JP3707557B2 - テレビジョン固定構造、電気機器固定構造および電気機器固定方法 - Google Patents

テレビジョン固定構造、電気機器固定構造および電気機器固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、テレビジョン等の電気機器が被載置体に載置されたときに同電気機器を同被載置体に固定するテレビジョン固定構造、電気機器固定構造および電気機器固定方法に関する。
従来、地震等の際に被載置体に載置されたテレビジョンが転倒することを防止する技術として、特許文献1〜4に開示されたものが知られている。
特許文献1に開示された技術は、テレビジョンの背面に支持部を設けておくとともにテレビジョン載置台の背面上部にベルトホルダーを取り付けておき、テレビジョン載置台にテレビジョンを載置したとき、ベルトを支持部に引っ掛けた後、ベルトホルダーで同ベルトを保持するものである。
特許文献2に開示された技術は、テレビジョンの背面にバンド挿入孔を形成しておき、ラックにテレビジョンを載置したとき、バンドに設けられた嵌入部をバンド挿入孔に挿入したのち、同バンドをネジでラックの背面上部に固定するものである。
特許文献3に開示された技術は、スタンドの背面上部にバックルのアンカー部を取り付けるとともにテレビジョンの背面に同アンカー部の受け部を取り付けておき、スタンドにテレビジョンを載置したとき、アンカー部を受け部に挿入して固定するものである。
特許文献4に開示された技術は、予め、概略鉤状になった鉤状片を用意するとともに、テレビジョンの地板後部にスリット穴を形成している。そして、スタンドにテレビジョンを載置したとき、テレビジョンのスリット穴に鉤状片の一辺を差し込むとともに、他の一辺をスタンドの天板後面にねじ止めして固定するものである。
また、19インチ程度以下のテレビジョンでは、省スペースのため、ビデオデッキやDVDプレーヤ等の電気機器の上に直接置かれることがある。
特開平9−154656号公報 特開平9−37191号公報 特開平5−68220号公報 実開昭55−150552号公報
上述した従来の技術は、テレビジョンをテレビジョン載置台等に固定するものである。従って、テレビジョンを他の電気機器の上に直接置いたときには、テレビジョンは電気機器に固定されないことになる。また、別途、ベルト、バンド、バックル、鉤状片という部材が必要であった。そこで、このような部材がなくても、被載置用の電気機器等の被載置体にテレビジョンを固定して地震等の際にテレビジョンが転倒することを防ぎたいという希望があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、被載置体に対して、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々のテレビジョン等の電気機器を容易かつ確実に固定することが可能なテレビジョン固定構造、電気機器固定構造および電気機器固定方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、キャビネットに基部を固定されて同キャビネットから略後方に延出した電源コードを有するテレビジョンが被載置体に載置されたときに同テレビジョンを同被載置体に固定することにより、振動が加えられた際にテレビジョンが転倒することを防止するテレビジョン固定構造において、上記被載置体は、上記テレビジョンが載置される被載置用の電気機器であり、上記被載置用の電気機器には、当該電気機器の底面と背面とで作られる稜の部分を切り欠いた切欠部と、当該切欠部の複数の箇所に対して着脱可能とされることにより同切欠部に固定される位置を変更可能とされるとともに略下方に延出して上記電源コードを掛止可能な掛止部とが設けられ、当該掛止部には、下端部から略水平方向であって互いに略反対方向に延出して上記掛止した電源コードの脱落を防ぐ一対の延出部が形成され、さらに、当該一対の延出部のそれぞれには、先端部から略上方に突出した突起が形成され、上記切欠部には、複数の固定用穴が上記複数の箇所のそれぞれに対応して設けられ、上記掛止部は、上記複数の固定用穴に挿入可能な穴挿入部を備え、当該穴挿入部が同固定用穴に挿入されて回転されることにより上記複数の箇所のいずれかに固定され、上記テレビジョンは、上記電源コードが上記突起と上記切欠部の間から上記延出部と上記切欠部の間に挿入されて上記掛止部に巻かれて掛止されることにより、上記被載置用の電気機器に固定される構成としてある。
電源コードを掛止する掛止部は、切欠部の複数の箇所のいずれかに取り付けられて固定される。固定された掛止部は、テレビジョンがある方向とは反対方向に延出しているので、電源コードが掛止部から外れにくくなっている。また、掛止部に掛止された電源コードは、下方に移動すると、掛止部の下端部から同掛止部の延出方向とは異なる略水平方向に延出した一対の延出部に当たってそれ以上移動することができなくなるので、脱落が防がれる。さらに、同電源コードは、延出部の先端部側に移動すると、延出部の先端部から略上方に突出した突起に当たってそれ以上移動することができなくなるので、脱落が防がれる。
テレビジョンのキャビネットから延出した電源コードが掛止部に掛止されると、テレビジョンは掛止部が設けられた被載置用の電気機器に固定される。テレビジョンに設けられた電源コードを利用することにより、別途ベルト、バンド、バックル、鉤状片、等の部材を用意する必要がない。ここで、被載置用の電気機器の切欠部に固定される掛止部は、固定される位置を変更することが可能である。すると、電源コードの取り付け位置が異なる種々のテレビジョンに対して、引っ掛けやすい位置で電源コードを掛止することができる。すなわち、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、被載置用の電気機器に対して、電源コードの取り付け位置が異なる種々のテレビジョンを容易かつ確実に固定することができる。その結果、地震等の際にテレビジョンが転倒することを防ぐことができる。
上記電源コードがキャビネットから略後方に延出しているとは、厳密に後方に延出しているのみならず、斜め後方に延出している場合を含む。上記掛止部が略下方に延出しているとは、厳密に下方に延出しているのみならず、斜め下方に延出している場合を含む。略水平方向とは、厳密に水平な方向のみならず、水平方向から斜め上方とされた方向や斜め下方とされた方向を含む。上記延出部が互いに略反対方向に延出しているとは、厳密に180°(度)異なる方向に延出しているのみならず、180°異なる方向に対して斜めにずれた方向を含む。上記突起が略上方に突出しているとは、厳密に上方に突出しているのみならず、斜め上方に突出している場合を含む。以下も、同様である。
上記被載置用の電気機器は、ビデオデッキ、DVDプレーヤ、等、様々な電気機器が考えられる。
ところで、テレビジョン以外の電気機器を被載置体に固定する場合にも、本発明を適用することが可能である。そこで、請求項2にかかる発明は、延出した絶縁電線を有する電気機器が被載置体に載置されたときに同電気機器を同被載置体に固定する電気機器固定構造であって、上記被載置体には、本体部と、当該本体部に固定される位置を変更可能とされて上記絶縁電線を掛止可能な掛止部とが設けられ、上記電気機器は、上記絶縁電線が上記掛止部に掛止されて上記被載置体に固定される構成としてある。
電気機器が被載置体に載置されたとき、電気機器から延出した絶縁電線が掛止部に掛止されると、電気機器は掛止部が設けられた被載置体に固定される。電気機器に設けられた絶縁電線を利用することにより、別途ベルト等の部材を用意する必要がない。ここで、被載置体の本体部に固定される掛止部は、固定される位置を変更することが可能である。すると、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器に対して、引っ掛けやすい位置で絶縁電線を掛止することができる。すなわち、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、被載置体に対して、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器を容易かつ確実に固定することができる。その結果、地震等の際に電気機器が転倒することを防ぐことができる。
上記絶縁電線は、絶縁物で囲まれた導線であればよく、電源コード、アース線、等、様々なものが考えられる。
ここで、請求項3にかかる発明のように、上記被載置体は、上記電気機器が載置される被載置用の電気機器である構成としてもよい。すると、被載置用の電気機器に載置した電気機器を同被載置用の電気機器に固定することができる。
その際、請求項4にかかる発明のように、上記被載置用の電気機器の本体部には、当該電気機器の底面と側面とで作られる稜の部分を切り欠いた切欠部が形成され、上記掛止部は、延出した形状とされるとともに、上記切欠部から略下方に延出するように固定される構成としてもよい。掛止部は、載置した電気機器がある方向とは反対方向に延出するように固定されるので、絶縁電線が掛止部から外れにくくなる。
上記側面は、ある面を正面としたときに左右となる面であってもよいし、背面であってもよいし、正面であってもよく、これらの場合の全てが上記側面に含まれる。
掛止部を被載置用の電気機器から略下方に延出させた形状とすると絶縁電線が掛止部から外れにくくなる点で有用であるものの、上記掛止部は、延出した形状とされるとともに、上記被載置用の電気機器の側面から当該側面に対して略垂直方向に延出するように固定される構成としてもよい。この場合であっても、絶縁電線が掛止部に掛止されるので、被載置用の電気機器に載置した電気機器を同被載置用の電気機器に固定することができる。
上記掛止部は、様々な形状が考えられる。その一例として、上記掛止部には、下端部から同掛止部の延出方向とは異なる方向に延出して上記掛止した絶縁電線の脱落を防ぐ延出部が形成されている構成としてもよい。すなわち、掛止部に掛止された絶縁電線は、下方に移動すると、掛止部の下端部から同掛止部の延出方向とは異なる方向に延出した延出部に当たってそれ以上移動することができなくなるので、脱落が防がれる。従って、さらに掛止部から絶縁電線が外れにくくなり、さらに確実に電気機器を固定することが可能となる。
上記延出部は、略水平方向に延出するとともに、先端部から略上方に突出した突起が形成されている構成としてもよい。すなわち、掛止部に掛止された絶縁電線は、延出部の先端部側に移動すると、延出部の先端部から略上方に突出した突起に当たってそれ以上移動することができなくなるので、脱落が防がれる。従って、さらに掛止部から絶縁電線が外れにくくなり、さらに確実に電気機器を固定することが可能となる。
また、固定される位置が変更可能な掛止部は、様々な構成が考えられる。その一例として、請求項5にかかる発明は、上記掛止部は、上記本体部の複数の箇所に対して着脱可能とされている構成としてある。すなわち、掛止部は本体部の複数の箇所のいずれかに取り付けられて固定されるので、簡易な構成で、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器を容易かつ確実に固定することができる。
着脱可能な掛止部の一例として、上記本体部には、複数の固定用穴が上記複数の箇所のそれぞれに対応して設けられ、上記掛止部は、上記複数の固定用穴に挿入可能な穴挿入部を備え、当該穴挿入部が同固定用穴に挿入されて回転されることにより上記複数の箇所のいずれかに固定される構成としてもよい。すなわち、本体部の複数の固定用穴のいずれかに掛止部の穴挿入部を挿入して回転させるという簡単な操作を行うだけで、掛止部は同固定用穴のいずれかに取り付けられて固定される。
また、上記掛止部は、上記穴挿入部が同固定用穴に挿入されて当該挿入された方向とは異なる方向にスライドされることにより上記複数の箇所のいずれかに固定される構成としてもよい。すなわち、本体部の複数の固定用穴のいずれかに掛止部の穴挿入部を挿入し、挿入した方向とは異なる方向にスライドさせると、掛止部は同固定用穴のいずれかに取り付けられて固定される。
さらに、請求項8にかかる発明は、上記掛止部は、上記本体部の表面を移動可能とされるとともに、移動可能な範囲の中からいずれかの位置で固定可能とされている構成としてある。すなわち、掛止部を本体部の表面における移動可能な範囲の中からいずれかの位置で固定することができるので、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器に対して、さらに引っ掛けやすい位置で絶縁電線を掛止することが可能となる。
なお、上記移動可能な掛止部を複数設けてもよい。
本体部の表面を移動可能な掛止部の一例として、上記本体部には、上記掛止部の移動可能な範囲に対応する固定用溝が形成され、上記掛止部は、上記固定用溝に挿入されて当該挿入された方向と略同じ方向を回転軸として回転可能とされた溝挿入部を備え、上記移動可能な範囲の中からいずれかの位置で同溝挿入部が所定の固定位置に回転されると固定され、所定の移動位置に回転されると上記固定用溝に沿って移動可能とされる構成としてもよい。すなわち、掛止部の溝挿入部を回転させるという簡単な操作を行うだけで、掛止部は同固定用溝に沿った位置で固定される。
また、上記掛止部は、上記固定用溝に沿ってスライド動可能に同固定用溝に挿入された溝挿入部と、本掛止部を上記固定用溝に沿った位置で固定可能な固定用ねじとを備える構成としてもよい。すなわち、固定用ねじを操作することにより、掛止部を固定用溝に沿った位置で固定することができる。
ここで、上記掛止部を、上記被載置用の電気機器に対して略水平方向に移動可能としてもよい。すると、簡易な構成で、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器を被載置体に対して容易かつ確実に固定することが可能となる。
また、上記掛止部を、上記被載置用の電気機器に対して略上下方向に移動可能としてもよい。絶縁電線を掛止した掛止部を上下させると、同絶縁電線の張力を調節することができるので、地震等の際により確実に電気機器の転倒を防ぐことが可能となる。
ところで、絶縁電線を有する電気機器どうしを固定する場合にも、本発明を適用することが可能である。そこで、請求項11にかかる発明は、延出した絶縁電線を有する被載置用の電気機器と、別の延出した絶縁電線を有して同被載置用の電気機器に載置された載置用の電気機器と、を互いに固定する電気機器固定構造であって、上記被載置用および載置用の電気機器のいずれか一方には、本体部と、当該本体部に固定される位置を変更可能とされて他方の電気機器の絶縁電線を掛止可能な掛止部とが設けられ、上記被載置用および載置用の電気機器は、同他方の電気機器の絶縁電線が同掛止部に掛止されて互いに固定される構成としてある。
載置用の電気機器が被載置用の電気機器に載置されたとき、両電気機器のいずれかから延出した絶縁電線が掛止部に掛止されると、両電気機器は互いに固定される。電気機器に設けられた絶縁電線を利用することにより、別途ベルト等の部材を用意する必要がない。ここで、本体部に固定される掛止部は、固定される位置を変更することが可能である。すると、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器に対して、引っ掛けやすい位置で絶縁電線を掛止することができる。すなわち、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器と他方の電気機器とを容易かつ確実に固定することができる。
なお、両電気機器を互いに固定する態様には、少なくとも、載置用の電気機器を被載置用の電気機器に固定する場合と、載置用の電気機器に被載置用の電気機器を固定する場合とが含まれる。
なお、電気機器を被載置体に固定する手順にも発明が存在する。そこで、請求項12にかかる発明は、延出した絶縁電線を有する電気機器が被載置体に載置されたときに同電気機器を同被載置体に固定する電気機器固定方法であって、上記被載置体に、本体部と、当該本体部に固定される位置を変更可能とされて上記絶縁電線を掛止可能な掛止部とを設け、上記絶縁電線を上記掛止部に掛止させることにより、上記電気機器を上記被載置体に固定する構成としてある。
また、請求項13にかかる発明は、延出した絶縁電線を有する被載置用の電気機器と、別の延出した絶縁電線を有して同被載置用の電気機器に載置された載置用の電気機器と、を互いに固定する電気機器固定方法であって、上記被載置用および載置用の電気機器のいずれか一方に、本体部と、当該本体部に固定される位置を変更可能とされて他方の電気機器の絶縁電線を掛止可能な掛止部とを設け、同他方の電気機器の絶縁電線を同掛止部に掛止させることにより、上記被載置用および載置用の電気機器を互いに固定する構成としてある。
すなわち、本発明は電気機器固定方法としても適用可能であり、請求項1、請求項3〜請求項10に記載された構成を当該方法に対応させることも可能である。
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、被載置用の電気機器に対して、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々のテレビジョンを容易かつ確実に固定することが可能となる。その結果、地震等の際に電気機器が転倒することを防ぐことが可能となる。
請求項2、請求項12にかかる発明によれば、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、被載置体に対して、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器を容易かつ確実に固定することが可能となる。その結果、地震等の際に電気機器が転倒することを防ぐことが可能となる。
請求項3にかかる発明によれば、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、容易に被載置用の電気機器に載置した電気機器を同被載置用の電気機器に固定することが可能となる。
請求項4にかかる発明によれば、絶縁電線が掛止部から外れにくくなるので、より確実に電気機器を固定することが可能となる。
請求項5にかかる発明によれば、簡易な構成で、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器を被載置体に対して容易かつ確実に固定することが可能となる。
請求項6にかかる発明によれば、簡単な操作で掛止部を本体部に対して着脱可能にさせる簡易な構造を提供することが可能となる。
請求項7にかかる発明によれば、簡易な構造で掛止部を本体部に対して着脱可能にさせることが可能となる。
請求項8にかかる発明によれば、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器に対して、さらに引っ掛けやすい位置で絶縁電線を掛止することができるので、利便性を向上させるとともに、さらに確実に種々の電気機器を被載置用の電気機器に固定することが可能となる。
請求項9にかかる発明によれば、簡単な操作で掛止部を固定用溝に沿った位置に固定させる簡易な構造を提供することが可能となる。
請求項10にかかる発明によれば、簡易な構造で掛止部を固定用溝に沿った位置に固定させることが可能となる。
請求項11、請求項13にかかる発明によれば、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器と他方の電気機器を互いに容易かつ確実に固定することが可能となる。その結果、地震等の際に電気機器が転倒することを防ぐことが可能となる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)テレビジョン固定構造の説明:
(2)テレビジョン固定構造の作用:
(3)変形例:
(4)まとめ:
(1)テレビジョン固定構造の説明:
図1は、本発明の一実施形態にかかるテレビジョン固定構造(電気機器固定構造)を有するDVD視聴システム100を、背面と右側面と上面を臨む斜視図により示している。本システム100は、載置用の電気機器であるテレビジョン(以下、TVとも記載)10と、被載置用の電気機器であるDVDプレーヤ(被載置体)20とから構成されている。なお、図の左上方向を前方向(正面側)、右下方向を後方向(背面側)、上方向を上方向、下方向を下方向として、説明する。
TV10は、19インチ以下の小型のテレビジョンであり、樹脂製のキャビネット11の内部に図示しないブラウン管やその他の内部機器や基板等が収容されている。そして、基板に実装された制御回路の制御により、放送電波を受信したりDVDプレーヤ20から所定のフォーマットの信号を入力したりして、対応する映像と音声を出力する。ブラウン管の表示面を前側に配置していることから、TV10の重心は前側に偏っている。従って、地震等の振動が加えられると、TV10は前側に転倒しやすくなっている。
本TV10は、キャビネット11の背面11aから後方(実際には略後方)に延出した電源コード(絶縁電線)12を有している。電源コード12の基部12aは、樹脂製とされており、キャビネットの背面11aに取り付けられて固定されている。なお、電源コードの基部12aは、所定の引っ張り試験に耐えることができる強度(例えば、電源コード12でTV10の本体を吊り下げることができる強度)とされている。
図2は、電源コード12の断面を示している。本電源コード12は、JIS C3005に規定する平形電線であり、2本の導線12c,12cの周囲をそれぞれ絶縁体12d,12dで被覆し、さらに絶縁体12d,12dをシース12eで覆った電機機器用ビニル絶縁電線である。電源コード12の断面は、非円形(図の例では、二つの円を一部重ねて合わせた形状)とされており、図の左右方向が電源コードの断面において最も長くなる最長方向であり、図の上下方向が電源コードの断面において最も短くなる最短方向である。なお、最長方向の断面の長さをLmax、最短方向の断面の長さをLminと表すことにする。そして、電源プラグ12bが図示しない100Vの家庭用のコンセントに差し込まれると、導線12c,12cを介してTV10に電力が供給される。
DVDプレーヤ20は、金属製のキャビネット(本体部)21の内部に図示しないDVD駆動機構やその他の内部機器や基板等が収容されており、基板に実装された制御回路の制御により、DVDから記録信号を読み出して所定のフォーマットの映像信号や音声信号をTV10に対して出力する。ここで、DVDプレーヤ20とTV10とは、図示しないAVケーブルで接続されており、DVDプレーヤ20から出力される映像信号や音声信号は、同AVケーブルを介してTV10に入力される。
図3は、着脱可能な掛止部(フック)23をキャビネット21に取り付けて電源コード12を巻いた状態で、図1のA1の位置から臨んだときにDVD視聴システム100を電源コードの基部12aの手前で断面視した垂直断面図である。また、図4は、電源コード12を掛止部23に巻いていない状態で図3の掛止部23付近を拡大して示した垂直断面図である。なお、わかりやすく説明するため、背景に見える部材の一部を省略している。
図に示すように、DVDプレーヤのキャビネット21の上面は、TV10を載置する所定の載置面21cとされている。TV10の底面11bには、同底面11bから下方(略下方)に突出した四つのゴム製の足13(図3では、一つのみ図示)が取り付けられており、DVDプレーヤの載置面21cの上に四つの足13が載せられるようになっている。
DVDプレーヤのキャビネット21には、底面21bと背面(側面の一つ)21aとで作られる稜の部分を切り欠いた形状の切欠部(本体部の一部)22が形成されている。なお、図の下段に模式的に示したように、稜とは、二つの平面(厳密な平面のみならず、平面に近い面を含む)が交わってできる線をいう。切欠部22は、キャビネット21の底面21bと平行(略平行)な水平面22aと、キャビネット21の背面21aと平行(略平行)な垂直面22bとを有している。
切欠部22には、水平面22aに対して樹脂製の掛止部23が着脱可能に取り付けられて固定されるようになっている。掛止部23は、切欠部に固定された状態で、水平面22aから下方(略下方)に延出して電源コード12を掛止することが可能である。DVDプレーヤ20に載置されたTV10は、電源コード12が掛止部23に巻かれて掛止されることにより、同DVDプレーヤ20に固定され、地震等の振動が加えられた際に転倒することが防止されるようになっている。
図5は、DVDプレーヤ20の要部を底面から見て示した底面図である。切欠部の水平面22aには、掛止部23を固定可能な複数の箇所のそれぞれに対応して、左右方向に一列に並んだ複数の固定用穴22cが設けられている。図の固定用穴22cは四つ形成されており、各固定用穴22cは左右方向に長辺を向けた長方形状とされている。
一方、図6の斜視図にも示すように、掛止部23は、複数の固定用穴22cのいずれにも挿入可能な穴挿入部24を備えている。なお、図は、掛止部23が切欠部に固定された状態を基準として描いている。穴挿入部24は、掛止部23が切欠部に固定された状態で前後方向に向けて設けられた固定用爪部24aと、掛止部23の中心部分23cの上部と同固定用爪部24aの下部とを繋ぐ円柱状の接続部24bとから構成されている。固定用爪部24aの上面24cは、固定用穴22cよりも若干小さい長方形状の平面としてあり、下側から固定用穴22cに挿入して上側にまで貫通させることが可能である。接続部24bの直径は、固定用穴22cの短辺よりも若干長くしてある。なお、掛止部の中心部分23cは円柱状とされており、同中心部分23cの直径は固定用穴22cの短辺より長いため、中心部分23cの上面23c1は固定用穴22cを通り抜けることができない。そして、同上面23c1が切欠部の水平面22aに当接する位置では、固定用爪部の下面24dの一部が水平面の上側22a1より若干下側となるようにしてある。
図7は、固定用穴22cの一つを斜め上方から見て示した斜視図である。図に示すように、固定用穴22cは、水平面22aの下側から上側22a1まで貫通している。水平面の上側22a1には、固定用穴22cの長辺方向(左右方向)の中間部分であって同固定用穴22cの前後となる位置に、緩やかに窪んだ形状の一対の凹部22d,22dが形成されている。各凹部22dの境界は、長径を前後方向に向けた半楕円形状とされている。
一方、図6の下段に示す右側面図のように、穴挿入部の固定用爪部24aは、前後方向を基準として中間部分から前方向と後方向となるほど上下の厚みが少しずつ小さくなるテーパ状とされている。また、図6の下段に示す背面図のように、固定用爪部24aの下面24dは、左右方向を基準として中間部分が下側に緩やかに膨らんだ凸形状とされている。そして、穴挿入部24が下側から固定用穴22cに挿入され、撓みながら90°(度)回転されると、固定用爪部の下面24dが凹部22d,22dにはまり込む。すると、掛止部23は、固定用穴22cが設けられた複数の箇所のいずれかで切欠部に取り付けられて固定される。また、固定された掛止部23を90°回転させると、穴挿入部24を固定用穴22cから下側へ引き抜くことができる。その結果、掛止部23は、固定用穴22cの位置に対応する複数の箇所で切欠部に対して着脱可能とされ、切欠部に固定される位置を変更可能とされる。
掛止部23には、切欠部に固定された状態を基準として、下端部23dから同掛止部の延出方向とは異なる方向に延出して電源コード12の脱落を防ぐ一対の延出部23a,23aが形成されている。本実施形態では、水平(略水平)方向であって前方向に延出した延出部23aと、水平(略水平)方向であって後方向に延出した延出部23aとを形成している。すなわち、延出部23a,23aは、下端部23dから水平(略水平)方向であって互いに反対(略反対)方向に延出している。これにより、掛止部23に掛止された電源コード12は、下方に移動すると、掛止部の延出方向とは異なる方向に延出した延出部23a,23aに当たってそれ以上移動することができなくなる。すなわち、延出部23a,23aは、掛止した電源コード12の脱落を防ぐようになっている。従って、掛止部から電源コードが外れにくくなり、確実にTVをDVDプレーヤに固定することが可能となる。
また、延出部23a,23aのそれぞれには、先端部23eから上方(略上方)に突出した突起23b,23bが形成されている。すなわち、掛止部23に掛止された電源コード12は、延出部の先端部側に移動すると、上方に突出した突起23b,23bに当たってそれ以上移動することができなくなる。すなわち、突起23b,23bも、掛止した電源コード12の脱落を防ぐようになっている。従って、掛止部から電源コードが外れにくくなり、確実にTVをDVDプレーヤに固定することが可能となる。
ところで、鉛直(略鉛直)方向における突起23bの上端部23b1と切欠部の水平面22aとの間隔L1は、電源コード12の断面において最も長くなる最長方向の長さLmaxより短く、かつ、同電源コード12の断面において最も短くなる最短方向の長さLminより長くされている。従って、TV10がDVDプレーヤ20に載置されたとき、電源コード12の最短方向を鉛直方向に向けると、電源コード12を突起23bと切欠部の水平面22aの間から延出部23aと切欠部の水平面22aの間へ挿入することができる。
なお、掛止部23は、樹脂製であるため、若干撓むようになっており、撓み動作を経て電源コード12を延出部23aと水平面22aの間へ挿入することも可能である。
また、鉛直(略鉛直)方向における突起23bの下端部23b2と切欠部の水平面22aとの間隔L2は、電源コード12の断面における最長方向の長さLmaxより長くされている。従って、電源コード12を延出部23aと切欠部の水平面22aの間へ挿入した後に電源コード12の最長方向を鉛直方向に向けると、電源コード12は突起23bと切欠部の水平面22aの間を通り抜けることができない。すなわち、電源コード12は掛止部から外れにくくなっている。
そこで、図8に示すように、掛止部23に対して順次、断面の向きを変えながら電源コード12を延出部23aと水平面22aの間に挿入して掛止部23に対して引っ掛けるように巻いていくと、電源コード12を掛止部23に巻いて掛止させることができる。
このように、TV10は、電源コード12が突起23bと切欠部22の間から延出部23aと切欠部22の間に挿入されて掛止部23に巻かれて掛止されることにより、DVDプレーヤ20に固定される。
掛止部23に電源コード12を巻く回数は、突起23bと切欠部の水平面22aの間へ挿入することができる回数であれば制限はない。従って、電源コード12を1回だけ掛止部に巻いて掛止させるようにしてもよいし、延出部23aと水平面22aにまで挿入することができなくなって突起23bと水平面22aの間でとどまる状態まで巻いて掛止させるようにしてもよい。
(2)テレビジョン固定構造の作用:
最初に、掛止部23をDVDプレーヤの本体部21に固定する作用を説明する。
まず、固定用穴22cのいずれかの長辺方向に穴挿入部の上面24cの長辺方向を合わせ、穴挿入部24を下側から固定用穴22cに挿入する。すなわち、図6で示した延出部23a,23aを左右方向に向けることにより、固定用爪部24aを左右方向に向け、図7で示した固定用穴22cに挿入する。すると、図9に示すように、穴挿入部24は固定用穴22cを貫通する。このとき、図の下段の正面図に示すように、固定用爪部の下面24dはごく僅かに水平面の上側22a1より下側とされる。
その後、延出部23a,23aを90°右または左に回転させて前後方向に向けると、水平面の上側22a1における凹部22d,22dの外側の部位22eに固定用爪部の下面24dが接触しながら固定用爪部24aは撓み動作を経て同部位22eを乗り越えて90°回転する。すると、図10に示すように、固定用爪部の下面24dが凹部22d,22dにはまり込み、固定用爪部24aは前後方向を向く。なお、固定用穴22cの中では、接続部24bが90°回転するようになっている。
このようにして、掛止部23は、穴挿入部24が固定用穴22cに挿入されて回転されることにより、複数の固定用穴22cに対応する複数の箇所のいずれかに固定される。従って、DVDプレーヤの複数の固定用穴のいずれかに掛止部の穴挿入部を挿入して回転させるという簡単な操作を行うだけで、掛止部を同固定用穴のいずれかに取り付けて固定することができる。
なお、固定する位置を変更するために掛止部23を切欠部22から取り外すとき、固定された掛止部の延出部23a,23aを90°右または左に回転させて左右方向に向けると、凹部22d,22dの外側の部位22eに固定用爪部の下面24dが接触しながら固定用爪部24aは撓み動作を経て同部位22eを乗り越えて90°回転する。すると、図9に示すように、穴挿入部の上面24cの長辺方向が固定用穴22cの長辺方向に向けられるので、穴挿入部24を固定用穴22cから下側へ引き抜くことができる。その後は、所望の位置の固定用穴22cに穴挿入部24を挿入して回転させることにより、掛止部23を固定することができる。
このようにして、掛止部23は、切欠部22に対して着脱可能とされて固定される位置を変更することが可能とされている。
例えば、図11の左側に示すように、背面から見て左側に電源コードの基部があるTVをDVDプレーヤに載せたときには、切欠部に対して固定する位置を変更可能な掛止部を左側にて固定することにより、TVの電源コードを適切な位置にて掛止部に掛止させてDVDプレーヤにTVを固定することができる。一方、図の右側に示すように、背面から見て右側に電源コードの基部がある別のTVを同じDVDプレーヤに載せたときには、同掛止部を右側にて固定することにより、そのTVの電源コードも適切な位置にて掛止部に掛止させてDVDプレーヤにTVを固定することができる。
このように、掛止部は固定される位置を変更することが可能であるので、電源コードの取り付け位置が異なる種々のTVに対して、引っ掛けやすい位置で電源コードを掛止することができ、便利である。
次に、固定された掛止部に電源コードを掛止させてTVを固定する作用を説明する。
上述したように、DVDプレーヤ20の載置面21cの上にTV10を置き、電源コード12を掛止部23に巻くと、電源コード12は同掛止部23に掛止されるので、TV10がDVDプレーヤ20に固定される。すなわち、TVに設けられた電源コードを利用することにより、別途ベルト、バンド、バックル、鉤状片等の部材を用意する必要なく、容易にTVをDVDプレーヤに固定することができる。
ここで、DVD視聴システム100に対して、地震等の振動が加えられたとする。TV10の重心は前側に偏っているので、TV10にはDVDプレーヤ20の上面において前側に転倒する力が加えられる。すると、図3に示すように、TV10とDVDプレーヤ20との間にある電源コード12には、上向きの引っ張り力F1が加えられる。ここで、電源コード12はDVDプレーヤの掛止部23に掛止されているので、上向きの力F1が加えられても電源コード12は上方へは移動しない。その結果、TV10は前側に転倒せず、DVDプレーヤ20の上面において同DVDプレーヤ20に固定されたままとなる。
また、TV10に対して水平方向の力が加えられても、TVの電源コード12がDVDプレーヤの掛止部23に適切な位置で掛止されているので、横滑りもほとんど生じない。この点でも、TV10はDVDプレーヤ20上から下方へ転倒しなくなる。
なお、電源コード12は、電源コード12でTV10の本体を吊り下げる等の所定の引っ張り試験に耐えることができるように基部12aが樹脂製とされてキャビネットの背面11aに取り付けられて固定されている。従って、TV10に地震等の振動が加えられても、電源コード12はTV10の本体から容易には引きちぎられたり、切断されたりすることはない。
このように、TVに設けられた電源コードを利用することにより、別途ベルト、バンド、バックル、鉤状片等の部材を用意する必要がない。また、被載置用の電気機器の切欠部に固定される掛止部は固定される位置を変更することが可能であるので、電源コードの取り付け位置が異なる種々のTVに対して引っ掛けやすい位置で電源コードを掛止することができる。従って、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、被載置用の電気機器に対して、電源コードの取り付け位置が異なる種々のTVを容易かつ確実に固定することができる。その結果、地震等の際にTVが転倒することを防ぐことができる。
また、掛止部23は、載置したTV10がある方向とは反対の下方(略下方)に延出しているので、電源コード12が掛止部23から外れにくくなっており、確実にTVを被載置用の電気機器に固定することが可能である。
(3)変形例:
ところで、本発明のテレビジョン固定構造は、様々な変形例が考えられる。
TVが載置される被載置体は、DVDプレーヤ以外にも、ビデオデッキ等、様々なものが考えられる。むろん、電気機器以外でも、テレビジョン台のように、TVを置くことが可能な台であってもよい。一方、被載置体に載置する電気機器としては、TV以外にも、DVDプレーヤ、ビデオデッキ、等、様々なものが考えられる。これらの電気機器を用いて電気機器固定構造を構成しても、載置用の電気機器に設けられた電源コードを利用することにより、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、容易に載置用の電気機器を被載置用の電気機器に固定することが可能である。
また、DVDプレーヤもキャビネットから延出した電源コードを有しているので、DVDプレーヤの電源コードを利用してTVとDVDプレーヤとを固定するようにしてもよい。
図12は、変形例にかかるテレビジョン固定構造を有するDVD視聴システムを断面視した垂直断面図である。なお、図3と構成が同様のものについては、同じ符号を付して説明を省略する。
図に示すように、DVDプレーヤ20は、キャビネット21の背面21aから後方(略後方)に延出した電源コード(絶縁電線)25を有している。電源コード25の基部25aは、樹脂製とされており、キャビネットの背面21aに取り付けられて固定されている。
一方、TV(載置用の電気機器)10のキャビネットの背面11aには、前方(略前方)に向かって切り欠かれた形状の切欠部14が形成されている。切欠部14は、キャビネット11の底面11bと平行(略平行)な水平面14a,cと、キャビネット11の背面11aと平行(略平行)な垂直面14bとを有している。ここで、両水平面14a,cは相対向しており、水平面14aが下側とされ、水平面14cが上側とされている。
切欠部14には、水平面14aから上方(略上方)に延出して電源コード25を掛止することが可能とされた樹脂製の掛止部15が設けられている。掛止部15は、上記掛止部23と同様の形状とされている。
掛止部15に対して順次、断面の向きを変えながら電源コード25を掛止部15に対して引っ掛けるように巻いていくと、DVDプレーヤの電源コード25を掛止部15に巻いて掛止させることができる。本例では、DVDプレーヤの電源コード25が掛止部15に巻かれて掛止されることにより、TV10とDVDプレーヤ20が互いに固定される。
すなわち、被載置用の電気機器に設けられた電源コードを利用することによっても、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、電源コードの取り付け位置が異なる種々の被載置用の電気機器とTVとを互いに容易かつ確実に固定することができる。その結果、地震等の際にTVが転倒することを防ぐことが可能となる。特に、TVの電源コードを被載置用の電気機器に掛止し難い場合に、本構造を採用することによって、確実に電源コードを掛止して両電気機器を互いに固定することが可能となるという有用な効果が得られる。
むろん、TVの電源コードをDVDプレーヤに掛止するのと同時に、DVDプレーヤの電源コードをTVに掛止することにより、TVとDVDプレーヤとを互いに固定してもよい。すると、さらに確実に両電気機器を互いに固定することができ、地震等の際に電気機器が転倒することを防ぐことが可能となる。
なお、電源コードの代わりに、アース線、アンテナ線、信号ケーブル、等、様々な絶縁電線を用いてもよい。
また、掛止部を回転させずに切欠部に対して固定するようにしてもよい。
図13は別の変形例にかかるテレビジョン固定構造を有するDVD視聴システムに用いられるDVDプレーヤの要部を底面から見て示しており、図14は切欠部に固定された状態を基準としたときの同DVDプレーヤの掛止部の外観を示している。なお、図5と構成が同じものについては、同じ符号を付して説明を省略する。
図に示すように、DVDプレーヤの切欠部の水平面22aには、掛止部33を固定可能な複数の箇所のそれぞれに対応して複数の固定用穴32cが設けられている。一方、掛止部33は、樹脂製とされ、固定用穴32cのいずれにも挿入することが可能な穴挿入部34を備えている。本例では、掛止部33の中心部分33cの上側に平板形状の接続部33c1が設けられ、この接続部33c1の上面に四つの穴挿入部34が形成されている。各穴挿入部34は基部34aから上方に延出し、上端部34bからは水平方向(前から見て左方向)に延出した延出部34cとされ、同延出部34cの先端部34dからは下方に膨らんだ突起34eとされている。突起34eは前から見て上下方向に縮められた半円形状とされており、穴に挿入された突起34eに対して左右方向にある程度以上の力を加えると、突起34eは穴から抜けるようになっている。
ここで、上下方向における突起34eと接続部33c1との間隔L3は、切欠部の水平面22aの厚みより若干小さくされ、上下方向における延出部34cと接続部33c1との間隔L4は、切欠部の水平面22aの厚みより若干大きくされている。
図15は、固定用穴32cの一つを斜め上方から見て示した斜視図である。図に示すように、固定用穴32cは、穴挿入部34に位置に合わせて設けられた四箇所の長穴32dと、同長穴32dから穴挿入部の延出部34cの長さだけ水平方向(前から見て左方向)ずれた位置に設けられた四箇所の短穴32eとから構成されている。
以上の構成にて、四つの穴挿入部34を下側から四つの長穴32dに挿入すると、穴挿入部の延出部34cが固定用穴32cを貫通する。このとき、延出部34c下面はごく僅かに水平面の上側22a1より上側とされ、突起34eの下端部はごく僅かに水平面の上側22a1より下側とされる。
その後、穴挿入部34が挿入された方向(上方向)とは異なる水平方向(左方向)に力を加えて掛止部33をスライドさせると、水平面の上側22a1における長穴32dと短穴32eとの間の部位32fに突起34eの下端部が接触しながら穴挿入部34は撓み動作を経て同部位32fを乗り越える。すると、突起34eの下端部が短穴32eに挿入され、掛止部33は切欠部の水平面22aに固定される。
このようにして、掛止部33は、穴挿入部34が固定用穴32cに挿入されて挿入された方向とは異なる方向にスライドされることにより、複数の固定用穴32cに対応する複数の箇所のいずれかに固定される。従って、従って、DVDプレーヤの複数の固定用穴のいずれかに掛止部の穴挿入部を挿入してスライドさせるという簡単な操作を行うだけで、掛止部を同固定用穴のいずれかに取り付けて固定することができる。
なお、掛止部33を切欠部から取り外すとき、右方向に力を加えて掛止部33をスライドさせると、上記部位32fに突起34eの下端部が接触しながら穴挿入部34は撓み動作を経て同部位32fを乗り越える。すると、穴挿入部34を固定用穴32cから下側へ引き抜くことができる。このようにして、掛止部33は、切欠部に対して着脱可能とされて固定される位置を変更可能である。
なお、図16に示す樹脂製の掛止部35のように、穴挿入部38が設けられているとともに、接続部35c1から下方に延出して電源コードを掛止可能な一対の副掛止部36,37が設けられていてもよい。ここで、同一対の副掛止部36,37のそれぞれには、下端部から略水平方向であって互いに略反対方向に延出して掛止した電源コードの脱落を防ぐ延出部36a,37aが形成され、さらに、延出部36a,37aには、先端部から略上方に突出した突起36b,37bが形成されている。掛止部35は樹脂製であるため、電源コードを強く巻くと副掛止部36,37どうしの隙間が若干少なくなり、副掛止部36,37には元の間隔まで拡がろうとする力が生じる。従って、巻いた電源コードが緩みにくくなっており、この点でさらに電源コードが掛止部から外れにくくなる。
さらに、掛止部を着脱可能とせずに切欠部に対して固定するようにしてもよい。
図17は別の変形例にかかるテレビジョン固定構造を有するDVD視聴システムに用いられるDVDプレーヤの要部を底面から見て示しており、図18は切欠部に固定された状態を基準としたときの同DVDプレーヤの掛止部の外観を示している。なお、図5と構成が同じものについては、同じ符号を付して説明を省略する。
切欠部の水平面22aには、左右方向に向けられたレール部材42cが取り付けられている。このレール部材42cには、下向きに開口した固定用溝42dが形成されている。同固定用溝42dは、掛止部43の移動可能な範囲に対応して、左右方向に直線状とされている。
掛止部43は、固定用溝42dに挿入された溝挿入部44を備えている。溝挿入部44は、掛止部43が切欠部に固定された状態で前後方向に向けて設けられた固定用爪部44aと、掛止部43の中心部分43cの上部と同固定用爪部44aの下部とを繋ぐ円柱状の接続部44bとから構成されている。固定用爪部44aは上記固定用爪部24aよりも左右方向に太くされており、固定用爪部44aの上面44cは固定用溝42dの幅よりも広い長方形状の平面としてある。接続部44bの直径は、固定用溝42dの幅よりも若干短くしてある。円柱状とされた中心部分43cの直径は固定用溝42dの幅より長い。従って、掛止部43は、固定用溝42dから抜けないようになっており、溝挿入部44が挿入された方向(上下方向)と同じ(略同じ)方向を回転軸として回転可能とされている。そして、上面44cの長辺を固定用溝42dの向きに合わせた状態で同固定用溝42dに沿って切欠部の表面を移動可能とされている。
図19は、固定用溝42dの一つをレール部材42cの内部において斜め上方から見て示した斜視図である。同図では、レール部材42cの側面一部を切断して示している。図に示すように、レール部材42cの下面の上側42c1には、固定用溝42dの前後となる位置に、緩やかに窪んだ形状の多数の前側凹部42e1と後側凹部42e2とが形成されている。各凹部42e1,42e2の境界は、長径を前後方向に向けた半楕円形状とされている。なお、掛止部の中心部分43cの上面43c1がレール部材42cの下面に当接する位置では、固定用爪部の下面44dの一部がレール部材の下面の上側42c1より若干下側となるようにしてある。
一方、溝挿入部の固定用爪部44aは、前後方向を基準として中間部分から前方向と後方向となるほど上下の厚みが少しずつ小さくなるテーパ状とされ、下面44dが左右方向を基準として中間部分が下側に緩やかに膨らんだ凸形状とされている。
掛止部の延出部43a,43aを90°右または左に回転させて前後方向に向けると、凹部42e1,42e2の外側の部位42fに固定用爪部の下面44dが接触しながら固定用爪部24aは撓み動作を経て同部位42fを乗り越えて90°回転する。すると、固定用爪部の下面44dが凹部42e1,42e2のいずれかにはまり込み、固定用爪部44aは前後方向を向く。なお、固定用溝42dの間では、接続部44bが90°回転するようになっている。
このようにして、掛止部43は、移動可能な範囲の中からいずれかの位置で溝挿入部44が所定の固定位置に回転されると固定される。
なお、固定された掛止部の延出部43a,43aを90°右または左に回転させて左右方向に向けると、凹部42e1,42e2の外側の部位42fに固定用爪部の下面44dが接触しながら固定用爪部44aは撓み動作を経て同部位42fを乗り越えて90°回転する。すると、溝挿入部の上面44cの長辺方向が固定用溝42dの向きとされるので、掛止部43を固定用溝42dに沿って移動させることができる。
このようにして、掛止部23は、溝挿入部44が所定の移動位置に回転されると固定用溝42dに沿って移動可能とされる。
以上の構成により、DVDプレーヤの固定用溝に沿った所望の位置で掛止部の溝挿入部を回転させるという簡単な操作を行うだけで、掛止部を移動可能な範囲の中からいずれかの位置で固定することができる。すなわち、掛止部を固定する位置の自由度を向上させることが可能となるので、電源コードの取り付け位置が異なる種々のTVに対して、さらに引っ掛けやすい位置で電源コードを掛止することが可能となる。従って、利便性を向上させるとともに、さらに確実に種々のTVを被載置用の電気機器に固定することが可能となる。
また、掛止部を回転させずに切欠部に対して固定するようにしてもよい。
図20は別の変形例にかかるテレビジョン固定構造を有するDVD視聴システムに用いられる掛止部を右側面から見て示している。
DVDプレーヤの切欠部には、上記レール部材42cと同様のレール部材52cが設けられている。掛止部53は、固定用溝52dに沿ってスライド動可能に同固定用溝52dに挿入された溝挿入部54と、掛止部53を固定用溝52dに沿った位置で固定可能な固定用ねじ55とを備えている。掛止部53の中心部分53cの上側に平板形状のねじ支持板53dが設けられ、同ねじ支持板53dの後部にねじ55を螺合させるねじ穴が形成されている。溝挿入部54は、円柱状の固定用円柱部54aと、ねじ支持板53dの上部と同固定用円柱部54aの下部とを繋ぐ円柱状の接続部54bとから構成されている。固定用円柱部54aの直径は固定用溝52dの幅よりも長くしてある。接続部54bの直径は、固定用溝52dの幅よりも若干短くしてある。円柱状とされた中心部分53cの直径は、固定用溝52dの幅より長い。従って、掛止部53は、固定用溝52dに沿って切欠部の表面を移動可能とされている。
固定用ねじ55は、ねじ支持板53dのねじ穴に対して下側から上側に向かって螺合されている。そして、締める方向にねじ55を回転(例えば右回り)させると同ねじ55の上端は上昇し、緩める方向にねじ55を回転(例えば右回り)させると同ねじ55の上端は下降する。そこで、固定用溝52dに沿った所望の位置でねじ55を締める方向に回転させると、同ねじ55の上端がレール部材52cの下面に当接する。すると、レール部材52cにおける固定用溝52dの近傍の部位が同ねじ55と固定用円柱部54aとに挟まれ、掛止部53はDVDプレーヤの切欠部に固定される。一方、ねじ55を緩める方向に回転させると、同ねじ55の上端がレール部材52cの下面から離れる。すると、掛止部53は固定用溝52dに沿って移動可能となる。
以上の構成により、DVDプレーヤの固定用溝に沿った所望の位置で掛止部の固定用ねじを回転させるという簡単な操作を行うだけで、掛止部を移動可能な範囲の中からいずれかの位置で固定することができる。すなわち、掛止部を固定する位置の自由度を向上させることが可能となるので、電源コードの取り付け位置が異なる種々のTVに対して、さらに引っ掛けやすい位置で電源コードを掛止することが可能となる。従って、利便性を向上させるとともに、さらに確実に種々のTVを被載置用の電気機器に固定することが可能となる。
なお、掛止部と固定用溝の組み合わせを複数設けてもよい、
また、図21の背面図に示すように、固定用溝62dを櫛状に形成してもよい。ここで、レール部材62cはDVDプレーヤの切欠部の垂直面22bに設けられており、レール部材62cに形成された固定用溝62dに沿って移動可能な掛止部63は後方に向かって延出した形状とされている。
固定用溝62dは、水平方向に向けて形成された水平溝62d1と、同水平溝62d1の複数の箇所(図では四箇所)から下方に向けて形成された複数の垂直溝62d2(図では四本)とから構成されている。水平溝62d1は、掛止部63をDVDプレーヤに対して水平(略水平)方向に移動可能とさせる。すると、簡易な構成で、電源コードの取り付け位置が異なる種々のTVを被載置用の電気機器に対して容易かつ確実に固定することが可能となる。
一方、垂直溝62d2は、掛止部63をDVDプレーヤに対して上下(略上下)方向に移動可能とさせる。ここで、DVDプレーヤに載置したTVの電源コードを掛止した掛止部63を下側に移動させると、同電源コードの張力を大きくさせることができる。逆に、電源コードを掛止した掛止部63を上側に移動させると、同電源コードの張力を小さくさせることができる。このように、TVの電源コードの張力を調節することができるので、地震等の際により確実に電気機器の転倒を防ぐことが可能となる。
また、固定用溝を櫛状としたことにより、掛止部を固定用溝に沿って動かすだけで、種々のTVに対して電源コードを掛止する位置を適切にし、かつ、同電源コードの張力も適切にすることが容易となる。従って、利便性を大幅に向上させ、電源コードの取り付け位置が異なる種々のTVをさらに容易かつ確実に固定することが可能となる。
上記の他、DVDプレーヤの載置面に、TVの足を下方(略下方)に挿入することが可能なように下方(略下方)に窪んだ形状の凹部を形成してもよい。被載置用の電気機器に載置されるTVの足が被載置用の電気機器の凹部に挿入されるので、TVは被載置用の電気機器上で動きにくくなる。従って、地震等、振動が加えられた際にTVが転倒することをより確実に防ぐことが可能となる。ここで、同凹部を、TVの足の数よりも多く形成してもよい。すると、足の取り付け位置が異なる種々のTVに対して、挿入しやすい位置で足を凹部に挿入することができるので、利便性を向上させることができる。
(4)まとめ:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、便利であるとともに、別途ベルト等の部材を用意する必要なく、被載置体に対して、絶縁電線の取り付け位置が異なる種々の電気機器を容易かつ確実に固定することが可能となり、地震等の際に電気機器が転倒することを防ぐことが可能となるテレビジョン固定構造および電気機器固定構造を提供することができる。また、本発明は、電気機器固定方法としても適用可能である。
本発明の一実施形態にかかるテレビジョン固定構造を有するDVD視聴システムを示す斜視図である。 電源コードの断面を示す断面図である。 図1のA1の位置から臨んだときのDVD視聴システムの垂直断面図である。 図3の掛止部23付近を拡大して示す垂直断面図である。 DVDプレーヤの要部を底面から見て示す底面図である。 掛止部の外観を示す斜視図である。 固定用穴を斜め上方から見て示す斜視図である。 電源コードを掛止部に巻いて掛止させる様子を模式的に示す図である。 穴挿入部を固定用穴に貫通させた状態を示す斜視図である。 図9の状態から掛止部を90°回転させた状態を示す斜視図である。 異なるTVを同じDVDプレーヤに載置して電源コードを掛止した状態を示す背面図である。 変形例にかかるテレビジョン固定構造を有するDVD視聴システムの垂直断面図である。 別の変形例においてDVDプレーヤの要部を底面から見て示す底面図である。 掛止部の外観を示す斜視図である。 固定用穴を斜め上方から見て示す斜視図である。 別の変形例における掛止部の右側面図である。 別の変形例においてDVDプレーヤの要部を底面から見て示す底面図である。 掛止部の外観を示す斜視図である。 固定用溝を斜め上方から見て示す斜視図である。 別の変形例における掛止部の右側面図である。 別の変形例にかかるテレビジョン固定構造を形成可能なDVDプレーヤを示す背面図である。
符号の説明
10…テレビジョン
11…キャビネット
11a…背面
11b…底面
12…電源コード(絶縁電線)
12a…基部
13…足
14…切欠部
14a,c…水平面
14b…垂直面
15…掛止部
20…DVDプレーヤ(被載置体)
21…キャビネット(本体部)
21a…背面
21b…底面
21c…載置面
22…切欠部(本体部の一部)
22a…水平面
22b…垂直面
22c,32c…固定用穴
22d…凹部
23,33,35,43,53,63…掛止部
23a,36a,37a,43a…延出部
23b,36b,37b…突起
23b1…上端部
23b2…下端部
23c,33c,43c,53c…掛止部の中心部分
23d…下端部
23e…先端部
24,34,38…穴挿入部
24a…固定用爪部
25…電源コード(絶縁電線)
25a…基部
42c,52c,62c…レール部材
42d,52d,62d…固定用溝
44,54…溝挿入部
44a…固定用爪部
55…固定用ねじ
100…DVD視聴システム

Claims (13)

  1. キャビネットに基部を固定されて同キャビネットから略後方に延出した電源コードを有するテレビジョンが被載置体に載置されたときに同テレビジョンを同被載置体に固定することにより、振動が加えられた際にテレビジョンが転倒することを防止するテレビジョン固定構造において、
    上記被載置体は、上記テレビジョンが載置される被載置用の電気機器であり、
    上記被載置用の電気機器には、当該電気機器の底面と背面とで作られる稜の部分を切り欠いた切欠部と、当該切欠部の複数の箇所に対して着脱可能とされることにより同切欠部に固定される位置を変更可能とされるとともに略下方に延出して上記電源コードを掛止可能な掛止部とが設けられ、当該掛止部には、下端部から略水平方向であって互いに略反対方向に延出して上記掛止した電源コードの脱落を防ぐ一対の延出部が形成され、さらに、当該一対の延出部のそれぞれには、先端部から略上方に突出した突起が形成され、
    上記切欠部には、複数の固定用穴が上記複数の箇所のそれぞれに対応して設けられ、
    上記掛止部は、上記複数の固定用穴に挿入可能な穴挿入部を備え、当該穴挿入部が同固定用穴に挿入されて回転されることにより上記複数の箇所のいずれかに固定され、
    上記テレビジョンは、上記電源コードが上記突起と上記切欠部の間から上記延出部と上記切欠部の間に挿入されて上記掛止部に巻かれて掛止されることにより、上記被載置用の電気機器に固定されることを特徴とするテレビジョン固定構造。
  2. 延出した絶縁電線を有する電気機器が被載置体に載置されたときに同電気機器を同被載置体に固定する電気機器固定構造であって、
    上記被載置体には、本体部と、当該本体部に固定される位置を変更可能とされて上記絶縁電線を掛止可能な掛止部とが設けられ、
    上記電気機器は、上記絶縁電線が上記掛止部に掛止されて上記被載置体に固定されることを特徴とする電気機器固定構造。
  3. 上記被載置体は、上記電気機器が載置される被載置用の電気機器であることを特徴とする請求項2に記載の電気機器固定構造。
  4. 上記被載置用の電気機器の本体部には、当該電気機器の底面と側面とで作られる稜の部分を切り欠いた切欠部が形成され、
    上記掛止部は、延出した形状とされるとともに、上記切欠部から略下方に延出するように固定されることを特徴とする請求項3に記載の電気機器固定構造。
  5. 上記掛止部は、上記本体部の複数の箇所に対して着脱可能とされていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電気機器固定構造。
  6. 上記本体部には、複数の固定用穴が上記複数の箇所のそれぞれに対応して設けられ、
    上記掛止部は、上記複数の固定用穴に挿入可能な穴挿入部を備え、当該穴挿入部が同固定用穴に挿入されて回転されることにより上記複数の箇所のいずれかに固定されることを特徴とする請求項5に記載の電気機器固定構造。
  7. 上記本体部には、複数の固定用穴が上記複数の箇所のそれぞれに対応して設けられ、
    上記掛止部は、上記複数の固定用穴に挿入可能な穴挿入部を備え、当該穴挿入部が同固定用穴に挿入されて当該挿入された方向とは異なる方向にスライドされることにより上記複数の箇所のいずれかに固定されることを特徴とする請求項5に記載の電気機器固定構造。
  8. 上記掛止部は、上記本体部の表面を移動可能とされるとともに、移動可能な範囲の中からいずれかの位置で固定可能とされていることを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれかに記載の電気機器固定構造。
  9. 上記本体部には、上記掛止部の移動可能な範囲に対応する固定用溝が形成され、
    上記掛止部は、上記固定用溝に挿入されて当該挿入された方向と略同じ方向を回転軸として回転可能とされた溝挿入部を備え、上記移動可能な範囲の中からいずれかの位置で同溝挿入部が所定の固定位置に回転されると固定され、所定の移動位置に回転されると上記固定用溝に沿って移動可能とされることを特徴とする請求項8に記載の電気機器固定構造。
  10. 上記本体部には、上記掛止部の移動可能な範囲に対応する固定用溝が形成され、
    上記掛止部は、上記固定用溝に沿ってスライド動可能に同固定用溝に挿入された溝挿入部と、本掛止部を上記固定用溝に沿った位置で固定可能な固定用ねじとを備えることを特徴とする請求項8に記載の電気機器固定構造。
  11. 延出した絶縁電線を有する被載置用の電気機器と、別の延出した絶縁電線を有して同被載置用の電気機器に載置された載置用の電気機器と、を互いに固定する電気機器固定構造であって、
    上記被載置用および載置用の電気機器のいずれか一方には、本体部と、当該本体部に固定される位置を変更可能とされて他方の電気機器の絶縁電線を掛止可能な掛止部とが設けられ、上記被載置用および載置用の電気機器は、同他方の電気機器の絶縁電線が同掛止部に掛止されて互いに固定されることを特徴とする電気機器固定構造。
  12. 延出した絶縁電線を有する電気機器が被載置体に載置されたときに同電気機器を同被載置体に固定する電気機器固定方法であって、
    上記被載置体に、本体部と、当該本体部に固定される位置を変更可能とされて上記絶縁電線を掛止可能な掛止部とを設け、
    上記絶縁電線を上記掛止部に掛止させることにより、上記電気機器を上記被載置体に固定することを特徴とする電気機器固定方法。
  13. 延出した絶縁電線を有する被載置用の電気機器と、別の延出した絶縁電線を有して同被載置用の電気機器に載置された載置用の電気機器と、を互いに固定する電気機器固定方法であって、
    上記被載置用および載置用の電気機器のいずれか一方に、本体部と、当該本体部に固定される位置を変更可能とされて他方の電気機器の絶縁電線を掛止可能な掛止部とを設け、同他方の電気機器の絶縁電線を同掛止部に掛止させることにより、上記被載置用および載置用の電気機器を互いに固定することを特徴とする電気機器固定方法。
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