JP3703085B2 - ヒンジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアやボンネット、カバー等の揺動部材を揺動自在に軸支するためのヒンジ(蝶番)の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来技術】
一般に、この種揺動部材のなかには、ヒンジ(蝶番)を介して揺動自在に軸支されるものがあり、この場合に、互いに隣接する一対の揺動部材を、隣接対向側の端縁同志をそれぞれ揺動自在に軸支するようにして取り付ける場合がある。そしてこのような場合、両揺動部材のあいだを、一方の揺動部材を開放揺動したときに、揺動部材同志の干渉を避けながら、両揺動部材を閉鎖したときに揺動部材間の隙間を可及的に小さくすることが外観等の観点から要求される。そこで従来、図9に示すように、各揺動部材21、22をそれぞれ揺動自在に軸支するヒンジ20をアーム式として、前記のうちの一方の揺動部材21を開放揺動させた場合、該開放した揺動部材21が、他方の揺動部材22の上方に移動するようにし、これによって閉鎖状態での隙間を小さくしながら、開放したときの干渉を避けるようにするものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来のものでは、両揺動部材21、22を閉鎖させたとき、ヒンジ20のアーム23、24が、それぞれ揺動支軸25、26の下側から該アーム23、24の揺動部材取付け位置までのあいだに並列状に位置することになり、この結果、このアーム23、24があるそれぞれの部分がデッドスペースとなって部材配置の邪魔となり、その分、小型化の妨げになるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、近接して平行状に配される第一、第二支軸を揺動支軸として軸支された第一、第二取付け体を介して第一、第二揺動部材をそれぞれ取付けるにあたり、第一、第二取付け体は、互いに干渉しないよう支軸軸芯方向に齟齬状に配され、かつ、第一取付け体は第二支軸の外側を迂回する揺動軌跡を描くよう第二支軸側に向けて突出形成され、第二取付け体は第一支軸の外側を迂回する揺動軌跡を描くよう第一支軸側に向けて突出形成されていることを特徴とするヒンジである。
そしてこのようにすることにより、第一、第二取付け体が支軸軸芯方向にオーバーラップした配置になって、第一、第二取付け体の配設スペースを半減化でき、その分、小型コンパクト化を計ることができる。
このものにおいて、第一、第二支軸はブラケットを介して一体化されていることを特徴とすることができ、これによって、二軸式のヒンジを一体物として取り扱うことができる。
これらのものにおいて、第一、第二取付け体の少なくとも一方には、対応する揺動体を開放したときに該開放姿勢にロックするためのロック部材を取付けるための取付け部が形成されていることを特徴とすることができ、このようにしたときには、ヒンジがロック部材の取付け部材に兼用できるという利点がある。
これらのものにおいて、第一、第二揺動部材は油圧ショベルに設けられる第一、第二カバーであることを特徴とするヒンジである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次ぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図中、1は小型の油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、該下部走行体2に旋回自在に設けられる上部旋回体3とからなり、アタッチメントとして、下部走行体2にドーザ4が、上部旋回体3にブーム式のバケット5がそれぞれ設けられている。さらに上部旋回体3の一側(左側)には、キャビン式の運転操縦部5が設けられ、他側(右側)には、燃料タンク等のタンクが配されたタンク室6とラジエータ等の各種機械装置が配された機械室7とが前後に隣接する状態で形成されており、これら隣接するタンク室6と機械室7とが、第一、第二のカバー(ボンネット)8、9を介してそれぞれ開閉揺動自在に覆われており、この揺動軸支に本発明が実施されており、以下、これについて詳細に説明する。
【0006】
前記第一、第二カバー8、9の各揺動支持は、第一、第二の支軸11、12を備えた二軸式のヒンジ10を介して行われるが、該ヒンジ10は次のように構成されている。前記第一、第二支軸11、12は、軸長が左右方向を向き、第一カバー8を軸支する第一支軸11が後側に位置する状態で前後に平行状に配され、これら支軸11、12の左右端部同志はブラケット13、14を介して一体的に連結され、これらブラケット13、14を躯体側にボルト−ナットや溶接等の適宜固定手段を介して固定することで蝶番10の躯体側への取付けができるが、本実施の形態ではボルト−ナットによる固定となっている。
【0007】
前記後側に配される第一支軸11には、前側に配されたタンク室6を覆う第一カバー8を取付けるための第一取付け体15の基端部15aが揺動自在に軸支されているが、該第一取付け体15は、さらに前記基端部15aから下側に向けて延出する第一中間部15bと、該第一中間部15bから前方第二支軸12側に折曲した第二中間部15cと、該第二中間部15cから上側に向けて折曲した第三中間部15dと、該第三中間部15dの先端縁(上端縁)から前方に折曲され、第一カバー8の後端部を取付けるための取付け部15eとで形成されるが、第一〜第三中間部15b、15c、15dの左右両側端縁は、ブラケット13、14とのあいだに間隙を存するよう幅狭になっている。
【0008】
一方、前側に配される第二支軸12には、後側に配された機械室7を覆う第二カバー9を取付けるための第二取付け体16の基端部16aが揺動自在に軸支されているが、該第二取付け体16は、さらに前記基端部16aから下側に向けて延出する第一中間部16bと、該第一中間部16bから後方第一支軸11側に折曲した第二中間部16cと、該第二中間部16cから上側に向けて折曲した第三中間部16dと、該第三中間部16dの先端縁(上端縁)から後方に折曲され、第二カバー9の前端部を取付けるための取付け部16eとで形成されるが、第一〜第三中間部16b、16c、16dは、前記第一取付け体15とブラケット13、14とのあいだの間隙に配されるよう左右に二分割されており、このようにすることにより第一、第二取付け体15、16は互いに干渉しないよう齟齬状の配置となっている。
【0009】
そして、これら第一、第二取付け体15、16は次のような寸法設定になっているが、この寸法設定については第一、第二取付け体15、16共に同じ設定であるので、第一取付け体15の寸法設定について説明し、第二取付け体16の寸法設定については省略する。第一取付け体15は、第一〜第三中間部15b、15c、15dが側面視において略凵(U)字形に屈曲形成されることでアーム状になっているが、第一中間部15bの第一支軸11の軸芯11aからの長さAは、第一支軸11の軸芯11aから第二取付け体基端部16aの最遠位置までの距離Bよりも長く(A>B)設定されている。また、第二、第三中間部15c、15dは、第一支軸軸芯11aを中心として第二取付け体基端部16aの最遠位置が描く円弧Cの外側に位置するように設定されており、これによって第一取付け体15は、第二支軸12の外側を迂回する揺動軌跡を描くこととなって、第一カバー8をタンク室6を覆う閉鎖姿勢と後方上方に持ち上げてタンク室6を開放する開放姿勢とに揺動できるようになっている。また、同様にして第二取付け体16は、第一支軸11の外側を迂回する揺動軌跡を描くこととなって、第二カバー9を機械室7を覆う閉鎖姿勢と前方上方に持ち上げて機械室7を開放する開放姿勢とに揺動できるようになっている。
因みに本実施の形態では、図4、図7に示すように、第二取付け体16の第三中間部16dには、ロック杆19の基端部が揺動自在に軸支されているが、該ロック杆19の先端部は、機体本体側に設けたロック部材19aに穿設のロック孔19bを移動自在に係合している。そして、第二カバー9を開放することに連動して、ロック杆19は、先端部がロック孔19bにガイドされながら揺動することとなり、そして第二カバー9が開放姿勢となったとき、ロック杆19の先端部がロック孔19bの端部に折り曲げ状に形成のロック溝19cに嵌入係合し、これによって第二カバー9を開放姿勢にロックするようになっている。そしてこのようにすることで、ヒンジがロック部材の取付け具として兼用されている。
【0010】
叙述の如く構成されたものにおいて、第一、第二カバー8、9は、アーム式の第一、第二の取付け体15、16を介して取付けたことによりそれぞれ第一、第二支軸11、12を支軸として開閉揺動することになるが、この場合において、閉鎖姿勢では第一、第二カバー8、9の対向端縁を近接できる一方で、開放したときには、閉鎖しているカバー体の上側にオーバーラップする姿勢とすることができる。
【0011】
そしてこのものでは、第一、第二取付け体15、16は、中間部同志が軸芯方向に齟齬状に配されていて互いに干渉することがなく、しかも第一取付け体15は第二支軸12の外側を迂回する揺動軌跡を描くよう該第二支軸12側に向けて突出形成され、第二取付け体16は第一支軸11の外側を迂回する揺動軌跡を描くよう該第一支軸11側に向けて突出形成されている結果、アーム式の第一、第二取付け体15、16は、側面視において互いにオーバーラップした配置構成となり、これによって、第一、第二取付け体15、16の配設スペースを各別に確保する必要がなく、その分、省スペース化が計れる。
【0012】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、第一、第二取付け体の互いに干渉しない齟齬状の配置としては、一枚板状の中間部を軸方向一側方と他側方に分けての配置や、櫛歯状に形成した中間部を齟齬状に配置する等の配置がある。また、図8の第二の実施の形態に示すように、第一、第二取付け体17、18について、円弧状の中間部17a、18aが形成されたものでよく、要は、第一、第二取付け体17、18を揺動させた場合に、それぞれ第二、第一支軸12、11の外側を迂回する揺動軌跡を描くよう他方の支軸12、11側に向けて突出形成する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】第一、第二カバーを閉鎖した状態を示す側面図である。
【図3】第一カバーを開放した状態を示す側面図である。
【図4】第二カバーを開放した状態を示す側面図である。
【図5】(X)はヒンジの正面図、(Y)ヒンジの平面図である。
【図6】ヒンジの側面図である。
【図7】ヒンジを油圧ショベルに取付けた状態(カバーは省略)を示す要部斜視図である。
【図8】ヒンジの第二の実施の形態を示す側面図である。
【図9】従来のヒンジの側面図である。
【符号の説明】
8、9 第一、第二カバー
10 ヒンジ
11、12 第一、第二支軸
15、16 第一、第二取付け体

Claims (4)

  1. 近接して平行状に配される第一、第二支軸を揺動支軸として軸支された第一、第二取付け体を介して第一、第二揺動部材をそれぞれ取付けるにあたり、第一、第二取付け体は、互いに干渉しないよう支軸軸芯方向に齟齬状に配され、かつ、第一取付け体は第二支軸の外側を迂回する揺動軌跡を描くよう第二支軸側に向けて突出形成され、第二取付け体は第一支軸の外側を迂回する揺動軌跡を描くよう第一支軸側に向けて突出形成されていることを特徴とするヒンジ。
  2. 請求項1において、第一、第二支軸はブラケットを介して一体化されていることを特徴とするヒンジ。
  3. 請求項1、2または3において、第一、第二取付け体の少なくとも一方には、対応する揺動体を開放したときに該開放姿勢にロックするためのロック部材を取付けるための取付け部が形成されていることを特徴とするヒンジ。
  4. 請求項1、2または3において、第一、第二揺動部材は油圧ショベルに設けられる第一、第二カバーであることを特徴とするヒンジ。
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