JP3394267B2 - 切断機におけるワーク搬送装置 - Google Patents

切断機におけるワーク搬送装置

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JP3394267B2 JP16835891A JP16835891A JP3394267B2 JP 3394267 B2 JP3394267 B2 JP 3394267B2 JP 16835891 A JP16835891 A JP 16835891A JP 16835891 A JP16835891 A JP 16835891A JP 3394267 B2 JP3394267 B2 JP 3394267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鋸盤のごとき切
断機において、ワークの搬送を行うワーク搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】鋸盤のごとき切断機において、ワークを
前方向(搬送方向)に搬送する従来のワーク搬送装置に
ついて説明すると、上記搬送方向からみて切断加工位置
の上流側には、ワークを把持するメインバイス装置、送
りバイス装置が切断加工位置側から設けてある。このメ
インバイス装置は搬送方向に対して不動であり、送りバ
イス装置は搬送方向からみて切断加工位置の上流側の領
域において前後方向へ移動自在である。また、上記搬送
方向からみて切断加工位置の下流側(切断加工位置の前
側)にはワークを把持するフロントバイス装置が設けて
あり、このフロントバイス装置は切断加工位置の下流側
の領域において前後方向へ移動自在である。
【0003】したがって、ワークを送りバイス装置によ
り把持し、送りバイス装置を切断加工位置に接近する前
方向へ移動させることにより、ワークの切断部(切断加
工を施す部分)を切断加工位置に位置決めする。そし
て、メインバイス装置によりワークを把持し、切断機を
適宜に操作してワークに対して所望の切断加工を行う。
【0004】所望の切断加工を行った後に、フロントバ
イス装置により切断されたワーク(製品)を把持する。
そして、製品を把持した状態のもとで、フロントバイス
装置を切断加工位置から離反する前方向へ移動させる。
これによって、製品を切断加工位置の下流側の所定位置
まで搬送することができるものである。
【0005】残りのワーク(残材)に対して搬送を行う
場合には、フロントバイス装置を切断加工位置に接近す
る後方向へ移動させた後に、メインバイス装置により把
持されている残材を、フロントバイス装置により把持す
る。また、メインバイス装置の把持状態を解除する。そ
して、残材を把持した状態のもとで、フロントバイス装
置を切断加工位置に離反する後方向へ移動させることに
より、切断加工位置の下流側の所定位置まで残材を搬送
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごとき
従来のワーク搬送装置においては、残材を搬送する場合
においては、フロントバイス装置を切断加工位置に接近
する前方向へ移動させた後に、フロントバイス装置によ
り残材を把持し、フロントバイス装置を切断加工位置に
離反する前方向へ移動させなければならず、残材の搬送
に時間がかかるといった問題があった。
【0007】また、残材の長さが短い場合においては、
フロントバイス装置を切断加工位置に接近する後方向へ
移動せしめても、フロントバイス装置における一対の把
持バイスの間に残材を相対的に位置せしめることができ
なかった。このために、残材の長さが短い場合において
は、フロントバイス装置により把持することができず、
残材を切断加工位置の下流側の所定位置まで残材を適宜
に搬送することができないといった問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するために、請求項1に記載の発明にあって
は、ワークを前方向(搬送方向)へ搬送する切断加工機
におけるワーク搬送装置にして、フレームに上記搬送方
向からみて上流から下流にかけて切断加工位置を経由し
て前後方向へ延伸したガイド部材を設け、このガイド部
材にワークを把持する第1バイス装置を上記搬送方向か
らみて上記切断加工位置の上流側の領域において前後方
向へ移動自在に設け、上記ガイド部材にワークを把持す
る第2バイス装置を上記搬送方向からみて切断加工位置
の下流側の領域において前後方向へ移動自在に設け、上
記ガイド部材における上記第1バイス装置と第2バイス
装置の間にワークを把持する第3バイス装置を設け、か
つこの第3バイス装置全体を上記上流側の領域から上記
下流側の領域にかけて前後方向へ移動できるように構成
し、更に各バイス装置を独自のモータの駆動によって前
後方向へ移動できるように構成してなることを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明の構成の他に、前記第1バイス装置全体
を前記上流側の領域から前記下流側の領域にかけて前後
方向へ移動できるように構成してなることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明の構成によると、第1バ
イス装置によりワークを把持し、第1バイス装置をガイ
ド部材に沿って切断加工位置に接近する前方向へ移動さ
せる。これによって、ワークを所定量だけ適宜に搬送す
ることができ、ワークの切断部(切断加工を施す部分)
を切断加工位置に位置決めせしめることができる。ワー
クの切断部を切断加工位置に位置決めした後に、第3バ
イス装置によりワークを把持する。そして、切断機を適
宜に操作してワークの切断部に対して所望の切断加工を
行う。
【0011】所望の切断加工を行った後に、ワーク(製
品)を把持した状態のもとで第2バイス装置をガイド部
材に沿って切断加工位置に離反する前方向へ移動させ
る。これによって、製品を切断加工位置の下流側の所定
位置まで搬送することができるものである。
【0012】1本のワークから複数の製品を取出す場合
においては、上記作用を複数回繰返すものである。
【0013】1本のワークから全ての製品を取出した後
に、第2バイス装置により最後の製品を搬送すると共
に、残材を把持した第3バイス装置をガイド部材に沿っ
て切断加工位置を越えて前方向へ移動せしめることによ
り、長さの長短に拘らず残材を切断加工位置の下流側の
所定位置まで搬送することができる。
【0014】請求項2に記載の発明の構成によると、請
求項1に記載の発明の構成による作用の他に、ワークに
対して先端切りを行う場合には、前述のようにワークを
搬送してワークの先端部を切断加工位置に位置決めす
る。そして、切断機を適宜に操作してワークの先端部を
切断する。
【0015】ワークの先端切りを行った後に、切断片を
把持した状態のもとで、第2バイス装置をガイド部材に
沿って切断加工位置に離反する前方向へ移動させる。ま
た、ワークを把持した状態のもとで、第3バイス装置を
ガイド部材に沿って前方向へ移動させて、ワークの切断
部を切断加工位置に位置せしめる。ワークの切断部を切
断加工位置に位置せしめた後に、第1バイス装置により
ワークを把持する。そして、切断機を適宜に操作してワ
ークに対して所望の切断加工を行い、製品を取出す。
【0016】ワークに対して所望の切断加工を行った後
に、製品を把持した状態のもとで、第3バイス装置をガ
イド部材に沿って前方向へ移動させると共に、残材を把
持した状態のもとで、第1バイス装置をガイド部材に沿
って切断加工位置を越えて前方向へ移動させる。これに
よって、製品、残材を切断加工位置の下流側の所定位置
にまで搬送することができる。
【0017】
【実施例】以下、本実施例に係る発明について図面に基
づいて説明する。
【0018】図1、図2を参照するに、切断機の一例と
して竪型帯鋸盤1は、エンドレス状の帯鋸刃3を備えた
鋸刃ハウジング5と、ワークWを搬送方向(本実施例に
おいて前方向)へ搬送するワーク搬送装置7と、このワ
ーク搬送装置7にワークWを供給するワーク供給装置9
等からなるものである。
【0019】上記鋸刃ハウジング5の詳細については、
適宜位置には左右方向(図2において左右方向)へ延伸
した支持フレーム11が立証してあり、この支持フレー
ム11には鋸刃ハウジング5を左右方向へ案内する複数
のガイドレール13が左右方向へ延伸して設けてある。
この鋸刃ハウジング5を左右方向へ移動させるために、
支持フレーム11には、サーボモータ15に連動連結し
たボールねじ16が設けてあり、鋸刃ハウジング5内に
はボールねじ16に螺合したナット部材(図示省略)が
設けてある。
【0020】鋸刃ハウジング5内にはエンドレス状の帯
鋸刃3を掛回する駆動プーリ17と従動プーリ19が回
転自在に支持されており、駆動プーリ17は図示省略の
駆動モータに連動連結してある。また、切断領域にある
帯鋸刃3をワークWに対して垂直に案内するために、鋸
刃ハウジング5には上下に対向した一対の鋸刃ガイド2
1,23が設けてある。なお鋸刃ガイド21は鋸刃ガイ
ド23に対して接近離反する上下方向へ位置調節自在で
ある。
【0021】上記構成により、ワーク搬送装置7により
ワークWの切断部(切断加工を施す部分)を切断加工位
置に位置決めした後に、駆動モータの駆動によって駆動
プーリ17を回転駆動させることにより、エンドレス状
の帯鋸刃3を走行させると共に、サーボモータ15の駆
動によってボールねじ16を回転駆動させることによ
り、鋸刃ハウジング5をワークWに接近する左方向へ移
動される。これによって、ワークWの切断部に所望の切
断加工を行うことができるものである。
【0022】上記ワーク搬送装置7の詳細については、
前記ハウジングフレーム11の前側(図2において紙面
に向って表側)には前後方向へ延伸した支持フレーム2
5が設けてあると共に、前記支持フレーム11の後側に
は立設した多数の支持部27aを備えた支持フレーム2
7が前後方向へ延伸して設けてある。支持フレーム2
5,27の上側には搬送方向(前方向)からみて上流
(後)から下流にかけて切断加工位置を越えて前後方向
へ延伸したガイド部材29が一体的に設けてあり、この
ガイド部材29により2つの支持フレーム25,27が
一体化されるものである。上記支持フレーム25にはワ
ークWを支持する回転自在な複数の支持ローラ31が前
後方向へ適宜間隔に設けてあると共に、支持フレーム2
7における複数の支持部27aにも回転自在な支持ロー
ラ31が設けてある。
【0023】上記ガイド部材29にはワークWを把持す
る送りバイス装置33、メインバイス装置35、フロン
トバイス装置37が設けてあり、各バイス装置33,3
5,37は搬送方向(前方向)からみた切断加工位置の
上流側(後方側)の領域から下流側(前方側)の領域に
かけての間において往復動可能である。
【0024】より詳細には、ガイド部材29は前後方向
へ延伸した複数のレール部39,41を備えており、複
数のレール部39,41が各バイス装置33、35、3
7を前後方向へ案内している。各バイス装置33,3
5,37を前後方向へ移動させるために、ガイド部材2
9には前後方向へ延伸したラック43が設けてあり、各
バイス装置33,35,37はこのラック43に噛合し
たピニオン45を備えている。なお、各バイス装置3
3,35,37はピニオン45を回転駆動させるための
サーボモータ47を備えている。
【0025】各バイス装置33,35,37によりワー
クWを把持するために、各バイス装置33,35,37
の一部を構成するバイスヘッド49には固定バイス51
が一体的に設けてあり、各バイスヘッド49に設けたガ
イド穴53には対応する固定バイス51に接近離反する
左右方向へ移動自在な可動バイス55が設けてある。各
可動バイス55を左右方向へ移動させるために、各バイ
スヘッド49の上側には把持シリンダ57が設けてあ
り、各把持シリンダ57に左右方向へ移動自在に設けた
ピストンロッド59が、対応する可動バイス55に一体
的に設けた連結部材61に連結してある。
【0026】上記構成により、各バイス装置33,3
5,37が備えた独自のサーボモータ47を駆動させる
ことにより、各バイス装置33,35,37がガイド部
材29におけるレール部39,41に案内されて前後方
向へ移動することができるものである。したがって、前
後に位置する他のバイス装置33,35,37により移
動が規制されない限り、各バイス装置33,35,37
を切断加工位置の上流側の領域から下流側の領域にかけ
て前後方向へ移動することができるものである。
【0027】また、適宜のバイス装置33,35,37
における固定バイス51と可動バイス55の間にワーク
Wを位置しめた後に、適宜のバイス装置33,35,3
7における把持シリンダ57の作動により適宜のバイス
装置33,35,37における可動バイス55を対応す
る固定バイス51に接近する左方向へ移動させることに
より、適宜のバイス装置33,35,37によりワーク
Wを把持するものである。そして、適宜のバイス装置3
3,35,37によりワークWを把持した後に、適宜の
バイス装置33,35,37における把持シリンダ57
の作動により可動バイス55を固定バイス51に離反す
る右方向へ移動させることにより、適宜のバイス装置3
3,35,37の把持状態を解除することができる。
【0028】図1,図3を参照するに、前記ワーク供給
装置9の詳細については、前記ワーク搬送装置7におけ
る搬送方向からみて切断加工位置の上流側の右側(図3
において右側)にはシリンダフレームが設けてあり、こ
のシリンダフレームには、複数の(本実施例では2つ)
の昇降シリンダ63が前後(図3において表側)に離隔
して設けてあり、同様にワーク搬送装置7における搬送
方向からみて切断加工位置の下流側の左側にはシリンダ
フレームが設けてあり、このシリンダフレームには複数
(本実施例では2つ)の昇降シリンダ65が前後に離隔
して設けてある。
【0029】各昇降シリンダ63から突出自在なピスト
ンロッド67には支持部材69が設けてあり、前後に離
隔した複数の支持部材69には前後方向へ延伸したスプ
ロケット軸71が回転自在に設けてある。このスプロケ
ット軸71には前後方向へ適宜間隔に多数のスプロケッ
ト73が一体的に取付けてある。同様に、各昇降シリン
ダ65から上方向へ突出自在なピストンロッド75には
支持部材77が設けてあり、複数の支持部材77には前
後方向へ延伸したスプロケット軸79が回転自在に設け
てある。このスプロケット軸79には前後方向へ適宜間
隔に多数のスプロケット81が一体的に取付けてある。
そして、左右に離隔したスプロケット73,81の間に
は左右方向へ延伸した移送チェン83がそれぞれ掛回し
てあり、各移送チェン83は隣接する支持フレーム27
における支持部27aの間に配置してある。
【0030】上記構成により、多数の移送チェン83上
にワークWを位置せしめた後に、駆動モータ(図示省
略)の駆動により適宜のスプロケット軸79を回転駆動
させて、多数の移送チェン83を左方向へ走行させるこ
とにより、ワークWを左方向へ移送せしめることができ
るものである。このとき、移送チェン83の上側の高さ
位置は支持フレーム27に設けた支持ローラ31の上側
の高さ位置よりも低いものである。
【0031】更に、ワークWを左方向へ移送せしめて、
ワークWを上記支持ローラ31の垂直上方位置に位置せ
しめる。そして、昇降シリンダ63,65の作動により
スプロケット軸71,79を下降させることにより、移
送チェン83を上記支持ローラ27の高さ位置よりも低
い位置に位置せしめる。これによって、ワークWを支持
ローラ31によって支持することができ、ワークWをワ
ーク搬送装置7に供給することができるものである。
【0032】前述の構成に基づいて本実施例の作用につ
いて説明する。
【0033】支持フレーム27に設けた支持ローラ31
に支持せしめたワークWを、送りバイス装置33におけ
る固定バイス51と可動バイス55の間に位置せしめ
る。送りバイス装置33における把持シリンダ57の作
動により上記可動バイス55を固定バイス51に接近さ
せてワークWを把持する(図4参照)。そして、送りバ
イス装置33におけるサーボモータ47の駆動により、
ワークWを把持した状態のもとで、送りバイス装置33
をガイド部材29に沿って搬送方向(前方向)へ往動さ
せる。これによって、ワークWを所定量だけ搬送するこ
とができ、ワークWの切断部を切断加工位置に位置決め
せしめることができるものである。
【0034】ワークWの切断部を切断加工位置に位置決
めした後に、メインバイス装置35における把持シリン
ダ57の作動により、メインバイス装置35における可
動バイス55を固定バイス51に接近させてワークWを
把持する(図5参照)。そして、鋸刃ハウジング5等を
前述のように適宜に操作してワークWの切断部に対して
所望の切断加工を行うことができるものである。
【0035】なお、このときに送りバイス装置33の把
持状態を解除していても差し支えないものである。
【0036】所望の切断加工を行った後に、フロントバ
イス装置37における把持シリンダ57の作動により、
フロントバイス装置37における固定バイス51と可動
バイス55の間に位置している切断されたワーク(製
品)WAを把持する(図6参照)。そして、製品WAを
把持した状態のもとで、フロントバイス装置37をガイ
ド部材29に沿って切断加工位置に離反する前方向へ移
動させる。これによって、製品WAを切断加工位置の下
流側の所定位置まで搬送することができるものである
(図7参照)。
【0037】1本のワークWから複数の製品WAを取出
す場合においては、上記作用を複数回繰り返すものであ
る。
【0038】1本のワークWから全ての製品WAを取出
した後に、残りのワーク(残材)WBを搬送する場合に
は、フロントバイス装置37により最後の製品WAを搬
送するときに、残材WBを把持したメインバイス装置3
5をガイド部材29に沿って切断加工位置を越して前方
向へ移動せしめることにより、長さに拘らず残材WBを
切断加工位置の下流側の所定位置まで搬送することがで
きる(図8参照)。
【0039】本実施例によれば、1本のワークWから全
ての製品WAを取り出した後に、フロントバイス装置3
7により残材WBを把持することなく、残材WBを把持
したメインバイス装置35をガイド部材29に沿って切
断加工位置を越えて、前方向へ移動させることにより、
残材WBを切断加工位置の下流側の所定位置まで搬送し
ているために、残材WBの搬送を短時間で行うことがで
きると共に、長さの長短に拘らず残材WBの搬送を行う
ことができ、作業能率向上の効果を奏するものである。
【0040】また、支持フレーム25,27に上記搬送
方向からみて上流から下流にかけて切断加工位置を越え
て前後方向へ延伸したガイド部材29を備え、この共通
のガイド部材29に送りバイス装置33、メインバイス
装置35、フロントバイス装置37を前後方向へ移動可
能に設けたことにより、バイス装置33,35,37の
個数分のガイド部材を不要とし、構成要素の数を減らし
て、ワーク搬送装置7の構成の簡略化を図ることができ
る。
【0041】更に、各バイス装置33,35,37を独
自のサーボモータ47の駆動によって前後方向へ移動で
きるように構成したことにより、送りバイス装置33の
前後方向の移動制御、メインバイス装置35の前後方向
の移動制御、フロントバイス装置37の前後方向の移動
制御をそれぞれ適切に行うことができる。
【0042】本実施例に係る発明の第2の作用について
説明すると、短くなった残材WBに対して更に切断加工
を行う場合には、図9に示すように残材WBを把持した
メインバイス装置35を、切断加工位置を越えて下流側
に位置せしめて、フロントバイス装置37により残材W
Bを把持する。次に、再びフロントバイス装置37を切
断加工位置の上流側に位置せしめて、フロントバイス装
置37により残材WBの一部を把持すると共に、メイン
バイス装置35の把持状態を解除して、メインバイス装
置35を再び切断加工位置の上流側に位置せしめる。そ
して、残材WBを把持したフロントバイス装置37をガ
イド部材29に沿って適宜に前後方向へ移動させて、残
材WBの切断部を切断加工位置に位置せしめる。残材W
の位置決めを終了した後に、メインバイス装置35によ
り残材WBの一部を把持して、鋸刃ハウジング5を適宜
に操作して残材Wに対して切断加工を行い、製品WAを
取出す(図10,図11参照)。最後に、製品WAを把
持したフロントバイス装置37、及び残材WBを把持し
たメインバイス装置35をガイド部材29に沿って切断
加工位置に離反する前方向へ移動させることにより、製
品WA、残材WBを切断加工位置の下流側の所定位置ま
で搬送することができる(図12参照)。
【0043】このような作用のもとでは、残材Wの長さ
を極力短くすることができ、ワークWの有効利用を図る
ことができるものである。
【0044】本実施例に係る発明の第3の作用について
説明する。
【0045】ワークWに対して先端切りを行う場合に
は、前述のようにワークWを搬送してワークWの先端部
を切断加工位置に位置決めする。そして、鋸刃ハウジン
グ5等を適宜に操作してワークWの先端部を切断する
(図13参照)。
【0046】ワークWの先端切りを行った後に、切断片
WCを把持した状態のもとで、フロントバイス装置37
をガイド部材29に沿って切断加工位置に離反する前方
向へ移動させて、切断片WCの搬出を行う。また、ワー
クWを把持した状態のもとで、メインバイス装置35を
ガイド部材29に沿って前方向へ移動させて、ワークW
の切断部を切断加工位置に位置せしめる。ワークWの切
断部を切断加工位置に位置せしめた後に、送りバイス装
置33によりワークWを把持する(図14参照)。そし
て、鋸刃ハウジング5を適宜に操作してワークWに対し
て所望の切断加工を行い、製品WAを取出す(図15参
照)。
【0047】ワークWに対して所望の切断加工を行った
後に、製品WAを把持した状態のもとで、メインバイス
装置37をガイド部材29に沿って搬送方向へ移動させ
ると共に、残材WBを把持した状態のもとで、送りバイ
ス装置33をガイド部材29に沿って搬送方向へ移動さ
せる(図16参照)。これによって、製品WA、残材W
Bを切断加工位置の下流側の所定位置にまで搬送するこ
とができる。
【0048】このような作用のもとでは、切断片WCを
把持したフロントバイス装置37を前方向へ移動させて
切断片WCの搬出を行うことができると共に、製品WA
を把持したメインバイス装置35、残材WBを把持した
送りバイス装置33をそれぞれ前方向へ移動させて製品
WA、残材WBを切断加工位置の下流側の所定位置まで
搬送することができるため、切断片WCの搬出作業と製
品WA,残材WBの搬送作業を分離することができ、ロ
スタイムを少くして切断片WCの搬出作業、製品WA及
び残材WBの搬送作業を行うことができるものである。
【0049】なお、本発明は前述のごとく実施例の説明
に限るものではなく、例えば図17に示すように横型帯
鋸盤に応用する等の適宜の変更を行うことによりその他
種々の態様で実施例可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、請求項1に記載の発明によれば、1本のワ
ークから全ての製品を取り出した後に、第2バイス装置
により残材を把持することなく、残材を把持した第3バ
イス装置を切断位置を越えて前方向へ移動させることに
より、残材を切断加工位置の下流側の所定位置まで搬送
できるため、残材の搬送作業を短時間で行うことができ
ると共に、長さの長短に拘らず残材を適宜に搬送するこ
とができるものである。
【0051】また、上記フレームに上記搬送方向からみ
て上流から下流にかけて切断加工位置を越えて前後方向
へ延伸したガイド部材を備え、この共通のガイド部材に
第1バイス装置、第2バイス装置、第3バイス装置を前
後方向へ移動可能に設けたことにより、バイス装置の個
数分のガイド部材を不要とし、構成要素の数を減らし
て、切断機におけるワーク搬送装置の構成の簡略化を図
ることができる。
【0052】更に、各バイス装置を独自のモータの駆動
によって前後方向へ移動できるように構成したことによ
り、第1バイス装置の前後方向の移動制御、第2バイス
装置の前後方向の移動制御、第3バイス装置の前後方向
の移動制御をそれぞれ適切に行うことができる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果の他に、切断片(先端切りで生じた
切断片)を把持した第2バイス装置を前方向へ移動させ
て切断片の搬出を行うことができると共に、製品を把持
した第3バイス装置、残材を把持した第1バイス装置を
それぞれ前方向へ移動させて製品、残材を切断加工位置
の下流側の所定位置まで搬送することができるため、切
断片の搬出作業と製品,残材の搬送作業を分離すること
ができ、ロスタイムを少くして切断片の搬出作業、製品
及び残材の搬送作業を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の竪型帯鋸盤の斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った図である。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った図である。
【図4】本実施例の作用説明図である。
【図5】本実施例の作用説明図である。
【図6】本実施例の作用説明図である。
【図7】本実施例の作用説明図である。
【図8】本実施例の作用説明図である。
【図9】本実施例の作用説明図である。
【図10】本実施例の作用説明図である。
【図11】本実施例の作用説明図である。
【図12】本実施例の作用説明図である。
【図13】本実施例の作用説明図である。
【図14】本実施例の作用説明図である。
【図15】本実施例の作用説明図である。
【図16】本実施例の作用説明図である。
【図17】ワーク搬送装置を横型帯鋸盤に用いた態様を
示す図である。
【符号の説明】
1 竪型帯鋸盤 5 ワーク搬送装置 33 送りバイス装置 35 メインバイス装置 37 フロントバイス装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−166918(JP,A) 実公 昭52−27433(JP,Y2) 実願 昭60−103510号(実開 昭62− 11531号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 55/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを前方向(搬送方向)へ搬送する
    切断加工機におけるワーク搬送装置にして、 フレームに上記搬送方向からみて上流から下流にかけて
    切断加工位置を経由して前後方向へ延伸したガイド部材
    を設け、このガイド部材にワークを把持する第1バイス
    装置を上記搬送方向からみて上記切断加工位置の上流側
    の領域において前後方向へ移動自在に設け、上記ガイド
    部材にワークを把持する第2バイス装置を上記搬送方向
    からみて切断加工位置の下流側の領域において前後方向
    へ移動自在に設け、上記ガイド部材における上記第1バ
    イス装置と第2バイス装置の間にワークを把持する第3
    バイス装置を設け、かつこの第3バイス装置全体を上記
    上流側の領域から上記下流側の領域にかけて前後方向へ
    移動できるように構成し、更に各バイス装置を独自のモ
    ータの駆動によって前後方向へ移動できるように構成し
    てなることを特徴とする切断機におけるワーク搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1バイス装置全体を前記上流側の
    領域から前記下流側の領域にかけて前後方向へ移動でき
    るように構成してなることを特徴とする請求項1に記載
    の切断機におけるワーク搬送装置。
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