JP3693008B2 - 押出し設備における押出し材倒れ防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミニウム、アルミニウム合金などの金属素材を押出し成形する押出し設備において、縦向き姿勢で押出した押出し材が横向き姿勢に倒れることを防止する押出し設備における押出し材倒れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属素材を押出し成形する押出し設備の一例を図20に基づいて概略的に説明する。
押出し設備は、押出し機1と後面処理設備2を有する。
この後面処理設備2は、押出し機1の押出し側に順次連続して設けたプラテン前切断機3、イニシャルテーブル4、ランアウトテーブル5と、このランアウトテーブル5に沿って往復移動するプラー6と、前記ランアウトテーブル5と隣接して押出し方向(矢印a方向)と直角方向(矢印b方向)に順次連続して設けたクーリングテーブル7、ストレッチャーテーブル8、搬送テーブル9、ソーテーブル10と、ストレッチャーテーブル8の両側に設けたストレッチャー11と、ソーテーブル10の送り出し側に設けた切断機12等を備えている。
前記クーリングテーブル7、ストレッチャテーブル8、搬送テーブル9は複数のベルトコンベアで構成され、ソーテーブル10は複数の駆動ローラで構成される。
【0003】
前述の押出し設備は次のように作動する。
加熱した金属素材を押出し機1で熱間押出しする。
押出し機1から押出されてくる押出し材はプラー6に引かれながら一定の張力をかけながら牽引され、イニシャルテーブル4を経てランアウトテーブル5上に押出される。
所定長さに押出したら押出しを停止し、プラテン前切断機3によって押出し材を切断する。
切断した押出し材をプラー6又はランアウトテーブル5の駆動によって移動し、ヘッド側端部を位置合わせする。
ランアウトテーブル5上の押出し材をクーリングテーブル7に移載し、そのクーリングテーブル7を駆動して押出し材を押出し方向(矢印a方向)と直角方向の押出し搬送方向(矢印b方向)に搬送する。
このクーリングテーブル7上の押出し材をファンによる強制空冷で冷却する。
【0004】
冷却された押出し材がストレッチャーテーブル8に搬送される。
この押出し材をストレッチャー11で長手方向に引張り、曲がり等の歪みを矯正する。例えば、テールストック11aとヘッドストック11bで押出し材の長手方向両端部を把持し、一方のストックを他方のストックと離れる方向に移動して押出し材を引張る。
この後に押出し材は搬送テーブル9でソーテーブル10に搬送され、そのソーテーブル10を駆動して押出し材を矢印c方向に送られ、切断機12で設定の長さに切断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の押出し設備にあっては、そのランアウトテーブル5は複数のフリーローラで構成され、プラー6によって引張りされる押出し材は、フリーローラを回転しながら高速で押出しされる。
よって押出し材のフリーローラ(ランアウトテーブル5のテーブル面)に接する部分に傷、凹み等の損傷が生じることがあるので、押出し材のランアウトテーブル5のテーブル面に接する部分は面積が小さいことが好ましい。
このために、断面形状がほぼ長方形の押出し材の場合には、短辺が上下横向きで長辺が左右縦向きの姿勢、つまり縦向き姿勢として押出し、短辺がランアウトテーブル5のテーブル面に接して接触面積を小さくしている。
【0006】
例えば、図21に示すようにサッシを形成する框dのように、一側板eと他側板fと複数の連結板gを有する見込み寸法(短辺)hが見付け寸法(長辺)iよりも小さい断面形状がほぼ長方形で、その一側板e、他側板fの表面が見付け方向に連続している押出し材の場合には、その一側板e、他側板fが上下方向に向うと共に、連結板gが横向きとなる縦向き姿勢として押出し、その一側板e、他側板fの端面がランアウトテーブル5のテーブル面5aに接して矢印a方向に押出しすることで、その接触面積を小さくしている。
【0007】
前述のように、縦向き姿勢の押出し材は見込み寸法方向(短辺方向)に不安定であるから、ランアウトテーブル5からクーリングテーブル7に移載する際及びクーリングテーブル7で矢印bで示すように見込み寸法方向(短辺方向)に搬送される際、ストレッチャーテーブル8、搬送テーブル9で見込み寸法方向(短辺方向)に搬送される際に押出し材が横向き姿勢に倒れることがある。
押出し材が倒れると一側板e、他側板fの表面、つまり長辺側の表面がクーリングテーブル7、ストレッチャーテーブル8、搬送テーブル9に衝突するので、その表面を損傷することがある。
【0008】
前述のように縦向き姿勢の押出し材が横向き姿勢に倒れないようにするには、ランアウトテーブル5からクーリングテーブル7に移載する時に作業者が治具を使用して押出し材が倒れないように保持し、クーリングテーブル7に移載した押出し材を、作業者が治具を使用してクーリングテーブル7上で横向き姿勢に90度反転することが考えられる。
しかし、前述のように押出し材を作業者が保持する作業、90度反転する作業は押出し材の搬送とタイミングを合わせて行うので、大変面倒で、熟練を要する作業である。
【0009】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、縦向き姿勢で押出しされた押出し材が、ランアウトテーブルからクーリングテーブルに移載する際に横向き姿勢に倒れることがないと共に、クーリングテーブル以降で押出し材を安定して搬送できるようにした押出し設備における押出し材倒れ防止装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、短辺と長辺を有する断面形状の押出し材の倒れを防止する装置であって、
ランアウトテーブル5とクーリングテーブル7とに亘って設けた押出し材保持装置13と、クーリングテーブル7の搬送方向途中に設けた押出し材反転装置14を備え、
前記押出し材保持装置13は、ランアウトテーブル5上の押出し材を倒れないように保持すると共に、クーリングテーブル7と同期して移動して押出し材反転装置14まで搬送されるまで保持し続ける構成で、
前記押出し材反転装置14は、クーリングテーブル7上で短辺が上下横向きで長辺が左右縦向きの縦向き姿勢の押出し材を、短辺が左右縦向きで長辺が上下横向きの横向き姿勢に反転する構成であることを特徴とする押出し設備における押出し材倒れ防止装置である。
【0020】
第2の発明は、短辺と長辺を有する断面形状の押出し材の倒れを防止する装置であって、
クーリングテーブル7に沿ってランアウトテーブル5に向けて往復移動自在な移動体31と、
この移動体31に上下揺動自在に取付けたアーム95と、
このアーム95に少なくとも90度回転自在に取付けた把持部130を備え、
前記移動体31を往復移動することで把持部130が、ランアウトテーブル5上の押出し材を把持する位置とクーリングテーブル7の途中の位置とに亘って移動し、把持部130を少なくとも90度回転することで短辺が上下横向きで長辺が左右縦向きの縦向き姿勢で把持した押出し材を、短辺が左右縦向きで長辺が上下横向きの横向き姿勢に反転できるようにしたことを特徴とする押出し設備における押出し材倒れ防止装置である。
【0021】
第3の発明は、短辺と長辺を有する断面形状の押出し材の倒れを防止する装置であって、
ランアウトテーブル5の長手方向に往復移動する移動体110と、
この移動体110に取付けた多関節アーム部材111と、
この多関節アーム部材111の先端部に少なくとも90度回転自在に取付けた把持部140を備え、
前記多関節アーム部材111は把持部140を、ランアウトテーブル5からクーリングテーブル7の途中まで平行移動すると共に、上下動する構成で、
前記把持部140を少なくとも90度回転することで短辺が上下横向きで長辺が左右縦向きの縦向き姿勢で把持した押出し材を、短辺が左右縦向きで長辺が上下横向きの横向き姿勢に反転できるようにしたことを特徴とする押出し設備における押出し材倒れ防止装置である。
【0022】
【作 用】
第1の発明によれば、ランアウトテーブル5上の押出し材を押出し材保持装置13で倒れないように保持することで、縦向き姿勢で押出した押出し材がランアウトテーブル5からクーリングテーブル7に移載する際に倒れることがない。
前述の縦向き姿勢の押出し材をクーリングテーブル7で押出し材反転装置14まで搬送する際に、その押出し材は押出し材保持装置13で保持し続けられるので、その押出し材が倒れることがない。
前述の縦向き姿勢の押出し材は押出し材反転装置14で反転され、クーリングテーブル7上で横向き姿勢となるので、それ以降に搬送する際に倒れることがない。
前述の押出し材の保持、反転は機械的に行われるので、作業者が手作業で行う必要がない。
【0033】
の発明によれば、移動体31を往復移動すると共に、アーム95を上下揺動することで、ランアウトテーブル5上の押出し材を把持部130で把持し、その押出し材をクーリングテーブル7の途中まで搬送する間に把持し続けることができる。
また、把持部130は少なくとも90度回転することで種々の断面形状の押出し材に対応した姿勢で把持ができる。
クーリングテーブル7の途中まで搬送した後に、把持部130を90度回転することで、縦向き姿勢で把持した押出し材をクーリングテーブル7上で横向き姿勢に反転できる。
したがって、種々の断面形状の押出し材を確実に把持でき、縦向き姿勢で押出しされた押出し材をクーリングテーブル7に移載する際、及びクーリングテーブル7の途中まで搬送する際に押出し材が倒れることを防止できると共に、クーリングテーブル7の途中で横向き姿勢に反転されるから、それ以降に搬送する際に押出し材が倒れることを防止できる。
【0034】
の発明によれば、多関節アーム部材111で把持部140をランアウトテーブル5とクーリングテーブル7の途中との間に移動できる。
把持部140は押出し材を把持、把持解放する。
把持部140は少なくとも90度回転する。
これによって、把持部140は種々の断面形状の押出し材に対応した姿勢で把持ができ、ランアウトテーブル5上の縦向き姿勢の押出し材を把持部で把持し、その押出し材をクーリングテーブル7の途中まで搬送する間に把持し続け、その押出し材をクーリングテーブル7の上で横向き姿勢に反転できる。
したがって、種々の断面形状の押出し材を確実に把持でき、縦向き姿勢で押出しされた押出し材をクーリングテーブル7に移載する際、及びクーリングテーブル7の途中まで搬送する際に押出し材が倒れることを防止できると共に、クーリングテーブル7の途中で横向き姿勢に反転されるから、それ以降に搬送する際に押出し材が倒れることを防止できる。
【0035】
また、移動体110とともに把持部140をランアウトテーブル5に沿って移動できるので、その把持部140をプラー6の代わりに押出し材位置決めに使用できると共に、テール側に設置する押出し材倒れ防止装置として好適である。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の押出し設備の概略平面図で、この本発明の押出し設備は、前述の従来技術として図示した図20に示す押出し設備と略同一であり、同一の部材は符号を同一として説明する。
イニシャルテーブル4は複数のフリーローラを有する。
ランアウトテーブル5は、複数の単位ランアウトテーブル5bを押出し方向(矢印a方向)に間隔を置いて昇降自在に設けた形状である。各単位ランアウトテーブル5bは複数のフリーローラを有する。
クーリングテーブル7は、第1クーリングテーブル7aと第2クーリングテーブル7bを有する。第1クーリングテーブル7a及び第2クーリングテーブル7bは複数のベルトコンベアでそれぞれ構成される。
前記第1クーリングテーブル7aの搬入側が隣接した単位ランアウトテーブル5b間に突出し、ランアウトテーブル5上の押出し材を第1クーリングテーブル7aに移載できるようにしてある。
第1クーリングテーブル7aの搬出側と第2クーリングテーブル7bの搬入側はオーバーラップして押出し材を第2クーリングテーブル7bに搬送できるようにしてある。
ストレッチャーテーブル8は昇降自在で、その搬入側と前記第2クーリングテーブル7bの搬出側がオーバーラップして押出し材を受け渡しできるようにしてある。
ソーテーブル10は、単位ソーテーブル10aを送り方向(矢印c方向)に間隔を置いて複数設けた形状で、この隣接した単位ソーテーブル10a間に搬送テーブル9の搬出側が突出し、押出し材を受け渡しできるようにしてある。
図1において、各テーブルの長さ、幅、ベルトコンベアの本数などは押出し設備の全体を理解し易くするために、実際のものとは異なって図示してある。
また、押出し設備の全体構成は図1に示すものには限ることはない。
【0037】
図1に示すように、クーリングテーブル7の押出し機1側に、押出し材保持装置13と、押出し材反転装置14がそれぞれ設けてある。
この押出し材保持装置13は、ランアウトテーブル5上の押出し材を第1クーリングテーブル7a(クーリングテーブル7の搬入側)に移載する時に押出し材が倒れないように保持し、第1クーリングテーブル7aと同期して移動して押出し材を押出し材反転装置14まで搬送するまで保持し続ける。
前記押出し材反転装置14は、第1クーリングテーブル7a上で押出し材をほぼ90度反転する。その反転方向は搬送方向と搬送方向反対方向の二方向で、押出し材の形状に応じて選択する。
この押出し材反転装置14と前述の押出し材保持装置13で押出し材倒れ防止装置を形成する。
【0038】
前記ランアウトテーブル5は図2と図3に示すように、基盤20に昇降手段、例えば昇降シリンダ21で昇降自在に取付けた枠形状のフレーム22に複数のフリーローラ23を取付けてある。
このフレーム22の一部分を切欠きし、その切欠き部24に第1クーリングテーブル7a、押出し材保持装置13が突出するようにしてある。
前記昇降シリンダ21でフレーム22を上昇することでランアウトテーブル5は、そのフリーローラ23が第1クーリングテーブル7aの上面よりも上方に突出した押出し位置に移動する。この状態で押出し材を押出しする。
前記昇降シリンダ21でフレーム22を下降することでランアウトテーブル5は、そのフリーローラ23が第1クーリングテーブル7aの上面よりも下方となる移載位置に移動する。
これによって、ランアウトテーブル5上の押出し材が第1クーリングテーブル7a上に移載される。
【0039】
前記押出し材保持装置13は図2、図3、図4に示すように、押出し材を保持すると共に、昇降する押出し材保持部13aと、この押出し材保持部13aをランアウトテーブル5と押出し材反転装置14との間で移動する移動部13bを備えている。
前記基盤20に支持台25を介してガイド体26を、クーリングテーブル7による押出し材搬送方向(矢印b方向)に向けて設置する。
このガイド体26は、横材26aに上下一対のガイドレール26bを取付けた形状である。
前記横材26aの長手方向両端寄りに駆動スプロケット27と従動スプロケット28が取付けてある。この駆動スプロケット27と従動スプロケット28に亘って無端状チェーン29が巻掛けてある。
前記駆動スプロケット27を移動用モータ30で回転駆動することで無端状チェーン29が回動する。
これによって、前述の移動部13bを形成する。
【0040】
前記移動部13bで移動される移動体31に本体32を昇降自在に取付け、その本体32に前記矢印b方向に向う一対の杆体33を押出し方向(矢印a方向)に間隔を置いて摺動自在に取付ける。
第1摺動部材34を一方の杆体33に固定すると共に、他方の杆体33に沿って摺動自在とする。この第1摺動部材34に一対の第1保持材35を上向きに取付ける。
第2摺動部材36を他方の杆体33に固定すると共に、一方の杆体33に沿って摺動自在とする。この第2摺動部材36に一対の第2保持材37を取付ける。
前記第1・第2保持材35,37は縦軸回りに回転自在な横断面円形状、例えば円筒形状である。
前記第1摺動部材34と第2摺動部材36は杆体33の長手方向に離隔し、前記一対の第1保持材35、第2保持材37は押出し方向にそれぞれ離隔している。
【0041】
図2に示すように、前記一対の杆体33の対向面にはラック歯33aが長手方向に連続して形成してある。
このラック歯33aに噛合するピニオン38が本体32に回転自在に設けてある。このピニオン38は保持用モータ39で正逆回転される。
よって、保持用モータ39でピニオン38を正転(図2で時計回り回転)すると、第1摺動部材34と第2摺動部材36が接近する方向に移動し、一対の第1保持材35と一対の第2保持材37が接近する方向(保持方向)に移動する。
前記保持用モータ39でピニオン38を逆転(図2で反時計回り回転)すると、第1摺動部材34と第2摺動部材36が離隔する方向に移動し、一対の第1保持材35と一対の第2保持材37が離隔する方向(保持解除方向)に移動する。
これによって、前述の押出し材保持部13aを構成している。
【0042】
前記移動体31は縦板状で、その一側面に前記上下一対のガイドレール26bに摺動自在に嵌合した摺動子40と連結片41がそれぞれ固着してある。
この連結片41が前記無端状チェーン29に連結してある。
前記移動体31の他側面に一対の縦ガイドレール42と昇降用シリンダ43が取付けてある。
前記本体32に取付けた縦板44に一対の縦摺動子45が固着してある。この縦摺動子45が前記縦ガイドレール42に摺動自在に嵌合している。
前記昇降用シリンダ43のピストン杆43aが縦板44に連結してある。
これにより、昇降用シリンダ43を伸縮することで本体32が昇降する。
【0043】
前記移動用モータ30で駆動スプロケット27を正転して無端状チェーン29を一方に回動すると、移動体31がランアウトテーブル5に向けて移動し、図2に実線で示すように、第1・第2保持材35,37(押出し材保持部13a)がランアウトテーブル5に突出した押出し材受け位置に移動する。
前記移動用モータ30で駆動スプロケット27を逆転して無端状チェーン29を他方に回動すると、移動体31がランアウトテーブル5から離れる方向に移動し、図2に仮想線で示すように、第1・第2保持材35,37(押出し材保持部13a)が押出し材反転装置14と対向した押出し材渡し位置に移動する。
【0044】
前記昇降用シリンダ43を伸び作動して本体32を上昇すると、第1・第2保持材35,37(押出し材保持部13a)は図3に実線で示すようにランアウトテーブル5及び第1クーリングテーブル7aのテーブル面よりも上方に突出した上方位置に移動する。
前記昇降用シリンダ43を縮み作動して本体32を下降すると、第1・第2保持材35,37(押出し材保持部13a)は図3に仮想線で示すようにランアウトテーブル5及び第1クーリングテーブル7aのテーブル面よりも下方である下方位置に移動する。
【0045】
前記押出し材反転装置14は、図2、図3、図5に示すように押出し材を把持する把持部14aと、この把持部14aを回転、昇降、移動する駆動部14bを有する。
前記基盤20に基台50が設置されている。
この基台50の上面に一対のガイドレール51が押出し材搬送方向に向けて固着してある。
板状の移動体52の下面に一対の摺動子53が取付けてある。この各摺動子53が各ガイドレール51に摺動自在に嵌合し、移動体52が押出し材搬送方向に移動自在である。
前記基台50の突出部50aと前記移動体52とに亘って移動用シリンダー54が連結してある。この移動用シリンダー54は第1シリンダー54aと第2シリンダー54bを連結した形状で、第1シリンダー54aのピストンロッドが移動体52に連結され、第2シリンダー54bのピストンロッドが突出部50aに連結してある。
【0046】
前記移動体52には、昇降用シリンダー55と筒状の一対の縦ガイド56が取付けてある。この昇降用シリンダー55で昇降体57を昇降する。
前記昇降体57は横板57aと縦板57bを有する。
前記昇降用シリンダー55のピストンロッドが昇降体57の横板57aに連結してある。この昇降体57に一対の縦ガイドロッド58が取付けてあり、その各縦ガイドロッド58が前記各縦ガイド56に上下方向に摺動自在に嵌挿してある。
よって、昇降体57は昇降用シリンダ55を伸縮作動することで真直ぐスムーズに昇降する。
【0047】
前記昇降体57の縦板57bに回転用モータ59が取付けてある。この回転用モータ59で回転体60を正逆方向に回転する。
前記回転体60は横板60aと、その横板60aの一端部に固着した縦板60bを有する。この縦板60bが昇降体57の縦板57bに回転自在に支承されると共に、回転用モータ59の回転軸に連結される。
【0048】
前記回転体60の横板60aには一対の把持片61が押出し材搬送方向に相対向して移動自在に設けてある。
この各把持片61は把持用シリンダ62で接近する方向(把持方向)及び離隔する方向(把持解放方向)に移動される。
例えば、回転体60の横板60aに一対の取付縦片63を固着し、各取付縦片63に複数のガイド64を上下方向に間隔を置いてそれぞれ取付け、その各ガイド64に把持片61を移動自在に支承する。
前記各取付縦片63に複数の把持用シリンダ62を上下方向に間隔を置いてそれぞれ取付け、各把持用シリンダ62で各把持片61を移動するようにしてある。
これによって、前述の把持部14aを構成する。
【0049】
前記昇降用シリンダ55を伸び作動すると昇降体57とともに回転体60が上昇し、把持部14aが第1クーリングテーブル7aの上面よりも上方に突出し、かつその回転中心、つまり把持部14aの回転中心14cが第1クーリングテーブル7aの上面と同一高さの反転開始位置となる。
前記昇降用シリンダ55を縮み作動すると昇降体57とともに回転体60が下降し、把持部14aが第1クーリングテーブル7aの上面よりも下方の退避位置となる。
【0050】
前記回転体60の縦板60bは、横板60aにおける押出し方向(矢印a方向)と反対側の一端部に固着してあり、その回転体60は基台50、移動体52、昇降体57よりも押出し方向(矢印a方向)に突出し、最も押出し機1寄りの第1クーリングテーブル7aと相対向している。
このようであるから、第1クーリングテーブル7a上の押出し材の長手方向の押し機側端部、つまりヘッド側端部を一対の把持片61で把持できる。また、把持部14aを反転開始位置とした時に第1クーリングテーブル7aの上面より突出した回転用モータ59が押出し材のヘッド側端部と干渉することがないようにできる。
つまり、押出し材をプラテン前切断機3で切断した後にプラー6を移動して押出し材のヘッド側端部をランアウトテーブル5のヘッド側まで移動して把持部14aと位置合わせすることで、前述のようにできる。
【0051】
前記移動用シリンダー54を伸縮することで移動体52が往復移動し、昇降体57とともに回転体60が往復移動するので、把持部14aは押出し材搬送方向に反転位置と、その反転位置よりもランアウトテーブル5寄りの第1退避位置と、反転位置よりもランアウトテーブル5と反対側寄りの第2退避位置に移動する。
例えば、図6(a)に示すように、第1・第2シリンダー54a,54bとも縮み作動ストロークエンドとすることで、把持部14aが第1退避位置に移動する。
図6(b)に示すように、第1シリンダー54aを伸び作動ストロークエンドとし、第2シリンダー54bを縮み作動ストロークエンドとすることで、把持部14aが反転位置に移動する。
図6(c)に示すように、第1・第2シリンダー54a,54bとも伸びストロークエンドとすることで、把持部14aが第2退避位置に移動する。
【0052】
把持部14aを前述のように押出し材搬送方向に3つの位置に移動するには、ラック、ピニオンを用いても良いし、送りねじ杆とナットを用いても良い。
【0053】
回転用モータ59を駆動することで、把持部14aは一対の把持片61が上向きである上向き姿勢と、一対の把持片61がランアウトテーブル5に向う横向きである第1横向き姿勢と、一対の把持片61がランアウトテーブル5と反対側に向う横向きである第2横向き姿勢に回転する。
【0054】
次に、押出し材倒れ防止装置の作動を説明する。
ランアウトテーブル5を押出し位置とする。
押出し材保持装置13の押出し材保持部13aを押出し材受け位置において下方位置とする。
押出し材反転装置14の把持部14aを反転位置において退避位置とすると共に、把持部14aを上向き姿勢とする。
この状態で押出し作動し、押出し材をランアウトテーブル5上に押出すと共に、切断後に前述のように押出し材のヘッド側端部を位置合わせする。
【0055】
前述の動作中に、プラー6が押出し材保持部13aの上方を通過したら、その押出し材保持部13aを押出し材受け位置で上方位置に移動し、第1保持材35と第2保持材37を保持方向に移動してランアウトテーブル5上の押出し材の両側縦面に接して倒れないように保持する。
前記第1・第2保持材35,37は回転自在であるから、押出し材の移動によって回転する。
第1保持材35と第2保持材37は押出し材が倒れないように保持すれば良く、押出し材の両側縦面に強く押つける必要がないと共に、若干の隙間を置いて対向させるようにしても良い。
【0056】
この後に、プラー6の押出し材の把持を解除する。押出し材は押出し材保持装置13の押出し材保持部13aで保持されているので、倒れることはない。
【0057】
ランアウトテーブル5を移載位置に下降し、ランアウトテーブル5上の押出し材を第1クーリングテーブル7a上に移載する。
この時、押出し材が移載時の衝撃などで倒れることを押出し材保持部13aで防止する。
【0058】
第1クーリングテーブル7aを駆動して押出し材を矢印b方向に搬送すると同時に、押出し材保持部13aを押出し材渡し位置に向けて第1クーリングテーブル7aと同期して移動することで、押出し材を倒れないように保持し続ける。
押出し材が反転位置に到達したら第1クーリングテーブル7aと押出し材保持部13aを停止する。
【0059】
把持部14aを反転開始位置に上昇し、一対の把持片61を把持方向に移動して押出し材のヘッド側端部における両側縦面を把持する。
この時、把持片61は上下方向に複数有するから、押出し材の両側縦面の形状に応じて把持方向に移動することで、凹凸のある縦面をしっかりと把持できる。
【0060】
前記第1保持材35と第2保持材37を保持解除方向に移動して押出し材保持部13aによる押出し材の保持を解除する。
押出し材保持部13aを下方位置に下降し、その後に押出し材受け位置に移動する。
この動作は前述の把持動作と同時であっても良いし、先でも後でも良い。
【0061】
把持部14aを押出し材の両側縦面の形状に応じて第1・第2横向き姿勢の一方の姿勢となるように回転する。
例えば、ランアウトテーブル5と反対側の縦面に凹凸がある場合には第1横向き姿勢となるように回転する。
ランアウトテーブル5側の縦面に凹凸がある場合には第2横向き姿勢となるように回転する。
これによって、押出し材は第1クーリングテーブル7aの上面を支点として略90度反転される。
【0062】
押出し材の反転が終了したら、一対の把持片61を把持解放方向に移動して把持部14aによる押出し材の把持を解放する。
把持部14aを第1退避位置又は第2退避位置に移動して把持片61(把持部14a)を押出し材から離隔する。
例えば、把持部14aを第1横向き姿勢とした場合には第1退避位置に移動する。
把持部14aを第2横向き姿勢とした場合には第2退避位置に移動する。
【0063】
把持部14aを上向き姿勢とすると共に、退避位置に下降する。その後に反転位置に移動する。
この後に、第1クーリングテーブル7aを駆動して横向き姿勢の押出し材を第2クーリングテーブル7bに搬送し、以下順次横向き姿勢で搬送する。
【0064】
前述のようであるから、縦向き姿勢で押出しされた押出し材が第1クーリングテーブル7aに移載される際に倒れることがない。
第1クーリングテーブル7a上で略90度反転して横向き姿勢とするから、それ以降の搬送時に押出し材が倒れることがない。
【0065】
次に、押出し材反転装置14の第2の実施の形態を図7〜図9に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同一部材は符号を同一とする。
基台50に揺動体70をクーリングテーブルの搬送方向に沿って揺動自在に取付ける。
この揺動体70に昇降体57を昇降自在に取付ける。
この昇降体57に一対の把持片61を備えた把持部14aを取付ける。
前記基台50に、揺動体70を揺動する揺動用モータ71を取付ける。この揺動用モータ71は第1クーリングテーブル7aの上面よりも下方位置である。
前記揺動体70の揺動中心、つまり把持部14aの回転中心14cは第1クーリングテーブル7aの上面と同一高さである。
【0066】
前記揺動体70は略半円形状で、前記揺動用モータ71を駆動することで、揺動体70は図7に示すように基台50内に収納された反転開始姿勢と、図10に示すように基台50よりも上方に突出しかつ把持部14aの回転中心14cよりもランアウトテーブル5と反対側の第1反転姿勢と、図11に示すように基台50よりも上方に突出しかつ把持部14aの回転中心14cよりもランアウトテーブル5側の第2反転姿勢に揺動する。
【0067】
前記把持部14aは第1の実施の形態と同様で、揺動体70が反転開始姿勢の時に上向き姿勢で、その状態で昇降体57を昇降することで前述の反転開始位置(揺動体70から突出した位置)と退避位置(揺動体70内に収納された位置)に昇降する。
揺動体70を図10に示す第1反転姿勢とすると把持部14aは前述の第1横向き姿勢となり、押出し材をランアウトテーブル5側に反転する。
揺動体70を図11に示す第2反転位置とすると把持部14aは第2横向き姿勢となり、押出し材をランアウトテーブル5と反対側に反転する。
【0068】
このようであるから、第1クーリングテーブル7a上の押出し材を、その上面を支点として図10、図11に示すようにほぼ90度反転することができる。
この後に、一対の把持片61を把持解放方向に移動して把持解放状態とする。
この状態で把持部14aを揺動体70内に収納された位置に移動することで一対の把持片61が反転した押出し材と離隔する。
この後に、揺動体70を揺動することで図7に示す反転開始姿勢に復帰する。
【0069】
前述のように、把持部14aの回転中心14cが常時第1クーリングテーブル7aの上面と同一高さで、揺動用モータ71は第1クーリングテーブル7aの上面よりも下方位置であるから、第1クーリングテーブル7a上で押出し材を反転する際に、揺動用モータ71が、その押出し材と干渉することがない。
したがって、押出し材反転装置14を第1クーリングテーブル7aにおける押出し方向の任意の位置に設置できる。
【0070】
また、揺動体70の揺動と、昇降体57の昇降の2つの動作を行えば良く、把持部14aを駆動する駆動部14bが簡単な構成である。
前述の図2、図3、図5に示す押出し材反転装置14は移動、昇降、回転の3つの動作を行うので、把持部14aを駆動する駆動部14bが複雑な構成となる。
【0071】
次に各部材の具体形状を説明する。
前記基台50は押出し方向に相対向した第1縦部50aと第2縦部50bを有し、上方が開口した形状である。
前記揺動体70は一側縦板72と他側縦板73を連結材74で間隔を置いて連結した形状である。その一側縦板72、他側縦板73は円弧状端面72a,73aと直線状端面72b,73bを有するほぼ半円形状で、一側縦板72の円弧状端面72aに円弧状歯部75が設けてある。
この円弧状歯部75は前記把持部14aの回転中心14cを中心とする円弧状である。
【0072】
前記第1縦部50aと第2縦部50bの相対向した内面に円弧状ガイド76がそれぞれ固着してある。この円弧状ガイド76も把持部14aの回転中心14cを中心とする円弧状である。
前記一側縦板72、他側縦板73には、円弧状ガイド76の上面と下面に接する複数の上ガイドローラ77、下ガイドローラ78及び第1縦部50a、第2縦部50bの内面に接する複数のガイドローラ79がそれぞれ取付けてある。
これにより、揺動体70は基台50に対してスムーズに揺動自在に支承されている。
【0073】
前記第1縦部50aと第2縦部50bに亘って第1・第2軸80,81が回転自在に横架支承してある。
この第1・第2軸80,81には、前記円弧状歯部75に噛合する揺動用歯車82とスプロケット83がそれぞれ固着してある。
前記第1軸80が揺動用モータ71で回転駆動される。
前記各スプロケット83に亘ってチェーン84が巻掛けてあり、第1軸80の回転を第2軸81に伝達する。
これにより、揺動用モータ71を駆動することで各揺動用歯車82が回転し、揺動体70が揺動する。
【0074】
前記一側縦板72に縦ガイドレール85が固着され、この縦ガイドレール85に摺動自在に嵌合する摺動子86が昇降体57の縦板57bの下部に固着してある。
前記一側縦板72の下部と縦板57bの上部とに亘って昇降用シリンダ55が連結してある。
これにより、昇降用シリンダ55を伸縮することで昇降体57が揺動体70に対して昇降する。
【0075】
前記昇降体57の横板57aに一対の把持片61が把持用シリンダ62で把持方向、把持解除方向に移動自在に取付けてあり、この把持部14aは前述した第1の実施の形態の把持部14aと同一形状である。
前記昇降体57の縦板57bの上部における一対の把持片61と対向した部分は切欠き57cされ、押出し材と干渉しないようにしてある。
【0076】
次に、押出し材保持装置13の第2の実施の形態を図12〜図14に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同一部材は符号を同一とする。
基盤20に支持台25を介して設置したガイド体26は、横材90の上面に一対のガイドレール91を押出し材搬送方向に取付けた形状である。
一方のガイドレール91の内側面にラック歯92が長手方向に連続して形成してある。
移動体31に摺動子93を取付け、その摺動子93をガイドレール91に摺動自在に嵌合する。この移動体31に取付けた移動用モータ30でピニオン94を回転し、そのピニオン94を前記ラック歯92に噛合する。
これにより、押出し材保持部13aを押出し材受け位置と押出し材渡し位置とに亘って移動する移動部13bとする。
【0077】
前記本体31にアーム95を上下揺動自在に取付けると共に、アーム揺動用モータ96を取付ける。
このアーム揺動用モータ96の出力側を歯車97、軸98を介してアーム95に連結し、アーム揺動用モータ96を駆動することでアーム95が上下揺動するようにする。
前記アーム95の先端部に回転体99を回転用モータ100で少なくとも90度、好ましくは360度回転自在に取付ける。
この回転体99に第1保持材35と第2保持材37を保持方向及び保持解除方向に移動自在に取付けて押出し材保持部13aとする。
前記第1・第2保持材35,37は前述と同様にラックとピニオンで移動しても良いし、シリンダで移動しても良い。
【0078】
前記アーム95を上下揺動すると共に、回転体99を回転することで第1保持材35、第2保持材37を、図12に示す真下に向う姿勢や、斜め下向きの姿勢とすることができる。
よって、種々の断面形状の押出し材を確実に保持できる。
【0079】
次に、押出し材保持装置13の第3の実施の形態を図15〜図17に基づいて説明する。
ランアウトテーブル5の長手方向に往復移動、例えば第1クーリングテーブル7aよりも上方位置において押出し方向(矢印a方向)に往復移動する移動体110及び、この移動体110に取付けた多関節アーム部材111で構成された移動部13b並びに、その多関節アーム部材111に取付けた押出し材保持部13aで押出し材保持装置13を構成している。
【0080】
前記移動体110の具体形状を説明する。
前記基盤20に立設した複数の支柱112に横材113を固着し、その横材113の下面に補助材114を取付ける。
前記各補助材114に亘って一対のガイドレール115をそれぞれ取付ける。このガイドレール115は押出し方向に向うと共に、第1クーリングテーブル7aよりも上方に位置している。
前記移動体110は横部110aと一対の縦部110bで略上向きコ字形状で、その各縦部110bに取付けた上ガイドローラ116、下ガイドローラ117がガイドレール115の上面、下面に接している。
前記一方のガイドレール115の下面にラック118が長手方向に連続して取付けてある。
前記移動体110に移動用モータ119が取付けてあり、その移動用モータ119で回転されるピニオン120が前記ラック118に噛合している。
このようであるから、移動用モータ119でピニオン120を回転することで移動体110はガイドレール115に沿って押出し方向と平行に往復移動する。
【0081】
前記多関節アーム部材111の具体形状を説明する。
前記移動体110の横部110aに縦軸回りに旋回自在に取付けた旋回体121と、この旋回体121に上下揺動自在に取付けた第1アーム122と、この第1アーム122に上下揺動自在に取付けた第2アーム123と、この第2アーム123に回転自在に取付けた第3アーム124と、この第3アーム124に上下揺動自在に取付けた第4アーム125と、この第4アーム125に回転自在に取付けた回転軸126と、それらを旋回、上下揺動、回転する図示しないモータで多関節アーム部材111を構成している。
【0082】
前記押出し材保持部13aは、前記回転軸126に取付けた本体127と、この本体127に取付けた第1保持材35と第2保持材37を有する。第1保持材35が保持方向及び保持解除方向に移動し、第2保持材37は固定である。第1・第2保持材35,37を保持方向及び保持解除方向に移動させても良い。
【0083】
このようであるから、多関節アーム部材111を動作することで押出し材保持部13aをランアウトテーブル5側の押出し材受け位置から押出し材反転装置側の押出し材渡し位置まで平行移動できる。
よって、前述の第1・第2の実施の形態と同様にランアウトテーブル5上の押出し材を押出し材保持部13aで倒れないように保持することができる。
移載した押出し材を第1クーリングテーブル7aで搬送する際に多関節アーム部材111を動作制御することで押出し材保持部13aを第1クーリングテーブル7aの搬送と同期して平行移動することで、搬送時に押出し材が倒れないようにして押出し材渡し位置まで保持することができる。
【0084】
また、移動体110を移動することで押出し材保持部13aがランアウトテーブル5上の押出し材の長手方向に移動するので、押出し材の長手方向任意の部分を倒れないように保持できる。
したがって、押出し材のテール側端部を保持する押出し材保持装置として好適である。
【0085】
すなわち、長さの異なる押出し材のテール側端部の位置は押出し方向にずれるので、テール側端部を保持する場合には押出し材保持部13aを押出し方向に移動する必要がある。
前述の押出し材保持装置13は、移動体110とともに押出し材保持部13aが押出し方向に移動するので、長さの異なる押出し材のテール側端部を保持することができる。
【0086】
前記多関節アーム部材111で押出し材保持部13aを押出し材受け位置から押出し材渡し位置まで移動するので、その移動部13bの構成がコンパクトである。
前記移動体110は第1クーリングテーブル7aよりも上方位置、つまり天井近くに設けられている。
これらが相俟って押出し材保持装置13を押出し方向に移動する構成が単純であると共に、クーリングテーブル上の押出し材と干渉することもない。
【0087】
前述の第2の実施の形態の押出し材保持装置13をヘッド側に設置し、第3の実施の形態の押出し材保持装置13をテール側に設置しても良い。
このようにすれば、押出し材のヘッド側端部とテール側端部を倒れないように保持できる。
また、ヘッド側とテール側に前述の第3の実施の形態の押出し材保持装置13を設定しても良い。
【0088】
次に、押出し材倒れ防止装置の第2の実施の形態を説明する。
前述の図12、図13、図14に示す押出し材保持装置13において、その押出し材保持部13aを、図18に示すように把持部130とすることで押出し材倒れ防止装置とすることができる。
例えば、図18に示すようにアーム95の先端部に本体131をモータ100で90度以上回転自在に取付ける。
この本体131に第1把持片132と第2把持片133を取付けて把持部130とする。
前記第1把持片132は本体131に固定してある。第2把持片133は第1把持片132に向けて往復移動自在に取付け、図示しない把持用シリンダで移動する。第1・第2把持片132,133を移動させても良い。
【0089】
押出し材の反転動作を説明する。
図18に示すように、第1・第2把持片132,133を縦向き姿勢とし、ランアウトテーブル5上の押出し材のヘッド側端部を把持する。この動作は押出し材を位置決めして停止した後に行う。
ランアウトテーブル5を下降して第1クーリングテーブル7a上に移載する時には、移動体31を移動しながらアーム95を下方に揺動すると共に、把持部130を回転して把持部130を真直ぐに下降する。
第1クーリングテーブル7aを駆動して押出し材を搬送する時には移動体31を第1クーリングテーブル7aと同期して移動する。
押出し材を第1クーリングテーブル7aの途中まで搬送したら、第1クーリングテーブル7a、移動体31を停止する。
モータ100で本体131を回転し、第1・第2把持片132,133を図18の仮想線で示すように横向き姿勢に90度回転する。
【0090】
これにより、縦向き姿勢で押出した押出し材は第1クーリングテーブル7a上で横向き姿勢にほぼ90度反転される。
押出し材の把持を解放し、アーム95を上方に揺動すると共に、移動体31を移動して第1・第2把持片132,133を押出し材から抜き出しする。
この後にアーム95を上方に揺動して把持部130を押出し材よりも上方位置に移動する。
反転した押出し材を第1クーリングテーブル7aで搬送する。
【0091】
次に、押出し材倒れ防止装置の第3の実施の形態を説明する。
前述の図15、図16、図17に示す押出し材保持装置13において、その押出し材保持部13aを、図19に示すように把持部140とすることで押出し材倒れ防止装置とすることができる。
例えば、図19に示すように多関節アーム部材111の回転軸126の先端部に本体141を取付ける。
この本体141に第1把持片142と第2把持片143を取付けて把持部140とする。
前記第1把持片142は本体141に固定してある。第2把持片143は第1把持片142に向けて往復移動自在に取付け、図示しない把持用シリンダで移動する。第1・第2把持片142,143を移動させても良い。
【0092】
押出し材の反転動作を説明する。
図19に示すように、第1・第2把持片142,143を縦向き姿勢とし、ランアウトテーブル5上の押出し材のヘッド側端部を把持する。この動作は押出し材を位置決めし、停止した後に行う。
ランアウトテーブル5を下降して第1クーリングテーブル7a上に移載する時には、多関節アーム部材111を動作すると共に、把持部140を回転して把持部140を真直ぐに下降する。
第1クーリングテーブル7aで押出し材を搬送する時には多関節アーム部材111を動作して把持部140を押出し材と同期して平行移動する。
第1クーリングテーブル7aの途中まで押出し材を搬送したら、第1クーリングテーブル7aを停止すると共に、把持部140を図19に仮想線で示すように横向き姿勢に90度回転する。
【0093】
これによって、縦向き姿勢で押出した押出し材は第1クーリングテーブル7a上で横向き姿勢にほぼ90度反転される。
押出し材の把持を解放し、多関節アーム部材111を動作して把持部140を押出し材よりも上方位置に移動する。
反転した押出し材を第1クーリングテーブル7aで搬送する。
【0094】
また、移動体110をランアウトテーブル5に沿って移動することで把持部140がランアウトテーブル5に沿って移動するから、この把持部140で押出し材のテール側端部を把持して押出し方向に移動できる。
よって、プラー6の代わりにこの把持部140を用いて押出し材を位置決めすることができ、プラー6を押出し材の押出し終了後に直ちに押出し機1に移動できるので、押出し作業効率が向上する。
【0095】
また、前述したように把持部140がランアウトテーブル5に沿って移動するので、押出し材のテール側端部を把持して反転する装置として好適である。
【0096】
前述の第2の実施の形態の押出し材倒れ防止装置をヘッド側に設置し、第3の実施の形態の押出し材倒れ防止装置をテール側に設置しても良い。
このようにすれば、押出し材のヘッド側端部とテール側端部を倒れないように把持できる。
また、ヘッド側とテール側に第3の実施の形態の押出し材倒れ防止装置を設置しても良い。
【0097】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ランアウトテーブル5上の押出し材を押出し材保持装置13で倒れないように保持することで、縦向き姿勢で押出した押出し材がランアウトテーブル5からクーリングテーブル7に移載する際に倒れることがない。
前述の縦向き姿勢の押出し材をクーリングテーブル7で押出し材反転装置14まで搬送する際に、その押出し材は押出し材保持装置で保持し続けられるので、その押出し材が倒れることがない。
前述の縦向き姿勢の押出し材は押出し材反転装置14で反転され、クーリングテーブル7上で横向き姿勢となるので、それ以降に搬送する際に倒れることがない。
前述の押出し材の保持、反転は機械的に行われるので、作業者が手作業で行う必要がない。
【0108】
請求項に係る発明によれば、移動体31を往復移動すると共に、アーム95を上下揺動することで、ランアウトテーブル5上の押出し材を把持部130で把持し、その押出し材をクーリングテーブル7の途中まで搬送する間に把持し続けることができる。
また、把持部130は少なくとも90度回転することで、種々の断面形状の押出し材に対応した姿勢で把持ができる。
クーリングテーブル7の途中まで搬送した後に、把持部130を90度回転することで、縦向き姿勢で把持した押出し材をクーリングテーブル7上で横向き姿勢に反転できる。
したがって、種々の断面形状の押出し材を確実に把持でき、縦向き姿勢で押出しされた押出し材をクーリングテーブル7に移載する際、及びクーリングテーブル7の途中まで搬送する際に押出し材が倒れることを防止できると共に、クーリングテーブル7の途中で横向き姿勢に反転されるから、それ以降に搬送する際に押出し材が倒れることを防止できる。
【0109】
請求項に係る発明によれば、多関節アーム部材111で把持部140をランアウトテーブル5とクーリングテーブル7の途中との間に移動できる。
把持部140は押出し材を把持、把持解放する。
把持部140は少なくとも90度回転する。
これによって、把持部140は種々の断面形状の押出し材に対応した姿勢で把持ができ、ランアウトテーブル5上の縦向き姿勢の押出し材を把持部で把持し、その押出し材をクーリングテーブル7の途中まで搬送する間に把持し続け、その押出し材をクーリングテーブル7の上で横向き姿勢に反転できる。
したがって、種々の断面形状の押出し材を確実に把持でき、縦向き姿勢で押出しされた押出し材をクーリングテーブル7に移載する際、及びクーリングテーブル7の途中まで搬送する際に押出し材が倒れることを防止できると共に、クーリングテーブル7の途中で横向き姿勢に反転されるから、それ以降に搬送する際に押出し材が倒れることを防止できる。
【0110】
また、移動体110とともに把持部140をランアウトテーブル5に沿って移動できるので、その把持部140をプラー6の代わりに押出し材位置決めに使用できると共に、テール側に設置する押出し材倒れ防止装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す押出し設備の概略平面図である。
【図2】図1における押出し材保持装置、押出し材反転装置部分の拡大詳細平面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図2のA−A拡大断面図である。
【図5】図2のB矢視拡大図である。
【図6】押出し材保持部の移動説明図である。
【図7】押出し材反転装置の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7のC−C断面図である。
【図10】反転動作説明図である。
【図11】反転動作説明図である。
【図12】押出し材保持装置の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】図12の正面図である。
【図15】押出し材保持装置の第3の実施の形態を示す側面図である。
【図16】図15の平面図である。
【図17】図15の正面図である。
【図18】押出し材倒れ防止装置の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図19】押出し材倒れ防止装置の第3の実施の形態を示す側面図である。
【図20】従来の押出し設備の概略平面図である。
【図21】押出し材の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…押出し機、5…ランアウトテーブル、6…プラー、7…クーリングテーブル、7a…第1クーリングテーブル、13…押出し材保持装置、13a…押出し材保持部、13b…移動部、14…押出し材反転装置、14a…把持部、14b…駆動部、31…移動体、35…第1保持部、37…第2保持部、50…基台、52…移動体、57…昇降体、60…回転体、61…把持片、70…揺動体、95…アーム、100…モータ、110…移動体、111…多関節アーム部材、130…把持部、132…第1把持片、133…第2把持片、140…把持部、142…第1把持部、143…第2把持部。

Claims (3)

  1. 短辺と長辺を有する断面形状の押出し材の倒れを防止する装置であって、
    ランアウトテーブル(5)とクーリングテーブル(7)とに亘って設けた押出し材保持装置(13)と、クーリングテーブル(7)の搬送方向途中に設けた押出し材反転装置(14)を備え、
    前記押出し材保持装置(13)は、ランアウトテーブル(5)上の押出し材を倒れないように保持すると共に、クーリングテーブル(7)と同期して移動して押出し材反転装置(14)まで搬送されるまで保持し続ける構成で、
    前記押出し材反転装置(14)は、クーリングテーブル(7)上で短辺が上下横向きで長辺が左右縦向きの縦向き姿勢の押出し材を、短辺が左右縦向きで長辺が上下横向きの横向き姿勢に反転する構成であることを特徴とする押出し設備における押出し材倒れ防止装置。
  2. 短辺と長辺を有する断面形状の押出し材の倒れを防止する装置であって、
    クーリングテーブル(7)に沿ってランアウトテーブル(5)に向けて往復移動自在な移動体(31)と、
    この移動体(31)に上下揺動自在に取付けたアーム(95)と、
    このアーム(95)に少なくとも90度回転自在に取付けた把持部(130)を備え、
    前記移動体(31)を往復移動することで把持部(130)が、ランアウトテーブル(5)上の押出し材を把持する位置とクーリングテーブル(7)の途中の位置とに亘って移動し、把持部(130)を少なくとも90度回転することで短辺が上下横向きで長辺が左右縦向きの縦向き姿勢で把持した押出し材を、短辺が左右縦向きで長辺が上下横向きの横向き姿勢に反転できるようにしたことを特徴とする押出し設備における押出し材倒れ防止装置。
  3. 短辺と長辺を有する断面形状の押出し材の倒れを防止する装置であって、
    ランアウトテーブル(5)の長手方向に往復移動する移動体(110)と、
    この移動体(110)に取付けた多関節アーム部材(111)と、
    この多関節アーム部材(111)の先端部に少なくとも90度回転自在に取付けた把持部(140)を備え、
    前記多関節アーム部材(111)は把持部(140)を、ランアウトテーブル(5)からクーリングテーブル(7)の途中まで平行移動すると共に、上下動する構成で、
    前記把持部(140)を少なくとも90度回転することで短辺が上下横向きで長辺が左右縦向きの縦向き姿勢で把持した押出し材を、短辺が左右縦向きで長辺が上下横向きの横向き姿勢に反転できるようにしたことを特徴とする押出し設備における押出し材倒れ防止装置。
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