JP3696867B2 - プリピット情報検出装置および光情報記録装置 - Google Patents

プリピット情報検出装置および光情報記録装置 Download PDF

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Description

この発明は、情報を記録するトラックを形成する案内溝とその案内溝間に予め設けられたプリピットとを有する光情報記録媒体から、プリピットに関する情報を検出するプリピット情報検出装置、およびそのプリピット情報検出装置を備えた光情報記録装置に関する。
近年、光情報記録媒体として普及している記録型光ディスクであるデジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)の種類のうちで、DVD−RやDVD−RW(以下、総称して「DVD−R/RW」ともいう)においては、ディスク製造時に各半径位置での線速度を正確に検出するために、情報を記録するトラックとなる案内溝を蛇行させるウォブリングが施されている。この場合、CLV(線速度一定)回転制御を行ったときにウォブル周波数が一定になるようなフォーマットが採用されている。よって、このような光ディスクを使用する光ディスク装置では、この案内溝のウォブルに基づく信号(「ウォブル信号」という)を検出して、光ディスクの回転制御を行ったり、記録用クロックを生成したりしている。
他にも例えば、コンパクトディスクのCD−RやCD−RWでは、このウォブル信号にATIPと呼ばれるアドレス(時間)情報を周波数変調により持たせたり、他のDVDであるDVD+RやDVD+RWでは、位相変調方式によってウォブル信号にADIPというアドレス情報を記録している。
しかし、前述したDVD−R/RWの場合には、ウォブル信号にはディスク面内の位置情報を含んでおらず、その代りに2つのトラック(案内溝)の間のガイド用トラック(ランド)にアドレス情報を含むプリピットが形成されている。ウォブル信号は一定周期で発生する比較的振幅の小さい信号であるが、プリピット(LPP:Land Pre−Pit)信号は間欠的に発生する比較的振幅の大きい信号であり、基本的に両者は分離可能である。
プリピット信号は、光ピックアップの少なくとも2つの受光領域を有する受光素子によって検出されるプッシュプル信号に基づく信号を、所定のスライスレベルで2値化することによって得られる。しかし、プリピット信号の最大振幅値は光ディスク装置の対物レンズの光軸ずれ、ディスクの傾き(チルト)、ディスク面内の反射率変化等により変動する。
そのため、スライスレベルを固定してプリピット信号を含むプッシュプル信号を2値化すると、プリピット信号を誤検出する可能性がある。特に、ディスク面内の記録済み領域では、記録データであるRF信号からのクロストークノイズのためにプリピット信号を誤検出しやすくなることから、スライスレベルをより適切に設定することが重要となる。
そこで従来では、スライスレベルを適切に設定する方法として、次のような方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、プリピット信号の最大振幅値を検出して、それを分圧することによってスライスレベルを設定するプリピット信号検出回路が開示されている。
特開2000−207744号公報
しかしながら、このような従来の方法では誤検出の原因となるウォブル信号そのものを検出しておらず、スライスレベルを設定する際にウォブル信号との比較をしていないため、誤検出する可能性を残してしまう問題がある。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、光情報記録媒体に設けられているプリピットに関する情報(プリピット信号)を、ウォブル信号などのノイズの影響を排して、安定して適切に検出できるようにすること、およびそれによって、光情報記録装置が光情報記録媒体上の所望のトラックに確実にアクセスできるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次のように構成したプリピット情報検出装置を提供する。
すなわち、情報を記録するトラックとなる案内溝と該案内溝間に予め設けられたプリピットとを有する光情報記録媒体に対して光を照射する光ピックアップと、上記トラックの幅方向に分割された少なくとも2つの受光領域を有し、光情報記録媒体で反射された光を受光する受光手段と、その受光手段の2つの受光領域から出力される信号の差を検出する差検出回路とを備える。
さらに、その差検出回路から出力される信号のピーク値を検出して出力する第1のピーク値検出回路と、上記差検出回路から出力される信号から上記案内溝のウォブルに基づく信号を抽出するフィルタ回路と、そのフィルタ回路から出力される信号のピーク値を検出して出力する第2のピーク値検出回路と、上記第1のピーク値検出回路の出力値と第2のピーク値検出回路の出力値との差を所定の割合で分圧して出力する差動分圧回路と、上記差検出回路の出力と差動分圧回路の出力とを比較して、プリピットに関する情報を出力するコンパレータを設けている。
上記フィルタ回路は、光情報記録媒体に形成された案内溝のウォブルに応じて検出されるウォブル信号の周波数を中心周波数とする帯域通過フィルタであることが望ましい。
そして、このプリピット情報検出装置を備え、そのプリピット情報検出装置によって検出したプリピット情報に基づいて、光情報記録媒体上の光スポット位置のアドレスを検出するようにした光情報記録装置も提供する。
この発明によるプリピット情報検出装置は、上記プリピット情報検出装置の構成を一部変更して、上記差検出回路から出力される差信号のピーク電圧を検出して出力する第1の電圧検出回路と、上記差信号からプリピットの検出成分を除去するフィルタ回路と、そのフィルタ回路から出力される信号のピーク電圧もしくは平均電圧を検出して出力する第2の電圧検出回路と、上記第1の電圧検出回路の出力電圧と第2の電圧検出回路の出力電圧との差を所定の比率で分圧する差動分圧回路と、上記差信号を上記差動分圧回路の出力電圧と比較してプリピットに関する情報を出力するコンパレータとを設けるようにしてもよい。
この場合の上記フィルタ回路も、光情報記録媒体に形成された案内溝のウォブルに応じて検出されるウォブル信号の周波数を中心周波数とする帯域通過フィルタであることが望ましい。
さらに、このプリピット情報検出装置を備え、そのプリピット情報検出装置によって検出したプリピット情報に基づいて光情報記録媒体上の光スポット位置のアドレスを検出するようにした光情報記録装置も提供する。
その光情報記録装置において、上記第1の電圧検出回路と第2の電圧検出回路の少なくとも一方は、最大振幅電圧を保持する最大振幅保持回路によって構成し、その保持電圧の変化率として複数の設定値を選択する変化率選択手段を設けるとよい。
さらに、少なくとも上記第1の電圧検出回路が前記最大振幅保持回路により構成し、上記変化率選択手段は、光情報記録媒体を回転させたたときのトラックの線速度が速いほど上記変化率の設定値を大きくするとよい。
また、上記第1の電圧検出回路と第2の電圧検出回路の少なくとも一方には、検出電圧を所望のタイミングでリセットするリセット手段を設けるとよい。
さらに、光情報記録媒体の装着を認識する手段を備え、該手段が光情報記録媒体の装着を認識する度に、上記リセット手段が検出電圧をリセットするようにしてもよい。
さらにまた。複数の電圧を設定して出力可能なD/Aコンバータ回路と、上記差信号と比較するために上記コンパレータへ入力する比較信号として上記差動分圧回路の出力電圧と上記D/Aコンバータ回路の出力電圧のいずれかを選択する選択手段とを設けることもできる。
上記選択手段は、光情報記録媒体上の所定位置へシークする際には、所定の電圧に設定した上記D/Aコンバータ回路の出力電圧を選択し、シーク完了後には上記差動分圧回路の出力電圧を選択するようにするとよい。
あるいは、複数の電圧を設定して出力可能なD/Aコンバータ回路と、上記第2の電圧検出回路の出力電圧の他に上記差動分圧回路へ入力させる電圧として、上記第1の電圧検出回路の出力電圧と上記D/Aコンバータ回路の出力電圧のいずれかを選択する選択手段とを設けてもよい。
その場合には、上記選択手段は、光情報記録媒体上の所定位置へシークする際には、所定の電圧に設定した上記D/Aコンバータ回路の出力電圧を選択し、シーク完了後には上記第2の電圧検出回路の出力電圧を選択するようにするとよい。
さらに、光情報記録媒体上の所定位置へシーク中は、少なくとも上記第1の電圧検出回路の検出電圧をリセットし、シーク完了後には該リセットを解除する手段を設け、該手段がリセットを解除してから所定時間経過後に、上記選択手段が上記差動分圧回路の出力電圧を選択するようにするとよい。
あるいは、上記光情報記録媒体上の所定位置へシーク中は、少なくとも上記第1の電圧検出回路の検出電圧をリセットし、シーク完了後には該リセットを解除する手段を設け、該手段が記リセットを解除してから所定時間経過後に、上記選択手段が上記第1の電圧検出回路の出力電圧を選択するようにしてもよい。
この発明によるプリピット情報検出装置は、分割受光素子からの各出力の差信号を得ることでRF信号によるクロストークノイズを低減することができ、またその差信号からプリピット信号の最大振幅電圧およびプリピット信号を除いたその他のノイズの最大振幅電圧をそれぞれ検出することにより、それらの振幅変動に応じた最適なスライスレベルを設定することができるため、適切に安定したプリピット信号を検出ができる。
また、そのプリピット信号を用いて、光情報記録媒体の所望のトラックへ正確にアクセスすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔各実施例に共通の構成〕
図1は、この発明によるプリピット情報検出装置を備えた光情報記録装置の実施例である光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図2はその光ディスク装置に用いられる光情報記録媒体である光ディスクのディスク面を拡大して各トラックの構成を示す図であり、図3は図1に示す光ディスク装置における光ピックアップの受光素子とその出力信号検出部の構成例を示す図である。
図1に示す光ディスク装置1は、光ディスク2としてDVD−R/RWを使用して、その光ディスク2に情報を記録/再生するDVD−R/RWドライブ装置であり、光ピックアップ3、再生回路4、デコーダ5、マイクロコンピュータ(図ではCPU)6、エンコーダ7、レーザ制御回路8、演算回路9、サーボ回路10、クロック生成回路11、ウォブル検出回路12、プリピット(LPP)検出回路13、アドレスデコーダ14、および光ディスク2回転させるモータを備えている。
マイクロコンピュータ(以下「CPU」と略称する)6は、中央処理装置とプログラムメモリであるROMおよびデータメモリであるRAM等からなり、この光ディスク装置1の各部を統括制御する。
光ピックアップ3は、半導体レーザ等のレーザ光源と、そのレーザ光源が発するレーザ光を集光して光ディスク2にスポット光を照射するとともに、光ディスクからの反射光を分離するための、コリメータレンズと集光レンズおよびビームスプリッタ等からなる光学系と、その反射光を受光して電気信号(再生信号)に変換する受光手段である受光素子等によって構成されている。この光ピックアップ3は、図示を省略しているトラッキング用モータと直線送り機構によって、光ディスク2の径方向に移動可能である。
この光ディスク装置1において、情報記録時には、記録すべき情報が外部のホスト装置からCPU6を介してエンコーダ7に送られ、エンコーダ7はデータフォーマットを変換し、レーザ制御回路8が情報ビットに応じてピックアップ3に搭載されたレーザ光源の発光制御を行うことにより、記録用のスポット光による光ディスク2上への記録動作が行われる。
再生時には、光ピックアップ3は、光ディスク2上にレーザ光による再生用のスポット光を照射し、その反射光を受光素子で検出し、再生回路4がその検出された再生信号に対してフィルタリングとデジタル化を行なう。そして、デコーダ5がこの再生回路4で生成されたデータのフォーマットを変換し、CPU6がその再生情報を図示しない外部のホスト装置へ送る。
光ピックアップ3に設けられた受光素子は後述するように、光ディスク2のトラックの幅方向に2分割された構成となっており、その受光素子の2つの受光領域によってそれぞれ検出される2つの信号から、演算回路9によってサーボ信号を生成し、サーボ回路10がこのサーボ信号に従って前述したトラッキング用モータを駆動制御して、光ピックアップ3のトラッキング位置の制御を行なう。またサーボ回路10は、クロック生成回路11から出力されるクロック信号に基づいて、光ディスク2を回転させるモータ15の回転制御も行なう。
また、受光素子の2つの受光領域によってそれぞれ検出される各信号は、演算回路9によって演算されてウォブル検出回路12とプリピット検出回路13に送られる。そして、ウォブル検出回路12によって検出さるたウォブルクロックに基づいて、クロック生成回路11が光ディスク2の回転に追従した正確なクロック信号を生成する。
また、プリピット検出回路13は、演算回路9の出力信号から物理アドレス情報を含むプリピット信号を検出し、アドレスデコーダ14がそれをアドレス情報に変換し、そのときの光ピックアップ3による光ディスク2のアクセス位置のアドレス情報を得る。
ここで、光ディスク2上のトラック構成などについて図2によって説明する。
DVD−R/RWなどの光ディスク2上には、図2に示すように、グルーブ16と呼ばれる案内溝が蛇行(ウォブル)しながら螺旋上に刻まれており、このグルーブ16によって情報が記録される各周ごとのトラック17を構成している。DVD−Rの場合には、グルーブ16上に光ピックアップ3のトラッキング制御を行い、光スポットSpによって、一定の線速度でデータの記録および再生を行う。隣接するグルーブ16同士の間の部分はランド18と呼ばれており、このランド18上には予め光ディスク2の位置情報等を表すためのプリピットLPPがディスク製造段階から記録されている。
ピックアップ3に設けられた受光手段である受光素子は、図3に示す受光素子26のように、トラックの接線方向に沿う分割線Ldによってトラックの幅方向に分割された少なくとも2つ受光領域26a,26bを有しており、それは2個の受光素子によって構成されている。そして、その各受光領域26a、26bによって、光ディスク2上に照射された光スポットSpの反射光による光スポットSp′を半分ずつ受光して、それぞれ電気信号に変換する。そこで、図2に示したグルーブ16のウォブル(蛇行)情報を検出するための最も簡易なウォブル信号演算としては、この図3に示すように、オペアンプOPによる減算器によって、各受光領域26a,26bからの出力信号AとBの差(A−B)を演算する方法がとられている。
また、図2に示したプリピットLPPは、トラック17の中心に対してディスク外周側に記録されているものを参照するので、未記録ディスクであれば外周側の受光領域26bのみがそれを検出するので、それによってプリピットの検出を行える。しかし、光ディスク2にデータを記録した後では、受光領域26bのみから検出した場合、トラック17上から検出されるデータの高周波(RF)信号成分がノイズとなり、プリピットを正しく検出できない。
そこで、ウォブル情報を検出する場合と同様に、2つの受光領域26a,26bからの出力信号AとBの差(A−B)を求めることによって、RF信号成分を除去してプリピット信号を検出するのが一般的である。
図4は、DVD−R/RWの場合のウォブル信号とプリピット信号を説明するための図である。この例では、検出するプリピット信号SLPPは、ウォブル信号SWbの正極性側に破線で示すように正のパルス状に現れるものとする。しかし、プリピット信号SLPPが、ウォブル信号SWbの負極性側に負のパルス状に現れる場合もある。
DVDのチャンネルビット(基準線速度で26.15625MHz)の周期をTとすると、ウォブル信号周期Tは186T(基準速度で約140kHz)、1シンクフレームは8ウォブルである。
DVDデータの1セクタは26シンクフレームから構成されるが、それぞれセクタの先頭フレームからEVEN(偶数)フレーム、ODD(奇数)フレームと順に呼ぶとすると、プリピットLPPはEVENフレームもしくはODDフレームのどちらかに記録されている。基本的にプリピットLPPはEVENフレームの先頭3ウォブルそれぞれのピーク位置に記録されているが、内周側に記録されたプリピットLPPと干渉してしまう恐れのある箇所についてはODDフレームに記録されており、それはセクタ毎に異なる。また、プリピット信号SLPPは2フレーム毎に1bitを構成しており、シンク(Sync)1bit+データ(記録情報)12bitが1セクタ毎に記録されている。
図5は、図1に示したウォブル検出回路12とプリピット検出回路13の関係を概略的に示すブロック図である。
光ピックアップ3の受光素子26における各受光領域26a、26bからの出力信号A、Bに対し、それぞれAGC(Auto Gain Control)回路19を用いて振幅を一定にする。
出力信号AとBの出力振幅の差は受光領域26a、26bの受光素子の出力のばらつき、光ディスク2の偏心や面ぶれ、光ピックアップ3のレンズ位置変化等により発生するが、AGC回路19により振幅を一定にすることによって、オペアンプOPによる減算器を通したときに効率よく同相のRF信号成分を除去したプッシュプル信号Psを得ることができる。そして、このプッシュプル信号Psはウォブル検出回路12とプリピット検出回路13にそれぞれ入力される。
ウォブル検出回路12は、ウォブル信号抽出回路21と、オペアンプによるウォブルコンパレータ22を備えており、プッシュプル信号Psをウォブル信号抽出回路21へ入力することによってウォブル信号Wbの成分を抽出し、このウォブル信号Wbをウォブルコンパレータ22により2値化することによってウォブルクロックCLwを出力する。
図1に示したクロック生成回路11では、内部PLL回路によりこのウォブルクロックCLwに基づいて、エンコーダ7に対するクロックの生成と、サーボ回路10に対するクロックの生成を行ない、光ディスク2上に一定の線速度でデータを記録させる。
また、所望のディスク位置で記録を開始するためには位置情報が必要であり、プリピットLPPにはそのためのアドレス情報が記録されている。
プリピット検出回路13は、プッシュプル信号Ps中でウォブル信号SWbに重畳されているプリピット信号SLPPの成分を、適正なスライスレベルで2値化することによってプリピット信号SLPPを検出する回路であり、スライスレベル設定回路24と、オペアンプで構成されるプリピットコンパレータ(コンパレータ回路)25を備えている。この発明による光ディスク2装置は、このプリピット検出回路13におけるスライスレベルの設定に特徴を有している。
〔第1実施例〕
図6は、この発明によるプリピット情報検出装置の第1実施例の構成を示すブロック図である。この図を参照しつつこの実施例によるプリピット信号とウォブル信号の検出処理を詳細に説明する。
図6において、ピックアップ3の2つの受光領域26a、26bからの各出力信号A、Bが演算回路9によりプッシュプル信号Psとして出力され、このプッシュプル信号Psを入力したプリピット検出回路13は、CPU6に制御されてプリピット信号SLPPを検出してアドレスデコーダ14へ出力し、また、にプッシュプル信号Psを入力したウォブル検出回路12は、ウォブルクロックCLwを生成してクロック生成回路11へ出力する。
受光領域が2等分に分割された受光手段である受光素子26は、各受光領域26a,26bでそれぞれ受光した光量に基づいて電流を発生させる。その各電流による出力信号A,Bは、演算回路9内の2つの電流電圧変換器27(I/V変換器)にそれぞれ個別に入力して電圧信号に変換される。各受光領域26a,26bからの出力信号A,Bはまた、図1に示したサーボ回路10にも入力される。なお、受光素子26は2分割されている構成に限られず、トラックに沿う方向にも分割されて4分割されていたり、あるいはそれ以上に分割されていてもよい。
出力信号A,Bが変換された電圧信号は、それぞれ個別のAGC回路19によって振幅が一定にされ、その各信号が差検出回路であるオペアンプOPによる減算器に入力されて、差信号であるプッシュプル信号Psが得られる。このプッシュプル信号Psは、ハイパスフィルタ(HPF)回路29により直流成分を除去された後、演算回路9から出力され、その後に2つの経路に別れてプリピット検出回路13とウォブル検出回路12へそれぞれ入力される。
プリピット検出回路13に入力されたプッシュプル信号Psは、プリピット検出回路13内のプリピットコンパレータ25と、プリピットピーク値検出回路(図中では「プリピットP/H回路」)30と、ウォブル検出回路12と兼用のフィルタ回路である帯域通過フィルタ(BPF)回路31にそれぞれ入力される。
プリピットピーク値検出回路30は、第1のピーク値検出回路および第1の電圧検出回路であり、連続アナログ信号として入力されたプッシュプル信号Psのピーク値、つまり正極性側の最大振幅電圧を検出して保持する。この検出されたピーク値は、図7に示すようにプリピット信号SLPP成分のピーク値と一致する値である。なお、プリピット信号SLPPが逆極性(負極側)のパルスとして発生する場合には、プリピットピーク値検出回路30に入力する前に反転回路などで信号の極性を反転させておけばよい。CPU6からの制御も含めた、このプリピットピーク値検出回路30の具体的構成例については、後に詳述する。
またフィルタ回路としての帯域通過フィルタ回路(以下「BPF回路」と略称する)31は、プッシュプル信号Psに対してウォブル信号周波数を中心周波数とする帯域通過フィルタであり、入力されるプッシュプル信号Psからプリピット信号SLPPの成分を除去して、ウォブル信号SWbの成分を抽出する。
このウォブル信号SWbはウォブルピーク値検出回路(ウォブルP/H回路)32に入力する。このウォブルピーク値検出回路は、第2のピーク値検出回路および第2の電圧検出回路であり、連続アナログ信号であるウォブル信号SWbのピーク値(正極性側の最大振幅電圧)を検出して保持する。このウォブル信号SWbのピーク値は、図7に示すようにプリピット信号SLPPのボトム値すなわちウォブル信号Wbから突出しているプリピット信号SLPPのうちの最低値と一致する値である。このウォブルピーク値検出回路32についても、具体的構成例を後に詳述する。
そして、このプリピットピーク値検出回路30に保持されたプリピット信号SLPPのピーク値と、ウォブルピーク値検出回路32に保持されたウォブル信号SWbのピーク値とを、差動分圧回路である分圧器33の両端に入力させて、その差を所定の割合で分圧し、その分圧された出力電圧をスライスレベルとしてプリピットコンパレータ25に入力する。これにより、スライスレベルは図7に破線で示すように、ウォブル信号SWbから突出しているプリピット信号SLPPの部分の最高値と最低値の間に設定されることになる。
その結果、プリピットコンパレータ25はウォブル信号Wbに影響されることなく、かつプリピット信号SLPPの最大振幅が多少変動した場合でも、安定してプッシュプル信号Psを二値化して、プリピット信号SLPP(図7に示すコンパレータ出力)を出力することができる。この第1実施例では、上記プリピットピーク値検出回路30、BPF回路31、ウォブルピーク値検出回路32、および分圧器33が、図5に示したスライスレベル設定回路24を構成している。
なお、BPF回路31から出力されるウォブル信号SWbの位相がずれない(遅れない)場合には、プリピット信号SLPPのボトム値とウォブル信号SWbのピーク値が同じタイミングで現れる。すなわち、プリピット信号SLPPが検出されるタイミングとウォブル信号SWbのピーク値が検出されるタイミングとが一致するため、ピーク値を保持するウォブルピーク値検出回路32を設けなくとも、上記と同様にスライスレベルを設定することができる。
また、ウォブルピーク値検出回路32の代りに、BPF回路31から出力されるウォブル信号SWbの平均電圧を検出して保持する平均電圧検出回路を設けてもよい。この場合には、プリピットピーク値検出回路30に保持されたプリピット信号SLPPのピーク値と、平均電圧検出回路から出力される平均電圧とを、差動分圧回路である分圧器33の両端に入力させて、その差を所定の割合で分圧し、その分圧された出力電圧をスライスレベルとしてプリピットコンパレータ25に入力する。
このようにすると、ディスク面の偏心又はレンズ位置変化等の影響によりプリピット信号SLPPの最大振幅が変化した場合でも、適切なスライスレベルを設定してプリピット信号SLPPを検出することができる。
一方、ウォブル検出回路12は、プッシュプル信号Psがプリピット検出回路のフィルタ回路と兼用のBPF回路31によってプリピット信号SLPPの成分が除去され、ウォブル信号SWbの成分が抽出される。このBPF回路31はウォブル検出回路12で独自に設けていてもよい。そして、その抽出されたウォブル信号SWbの成分は、ハイパスフィルタ(HPF)回路34により高い精度でて直流成分を除去されてウォブル信号SWbとなりさらにウォブルコンパレータ22で基準電圧Vrefと比較されてウォブルクロックを生成し、クロック生成回路11へ出力される。
この実施例では、このBPF回路31およびハイパスフィルタ回路34が、図5に示したウォブル信号抽出回路21を構成している。
この図6に示す構成によれば、プリピット信号SLPPとウォブルクロックを安定して検出することができる。
ここで、プリピットピーク値検出回路30およびウォブルピーク値検出回路32の具体的構成例について詳述する。図9は、その具体的構成例を示す回路図である。この回路構成は、プリピットピーク値検出回路30もウォブルピーク値検出回路32も同じなので、この説明では単にピーク値検出回路30,32という。
このピーク値検出回路30,32は、入力の最大振幅電圧をコンデンサに保持する最大振幅保持回路(ピークホールド回路)を構成しており、コンデンサに電荷を充電する速度とその電荷を放電する速度を個別に設計するものであるが、一般的にはそれらが相関関係を持ってしまうことが多い。つまり、保持電圧の放電による変化率(ドループレートという)を下げて、できるだけそのホールド時間が長く取れるようにすると、どうしてもある程度充電する速度も遅くなってしまう。
DVD−R/RWのプリピット信号の場合は、フレームの先頭から3ウォブル目までで1bit分をなすが、次の1bit分が来るまでの間隔は概ね2フレームであり、これはおよそ3000T(TはDVDのチャンネルビットの周期)に相当する。それに対し、プリピット信号のパルス幅は数T程度(DVD−R/RWの規格では半値幅が1T以上)であるため、プリピット信号成分のピークホールドを実現するためには、高速な充電速度と遅い放電速度という相反する要求がある。
さらに、光ディスクへの記録速度を高速化させていくためには、より短いプリピット信号に対して、正確にそのピークレベルを検出できる回路が求められる。したがって、プリピット信号に対するピーク値検出回路では、充電時間を短くするため充電速度をより速くしなければならないが、次のプリピット信号までの時間間隔は短くなるので、その分だけ変化率(ドループレート)を大きくすることはできる。
そこで、この実施例ではピーク値検出回路30,32の少なくとも一方(プリピットピーク値検出回路30)は、図8に破線で示すように複数のドループレートを設定できるようにし、そのドループレートを記録速度が高速になるほど大きく設定するようにする。
また、これらピーク値検出回路30,32には、それぞれピークレベルをリセットする機能を持たせている。これは、プリピット信号の振幅が光ディスクの個体別で異なるものであって、またプリピットピーク値検出回路30のドループレートがかなり小さく設定され、プリピット信号のピークレベルを長い時間保持するようになっているため、光ディスクをが交換されたときに、その検出電圧をリセットして適切に設定し直せるようにするためである。
図9に示すピーク値検出回路は、これらの機能を果たすよう構成されたものであり、3つのコンデンサC1、C2、C3と、2つのオペアンプ増幅器OP1、OP2と、整流用ダイオードDと、4つの抵抗R1〜R4と、4つのスイッチSW1〜SW4を備えている。これらによって、入力および出力インピーダンスを変換する2つのボルテージホロワ回路と、整流用ダイオードDとホールド用コンデンサC3による充電回路、および抵抗R1〜R4とスイッチSW1〜SW4による放電回路とその変化率(ドループレート)設定手段及びリセット手段を構成している。
このピーク値検出回路において、入力信号(プッシュプル信号Psまたはウォブル信号SWb)は、オペアンプOP1で構成される1段目のボルテージホロワに入力され、その出力電圧が整流用ダイオードDを介してホールド用コンデンサC3を充電する。そのコンデンサC3に溜まった電荷は、抵抗R1〜R4およびスイッチSW1〜SW4がすべて存在しない場合は、オペアンプOP2に流れ込むこともなく、ダイオードDを逆流することもなく、溜まったままの状態を保つ。これによりコンデンサC3は入力電圧のピーク電圧を保持することになる。
しかし、実際にはコンデンサC3に並列に抵抗R1〜R4の直列回路と、その各抵抗に並列に接続したスイッチSW1〜SW4による放電回路が設けられており、コンデンサC3に溜まった電荷はその放電回路によって放電されることになり、このコンデンサC3の放電速度(ドループレート)は、コンデンサC3の容量と抵抗R1〜R4のうちのスイッチSW1〜SW4によって短絡されていない抵抗の合成抵抗値との積による放電時定数が小さいほど大きくなり、速く放電されることになる。したがって、変化率選択手段であるスイッチSW1〜SW4の開閉数を変えることにより、合成抵抗値を増減させてドループレートを変更することができる。
具体的な操作例として、記録速度(図1における光ディスク2と光ピックアップ3との相対速度)が遅い場合には、CPU6の指令によりスイッチSW1〜SW4の全てを開いて、合成抵抗値Rを、抵抗R1〜R4の各抵抗値の和(R1+R2+R3+R4)とする。そして、記録速度が増加するにつれてスイッチを一つずつ順に閉じていき、例えばスイッチSW1だけを閉じた場合には、抵抗R1は通らずに抵抗値がゼロのスイッチSW1を通して放電されるので、コンデンサC3の容量と合成抵抗値R=R2+R3+R4との積に応じたドループレートとなる。さらに記録速度が増加した場合には、CPU6はさらにスイッチを閉じて合成抵抗値Rを、R=R3+R4、R=R4のように小さくする。このように、記録線速度が速くなるほど放電時定数を小さくして、ドループレートを大きく設定し、放電を早めるようにした。
この結果、より正確にプリピット信号やウォブル信号のピークレベルを検出することができるようになる。またCPU6が全てのスイッチSW1〜SW4を閉じた場合には、ホールド用コンデンサC3の両端子間を短絡することになるため、コンデンサC3に充電されている電荷は一瞬で放電され、ピーク値の保持電圧がリセットされることになる。
したがって、この実施例におけるスイッチSW1〜SW4は、保持電圧の変化率として複数の設定値を選択する変化率選択手段と、検出電圧を所望のタイミングでリセットするリセット手段とを兼ねている。
このリセット動作は所望のタイミングで行うことができるが、光情報記録媒体である光ディスクの交換時に、光ディスク装置は光ディスクの装着を認識する手段を備えているので、それが光ディスクの装着を認識する度に、自動的にリセット動作を行なうようにすることもできる。
なお、スイッチSW1〜SW4の構成としては、機械的な接点スイッチに限らず、フォトMOSリレーなどの半導体スイッチを使用してもよく、そうすれば制御を容易にすることができる。また、この回路例では抵抗値が固定の抵抗器を複数設けたが、CPU6の指令に従って抵抗値が可変する可変抵抗を使用して放電時間を制御し、変化率の選択を行うようしてもよい。また、複数の抵抗の代わりにあるいは複数の抵抗とともに、複数のコンデンサを並列接続して設け、スイッチの開閉により電荷を蓄積させるコンデンサの数(合成容量)を増減させて、ドループレートを変更するようにしてもよい。すなわち、ホールド用コンデンサの容量と放電回路の抵抗値の少なくとも一方が可変であればよい。
〔第2実施例〕
次に、この発明によるプリビット情報検出装置の2実施例について説明する。図10はその第6図と同様な回路図であり、図6と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施例で前述の第1実施例と相違するのは、プリピット検出回路13のみであるから、その相違点のみを説明する。
すなわち、プリピット検出回路13の内部に、複数の直流電圧を設定して出力可能なD/Aコンバータ回路(DAC)41と、図1に示したCPU6によって制御される選択手段であるセレクトスイッチ42とを備えている。
そして、CPU6がセレクトスイッチ42を切り替え制御することによって、分圧器33の出力電圧とD/Aコンバータ回路41の出力電圧のいずれかを、比較信号すなわちスライスレベルの信号として選択して、差信号であるプッシュプル信号Psと比較するためにコンパレータ25へ入力させることができる。
したがって、セレクトスイッチ42をD/Aコンバータ回路41側に切り替えると、スライスレベルを固定的に設定することができる。それにより、光ピックアップのシーク時や高速記録時等において、プリピット信号のピーク値検出が正常に行えない場合でも、スライスレベルの設定およびプリピット信号SLPPの検出を安定して行うことが可能になる。
その他の構成および機能は前述の第1実施例と同じであるから、その説明は省略する。
〔第3実施例〕
次に、この発明によるプリビット情報検出装置の3実施例について説明する。図11はその第6図と同様な回路図であり、図6と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施例でも前述の第1実施例と相違するのは、プリピット検出回路13のみであるから、その相違点のみを説明する。
すなわち、プリピット検出回路13の内部に、複数の直流電圧を設定して出力可能なD/Aコンバータ回路(DAC)43と、図1に示したCPU6によって制御される選択手段であるセレクトスイッチ44とを備えている。
そして、CPU6がセレクトスイッチ44を切り替え制御することによって、プリビットピーク値検出回路30の出力電圧と、D/Aコンバータ回路43の出力電圧のいずれかを選択して、一端にウォブルピーク値検出回路32の出力電圧が入力される分圧器33の他端にに入力させることができる。
したがって、セレクトスイッチ44をD/Aコンバータ回路43側に切り替えると、分圧器33はD/Aコンバータ回路43の出力電圧と、ウォブルピーク値検出回路32の出力電圧との差を分圧して、その分圧電圧を比較信号すなわちスライスレベルの信号として、差信号であるプッシュプル信号Psと比較するためにコンパレータ25へ入力させることになる。
この場合は、ウォブル信号SWb成分の振幅変動に応じてスライスレベルを設定することができる。それにより、光ピックアップのシーク時や高速記録時等において、プリピット信号SLPPのピーク値検出が正常に行えない場合でも、スライスレベルの設定およびプリピット信号SLPPの検出を安定して行うことが可能になる。さらに、前述した第2実施例と比較して、ウォブル信号SWb成分の振幅に比例してスライスレベルを変化させることができるので、より安定したプリピット信号SLPPの検出が可能になる。ここでさらに、ウォブルピーク値検出回路32の出力電圧をある固定電圧に設定できるようにしてもよい。
その他の構成および機能は前述の第1実施例と同じであるから、その説明は省略する。
〔フローチャートによる動作説明〕
次に、上述した第2実施例又は第3実施例のプリピット情報検出装置を備えた光ディスク装置におけるシーク動作時の処理について説明する。図12乃至図15は各実施例によるシーク動作を実行する処理内容を示すフローチャートであり、それぞれが各実施例で基本的なシーク動作処理およびさらにリセット動作を加えたシーク動作処理の流れを示す。
なお、これらのフローチャートに示す処理は、図1に示したCPU6が内部のメモリに格納されたプログラムに従って処理する手順を示している。また、これらのフローチャートでは、各処理のステップをSと記している。
まず図12によって、図10に示した第2実施例のプリピット情報検出装置を備えた光ディスク装置における基本的なシーク動作処理について説明する。
この処理を開始すると、まずステップ101でホスト装置等からシーク命令(シーク目標のアドレス等を含む)を受信した後、ステップ102へ進んで、図10に示したセレクトスイッチ42をD/Aコンバータ回路(DAC)41側へ切り替えて、スライスレベルを固定レベルに設定する。
次に、ステップ103へ進んで、現在の光スポットが存在するアドレス及び目標アドレスから光ピックアップ3内の対物レンズの移動量、すなわち光ピックアップ3の移動量を算出し、ステップ104でその算出した移動量に基づいてシーク動作を行うように図1におけるサーボ回路10に指令を出す。サーボ回路10がその指令を受けて、トラッキング用モータを含むシーク機構を駆動させることにより、光ピックアップ3を光ディスク2の径方向へ指示された移動量だけ移動させてシーク動作を行う。
このシーク動作によって目標アドレス付近に光スポットが近づいたと判断すると、ステップ105に進んでプリピット信号の検出を行う。このときのプリピット信号の検出は、D/Aコンバータ回路(DAC)41の出力電圧をスライスレベルとしてなされることになる。
その後、ステップ106で、検出されたプリピット信号によるアドレス情報が目標アドレスか否かを判断し、目標アドレスでない場合にはステップ103に戻ってステップ106までの動作を、目標アドレスが検出されるまで繰り返し行う。
ステップ106で目標アドレスであると判断すると、ステップ107でセレクトスイッチ42を分圧器33側へ切り替えて、分圧器33による分圧電圧をスライスレベルとして、以後のプリピット信号を検出するようにして処理を終了する。
以上のように、光ディスク2上の任意の目標アドレスへ、光ピックアッブ3を移動させるシーク動作を行うときには、セレクトスイッチ42をD/Aコンバータ回路(DAC)41側へ切り替え、シーク完了後には分圧器33側へ切り替えるて、それぞれスライスレベルを設定する。
通常、シーク動作中には、光スポットSpがトラック17に対して直交する方向に移動するため、どうしてもプッシュプル信号Psが乱れてしまい、その影響によりプリピットピーク値検出回路30が不適切なレベルを検出し、適切なスライスレベルを設定できない。しかし、この実施例によれば、このようなシーク動作中はスライスレベルを適切な固定レベルに設定することができ、適切なプリピット信号を検出することができ、安定したアクセスが可能になる。
次に、図11に示した第3実施例のプリピット情報検出装置を備えた光ディスク装置における基本的なシーク動作処理について、図13によって説明する。
この図13のフローチャートにおいて、前述した図12のフローチャートと異なるのはステップ102′と107′だけである。ステップ102′では、図11示したセレクトスイッチ44をD/Aコンバータ回路(DAC)43側へ切り替え、D/Aコンバータ回路(DAC)43の出力電圧とウオブルピーク値検出回路32の出力電圧との差を、分圧器33で分圧した電圧をスライスレベルとして設定する。
また、ステップ107′では、セレクトスイッチ44をプリピットピーク値検出回路30側へ切り替え、プリピットピーク値検出回路30の出力電圧とウオブルピーク値検出回路32の出力電圧との差を、分圧器33で分圧した電圧をスライスレベルとして設定する。
その他のステップの処理は、図12で説明した各ステップと同じであるから、その説明は省略する。この場合の効果については、図11の説明の最後に述べたとうりである。
次に、図12によって説明したシーク動作時の処理に、さらにリセット動作を加えた処理を図14に示すフローチャートによって説明する。なお、図14において、図12に示した各ステップと同じ処理を行なうステップには同一のステップ番号を付している。また、図14におけるステップ102a及びステップ107cは、図12におけるステップ102及びステップ107と同じであるので、これらの各ステップの説明は省略する。
ここで、図12によって説明した処理と相違するのは、ステップ102aでセレクトスイッチ42をD/Aコンバータ回路41側へ切り替えた後、ステップ102bでプリピットピーク値検出回路30をリセット状態にする。このときウォブルピーク値検出回路32もリセット状態にするとよい。すなわち、図9に示した回路を用いた場合には、スイッチSW1〜SW4を全て閉じる(オンにする)ことによって、コンデンサC3の両端子間を短絡し、コンデンサC3が保持している電荷を瞬時に放電させて、ピーク値電圧をリセットする。
そしてこのリセット状態を維持したまま、ステップ103〜ステップ106のループ処理で目標アドレスが検出されるまでシーク動作を行い、ステップ106で目標アドレスが検出された場合には、ステップ107aに進んで記録速度(図1における光ディスク2と光ピックアップ3の相対速度)に応じて、図9に示したスイッチSW1〜SW4を選択的に開き(オフにし)、リセット状態を解除すると同時に保持電圧の変化率(ドループレート)を選択する。
これによって、プリピットピーク値検出回路30およびウォブルピーク値検出回路32の各コンデンサC3は、新たなピーク値電圧を検出保持できる状態となる。
そして、ステップ107bで所定時間待機し、その間にコンデンサC3に電荷が蓄積されて新たなピーク値電圧が検出保持されると、ステップ107cでセレクトスイッチ42を分圧器33側へ切り替えて、D/Aコンバータ回路41の使用を中止し、この処理を終了する。
このように、シーク動作中は少なくともプリピットピーク値検出回路30をリセット状態に維持し、あるいはウォブルピーク値検出回路32もリセット状態に維持すると、次のような利点がある。
通常、シーク動作中は前述した理由からピーク値検出回路30,32に不適切に高いピーク値電圧が検出保持されてしまうことがある。そのため、そのままではセレクトスイッチ42を切り替えてスライスレベルを再設定しようとしても、正常なプッシュプル信号Psではそのピーク値を超えられずに異常ピーク値が保持されたままとなり、適切なスライスレベルが設定できず、プリピット信号が検出できなくなる恐れがある。
これに対し、上記処理のような手順でリセット動作を行った場合には、シーク動作時に検出される乱れた信号により、少なくともプリピットピーク値検出回路30が異常なレベルを保持してしまうことを防ぎ、適切なプリピット検出およびそれによる安定したアクセスが可能となる。
次に、図13によって説明したシーク動作時の処理に、さらにリセット動作を加えた処理を図15に示すフローチャートに示す。なお、図15において、図13および図14に示した各ステップと同じ処理を行なうステップには同一のステップ番号を付している。また、図15におけるステップ102a′及びステップ107c′は、図13におけるステップ102′及びステップ107′と同じであるので、このフローチャートによる処理の説明は省略する。
なお、図6に示した第1実施例のプリピット情報検出装置を備えた光ディスク装置においても、そのプリピットピーク値検出回路30およびウォブルピーク値検出回路32として、図9に示したピーク値検出回路を使用していれば、図14および図15に示したフローチャートにおけるステップ12bでのプリピットピーク値検出回路30をリセット状態にし、あるいは同時にウォブルピーク値検出回路32もリセット状態にする処理を行なうことができる。
また、ステップ107aでの少なくともプリピットピーク値検出回路30のリセット状態を解除すると共に保持電圧の変化率(ドループレート)を選択し、あるいは同時にウォブルピーク値検出回路32もリセット状態を解除して保持電圧の変化率を選択する処理も行なうことができる。
この発明は、アドレス情報を含むプリピットが形成された各種光ディスクなどの光情報記録媒体に情報を記録(または記録再生)する各種光ディスク装置等の光情報記録装置に適そしてすることができる。それによって、安定して適切なプリピット情報を検出することができ、光情報記録媒体の所望のトラックに正確にアクセスすることができる。
この発明によるプリピット情報検出装置を備えた光情報記録装置の実施例である光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 その光ディスク装置に用いられる光情報記録媒体である光ディスクのディスク面を拡大して各トラックの構成を示す図である。 図1に示す光ディスク装置における光ピックアップの受光素子とその出力信号検出部の構成例を示す図である。 DVD−R/RWの場合のウォブル信号とプリピット信号の構成を説明する図である。 図1に示したウォブル検出回路12とプリピット検出回路13の関係を概略的に示すブロック図である。
この発明によるプリピット情報検出装置の第1実施例の構成を示すブロック図である。 図6に示した回路におけるプッシュプル信号のウォブル信号成分とプリピット信号成分およびスライスレベルと、コンパレータ出力の関係を示す波形図である。 ピーク置検出回路における複数の変化率(ドループレート)の違いを示す波形図である。 図6におけるプリピットピーク値検出回路30およびウォブルピーク値検出回路32の具体的構成例示す回路図である。 この発明によるプリピット情報検出装置の第2実施例の構成を示す図6と同様なブロック図である。
この発明によるプリピット情報検出装置の第3実施例の構成を示す図6と同様なブロック図である。 図10に示したプリピット情報検出装置を備えた光ディスク装置における基本的なシーク動作処理を示すフロー図である。 図11に示したプリピット情報検出装置を備えた光ディスク装置における基本的なシーク動作処理を示すフロー図である。 図10に示したプリピット情報検出装置を備えた光ディスク装置におけるリセット動作を加えたシーク動作処理を示すフロー図である。 図11に示したプリピット情報検出装置を備えた光ディスク装置におけるリセット動作を加えたシーク動作処理を示すフロー図である。
符号の説明
1:光ディスク装置(光情報記録装置) 2:光ディスク(光情報記録媒体) 3:ピックアップ 4:再生回路 5:デコーダ 6:マイクロコンピュータ(CPU) 7:エンコーダ 8:レーザ制御回路 9:演算回路 10:サーボ回路 11:クロック生成回路 12:ウォブル検出回路 13:プリピット検出回路 14:アドレスデコーダ 15:モータ 16:グルーブ 17:トラック 18:ランド 19:AGC回路 21:ウォブル信号抽出回路 22:ウォブルコンパレータ 24:スライスレベル設定回路 25:プリピットコンパレータ(コンパレータ) 26:受光素子(受光手段) 26a、26b:受光領域 27:I/V変換回路 29:ハイパスフィルタ(HPF)回路 30:プリピットピーク値検出回路(第1のピーク値検出回路、第1の電圧検出回路) 31:帯域通過フィルタ(BPF)回路(フィルタ回路) 32:ウォブルピーク値検出回路(第2のピーク値検出回路、第2の電圧検出回路) 33:分圧器(差動分圧回路) 41,43:D/Aコンバータ回路(DAC) 42,44:セレクトスイッチ OP:オペアンプによる減算器(差検出回路) LPP:プリピット SLPP:プリピット信号 SWb:ウォブル信号 Ps:プッシュプル信号 OP1,OP2:オペアンプ(ボルテージホロワ) C3:ホールド用コンデンサ R1〜R4:放電用抵抗 SW1〜SW4:スイッチ(リセット手段兼変化率選択手段)

Claims (16)

  1. 情報を記録するトラックとなる案内溝と該案内溝間に予め設けられたプリピットとを有する光情報記録媒体に対して光を照射する光ピックアップと、
    前記トラックの幅方向に分割された少なくとも2つの受光領域を有し、前記光情報記録媒体で反射された光を受光する受光手段と、
    該受光手段の前記2つの受光領域から出力される信号の差を検出する差検出回路と、
    該差検出回路から出力される信号のピーク値を検出して出力する第1のピーク値検出回路と、
    前記差検出回路から出力される信号から前記案内溝のウォブルに基づく信号を抽出するフィルタ回路と、
    該フィルタ回路から出力される信号のピーク値を検出して出力する第2のピーク値検出回路と、
    前記第1のピーク値検出回路の出力値と前記第2のピーク値検出回路の出力値との差を所定の割合で分圧して出力する差動分圧回路と、
    前記差検出回路の出力と前記差動分圧回路の出力とを比較して、前記プリピットに関する情報を出力するコンパレータと、
    からなることを特徴とするプリピット情報検出装置。
  2. 請求項1記載のプリピット情報検出装置において、前記フィルタ回路は前記光情報記録媒体に形成された前記案内溝のウォブルに応じて検出されるウォブル信号の周波数を中心周波数とする帯域通過フィルタであることを特徴とするプリピット情報検出装置。
  3. 請求項1又は2記載のプリピット情報検出装置を備え、該プリピット情報検出装置によって検出したプリピット情報に基づいて、光情報記録媒体上の光スポット位置のアドレスを検出するようにしたことを特徴とする光情報記録装置。
  4. 情報を記録するトラックとなる案内溝と該案内溝間に予め設けられたプリピットとを有する光情報記録媒体に対して光を照射する光ピックアップと、
    前記トラックの幅方向に分割された少なくとも2つの受光領域を有し、前記光情報記録媒体で反射された光を受光する受光手段と、
    該受光手段の前記2つの受光領域から出力される信号の差を検出する差検出回路と、
    該差検出回路から出力される差信号のピーク電圧を検出して出力する第1の電圧検出回路と、
    前記差信号から前記プリピットの検出成分を除去するフィルタ回路と、
    該フィルタ回路から出力される信号のピーク電圧もしくは平均電圧を検出して出力する第2の電圧検出回路と、
    前記第1の電圧検出回路の出力電圧と前記第2の電圧検出回路の出力電圧との差を所定の比率で分圧する差動分圧回路と、
    前記差信号を前記差動分圧回路の出力電圧と比較して、前記プリピットに関する情報を出力するコンパレータと、
    からなることを特徴とするプリピット情報検出装置。
  5. 請求項4記載のプリピット情報検出装置において、前記フィルタ回路は前記光情報記録媒体に形成された前記案内溝のウォブルに応じて検出されるウォブル信号の周波数を中心周波数とする帯域通過フィルタであることを特徴とするプリピット情報検出装置。
  6. 請求項4又は5記載のプリピット情報検出装置を備え、該プリピット情報検出装置によって検出したプリピット情報に基づいて、光情報記録媒体上の光スポット位置のアドレスを検出するようにしたことを特徴とする光情報記録装置。
  7. 請求項6記載の光情報記録装置において、前記第1の電圧検出回路と前記第2の電圧検出回路の少なくとも一方は、最大振幅電圧を保持する最大振幅保持回路により構成され、その保持電圧の変化率として複数の設定値を選択する変化率選択手段を設けていることを特徴とする光情報記録装置。
  8. 請求項7記載の光情報記録装置において、少なくとも前記第1の電圧検出回路が前記最大振幅保持回路により構成され、前記変化率選択手段は、前記光情報記録媒体を回転させたたときの前記トラックの線速度が速いほど前記変化率の設定値を大きくすることを特徴とする光情報記録装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の光情報記録装置において、前記第1の電圧検出回路と前記第2の電圧検出回路の少なくとも一方は、検出電圧を所望のタイミングでリセットするリセット手段を設けていることを特徴とする光情報記録装置。
  10. 請求項9記載の光情報記録装置において、光情報記録媒体の装着を認識する手段を備え、該手段が前記光情報記録媒体の装着を認識する度に、前記リセット手段が前記検出電圧をリセットするようにしたことを特徴とする光情報記録装置。
  11. 請求項6乃至10のいずれか一項に記載の光情報記録装置において、複数の電圧を設定して出力可能なD/Aコンバータ回路と、前記差信号と比較するために前記コンパレータへ入力する比較信号として前記差動分圧回路の出力電圧と前記D/Aコンバータ回路の出力電圧のいずれかを選択する選択手段とを設けたことを特徴とする光情報記録装置。
  12. 請求項6乃至10のいずれか一項に記載の光情報記録装置において、複数の電圧を設定して出力可能なD/Aコンバータ回路と、前記第2の電圧検出回路の出力電圧の他に前記差動分圧回路へ入力させる電圧として、前記第1の電圧検出回路の出力電圧と前記D/Aコンバータ回路の出力電圧のいずれかを選択する選択手段とを設けたことを特徴とする光情報記録装置。
  13. 請求項11記載の光情報記録装置において、前記選択手段は、前記光情報記録媒体上の所定位置へシークする際には、所定の電圧に設定した前記D/Aコンバータ回路の出力電圧を選択し、シーク完了後には前記差動分圧回路の出力電圧を選択することを特徴とする光情報記録装置。
  14. 請求項12記載の光情報記録装置において、前記選択手段は、前記光情報記録媒体上の所定位置へシークする際には、所定の電圧に設定した前記D/Aコンバータ回路の出力電圧を選択し、シーク完了後には前記第2の電圧検出回路の出力電圧を選択することを特徴とする光情報記録装置。
  15. 請求項11記載の光情報記録装置において、前記光情報記録媒体上の所定位置へシーク中は、少なくとも前記第1の電圧検出回路の検出電圧をリセットし、シーク完了後には該リセットを解除する手段を設け、
    該手段が前記リセットを解除してから所定時間経過後に、前記選択手段が前記差動分圧回路の出力電圧を選択するようにしたことを特徴とする光情報記録装置。
  16. 請求項12記載の光情報記録装置において、前記光情報記録媒体上の所定位置へシーク中は、少なくとも前記第1の電圧検出回路の検出電圧をリセットし、シーク完了後には該リセットを解除する手段を設け、
    該手段が前記リセットを解除してから所定時間経過後に、前記選択手段が前記第1の電圧検出回路の出力電圧を選択するようにしたことを特徴とする光情報記録装置。
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