JP3698241B2 - 表示装置および電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作手段の設定操作に対応して発光手段が発光する表示装置およびその表示装置を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動送風機の駆動状態や操作手段による駆動状態の設定に伴って発光手段が発光する電気掃除機としては、例えば特開平9−140643号公報に記載の構成が知られている。
【0003】
この特開平9−140643号公報に記載の電気掃除機は、電動送風機の入力を制御する制御手段を収納した電気掃除機本体に接続するホースの手許に、電動送風機の駆動状態を設定しその設定内容に対応して制御手段からの一極性の電流の電流値を可変する操作手段と、この操作手段にて可変された電流値に対応して適宜発光する複数の発光部を備え操作手段の一極性とは逆極性の発光手段とを備えている。また、制御手段は、操作手段に電源を供給する電源供給手段と、操作手段からの電流値を検知する電流検知手段と、この電流検知手段にて電流値を検知することにより電源供給手段からの電流方向を切り換える電流方向切換手段と、この電流方向切換手段にて逆極性の電流方向に切り換えられた際に電源供給手段からの電源の電圧値を複数の異なる電圧値に可変する電圧切換手段とを備えている。
【0004】
そして、制御手段の電流方向切換手段にて電源供給手段から操作手段に供給される電源の電流方向を切り換えて、電流方向が操作手段の一極性である順極性のとき、操作手段による電動送風機の駆動状態の設定状態に対応して、可変した電源供給手段からの電源の電流値に則して電動送風機の入力を制御する。また、極性が発光手段の順極性であるとき、電圧切換手段により電源供給手段からの電圧値を可変させて複数の発光部を適宜発光させる。このように制御することにより、2線の信号線でもホースの手許にマイクロコンピュータやメモリなどの記憶手段を配設することなく複数の発光部を適宜発光でき、操作手段による設定内容を簡単な構成で容易に表示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−140643号公報に記載の電気掃除機では、発光手段の発光部を適宜複数点灯させる場合、別途同時に点灯するための発光部を設けるとともに、その発光部を発光させるための電圧制御を行わなければならず、部品点数が増大して構造が複雑となるとともに、制御が煩雑となる問題があるおそれがある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、構造が複雑となることなく発光部が単独あるいは同時に発光する表示形態が増大し、制御が煩雑となることなく表示性が向上する表示装置およびその表示装置を備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の表示装置は、操作手段の設定操作にて制御手段により制御される駆動手段を備えた本体の状態を表示する表示装置において、複数の発光部を有し一極性の電流のみを流してこの一極性の電流でのみ発光する発光手段を有し、前記操作手段は、前記発光手段の一極性とは逆極性の電流を流し所定の設定操作に従って電流値を可変し、前記制御手段は、前記操作手段に電源を供給する電源供給手段と、前記操作手段からの電流値を検知する電流検知手段と、この電流検知手段にて電流値を検知することにより前記電源供給手段からの電流方向を切り換える電流方向切換手段と、この電流方向切換手段にて前記発光手段に電流が流れる一極性の電流方向に切り換えられた際に前記電源供給手段からの前記電源の電圧値を所定時間内で複数の異なる電圧値に可変する電圧切換手段とを備えたものである。
【0008】
そして、駆動手段の駆動状態を設定する操作手段の設定操作にて、制御手段は電源供給手段から供給された電源の可変された電流値を電流検知手段にて検知するとともに電流方向切換手段にて電源供給手段からの電流方向を切り換え、この電流方向が切り換えられた電源供給手段からの電源の電圧値を電圧切換手段にて所定時間内で複数の異なる電圧値に可変し、操作手段とは逆極性の電流を流す発光手段に電源を供給し、発光手段の複数の発光部を適宜発光させるので、発光手段の発光部を発光させるための構成を複雑化することなく発光部が点灯および消灯する表示形態が増大し、簡単な制御にて表示性が向上する。
【0009】
請求項2記載の表示装置は、請求項1記載の表示装置において、電圧切換手段は、電源の電圧値を電流検知手段にて検知した異なる電流値に対応して異なる電圧値に可変するものである。
【0010】
そして、電流検知手段にて検知した操作手段の設定操作による可変された電流値に対応して電圧切換手段にて可変する異なる電圧値に可変するため、操作手段の設定操作に対応して発光手段の発光部が適宜点灯および消灯し、表示性が向上する。
【0011】
請求項3記載の表示装置は、請求項1または2記載の表示装置において、発光手段は、定電圧手段、トランジスタおよび複数の発光素子を備えたものである。
【0012】
そして、定電圧手段およびトランジスタにより、電流検知手段で検知した電流値に対応して電源供給手段から供給される電源の電圧切換手段にて可変された電圧値を複数の発光素子のうちの所定の発光素子に供給して発光させ、操作手段の設定操作の内容を表示させる。
【0013】
請求項4記載の表示装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の表示装置において、電圧切換手段は、所定時間内で可変される異なる電圧値の時間をそれぞれ略同じ割合とするものである。
【0014】
そして、電圧切換手段にて所定時間内で可変する電源の異なる電圧値の時間をそれぞれ略同じ割合にするため、複数の発光部の点灯および消灯状態が同等となる。
【0015】
請求項5記載の電気掃除機は、電動送風機と、請求項1ないし4いずれか一記載の表示装置とを備え、前記請求項1ないし4いずれか一記載の表示装置の操作手段は、前記電動送風機の駆動状態を設定するものである。
【0016】
そして、請求項1ないし4いずれか一記載の表示装置の操作手段による設定操作にて電動送風機の駆動状態を設定することにより、構造が複雑となることなく発光手段が設定操作に対応した電動送風機の駆動状態を表示する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気掃除機の実施の一形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図4において、1は電気掃除機本体で、この電気掃除機本体1には、ホース2の基端が着脱自在に接続され、このホース2の先端には後方に向けて分岐された形状の手許操作部3が設けられている。また、この手許操作部3の先端には、連結および切り離しにより長さが調節される延長管4を介して吸込口体5が取り付けられている。
【0019】
そして、手許操作部3は、図5に示すように、後方に向けて分岐され先端が自由端の部分が握り部11となり、手許操作部3の上面は握り部11から延長管4の方向に向けて停止設定用のボタン12、自動設定用のボタン13および弱/強設定用のボタン14が1列に順次並んで配設されている。
【0020】
さらに、手許操作部3の上面には、自動設定用のボタン13の位置に発光部としての発光ダイオードなどの発光素子LED 1 が配設されているとともに、弱/強設定用のボタン14に並ぶ位置に発光部としての2個の発光ダイオードなどの発光素子LED 2 ,LED 3 が配設されている。なお、発光素子LED 2 は、点灯による表示の大きさが発光素子LED 3 より小さい。
【0021】
次に、上記実施の形態の回路構成を図面を参照して説明する。
【0022】
図1に示すように、電気掃除機本体1の駆動手段である電動送風機21は、電気掃除機本体1内に配設された回路基板上に搭載された電力制御用のトライアックTrおよび電源線を介して商用交流電源eに接続される。そして、トライアックTrのゲートには、回路基板に搭載された制御手段22が接続されている。また、制御手段22には、ホース2に設けられた一対の信号線23,24を介して手許操作部3に例えば定電圧源VA や定電圧源Vccの電源を供給する電源供給手段25、この電源供給手段25から供給する電源の電圧値を可変する電圧切換手段26、電源供給手段25から供給する電源の電流方向の極性を切り換える電流方向切換手段27、信号線23,24を介して手許操作部3からの電流値を読み取る電流検知手段28を備えている。
【0023】
そして、制御手段22の電流検知手段28および電流方向切換手段27には、信号線23,24を介して接続される手許操作部3の停止設定用のボタン12、自動設定用のボタン13および弱/強設定用のボタン14を備えた操作手段30と、発光素子LED 1 ,LED 2 ,LED 3 を備えた発光手段31の並列回路が接続される。これら制御手段22の電源供給手段25、電圧切換手段26、電流方向切換手段27および電流検知手段28と、操作手段30と、発光手段31とにて表示装置33が構成される。
【0024】
さらに、制御手段22には、電動送風機21の負圧側に位置して電気掃除機本体1内に配設され電動送風機21の駆動による負圧を検出する図示しない塵埃量検出手段としての例えば圧力センサが接続されている。なお、制御手段22は、圧力センサにて検出する負圧があらかじめ設定されているH1 ,H2 より高いか低いかにより、集塵室内に装着される集塵袋に捕捉した塵埃量を認識、例えばH1 より低い場合にはあまり塵埃が溜まっていない状態、H1 より高くH2 より低い場合にはある程度塵埃が溜まった状態、H2 より高い場合には集塵袋が塵埃でほとんど一杯となった状態と判断する。
【0025】
そして、制御手段22の一部の具体的な回路構成は、図2に示すようになっている。すなわち、制御手段22は、各種回路に定電圧を供給する定電圧源Vccが接続されたマイクロコンピュータ34を有している。このマイクロコンピュータ34は、電流方向を切り換える電流方向切換手段27を構成する電流方向切換ポートPa 、操作手段30からの電圧を読み取る電流検知手段28を構成する電圧読取ポートPb 、電圧切換手段26を構成する3つの電圧切換ポートPA ,PB ,PC を備えている。
【0026】
このマイクロコンピュータ34の電流方向切換ポートPa には、抵抗R1 を介してトランジスタQ1 のベースが接続されているとともに、抵抗R2 を介してトランジスタQ2 のベースが接続され、トランジスタQ1 のエミッタは接地され、トランジスタQ1 のコレクタはホース2の信号線23,24を電気的に接続する端子Aに接続されている。一方、トランジスタQ2 のコレクタはトランジスタQ1 のコレクタに接続され、トランジスタQ2 のエミッタは抵抗R3 を介して電源供給手段25の定電圧源Vccに接続されている。
【0027】
また、電流方向切換ポートPa には、抵抗R4 を介してトランジスタQ3 のベースが接続されるとともに、抵抗R5 を介してトランジスタQ4 のベースが接続されている。そして、トランジスタQ3 のコレクタはマイクロコンピュータ34の電圧読取ポートPb に接続されている。さらに、トランジスタQ3 のコレクタには、抵抗R6 およびコンデンサC1 の並列回路が接続され、これら抵抗R6 およびコンデンサC1 は接地されている。また、トランジスタQ3 のエミッタはホース2の信号線23,24を電気的に接続する端子Bに接続されている。
【0028】
さらに、トランジスタQ4 のエミッタは接地され、トランジスタQ4 のコレクタには、抵抗R7 を介してトランジスタQ5 のベースが接続されている。そして、このトランジスタQ5 のコレクタはトランジスタQ3 のエミッタに接続され、トランジスタQ5 のベースおよびエミッタ間には抵抗R8 が接続されている。さらに、トランジスタQ5 のエミッタには、電圧切換手段26に接続される端子Cに接続されている。
【0029】
そして、端子Cには、発光手段31の発光素子LED 1 ,LED 2 ,LED 3 の数である3つに対応して3つのトランジスタQ11,Q12,Q13のコレクタがそれぞれ接続されている。これらトランジスタQ11,Q12,Q13のベースには、抵抗R11,R12,R13を介してトランジスタQ14,Q15,Q16のコレクタがそれぞれ接続されている。また、トランジスタQ11,Q12,Q13のベースおよびエミッタ間には、抵抗R14,R15,R16がそれぞれ接続されている。さらに、トランジスタQ11のエミッタには電源供給手段25の定電圧源VA が接続され、トランジスタQ12のエミッタには抵抗R17を介して定電圧源VA が接続され、トランジスタQ13のエミッタには抵抗R17,R18の直列回路を介して定電圧源VA が接続されるとともに、ツェナダイオードZD1 を介して接地されている。
【0030】
また、トランジスタQ11,Q12,Q13のエミッタはそれぞれ接地され、各トランジスタQ11,Q12,Q13のベースは抵抗R19,R20,R21を介してマイクロコンピュータ34の各電圧切換ポートPA ,PB ,PC にそれぞれ接続されている。
【0031】
なお、これらトランジスタQ11,Q12,Q13のオンオフにより端子Cに印加される電圧値は、抵抗R17,R18により電圧値の大きさがVA >VB >VC となる電圧値の異なるVA ,VB ,VC が印加される。
【0032】
一方、端子Aおよび端子Bには、図3に示すように、これら端子Aおよび端子Bにそれぞれ接続するホース2の各信号線23,24を介した手許操作部3に配設された発光手段31および操作手段30がそれぞれ接続される。
【0033】
そして、表示手段19は、信号線47,48間に、ダイオードD1 、抵抗R21および定電圧手段であるツェナダイオードZD2 の直列回路を有している。また、ダイオードD1 を介した信号線23,24間には、抵抗R21およびツェナダイオードZD2 の直列回路に対して並列に、ダイオードD2 、抵抗R22、トランジスタQ21のエミッタ、コレクタ、発光部である発光素子としての発光ダイオードLED 1 の直列回路が設けられている。さらに、抵抗R24を介したトランジスタQ21のベースと、発光ダイオードLED 1 を介したトランジスタQ21のコレクタとの間には、抵抗R23、ダイオードD3 、発光部である発光素子としての発光ダイオードLED 2 の直列回路が接続されている。また、この抵抗R23はトランジスタQ22のコレクタに接続され、このトランジスタQ22のエミッタはダイオードD2 および抵抗R22の接続点に接続されている。そして、ダイオードD1 を介した信号線23,24間には、抵抗R25および定電圧手段であるツェナダイオードZD3 の直列回路が接続され、これら抵抗R25およびツェナダイオードZD3 の接続点にトランジスタQ22のベースが抵抗R26を介して接続されている。
【0034】
また、ダイオードD1 を介した信号線23,24間には、抵抗R21およびツェナダイオードZD2 の直列回路に対して並列に、ダイオードD4 、トランジスタQ23のエミッタ、コレクタ、抵抗R27、抵抗R28の直列回路が設けられている。そして、トランジスタQ23のベースは、抵抗R29を介して抵抗R21およびツェナダイオードZD2 の接続点に接続される。また、抵抗R27および抵抗R28の接続点には、抵抗R30を介してトランジスタQ24のベースが接続され、このトランジスタQ24のエミッタは信号線24に接続されている。そして、トランジスタQ24のコレクタには発光部である発光素子としての発光ダイオードLED 3 が接続され、この発光ダイオードLED 3 は抵抗R23およびダイオードD3 の接続点に接続されている。
【0035】
なお、発光手段31は、ツェナダイオードZD3 の設定電圧の電圧値より低い電圧、例えば電圧値VC では、ツェナダイオードZD2 およびツェナダイオードZD3 が逆阻止状態となってトランジスタQ23およびトランジスタQ22のベース電流が流れずトランジスタQ23およびトランジスタQ22がそれぞれオフ状態となり発光ダイオードLED 2 ,LED 3 が消灯し、トランジスタQ21がオンして、自動設定用のボタン13に位置する発光ダイオードLED 1 が点灯する。
【0036】
また、ツェナダイオードZD3 の設定電圧の電圧値より高くかつツェナダイオードZD2 の設定電圧の電圧値より低い電圧、例えば電圧値VB では、ツェナダイオードZD3 がオンするとともに、ツェナダイオードZD2 が逆阻止状態でトランジスタQ22のベース電流が流れてトランジスタQ22がオンしてトランジスタQ21およびトランジスタQ23にベース電流が流れずトランジスタQ21およびトランジスタQ23がオフし、発光ダイオードLED 1 ,LED 3 が消灯し、表示の小さい発光ダイオードLED 2 が点灯する。
【0037】
さらに、ツェナダイオードZD2 の設定電圧の電圧値より高い電圧、例えば電圧値VA では、ツェナダイオードZD3 がオンし、トランジスタQ23がオンしてトランジスタQ24がオンするとともにトランジスタQ22がオンしてトランジスタQ21にベース電流が流れずトランジスタQ21がオフし、発光ダイオードLED 1 が点灯しないとともにダイオードD2 による電圧抑制効果により発光ダイオードLED 2 は点灯せず、表示の大きい発光ダイオードLED 3 が点灯する。
【0038】
一方、信号線23,24間には、操作手段30を構成する電流制限用の抵抗R35およびダイオードD1 が直列に接続されている。そして、抵抗R35に対して並列に、停止設定用のボタン12により操作される常開のスイッチ36および抵抗R36の直列回路、自動設定用のボタン13により操作される常開のスイッチ37および抵抗R37の直列回路、弱/強設定用のボタン14により操作される常開のスイッチ38および抵抗R38の直列回路が接続されている。なお、各ボタン12,13,14に対応する各抵抗R36,R37,R38の抵抗値は、それぞれ異なる抵抗値に設定されている。
【0039】
次に、上記実施の形態の動作を図面を参照して説明する。
【0040】
まず、掃除に際して、電気掃除機本体1にホース2を接続するとともに図示しない電源線を介して商用交流電源eが供給されると、制御手段22とホース2の操作手段30および発光手段31とが電気的に接続された状態となる。そして、このホース2の接続状態を、制御手段22の電流検知手段28にて読み取る電圧値により判断する。
【0041】
すなわち、図6のフローチャートに示すように、制御手段22は、まず、操作手段30のいずれのボタン12,13,14も操作されていない旨のx=0、y=0、c=0、電動送風機21が停止した状態である旨の入力P=0、制御手段22に設けられた図示しない計時手段により計時していない旨の時間t=0を設定する(ステップ1)。
【0042】
この後、図9(a)に示すように、供給される商用交流電源eのゼロクロスを検出する(ステップ2)。次に、図2および図3に示す回路図の矢印Iの方向に電流を流す処理である制御手段22の電流検知手段28にて読み取る電圧値によりホース2の接続状態を判断する(ステップ3)。そして、ホース2の接続状態の認識後、図2および図3に示す回路図の矢印IIの方向に電流を流す処理である発光手段の適宜点灯による所定の表示をさせる(ステップ4)。
【0043】
すなわち、図7のフローチャートに示すように、まず制御手段22の電流検知手段28が、図2および図3に示す回路図の矢印Iの方向に流れる電流の電流値を検知する(ステップ11)する。すなわち、マイクロコンピュータ34は電流方向切換ポートPa から例えば10msのパルス出力をするもので、マイクロコンピュータ34の電流方向切換ポートPa からLレベル出力する。そして、この電流方向切換ポートPa からのLレベル出力により、トランジスタQ2 およびトランジスタQ3 はオンし、図2および図3に示す回路図の矢印Iの方向に定電圧Vccの電流が流れ、電気的に接続された状態となる操作手段30に電流が流れる。
【0044】
ここで、操作手段30には、端子A,Bに接続する信号線23,24間に電流制限用の抵抗R35およびダイオードD1 の直列回路を有していることから、図2および図3に示す回路図の矢印Iの方向に定電圧Vccの電流が流れることにより、所定の電流値に可変される。この電流値が可変された電流が、図2および図3に示す回路図の矢印Iの方向に流れることにより、図9(g)に示すように、電流検知手段28を構成する電圧読取ポートPb にて、パルス的なタイミングで電流の電流値を検知する。
【0045】
そして、制御手段22は、図7のフローチャートで示すように、読取電流値が、ホース2が接続された待機状態で操作手段30の各ボタン12,13,14が操作されていない状態の閾値i1 より大きいか否かを判断し(ステップ12)、読み取った電流値が閾値i1 より大きくないと判断した場合には、ホース2が接続されていない、すなわち端子A,Bに制御手段22が電気的に接続されていないと判断し、次の制御に進む。
【0046】
また、ステップ12で、読取電流値が閾値i1 より大きいと判断した場合には、読取電流値が閾値i2 より大きいか否かを判断する(ステップ13)。そして、読取電流値が閾値i2 より大きくない、すなわち読取電流値が閾値i1 より大きく閾値i2 より小さいと判断してホース2が接続されていると判断し、次の制御に進む。
【0047】
さらに、ステップ13で、読取電流値が閾値i2 より大きいと判断した場合には、読取電流値が閾値i3 より大きいか否かを判断する(ステップ14)。そして、読取電流値が閾値i3 より大きくない、すなわち読取電流値が閾値i2 より大きく閾値i2 より小さいと判断して操作手段30の停止設定用のボタン12が操作されたと判断し、トライアックTrを適宜位相制御し、電動送風機21の入力が0となる駆動を停止させる制御である切処理する(ステップ15)。
【0048】
そしてさらに、ステップ14で、読取電流値が閾値i3 より大きいと判断した場合には、読取電流値が閾値i4 より大きいか否かを判断する(ステップ16)。そして、読取電流値が閾値i4 より大きくない、すなわち読取電流値が閾値i3 より大きく閾値i4 より小さいと判断して操作手段30の自動設定用のボタン13が操作されたと判断し、圧力センサにて検知する負圧状態などに基づいて、トライアックTrを適宜位相制御し、電動送風機21の入力を適宜可変させる駆動制御である自動処理をする(ステップ17)。
【0049】
また、ステップ16で、読取電流値が閾値i4 より大きいと判断した場合には、操作手段30の弱/強設定用のボタン14が操作されたと判断し、トライアックTrを適宜位相制御し、電動送風機21の入力を弱あるいは強の駆動状態にする手動処理をする(ステップ18)。
【0050】
一方、制御手段22は、マイクロコンピュータ34の電流方向切換ポートPa から10msでのパルス的なLレベル出力の後にHレベル出力し、図9(b)に示すように、電流方向を図2および図3に示す回路図の矢印IIの方向で端子Cに印加されている所定の電圧値の電流を流す。
【0051】
すなわち、図8に示すように、制御手段22は、電流方向切換ポートPa からのHレベル出力ととともに、図示しない計時手段にて計時するとともに(ステップ21)、一旦電流方向を図2および図3に示す回路図の矢印IIの方向で端子Cに印加されている電圧の電流値を0にする(ステップ22)。
【0052】
そして、計時手段にて計時した時間tが次のパルス的なLレベル出力までの時間である10ms以下か否かを判断し(ステップ23)、時間tが10ms以下であると判断した場合には、自動処理、すなわち操作手段30の自動設定用のボタン13が操作されて制御手段22が電動送風機21の駆動状態を自動制御しているか否かを判断する(ステップ24)。そして、自動処理されていないと判断した場合には、ホース2が接続されただけの待機状態、停止設定用のボタン12が操作されて切処理中、あるいは、弱/強設定用のボタン14が操作されて手動処理中であると判断し、次の処理に進み、自動処理させていると判断した場合には端子Cに電圧VC を印加する(ステップ25)。
【0053】
すなわち、マイクロコンピュータ34の電圧切換ポートPA ,PB ,PC からそれぞれLレベル、Lレベル、Hレベル出力し、トランジスタQ16をオンさせてトランジスタQ13をオンさせ、トランジスタQ14およびトランジスタQ15にベース電流がそれぞれ流れずにトランジスタQ14およびトランジスタQ15がそれぞれオフしてトランジスタQ11およびトランジスタQ12にベース電流がそれぞれ流れずにトランジスタQ11およびトランジスタQ12がそれぞれオフし、図9(e)および図10(b)で示すように端子Cに抵抗R17および抵抗R18を介した定電圧源VA である電圧VC が印加される。
【0054】
この電圧VC がホース2の信号線23,24を介して発光手段31に流れることにより、発光手段31のツェナダイオードZD2 およびツェナダイオードZD3 が逆阻止状態で、トランジスタQ23およびトランジスタQ22にそれぞれベース電流が流れずトランジスタQ23およびトランジスタQ22がそれぞれオフ状態となるとともにトランジスタQ21がオンし、図9(f)および図10(c)に示すように自動設定用のボタン13に位置する発光ダイオードLED 1 が点灯し、自動処理中である旨を表示する。なお、この発光ダイオードLED 1 のパルス的な点灯は、図9および図10で示すように、30ms毎に点灯する状態となることから、掃除作業者には発光ダイオードLED 1 が連続して点灯し続けているように見える。
【0055】
また、ステップ23で、計時手段にて計時した時間tが次のパルス的なLレベル出力までの時間である10ms以下でないと判断した場合には、計時手段にて計時した時間tが次の次である2つ目のパルス的なLレベル出力までの時間である20ms以下か否かを判断する(ステップ26)。そして、時間tが20ms以下、すなわち計時開始から10msを経過し20msになっていない時間であると判断した場合には、図10(a)に示すように、制御手段22が圧力センサにて検出する負圧状態が圧力H1 より高いか否かを判断する(ステップ27)。このステップ27で、圧力センサにて検出した負圧がH1 より高くないと判断した場合には塵埃がほとんど溜まっていまいと判断し次の制御に進み、検出した負圧がH1 より高いと判断した場合には吸い込んだ塵埃がある程度溜まったと判断して端子Cに電圧VB を印加する(ステップ28)。
【0056】
すなわち、マイクロコンピュータ34の電圧切換ポートPA ,PB ,PC からそれぞれLレベル、Hレベル、Lレベル出力し、トランジスタQ15をオンしてトランジスタQ12をオンするとともに、トランジスタQ14およびトランジスタQ16にそれぞれベース電流が流れずトランジスタQ14およびトランジスタQ16がそれぞれオフし、トランジスタQ11およびトランジスタQ13にそれぞれベース電流が流れずトランジスタQ11およびトランジスタQ13がそれぞれオフし、図10(d)に示すように端子Cに抵抗R17を介した定電圧源VA である電圧VB を印加する。
【0057】
この電圧VB がホース2の信号線23,24を介して発光手段31に流れることにより、発光手段31のツェナダイオードZD3 がオンするとともにツェナダイオードZD2 が逆阻止状態となり、トランジスタQ22がオンするとともに、トランジスタQ21およびトランジスタQ23にそれぞれベース電流が流れずトランジスタQ21およびトランジスタQ23がそれぞれオフし、図10(c),(e)で示すように、小さい表示の発光ダイオードLED 2 が点灯し、塵埃がある程度溜まった旨を表示する。
【0058】
さらに、ステップ26で、計時手段にて計時した時間tが次の次のパルス的なLレベル出力までの時間である20ms以下でないと判断した場合には、計時手段にて計時した時間tが次の次の次である3つ目のパルス的なLレベル出力までの時間である30ms以下か否かを判断する(ステップ29)。そして、時間tが30ms以下、すなわち計時開始から20msを経過し30msになっていない時間であると判断した場合には、制御手段22が圧力センサにて検出する負圧状態が圧力H1 より高い圧力である圧力H2 より高いか否かを判断する(ステップ30)。このステップ30で、圧力センサにて検出した負圧がH2 より高くないと判断した場合には塵埃がまだ一杯になっていないと判断し次の制御に進み、検出した負圧がH2 より高いと判断した場合には吸い込んだ塵埃で集塵袋が一杯となったと判断して端子Cに電圧VA を印加する(ステップ31)。
【0059】
すなわち、マイクロコンピュータ34の電圧切換ポートPA ,PB ,PC からそれぞれHレベル、Lレベル、Lレベル出力し、トランジスタQ14をオンしてトランジスタQ11をオンし、トランジスタQ15およびトランジスタQ16にそれぞれベース電流が流れずトランジスタQ15およびトランジスタQ16がそれぞれオフし、トランジスタQ12およびトランジスタQ13にそれぞれベース電流が流れずトランジスタQ12およびトランジスタQ13がそれぞれオフし、端子Cに定電圧源の電圧VA が印加される。
【0060】
この電圧VA がホース2の信号線23,24を介して発光手段31に流れることにより、発光手段31のツェナダイオードZD3 がオンし、トランジスタQ23がオンしてトランジスタQ24がオンするとともにトランジスタQ22がオンしてトランジスタQ21にベース電流が流れずトランジスタQ21がオフし、ダイオードD3 による電圧抑制効果により、発光ダイオードLED 2 は点灯せずに大きい表示の発光ダイオードLED 3 が点灯し、塵埃が一杯となった旨を表示する。
【0061】
そして、ステップ80で計時手段にて計時した時間tが次の次の次であるパルス的なHレベル出力までの時間である30ms以下でない、すなわち30msが経過したと判断した場合には、計時手段をリセットし(ステップ32)、次の操作の待機状態となる。
【0062】
また、図9(c)に示すように、自動による掃除中に操作手段30の弱/強設定用のボタン14が設定操作されると、制御手段22は発光ダイオードLED 1 を消灯させるとともに、電動送風機21を強の駆動状態で駆動制御する。
【0063】
すなわち、パルス状にマイクロコンピュータ34の電流方向切換ポートPa からのLレベル出力により、図2および図3に示す回路図の矢印Iの方向に定電圧Vccの電流が流れ、弱/強設定用のボタン14の設定操作に対応した電流値に変換された電流の電流値を図9(d)に示すように電圧読取ポートPb にてパルス的なタイミングで検知する。
【0064】
そして、制御手段22は、図7のフローチャートで示すステップ16で読取電流値が閾値i4 より大きいと判断し、手動処理、すなわちトライアックTrを適宜位相制御し、電動送風機21を強の駆動状態に制御する。また、制御手段22は、この手動処理とともに、マイクロコンピュータ34の電圧切換ポートPA ,PB ,PC からそれぞれLレベル、Lレベル、Lレベル出力し、電圧切換手段26を構成する各トランジスタQ14,Q15,Q16にベース電流が流れなくなり各トランジスタQ14,Q15,Q16をオフさせて、各トランジスタQ11,Q12,Q13にベース電流が流れなくなり各トランジスタQ11,Q12,Q13をオフさせ、端子Cに印加する電圧値を0にする。そして、制御手段22は、電流方向切換ポートPa からパルス的なLレベル出力の後にHレベル出力して電流方向を図2および図3に示す回路図の矢印IIの方向に切り換える。このため、発光手段31に電圧値が0の電流が流れ、すなわち発光手段31に電流が流れず、各発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 は点灯しない。
【0065】
さらに、図9(c)に示すように、この操作手段30の弱/強設定用のボタン14が設定操作されて強の状態で電動送風機21を駆動制御している際、再び弱/強設定用のボタン14が設定操作されると、図9(d)に示すように電流方向切換ポートPa からのLレベル出力の際に電圧読取ポートPb にて弱/強設定用のボタン14の設定操作に対応した電流値を検知し、制御手段22は強の駆動状態の際に再び弱/強設定用のボタン14が設定操作されたと認識して電動送風機21を弱の駆動状態に制御する手動処理する。また、この手動処理とともに、上述の強での駆動制御の場合と同様に端子Cに印加する電圧値を0とし、発光手段31に電流を流さず、各発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 を点灯させない制御をする。
【0066】
そして、これら手動処理の際に圧力センサにて検知する負圧状態が所定の負圧より高くなったことを制御手段22が認識すると、上述したように、端子Cに電圧VB および電圧VA を適宜印加し、電流方向を切り換えて発光手段31に電圧VB および電圧VA の電流を流し、図10(e)で示すように、発光手段31の各発光ダイオードLED 2 ,LED 3 を適宜点灯させ、負圧の状態すなわち塵埃量を表示する。
【0067】
このように、図10に示すように、自動設定用のボタン13が操作された場合には電流方向切換ポートPa からの次のパルス的なLレベル出力までの時間である10ms以内で自動設定用のボタン13に位置する発光ダイオードLED 1 を点灯させ、圧力が所定の負圧H1 より高くなる場合には10msから20ms以内で発光ダイオードLED 2 を点灯させ、圧力が所定の負圧H2 より高くなる場合には20msから30ms以内で発光ダイオードLED 3 を点灯させる。すなわち、10ms以内、10msから20ms以内、20msから30ms以内で時間区分し、操作手段の設定操作や負圧状態などの電気掃除機本体1の状態に対応して、発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 の数に対応した3つの時間区分でそれぞれ独立に電圧切換ポートPA ,PB ,PC から適宜Lレベル出力およびHレベル出力し、各時間区分毎に適宜電圧VA ,VB ,VC の電流が流れ、3つの時間区分で発光手段31の1つの発光サイクルとなっている。
【0068】
このため、発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 をそれぞれ独立して点灯および消灯でき、例えば従来のような1つの表示状態を複数の発光ダイオードの点灯および消灯により表示する場合に比して、限られた発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 の数で表示可能な表示形態を増大でき、表示性を向上できる。
【0069】
そして、表示形態を増大できるため、発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 を点灯および消灯させる構造、例えば電機部品や発光ダイオード自体の数も減少できて回路構成を簡略化でき、軽量小型化できるとともに製造性も向上できる。
【0070】
さらに、回路構成を簡略化できることにより、制御方法が簡単となり、簡単な構造のマイクロコンピュータ34を利用できるとともに、電気掃除機本体1と手許操作部3とを接続する一対の信号線23,24で制御でき、構造を簡略化できる。
【0071】
なお、上記図1ないし図10に示す実施の形態において、操作手段30の自動設定用のボタン13および圧力センサにて検出した負圧の状態により発光手段31の発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 を適宜点灯させて説明、すなわち操作手段30の自動設定用のボタン13が操作された場合には発光ダイオードLED 1 を点灯させ、他のボタン12,14が操作された場合には点灯させない制御をしたが、操作手段30の各ボタン12,13,14の操作により発光手段31の発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 を適宜点灯させてもよい。
【0072】
また、電気掃除機に適用して説明したが、例えば炊飯器や洗濯機、調理器、空調装置あるいは自動車のコントロールパネルなど、操作手段の設定操作により適宜発光手段を適宜点灯および消灯させるいずれの電気機器に適用できる。
【0073】
そして、発光手段30として、定電圧手段であるツェナダイオードZD2 ,ZD3 、各種トランジスタQ21,Q22,Q23,Q24および複数の発光素子である発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 にて構成して説明したが、例えば発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 などの発光素子の代わりにランプなどを用いてランプを点灯させる回路構成とするなどしてもよい。なお、定電圧手段、トランジスタおよび複数の発光素子にて発光手段を構成することにより、2線の信号線23,24などの簡単な構成でも複数の発光素子を独立して適宜点灯および消灯でき、構造が簡略化して製造性を向上できるとともに、ホース2の軽量化が容易に図れる。
【0074】
また、塵埃量検出手段として圧力センサを用いて説明したが、捕捉した塵埃量を検知できるいずれの構成を用いてもよい。さらに、圧力センサにて検知する負圧状態を表示するようにしてもよい。そしてさらには、塵埃量や負圧状態の表示に限らず、電動送風機の駆動状態など他の内容を表示してもよい。
【0075】
次に、他の実施の形態を図11および図12を参照して説明する。
【0076】
この図11および図12に示す実施の形態は、上記図1ないし図10に示す実施の形態の圧力センサにて検知する負圧がH1 を越えた際にある程度塵埃が溜まった旨を表示する発光ダイオードLED 2 の点灯に代えて、負圧の圧力変化ΔHを認識し、圧力変化ΔHが所定の値を超えた場合には、発光ダイオードLED 2 を点灯させて掃除する被掃除面が絨毯である旨を表示するものである。
【0077】
すなわち、図11に示すように、手許操作部41は、後方に向けて分岐され先端が自由端の部分が握り部11となり、手許操作部41の上面は握り部11から延長管4の方向に向けて停止設定用のボタン12、自動設定用のボタン13および弱/強設定用のボタン14が1列に順次並んで配設されている。また、手許操作部41の上面には、自動設定用のボタン13の位置に発光部としての発光ダイオードなどの発光素子LED 1 が配設されているとともに、弱/強設定用のボタン14に並ぶ位置に発光部としての2個の発光ダイオードなどの発光素子LED 2 ,LED 3 が配設されている。なお、発光素子LED 2 は、点灯による表示の大きさが発光素子LED 3 より小さい。なお、回路構成は、上記図1ないし図10に示す実施の形態と同様である。
【0078】
次に、上記図11および図12に示す実施の形態の動作を説明する。
【0079】
まず、図1ないし図10に示す実施の形態と同様に、マイクロコンピュータ34の電流方向切換ポートPa からパルス状にLレベル出力し、図2および図3に示す回路図の矢印Iの方向に流れる電流の電流値を検知する。そして、操作手段30の自動設定用のボタン13が設定操作されると、検知する電流値が所定の閾値i3 より大きく閾値i4 より小さくなり、制御手段22が自動設定用のボタン13が設定操作されたと判断し、トライアックTrを適宜位相制御し、電動送風機21の入力を適宜可変させる駆動制御である自動処理をする。
【0080】
また、制御手段22は、マイクロコンピュータ34の電圧切換ポートPA ,PB ,PC からそれぞれLレベル、Lレベル、Hレベル出力し、トランジスタQ16をオンさせてトランジスタQ13をオンさせ、トランジスタQ14およびトランジスタQ15にベース電流がそれぞれ流れずにトランジスタQ14およびトランジスタQ15がそれぞれオフしてトランジスタQ11およびトランジスタQ12にベース電流がそれぞれ流れずにトランジスタQ11およびトランジスタQ12がそれぞれオフし、端子Cに抵抗R17および抵抗R18を介した定電圧源VA である電圧VC を印加する。そして、制御手段22は、電流方向切換ポートPa からのパルス的なLレベル出力の後にHレベル出力し、図12(c)に示すように電圧VC の電流を計時手段にて計時した時間tが次のパルス的なLレベル出力までの時間である10ms以下の時間範囲で図2および図3に示す回路図の矢印IIの方向に流す。この電圧VC の電流が流れることにより、図12(d)に示すように自動設定用のボタン13に位置する発光ダイオードLED 1 が点灯し、自動処理中である旨を表示する。
【0081】
ところで、掃除する場所を絨毯とすると、吸込口体の下面に開口する吸込口に絨毯の毛が入り込む状態となって、吸込口体の下面の負圧が増大する状態となる。また、吸込口体を絨毯上で走行させることにより、吸込口に絨毯の毛が入り込む状態が変化するため、圧力センサにて検知する負圧の状態が大きく変化する。すなわち、図12(a)に示すように、絨毯上を掃除すると、負圧の圧力変化ΔHがあらかじめ設定されたΔH1 より大きくなる。
【0082】
そして、制御手段22が圧力センサにて検知する負圧の圧力変化ΔHが設定値のΔH1 より大きくなったと判断すると、図1ないし図10に示す実施の形態と同様に、マイクロコンピュータ34の電圧切換ポートPA ,PB ,PC からそれぞれLレベル、Hレベル、Lレベル出力して端子Cに電圧VB を印加する。さらに、制御手段22は、電流方向切換ポートPa からのパルス的なLレベル出力の後にHレベル出力し、図12(c)に示すように計時手段にて計時した時間tが計時開始から10msを経過し20msになっていない時間の範囲で図2および図3に示す回路図の矢印IIの方向に電圧VB の電流を流し、図12(d)に示すように小さい方の発光ダイオードLED 2 を点灯させ、絨毯を掃除中である旨を表示する。そして、再び絨毯でない例えば畳や板のみなどを掃除する場合には、圧力センサにて検知する負圧の圧力変化ΔHが設定値のΔH1 を下回るので、計時した時間が10msから20msの間で発光手段31に電圧VB の電流を流さず、発光ダイオードLED 2 を消灯させる。
【0083】
さらに、掃除の継続により吸塵した塵埃量がほぼ一杯となる、すなわち圧力センサにて検知する負圧が設定値の圧力H2 より大きくなると、図1ないし図10に示す実施の形態と同様に、制御手段22はマイクロコンピュータ34の電圧切換ポートPA ,PB ,PC からそれぞれHレベル、Lレベル、Lレベル出力して端子Cに電圧VA を印加する。さらに、制御手段22は、電流方向切換ポートPa からのパルス的なLレベル出力の後にHレベル出力し、図12(c)に示すように計時手段にて計時した時間tが計時開始から20msを経過し30msになっていない時間の範囲で図2および図3に示す回路図の矢印IIの方向に電圧VA の電流を流し、図12(d)に示すように大きい方の発光ダイオードLED 3 を点灯させ、塵埃が一杯となった旨を表示する。
【0084】
一方、操作手段30の弱/強設定用のボタン14が設定操作されると、図1ないし図10に示す実施の形態と同様に、制御手段22は図2および図3に示す回路図の矢印Iの方向に電流を流して読み取った電流値から、弱/強設定用のボタン14が設定操作されたことを認識して電動送風機21の駆動状態を手動処理にて制御するとともに端子Cに印加する電圧値を0にし、電流方向が図2および図3に示す回路図の矢印IIの方向に切り換わった際に発光手段31に電流を流さずに、各発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 を消灯させる。
【0085】
さらに、圧力センサにて検知する負圧により、上述した自動処理と同様に、所定の時間範囲で端子Cに適宜電圧VB ,VC を印加させ、この印加された電圧を発光手段31に流して各発光ダイオードLED 2 ,LED 3 を適宜点灯させる。
【0086】
そして、10msずつの等間隔で30msを1つの発光サイクルとして説明したが、各発光ダイオードLED 1 ,LED 2 ,LED 3 を点灯させるための時間区分の時間は、異なる長さでもよく、また、10msに限らず例えば1sずつとしてもよい。
【0087】
【発明の効果】
請求項1記載の表示装置によれば、制御手段により、操作手段の設定操作にて電源供給手段から供給されて変換された電源の電流値を検知して電流方向切換手段にて電源供給手段からの電流方向を切り換え、電流方向が切り換えられた電源供給手段からの電源の電圧値を電圧切換手段にて所定時間内で複数の異なる電圧値に可変し、操作手段とは逆極性の電流を流す発光手段に流して複数の発光部を適宜発光させるので、発光手段の発光部を発光させるための構成を複雑化することなく発光部が点灯および消灯する表示形態を増大でき、簡単な制御にて表示性を向上できる。
【0088】
請求項2記載の表示装置によれば、請求項1記載の表示装置の効果に加え、電流検知手段にて検知した操作手段の設定操作による可変された電流値に対応して電圧切換手段にて可変する異なる電圧値に可変するため、操作手段の設定操作に対応して発光手段の発光部を適宜点灯および消灯でき、表示性を向上できる。
【0089】
請求項3記載の表示装置によれば、請求項1または2記載の表示装置の効果に加え、定電圧手段およびトランジスタにより、電流検知手段で検知した電流値に対応して電源供給手段から供給される電源の電圧切換手段にて可変された電圧値を複数の発光素子のうちの所定の発光素子に供給して発光させ、操作手段の設定操作の内容を表示させるため、例えば2線の信号線などの簡単な構造でも複数の発光素子をそれぞれ独立して点灯および消灯できる。
【0090】
請求項4記載の表示装置によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の表示装置の効果に加え、電圧切換手段にて所定時間内で可変する電源の異なる電圧値の時間をそれぞれ略同じ割合にするため、複数の発光部を同等に発光できる。
【0091】
請求項5記載の電気掃除機によれば、請求項1ないし4いずれか一記載の表示装置の操作手段による設定操作にて電動送風機の駆動状態を設定することにより、構造が複雑となることなく発光手段が設定操作に対応した電動送風機の駆動状態を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】同上制御手段を示す回路図である。
【図3】同上手許操作部に配設された表示手段および操作手段を示す回路図である。
【図4】同上電気掃除機本体を示す斜視図である。
【図5】同上手許操作部を示す斜視図である。
【図6】同上動作を説明するフローチャートである。
【図7】同上電流値を読み取る動作を説明するフローチャートである。
【図8】同上発光手段を発光させる動作を説明するフローチャートである。
【図9】同上動作を説明するタイミングチャートである。
(a)ゼロクロスを示す波形図
(b)電流方向を示す波形図
(c)操作手段の操作状況を示す波形図
(d)電圧切換手段から出力される電圧を示す波形図
(e)発光手段の発光状況を示す波形図
(f)電動送風機の駆動状態を示す波形図
【図10】同上動作を説明するタイミングチャートである。
(a)圧力センサにて検知する負圧の状態を示す波形図
(b)自動処理における電流方向を示す波形図
(c)自動処理における発光手段の発光状況を示す波形図
(d)手動処理における電流方向を示す波形図
(e)手動処理における発光手段の発光状況を示す波形図
【図11】本発明の他の実施の形態の手許操作部を示す斜視図である。
【図12】同上動作を説明するタイミングチャートである。
(a)圧力センサにて検知する負圧の状態を示す波形図
(b)ゼロクロスを示す波形図
(c)自動処理における電流方向を示す波形図
(d)自動処理における発光手段の発光状況を示す波形図
(e)手動処理における電流方向を示す波形図
(f)手動処理における発光手段の発光状況を示す波形図
【符号の説明】
1 電気掃除機本体
21 電動送風機
22 制御手段
25 電源供給手段
26 電圧切換手段
27 電流方向切換手段
28 電流検知手段
30 操作手段
31 発光手段
LED 1 ,LED 2 ,LED 3 発光部としての発光素子である発光ダイオード
21,Q22,Q23,Q24 トランジスタ
ZD2 ,ZD3 定電圧手段であるツェナダイオード

Claims (5)

  1. 操作手段の設定操作にて制御手段により制御される駆動手段を備えた本体の状態を表示する表示装置において、
    複数の発光部を有し一極性の電流のみを流してこの一極性の電流でのみ発光する発光手段を有し、
    前記操作手段は、前記発光手段の一極性とは逆極性の電流を流し所定の設定操作に従って電流値を可変し、
    前記制御手段は、前記操作手段に電源を供給する電源供給手段と、前記操作手段からの電流値を検知する電流検知手段と、この電流検知手段にて電流値を検知することにより前記電源供給手段からの電流方向を切り換える電流方向切換手段と、この電流方向切換手段にて前記発光手段に電流が流れる一極性の電流方向に切り換えられた際に前記電源供給手段からの前記電源の電圧値を所定時間内で複数の異なる電圧値に可変する電圧切換手段とを備えた
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 電圧切換手段は、電源の電圧値を電流検知手段にて検知した異なる電流値に対応して異なる電圧値に可変する
    ことを特徴とした請求項1記載の表示装置。
  3. 発光手段は、定電圧手段、トランジスタおよび複数の発光素子を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  4. 電圧切換手段は、所定時間内で可変される異なる電圧値の時間をそれぞれ略同じ割合とする
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の表示装置。
  5. 電動送風機と、
    請求項1ないし4いずれか一記載の表示装置とを備え、
    前記請求項1ないし4いずれか一記載の表示装置の操作手段は、前記電動送風機の駆動状態を設定する
    ことを特徴とした電気掃除機。
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