JP3686552B2

JP3686552B2 - Construction machine console box

Info

Publication number: JP3686552B2
Application number: JP17650999A
Authority: JP
Inventors: 庄吾木村; 晋一佐藤; 利男新井; 洋貴茂木
Original assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Current assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date: 1999-06-23
Filing date: 1999-06-23
Publication date: 2005-08-24
Anticipated expiration: 2019-06-23
Also published as: JP2001001838A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パワーショベル等の建設機械の運転席の側方に設けられるコンソールボックスに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、この種のコンソールボックスは、運転席に固定された固定フレームと、この固定フレームに使用位置と跳ね上げ位置との間を上下方向へ回動可能に支持された回動フレームとを備えており、固定フレームと回動フレームとの間には、回動フレームを使用位置側から跳ね上げ位置側へ向って上方に付勢する付勢手段が設けられている。そして、作業機械の運転時には回動フレームが使用位置に回動されており、運転席に腰掛けた運転者は回動フレームに設けられた操作レバーを操作する。一方、運転者が作業機械から乗降する際には、回動フレームが跳ね上げ位置に回動され、運転者の乗降を可能にする。
【０００３】
また、固定フレームと回動フレームとの間には、回動フレームを付勢手段の付勢力に抗して使用位置に位置させておくための係止機構が設けられている。図７は、特開平１０−１４０６１４号公報に記載されたコンソールボックスの係止機構を示すものであり、回動フレーム（図示せず）が第１回動軸Ｏ_１を中心として回動可能に支持されている。回動フレームの前端部には、係止部材１が第２回動軸Ｏ_２を中心として回動可能に支持されている。係止部材１には、ガイド孔（ガイド部）１ａが形成されており、このガイド孔１ａには、固定フレーム（図示せず）に設けられた係止軸部２がガイド孔１ａの長手方向へ相対移動可能に挿入されている。そして、回動フレームが矢印Ａ方向へ回動して係止軸部２がガイド孔１ａの上端部に突き当たると、回動フレームが使用位置に位置する。逆に、回動フレームが矢印Ｂ方向へ回動して係止軸２がガイド孔１ａの下端部に突き当たると、回動フレームが跳ね上げ位置に位置するようになっている。
【０００４】
ガイド孔１ａの上下の端部には、上横孔１ｂおよび下横孔１ｃがそれぞれ形成されている。そして、回動フレームを使用位置に位置させた状態で係止部材１を第２回動軸Ｏ_２を中心として矢印Ｃ方向へ回動させると、固定フレームに設けられた係止軸部２が上横孔１ｂに入り込んで係合する。この結果、回動フレームが係止部材１を介して固定フレームに位置固定される。回動フレームを跳ね上げ位置に回動させた状態で係合部材１を矢印Ｄ方向へ回動させると、係止軸部２が下横孔１ｃに入り込んで係合する。これにより、回動フレームが跳ね上げ位置に位置固定される。
【０００５】
ところで、係止軸部２が上横孔１ｂに係合した状態においては、付勢手段の付勢力が第２回動軸Ｏ_２を介して係止部材１に作用し、係止部材１に作用する付勢力を係止軸部２が受ける。ここで、仮にガイド孔１ａを第１回動軸Ｏ_１に近接させ、それに伴って上横孔１ｂを第１回動軸Ｏ_１近傍に形成したものとすると、付勢手段の付勢力が作用する第２回動軸Ｏ_２と付勢力を受ける係止軸部２との間の距離が長くなる結果、それらの間の係止部材２に付勢手段の付勢力が大きな曲げ力として作用する。このため、係止部材１が変形するおそれがある。そこで、上横孔１ｂおよびガイド孔１ａは、第２回動軸Ｏ_２の近傍に設けられている。
なお、係止軸部２が下横孔１ｃに係合した状態においては、係止部材１に作用する付勢力が弱いので問題になることはない。
【０００６】
また、ガイド孔１ａは、第１回動軸Ｏ_１を中心とし、第１回動軸Ｏ_１と係止軸部２との間の距離を半径とする円弧にほぼ沿って形成されている。これは、仮にガイド孔１ａを円弧以外の形状にすると、回動フレームの回動に伴って係止軸部２が第２回動軸O₂を中心として回動させられる。その結果、係止部材１を操作するためのレバー３が第２回動軸Ｏ_２を中心として回動させられる。その結果、レバー３によって運転者が怪我をする危険性がある。このような危険性を未然に回避するために、ガイド孔１ａを円弧状に形成したものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、ガイド孔１ａを第２回動軸Ｏ_２近傍に配置し、かつ円弧状に形成すると、ガイド孔１ａの長さが跳ね上げ角度と、第１回動軸Ｏ_１からガイド孔１ａまでの距離とに比例するため、図７からも明らかなように、ガイド孔１ａの長さが長くなり、それに対応して係止部材１が斜め下方に向かって長くなる。その結果、係止部材１の下端部が下方に位置する。特に、係止軸部２がガイド孔１ａの上端部に突き当たったときには、係止部材１の下端部がより一層下方に位置するようになる。このため、従来のコンソールボックスを備えた作業機械においては、係止部材１が運転席の床面に突き当たらないようにするために、床面を低くしなければならず、その分だけ設計の自由度が制限されるという問題があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するために、固定フレームと、この固定フレームに水平な第１回動軸を中心として上下方向へ回動可能に支持され、使用位置とこの使用位置から上方へ所定角度だけ離れた跳ね上げ位置との間を回動可能である回動フレームと、この回動フレームを上記使用位置側から上記跳ね上げ位置側に向かって付勢する付勢手段と、上記第１回動軸より前方に配置された水平な第２回動軸を中心として前端部が上記回動フレームに上下方向へ回動可能に支持された係止部材とを備え、上記固定フレームには係止軸部が設けられ、上記係止部材には、上記係止軸部が長手方向へ相対移動可能に挿入され、一端部が上記係止軸部に突き当たることによって上記回動フレームの使用位置を規制し、他端部が上記係止軸部に突き当たることによって上記回動フレームの跳ね上げ位置を規制するガイド部が設けられ、このガイド部が、上記第１回動軸を中心とし、かつ上記第１回動軸と上記係止軸部との間の距離を半径とする円弧状に形成された建設機械のコンソールボックスにおいて、上記ガイド部を上記係止部材の上記第１回動軸に近接した後端部に配置し、上記係止部材と上記固定フレームとには、上記回動フレームを上記使用位置に回動させた状態で上記係止部材を上記第２回動軸を中心として一方向へ回動させたときに互いに係合することにより、上記回動フレームの使用位置から跳ね上げ位置側への回動を阻止する一対の係合部を設け、この一対の係合部を、上記ガイド部より前方に位置するよう、上記係止部材の前端部とその近傍の上記固定フレームとに配置したことを特徴としている。
この場合、上記係止部材の前端部には、上記第２回動軸より前方へ向かって延びるロックレバーの後端部を固定し、上記一対の係合部については、上記ロックレバーをその前端部が下方へ向かうように回動させると互いに係合するよう、上記第２回動軸の下側に配置するのが望ましい。
また、
また、上記一対の係合部が互いに係合する方向へ上記係止部材を回動付勢する第２付勢手段をさらに備えていることが望ましい。
さらに、上記第２付勢手段は上記回動フレームと上記係止部材との間に設けるのが望ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図１〜図６を参照して説明する。
図３は、この発明に係るコンソールボックスＡを備えたミニショベル１００を示すものであり、ミニショベル１００はクローラ１０１で走行するようになっている。
【００１０】
ミニショベル１００の車体１０２の前部にはブレード１０３が設けられ、車体１０２の上には、水平方向に旋回する旋回台１０４が設けられている。旋回台１０４の前部には、作業機械取付部１０５が設けられており、この作業機械取付部１０５にはブーム１０６の基端部が水平方向および上下方向へ回動可能に取り付けられている。ブーム１０６の先端部には、アーム１０７の基端部が上下方向へ回動可能に取り付けられ、アーム１０７の先端部には、バケット１０８が上下方向へ回動可能に取り付けられている。また、旋回台１０４の上には、運転者が座る運転席１０９が設けられている。
【００１１】
図４は運転席１０９の正面図であり、図４において符号１１０は、運転席１０９のシートである。このシート１１０は、シートクッション１１１とシートバック１１２とを備えており、シートクッション１１１はシートフレーム（固定フレーム）１１３に固定されている。シートフレーム１１３は、旋回台１０４の上面、つまり運転席１０９の床面１１４に前後方向移動機構１１５を介して設けられている。したがって、シート１１０は、前後方向へ位置調節可能である。
【００１２】
シートフレーム１１３の左右の両側部には、コンソールボックス１０がそれぞれ設けられている。一方のコンソールボックス１０（図４において右側のコンソールボックス１０）は、左右方向に延びる水平な第１回動軸Ｏ_１を中心として回動可能である。この場合、コンソールボックス１０は、図５に示す使用位置と、この使用位置から前端部が上方へ所定角度（例えば、３０〜４０°程度）だけ離れた跳ね上げ位置との間を回動可能である。勿論、運転者が運転席１０９に座っているときには使用位置に回動され、運転席１０９から乗降する際には跳ね上げ位置に回動される。なお、他方のコンソールボックス１０は、図４の左側から運転者の乗降が行われないので回動可能になっていないが、第１回動軸Ｏ_１を中心として回動可能にしてもよい。
【００１３】
各コンソールボックス１０の前側の上部には、操作レバー１１がそれぞれ立設されており、各操作レバー１１によってブーム１０６、アーム１０７およびバケット１０８等を操作するようになっている。なお、符号１２は、操作レバー１１とコンソールボックス１０との間の隙間を覆うブーツであり、ゴム等の柔軟な材質で形成されている。
【００１４】
図４において右側のコンソールボックス１０は、次の構成により、使用位置と跳ね上げ位置との間を回動することができ、しかも使用位置と跳ね上げ位置とにおいてシートフレーム１１３に回動不能に係止することができるようになっている。
【００１５】
すなわち、図５および図６に示すように、シートフレーム１１３の後端面には、右側のコンソールボックス１０側へ向って突出する支持腕１１５が固定されており、この支持腕１１５には、軸１１６がその軸線を第１回動軸Ｏ_１と一致させて設けられている。この軸１１６を介して回動フレーム１３の後端部がシートフレーム１１３に上下方向へ回動可能に支持されている。回動フレーム１３は、使用位置と跳ね上げ位置との間を回動可能であり、使用位置においてはほぼ水平になっている。これから明らかなように、この実施の形態ではシートフレーム１１３が固定フレームとして兼用されているが、固定フレームを別途用意し、この固定フレームをシートフレームに固定するようにしてもよい。
【００１６】
回動フレーム１３の前端部上側には、上記操作レバー１１が取り付けられている。操作レバー１１の取付態様は、従来のものと同様であるので、その説明は省略する。また、回動フレーム１３の前後の端部に設けられた取付部１３ａ，１３ｂにはコンソールボックス１０のカバー１４が固定されている。このカバー１４と操作レバー１１との間に上記ブーツ１２が設けられている。
【００１７】
図６に示すように、シートフレーム１１３と回動フレーム１３との互いに対向する側部間には、ダンパ（付勢手段）１５が設けられている。このダンパ１５によって回動フレーム１３が使用位置側から跳ね上げ位置側に向って付勢されている。ダンパ１５に代えて、他の付勢手段、例えば引っ張りばね、あるいは圧縮ばねを用いてもよい。
【００１８】
第１回動軸Ｏ_１の前方で、回動フレーム１３の前後方向のほぼ中央部には、軸線（第２回動軸）Ｏ_２を左右方向に向けた水平な軸１６が回動自在に設けられている。この軸１６のシートフレーム１１３側に突出した一端部には、前後方向に延びる係止部材１７の前端部が連結固定されている。軸１６の他端部には、ロックレバー１８の後端部が連結固定されている。図４に示すように、ロックレバー１８の前端部はカバー１４から前方に突出しており、運転席１０９に座った運転者は、ロックレバー１８の前端部を握って回動操作することができ、それによって係止部材１７を上下方向へ回動操作することができるようになっている。
【００１９】
図１、図２および図５に示すように、係止部材１７の後端部で第１回動軸Ｏ_１の近傍下側には、ガイド孔（ガイド部）１７ａが形成されている。一方、係止部材１７と対向するシートフレーム１１３の側面の後端部には、係止軸部１９が水平方向へ突出形成されている。この係止軸部１９は、ガイド孔１７ａにローラ２０を介して移動可能に嵌め込まれている。したがって、回動フレーム１３が第１回動軸Ｏ_１を中心として回動し、それに伴って係止部材１７が第１回動軸Ｏ_１を中心として回動すると、係止軸部１９がガイド孔１７ａ内を相対移動する。このとき、ガイド溝１７ａが、第１回動軸Ｏ_１を中心とし、かつ第１回動軸Ｏ_１と係止軸部１９との間の距離を半径する円弧にほぼ沿うように形成されている。したがって、回動フレーム１３が回動するときに、係止部材１７およびロックレバー１８が第２回動軸Ｏ_２を中心として回動することはほとんどない。また、ガイド孔１７ａは、その前側の端部に係止軸部１９が突き当たったとき、回動フレーム１３が使用位置に位置し、後側の端部に係止軸部１９が突き当たったとき、回動フレーム１３が跳ね上げ位置に位置するようにその長さが設定されている。
【００２０】
ガイド孔１７ａの前側の端部には、ガイド孔１７ａから下方へ向って延びる逃げ孔１７ｂが形成され、後側の端部には、ガイド孔１７ａから上方へ向って延びる係止孔１７ｃが形成されている。逃げ孔１７ｂおよび係止孔１７ｃの幅は、ローラ２０を介して係止軸部１９が入り込むことができるように設定されている。しかも、各逃げ孔１７ｂおよび係止孔１７ｃは、第２回動軸Ｏ_２を中心とする円弧状に形成されている。したがって、回動フレーム１３を使用位置に位置させた状態で、係止部材１７をその後端部が下方へ向うように回動させると、係止軸部１９が逃げ孔１７ｂに入り込んで係合する。一方、回動フレーム１３を跳ね上げ位置に位置させた状態で、係止部材１７をその後端部が上方へ向うように回動させると、係止軸部１９が係合孔１７ｃに入り込んで係合する。
【００２１】
係止部材１７の下面の前端部で第２回動軸Ｏ_２のほぼ真下に位置する箇所には、係合溝１７ｄが形成されている。この係合溝１７ｄは、第１回動軸Ｏ_１側を向く端部が開口している。一方、係合部材１７と対向するシートフレーム１１３の側面には、係合軸２１が係止部材１７側へ向かって水平に突出形成されている。この係合軸２１は、図１（Ｂ）に示すように、回動フレーム１３が使用位置に回動した状態においては、係合溝１７ｄから抜け出てその開口部と対向している。その状態から係止部材１７をその後端部が上方へ向かうように矢印Ｘ方向へ回動させると、図１（Ａ）に示すように、係合溝１７ｄに入り込んで係合するように配置されている。係合軸２１が係合溝１７ｄに係合すると、係止部材１７が第１回動軸Ｏ_１を中心として回動することができなくなり、その結果回動フレーム１３がシートフレーム１１３に係止部材１７を介して使用位置に係止される。これから明らかなように、係合溝１７ｄと係合軸２１とによって一対の係合部が構成されている。なお、係合軸２１が係合溝１７ｄの端部に突き当たったとき、係止軸部１９は逃げ孔１７ｂの下端部から若干離れている。
【００２２】
図６に示すように、上記回動フレーム１３と係止部材１７との対向する側面間には、ばね（第２の付勢手段）２２が設けられている。このばね２２の一端部は、連結軸２３を介して回動フレーム１３に連結され、ばね２２の他端部は、連結軸２４を介して係止部材１７に連結されている。したがって、ばね２２は係止部材１７を第２回動軸Ｏ_２を中心として回動付勢する。ばね２２の付勢方向は、連結軸２３，２４の位置を適宜調節することにより、係止部材１７の回動位置に応じて切り替わるようになっている。すなわち、係止軸部１９がガイド孔１７ａの端部に突き当たった位置からガイド孔１７ａを通り、逃げ孔１７ｂに若干入り込んだ位置（この位置では、係合軸２１が係合溝１７ｄに僅かに入り込んでいる。以下、この位置を切換位置という。）までの回動範囲では、係止部材１７をその後端部が下方へ向うように回動付勢する。その一方、係止軸部１９が切換位置から逃げ孔１７ｂのさらに下端側へ入り込んだ回動範囲では、係止部材１７をその後端部が上方へ向うように回動付勢する。
【００２３】
したがって、回動フレーム１３を使用位置に回動させた図１（Ｂ）に示す状態において、係止部材１７を矢印Ｘ方向へ切換位置を越えるまで回動させると、その後は係止部材１７がばね２２の付勢力によって同方向へ回動させられる。そして、図１（Ａ）に示すように、係合軸２１が係合溝１７ｄの端部に突き当てられるとともに、その状態に維持される。一方、図２（Ａ）、（Ｂ）に示すように、回動フレーム１３を跳ね上げ位置に回動させると、係止部材１７がばね２２の付勢力により矢印Ｙ方向へ回動させられる。そして、係止軸部１９が係止孔１７ｃに入り込んでその端部に突き当たるとともに、その状態に維持される。したがって、ミニショベル１００の運転中の振動により、係合軸２１が係合溝１７ｄから外れたり、係止軸部１９が係止孔１７ｃから外れることがなく、回動フレーム１３は、使用位置または跳ね上げ位置に維持される。
【００２４】
なお、図示していないが、シートフレーム１１３には、ミニショベル１００の電気系統をＯＮ、ＯＦＦするための補助スイッチが設けられている。この補助スイッチは、係合軸２１が係合溝１７ｄの端部に突き当たる直前にまで係止部材１７を回動させると、係止部材１７によりＯＦＦ状態からＯＮ状態に切り換えられ、係合軸２１が係合溝１７ｄの端部に突き当たった状態から若干離れるまで係止部材１７を回動させると、ＯＮ状態からＯＦＦ状態に切り替わるようになっている。これにより、運転者が乗降する際にミニショベル１００が不意に動作するような事態を確実に防止している。
【００２５】
上記構成のコンソールボックスにおいて、いま回動フレーム１３が使用位置に位置し、係合軸２１が係合溝１７ｄに係合しているものとする。この状態からコンソールボックス１０を跳ね上げ位置に回動させるには、まずロックレバー１８を上方へ回動させ、係止軸部１９が逃げ孔１７ｂの上端部に突き当たるまで、係止部材１７を図１（Ｂ）の矢印Ｙ方向へ回動させる。これにより、係合溝１７ｄと係合軸２１との係合を解除させる。すると、回動フレーム１３がダンパ１５の付勢力によって跳ね上げ位置側へ向かって上方へ回動する。このとき、係合溝１７ｄと係合軸２１との係合を解除させるためのロックレバー１８の操作方向が、回動フレーム１３（コンソールボックス１０）の回動方向と同一であるから、ロックレバー１８を違和感なく操作することができる。
【００２６】
図２（Ａ）に示すように、回動フレーム１３が跳ね上げ位置まで回動すると、係止軸部１９がガイド孔１７ａの後端部に突き当たり、回動フレーム１３が停止する。その後、係止部材１７がばね２２の付勢力により図２（Ｂ）の矢印Ｘ方向へ回動させられ、係止軸部１９が係止孔１７ｃの端部に突き当たるまで入り込んで係合する。これにより、回動フレーム１３が跳ね上げ位置に係止される。
【００２７】
跳ね上げ位置に係止された回動フレーム１３を使用位置に回動させる場合には、まずロックレバー１８を下方へ回動させ、係止軸部１９が係止孔１７ｃから抜け出てガイド孔１７ａに入り込むまで係止部材１７を図２の矢印Ｙ方向へ回動させる。その後、回動フレーム１３を使用位置側へ向って下方に回動させる。このとき、係止孔１７ｃと係止軸部１９との係合を解除させるためのロックレバー１８の回動方向が、回動フレーム１３の回動方向と同一であるから、ロックレバー１８をそのまま下方へ回動させることにより、回動フレーム１３を使用位置側へ回動させることができる。図１（Ｂ）に示すように、回動フレーム１３が使用位置に達すると、係止軸部１９がガイド孔１７ａの前端部に突き当たり、回動フレーム１３が停止する。その後、ロックレバー１８をさらに下方へ回動させると、図１（Ａ）に示すように、係合軸２１が係合溝１７ｄに係合する。これにより、回動フレーム１３が使用位置に係止される。
【００２８】
上記のように、このコンソールボックス１０においては、ガイド孔１７ａを係止部材１７の後端部に形成しているので、係止部材１７の前端部に形成した場合に比して、一定の跳ね上げ角度に対するガイド孔１７ａの長さを短くすることができる。特に、この実施の形態のように、ガイド孔１７ａを第１回動軸Ｏ_１の下側に形成した場合には、図１（Ａ）、（Ｂ）に示すように、回動フレーム１３を使用位置に位置させたときガイド溝１７ａがほぼ水平になる。したがって、係止部材１７の上下方向の長さを短くすることができる。よって、運転席１０９の床面１１４を低くする必要がなく、その分だけ設計の自由度を広くすることができる。しかも、回動フレーム１３が使用位置に位置しているときには、ダンパ１５の付勢力を係合溝１７ｄに係合した係合軸２１が受けるが、係合溝１７ｄおよび係合軸２１が係止部材１７の前端部側に配置され、ダンパ１５の付勢力が作用する第２回動軸Ｏ_２に近接しているから、第２回動軸Ｏ_２と係合軸２１との間の係止部材１７には、大きな力が作用することがない。したがって、係止部材１７が変形するおそれもない。なお、係合溝１７ｄの端部に係合軸２１が突き当たった状態のとき、係止軸部１９が逃げ孔１７ｂの端部から離れているので、それらに付勢力が作用することはない。
【００２９】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、固定フレームたるシートフレーム１１３に係合軸２１を形成し、係止部材１７に係合溝１７ｄを形成しているが、シートフレーム１１３に係合溝を形成し、係止部材１７に係合軸を形成してもよい。また、上記の実施の形態においては、係合溝１７ｄを第２回動軸Ｏ_２の下側に配置しているが、第２回動軸Ｏ_２の上側に配置してもよい。その場合には、係合溝１７ｄの第１回動軸Ｏ_１と逆側を向く端部を開口させ、その前方に係合軸２１を配置すればよい。そのようにすれば、上記の実施の形態と同様に、係止軸部１９と係止孔１７ｃとの係合を解除させるためのロックレバー１８の回動方向を回動フレーム１３の使用位置側への回動方向と同一にすることができるとともに、係合溝１７ｄと係合軸２１との係合を解除させるためのロックレバー１８の回動方向を回動フレーム１３の跳ね上げ位置側への回動方向と同一にすることができるからである。
【００３０】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、係止部材の上下方向の長さを短くすることができる。したがって、作業機械の運転席の床面を低くする必要がなく、その分だけ設計の自由度の幅を広くすることができる。しかも、付勢手段の不正力によって係止部材が変形させられるのを防止することができるという効果が得られる。
また、係止部材の前端部にロックレバーを設けるとともに、このロックレバーを上方へ回動させたときに一対の係合部が互いに係合するように各係合部を配置すれば、回動フレーム（コンソールボックス）の係止状態を解除するためのロックレバーの回動方向を、回動フレームの意図する回動方向と一致させることができるという効果が得られる。
さらに、一対の係合部が互いに係合する方向へ係止部材を付勢する第２付勢手段を設ければ、コンソールボックスを使用位置に確実に係止させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施の形態の係止部材と係止軸部および係合軸との関係を示す図であって、図１（Ａ）はコンソールボックスを使用位置に係止したときの関係を示し、図１（Ｂ）はコンソールボックスの係止を解除したときの関係を示している。
【図２】図１と同様の図であって、図２（Ａ）はコンソールボックスを跳ね上げ位置に回動させたときの関係を示し、図２（Ｂ）はコンソールボックスを跳ね上げ位置で係止したときの関係を示している。
【図３】この発明に係るコンソールボックスを備えた作業機械の一例を示す斜視図である。
【図４】同作業機械の運転席の正面図である。
【図５】同作業機械のコンソールボックスの要部を示す側面図である。
【図６】同コンソールボックスの平面図である。
【図７】従来のコンソールボックスを使用位置に回動させたときにおける係止部材と係止軸部との関係を示す図である。
【符号の説明】
Ｏ_１第１回動軸
Ｏ_２第２回動軸
１０コンソールボックス
１３回動フレーム
１５ダンパ（付勢手段）
１７係止部材
１７ａガイド孔（ガイド部）
１７ｂ逃げ孔
１７ｄ係合溝（係合部）
１８ロックレバー
１９係止軸部
２１係合軸（係合部）
２２ばね（第２付勢手段）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a console box provided on the side of a driver's seat of a construction machine such as a power shovel.
[0002]
[Prior art]
In general, this type of console box includes a fixed frame fixed to a driver's seat and a rotating frame supported by the fixed frame so as to be rotatable in the vertical direction between a use position and a flip-up position. In addition, an urging means for urging the rotating frame upward from the use position side to the flip-up position side is provided between the fixed frame and the rotating frame. When the work machine is operated, the rotating frame is rotated to the use position, and the driver sitting on the driver's seat operates an operation lever provided on the rotating frame. On the other hand, when the driver gets on and off the work machine, the turning frame is turned to the flip-up position, and the driver can get on and off.
[0003]
In addition, a locking mechanism is provided between the fixed frame and the rotating frame for positioning the rotating frame at the use position against the urging force of the urging means. FIG. 7 shows a locking mechanism for a console box described in Japanese Patent Laid-Open No. 10-140614 , and a rotating frame (not shown) can be rotated about a _first rotation axis O1. It is supported. The locking member 1 is supported at the front end of the rotation frame so as to be rotatable about the _second rotation axis O2. A guide hole (guide portion) 1a is formed in the locking member 1, and a locking shaft portion 2 provided on a fixed frame (not shown) is provided in the guide hole 1a in the longitudinal direction of the guide hole 1a. It is inserted so that it can move relative to When the rotating frame rotates in the direction of arrow A and the locking shaft portion 2 hits the upper end of the guide hole 1a, the rotating frame is positioned at the use position. Conversely, when the pivoting frame pivots in the direction of arrow B and the locking shaft 2 hits the lower end of the guide hole 1a, the pivoting frame is positioned at the flip-up position.
[0004]
An upper horizontal hole 1b and a lower horizontal hole 1c are formed at upper and lower ends of the guide hole 1a, respectively. Then, when the locking member 1 is rotated in the direction of the arrow C around the _second rotation axis O ₂ with the rotation frame positioned at the use position, the locking shaft portion 2 provided on the fixed frame is moved. It enters and engages with the upper horizontal hole 1b. As a result, the position of the rotating frame is fixed to the fixed frame via the locking member 1. When the engaging member 1 is rotated in the direction of arrow D with the rotating frame rotated to the flip-up position, the locking shaft portion 2 enters the lower horizontal hole 1c and engages. Thereby, the position of the rotating frame is fixed at the flip-up position.
[0005]
Incidentally, in the state where the locking shaft portion 2 is engaged with the upper lateral hole 1b, it acts on the locking member 1 the biasing force of the biasing means through a second rotation axis O _2, the locking member 1 The locking shaft portion 2 receives the urging force that acts. Here, if the guide hole 1a in proximity to the first pivot axis O _1, assuming that the upper lateral hole 1b with it to form a first rotation axis O ₁ near action urging force of the urging means As a result, the distance between the second rotating shaft O ₂ to be engaged and the locking shaft portion 2 that receives the biasing force becomes long, and the biasing force of the biasing means acts on the locking member 2 between them as a large bending force. . For this reason, there exists a possibility that the locking member 1 may deform | transform. Therefore, the upper horizontal hole 1b and the guide hole 1a is provided in the vicinity of the second turning axis O _2.
In the state where the locking shaft portion 2 is engaged with the lower horizontal hole 1c, there is no problem because the biasing force acting on the locking member 1 is weak.
[0006]
The guide hole 1a is a first rotation axis O ₁ and the center are formed substantially along an arc a distance between the first rotation axis O ₁ and the engaging shaft section 2 and the radius. If the guide hole 1a has a shape other than an arc, the locking shaft portion 2 is rotated about the second rotation axis O ₂ as the rotation frame rotates. As a result, the lever 3 for operating the locking member 1 is rotated about the _second rotation axis O2. As a result, there is a risk that the driver may be injured by the lever 3. In order to avoid such a risk, the guide hole 1a is formed in an arc shape.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, to place the guide hole 1a to a second turning axis O ₂ near, and when formed into an arc shape, and the angle splashed the length of the guide hole 1a, the guide hole from the first rotation axis O ₁ Since it is proportional to the distance to 1a, as is clear from FIG. 7, the length of the guide hole 1a becomes longer, and the locking member 1 becomes longer obliquely downward correspondingly. As a result, the lower end portion of the locking member 1 is positioned below. In particular, when the locking shaft portion 2 hits the upper end portion of the guide hole 1a, the lower end portion of the locking member 1 is positioned further downward. For this reason, in a work machine equipped with a conventional console box, the floor surface must be lowered in order to prevent the locking member 1 from striking against the floor surface of the driver's seat. There was a problem that the degree of freedom was limited.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the present invention is supported by a fixed frame and a fixed pivot frame so as to be pivotable in the vertical direction about a horizontal first pivot shaft. A rotating frame capable of rotating between the flip-up positions separated by a predetermined angle; biasing means for biasing the rotating frame from the use position side toward the flip-up position side; A locking member having a front end portion supported by the rotating frame so as to be capable of rotating in the vertical direction around a horizontal second rotating shaft disposed in front of the first rotating shaft; A locking shaft portion is provided, and the locking member is inserted into the locking member so as to be relatively movable in the longitudinal direction, and one end portion of the locking member abuts against the locking shaft portion, so that the rotating frame is used. The other end abuts against the locking shaft. Thus, a guide portion for restricting the flip-up position of the rotating frame is provided. The guide portion is centered on the first rotating shaft, and is formed between the first rotating shaft and the locking shaft portion. in the console box distance for a construction machine is formed in a circular arc shape whose radius between, the guide portion is disposed at a rear end portion close to the first rotation shaft of the locking member, the locking member the upper SL fixed frame, with each other when the locking member is rotated in one direction about said second rotation axis in a state where the rotating frame is rotated to the use position engages the By providing a pair of engaging portions that prevent the rotating frame from rotating from the use position to the flip-up position side, the pair of engaging portions are positioned forward of the guide portion. Arranged on the front end of the locking member and the fixed frame near it It is characterized in that the.
In this case, the rear end portion of the lock lever extending forward from the second rotation shaft is fixed to the front end portion of the locking member, and the lock lever is connected to the front end of the pair of engaging portions. It is desirable to dispose the second rotating shaft below the second rotating shaft so as to engage with each other when the portions are rotated downward .
Also,
Moreover, it is desirable to further include second urging means for urging the locking member in a direction in which the pair of engaging portions engage with each other.
Further, it is desirable that the second urging means is provided between the rotating frame and the locking member.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
FIG. 3 shows a mini excavator 100 having a console box A according to the present invention, and the mini excavator 100 is driven by a crawler 101.
[0010]
A blade 103 is provided at the front portion of the vehicle body 102 of the mini excavator 100, and a swivel base 104 that rotates in the horizontal direction is provided on the vehicle body 102. A work machine mounting portion 105 is provided at a front portion of the swivel base 104, and a base end portion of a boom 106 is attached to the work machine mounting portion 105 so as to be rotatable in the horizontal direction and the vertical direction. A base end portion of an arm 107 is attached to the distal end portion of the boom 106 so as to be rotatable in the vertical direction, and a bucket 108 is attached to the distal end portion of the arm 107 so as to be rotatable in the vertical direction. A driver's seat 109 on which the driver sits is provided on the turntable 104.
[0011]
FIG. 4 is a front view of the driver's seat 109. In FIG. The seat 110 includes a seat cushion 111 and a seat back 112, and the seat cushion 111 is fixed to a seat frame (fixed frame) 113. The seat frame 113 is provided on the upper surface of the swivel base 104 , that is, on the floor surface 114 of the driver's seat 109 via a forward / backward moving mechanism 115. Therefore, the position of the seat 110 can be adjusted in the front-rear direction.
[0012]
Console boxes 10 are provided on the left and right sides of the seat frame 113, respectively. One of the console box 10 (the right console box 10 in the Figure 4) is rotatable about a first rotation axis O ₁ horizontal extending in the left-right direction. In this case, the console box 10 can be rotated between the use position shown in FIG. 5 and the flip-up position where the front end portion is spaced upward by a predetermined angle (for example, about 30 to 40 °) from the use position. is there. Of course, when the driver is sitting on the driver's seat 109, the driver is turned to the use position, and when getting on and off the driver's seat 109, the driver is turned to the flip-up position. The other console box 10 is not rotatable because the driver does not get on and off from the left side of FIG. 4, but may be rotatable about the first rotation axis O ₁ .
[0013]
An operation lever 11 is provided upright on the front upper portion of each console box 10, and the boom 106, arm 107, bucket 108, and the like are operated by each operation lever 11. Reference numeral 12 denotes a boot that covers the gap between the operation lever 11 and the console box 10 and is formed of a flexible material such as rubber.
[0014]
In FIG. 4, the console box 10 on the right side can be rotated between the use position and the flip-up position by the following configuration, and the seat frame 113 cannot be rotated between the use position and the flip-up position. It can be stopped.
[0015]
That is, as shown in FIGS. 5 and 6, a support arm 115 protruding toward the right console box 10 is fixed to the rear end surface of the seat frame 113, and a shaft 116 is attached to the support arm 115. Is provided such that its axis coincides with the first rotation axis O ₁ . A rear end portion of the rotating frame 13 is supported by the seat frame 113 through the shaft 116 so as to be rotatable in the vertical direction. The rotation frame 13 can rotate between the use position and the flip-up position, and is substantially horizontal at the use position. As is clear from this, in this embodiment, the seat frame 113 is also used as a fixed frame, but a fixed frame may be separately prepared and the fixed frame may be fixed to the seat frame.
[0016]
The operation lever 11 is attached to the upper side of the front end of the rotating frame 13. Since the mounting manner of the operation lever 11 is the same as the conventional one, the description thereof is omitted. Further, the cover 14 of the console box 10 is fixed to the attachment portions 13 a and 13 b provided at the front and rear ends of the rotating frame 13. The boot 12 is provided between the cover 14 and the operation lever 11.
[0017]
As shown in FIG. 6, a damper (biasing means) 15 is provided between the side portions of the seat frame 113 and the rotating frame 13 that face each other. The damper 15 biases the rotating frame 13 from the use position side toward the flip-up position side. Instead of the damper 15, other urging means such as a tension spring or a compression spring may be used.
[0018]
In front of the first rotation axis O ₁ , a horizontal axis 16 having an axis line (second rotation axis) O ₂ directed in the left-right direction is rotatable at a substantially central portion in the front-rear direction of the rotation frame 13. Is provided. A front end portion of a locking member 17 extending in the front-rear direction is connected and fixed to one end portion of the shaft 16 protruding to the seat frame 113 side. The rear end portion of the lock lever 18 is connected and fixed to the other end portion of the shaft 16. As shown in FIG. 4, the front end portion of the lock lever 18 protrudes forward from the cover 14, and the driver sitting on the driver's seat 109 can hold the front end portion of the lock lever 18 and rotate it. As a result, the locking member 17 can be turned up and down.
[0019]
As shown in FIGS. 1, 2, and 5, a guide hole (guide portion) 17 a is formed at the rear end portion of the locking member 17 in the vicinity of the first rotation axis O ₁ . On the other hand, a locking shaft portion 19 is formed to protrude in the horizontal direction at the rear end portion of the side surface of the seat frame 113 facing the locking member 17. The locking shaft portion 19 is fitted in the guide hole 17a via a roller 20 so as to be movable. Therefore, when the rotation frame 13 rotates about the first rotation axis O ₁ and the locking member 17 rotates about the _first rotation axis O _{1 accordingly} , the locking shaft portion 19 guides. Relative movement in the hole 17a. At this time, the guide groove 17a is, the first rotation axis O ₁ and the center, and is formed so as substantially along an arc of a radius the distance between the first rotation axis O ₁ and the engaging shaft section 19 Yes. Therefore, when the rotation frame 13 rotates, the locking member 17 and the lock lever 18 hardly rotate about the _second rotation axis O2. Further, the guide hole 17a is positioned when the locking shaft portion 19 is in contact with the front end portion thereof, and when the rotating frame 13 is in the use position and the locking shaft portion 19 is in contact with the rear end portion, The length is set so that the rotating frame 13 is positioned at the flip-up position.
[0020]
A clearance hole 17b extending downward from the guide hole 17a is formed at the front end of the guide hole 17a, and a locking hole 17c extending upward from the guide hole 17a is formed at the rear end. Has been. The widths of the escape hole 17 b and the locking hole 17 c are set so that the locking shaft portion 19 can enter through the roller 20. Moreover, each escape hole 17b and the locking hole 17c is formed in an arc shape around the second rotation axis O _2. Accordingly, when the locking member 17 is rotated so that the rear end portion thereof is directed downward with the rotating frame 13 positioned at the use position, the locking shaft portion 19 enters and engages with the escape hole 17b. . On the other hand, when the locking member 17 is rotated so that the rear end portion thereof is directed upward in a state where the rotating frame 13 is positioned at the flip-up position, the locking shaft portion 19 enters the engagement hole 17c and is engaged. Match.
[0021]
The portion located beneath substantially the lower surface of the second turning axis at the front end O ₂ of the locking member 17, the engaging groove 17d is formed. The engaging groove 17d, the end facing the first rotation axis O ₁ side is opened. On the other hand, an engagement shaft 21 is formed on the side surface of the seat frame 113 facing the engagement member 17 so as to protrude horizontally toward the locking member 17 side. As shown in FIG. 1 (B), the engagement shaft 21 comes out of the engagement groove 17d and faces the opening when the rotation frame 13 is rotated to the use position. When the locking member 17 is rotated in the direction of the arrow X so that the rear end portion is directed upward from that state, the engagement member 17 is disposed so as to enter and engage with the engagement groove 17d as shown in FIG. ing. When the engagement shaft 21 is engaged with the engagement groove 17d, the locking member 17 cannot rotate about the _first rotation axis O1, and as a result, the rotation frame 13 is locked to the seat frame 113. It is locked in the use position via the member 17. As is clear from this, the engagement groove 17d and the engagement shaft 21 constitute a pair of engagement portions. When the engaging shaft 21 hits the end of the engaging groove 17d, the locking shaft 19 is slightly separated from the lower end of the escape hole 17b.
[0022]
As shown in FIG. 6, a spring (second urging means) 22 is provided between the opposing side surfaces of the rotating frame 13 and the locking member 17. One end of the spring 22 is connected to the rotating frame 13 via a connecting shaft 23, and the other end of the spring 22 is connected to the locking member 17 via a connecting shaft 24. Thus, the spring 22 the locking member 17 urges rotation about a second rotation axis O _2. The biasing direction of the spring 22 is switched according to the rotational position of the locking member 17 by appropriately adjusting the positions of the connecting shafts 23 and 24. That is, the position where the locking shaft portion 19 abuts against the end portion of the guide hole 17a passes through the guide hole 17a and slightly enters the escape hole 17b (at this position, the engagement shaft 21 slightly enters the engagement groove 17d. In the rotation range up to this position (hereinafter referred to as the switching position), the locking member 17 is urged to rotate so that the rear end portion thereof faces downward. On the other hand, in the rotation range in which the locking shaft portion 19 enters the lower end side of the escape hole 17b from the switching position, the locking member 17 is urged to rotate so that the rear end portion is directed upward.
[0023]
Accordingly, in the state shown in FIG. 1B in which the rotating frame 13 is rotated to the use position, when the locking member 17 is rotated in the direction of the arrow X until it exceeds the switching position, the locking member 17 is thereafter moved. The spring 22 is rotated in the same direction by the biasing force of the spring 22. As shown in FIG. 1A, the engagement shaft 21 is abutted against the end of the engagement groove 17d and maintained in that state. On the other hand, as shown in FIGS. 2A and 2B, when the rotating frame 13 is rotated to the flip-up position, the locking member 17 is rotated in the arrow Y direction by the biasing force of the spring 22. Then, the locking shaft portion 19 enters the locking hole 17c and abuts against the end portion, and is maintained in that state. Therefore, the engagement shaft 21 does not come off from the engagement groove 17d or the lock shaft portion 19 does not come off from the lock hole 17c due to vibration during operation of the mini excavator 100. Maintained in the flip-up position.
[0024]
Although not shown, the seat frame 113 is provided with an auxiliary switch for turning on and off the electric system of the mini excavator 100. This auxiliary switch is switched from the OFF state to the ON state by the locking member 17 when the locking member 17 is rotated until just before the engagement shaft 21 hits the end of the engagement groove 17d. When the locking member 17 is rotated until it slightly deviates from the state where it hits the end of the engaging groove 17d, the ON state is switched to the OFF state. Thereby, the situation where the mini excavator 100 operates unexpectedly when the driver gets on and off is surely prevented.
[0025]
In the console box configured as described above, it is assumed that the rotating frame 13 is now in the use position and the engagement shaft 21 is engaged with the engagement groove 17d. In order to turn the console box 10 to the flip-up position from this state, first, the lock lever 18 is turned upward, and the locking member 17 is moved until the locking shaft portion 19 hits the upper end portion of the escape hole 17b. Rotate in the direction of arrow Y of 1 (B). As a result, the engagement between the engagement groove 17d and the engagement shaft 21 is released. Then, the rotating frame 13 is rotated upward toward the flip-up position side by the urging force of the damper 15. At this time, the operation direction of the lock lever 18 for releasing the engagement between the engagement groove 17d and the engagement shaft 21 is the same as the rotation direction of the rotation frame 13 (console box 10). 18 can be operated without a sense of incongruity.
[0026]
As shown in FIG. 2 (A), when rotated to the position flip-up is the pivoting frame 13, the locking shaft portion 19 abuts against the rear end portion of the guide hole 17a, the pivoting frame 13 is stopped. Thereafter, the locking member 17 is rotated in the direction of arrow X in FIG. 2B by the urging force of the spring 22, and enters and engages until the locking shaft portion 19 hits the end of the locking hole 17c. Thereby, the rotation frame 13 is locked at the flip-up position.
[0027]
When the rotating frame 13 locked at the flip-up position is rotated to the use position, the lock lever 18 is first rotated downward, and the locking shaft portion 19 comes out of the locking hole 17c to guide the guide hole 17a. The locking member 17 is rotated in the direction of arrow Y in FIG. 2 until it enters. Thereafter, the rotating frame 13 is rotated downward toward the use position side. At this time, since the rotation direction of the lock lever 18 for releasing the engagement between the engagement hole 17c and the engagement shaft portion 19 is the same as the rotation direction of the rotation frame 13, the lock lever 18 is left as it is. By turning downward, the turning frame 13 can be turned to the use position side. As shown in FIG. 1B, when the rotating frame 13 reaches the use position, the locking shaft portion 19 hits the front end portion of the guide hole 17a, and the rotating frame 13 stops. Thereafter, when the lock lever 18 is further rotated downward, the engagement shaft 21 is engaged with the engagement groove 17d as shown in FIG. Thereby, the rotation frame 13 is locked at the use position.
[0028]
As described above, in the console box 10, the guide hole 17 a is formed at the rear end portion of the locking member 17. The length of the guide hole 17a with respect to the raising angle can be shortened. In particular, as in this embodiment, when forming the guide hole 17a to the first lower side of the rotation axis O _1, as shown in FIG. 1 (A), (B) , the pivoting frame 13 When positioned at the use position, the guide groove 17a becomes substantially horizontal. Therefore, the vertical length of the locking member 17 can be shortened. Therefore, it is not necessary to lower the floor surface 114 of the driver's seat 109, and the degree of design freedom can be increased accordingly. Moreover, when the rotating frame 13 is in the use position, the urging force of the damper 15 is received by the engagement shaft 21 engaged with the engagement groove 17d, but the engagement groove 17d and the engagement shaft 21 are locked. is disposed on the front end portion side of the member 17, since the urging force of the damper 15 is close to the second rotation axis O ₂ acting locking between the second rotation axis O ₂ and the engaging shaft 21 A large force does not act on the member 17. Therefore, there is no possibility that the locking member 17 is deformed. In addition, when the engagement shaft 21 is in contact with the end of the engagement groove 17d, the locking shaft 19 is separated from the end of the escape hole 17b, so that a biasing force does not act on them.
[0029]
In addition, this invention is not limited to said embodiment, It can change suitably.
For example, in the above embodiment, the engagement shaft 21 is formed in the seat frame 113 that is a fixed frame, and the engagement groove 17d is formed in the locking member 17, but the engagement groove is formed in the seat frame 113. Then, an engaging shaft may be formed on the locking member 17. Further, in the above embodiment, although arranged engagement groove 17d to the second lower side of the rotation axis O _2, may be arranged on the upper side of the second turning axis O _2. In that case, the end portion facing the first rotation axis O ₁ and opposite side of the engagement groove 17d is opened, it may be disposed engaging shaft 21 in front. If it does so, the rotation direction of the lock lever 18 for releasing the engagement between the locking shaft portion 19 and the locking hole 17c is set to the use position side of the rotating frame 13 as in the above embodiment. The rotation direction of the lock lever 18 for releasing the engagement between the engagement groove 17d and the engagement shaft 21 can be set to the flip-up position side of the rotation frame 13. This is because the rotation direction can be the same.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the vertical length of the locking member can be shortened. Therefore, it is not necessary to lower the floor surface of the driver's seat of the work machine, and the range of design freedom can be widened accordingly. And the effect that it can prevent that a locking member is deform | transformed by the improper force of an urging | biasing means is acquired.
In addition, a lock lever is provided at the front end of the locking member, and if each engagement portion is arranged so that the pair of engagement portions engage with each other when the lock lever is rotated upward, There is an effect that the rotation direction of the lock lever for releasing the locked state of the frame (console box) can be matched with the intended rotation direction of the rotation frame.
Furthermore, if the second urging means for urging the locking member in a direction in which the pair of engaging portions engage with each other is provided, an effect that the console box can be reliably locked at the use position can be obtained. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a relationship between a locking member, a locking shaft portion, and an engaging shaft according to an embodiment of the present invention, and FIG. 1 (A) shows a state in which a console box is locked at a use position. FIG. 1B shows the relationship when the console box is unlocked.
2 is a view similar to FIG. 1, in which FIG. 2 (A) shows the relationship when the console box is rotated to the flip-up position, and FIG. 2 (B) is the console box in the flip-up position. The relationship when locked is shown.
FIG. 3 is a perspective view showing an example of a work machine including a console box according to the present invention.
FIG. 4 is a front view of a driver's seat of the working machine.
FIG. 5 is a side view showing the main part of the console box of the working machine.
FIG. 6 is a plan view of the console box.
FIG. 7 is a diagram illustrating a relationship between a locking member and a locking shaft when a conventional console box is rotated to a use position.
[Explanation of symbols]
O ₁ First rotating shaft O ₂ Second rotating shaft 10 Console box 13 Rotating frame 15 Damper (biasing means)
17 Locking member 17a Guide hole (guide part)
17b Escape hole 17d Engaging groove (engaging part)
18 Lock lever 19 Locking shaft portion 21 Engaging shaft (engaging portion)
22 Spring (second biasing means)

Claims

固定フレームと、この固定フレームに水平な第１回動軸を中心として上下方向へ回動可能に支持され、使用位置とこの使用位置から上方へ所定角度だけ離れた跳ね上げ位置との間を回動可能である回動フレームと、この回動フレームを上記使用位置側から上記跳ね上げ位置側に向かって付勢する付勢手段と、上記第１回動軸より前方に配置された水平な第２回動軸を中心として前端部が上記回動フレームに上下方向へ回動可能に支持された係止部材とを備え、上記固定フレームには係止軸部が設けられ、上記係止部材には、上記係止軸部が長手方向へ相対移動可能に挿入され、一端部が上記係止軸部に突き当たることによって上記回動フレームの使用位置を規制し、他端部が上記係止軸部に突き当たることによって上記回動フレームの跳ね上げ位置を規制するガイド部が設けられ、このガイド部が、上記第１回動軸を中心とし、かつ上記第１回動軸と上記係止軸部との間の距離を半径とする円弧状に形成された建設機械のコンソールボックスにおいて、
上記ガイド部を上記係止部材の上記第１回動軸に近接した後端部に配置し、上記係止部材と上記固定フレームとには、上記回動フレームを上記使用位置に回動させた状態で上記係止部材を上記第２回動軸を中心として一方向へ回動させたときに互いに係合することにより、上記回動フレームの使用位置から跳ね上げ位置側への回動を阻止する一対の係合部を設け、この一対の係合部を、上記ガイド部より前方に位置するよう、上記係止部材の前端部とその近傍の上記固定フレームとに配置したことを特徴とする建設機械のコンソールボックス。The fixed frame and the fixed frame are supported so as to be pivotable in the vertical direction about a horizontal first rotation axis, and rotate between a use position and a flip-up position spaced apart from the use position by a predetermined angle. A pivotable frame that is movable, biasing means that biases the pivotal frame from the use position side toward the flip-up position side, and a horizontal second frame disposed forward of the first pivot shaft. A locking member that is supported by the rotating frame so as to be pivotable in the vertical direction about the rotating shaft, and the fixing frame is provided with a locking shaft portion; The locking shaft portion is inserted so as to be relatively movable in the longitudinal direction, and the one end portion abuts against the locking shaft portion to restrict the use position of the rotating frame, and the other end portion is the locking shaft portion. On top of the pivot frame by hitting A guide portion for regulating the position is provided, and the guide portion is formed in an arc shape with the first rotation shaft as a center and a distance between the first rotation shaft and the locking shaft portion as a radius. In the console box of the formed construction machine,
The guide portion is disposed at a rear end portion close to the first rotation shaft of the locking member, in the the locking member and the upper Symbol fixed frame, rotate the pivoting frame in the use position When the locking member is rotated in one direction around the second rotation axis in the state of being engaged, the engagement of the locking frame to the flip-up position side by engaging with each other. A pair of engaging portions is provided , and the pair of engaging portions are arranged on the front end portion of the locking member and the fixed frame in the vicinity thereof so as to be positioned in front of the guide portion. And console box for construction machinery.

上記係止部材の前端部には、上記第２回動軸より前方へ向かって延びるロックレバーの後端部が固定されており、上記一対の係合部が、上記ロックレバーをその前端部が下方へ向かうように回動させると互いに係合するよう、上記第２回動軸の下側に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の建設機械のコンソールボックス。A rear end portion of a lock lever extending forward from the second rotation shaft is fixed to a front end portion of the locking member, and the pair of engagement portions are configured so that the front end portion of the lock lever is 2. The console box for a construction machine according to claim 1, wherein the console box is disposed below the second rotation shaft so as to be engaged with each other when being rotated downward . 3.

上記一対の係合部が互いに係合する方向へ上記係止部材を回動付勢する第２付勢手段をさらに備えていることを特徴とする請求項１または２に記載の建設機械のコンソールボックス。 The construction machine console according to claim 1 or 2, further comprising second urging means for urging and urging the locking member in a direction in which the pair of engaging portions engage with each other. box.