JP3692615B2 - 多機能印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いたタンデム型カラー印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、電子写真方式を用いたタンデム型カラー印刷装置について説明しておく。電子写真方式を用いたカラー複写機の第一世代と言うべきものは、面順次印刷方式を用いている。これは1つのゼログラフィー・エンジンを使用する方式であり、転写ドラムに紙を巻付け、1回転ごとにブラック、イエロー、マジェンタ、シアンの印刷を行い、フル・カラー・プリントを実現するものである。しかしながら、転写ドラムを4回転することによって4色の印刷を行うために、高速処理には不向きであった。
【0003】
このため、富士ゼロックス社のDocuColor(商標)に代表されるように、高速化を目的としたタンデム方式を用いたカラー複写機が最近市場に投入されている。これは、ブラック、イエロー、マジェンタ、シアンの各色を担当する4つのゼログラフィー・エンジンを使用する方式である。そして、紙送りのための転写ベルト上にこの4つのゼログラフィー・エンジンを直列に配置し、紙送りに従って4色を順に印刷することによって高速印刷を実現している。このようなタンデム方式を用いたカラー複写機では、4つのゼログラフィー・エンジンがそれぞれの間隔に起因する一定の時間差をもって印刷を開始する。このため、スキャンした画像データを保持し、各色の画像データを印刷の時間差を補償してゼログラフィー・エンジンに転送するためのバッファ・メモリが画像処理部には設けられているのが普通である。
【0004】
ところで、近年、オフィスにおけるドキュメントのカラー化が進み、カラー複写機やカラー・プリンタの使用が一般的になりつつある。中でも、スペースの効率的な利用が望まれる比較的狭いオフィス環境では複写機とプリンタの両方の機能を持つ多機能印刷装置の需要が増大すると予想されている。そしてカラー複写機に外部機器に対するインタフェース部を設け、プリンタとしても使用可能な多機能印刷装置にするための方法が研究され、提案されるようになってきている。
【0005】
この一例が特開平5−153384号公報に開示されている。これを以下に説明する。カラー複写機の内部ではさまざまな画像処理が行われている。すなわち、スキャナは原画像をRGBカラーシステムで読み取り、それをL*a*b*カラー・システムに変換し圧縮や色変換等を行った後一時記憶部に一時保持し、各色のゼログラフィー・エンジンの要求するタイミングでL*a*bデータからCMYKカラー・システムのCMYKのいずれかの色信号に変換し出力している。このとき、この先行技術においては、プリンタ制御ユニットからの画像データの色信号をあらかじめ知ることにより、色信号の種類に従って適切な位置で複写機の系に外部機器からの画像データを入力させるようにしている。
【0006】
また、コンピュータで生成された画像情報を中間フォーマットのデータに変換し、その後プリンタ出力制御ユニットにより画像データを生成する例が、特開平6−86032号公報に開示されている。これを以下に説明する。ユーザがプリントを依頼する文書や図表は、中間フォーマット・データに展開され、中間フォーマット・データ記憶部に蓄積される。中間フォーマット・データは画像の種類別にエンコードされたカラー・データと、これら複数のカラー・データを統合して一ページの画像データにデコードするためのコマンド・データから成り立っている。プリンタ出力制御ユニットは、中間フォーマット・データ記憶部から中間フォーマット・データを転送し、コマンド・データを制御部によって解析すると同時に、画像の種類別にエンコードされた複数のカラー・データを制御部の出力に従って画像データ合成部によって合成し、印字装置からの制御信号に従ってある1色を出力する。面順次方式のカラー複写機を用いてカラー・ドキュメントを印刷する場合は、このプロセスを4回繰り返して多色印刷を行う。タンデム方式のカラー複写機を用いた場合は、このプリンタ出力制御ユニットを4つ用いることになる。
【0007】
しかしながら、特開平5−153384号公報に開示された方法で多機能印刷装置を構成した場合、プリンタ出力制御ユニットから出力される色信号はCMYKであるから、画像データの入力は印刷の時間差を補償するための一時記憶部の後に行われることになる。このため、プリンタ出力制御ユニット側でこの時間差を補償する必要があり、それに関わる回路がプリンタ出力制御ユニットで必要になるという問題がある。
【0008】
また、特開平6−86032号公報に開示されたプリンタ出力制御ユニットを4つ用いてタンデム方式の多機能印刷装置を構成した場合、コマンド・データは各色で同一のものを用いているにもかかわらず、各々のプリンタ出力制御ユニットに制御部を持つ必要があるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来の問題点を鑑みてなされたものであり、プリンタ出力制御ユニットから出力される画像データを一時記憶部の前段に入力することができるようにし、その結果、プリンタ出力制御ユニット側で印刷時間差を補償するための回路を不要とし、プリンタ出力制御ユニットの回路を簡略化することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、このような目的を達成するために、複数の印字ユニットを具備し、上記複数の印字ユニットにより異なる色を印刷することで多色刷りを実現する印字手段と、画像データを一時記憶したのち上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出す画像データ記憶手段とを有し、上記タイミングに基づいて上記多色刷りの色合わせを行う多機能印刷装置に、原画像を読み取って画像データとして入力する手段と、コンピュータで作成された画像情報を、画像の種類別にエンコードされたカラー・データと、これら複数のカラー・データを統合してページ単位の画像データにデコードするためのコマンド・データとで構成される中間フォーマット・データとして展開する手段と、上記中間フォーマット・データを画像データに変換する手段と、上記原画像を読み取って得られた画像データと、上記中間フォーマット・データを変換して得た画像データとを選択的に入力して上記画像データ記憶手段に出力する画像データ切り替え手段とを設けるようにしている。
【0011】
この構成においては、プリント用の中間フォーマットデータから画像データを生成するときに、生成した画像データを、原画像を読み出して得た画像データと同様に、画像データ切り替え手段を介して画像データ記憶手段に供給しているので、画像データ記憶手段からの画像データの読み出し時に各印字ユニットに対する出力タイミングを実現することができる。すなわち、複数(例えば4つ)の印字ユニットの印刷時間差を補償するためにプリンタ制御装置(あるいはプリンタ制御装置の一部をなし、中間フォーマット・データから画像データを生成する上述のプリンタ出力制御ユニット)に複数の制御部を設けて複数色の画像データを色別に独立して出力する必要がない。このため、プリンタ制御装置の回路を簡略化することができる。
【0012】
また、この構成において、上記画像データ記憶手段が、少なくとも1ページ分の画像を格納できる容量を持つようにしてもよい。
【0013】
また、上記画像データ記憶手段が、最初に印字を行う印字ユニットへのデータ出力時刻と、他の印字ユニットの各々へのデータ出力時刻との間の時間差を補償するのに必要な容量を上記他の印字ユニット各々について持つようにしてもよい。
【0014】
また、上記中間フォーマット・データが圧縮された形式とされ、上記中間フォーマット・データに対して伸長処理を行った後で画像データに合成するようにしてもよい。この場合、上記中間フォーマット・データは、画像の種類別に圧縮しエンコードされたカラー・データと、これら複数のカラー・データを統合して一ページの画像データにデコードするためのコマンド・データとすることができる。
【0015】
また、本発明によれば、上述の目的を達成するために、複数の印字ユニットを具備し、上記複数の印字ユニットにより異なる色を印刷することで多色刷りを実現する印字手段と、画像データを一時記憶したのち上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出す画像データ記憶手段と、原画像を読み取って画像データとして入力する画像データ切り替え手段と、上記原画像を読み取って得られた画像データと、他の画像データ源からの画像データとを選択的に入力して上記画像データ記憶手段に出力する手段とを有する印刷装置に用いられるプリンタ制御装置に、コンピュータで作成された画像情報を、画像の種類別にエンコードされたカラー・データと、これら複数のカラー・データを統合してページ単位の画像データにデコードするためのコマンド・データとで構成される中間フォーマット・データとして展開する手段と、上記中間フォーマット・データを記憶する中間フォーマット・データ記憶手段と、上記中間フォーマット・データ記憶手段から上記中間フォーマット・データを転送する転送部と、転送された上記中間フォーマット・データの中の上記コマンド・データを解析する単一の制御部と、転送された上記中間フォーマット・データ中の上記画像の種類別にエンコードされた複数のカラー・データを、上記制御部の出力によって合成し複数色の画像データを同時に上記画像データ切替え手段に出力する、複数の画像データ合成部とを設けるようにしている。
【0016】
この構成においては、プリンタ制御装置内の1つの制御部を用いて複数(例えば4つ)の画像データ合成部を制御することにより、プリンタ制御装置が画像データを複数色(例えば4色)同時に送信することができる。従って、上述の印刷装置をカラープリンタとして利用する場合もカラー複写機として利用する場合と同様に、画像データを一時記憶用の画像データ記憶手段の前段に入力することができる。その結果として、複数の印字ユニットの印刷時間差を補償するためにプリンタ制御装置側に4つの制御部を持たせて複数色の画像データを色別に独立して出力する必要がなくなる。このため、プリンタ制御装置の回路を簡略化することができる。
【0017】
また、本発明によれば、上述の目的を達成するために、複数の印字ユニットを具備し、上記複数の印字ユニットにより異なる色を印刷することで多色刷りを実現する印字手段と、画像データを一時記憶したのち上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出す画像データ記憶手段とを有し、上記タイミングに基づいて上記多色刷りの色合わせを行う印刷装置に、原画像を読み取って画像データとして入力する手段と、上記原画像を読み取って得られた画像データと、他の画像データ源からの画像データとを選択的に入力して上記画像データ記憶手段に出力する手段とを設けるようにしている。
【0018】
この構成においても、プリンタ制御装置を用いて多機能化を図る場合には、複数(例えば4つ)の印字ユニットの印刷時間差を補償するためにプリンタ制御装置に複数の制御部を設けて複数色の画像データを色別に独立して出力する必要がない。このため、プリンタ制御装置の回路を簡略化することができる。
【0019】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明の画像処理システムの実施例1を示すブロック図である。同図において、1はポストスクリプト(米国アドビ・システムズ社の商標)などのページ記述言語で記述された文書や図表を作成するホスト・コンピュータ、2はページ記述言語を解釈し、画像データを生成し印字装置に転送するプリンタ・コントローラ、3はホスト・コンピュータとプリンタ・コントローラを接続するイーサネット(商標)やFDDIなどのローカル・エリア・ネットワーク(以下LAN)、11はこれから複写を行う画像データを入力するためのスキャナ、12はスキャナで読み取られたRGBの画像をCMYKに変換するRGB/CMYK変換部、13は画像データの入力先として画像データ入力側(スキャナ11側)とプリンタ・コントローラ2側とを切り替える画像データ切替え手段、14は画像データを複数の印字装置に転送する時間差を補償する第1の記憶手段、15から18は各々YMCKの画像データを印刷する印字装置、21はページ記述言語で書かれたドキュメントを中間フォーマット・データ(後述)にエンコードする中間フォーマット・データ生成手段、22はプリンタ・コントローラ2をLANに接続するためのネットワークI/F、23は生成された中間フォーマット・データを一時記憶する第2の記憶手段、24は第2の記憶手段23に記憶された中間フォーマット・データを合成して画像データを生成し、画像データ切替え手段13に転送するプリンタ出力制御手段、29は中間フォーマット・データ生成手段21、第2の記憶手段23、プリンタ出力制御手段24とを結ぶバスである。
【0020】
本実施例の多機能印刷装置の動作の概要について、カラー複写機の場合とカラー・プリンタの場合とに分けて説明する。
【0021】
この多目的印刷装置をカラー複写機として利用する場合は、画像データ切替え手段13は画像データの入力先としてスキャナ11を指定している。スキャナ11からRGBで読み込まれた画像データは、入力階調のデバイスに依存した補正を行った後でL*a*b*に変換される。そして墨生成を行い、最終的には印字装置15〜18のデバイス特性に依存したCMYKに変換される。これらはRGB/CMYK色変換部12で行われる。そして、CMYKの画像データはパラレルに4色同期を取りながら画像データ切替え手段13を経由して第1の記憶手段14に転送される。これらの色変換と転送はスキャナ11の動作に合わせてリアルタイムに行われる。
【0022】
複数の印字装置15〜18を用いたタンデム型のカラー複写機では、前述のように各色の印刷開始時間にずれが発生する。これを補償するのが第1の記憶手段14である。本実施例では第1の記憶手段14は最低1ページ分の画像データを格納できる容量を持つ。このとき、第1の記憶手段14は1ページ分の画像データを一旦格納後、それぞれの印字装置15〜18からの画像データ要求信号によって、画像データを印字装置15〜18に転送する。そして、要求された枚数分の印刷を終了すると、第1の記憶手段14に蓄積された画像データを削除し、次の画像データ入力待ちの状態になる。以上がこの多機能印刷装置をカラー複写機として利用した場合の処理の流れである。
【0023】
一方、この多機能印刷装置をプリンタとして利用する場合は、画像データ切替え手段13は画像データの入力先としてプリンタ出力制御手段24を指定している。LAN3を介してプリンタ・コントローラ2に接続されたホスト・コンピュータ1がページ記述言語で書かれた文書や図表のプリント指示を出すと、このデータはLAN3を経由してプリンタ・コントローラ2の中間フォーマット・データ生成手段21に転送される。中間フォーマット・データ生成手段13はページ記述言語の構文解析やベクトル・データの座標変換を行った後、中間フォーマット・データにエンコードし、第2の記憶手段23へ格納する。格納が終了すると、システム制御部(図示せず)は4つの印字装置15〜18にプリント開始指示を送信する。
【0024】
そして、印字装置15〜18はレジ合わせやヒートアップ等の初期化を行う一方で、プリンタ出力制御手段24は第2の記憶手段23からの中間フォーマット・データの転送を開始する。
【0025】
印字装置15〜18は印字準備が整うとプリンタ出力制御手段24にページ・シンク、ライン・シンク、バイト・クロックといった制御信号を送信する。プリンタ出力制御手段24はこの制御信号と中間フォーマット・データに従って、4色の画像データをパラレルに同時出力する。
【0026】
プリンタ出力制御手段24から出力された画像データは画像データ切替え手段13を経由した後、第1の記憶手段14に一旦記憶され、各々の印字装置15〜18での印字開始時間差を補償した後で印字装置15〜18に転送される。画像データ切替え手段13から後の動作は、本多機能印刷装置をカラー複写機として使用した場合と同一であるので省略する。
【0027】
実施例に対し、図2に示すような従来例の場合、印字装置15〜18からプリンタ・コントローラ2に送られるページ・シンク、ライン・シンク、バイト・クロックといった制御信号は各印字装置15〜18から各プリンタ出力制御手段25〜28に送る必要がある。なぜなら、各プリンタ出力制御手段25〜28は各印字装置15〜18の印刷開始時間のずれを補償する必要があるため、1つの制御部で4つの画像データ合成部(後述)を制御することができないためである。図1に示した実施例1では一番最初に印字を開始する印字装置(この場合K)からのみプリンタ出力制御手段24に制御信号を送信すればよい。それは、各印字装置15〜18の印刷開始時間のずれの補償は印字装置15〜18の前段の第1の記憶手段14で行われるからである。このようにしてプリンタ出力制御手段24の回路を単純化することができる。なお図2において図1と対応する箇所には対応する符号を付して詳細な説明を省略した。
【0028】
次に、本多機能印刷装置をプリンタとして使用する場合における、ページ記述言語から中間フォーマット・データに変換されるまでの処理について詳細を説明する。
【0029】
プリントを行うポストスクリプト(米アドビ・システムズ社の商標)やインタープレス(米ゼロックス社の商標)といったページ記述言語はプリンタに依存しないデバイス・インディペンデントな座標系を用いており、文字情報や図形情報は主にベクトルデータとして記述されている。印字装置はこれらのデータを直接解釈することができないため、印字装置に転送する前に印字装置が理解できる形式のラスター・データ(ビット・マップ・データ)に変換する必要がある。
【0030】
図3はページ記述言語で書かれたデータが中間フォーマット・データに展開されるまでの処理を示す図である。図1および図3において、ホスト・コンピュータ1からプリンタ・コントローラ2に転送されたページ記述言語は、中間フォーマット・データ生成手段21に渡される。中間フォーマット・データ生成手段21では、まずインタープリタ部(図示しない)によって字句解析が行われ、イメージャー部(図示しない)に渡される。イメージャー部は文字データ、図形データ、イメージ・データなどのオブジェクト別に適切な処理を行う。すなわち、文字データであれば、ベクトル・フォントの各点の座標をデバイス・ディペンデントな座標系で表現したり、図形データであれば、ベジエ曲線で表された曲線を直線で近似したり、回転を施したり、端点処理を行ったり、また、サンプル・イメージであれば、色変換や解像度変換を行ったりするのはどれもイメージャー部の役割である。
【0031】
イメージャー部で解釈された各オブジェクトは、オブジェクト・リストと呼ばれるページ単位のリストに挿入され保存される。オブジェクト・リストはページ記述言語に記述されたすべてのオブジェクトをリストにしたものである。しかしながら、オブジェクト間の上下関係によっては、あるオブジェクトが完全に他のオブジェクトの下になることがあり、すべてのオブジェクトが紙の上に印字されるとは限らない。そこで、オブジェクト・リストから紙の上に現れるオブジェクト(またはその一部)のみを抜き出す必要がある。このための工程は平滑化処理といわれている。平滑化処理では同一のスキャン・ラインに属するすべてのオブジェクトを調べ、各点における最上位のオブジェクトを集めてそれをリストにする。このリストをラン・リストと呼ぶ。こうして生成されたランリストをラスター・データに展開して印字装置15〜18に転送すれば、所望のデータを印刷することができる。
【0032】
しかしながら、印刷する文書をラスター・データとして格納するには、印字装置の解像度に依存した膨大なサイズのメモリを必要とする。例えば、印字装置の解像度が600dpi(ドット・パー・インチ:1インチ当たりのドット数)の場合、A3の用紙サイズのラスター・データは約265メガ・バイトもの大量なメモリが必要である。このため、メモリに要するコストの削減のためには、何らかの圧縮を行い、データ量を削減することが重要である。
【0033】
図4に特開平6−86032号公報に基づくオブジェクト別圧縮方法の概念を示す。ページ記述言語で記述された文書や図表は、大別するとフォントから構成される文字データ、図形・グラフ作成ソフトで作成されたグラフィックス・データ、写真等をスキャナ等で読み取ったスキャン・イメージ・データといった3つのオブジェクトに分類することができる。この方法では、イメージャーやその後の平滑化処理で得られたラン・リストを各オブジェクトごとに最適な方法を用いてエンコードして中間フォーマット・データを生成する。そして、印字装置15〜18側に転送する前にハードウェアを用いてこの中間フォーマット・データをリアルタイムにデコードして画像データに変換する。各オブジェクトごとのエンコード方法は以下の通りである。
【0034】
文字データは使用する色数は少ないものの、解像度を要求するデータである。そのため、2値のビット・マップ・データ(これをマスク・データと呼ぶ)を用いて輪郭情報を保存し、文字色/背景色の2色の色情報(これをコンスタント・カラー・データと呼ぶ)を用いて表現することが可能である。このとき、文字データは各色8ビットのラスター画像データに展開するよりも約1/32に圧縮することができる。また、グラフィックス・データは一定値のデータが数百〜数千画素続くことが多いため、色情報(コンスタント・カラー・データ)とその連続情報とを用いたランレングス圧縮により高い圧縮率を得ることができる。スキャン・イメージ・データの場合は200〜400dpiの解像度があり、かつ同じ画素値が連続することは少ないため、スキャン・イメージ・データは圧縮を行わずにエンコードする。
【0035】
こうしてオブジェクトごとにエンコードされたデータに伸長のためのコマンド・データを付与して中間フォーマット・データとすることにより、もとの画像データへの伸長を可能とする。このとき、スキャン・イメージ・データの少ない文書では、1/10〜1/30の高い圧縮率が得られ、第2の記憶手段23が1ページ分の画像データに相当するメモリを有しているときは10〜30ページ分の中間フォーマット・データを一時記憶できることになる。
【0036】
図5にこのような中間フォーマット・データの一例を示す。中間フォーマット・データはオブジェクトごとにエンコードされたデータを統合するためのコマンド・データ、文字データのビット・マップ情報を表現するマスク・データ、ラン・レングス圧縮の際にインデックスとなるカラー・データを示すコンスタント・カラー・データ、スキャン・イメージ・データをそのまま点順次に配置したサンプル・カラー・データから構成されている。
【0037】
図6にコマンド・データの一例を示す。コマンド・データはAからEまで分けられた各々2バイトのコードで構成される。Aはコンスタント・カラー・データを画像データ合成部45(図9)のどのカラー・レジスタ(後述)にロードするかを示す。00のときはカラー・レジスタ0にロード、01のときはカラー・レジスタ1にロード、10のときはカラー・レジスタ2にロード、11のときは新しくコンスタント・カラーをロードしない。Bは画像データ合成部45のマルチプレクサA(描画色、後述)によってどのカラー・レジスタを選択するかを示す。00はカラー・レジスタ0を選択、01はカラー・レジスタ1を選択、10はカラー・レジスタ2を選択、11はここでは未定義である。Cは画像データ合成部45のマルチプレクサB(背景色、後述)によってどのカラー・レジスタを選択するかを示す。00はカラー・レジスタ0を選択、01はカラー・レジスタ1を選択、10はカラー・レジスタ2を選択、11はサンプルチャネルを選択することを示す。Dはマスクデータを用いるかどうかを示す。0はマスクデータを参照して出力に用いるマルチプレクサをAかBか選択、1はマスクデータを参照せず出力に用いるマルチプレクサはAであることを示す。Eはカウントである。このコマンド・データが何ピクセル分有効かを示す。
【0038】
図7にマスク・データの一例を示す。0のときマルチプレクサA(描画色)を選択、1のときマルチプレクサB(背景色)を選択することを示す。尚、マスク・データはコマンド・データがD=0のときのみ参照される。従って、1ページの中間フォーマット・データの中のマスク・データ長はD=0であるコマンド・データでのカウント(E)の合計に等しい。
【0039】
図8にコンスタント・カラー/サンプル・カラー・データの構成の一例を示す。コンスタント・カラー、サンプル・カラー共に各々のデータは1バイト256階調で表されるKYMC成分を4色順次並べた形式で表される。このように点順次でコンスタント・カラーやサンプル・カラーを配置すれば、4バイトを一度に読み込むことによって各々のカラーのKYMCの値が同時に読み出すことができ、タンデム方式には都合がよい。尚、コンスタント・カラー・データはコマンド・データがA≠11のときにカラー・レジスタにロードされるため、コンスタント・カラー・データ数はこれらのコマンド・データ数に等しい。また、サンプル・カラー・データはコマンド・データがC=11のとき、Eのカウント数分読み込まれる。そのため、サンプル・カラー・データ数はC=11であるコマンド・データのカウント(E)の合計に等しい。
【0040】
次に図9以降の図を参照してプリンタ出力制御手段24の動作、特に制御部44と画像データ合成部45についての詳細を述べる。
【0041】
図9にプリンタ出力制御手段24のハードウェア構成を示す。プリンタ出力制御手段24は、中間フォーマット・データを第2の記憶手段23から取り込み、コマンド・チャネル、マスク・チャネル、コンスタント・カラー・チャネル、サンプル・カラー・チャネルの中から適切なチャネルにデータを分配する転送部41と、コマンド・データを解析し、画像データ合成部45を制御する信号を送出する制御部44、コンスタント・カラー、サンプル・カラーといったオブジェクト別に分かれたデータを取り込み、前記制御部44からの情報により画像データの合成を行う画像データ合成部45とから構成されている。
【0042】
図10に制御部44のハードウェア構成を示す。制御部44はコマンド・データをデータごとにAからEに分配するコマンド分配部51、Aのデータをもとにして、コンスタント・カラー転送要求信号を送出するロード情報監視部52、Cのデータをもとにして、サンプル・カラー転送要求信号を送出するサンプル監視部53、制御信号のバイト・クロックをコマンド・データのEの値になるまでカウントするカウンタ54、コマンド・データのB、C、Dの値を一時保持するレジスタ55から構成されている。
【0043】
図11に画像データ合成部45のハードウェア構成を示す。画像データ合成部45はコンスタント・カラー・データを保持する3つのカラー・レジスタ61〜63、描画色と背景色のカラー・レジスタの選択をする2つのマルチプレクサ(AとB)64,65、出力する色としてどちらのマルチプレクサを用いるか選択するマルチプレクサ(C)66とから構成されている。
【0044】
第2の記憶手段23に記憶されたコマンド・データが転送部41によって制御部44に転送されると、まず、コマンド分配部51によってAからEのデータに分解され、適切なチャネルに分配される。Aは新しいサンプル・カラーをどのカラー・レジスタにロードするかを示すデータである。このデータはこのコマンド・データが有効なカウントの中で、最初のバイト・クロックのときにロード情報監視部52と画像データ合成部45に送信される。ロード情報監視部52では、Aで新しいコンスタント・カラーのロードを要求しているか調べ、要求のある場合は転送部41にコンスタント・カラー転送要求信号を送出する。尚、Aはコマンド・データに付き1回実行すればよいので、レジスタを用いてAのデータを保持する必要はない。BとCはマルチプレクサAとBがそれぞれどのカラー・レジスタを選択するかを示すデータである。このデータはバイト・クロックに同期して、4つの画像データ合成部45に送信される。このデータはコマンド・データのEで示すカウント数分有効である必要があるため、レジスタ55を用いてこの情報を保持している。Dはこのコマンド・データがマスク・データを必要とするかを示すデータである。マスク・データが必要である場合、制御部44はマスク・データ転送要求信号を転送部41に送信する。マスク・データが不要の場合、なにもしない。このデータもコマンド・データのEで示すカウント数分有効である必要があるため、レジスタを用いてこの情報を保持している。Eはコマンド・データが何カウント有効であるかを示すデータである。このカウント数分バイト・クロックをカウントし、その値に達すると制御部44はコマンド・データ転送要求信号を転送部41に送信する。
【0045】
これらの制御部44からの信号を受けた各々の画像データ合成部45の動作を次に説明する。まず、制御部44から来るAの信号でコンスタント・カラーのロードが示されている場合、制御部44は転送部41にコンスタント・カラー転送要求信号を送信している。そのため、画像データ合成部45は転送部41から送られてきたコンスタント・カラー・データをAの信号で指定されたカラー・レジスタにロードすればよい。そして、Bの信号とCの信号で指定されたカラー・レジスタをマルチプレクサAとBで指定する。そして、Fの信号を調べ、マスク・データが有効なときは、Fの信号に従ったマルチプレクサの指定を行う。マスク・データが無効のときは、マルチプレクサAが指定される。そして、バイト・クロックに同期する形で画像データを送出する。各々の画像データ合成部45は同一のバイト・クロックに同期して出力されるため、4つの画像データ合成部45が出力する画像データがパラレルに同期が取れていることが保証されるのである。
【0046】
[実施例2]
つぎに本発明の実施例2について説明する。本実施例では、第1の記憶手段14が最初に印字を行う印字装置と、各々の印字装置との出力する時間差を補償するのに必要な容量を各々の印字装置15〜18ごとに持つ場合である。
【0047】
図12に本実施例2における第1の記憶手段14を示す。ここで、KYMCそれぞれの色を担当する印字装置15〜18はそれぞれL1、L2、L3の間隔で並んでいるとする。このとき、KとYの印字装置15、16の印刷開始時間のずれの間に存在する画像データ・サイズはL1*l*Dバイトとなる。ここで、lはスキャン方向の用紙の長さ、Dは印刷解像度を示す。同様にKとMの印字装置15、17の印刷開始時間のずれの間に存在する画像データ・サイズは(L1+L2)*l*Dバイト、KとCの印字装置15、18の印刷開始時間のずれの間に存在する画像データ・サイズは(L1+L2+L3)*l*Dバイトとなる。従って、印刷装置15〜18の印刷開始時間のずれを補償するためには、各々の印字装置16〜18の前にこれらの画像データを格納できるサイズのバッファを配置し、画像データの転送を遅延させればよいことになる。
【0048】
図12で示した第1の記憶手段14の場合、第1の記憶手段は1ページ分の画像データを格納することができないため、複数枚の印刷を行う場合は、スキャナ11が印刷枚数分だけ原稿をスキャンする必要がある。その代わり、第1の記憶手段14に1ページ分の容量を持つ場合と比較して、第1の記憶手段14を小さくすることができるという利点がある。
【0049】
尚、本実施例における多機能印刷装置の動作は、第1の記憶手段14の構成とそれにかかわる動作を除いては実施例1と同様である。
【0050】
[実施例3]
つぎに本発明の実施例2について説明する。本実施例では、中間フォーマット・データが圧縮された形式でエンコードされており、プリンタ出力制御手段24は圧縮された形でエンコードされた中間フォーマット・データを伸長し、画像データに合成して印字装置15〜18側に転送するようになっている。
【0051】
本実施例では、中間フォーマット・データ生成時にサンプル・カラーは副走査方向のブロック・サイズに対応する副走査ラインごとに固定長ブロック圧縮を行う。これは各色別に行われる。本実施例で使用した固定長ブロック圧縮処理技術は、GBTC(Generalized Block Truncation Codiing)型符号化方式と呼ばれるものである。詳細については、例えば1990年電子情報通信学会秋季全国大会、D−254(1990)に記載されている。同技術の特徴は、画像をある大きさのブロックに分割して、画像データをブロックの平均レベル、ブロック内の階調幅指標、画素ごとの量子化レベルの3成分について符号化するものである。本実施例では、1ブロックを4x4画素、圧縮率(固定)を3/8とした専用ハードウェアを使用している。
【0052】
図13にこの固定長ブロック圧縮処理技術を用いた場合のサンプルデータの構成を示す。図中のsample0−2(K)はKの色の0ブロック目の2バイト目のデータである。固定長ブロック圧縮を用いればブロック長が各色等しいことより、例えば1バイトごとにCMYKの順に各色のデータをブロック順次で配置することができる。このように配置すれば、CMYKのサンプ・ルカラーのデータを同時に取り出す時に都合がよいのである。
【0053】
図14にこの固定長ブロック圧縮処理技術を用いた場合のプリンタ出力制御手段24を示す。同図において、71は圧縮したサンプル・データを復号するためのデコード部である。転送部41は第2の記憶手段23から4スキャン・ライン分に相当するブロック数のサンプル・データを取り出し、デコード部71に転送する。デコード部71はこれを各々4x4のブロックに伸長し、4スキャン・ライン分のバッファにいったん保持する。そして、制御部から送られてくるサンプル・カラー転送要求信号に従って、画像データ合成部45にサンプル・カラー・データを転送する。尚、デコード部71は画像データ合成部45が要求するデータのスループットを得られるものとする。
【0054】
尚、本実施例における多機能印刷装置の動作は、サンプル・データに固定長の圧縮処理がかかっていて、それをデコード部71で伸長することを除いて実施例1や2と同一であるので、ここではその詳細について省略する。
【0055】
以上説明したように、以上の実施例において説明した手法によれば、印字時間の違いを補償するのに用いる第1の記憶手段14を多機能印刷装置で好適に活用することにより、プリンタ出力制御手段24を簡略化することができる。
【0056】
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、本発明は電子写真プロセスを用いた画像形成装置に限らず、ほかの記録装置、例えばインクジェット記録装置や熱転写記録装置にも適用することができる。
【0057】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、コンピュータで作成された画像情報に基づいてプリンタ出力制御ユニットにおいて生成される画像データを一時記憶用の画像データ記憶手段の前段に入力するようにしているので、プリンタ出力制御ユニット側においては印刷時間差を補償するための回路が不要となり、プリンタ出力制御ユニットの回路を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の全体的な印刷システム構成を説明するためのブロック図である。
【図2】 従来例の印刷システム構成を説明するためのブロック図である。
【図3】 ページ記述言語から中間フォーマット・データへの処理の流れを示した図である。
【図4】 本発明で用いる中間フォーマット・データの概念図である。
【図5】 中間フォーマット・データの構成図である。
【図6】 コマンド・データの概念図である。
【図7】 マスク・データの構成図である。
【図8】 コンスタント・カラー/サンプル・カラー・データの構成図である。
【図9】 プリンタ出力制御手段24の構成図である。
【図10】 制御部44の構成図である。
【図11】 画像データ合成部45の構成図である。
【図12】 本発明の実施例2で用いる第1の記憶手段14の構成を説明する図である。
【図13】 本発明の実施例3で用いる固定長圧縮のサンプル・データの構成図である。
【図14】 本発明の実施例3で用いるプリンタ出力制御手段24の構成図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 プリンタコントローラ
11 スキャナ
13 画像データ切替え手段
14 第1の記憶手段
15〜18 印字装置
21 中間フォーマット・データ生成手段
23 第2の記憶手段
24 プリンタ出力制御手段
41 転送部
44 制御部
45 画像データ合成部
71 デコード部

Claims (6)

  1. 複数の印字色に対応した複数の印字ユニットを具備し、上記複数の印字ユニットにより異なる印字色を印刷することで多色刷りを実現する印字手段と、印字色ごとの各画像データを一時記憶したのち当該各画像データを上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出す画像データ記憶手段とを有し、上記タイミングに基づいて上記多色刷りの色合わせを行う多機能印刷装置において、
    原画像を読み取って色変換を行い印字色ごとの各画像データとして入力する手段と、
    コンピュータで作成された画像情報を、画像の種類別にエンコードされたカラー・データと、これら複数のカラー・データを統合してページ単位の画像データにデコードするためのコマンド・データとで構成される中間フォーマット・データとして展開する手段と、
    複数の印字色に対応した複数の画像データ合成部および単一の制御部を具備するプリンタ出力制御手段であって、上記カラーデータがともに入力される上記複数の画像データ合成部を上記単一の制御部により上記コマンド・データに従って同時に制御して、上記中間フォーマット・データから印字色ごとの各画像データを同一のタイミングで出力するプリンタ出力制御手段と、
    上記原画像を読み取って得られた印字色ごとの各画像データと、上記中間フォーマット・データから同時に生成された印字色ごとの各画像データとを選択的に入力して上記画像データ記憶手段に出力する手段とを有することを特徴とする多機能印刷装置。
  2. 上記画像データ記憶手段は、少なくとも1ページ分の画像を格納できる容量を持つ請求項1記載の多機能印刷装置。
  3. 上記画像データ記憶手段は、最初に印字を行う印字ユニットへのデータ出力時刻と、他の印字ユニットの各々へのデータ出力時刻との間の時間差を補償するのに必要な容量を上記他の印字ユニット各々について持つ請求項1または2記載の多機能印刷装置。
  4. 上記中間フォーマット・データは圧縮された形式とされ、上記中間フォーマット・データに対して伸長処理を行った後で印字色ごとの各画像データに合成する請求項1、2または3記載の多機能印刷装置。
  5. 上記中間フォーマット・データは、画像の種類別に圧縮しエンコードされたカラー・データと、これら複数のカラー・データを統合して一ページの画像データにデコードするためのコマンド・データとを有する請求項4記載の多機能印刷装置。
  6. 複数の印字色に対応した複数の印字ユニットを具備し、上記複数の印字ユニットにより異なる印字色を印刷することで多色刷りを実現する印字手段と、印字色ごとの各画像データを一時記憶したのち上記複数の印字ユニットへ異なるタイミングで読み出す画像データ記憶手段と、原画像を読み取って色変換を行い印字色ごとの各画像データとして入力する原画像読取手段と、上記原画像を読み取って得られた印字色ごと各画像データと、他の画像データ源からの印字色ごとの各画像データとを選択的に入力して上記画像データ記憶手段に出力する画像データ切り替え手段とを有する印刷装置に用いられるプリンタ制御装置において、
    コンピュータで作成された画像情報を、画像の種類別にエンコードされたカラー・データと、これら複数のカラー・データを統合してページ単位の画像データにデコードするためのコマンド・データとで構成される中間フォーマット・データとして展開する手段と、
    上記中間フォーマット・データを記憶する中間フォーマット・データ記憶手段と、
    上記中間フォーマット・データ記憶手段から上記中間フォーマット・データを転送する転送部と、
    転送された上記中間フォーマット・データの中の上記コマンド・データを解析する単一の制御部と、
    転送された上記中間フォーマット・データ中の上記画像の種類別にエンコードされた複数のカラー・データを、上記制御部の出力によって合成し印字色ごとの各画像データを同一のタイミングで上記画像データ切替え手段に出力する、複数の画像データ合成部とを有することを特徴とするプリンタ制御装置。
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