位置との間で変更可能な第1の保持手段と、上記保持面上に保持されている上記製品をその整列方向に両側から挟み込み、第1の保持手段が非保持位置の状態でこれら製品を上記挟み込む力によって保持する保持状態とこの挟み込む力を解除した非保持状態との間で変更可能な第2の保持手段と、この第2の保持手段とこの第2の保持手段により保持されている上記製品とが外装箱に位置するように前記外装箱を移動させる外装箱移動手段と、を具備する箱詰め装置において、
第2の保持手段が上記保持状態のとき略水平方向に整列して保持された上記製品の各上部を上方に向かって吸引する吸引手段を設け、上記外装箱内に第2の保持手段と前記製品とが位置する状態であって、かつ第2の保持手段の前記非保持状態において、上記吸引手段が上記製品を上記外装箱の底側に押し込む方向に移動可能な構成としたことを特徴とする箱詰め装置。
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