JP3688265B2 - 超音波探傷装置 - Google Patents

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    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、溶接継手部等の探傷部の内部欠陥を非破壊で検査する超音波探傷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、溶接継手部等の内部欠陥を非破壊で検査する手段として、超音波探傷検査(UT)が知られている。この超音波探傷検査は、被検査体の表面に探触子を密着させ、この探触子から被検査体に入射された超音波の反射によって欠陥を検出する非破壊検査であり、入射させた超音波の反射を検出するまでの時間によって欠陥の位置を知ることができる。
【0003】
この種の従来技術として、台車を継手溶接線の始端部から終端部に向って間欠運動させ、台車停止毎にこの台車に設けられた走査機構によって超音波探触子を台車走行方向およびこれと直交する方向に方形走査させることにより、継手溶接線の全線の探傷を行う自動超音波探傷装置がある。この超音波探傷装置によれば、超音波探触子を継手溶接線に対して前後方向に走査させながら、入射させた超音波の反射を検査して全線探傷を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
一方、超音波探触子によって検査できる被検査体の厚み方向の範囲は限られているので、全厚み方向の安定した検査をするために、超音波探触子を溶接継手部と近接又は離間させる走査を行って、超音波探触子の検査できる範囲を厚み方向に広げる場合もある。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−333010号公報(第1頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記文献1記載の超音波探傷装置の場合、溶接線方向に走行する台車に走査機構が取付けられており、走行しながら検査すると台車からの振動やうねり動作が探触子に伝わって安定した探傷ができないため、台車を走査範囲に対応した走行ピッチで間欠駆動させながら、台車の停止中に走行機構による方形走査を行うようにしている。したがって、連続的な超音波探傷ができず、多くの時間を要することになる。しかも、停止中であってもモータ等の駆動機からの振動等により、安定した超音波探傷ができないおそれもある。
【0007】
また、前記したように被検査体の板厚が厚くなると、それに伴って超音波探触子の前後走査の範囲も大きくなるので、探触子を走査させるための構成寸法が長くなり、それを支持するために装置全体が大きなものになってしまう。
【0008】
さらに、この超音波探傷装置では、平板を突合わせたような溶接継手部の検査は困難であり、限られた溶接継手部の超音波探傷でしか十分な効果を得ることができない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記課題を解決するために、本願発明は、被検査体の探傷部に沿って、該探傷部から所定距離離した被検査体の表面にガイド部材を設け、該ガイド部材に沿って、自走する駆動台車と、前記探傷部の側部から該探傷部に向けて超音波を発する一対の超音波探触子を設けた探触子台車とを分離して設け、該駆動台車と探触子台車とを継手で連結するとともに、前記探触子台車に、前記超音波探触子を探傷部と近接又は離間する対称動作で走査を行う走査機構を具備した探触子駆動機を設け、該探触子駆動機の反探傷部側に被検査体の表面との距離を保つ規制部材を設け、該探触子駆動機の超音波探触子側に、該超音波探触子の被検査体表面への押圧力を制限する制限部材を設けている。このように、超音波探傷する超音波探触子を探傷部に沿って移動させる駆動台車と、超音波探触子を設けた探触子台車とを、それぞれ別体として分離し、これらの間を継手で連結することにより、駆動台車で生じる振動やうねりが超音波探触子側に伝わらなくなり、超音波探触子で安定した超音波探傷ができる。
【0010】
しかも、探傷部に向って超音波探触子を近接又は離間するように対称動作させて走査することにより、被検査体の厚み方向を広く検査することができる。その上、被検査体側に押圧される探触子駆動機は、反探傷部側の規制部材によって超音波探触子側を被検査体側へ安定して押圧することができ、超音波探触子の押圧力が規定以上に大きくなるような場合には制限部材で超音波探触子の押圧力を制限することができ、検査条件が変化しても超音波探触子を安定して被検査体に押圧して検査することができる。
【0011】
また、前記ガイド部材に案内される案内部材を前記駆動台車と探触子台車とに設け、該探触子台車に前記探触子駆動機を被検査体側へ押圧する押圧部材を設ければ、ガイド部材に沿って駆動台車と探触子台車とを安定して移動させるとともに、この安定して移動する探触子台車の探触子駆動機を被検査体側へ所定圧力で押圧して、超音波探触子による安定した超音波探傷ができる。
【0012】
さらに、前記継手を、前記ガイド部材とほぼ同軸上に配置する自在継手で構成すれば、駆動台車によって移動させる探触子台車がガイド部材を中心にして移動させられるので、探触子台車に回転モーメント等を生じさせることなく安定して移動させることができる。
【0014】
さらに、前記押圧部材を、前記探触子台車と探触子駆動機との間に設けたスプリングで構成し、該スプリングを、探触子駆動機の進行方向前後に配設すれば、簡単な構成であるスプリングのスプリング力で、探触子駆動機の前後を被検査体側へ安定して押圧することができ、スプリングの交換によって容易に押圧力を変更することもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態を示す超音波探傷装置の斜視図であり、図2は図1に示すII−II矢視図、図3は図2に示すIII−III矢視図、図4は図2に示すIV部拡大図、図5は図1に示すV−V矢視図である。なお、説明のために図の一部は断面で示している。また、この実施形態では、被検査体として突合わせ溶接をした板材を例にし、その溶接継手部の溶接線方向を超音波探傷する超音波探傷装置を例にして説明する。
【0017】
図1に示すように、板材を突合わせて溶接した被検査体1の溶接継手部が探傷部2であり、図示する上下方向に連続した溶接線である。この探傷部2から所定距離離れた位置には、探傷部2と平行にガイド部材3が設けられている。この実施形態では、ガイド部材3として円筒断面のパイプレールが用いられている。このガイド部材3としては、角形断面や他の断面形状であってもよい。
【0018】
ガイド部材3には、このガイド部材3に沿って自走する駆動台車4と、この駆動台車4と連結されてガイド部材3に沿って移動する探触子台車5とが設けられている。これら駆動台車4と探触子台車5とで、超音波探傷装置6が構成されている。なお、これらを制御する制御装置は、駆動台車4内に設けても離れた制御室等に設けてもよい。
【0019】
駆動台車4は、被検査体1の表面と接する車輪11(4箇所)によって自重が支持され、ガイド部材3の両側部に接して回転する案内ローラ12(案内部材:4箇所)によってガイド部材3に沿って移動するように構成されている。探触子台車5は、ガイド部材3の両側部に接して回転する案内ローラ13(案内部材:4箇所)によって自重が支持され、この案内ローラ13によってガイド部材3に沿って移動するように構成されている。
【0020】
探触子台車5には、探傷部2と交差する方向に延びる探触子駆動機15が設けられている。この探触子駆動機15の走査部16に、探傷部2の両側部に位置するように超音波探触子17が設けられている。
【0021】
そして、これら駆動台車4と探触子台車5とは継手14によって連結され、駆動台車4の移動に追従して探触子台車5が移動するように構成されている。この駆動台車4と探触子台車5の制御部18とは配線19によって接続され、駆動台車4は図示しない制御装置と配線20で接続されている。
【0022】
図2に示すように、探触子台車5に設けられた案内ローラ13は、円形断面のガイド部材3の外面とほぼ同じ曲率で外面が形成されている。前記ガイド部材3は、所定高さの支持材21で被検査体1の表面に固定されており、このガイド部材3を前記案内ローラ13で両側部から挟むことにより、探触子台車5がガイド部材3に取付けられている。図示する左側の案内ローラ13Aは、軸22によって回転可能に支持されており、探触子台車5の移動に追従して回転する。右側の案内ローラ13Bは、軸23によってスライド部材24に回転可能に支持されており、探触子台車5の移動に追従して回転する。このスライド部材24は、探触子台車5の台車ベース板27の下部に設けられたスライド部25に沿ってスライド可能に設けられている。このスライド部25の内部にはスプリング26が設けられており、このスプリング26によって案内ローラ13Bは常にガイド部材3側へ押圧されている。このような構成により、ガイド部材3を左右の案内ローラ13A,13Bで所定の力(スプリング26の力)によって挟んだ状態が保たれている。このようにして探触子台車5を取付けることにより、探触子台車5を被検査体1の表面から所定距離の位置に浮かせた状態を保っている。
【0023】
また、探触子台車5の台車ベース板27の上部には、押圧軸28が立設されている。この実施形態では、図1に示すように、ガイド部材3の前後左右位置に押圧軸28が設けられている。この押圧軸28は、探触子駆動機15の駆動機ベース板29に設けられた挿通孔30とスプリングカバー31内に設けられたスプリング32とを貫通して上方に突出している。このスプリングカバー31から上方に突出した押圧軸28は、図示する左右の上端が、保持部材33によって連結されている。
【0024】
さらに、押圧軸28は、所定位置から上部がスプリングカバー31の内径よりも僅かに小径の案内部34に形成されている。この案内部34がスプリングカバー31の内面に沿って上下動することにより、押圧軸28とスプリングカバー31とがほぼ同軸上でスライドするように構成されている。この案内部34の下面が、スプリング32の上端支持部となっている。
【0025】
このようにして、押圧軸28の案内部34によってスプリング32の上端を支持することにより、スプリング32の力によって駆動機ベース板29が被検査体1の表面側へ押圧されるようにしている。この時、スプリングカバー31が押圧軸28の案内部34に案内されて、探触子駆動機15の全体がほぼ平行に被検査体1側へ押圧される。なお、探触子駆動機15を被検査体1側へ押圧する力は、スプリング32を変更することにより容易に可能であり、例えば、被検査体1の下面を上向きに検査する場合や、急傾斜面の被検査体1を横向きに検査する場合等、使用条件等に応じた力のスプリング32に変更することが容易にできる。
【0026】
一方、探触子駆動機15の走査部16には、探傷部2の側部から探傷部2に向けて超音波を発する超音波探触子17が設けられている。この超音波探触子17は、走査部16の軸方向に設けられたガイドレール37に沿って移動する移動部材38から被検査体1側に向けて突設された支持部材39に設けられている。
【0027】
図3に示すように、前記ガイドレール37は走査部16の中央部軸方向に設けられており、その周囲にタイミングベルト40が設けられている。このタイミングベルト40は、走査部16の両端に設けられたスプロケット41に掛けられており、制御部17側(図の右側)に設けられた駆動スプロケット41が駆動モータ35によって回転可能に構成されている。このように設けられたタイミングベルト40の異なる直線部側(図の上下)に、前記移動部材38がそれぞれ固定部材42で固定されている。このように固定することにより、タイミングベルト40を所定距離で間欠的に正方向/逆方向に移動させれば、両超音波探触子17が近接又は離間するように動作をさせることができる。この構成の場合、左側又は右側の超音波探触子17から発した超音波を、右側又は左側の超音波探触子17で受信する。
【0028】
図4に示すように、前記超音波探触子17には、ガイドレール37に沿って移動する移動部材38の支持部材39によって垂直方向にガイドされるガイド軸43と、このガイド軸43の下端に固定された保持部44と、この保持部44に設けた水平方向の支持軸45で支持された探触子本体46とが設けられている。この探触子本体46には、車輪36が設けられている。また、探触子本体46を設けた保持部44は、ガイド軸43に設けられたスプリング47によって被検査体1側へ押圧されており、被検査体1の表面と近接又は離間する方向に移動可能となっている。この保持部44の上下動時には、ガイド軸43が支持部材39に案内される。
【0029】
このように、探触子本体46を、垂直方向に上下動する保持部44に支持軸45で水平方向の揺動が可能なように設けることにより、押圧される探触子本体46が被検査体1の表面と密接するようにしている。これらが走査機構の走査部分である。
【0030】
一方、図2に示すように、探触子駆動機15の走査部16の反探傷部2側には、走査部16と被検査体1の表面との距離を保つ規制部材48が設けられている。この規制部材48は、走査部16から被検査体1側に向けて設けられたブラケット49に軸50で取付けられた車輪51であり、被検査体1の表面に接しながら回転可能なように構成されている。この規制部材48は、ガイド部材3を挟んで反超音波探触子17側に設けられており、この規制部材48を設けることにより、スプリング32によって全体的に被検査体1側へ押圧されている探触子駆動機15の規制部材48側が被検査体1の表面側へ移動する距離を規制している。この規制部材48で、スプリング32により全体が被検査体1側へ押圧されている探触子駆動機15の反超音波探触子側の移動を規制することにより、固定されたガイド部材3を中心に超音波探触子側が被検査体1の表面側へ押圧されるようにしている。
【0031】
つまり、探触子台車5に設けられたスプリング32によって常に被検査体1側へ押圧される探触子駆動機15は、その反超音波探触子側が規制部材48によって一定距離に決定されるので、この探触子駆動機15の超音波探触子17側に被検査体1の表面側への力が作用するようにしている。これによって、探触子駆動機15からスプリング47で被検査体1側へ付勢されている探触子本体46が、常に被検査体1の表面に一定の圧力で押し付けられて密着し、安定した超音波探傷を行うことができるようにしている。
【0032】
また、走査部16の超音波探触子17側には、前記超音波探触子17を被検査体1へ押圧することを制限する制限部材52が設けられている。この制限部材52は、走査部16から被検査体1側に向けて設けられたブラケット53に軸54で取付けられた車輪55であり、被検査体1に接しながら回転可能なように構成されている。この制限部材52は、超音波探触子17が所定の押圧力で被検査体1の表面に押圧された状態では、被検査体1の表面とは僅かな隙間が設けられて浮いた状態であり、超音波探触子17が所定の押圧力を越えて押圧された時には被検査体1の表面と接して、超音波探触子17に大きな力が作用するのを防止している。
【0033】
そして、図5に示すように、駆動台車4と探触子台車5とが、ボールジョイント構造の自在継手14によって連結されている。この自在継手14は、探触子台車5に設けられた取付ブラケット56と駆動台車4との間に設けられ、それぞれに球面状のすべり面となるボール部57が設けられ、角変位が可能なように連結されている。このような自在継手14で駆動台車4と探触子台車5とを連結することにより、駆動台車4側の駆動モータ58等で発生する振動や、被検査体1の表面上を車輪11で走行する駆動台車4にうねり運動等を生じても、自在継手14の変位で吸収して振動やうねり等が探触子台車5側へ直接伝わらないようにしている。なお、自在継手14としては、ユニバーサルジョイント等の他の構成であってもよい。
【0034】
また、この自在継手14は、図1に示すように、ガイド部材3とほぼ同軸上に配設されており、駆動台車4による牽引力が探触子台車5の案内ローラ13A,13B間のほぼ走行中心に働くようにしている。これにより、探触子台車5に回転モーメントが作用しないようにしている。
【0035】
以上のように構成された超音波探傷装置6によれば、探傷部2に沿って設けられたパイプレールのガイド部材3にガイドさせて駆動台車4を所定速度で自走させることにより、この駆動台車4に追従して探触子台車5が同一の速度でガイド部材3に沿って移動する。この探触子台車5には、探傷部2の側部から探傷部2を超音波探傷する超音波探触子17が設けられており、探触子駆動機15に設けられた駆動モータ35の正転・逆転を走査範囲で間欠的に行うことにより、タイミングベルト40で超音波探触子17を探傷部2と近接・離間させる走査をさせながら駆動台車4を走行させることができる。これにより、探傷部2に沿って移動しながら超音波探傷できる超音波探傷装置6となる。この時、超音波探触子17と被検査体1の表面との間に水等の液体が供給され、この液体の層によって超音波探触子17と被検査体1の表面との間に空気層が形成されるのを防止している。
【0036】
しかも、超音波探傷装置6を移動させる駆動台車4から超音波探傷する探触子台車5を分離させて自在継手14で連結しているので、駆動台車4の駆動モータ58の振動が超音波探触子17まで伝わったり、駆動台車4そのものの振動やうねり動作が超音波探触子17まで伝わることは無く、安定した超音波探傷を行うことが可能となる。
【0037】
また、このように移動しながら超音波探傷する操作は、制御装置等の設定で自動化することも可能であり、自動超音波探傷装置6として構成することも可能となる。
【0038】
その上、駆動台車4と探触子台車5とはガイド部材3に沿って移動し、その探触子台車5から被検査体1の表面に向けて超音波探触子17が押圧されているので、超音波探触子17が安定して被検査体1の表面(探傷面)と接するようにでき、表面が所定の曲率で形成された被検査体1を外側から検査又は内側から検査するような場合に、探傷姿勢が下向きであろうと横向きであろうと、安定した超音波探傷を行うことが可能である。
【0039】
したがって、例えば、船積みのLPGやLNGタンクのように、曲率半径数十mの線溶接継手等も安定して超音波探傷できる超音波探傷装置1を実現することができるとともに、その自動化も実現可能な超音波探傷装置1となる。
【0040】
なお、前記実施の形態では、駆動台車4で探触子台車5を牽引する構成を説明したが、駆動台車4で探触子台車5を押すようにしてもよく、超音波探触子17によって超音波探傷する構成と探傷部2に沿って移動させる構成とが別体であれば、他の構成であってもよい。
【0041】
また、上述した実施形態は一実施形態であり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】
本願発明は、以上説明したような形態で実施され、超音波探触子を探傷部に沿って移動させる台車で生じる振動やうねり等が超音波探触子側に伝わらなくなり、超音波探触子による超音波探傷を安定して行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示す超音波探傷装置の斜視図である。
【図2】図1に示すII−II矢視図である。
【図3】図2に示すIII−III矢視図である。
【図4】図2に示すIV部拡大図である。
【図5】図1に示すV−V矢視図である。
【符号の説明】
1…被検査体
2…探傷部
3…ガイド部材
4…駆動台車
5…探触子台車
6…超音波探傷装置
11…車輪
12…案内ローラ
13…案内ローラ
14…自在継手
15…探触子駆動機
16…走査部
17…超音波探触子
18…制御部
21…支持材
24…スライド部材
25…スライド部材
26…スプリング
27…台車ベース板
28…押圧軸
29…駆動機ベース板
30…挿通孔
31…スプリングカバー
32…スプリング
33…保持部材
34…案内部
35…駆動モータ
36…車輪
37…ガイドレール
38…移動部材
39…支持部材
40…タイミングベルト
41…スプロケット
42…固定部材
43…ガイド軸
44…保持部
45…支持軸
46…探触子本体
47…スプリング
48…規制部材
49…ブラケット
51…車輪
52…制限部材
53…ブラケット
55…車輪
56…取付ブラケット
57…ボール部
58…駆動モータ

Claims (4)

  1. 被検査体の探傷部に沿って、該探傷部から所定距離離した被検査体の表面にガイド部材を設け、該ガイド部材に沿って、自走する駆動台車と、前記探傷部の側部から該探傷部に向けて超音波を発する一対の超音波探触子を設けた探触子台車とを分離して設け、該駆動台車と探触子台車とを継手で連結するとともに、前記探触子台車に、前記超音波探触子を探傷部と近接又は離間する対称動作で走査を行う走査機構を具備した探触子駆動機を設け、該探触子駆動機の反探傷部側に被検査体の表面との距離を保つ規制部材を設け、該探触子駆動機の超音波探触子側に、該超音波探触子の被検査体表面への押圧力を制限する制限部材を設けた超音波探傷装置。
  2. 前記ガイド部材に案内される案内部材を前記駆動台車と探触子台車とに設けるとともに、該探触子台車に前記探触子駆動機を被検査体側へ押圧する押圧部材を設けた請求項記載の超音波探傷装置。
  3. 前記押圧部材を、前記探触子台車と探触子駆動機との間に設けたスプリングで構成し、該スプリングを、探触子駆動機の進行方向前後に配設した請求項2記載の超音波探傷装置。
  4. 前記継手を、前記ガイド部材とほぼ同軸上に配置する自在継手で構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波探傷装置。
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