JP3693666B2 - 画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、読み取った原稿の読取画像データを処理する画像処理方法及び画像処理装置、並びに該画像処理装置を備える画像形成装置に関し、より詳細には、カラー原稿の読取画像データにおける所定領域の画素の有彩色(カラー)出力を制限するための画像処理方法及び画像処理装置、並びに該画像処理装置を備え、有彩色(カラー)の画像形成を制限する画像形成装置に関する。
従来の画像処理装置には、読み取った原稿の読取画像データを画素単位で有彩色(カラー)か無彩色(白黒)かを判定することにより、読み取った原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判別することができるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の画像形成装置には、読み取った原稿の読取画像データをカラー又は白黒のいずれで画像形成するかの切換機能を備えるものがある。その中には、カラーで画像形成する状態において、カラー原稿及び白黒原稿が混在した複数枚の原稿を順次読み取り、読取画像データが有彩色(カラー)から無彩色(白黒)へ変化した場合に、無彩色の読取画像データをそのままカラーで画像形成する場合の不利益と、無彩色の読取画像データを白黒に切り換えて画像形成する場合の不利益とを比較し、いずれの不利益の方が少ないかの判定結果に基づいて、無彩色の読取画像データをそのままカラーで画像形成するか、又は白黒に切り換えて画像形成することにより、カラー原稿及び白黒原稿の混在状態に関わらず、感光体ドラム又はトナー等の消耗品の寿命を延ばし、利用効率を高めることができる画像形成装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−36752号公報 特開2000−29266号公報
ところが、カラー原稿であっても、その全体のほとんどが白黒で一部分のみがカラーの場合がある。例えば、社名若しくは社標といったロゴマークのみがカラーである文書原稿、又は背景マークのみがカラーであるプレゼンテーション用のスライドシート若しくはOHPシート等が該当する。社内又は個人用途では、これらロゴマーク及び背景マークをカラー出力する利点はほとんどない。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2のそれぞれに開示されている画像処理装置及び画像形成装置においては、カラー原稿か白黒原稿かの識別に、読取画像データの全体をそのまま判別対象とするため、本来カラー出力が不要な、一部分のみがカラーである原稿(以下、一部カラー原稿という)の読取画像データでさえもカラー原稿と判別し、カラー出力する。そのため、出力画像データ量が増加するという問題だけでなく、不要なカラー出力により画像形成コストの増加及び画像形成速度の低下を招くという問題がある。
本発明は斯かる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、原稿の任意の複数の画像領域の指定を受け付け、受け付けた複数の指定領域以外の領域における前記読取画像データの画素が無彩色か否かを判定し、無彩色と判定した場合に、複数の指定領域における読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換することにより、読み取った原稿の適切なカラー原稿/白黒原稿判別を行うことができ、不要なカラー出力を制限し、出力画像データ量を低減することができる画像処理方法及び画像処理装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、前記画像処理装置を備えることにより、カラートナー又はカラーインク等のカラー画像形成に係る消耗品の無駄な消費を防止して画像形成コストを低減することができるだけでなく、画像形成速度を向上することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像処理装置は、原稿を読み取る読取手段と、該読取手段が読み取った原稿の読取画像データを処理する処理手段と、該処理手段が処理した処理画像データを出力する出力手段とを備える画像処理装置において、原稿の任意の複数の画像領域の指定を受け付ける受付手段と、該受付手段が受け付けた複数の指定領域以外の領域における前記読取画像データの画素が無彩色か否かを判定する判定手段とを備え、該判定手段が無彩色と判定した場合に、前記処理手段は、前記複数の指定領域における前記読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換すべくなしてあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置においては、前記読取手段は、複数枚の原稿を順次読み取り可能になしてあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置においては、前記読取画像データを一又は複数記憶する読取画像データ記憶手段を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置においては、前記指定領域を一又は複数記憶する指定領域記憶手段と、該指定領域記憶手段に記憶してある指定領域を一又は複数選択する指定領域選択手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、前記画像処理装置と、該画像処理装置の処理手段が処理した処理画像データに基づいて記録媒体に画像形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、原稿を読み取り、読み取った原稿の読取画像データを処理する画像処理方法において、原稿の任意の複数の画像領域の指定を受け付け、受け付けた複数の指定領域以外の領域における前記読取画像データの画素が無彩色か否かを判定し、無彩色と判定した場合に、前記複数の指定領域における前記読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換することを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法及び画像処理装置にあっては、受付手段は使用者から原稿の任意の画像領域の指定を受け付け、判定手段は受付手段が受け付けた指定領域以外の領域における読取画像データの画素が無彩色か否かを判定し、判定手段が無彩色と判定した場合にのみ、処理手段は、指定領域における読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換する。
したがって、使用者が画像領域としてロゴマーク又は背景マークの領域を指定した場合、ロゴマーク又は背景マークのみがカラーである原稿(一部カラー原稿)については、読取画像データは、ロゴマーク又は背景マーク以外の画素が無彩色であるため、ロゴマーク又は背景マークの有彩色の画素を無彩色に変換した処理画像データを出力する。つまり、カラー出力が不要である一部カラー原稿を、適切に白黒原稿と判別し、読取画像データの全体を無彩色(白黒)として出力する。
これにより、ロゴマーク又は背景マークのみがカラーである原稿については、読取画像データのカラー出力が制限され、無彩色出力が増加し、出力画像データ量が低減する。
同様に、ロゴマーク又は背景マーク以外にもカラーの部分がある原稿(カラー原稿)については、読取画像データは、ロゴマーク及び背景マーク以外の画素が有彩色であるため、カラー原稿と判別され、ロゴマーク及び背景マークの有彩色の画素を無彩色に変換することなく、つまり読取画像データの全体をそのまま有彩色(カラー)として出力する。
本発明に係る画像処理装置にあっては、読取手段は、例えばセットした複数枚の原稿を連続して自動的に送る自動給紙装置(ADF)を用いることにより、複数枚の原稿を順次読み取る。
これにより、複数枚の原稿の読み取りに係る作業効率が、1枚ずつ読み取る場合に比べて格段に向上する。
本発明に係る画像処理装置にあっては、読取画像データを一又は複数記憶する読取画像データ記憶手段を備えるため、たとえ複数枚の原稿を読み取る場合であっても、一度で読取操作を行え、作業効率が向上する。
本発明に係る画像処理装置にあっては、指定領域記憶手段は、指定領域(受付手段が受け付けた指定領域、及び/又は取得手段が取得した指定領域)を一又は複数記憶し、指定領域選択手段は指定領域記憶手段に記憶してある指定領域を一又は複数選択する。
これにより、指定領域を指定領域記憶手段に記憶させる操作を一度行うだけで、種々の原稿に対応する指定領域、又は一の原稿に対応する複数の指定領域が容易に、しかも何度でも選択される。
本発明に係る画像形成装置にあっては、前記画像処理装置を備え、画像形成手段は、処理手段が処理した処理画像データを記録媒体に画像形成する。
したがって、カラー出力が不要な、ロゴマーク又は背景マークのみがカラーである原稿(一部カラー原稿)については、処理画像データの全体が無彩色(白黒)化されているため、全体が無彩色(白黒)で画像形成される。
これにより、たとえ有彩色(カラー)で画像形成する場合においても、カラートナー又はカラーインク等のカラー画像形成に係る消耗品の無駄な消費を防止して画像形成コストを低減し、また、画像形成速度も向上する。
本発明によれば、原稿の任意の画像領域の指定を受け付け、受け付けた指定領域以外の領域における読取画像データの画素が無彩色か否かを判定し、無彩色と判定した場合にのみ、指定領域における読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換する。
したがって、使用者が画像領域としてロゴマーク又は背景マークの領域を指定した場合、本来カラー出力が不要な、ロゴマーク又は背景マークのみがカラーである原稿(一部カラー原稿)については、白黒原稿と判別することができ、読取画像データの全体のカラー出力が制限されて無彩色出力を増加することができるため、出力画像データ量を低減することができる。
しかも、出力画像データ量の低減に伴い、出力先装置へのデータ送信を高速化することができる。更には、出力先装置にて、たとえ有彩色(カラー)で画像形成させる場合においても、カラートナー又はカラーインク等のカラー画像形成に係る消耗品の無駄な消費を防止して画像形成コストの低減、及び画像形成速度の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、複数枚の原稿を順次読み取るため、読み取りに係る作業効率を、1枚ずつ読み取る場合に比べて格段に向上することができる。
また、本発明によれば、読取画像データを一又は複数記憶する読取画像データ記憶手段を備えているため、たとえ複数枚の原稿を読み取る場合であっても、一度の読取操作を行うことができ、作業効率を向上することができる。
また、本発明によれば、指定領域を指定領域記憶手段に記憶させる操作を一度行うだけで、種々の原稿に対応する指定領域、又は一の原稿に対応する複数の指定領域が容易に、しかも何度でも選択することができる。
更に、本発明によれば、前記画像処理装置を備えているため、カラー出力が不要な、ロゴマーク又は背景マークのみがカラーである原稿(一部カラー原稿)については、処理画像データの全体が無彩色(白黒)化されているため、全体を無彩色(白黒)で画像形成することができる。
これにより、たとえ有彩色(カラー)で画像形成する場合においても、カラートナー又はカラーインク等のカラー画像形成に係る消耗品の無駄な消費を防止して画像形成コストを低減することができ、更に、画像形成速度も向上することができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明をスキャナ機能及びファクシミリ機能を有する複合機に適用した場合の実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図において、1は装置全体の制御を行う制御部であり、MPUによって構成されている。制御部1には、バス2を介して、ROM3、RAM4、表示部5、操作部6、インターフェース部7、自動給紙装置8、読取部9、読取画像メモリ10、複写画像メモリ11、有彩色画像メモリ12、指定領域メモリ13、及び色情報差異許容範囲テーブルメモリ14が接続されている。
ROM3には、画像処理装置を動作させる制御プログラム及び各種データが記憶されており、制御部1は、ROM3に記憶してある制御プログラムに従って画像処理装置の各部の動作を制御し、読取画像データの処理を実行し、また、処理画像データの出力制御も実行する。
表示部5は、制御部1の制御に基づいて、画像処理装置の動作状態、及びROM3に記憶してある各種メニューの表示を行う。操作部6は、表示部5の表示内容に従って使用者が画像処理装置を操作するためのファンクションキー、スタートキー、及びテンキー(図示せず)を有する。操作部6にて使用者から受け付けた種々の指示情報は、制御部1の制御に基づいてRAM4に記憶される。なお、表示部5及び操作部6は、両者を一体構成したタッチパネルであってもよい。
インターフェース部7は、本発明の画像処理装置と外部装置(図示せず)とを接続して両装置間でデータの送受信を行うためのものであり、USB(Universal Serial Bus)、SCSI(Small Computer System Interface)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineer)1284、又はIEEE1394、10/100BASE−TX等のEthernet(登録商標)等、及びモデムによって構成されている。
自動給紙装置8は、制御部1の制御に基づいて、セットされた原稿を1枚ずつ自動的に読取部読9へ送る。
読取部9は、原稿に光を照射する光源、受光部がリニア状(主走査方向)に並設したCCD(Charge Coupled Device)、及びAD変換器(図示せず)を備え、光源及びCCDは一体に構成されている。CCDの受光部にはカラーフィルタが規則的な順序で被せられており、CCDは受光部に当たった原稿の反射光から、カラーフィルタを介して原稿のR(Red)G(Green)B(Blue)それぞれの色情報の輝度を検出し、検出した光の輝度(明るさ)に応じた電荷量を電圧値として出力する。そして、AD変換器にてCCDが出力した電圧値をデジタル信号に変換することにより、1ライン分のデジタル信号が得られる。読取部9は、制御部1の制御に基づいて、CCDを副走査方向(主走査方向と交差する方向)に移動(副走査)させて、このような一連の動作を繰り返し行うことにより、原稿1ページ分のデジタルの読取画像データを生成する。
読取部9にて生成された原稿の読取画像データは、制御部1の制御に基づいて読取画像メモリ10に記憶される。また、読取画像メモリ10に記憶された読取画像データは更に、制御部1の制御に基づいて複写画像メモリ11に記憶(複写)される。
有彩色画像メモリ12には、有彩色画像がデータ化された有彩色画像データが、該有彩色画像を有する原稿を読取部9にて読み取って生成することにより、又はコンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介してデータを受信することにより、制御部1の制御に基づいて記憶されている。
指定領域メモリ13には、原稿のロゴマーク又は背景マーク等の画像領域、及び有彩色画像データの有彩色画像領域を指定する矩形の座標データが、使用者が操作部6にて入力することにより、又はコンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介して受信することにより、制御部1の制御に基づいて記憶されている。
色情報差異許容範囲テーブルメモリ14には、読取画像データと有彩色画像データとの画像の色情報の判定時に用いられる色情報差異許容範囲データが、使用者が操作部6にて入力することにより、又はコンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介して受信することにより、制御部1の制御に基づいて記憶されている。
本発明の画像処理装置は、制御部1の制御に基づいて、インターフェース部7を介して、読取部9が原稿を読み取って生成した読取画像データの画像処理結果をコンピュータ又は他のファクシミリ装置(外部装置)へ出力し、つまり送信し、また、コンピュータから各種データを受信する。
以上の如き構成の画像処理装置において、原稿の読取画像データに対し、カラー出力が不要な部分をカラー判定から除き、読み取った原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判別し、判別した結果に基づいて行う読取画像データの処理方法及び出力方法について説明する。なお、実施の形態1においては、読み取る原稿はプレゼンテーションシートであるとして説明する。
図2及び図3は本発明の実施の形態1に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。なお、図中、カラー(有彩色)の部分は斜線にて示す(以下、同様とする)。
図4は図2及び図3の読取画像データのカラー出力が不要な領域を指定する指定領域の座標データを説明する図であり、(a)は読取画像データ上の座標であり、(b)は(a)の座標データを指定領域メモリ13に記憶している状態を示す。図4に示すように指定領域は、指定領域毎に指定領域の数を示すカウンタN(N=1,2)と対応付けて、開始座標(Xstart,Ystart)及び終了座標(Xend,Yend)にて囲まれる矩形の座標データとして、原稿の画像処理に先立って、使用者が操作部6にて入力することにより、又はコンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介して受信することにより指定領域メモリ13に記憶しておく。なお、Xstart及びXend、並びにYstart及びYendは、読取画像データの主走査方向及び副走査方向における座標(Xcount,Ycount)である(以下、同様とする)。
以上のように指定領域を登録した後、原稿の画像処理を行う。図5は本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の制御部1による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。
まず制御部1は、指定領域メモリ13に記憶してある指定領域の一覧を表示部5に表示し(S1)、操作部6にて入力された指定領域の指定をRAM4に記憶する(S2)。この場合、図4(b)に示す指定領域1,2(N=1,2)が指定されたものとする。
次に制御部1は、原稿の読み取り開始の指示の入力として操作部6のスタートキーの押圧を監視する(S3)。操作部6のスタートキーが押圧されない場合(S3:NO)には、制御部1は押圧の監視を続行する。一方、押圧された場合(S3:YES)には、制御部1は、読取部9のCCDを走査し(S4)、自動給紙装置8から送出され、読取部9にて読み取った原稿の読取画像データを読取画像メモリ10に記憶し(S5)、更に読取画像メモリ10に記憶した読取画像データを読取画像メモリ11に複写する(S6)。
続いて制御部1は、読取部9にて読み取っていない残りの原稿の有無を判定し(S7)、読み取っていない原稿があると判定した場合(S7:YES)には、制御部1はステップS4へ移行して、以降の処理を繰り返す。一方、読み取っていない原稿がないと判定した場合(S7:NO)には、複写画像メモリ11に複写した読取画像データに対し、ステップS2にて指定された指定領域の画素を消去する(S8)。このように、指定領域の画素の消去は、複写画像メモリ11に複写した読取画像データに対して行われるため、最終の出力画像データに影響を及ぼすことはない。
次に制御部1は、複写画像メモリ11における指定領域の画素が消去された画素消去画像データが無彩色であるか否か、つまり無彩色か有彩色かを判定する(S9)。ステップS9において、無彩色と判定した場合(S9:YES)、制御部1は、読み取った原稿を白黒原稿と判別し、読取画像メモリ10に記憶してある読取画像データを、公知の技術を用いて無彩色に変換し(S10)、更に無彩色に変換した処理画像データを無彩色として出力し(S11)、処理を終了する。一方、ステップS9において、無彩色でない、つまり有彩色と判定した場合(S9:NO)、制御部1は、読み取った原稿をカラー原稿と判別し、読取画像メモリ10に記憶してある読取画像データを処理を施すことなく、そのまま有彩色として出力し(S12)、処理を終了する。
以上のような手順により、カラー出力が不要な部分(ロゴマーク又は背景マーク)だけがカラーである原稿を、白黒原稿と判別させることができ、読取画像データの不要なカラー出力をなくすことができる。
(実施の形態2)
実施の形態2においては、原稿の読取画像データに対し、カラー出力が不要な部分を無彩色化し、無彩色化した処理画像データに基づいて読み取った原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判別し、判別した結果に基づいて行う読取画像データの処理方法及び出力方法について説明する。
なお、実施の形態2における画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1を用いて説明した画像処理装置の構成を参照するものとし、その説明を省略する。また、実施の形態2においても読み取る原稿は、実施の形態1と同様、プレゼンテーションシートであるとして説明する。
図6及び図7は本発明の実施の形態2に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。なお、図6及び図7にて示すカラー出力の不要な領域を指定する指定領域は、実施の形態1と同様、図4に示すように、指定領域毎に矩形の座標データとして、原稿の画像処理に先立って使用者が操作部6にて入力することにより、又はコンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介して受信することにより指定領域メモリ13に記憶しておく。
以上のように指定領域を登録した後、原稿の画像処理を行う。図8は本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の制御部1による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。
まず制御部1は、指定領域メモリ13に記憶してある指定領域の一覧を表示部5に表示し(S21)、操作部6にて入力された指定領域の指定をRAM4に記憶する(S22)。この場合、図3(b)に示す指定領域1,2(N=1,2)が指定されたものとする。
続いて制御部1は、原稿読取処理を行う(S23)。以下、本発明の実施の形態2に係る原稿読取処理について説明する。図9は本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の制御部1による原稿読取処理の手順を示すフローチャートであり、図8のフローチャートに係るサブルーチンである。
まず制御部1は、図8に示すステップS22の処理の後、原稿の読み取り開始の指示の入力として操作部6のスタートキーの押圧を監視する(S201)。操作部6のスタートキーが押圧されない場合(S201:NO)には、制御部1は押圧の監視を続行する。一方、押圧された場合(S201:YES)には、制御部1は、読取部9のCCDを走査し(S202)、自動給紙装置8から送出され、読取部9にて読み取った原稿の読取画像データを読取画像メモリ10に記憶する(S203)。
続いて制御部1は、読取部9にて読み取っていない残りの原稿の有無を判定し(S204)、読み取っていない原稿があると判定した場合(S204:YES)には、制御部1はステップS202へ移行して、以降の処理を繰り返す。一方、読み取っていない原稿がないと判定した場合(S204:NO)には、図8のメインルーチンへ戻る。
ここで図8のフローチャートに戻って、制御部1は、読取画像メモリ10に記憶した読取画像データに対し、ステップS22にて指定された指定領域の画素を、公知の技術を用いて無彩色に変換する(S24)。
続いて制御部1は、出力処理を行い(S25)、処理を終了する。以下、本発明の実施の形態2に係る出力処理について説明する。図10は本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の制御部1による出力処理の手順を示すフローチャートであり、図8のフローチャートに係るサブルーチンである。
制御部1は、図8に示すステップS24の処理の後、読取画像メモリ10に記憶してある処理画像データが無彩色であるか否か、つまり無彩色か有彩色かを判定する(S301)。ステップS301において、無彩色と判定した場合(S301:YES)、制御部1は、読み取った原稿を白黒原稿と判別し、読取画像メモリ10に記憶してある処理画像データを無彩色として出力する(S302)。一方、ステップS301において、無彩色でない、つまり有彩色と判定した場合(S301:NO)、制御部1は、読み取った原稿をカラー原稿と判別し、読取画像メモリ10に記憶してある処理画像データを有彩色として出力する(S303)。
以上のような手順により、カラー出力が不要な部分(ロゴマーク又は背景マーク)を無彩色化させておき、その後、読み取った原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判別させることで、たとえカラー原稿と判別しても、カラー出力が不要な部分は無彩色となるため、カラー出力を制限することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3においては、カラー出力が不要な部分のみを厳密に画素単位で無彩色化させるべく、その部分の参照となる有彩色画像データを別途用意しておき、読取画像データと有彩色画像データとを比較することで、無彩色化処理を正確に行う読取画像データの処理方法及び出力方法について説明する。
なお、実施の形態3における画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1を用いて説明した画像処理装置の構成を参照するものとし、その説明を省略する。また、実施の形態3においても読み取る原稿は、実施の形態1と同様、プレゼンテーションシートであるとして説明する。
図11及び図12は本発明の実施の形態3に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。図11及び図12に示す読取画像データから分るように、読み取った原稿にはカラー出力が不要な背景マークに自動車の画像が重複している。この自動車の画像がカラーである場合は、背景マークを除いて自動車の画像をカラー出力する必要がある。
ここで、カラー出力を制限するための有彩色画像を有する原稿(以下、有彩色画像原稿という)を読取部9により読み取って生成した読取画像データを有彩色画像データとして有彩色画像メモリ12へ記憶する手順を説明する。図13は本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の制御部1による有彩色画像データの登録手順の処理を示すフローチャートである。
まず制御部1は、有彩色画像データ登録用の画面を表示部5に表示し(S31)、次いで原稿の読み取り開始の指示の入力として操作部6のスタートキーの押圧を監視する(S32)。操作部6のスタートキーが押圧されない場合(S32:NO)には、制御部1は、押圧の監視を続行する。一方、押圧された場合(S32:YES)には、制御部1は、読取部9のCCDを走査する(S33)。
続いて制御部1は、有彩色画像データの数を示すカウンタMを1に設定し(S34)、M番目の有彩色画像データが有彩色画像メモリ12に記憶されているか否かを判定する(S35)。ステップS35において、記憶されていると判定した場合(S35:YES)、制御部1は、カウンタMを1増加させ(S36)、ステップS35へ移行し、以降の処理を繰り返す。一方、ステップS35において、記憶されていないと判定した場合(S35:NO)、制御部1は、ステップS33にて読み取って生成した有彩色画像原稿の有彩色画像データを、カウンタMの数値に対応付けて有彩色画像データMとして有彩色画像メモリ12に記憶する(S37)。
次に制御部1は、登録継続用の画面を表示部5に表示し(S38)、操作部6のファンクションキーの押圧に基づいて、登録を継続するか否かを判定する(S39)。ステップS39において、登録を継続すると判定した場合(S39:YES)、制御部1は、ステップS36へ移行し、以降の処理を繰り返す。一方、ステップS39において、登録を継続しないと判定した場合(S39:NO)、制御部1は処理を終了する。
以上のような手順によって有彩色画像メモリ12に記憶した有彩色画像データを図14に示す。図14にて示す有彩色画像データ1(M=1)は、ロゴマークを有する原稿を読み取って生成したものであり、有彩色画像データ2(M=2)が図11及び図12に示す有彩色画像データに対応する。
なお、ここでは有彩色画像原稿を読み取ることにより有彩色画像データを登録したが、前述したように、コンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介して有彩色画像データを受信することにより登録してもよいことは勿論である。
以上のように有彩色画像データを登録した後、原稿の画像処理を行う。図15は本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の制御部1による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。
まず制御部1は、有彩色画像メモリ12に記憶してある有彩色画像データの一覧を表示部5に表示し(S41)、操作部6にて入力された有彩色画像データの指定をRAM4受に記憶する(S42)。この場合、図11及び図12に示す有彩色画像データ(図14においては有彩色画像データ2)が指定されたものとする。
次に制御部1は、図9にて示したサブルーチンの原稿読取処理を行い(S23)、画像処理を行う(S43)。以下、本発明の実施の形態3に係る画像処理について説明する。図16は本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の制御部1による画像処理の手順を示すフローチャートであり、図15のフローチャートに係るサブルーチンである。
まず制御部1は、原稿読取処理(S23)の後、読取画像データの副走査方向における画素の座標を示すドットカウンタYcountを1に設定し(S401)、次いで読取画像データの主走査方向における画素の座標を示すドットカウンタXcountを1に設定する(S402)。
続いて制御部1は、色情報変換処理を行う(S403)。以下、本発明の実施の形態2に係る色情報変換処理について説明する。図17は本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の制御部1による色情報変換処理の手順を示すフローチャートであり、図16のフローチャートに係るサブルーチンである。
制御部1は、図16に示すステップS402の処理の後、ステップS42(図15参照)にて指定された有彩色画像データの座標(Xcount,Ycount)の画素の色情報が有彩色か否かを判定する(S501)。ステップS501において、有彩色でないと判定した場合(S501:NO)、制御部1は図16のサブルーチンへ戻る。
ステップS501において、有彩色と判定した場合(S501:YES)、制御部1は、読取画像メモリ10に記憶した読取画像データの座標(Xcount,Ycount)の画素の色情報が、有彩色画像データの座標(Xcount,Ycount)の画素の色情報と対応するか否かを判定する(S502)。
ステップS502において、対応しないと判定した場合(S502:NO)、図16のサブルーチンへ戻る。一方、ステップS502において、対応すると判定した場合(S502:YES)、制御部1は、読取画像データの座標(Xcount,Ycount)の有彩色の画素を、公知の技術を用いて無彩色に変換し(S505)、図16のサブルーチンへ戻る。
ここで図16のフローチャートに戻って、制御部1は、ドットカウンタXcountが、主走査方向の最終端の座標Xであるか否かを判定する(S404)。ステップS404において、最終端の座標Xでないと判定した場合(S404:NO)、制御部1は、ドットカウンタXcountを1増加させ(S405)、ステップS403の色情報変換処理へ移行し、以降の処理を繰り返す。これにより、有彩色画像データの画素の色情報に対応する読取画像データの画素の色情報が、1ライン分、有彩色から無彩色に変換される。
ステップS404において、最終端の座標Xであると判定した場合(S404:YES)、制御部1は、ドットカウンタYcountが、副走査方向の最終端の座標Yであるか否かを判定する(S406)。ステップS406において、最終端の座標Yでないと判定した場合(S406:NO)、制御部1は、ドットカウンタYcountを1増加させ(S407)、ステップS402へ移行し、以降の処理を繰り返す。
ステップS406において、最終端の座標Yであると判定した場合(S406:YES)、図15のメインルーチンへ戻る。これにより、有彩色画像データの画素の色情報に対応する読取画像データの画素の色情報が、1ページ分、有彩色から無彩色に変換される。
ここで図15のフローチャートに戻って、制御部1は、有彩色画像データの画素の色情報に対応する読取画像データの画素の色情報が、有彩色から無彩色に変換された処理画像データについて、図10にて示したサブルーチンの出力処理を行い(S25)、処理を終了する。
以上のような手順により、カラー出力が不要な部分(ロゴマーク又は背景マーク)のみを画素単位で無彩色化させておき、その後、読み取った原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判別させることで、たとえカラー原稿と判別しても、カラー出力が不要な部分は無彩色となるため、カラー出力を制限することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4においては、有彩色画像データの有彩色画像の領域を指定することにより、指定領域における読取画像データの画素の色情報が、有彩色画像データの画素の色情報と対応するか否かの判定をドット単位、つまり画素単位で行い、対応すると判定した画素の無彩色化処理を行う読取画像データの処理方法及び出力方法について説明する。
なお、実施の形態4における画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1を用いて説明した画像処理装置の構成を参照するものとし、その説明を省略する。また、実施の形態4においても読み取る原稿は、実施の形態1と同様、プレゼンテーションシートであるとして説明する。
図18及び図19は本発明の実施の形態4に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。以下、図18及び図19に示す有彩色画像データ及び指定領域を、有彩色画像データに指定領域を対応付けて有彩色画像メモリ12及び指定領域メモリ13へ記憶する手順を説明する。
図20は本発明の実施の形態4に係る画像処理装置の制御部1による有彩色画像データ及び指定領域の登録手順の処理を示すフローチャートである。
まず制御部1は、有彩色画像データ及び指定領域登録用の画面を表示部5に表示し(S51)、次いで原稿の読み取り開始の指示の入力として操作部6のスタートキーの押圧を監視する(S52)。操作部6のスタートキーが押圧されない場合(S52:NO)には、制御部1は、押圧の監視を続行する。一方、押圧された場合(S52:YES)には、制御部1は、読取部9のCCDを走査する(S53)。
続いて制御部1は、有彩色画像データの数を示すカウンタMを1に設定し(S54)、M番目の有彩色画像データが有彩色画像メモリ12に記憶されているか否かを判定する(S55)。ステップS55において、記憶されていると判定した場合(S55:YES)、制御部1は、カウンタMを1増加させ(S56)、ステップS55へ移行し、以降の処理を繰り返す。一方、ステップS55において、記憶されていないと判定した場合(S55:NO)、制御部1は、ステップS53にて読み取って生成した有彩色画像原稿の有彩色画像データを解読し、画像領域を示す矩形座標(開始座標(Xstart,Ystart)及び終了座標(Xend,Yend))を指定領域として、有彩色画像の形状又は個数に基づいてN個(N=1,2,3…)、表示部5に一覧表示する(S57)。
続いて制御部1は、操作部6のファンクションキーの押圧に基づいて、指定領域を確定するか否かを判定する(S58)。ステップS58において、指定領域を確定すると判定した場合(S58:YES)、制御部1は、後述するステップS60へ移行し、以降の処理を繰り返す。一方、ステップS58において、指定領域を確定しないと判定した場合(S58:NO)、制御部1は、操作部6のファンクションキー及びテンキーにより、使用者からの指定領域の入力を受け付ける(S59)。このとき使用者は、表示部5に表示されたN個分の指定領域の内、任意の指定領域について、有彩色画像の輪郭により近づくように(つまり、矩形領域の面積が小さくなるように)、座標の数値を操作部6にて入力する。これにより、N個の指定領域が確定される。
続いて制御部1は、ステップS53にて読み取って生成した有彩色画像原稿の有彩色画像データを、カウンタMの数値に対応付けて有彩色画像データMとし、更に有彩色画像データM毎にN個の指定領域を対応付けて、有彩色画像データ及び指定領域をそれぞれ、有彩色画像メモリ12及び指定領域メモリ13に記憶する(S60)。
次に制御部1は、登録継続用の画面を表示部5に表示し(S61)、操作部6のファンクションキーの押圧に基づいて、登録を継続するか否かを判定する(S62)。ステップS62において、登録を継続すると判定した場合(S62:YES)、制御部1は、ステップS56へ移行し、以降の処理を繰り返す。一方、ステップS62において、登録を継続しないと判定した場合(S62:NO)、制御部1は処理を終了する。
以上のような手順によって有彩色画像メモリ12及び指定領域メモリ13に記憶した有彩色画像データ及び指定領域を図21に示す。図21にて示す有彩色画像データ1(M=1)は、ロゴマークを有する原稿を読み取って生成したものであり、有彩色画像データ2(M=2)が図18及び図19に示す有彩色画像データに対応する。
なお、ここでは有彩色画像原稿を読み取ることにより、有彩色画像データ及び指定領域データを登録したが、前述したように、コンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介して有彩色画像データ及び指定領域を受信することにより登録してもよいことは勿論である。
以上のように有彩色画像データ及び指定領域を登録した後、原稿の画像処理を行う。図22は本発明の実施の形態4に係る画像処理装置の制御部1による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。
まず制御部1は有彩色画像メモリ12及び指定領域メモリ13に記憶してある有彩色画像データ及び指定領域の一覧を表示部5に表示し(S71)、操作部6にて入力された有彩色画像データ及び指定領域の指定をRAM4に記憶する(S72)。この場合、図18及び図19に示す有彩色画像データ及び指定領域(図21においては有彩色画像データ2(M=2)、及び有彩色画像データ2の指定領域1,2(N=1,2))が指定されたものとする。
次に制御部1は、図9にて示したサブルーチンの原稿読取処理を行い(S23)、画像処理を行う(S73)。以下、本発明の実施の形態4に係る画像処理について説明する。図23は本発明の実施の形態4に係る画像処理装置の制御部1による画像処理の手順を示すフローチャートであり、図22のフローチャートに係るサブルーチンである。
まず制御部1は、原稿読取処理(S23)の後、有彩色出力をさせない指定領域を示すカウンタNを1に設定する(S601)。次に制御部1は、ステップS72(図22参照)にて指定された有彩色画像データに対応する指定領域Nの座標データを取り出し、指定領域Nの副走査方向における画素の座標を示すドットカウンタYcountをYstartに設定し(S602)、指定領域Nの主走査方向における画素の座標を示すドットカウンタXcountをXstartに設定し(S603)、図17にて示したサブルーチンの色情報変換処理を行う(S403)。
次に制御部1は、色情報変換処理(S403)の後、ドットカウンタXcountが、主走査方向の最終座標Xendであるか否かを判定する(S604)。ステップS604において、最終座標Xendでないと判定した場合(S604:NO)、制御部1は、ドットカウンタXcountを1増加させ(S605)、ステップS403の色情報変換処理へ移行し、以降の処理を繰り返す。これにより、指定領域Nにおける有彩色画像データの画素の色情報に対応する読取画像データの画素の色情報が、1ライン分、有彩色から無彩色に変換される。一方、ステップS604において、最終座標Xendであると判定した場合(S604:YES)、制御部1は、ドットカウンタYcountが、副走査方向の最終座標Yendであるか否かを判定する(S606)。
ステップS606において、最終座標Yendでないと判定した場合(S606:NO)、制御部1は、ドットカウンタYcountを1増加させ(S607)、ステップS603へ移行し、以降の処理を繰り返す。これにより、指定領域Nにおける有彩色画像データの画素の色情報に対応する読取画像データの画素の色情報が、全て有彩色から無彩色に変換される。
ステップS606において、最終座標Yendであると判定した場合(S606:YES)、制御部1は、有彩色出力をさせない指定領域を示すカウンタNを1増加させ(S608)、ステップS72(図22参照)にて指定された有彩色画像データに対応する指定領域Nが指定領域メモリ13に記憶されているか否かを判定する(S609)。ステップS609において、記憶されていると判定した場合(S609:YES)、制御部1はステップS602へ移行し、以降の処理を繰り返す。一方、ステップS609において、記憶されていないと判定した場合(S609:NO)、制御部1は、図22のメインルーチンへ戻る。
ここで図22のフローチャートに戻って、制御部1は、有彩色画像データの画素の色情報に対応する読取画像データの画素の色情報が、有彩色から無彩色に変換された処理画像データについて、図10にて示したサブルーチンの出力処理を行い(S25)、処理を終了する。
以上のような手順により、指定領域内のカラー出力が不要な部分(ロゴマーク又は背景マーク)のみを画素単位で、しかも短時間で無彩色化させることができるため、その後、読み取った原稿がカラー原稿か白黒原稿かの判別も短時間で行える。また、実施の形態3と同様、たとえカラー原稿と判別しても、カラー出力が不要な部分は無彩色となるため、カラー出力を制限することができる。
(実施の形態5)
実施の形態5においては、有彩色画像データに位置決め記号を付加しておき、原稿にも有彩色画像データの位置決め記号と同じ位置決め記号を対応する位置に付加しておき、原稿を読み取って生成した読取画像データの位置決め記号と、有彩色画像データの位置決め記号とを位置合せした状態で、有彩色画像データ及び読取画像データの両画素の色情報が対応するか否かの判定を画素単位で行い、対応すると判定した画素の無彩色化処理を行う読取画像データの処理方法及び出力方法について説明する。
なお、実施の形態5における画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1を用いて説明した画像処理装置の構成を参照するものとし、その説明を省略する。また、実施の形態5においても読み取る原稿は、実施の形態1と同様、プレゼンテーションシートであるとして説明する。
図24及び図25は本発明の実施の形態5に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+位置決め記号/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。図24及び図25に示すように、有彩色画像データの位置決め記号は「+」マークであり、有彩色画像データの正面視左上角部及び同右下角部に存在する。位置決め記号を有する有彩色画像データは、原稿の画像処理に先立って前述したと同様の手順で、有彩色画像及び位置決め記号を有する原稿(有彩色画像原稿)を読取部9にて読み取って生成することにより、又はコンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介して受信することにより、有彩色画像メモリ12に記憶しておく。
以上のように位置決め記号を有する有彩色画像データを登録した後、原稿の画像処理を行う。図26は本発明の実施の形態5に係る画像処理装置の制御部1による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。
まず制御部1は、有彩色画像メモリ12に記憶してある有彩色画像データの一覧を表示部5に表示し(S81)、操作部6にて入力された有彩色画像データの指定をRAM4に記憶する(S82)。
次に制御部1は、図9にて示したサブルーチンの原稿読取処理(S23)を行った後、読取画像メモリ10に記憶されている読取画像データから、ステップS82にて指定された有彩色画像データの位置決め記号と同じ位置決め記号を抽出する(S83)。続いて制御部1は、有彩色画像データの位置決め記号と読取画像データの位置決め記号との位置合せを行う(S84)。これにより、読取画像データの位置ズレ又は回転ズレが修正される。
次に制御部1は、図16にて示したサブルーチンの画像処理(S43)を行った後、読取画像メモリ10に記憶さている読取画像データの位置決め記号を消去する(S85)。続いて制御部1は、有彩色画像データの画素の色情報に対応する読取画像データの画素の色情報が、有彩色から無彩色に変換され、更に位置決め記号が消去された処理画像データについて、図10にて示したサブルーチンの出力処理を行い(S25)、処理を終了する。
以上のような手順により、原稿のこれらのずれ又は回転に依存することなく、読取画像データと有彩色画像データとを正しく位置合せした状態で、読取画像データ及び有彩色画像データの両画素の色情報が対応するか否かの判定を画素単位で正確に行うことができる。
なお、実施の形態5においては、有彩色画像データ及び読取画像データの両画像データを位置合わせした状態で、両画像データの全画素について色情報が対応するか否かの判定を行っているが、実施の形態4のように、有彩色画像データの有彩色画像の領域を指定し、指定領域における読取画像データの画素の色情報が、有彩色画像データの画素の色情報と対応するか否かを判定するようにしてもよいことは勿論である。この場合、図16にて示すステップS43の画像処理を、図23にて示すステップS73の画像処理に変更すればよい。
(実施の形態6)
実施の形態6においては、原稿の画像の実際の色に対して読取画像データの画素の色情報に差異が生じる場合でも、読取画像データの画素の色情報と、有彩色画像データの画素の色情報との差異が所定の範囲内であるか否かを判定し、所定の範囲内の差異であると判定した場合に読取画像データの画素の色情報が、有彩色画像データの画素の色情報と対応するとみなし、対応するとみなした画素の無彩色化処理を行う読取画像データの処理方法及び出力方法について説明する。
なお、実施の形態6における画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1を用いて説明した画像処理装置の構成を参照するものとし、その説明を省略する。また、実施の形態6では、図24乃至図26を用いて説明する。
図27は色情報差異許容範囲テーブルメモリに色情報差異許容範囲データを記憶している状態を示す図である。図27に示す色情報差異許容範囲データは、原稿の画像処理に先立って、使用者が操作部6にて入力することにより、又はコンピュータ(外部装置)からインターフェース部7を介して受信することにより、色情報差異許容範囲テーブルメモリ14に記憶しておく。有彩色画像データに対し、読取画像データが色情報差異許容範囲内であれば、両画素の色情報が対応するとみなして、読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換することにより、色情報の差異問題を回避することができる。
読取画像データ及び有彩色画像データの同位置(同座標)における色情報をそれぞれRGB成分で、Rg/Gg/Bg、及びRf/Gf/Bfで表すとすると、図27に示す色情報差異許容範囲データの値を用い、((Rf-10)≦Rg≦(Rf+10))and((Gf-10)≦Gg≦(Gf+10))and((Bf-5)≦Bg≦(Bf+5))を満足する場合は、両画素の色情報が対応するとみなして、読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換し、満足しない場合は、両画素の色情報は対応しないとみなして、読取画像データの画素の色情報を変換しない。
なお、実施の形態6は図24乃至図26を参照するため、原稿の画像処理については、以下、図17のステップS403の色情報変換処理の変形例について説明する。図28は本発明の実施の形態6に係る画像処理装置の制御部1による色情報変換処理の手順を示すフローチャートであり、図16(又は図23)のフローチャートに係るサブルーチンである。なお、図28におけるステップS501及びS505はそれぞれ、図17におけるステップS501及びS505と同じであるので、その説明を省略する。
制御部1は、ステップS501の処理において、有彩色と判定した場合(S501:YES)、読取画像データの座標(Xcount,Ycount)の画素の色情報のRGB成分をそれぞれRg/Gg/Bg、有彩色画像データの座標(Xcount,Ycount)の画素の色情報のRGB成分をそれぞれRf/Gf/Bfとする(S503)。
次に制御部1は、色情報Rg/Gg/Bg及びRf/Gf/Bfの差異が許容範囲内であるか否かを判定するため、色情報差異許容範囲テーブルメモリ14に記憶されている色情報差異許容範囲データを参照する。例えば、RGBの各要素が0〜255の範囲で、Rg/Gg/BgがRf/Gf/Bfに対して、図27に示す値R:−10〜+10、G:−10〜+10、B:−5〜+5の範囲内であれば、両画素の色情報が対応するとみなして、読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換させるようにする。よって、制御部1は、このときの判別式((Rf-10)≦Rg≦(Rf+10))and((Gf-10)≦Gg≦(Gf+10))and((Bf-5)≦Bg≦(Bf+5))を満足する否かを判定する(S504)。
ステップS504において、判別式を満足すると判定した場合(S504:YES)、制御部1は、ステップS505の処理を行った後、図16(又は図23)のサブルーチンへ戻る。一方、ステップS504において、判別式を満足しないと判定した場合(S504:NO)、制御部1は、図16(又は図23)のサブルーチンへ戻る。
以上のような手順により、原稿の画像の実際の色に対して読取画像データの画素の色情報に差異が生じている場合にも、有彩色画像データの色情報に対応するとみなして、読取画像データの画素の色情報の無彩色への変換を柔軟に行うことができる。
なお、図27に示した色情報差異許容範囲データは、複数の有彩色画像データを登録している場合には、有彩色画像データ毎に設定してもよく、また、処理画像データの出力先装置が固定されている場合は、色情報差異許容範囲データの許容範囲を狭く設定し、出力先装置が複数ある場合には、許容範囲を広く設定するようにしてもよい。
(実施の形態7)
実施の形態7においては、有彩色画像データの事前登録を行うことなく、原稿の読み取りの際に同時に有彩色画像データの登録を行うようにする読取画像データの処理方法及び出力方法について説明する。
なお、実施の形態7における画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1を用いて説明した画像処理装置の構成を参照するものとし、その説明を省略する。また、実施の形態7においては、読み取る原稿はロゴマークを有する文書原稿であるとして説明する。
図29は本発明の実施の形態7に係る原稿の読み取り順を説明する図である。図29に示すように、使用者は、画像処理させたい原稿の前に有彩色画像原稿をセットし、有彩色画像原稿→原稿1ページ目→原稿2ページ目→・・・の順に読み取らせる。こうすることにより、画像処理装置側では、1枚目に読み取った原稿(有彩色画像原稿)の読取画像データを有彩色画像データと判断させ、2枚目以降に読み取った原稿の読取画像データを1ページ目以降の原稿の読取画像データと判断させるようにする。
次に、原稿の画像処理について説明する。図30は本発明の実施の形態7に係る画像処理装置の制御部1による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。
まず制御部1は、有彩色画像データの同時登録用の画面を表示部5に表示し(S91)、次いで操作部6にて使用者からの有彩色画像データの同時登録の指示の入力を受け付ける(S92)。
次に制御部1は、原稿の読み取り開始の指示の入力として操作部6のスタートキーの押圧を監視する(S93)。操作部6のスタートキーが押圧されない場合(S93:NO)には、制御部1は押圧の監視を続行する。一方、押圧された場合(S93:YES)、制御部1は、読取部9のCCDを走査し(S94)、1枚目の原稿(有彩色画像原稿)を読み取って生成した読取画像データを、(M番目の)有彩色画像データとして有彩色画像メモリ12に記憶する(S95)。
続いて制御部1は、読取部9にて読み取っていない残りの原稿の有無を判定し(S96)、読み取っていない原稿がないと判定した場合(S96:NO)には、処理を終了する。つまりこの場合は、有彩色画像データの登録のみ行われる。一方、読み取っていない原稿があると判定した場合(S96:YES)には、制御部1は、読取部9のCCDを走査し(S97)、2枚目の原稿を読み取って生成した読取画像データを読取画像メモリ10に記憶する(S98)。
続いて制御部1は、読取部9にて読み取っていない残りの原稿の有無を判定し(S99)、読み取っていない原稿があると判定した場合(S99:YES)(つまり、3枚目以降の原稿がある場合)には、制御部1はステップS97へ移行して、以降の処理を繰り返す。一方、読み取っていない原稿がないと判定した場合(S99:NO)には、制御部1は、ステップS95にて有彩色画像メモリ12に記憶した有彩色画像データ、及びステップS98にて読取画像メモリ10に記憶した読取画像データについて、図16にて示したサブルーチンの画像処理を行い(S43)、次いで図10にて示したサブルーチンの出力処理を行い(S25)、処理を終了する。
以上のような手順により、有彩色画像データの事前登録が不要となり、また、複数枚の原稿を順次読み取らせるという一連の操作だけで、原稿に対応する有彩色画像データの選択も不要となるため、画像処理に係る操作性が向上する。
(実施の形態8)
実施の形態8においては、予め登録してある有彩色画像データ及び指定領域を使用者が選択することなく、有彩色画像データ及び指定領域を選択するための有彩色画像データ識別符号及び指定領域識別符号(以下、識別符号という)を有する原稿を読み取って、この読み取りの際に同時に予め登録してある有彩色画像データ及び指定領域を、画像形成装置が自動的に選択する読取画像データの処理方法及び出力方法について説明する。
なお、実施の形態8における画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1を用いて説明した画像処理装置の構成を参照するものとし、その説明を省略する。また、実施の形態8においても読み取る原稿は、実施の形態1と同様、プレゼンテーションシートであるとして説明する。
図31及び図32は本発明の実施の形態8に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。図31及び図32に示すように、読取画像データの正面視上部右側には、有彩色画像データ及び指定領域を選択するための識別符号(バーコード)が付加されている。また、図31及び図32に示す有彩色画像データ及び指定領域1,2は、実施の形態4の図18及び図19と同じであり、原稿の画像処理に先立って前述したと同様の手順で、識別符号と対応付けて図21に示すように有彩色画像データ2(M=2)、及び有彩色画像データ2の指定領域1,2(N=1,2)として有彩色画像メモリ12及び指定領域メモリ13に記憶しておく。
以上のように識別符号に対応付けて有彩色画像データ及び指定領域を登録した後、原稿の画像処理を行う。図33は本発明の実施の形態8に係る画像処理装置の制御部1による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。
まず制御部1は、画像処理用の画面を表示部5に表示し(S101)、次いで操作部6にて使用者からの画像処理の指示の入力を受け付ける(S102)。
次に制御部1は、図9にて示したサブルーチンの原稿読取処理(S23)を行った後、読取画像メモリ10に記憶されている読取画像データから、識別符号を抽出し(S103)、抽出した識別符号に基づいて有彩色画像メモリ12及び指定領域メモリ13に記憶してある有彩色画像データ及び指定領域を選択する(S104)。この場合、図31及び図32に示す有彩色画像データ及び指定領域(図21においては有彩色画像データ2(M=2)、及び有彩色画像データ2の指定領域1,2(N=1,2))が選択されたものとする。続いて制御部1は、読取画像メモリ10に記憶さている読取画像データの識別符号を消去する(S105)。
次に制御部1は、図23にて示したサブルーチンの画像処理(S73)を行った後、有彩色画像データの画素の色情報に対応する読取画像データの画素の色情報が、有彩色から無彩色に変換され処理画像データについて、図10にて示したサブルーチンの出力処理を行い(S25)、処理を終了する。
以上のような手順により、識別符号(有彩色画像データ識別符号及び指定領域識別符号)を有する原稿の読み取り操作を行うだけで、読取画像データから抽出した識別符号に基づいて、有彩色画像データメモリ12及び指定領域メモリ13に記憶してある有彩色画像データ及び指定領域を、画像形成装置側で自動的に選択することができ、使用者による有彩色画像データ及び指定領域の選択が不要となるため、操作性が向上する。
(実施の形態9)
図34は本発明をスキャナ機能、複写機能、プリント機能、及びファクシミリ機能を有する複合機に適用した場合の実施の形態9に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図34に示す画像形成装置は、図1に示す画像処理装置の構成に更に、画像形成部15を、バス2を介して制御部1に接続した構成となっている。
画像形成部15は、例えば感光体ドラムを所定の電位に帯電する帯電器、制御部1が読取画像データを処理した処理画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム表面に静電潜像を生成するレーザ書込装置、感光体ドラム表面に生成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を記録媒体(例えば用紙)上に転写する転写器等(図示せず)を備え、制御部1の制御に基づいて、電子写真方式にて処理画像データを記録媒体に画像形成する。その他の構成については、制御部1の制御も含めて図1に示す画像処理装置と同様であるので、同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
なお、実施の形態1乃至8における画像処理装置、及び実施の形態9における画像形成装置は、有彩色(カラー)出力又は画像形成を制限する指定領域を矩形としたが、これに限らず、円形(中心及び半径を指定)又は菱形等、種々の形状としてもよい。
また、実施の形態1乃至8における画像処理装置、及び実施の形態9における画像形成装置は、自動給紙装置を備え、該自動給紙装置から送出された複数枚の原稿を順次読み取る構成としたが、これに限らず、複数枚の原稿を1枚ずつ読み取る構成としてもよい。
また、実施の形態1乃至8における画像処理装置、及び実施の形態9における画像形成装置は、画素消去画像データ又は処理画像データが無彩色でない(つまり有彩色)と判定した場合、読み取った原稿をカラー原稿と判別し、画素消去画像データ又は処理画像データを有彩色として出力又は画像形成する構成としたが、これに限らず、画素消去画像データ又は処理画像データを無彩色でない(つまり有彩色)と判定した場合、更に全画素の色情報が単色(モノクロ)であるか否かを判定させ、判定の結果、単色(例えば青色一色)であった場合、読み取った原稿をカラー原稿と判別させずに白黒原稿と判別させ、画素消去画像データ又は処理画像データを無彩色として出力又は画像形成する構成としてもよい。
更に、実施の形態1乃至8においては、本発明の画像処理装置をスキャナ機能、及びファクシミリ機能を有する複合機に適用したが、これに限らず、本発明の画像処理装置をスキャナ機能、及びファクシミリ機能の各機能を個別に有する装置、つまりスキャナ装置、又はファクシミリ装置(送信側)と独立した装置として適用してもよい。
また、実施の形態9における画像形成装置は、画像形成部15を電子写真方式により画像形成する構成としたが、これに限らず、インクジェット方式にて画像形成する構成としてもよい。
また、実施の形態9における画像形成装置は、読取画像データを処理して画像形成したが、これに限らず、外部装置(例えば、コンピュータ、スキャナ装置、又はファクシミリ装置等)から受信した画像データを、読取画像データと同様の処理を施し、画像形成してもよい。
更に、実施の形態9においては、本発明の画像形成装置をスキャナ機能、複写機能、プリント機能、及びファクシミリ機能を有する複合機に適用したが、これに限らず、本発明の画像処理装置を複写機能、プリント機能、及びファクシミリ機能の各機能を個別に有する装置、つまり複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置(送/受信側)と独立した装置として適用してもよい。
本発明をスキャナ機能及びファクシミリ機能を有する複合機に適用した場合の実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態1に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 図2及び図3の読取画像データのカラー出力が不要な領域を指定する指定領域の座標データを説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の制御部による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態2に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の制御部による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の制御部による原稿読取処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る画像処理装置の制御部による出力処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態3に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の制御部による有彩色画像データの登録手順の処理を示すフローチャートである。 有彩色画像メモリに有彩色画像データを記憶している状態を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の制御部による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の制御部による画像処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る画像処理装置の制御部による色情報変換処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態4に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態4に係る画像処理装置の制御部による有彩色画像データ及び指定領域の登録手順の処理を示すフローチャートである。 有彩色画像メモリ及び指定領域メモリに有彩色画像データ及び指定領域を記憶している状態を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る画像処理装置の制御部による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る画像処理装置の制御部による画像処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+位置決め記号/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態5に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+位置決め記号/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態5に係る画像処理装置の制御部による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。 色情報差異許容範囲テーブルメモリに色情報差異許容範囲データを記憶している状態を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る画像処理装置の制御部による色情報変換処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態7に係る原稿の読み取り順を説明する図である。 本発明の実施の形態7に係る画像処理装置の制御部による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態8に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態8に係るカラー原稿/白黒原稿を判別するための有彩色画像データ+指定領域/読取画像データ/出力画像データの関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態8に係る画像処理装置の制御部による読取画像データ処理及び処理画像データ出力の手順を示すフローチャートである。 本発明をスキャナ機能、複写機能、プリント機能、及びファクシミリ機能を有する複合機に適用した場合の実施の形態9に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 制御部
2 バス
3 ROM
4 RAM
5 表示部
6 操作部
7 インターフェース部
8 自動給紙装置
9 読取部
10 読取画像メモリ
11 複写画像メモリ
12 有彩色画像メモリ
13 指定領域メモリ
14 色情報差異許容範囲テーブルメモリ
15 画像形成部

Claims (6)

  1. 原稿を読み取る読取手段と、該読取手段が読み取った原稿の読取画像データを処理する処理手段と、該処理手段が処理した処理画像データを出力する出力手段とを備える画像処理装置において、
    原稿の任意の複数の画像領域の指定を受け付ける受付手段と、
    該受付手段が受け付けた複数の指定領域以外の領域における前記読取画像データの画素が無彩色か否かを判定する判定手段と
    を備え、
    該判定手段が無彩色と判定した場合に、前記処理手段は、前記複数の指定領域における前記読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換すべくなしてある
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記読取手段は、複数枚の原稿を順次読み取り可能になしてあることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記読取画像データを一又は複数記憶する読取画像データ記憶手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記指定領域を一又は複数記憶する指定領域記憶手段と、
    該指定領域記憶手段に記憶してある指定領域を一又は複数選択する指定領域選択手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかひとつに記載の画像処理装置と、
    該画像処理装置の処理手段が処理した処理画像データに基づいて記録媒体に画像形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 原稿を読み取り、読み取った原稿の読取画像データを処理する画像処理方法において、
    原稿の任意の複数の画像領域の指定を受け付け、
    受け付けた複数の指定領域以外の領域における前記読取画像データの画素が無彩色か否かを判定し、
    無彩色と判定した場合に、前記複数の指定領域における前記読取画像データの有彩色の画素を無彩色に変換する
    ことを特徴とする画像処理方法。
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