JP3697628B2 - 生体信号検出装置およびホルタ心電計 - Google Patents

生体信号検出装置およびホルタ心電計 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体信号検出装置に係り、特に患者の生体組織面に装着した電極により検出される生体信号を適宜処理し、得られた信号を送信機により無線送信し、遠隔配置したモニタ装置においてこの信号を受信して患者の容体をモニタすることができるように構成した医用テレメータシステムにおいて適用し得る生体信号検出装置およびこの装置を応用したホルタ心電計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ICU、CCUのように生命に直結するような重症患者を看護する場合、患者の状態を正確に把握するために、生体情報を連続的にモニタすることが必要とされる。このために、患者のベッドサイドに設けたベッドサイドモニタを使用して、患者のベッドサイドで行う治療に必要な情報を得ることが重要である。また、患者の異常を迅速に発見し、警報を発することや、患者の生体情報から得られたデータをナースステーションや医師室等に設けたセントラルモニタに送ることも重要である。
【0003】
このような観点から、従来より、救急患者の移動や、病院等における患者のベッドサイド等において、患者から生体情報を得るに際し、それぞれ周辺に設置したモニタに対して必要なデータの収集およびそのディスプレイ表示等を行う場合、患者の生体組織面に装着した各種のセンサ電極等からなる生体信号検出装置より検出される信号を取込むには、無線により信号の送受信を行う医用テレメータシステムが簡便かつ有効に利用されている。
【0004】
しかるに、従来において、患者等の生体信号をテレメータ化(コードレス化)して計測する生体信号計測装置として、生体信号を検出する3つの電極部により構成されたセンサ部と、このセンサ部の各電極部により検出された生体信号を外部に設けられる受信部に送信する送信部と、この送信部へ電力を供給する電源部とを有する生体信号計測装置からなり、前記送信部が、前記電源部を一体的に有すると共に、前記送信部が前記3つの電極部のうちのいずれか1つの電極部に対して嵌合により、直接着脱自在になるように形成され、かつ、前記3つの電極部からの信号線に対応する3つの接点は、面一で接触する接点を形成し、前記送信部に対して前記3つの電極部によりそれぞれ検出された生体信号が入力されるように構成し、前記電極部をディスポーザブルとし、前記送信部を再使用できるように構成したものが提案されている(実用新案登録第2558836号公報)。
【0005】
すなわち、前記提案に係る生体信号計測装置は、3つの電極部のうちいずれか1つの電極部に電源部を含む送信部を一体化し、送信部に複数の電極部により検出された生体信号が入力されるように構成したことにより、患者の拘束感が著しく改善され、また送信部とセンサ部の間に信号ケーブルが存在しないので、余分な接続点が排除され、従って長時間に渡って安定して計測を行うことができ、信頼性が向上するものとされている。
【0006】
また、既存の携帯用ホルタ心電計装置に赤外線通信装置を備えて、無接触でパソコンに心電図データを入力して、簡便にデータの蓄積および解析を行うように構成したり、患者よりサンプルして圧縮した心電図データを、携帯電話器や携帯情報端末等に適用される無線公衆網を利用して、遠隔配置されたコンピュータに送信し、データの蓄積および解析を行うように構成することによって、データの解析、保管、整理のためのコンピュータとの通信インタフェースの利便性を向上させることができるホルタ心電計装置が提案されている(特開平9−224917号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記提案に係る生体信号計測装置においては、3つの電極部を有する送信部を、各電極部より検出される生体信号を入力して外部に送信するように構成して、これをホルタ心電計として応用する場合、心電図データを得るための電極の装着位置すなわち電極間電位を誘導する方法が、ホルタ心電計として適正かつ有効に誘導され得る電極の位置となっていないため、簡便かつ迅速な心電図データを得ることができない難点がある。
【0008】
また、前記提案に係るホルタ心電計装置においては、既存の携帯用ホルタ心電計装置に赤外線通信装置を備えることによって、無接触でパソコンや遠隔配置されたコンピュータに対して心電図データを送信し、データの蓄積および解析を円滑に行うものであって、従来の携帯用ホルタ心電計装置そのものに改良変更を施すものではないため、例えば患者における電極を装着する際の煩わしさや不快感の発生、また電極の装着はずれによる誤動作の発生等について、何等の改善や防止手段について考慮がなされていない難点がある。
【0009】
さらに、前記提案に係るそれぞれの装置においては、無線送信による患者の生体信号を遠隔配置したモニタに対して送信することを可能とすることは示唆されているが、患者側とモニタ側との情報交換を円滑かつ簡便に行うことができるようにした医用テレメータシステムの構成について、具体的な提案は何等なされていない。
【0011】
従って、本発明の目的は、患者における電極を装着する際の煩わしさや不快感を除去することができると共に、電極の装着はずれによる誤動作の発生を防止し、患者側とモニタ側との情報交換を円滑かつ簡便に行うことができる医用テレメータシステムを構築することができる生体信号検出装置を提供することにある。
【0012】
そして、このような生体信号検出装置を応用することにより、取扱いが簡便にして患者の心電図データを適正かつ迅速にモニタすることができるホルタ心電計を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る生体信号検出装置は、生体信号を検出する第1の電極群と、その内側面に前記第1の電極群を備え外側面に前記第1の電極群のそれぞれの電極と電気的に結合される接続端子を有して前記第1の電極群を支持する生体組織面に装着される第1の支持体と、生体信号を検出する第2の電極群と、前記第2の電極群それぞれから導線を介して接続された接続コネクタと、前記第1および第2の電極群により検出され信号を処理し、無線送信するための電気回路を設けた送信機とを具備する生体信号検出装置からなり、前記送信機には、前記第1の電極群を前記送信機に電気的に接続すると共に、前記第1の支持体上に直接前記送信機を固定するために、前記接続端子に着脱自在の第1の接続部と、前記第2の電極群からの線を前記送信機に電気的に接続するために、前記接続コネクタに着脱自在の第2の接続部と、をそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0014】
この場合、前記第1の電極群の少なくとも1つの電極と、前記第2の電極群の少なくとも1つの電極との間における、生体信号電位差を測定(CM5 誘導および/またはNASA誘導)することができる。
【0015】
また、前記第2の電極群のうち少なくとも1組の電極間の電位差を測定(CC5 誘導)することができる。
【0016】
前記の生体信号検出装置において、前記無線送信するための電気回路は、前記第2の接続部において前記第2の電極群が接続されているか否かを検出する接続部はずれ検出部を備え、
さらに前記接続部はずれ検出部により、前記第2の接続部が接続されていないと判定されている状態では、前記第1の電極群のうち少なくとも1組の生体信号電位差を測定し、また前記第2の接続部が接続されていると判定されている状態では、前記第1の電極群のうち少なくとも1つの電極と前記第2の電極群の少なくとも1つの電極との間の生体信号電位差を測定(CM5 誘導および/またはNASA誘導)するための切換部を備えた構成とすることができる。
【0018】
また、本発明に係る生体信号検出装置は、前記電気回路は、前記処理された第1および第2の電極群により検出される信号を保存するための記憶手段と前記処理された信号に加えて、前記記憶手段に保存された信号を無線送信し、外部からの送信信号を受信する機能とをさらに備えそれにより前記送信機は送受信機として構成されており、前記送受信機は、外部からの送信信号の指示に基づいて、前記記憶手段に保存された信号の一部または全部もしくは前記処理され信号を無線送信するように構成されていることを特徴とする。
【0019】
そして、本発明に係る生体信号検出装置を応用したホルタ心電計は、前記構成からなる生体信号検出装置と、前記生体信号検出装置の送信機から無線送信された信号を受信する受信機と、前記受信機により受信された信号を記録するための記録手段を備える記録器とから構成することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る生体信号検出装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0021】
生体信号検出装置の基本的なシステム構成
図1は、患者PBの体表面に装着して心電図データを記録するように構成したホルタ心電計の概略説明図である。すなわち、図1においては、患者PBの体表面に装着して生体信号(心電図信号)を検出処理してこれを無線送信する送信機10と、この送信機10から無線送信される信号を受信して復調する受信機14と、この受信機14で受信され復調された信号(心電図信号)を記録する種々の記録手段からなる記録器16とから構成されている。なお、前記受信機14と記録器16とは、有線で接続され、患者PBの身体の一部にベルト18等を介して装着される。
【0022】
また、前記送信機10は、患者PBの生体信号を検出する第1の電極群20およびこの第1の電極群20を支持し患者PBの生体組織面に装着される第1の支持体22と着脱自在に結合し得るように構成されると共に、患者PBの生体信号を検出する第2の電極群24およびこの第2の電極群24を支持し患者PBの生体組織面に装着される第1の支持体26a〜26eと着脱自在に結合し得るように構成される。
【0023】
この場合、前記送信機10と第1の支持体22および第2の支持体26a〜26eとの具体的な結合構成は、例えば図2に示すように構成される。すなわち、第1の支持体22は、その内側面に、第1の電極群20として、患者PBの胸骨上端の左右対称位置にそれぞれ位置決めするための電極Ed 1(-) と電極Ed 2(-) とを備え、生体組織面すなわち体表面(皮膚)に直接装着する接着パッド23として構成される。このような接着パッド23からなる第1の支持体22の外側面には、前記電極Ed 1(-) と電極Ed 2(-) と電気的に結合された接続端子21a、21bを突設する。そして、前記送信機10には、前記第1の支持体22に設けた接続端子21a、21bと相互に結合し得る第1の接続部11を設けて、前記第1の支持体22の上面に直接載置し得るように接続配置される。
【0024】
一方、前記第2の支持体26a〜26eは、第2の電極群24として、患者PBの左前腋窩線上で第5肋骨位置の電極Ed 1(+) とEd 3(+) 、患者PBの右前腋窩線上で第5肋骨位置の電極Ed 2(+) とEd 3(-) と、患者PBの右胸部最下肋骨上の電極Ed Nをそれぞれ支持する接着パッドとして構成される。さらに、これらの第2の電極群24は、それぞれ導線25a、25b、25c、25d、25eを介して接続コネクタ28に接続される。そして、前記送信機10には、前記接続コネクタ28と相互に結合し得る第2の接続部12を設けて、前記接続コネクタ28および導線25a〜25eを介して前記第2の支持体26a〜26eにより支持された第2の電極群24と着脱自在に接続される。
【0025】
なお、前記各電極につき、Ed 1(-) とEd 1(+) はCM5 誘導電極を示し、Ed 2(-) とEd 2(+) はNASA誘導電極を示し、Ed 3(-) とEd 3(+) はCC5 誘導電極を示し、そしてEd Nはアース電極を示す。そして、これらの電極は、それぞれ患者PBの体表面(皮膚)に直接装着し得ると共に、皮膚と電極間を安定に維持するための電解質からなるペーストを充填した構造からなる従来より公知の体表面電極を採用することができる。
【0026】
また、前記送信機10と第1の支持体22および第2の支持体26a〜26eとの具体的な結合構成につき、図2に示す実施例の変形例として、図3に示すように、前記送信機10には、その両側面部に左右対称的にそれぞれサイドクリップ13からなる第1の接続部を設けて、前記第1の支持体22に設けた接続端子21a、21bと相互に結合し得るよう構成することができる。この場合、前記サイドクリップ13は、一端をそれぞれクリップ部13a1、13b1とし、他端をそれぞれつまみ部13a2、13b2として、前記第1の支持体22に設けた接続端子21a、21bを、前記つまみ部13a2、13b2の操作によって、前記クリップ部13a1、13b1に着脱自在に結合するように構成することができる。その他の構成は、前記図2に示す構成と同一であり、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0027】
次に、前記構成からなる生体信号検出装置につき、送信機10とその信号すなわち心電図データの処理につき、それぞれ具体的な実施例について説明する。
【0028】
【実施例1】
記録器のメモリ部に記録されたデータ(生体信号)をコンピュータに取込む方式
図4は、図1に示すように、ホルタ心電計として使用する場合の典型的な実施例を示すもので、受信機14および記録器16を患者PBの身体部に装着して使用する場合の生体信号検出装置の送信機10の回路構成を示すものである。なお、図4において、説明の便宜上、図1、図2および図3に示す実施例の構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0029】
図4に示す生体信号検出装置としての送信機10は、第1の接続部11を介して第1の電極群20と接続され、また第2の接続部12を介して第2の電極群24と接続される。そして、前記第1の電極群20と第2の電極群24とにそれぞれ設定されたCM5 誘導電極Ed 1(-) とEd 1(+) 、NASA誘導電極Ed 2(-) とEd 2(+) 、およびCC5 誘導電極Ed 3(-) とEd 3(+) とそれぞれ接続される、CM5 誘導用差動アンプAMP1a 、AMP1b 、AMP1c と、NASA誘導用差動アンプAMP2a 、AMP2b 、AMP2c と、CC5 誘導用差動アンプAMP3a 、AMP3b 、AMP3c とが設けられる。なお、アース電極Ed Nは、アース側に接続される。そして、前記各差動アンプの最終段の差動アンプAMP1c 、AMP2c 、AMP3c の出力信号をA/D変換部32へ入力するように接続構成されている。
【0030】
一方、前記各差動アンプの接続回路には、CM5 誘導電極はずれ検出器30A と、NASA誘導電極はずれ検出器30B と、CC5 誘導電極はずれ検出器30C ととがそれぞれ設けられると共に、第2の接続部12に対し接続部はずれ検出部31が設けられる。しかるに、前記各電極はずれ検出器30A 、30B 、30C は、第2の接続部12に接続される第2の電極群24の各電極Ed 1(+) 、Ed 3(+) 、Ed 2(+) 、Ed 3(-) について、患者PBの生体組織部からの電極はずれ状態をそれぞれ検出して、各検出信号を出力するように構成される。
【0031】
このようにして得られる前記各電極はずれ検出器30A 、30B 、30C の検出信号は、前記A/D変換部32の出力と共に、時分割多重化部33に入力される。また、前記接続部はずれ検出部31の検出信号は、第1の接続部11側の差動アンプAMP1b とAMP1c 、AMP2a とAMP2c の接続回路間に配置した切換部SWに対し、後述する切換え接続操作を行うことにより、第1の電極群20の各電極Ed 1(-) とEd 2(-) との間の電位差を検出するように構成配置されている。なお、参照符号38は、前記電気回路の各部に電源を供給するための電源部を示すものである。
【0032】
さらに、前記時分割多重化部33において得られた患者PBのリアルタイムにおける生体信号(心電図データ)は、適宜各電極はずれ検出信号および接続部はずれ検出信号と共に、変調部34で変調され、送信部35を介して送信アンテナ36より外部に無線送信されるように構成される。
【0033】
前述したように、生体信号検出装置の送信機10から無線送信された信号は、図5に示すように、患者PBの身体部に装着された受信機14を介して記録16に記録される。そして、この記録16をパソコンPCに接続することにより、前記記録16に記録された心電図データをパソコンPCに取込むことができる。
【0037】
【実施例
送信機にメモリ部を設けて送受信機とし、この送受信機のメモリ部に記録されたデータ(生体信号)を無線通信によりコンピュータに取込む方式
本実施例は、図に示すように、生体信号検出装置の送信機にデータ記憶部および送受信部を内蔵させて送受信機10B として構成し、この送受信機10B と直接受信機60を介してパソコンPCと通信可能に接続することにより、前記データ記憶部に記録された心電図データをパソコンPCに取込むように構成したものである。
【0038】
従って、本実施例における生体信号検出装置の送受信機10B は、図に示すように回路構成することができる。なお、図において、説明の便宜上、図4に示す実施例の構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0039】
すなわち、図において、本実施例においては、前記実施例1の時分割多重化部33に代えてCPU40を設け、さらに心電図データを直接記録するデータ記憶部50を設ける。前記CPU40においては、時間データ41と、ROMおよびRAMからなるメモリ部42により設定された操作プログラムとに基づいて、各電極はずれ検出器30 A 、30 B 、30 C の検出信号と、前記A/D変換部32の出力とが入力され、前記データ記憶部50に所要の心電図データが入力される。そして、このデータ記憶部50を介して、記録されたデータ信号を変頂部51により変調し、送受信アンテナ54を介して外部へ無線送信すると共に、送受信アンテナ54を介して外部より受信した信号を復調部52により復調して、前記CPU40に入力する送受信部53を設けた構成からなる。
【0040】
このように構成した本実施例の生体信号検出装置を使用することにより、前記生体信号検出装置の送受信機10B と、携帯電話等の中継送受信機を介して電話回線等の広域通信ネットワークにより、遠隔地に設置したパソコンPCと接続することにより、患者側と医師側との間における心電図データおよび会話等の指示情報に関する送受信を相互に行うことができる。
【0041】
次に、前述した構成からなる生体信号検出装置における第2の接続部12について、正常な接続状態での接続部はずれ検出部31と切換器SWの動作および生体信号検出動作と、接続部はずれ状態での接続部はずれ検出部31と切換器SWの動作および生体信号検出動作とにつき、それぞれ図および図を参照しながら説明する。なお、図および図において、説明の便宜上、図4および図7に示す実施例の構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0042】
正常な接続状態での動作について
第1の接続部11および第2の接続部12と送信機10とがそれぞれ正常な接続状態にある場合は、図に示すように、切換器SWの各接点が接続状態となる。すなわち、差動アンプAMP1b とAMP1c (CM5 誘導)が接続状態となると共に、差動アンプAMP2a とAMP2c (NASA誘導)が接続状態となる。この結果、CM5 誘導用差動アンプAMP1a 、AMP1b 、AMP1c と、NASA誘導用差動アンプAMP2a 、AMP2b 、AMP2c と、CC5 誘導用差動アンプAMP3a 、AMP3b 、AMP3c とは、各電極はずれ検出器30A 、30B 、30C において電極はずれ検出がなされない限り、それぞれ適正に導通接続されることにより、A/D変換部32において所要の生体信号を得ることができる。
【0043】
接続はずれ状態での動作について
に示すように、第2の接続部12と送信機10とにおいて、接続部はずれ状態にある場合は、接続部はずれ検出部31がこの状態を検出し、切換器SWの各接点の切換え接続を行う。すなわち、差動アンプAMP1b とAMP1c (CM5 誘導)の接続を解除し、差動アンプAMP2a とAMP2c (NASA誘導)の接続を、差動アンプAMP2a とAMP1c との接続に切換え、差動アンプAMP2a の入力側接続回路の一部をアース側に接続する。この結果、A/D変換部32においては、第1の電極群20の各電極Ed 1(-) とEd 2(-) との間の電位差を得ることができる。すなわち、この電位差の測定によって、心拍数を検出するには十分な心電図波形が得られる。
【0044】
前述した構成から明らかなように、本発明装置によれば、第1の電極群を単一の支持体により一纏めの構成とすることにより、装着する電極の数を減らすことができると共に、その装着作業が簡便となる。すなわち、本発明によれば、ワンタッチ装着が可能となり、装着スピードを向上させることができる。このようにして、本発明装置においては、簡易的な心電波形を測定することができ、しかも電極を張り替えることなく、第2の電極群について第2の接続部に心電電極コードを嵌合するだけで、CM5 誘導等による電極間の電位差の測定を行うことができる。例えば、本発明装置では、緊急を要する患者に対し、まず第1の電極群と送信機とが一体の送信機により、簡易的な心電図を測定し、患者の様態が落ち着いて、長期的または正確な心電波形(CM5 誘導)が必要になった場合には、第2の接続部に第2の電極群を接続するだけで、電極の張り替えを行うことなく、簡単に心電波形の誘導を行うことができる。
【0045】
以上、本発明装置の好適な実施例についてそれぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更を行うことができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明に係る生体信号検出装置によれば患者における電極を装着する際の煩わしさや不快感を除去することができると共に、電極の装着はずれによる誤動作の発生を防止し、患者側とモニタ側との情報交換を円滑かつ簡便に行うことができる医用テレメータシステムを構築することができる等の多くの優れた利点を得ることができる。そして、このように構成される本発明に係る生体信号検出装置を応用して、取扱いが簡便にして患者の心電図データを適正かつ迅速にモニタすることができるホルタ心電計を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る生体信号検出装置の基本的なシステム構成の一実施例を示す概略説明図である。
【図2】 本発明に係る生体信号検出装置の主要構成部のそれぞれ分離状態を示す概略斜視図である。
【図3】 図2に示す生体信号検出装置の主要構成部の変形例を示す概略斜視図である。
【図4】 図2に示す生体信号検出装置の結合状態における概略ブロック回路図である。
【図5】 図4に示す生体信号検出装置のホルタ心電計としての応用例を示す概略説明図である。
【図6】 本発明に係る生体信号検出装置のホルタ心電計としての応用例を示す概略説明図である
【図7】 図6に示すホルタ心電計に応用する場合における生体信号検出装置の概略ブロック回路図である
【図8】 本発明に係る生体信号検出装置における電極はずれ検出状態の動作を説明するブロック回路図である
【図9】 本発明に係る生体信号検出装置における接続部はずれ検出状態の動作を説明するブロック回路図である
【符号の説明】
10 送信機 10B 送受信機
11 第1の接続部 12 第2の接続部
13 サイドクリップ(第1の接続部)
13a 1、13b 1 クリップ部 13a 2、13b 2 つまみ部
14 受信機 16 記録器
18 ベルト 20 第1の電極群
21a 、21b 接続端子 22 第1の支持体
23 接着パッド 24 第2の電極群
25a 〜25e 導線
26a 〜26e 第2の支持体(接着パッド)
28 接続コネクタ
30A 、30B 、30C 電極はずれ検出器
31 接続部はずれ検出部 32 A/D変換部
33 時分割多重化部 34 変調部
35 送信部 36 送信アンテナ
38 電源部 40 CPU
41 時間データ 42 メモリ部(ROM、RAM)
50 データ記憶部 51 変調部
52 復調部 53 送受信部
54 送受信アンテナ 60 送受信機
PB 患者
Ed 1(-) 、Ed 1(+) 電極(CM5 誘導)
Ed 2(-) 、Ed 2(+) 電極(NASA誘導)
Ed 3(-) 、Ed 3(+) 電極(CC5 誘導)
Ed N 電極(アース)
AMP1a 、AMP1b 、AMP1c CM5 誘導用差動アンプ
AMP2a 、AMP2b 、AMP2c NASA誘導用差動アンプ
AMP3a 、AMP3b 、AMP3c CC5 誘導用差動アンプ
SW 切換部 PC パソコン

Claims (6)

  1. 生体信号を検出する第1の電極群と、
    その内側面に前記第1の電極群を備え外側面に前記第1の電極群のそれぞれの電極と電気的に結合される接続端子を有して前記第1の電極群を支持する生体組織面に装着される第1の支持体と、
    生体信号を検出する第2の電極群と、
    前記第2の電極群それぞれから導線を介して接続された接続コネクタと
    前記第1および第2の電極群により検出され信号を処理し、無線送信するための電気回路を設けた送信機とを具備する生体信号検出装置からなり、
    前記送信機には、前記第1の電極群を前記送信機に電気的に接続すると共に、前記第1の支持体上に直接前記送信機を固定するために、前記接続端子に着脱自在の第1の接続部と、前記第2の電極群からの線を前記送信機に電気的に接続するために、前記接続コネクタに着脱自在の第2の接続部と、をそれぞれ設けたことを特徴とする生体信号検出装置。
  2. 前記第1の電極群の少なくとも1つの電極と、前記第2の電極群の少なくとも1つの電極との間における、生体信号電位差を測定(CM5 誘導および/またはNASA誘導)することを特徴とする請求項1記載の生体信号検出装置。
  3. 前記第2の電極群のうち少なくとも1組の電極間の電位差を測定(CC5 誘導)することを特徴とする請求項1記載の生体信号検出装置。
  4. 前記無線送信するための電気回路は、前記第2の接続部において前記第2の電極群が接続されているか否かを検出する接続部はずれ検出部を備え、さらに前記接続部はずれ検出部により、前記第2の接続部が接続されていないと判定されている状態では、前記第1の電極群のうち少なくとも1組の生体信号電位差を測定し、また前記第2の接続部が接続されていると判定されている状態では、前記第1の電極群のうち少なくとも1つの電極と前記第2の電極群の少なくとも1つの電極との間の生体信号電位差を測定(CM5 誘導および/またはNASA誘導)するための切換部を備えることを特徴とする請求項1記載の生体信号検出装置。
  5. 前記電気回路は、前記処理された第1および第2の電極群により検出される信号を保存するための記憶手段と
    前記処理された信号に加えて、前記記憶手段に保存された信号を無線送信し、外部からの送信信号を受信する機能とをさらに備え
    それにより前記送信機は送受信機として構成されており
    前記送受信機は、外部からの送信信号の指示に基づいて、前記記憶手段に保存された信号の一部または全部もしくは前記処理され信号を無線送信するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の生体信号検出装置。
  6. 請求項1に記載の生体信号検出装置と、前記生体信号検出装置の送信機から無線送信された信号を受信する受信機と、前記受信機により受信された信号を記録するための記録手段を備える記録器とから構成することを特徴とするホルタ心電計。
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