JP3705559B2 - 圧電トランス電源 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電トランスを用いた圧電トランス電源、特に、信頼性が高く、小形、低背化を実現するための圧電トランス電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧電セラミック矩形板を応用したデバイスとして圧電トランスが知られている。現在、圧電トランスに用いる振動子としてセラミックやニオブ酸リチウム単結晶を用いることが多く、一般的な構造としては、図2や図3の概略図に示すように圧電振動子12の表面あるいは側面にそれぞれ電力を入力、出力できる入力電極13a,13bと出力電極14が形成されている。また、圧電振動子12の上に形成された入力電極13a,13bにリード線31a,31b,32を直接半田付けするか、バネ状の導体41a,41b,42を配することにより、電力を取り出している。
【0003】
一般に圧電トランスは、信頼性が高いだけでなく、小形化、低背化、そして低コスト化の要求が非常に強い。
【0004】
ところで、図2、図3に示したように圧電トランスにリード線等により接続するため、圧電トランスの小形、低背化を図っても実装面積、工数が膨大になるという欠点がある。これに代わるものとして、図4に示したようなセラミック矩形板12から成る圧電トランスを挿入したケース11を、複数の線状導体パターンを有する可撓性絶縁シート15を介して回路基板19上に固定した構造の従来例がある。この従来例は、小形、低背化が可能で組立工数もかからないという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、圧電トランスと可撓性絶縁シートとの半田付接続点は、可撓性絶縁シートを回路基板に位置固定するための導電パターンによりつながっており、可撓性絶縁シートを回路基板に半田付け固定する際の熱が導電パターンを通じて、圧電トランスと可撓性絶縁シートとの接続点の半田を溶かしてしまい、接続不良を起こすという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明の技術的課題は、圧電トランスと可撓性絶縁シートとの接続点の半田不良を防止することができる圧電トランス電源を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数のランドを形成した回路基板と、前記複数のランドのそれぞれと接続された複数の線状の導体パターンを設けた可撓性絶縁シートと、この可撓性絶縁シートの上に配置され、電力を入力するための少なくとも1組の入力用電極と電力を取り出すための少なくとも1つの出力用電極とを有する圧電トランスと、前記圧電トランスの前記入力用電極及び前記出力用電極を前記複数の線状の導体パターンとそれぞれ電気的に接続すると共に、前記圧電トランスを支持、固定するためのピンおよび前記圧電トランス及び前記可撓性絶縁シートを一体化したものを収納する凹部を持つ絶縁カバーケースとを有し、前記可撓性絶縁シートの導体パターンと離間して前記ピンを設け、前記絶縁カバーケースと前記可撓性絶縁シートと前記回路基板との固定位置としたことを特徴とする圧電トランス電源が得られる。
【0008】
【作用】
可撓性絶縁シートと回路基板との固定位置にピンが設けられ、可撓性絶縁シートの導電パターン上から外れている。これにより、圧電トランスと可撓性絶縁シートとの半田付接続点も、ピンの位置と離間して外れる。そのため、圧電トランスと可撓性絶縁シートの電気的接続不良がなくなる。十分に信頼性を確保でき、部品点数、実装面積を抑えた、小形化、低背化、低コスト化が図れた圧電トランス電源を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について、本発明の圧電トランス電源を説明する。
【0010】
本発明の圧電トランス電源では、可撓性絶縁シートの導体パターンがピンと離間して設けていることを特徴とする。
【0011】
以下、具体的に実施例で説明する。
【0012】
【実施例】
図1は本発明の実施例に係る圧電トランス電源の構成の一例を示す斜視図である。図1に示すように圧電トランス(圧電セラミック矩形板から成る圧電振動子)12はその内部に複数の内部導体を有し、これら内部電極と交互にそれぞれ電気的接続を持たせた1組の入力用外部電極を形成し、出力電極17も振動子矩形板12の端面に形成した。ここで圧電トランス圧電セラミック矩形板12の寸法は50mm×6mm×1.5mmであり、PZT系セラミックスを用い、内部電極はAg/Pdを一体焼結し、外部電極はAgを焼き付けにて形成した。次に、圧電トランス12を樹脂の絶縁カバーケース11の凹部に挿入する。ケース11は、振動節点で支持固定するように射出成形により形成した。ここで11a〜dは挿入ピンである。
【0013】
一方、圧電トランス12との接続ランド17a,17b,18と開口部16a〜16dを有する可撓性絶縁シート(FPC)15−1を形成する。圧電トランス12の入力用電極13a,13b、出力用電極14とFPC15−1のランド17a,17b,18を各々一対一に電気的に接続することにより、圧電トランス12の電力を外部の回路基板19と接続し、さらにケースピン11a〜11dをFPC15−1の開口部16a〜16dに挿入し、回路基板19の開口部19a〜19dに挿入固定した。ここで、回路基板19の開口部19a〜19dは圧電トランス12の端面から3mmの位置に形成されている。
【0014】
本発明のFPC15−1を用いた本発明の圧電トランス電源の構造と従来のFPC15を用いた構造とリード線を用いた構造の圧電トランス電源の特性比較を表1に示す。このとき、圧電トランスは、一体積層品(10層)であり、φ2×200mmの冷陰極管を用いた。表1から分かるとおり、本発明の圧電トランス電源は、リード線を用いた構造と比較して、大幅な小形化を実現しつつ、同特性が得られている。同じFPCを用いたものでも、従来例では接触不良が発生して歩留が悪くなっている。表2に本実施例の圧電トランス電源のエージングの結果を示すが、1000時間経過してもほとんど特性が劣化せず、信頼性を確保していることが分かる。
【0015】
【表1】
Figure 0003705559
【0016】
【表2】
Figure 0003705559
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の圧電トランス電源によれば、圧電トランスと可撓性絶縁シートとの電気的接続不良を起こすことないので、高信頼性で、かつ小形、低背化を大幅に向上出来ることから実用的効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る圧電トランス電源の構成を示す分解斜視図である。
【図2】従来の圧電トランスを示す斜視図である。
【図3】図2の圧電トランスの他の従来例を示す図である。
【図4】FPCを用いた圧電トランスの従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11 ケース
11a〜11d ケースピン
12 セラミック矩形板(圧電振動子または圧電トランス)
13a,13b 入力電極
14 出力電極
15−1 本発明の可撓性シート(FPC)
15 従来の可撓性シート(FPC)
16a〜16d 可撓性シートの開口部
17a,17b 入力電極との接続ランド
18 出力電極との接続ランド
19 回路基板
19a〜19d ケース固定用開口部
21a,21b,21c ランド
31a,31b 入力用リード線
32 出力用リード線
41a,41b 入力用板バネ
42 出力用板バネ

Claims (1)

  1. 複数のランドを形成した回路基板と、前記複数のランドのそれぞれと接続された複数の線状の導体パターンを設けた可撓性絶縁シートと、この可撓性絶縁シートの上に配置され、電力を入力するための少なくとも1組の入力用電極と電力を取り出すための少なくとも1つの出力用電極とを有する圧電トランスと、前記圧電トランスの前記入力用電極及び前記出力用電極を前記複数の線状の導体パターンとそれぞれ電気的に接続すると共に、前記圧電トランスを支持、固定するためのピンおよび前記圧電トランス及び前記可撓性絶縁シートを一体化したものを収納する凹部を持つ絶縁カバーケースとを有し、前記可撓性絶縁シートの導体パターンと離間して前記ピンを設け、前記絶縁カバーケースと前記可撓性絶縁シートと前記回路基板との固定位置としたことを特徴とする圧電トランス電源。
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