JP3686376B2 - カバン用自立保持機構 - Google Patents

カバン用自立保持機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3686376B2
JP3686376B2 JP2002010518A JP2002010518A JP3686376B2 JP 3686376 B2 JP3686376 B2 JP 3686376B2 JP 2002010518 A JP2002010518 A JP 2002010518A JP 2002010518 A JP2002010518 A JP 2002010518A JP 3686376 B2 JP3686376 B2 JP 3686376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
opening
supporting
bag
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002010518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003210226A (ja
Inventor
総一 小西
Original Assignee
総一 小西
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 総一 小西 filed Critical 総一 小西
Priority to JP2002010518A priority Critical patent/JP3686376B2/ja
Publication of JP2003210226A publication Critical patent/JP2003210226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3686376B2 publication Critical patent/JP3686376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、物品を収納して運搬するカバンを床や椅子に置く際にカバンを支持するために支持フレームを用いてカバンを自立させるカバン用自立保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品を収納して運搬する手段の1つであるカバン(鞄)又はバッグ(Bag)(以下カバン等という)は、手下げ形式、又は肩からら吊下げる形式のものが一般的であり、カバン等の構造として物品を出し入れする開口をファスナで開閉したり、口金で閉じられた蓋を口金を外して開く、あるいは開口の外周を互に重なり合う1対のコ字状のフレームで形成し、フレームの基部のヒンジ部を中心に両フレームを引き離して開閉する形式のもの、さらに側部にポケットを設けたり、装飾を施したりしたもの等、その形式や形状は多種多様である。
【0003】
このようなカバン等のうちで開口フレームを有するカバン等は、周知のように旅行カバンや婦人用ハンドバッグに多く採用されており、カバン等を床上又は椅子などに立てたときカバン等自体で自立して置けるようになっているものが多く、これらは一般に厚さが厚くなっている。一方、肩から吊下げるショルダバッグには、ノートパソコンや携帯電話などの普及に伴って、歩きながらでも物品の出し入れができるようにするため肩から吊下げたまま開口を容易に開閉でき、かつ開いた状態を保持できて便利なよう工夫されたものがあり、これらは一般に薄いものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した自立機能を有するカバン等は、一般に厚みが厚く、カバン等の外皮材(殻部材)を形成する素材として金属やプラスチックなどを用いた丈夫で硬いものが使用されており、厚みと外皮材の剛性とによって自立機能が与えられている。従って、厚みを薄くしたり、あるいは柔らかい素材を用いたりすると自立機能が損なわれる。又、ショルダバッグ形式のものは肩から吊り下げて運ぶという条件で使用されるため、必然的に厚みに一定の制限があり、あまり厚くできないし、吊り下げた時に殻部材が硬いと身体に当たって邪魔になるため一般に柔らかい材料が使われる。従って、このようなショルダバッグ形式としたカバン等では肩からカバンを下ろすとカバンが自立できないため、置くときにカバンを倒して置くこととなる。
【0005】
この発明は、上述した種々の問題点に留意して、その材料自身では自立状態を保持できない程の柔らかい外皮材を用いたカバンの自立性を保持し、カバンを開いた状態で自立したカバンの中から内容物を取出し自在とするためのカバン用自立保持機構を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決する手段として、カバン開口に取付けられ、基端を中心に少なくとも一方が回転自在又は移動、回転自在な1対の開口フレームと、上記各開口フレームが連結され、1対の開口フレームを自立状態で保持するための自立保持部材と、開口フレームと自立保持部材を連結し、開口フレームの開き角度を所定範囲内に制限する又は上記角度制限と開口フレームの移動、回転の案内、及びカバン開閉時の開口フレームの外皮材との回転中心の位置ずれに対する連結状態の調整とをする連結調整手段とを備え、開口フレームの少なくとも一方を開いた状態でカバンを自立保持するように柔軟な外皮材を用いたカバン収納体に対し取付けられるようにしたカバン用自立保持機構としたのである。
【0007】
上記の構成としたこの発明のカバン用自立保持機構は、開口フレームに外皮材を取り付け、かつ自立保持機構を外皮材で覆うことによりカバンを形成するように用いられる。
【0008】
カバンの自立保持は、カバンを閉じた状態であれ開いた状態であれ自立保持部材が開口フレームをその状態に保つことにより得られるが、自立保持部材の形式としてカバン底部に平板面を形成し、カバンの開閉時のいずれの状態でも平板面が同じ形状のままとする形式と、平板面が2つに折り曲げられカバン厚みの外側隅部を保持端部として自立保持する形式とがある。
【0009】
前者の形式のカバンでは、カバンに所定の厚みがあるため、カバンを開く際の外皮材の回転中心と開口フレームの回転中心とが位置的にずれることとなる。このため、開口フレームを所定の角度まで回転、又は移動、回転させ、その角度に制限を与え、外皮材に無理な力が作用しないようにするため連結調整手段によって開口フレームと自立保持部材との連結状態を調整する。
【0010】
上記のように形成されたカバンはその開口フレームを開き内容物を取り出す際に自立保持機構により自立状態が保持されるため、カバンを床上あるいは机に立てて置いたままでカバンが自立し、従ってカバンが倒れないように片手でカバンを押さえる必要がなく、カバンが開口フレームを開いたまま何ら手で押さえることなく自立した状態で両手で内容物を取り出すことができる。又、外皮材が柔らかいため、カバンの手触り感がよく、ソフトな感触の軽いカバンであるが、自立保持機構の自立保持部材により自立性が保持される。
【0011】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1Aは第1実施形態のカバン用自立保持機構の概略構成を示す。図示のカバン用自立保持機構は、カバンに組込まれて使用され、使用時に開口フレームを開いた状態でカバンが自立したまま両手で内容物を取り出すことができるよう自立保持機能をカバンに付与するためのものである。又、この例は、1対の開口フレーム1が互いに対称で、かつ互いに回転、移動が連動する形式のものである。
【0012】
図示のように、カバン用自立保持機構A1 は、1対の開口フレーム1(1a、1b)と、自立保持部材2と、連結調整部材3とを備えている。1対の開口フレーム1a、1bは、コ字状に形成され、その基端が回転自在、かつ若干上下方向に移動自在に自立保持部材2に対し連結されている。自立保持部材2と開口フレーム1a、1b間は連結調整手段3により両者が連結され、角度制限を受け、かつ移動、回転自在とされ、後で説明するように、カバンの外皮材の回転中心を中心とする回転の際に開口フレームの動きを調整する調整部材の役目もする。
【0013】
1対の開口フレーム1a、1bは基端が連結軸1xにより互いに回転自在に連結され、かつ軸1xを自立保持部材2としての脚部2aに設けた長穴3aに挿通、支持して開口フレーム1a、1bを自立保持部材2に連結している。自立保持部材2は、この実施形態では、コ字断面の脚部2aから成るとしているが、必要であれば左右それぞれの脚部2aを図示しない共通台板で連結して固定するようにしてもよい。
【0014】
連結調整手段3は、この例では、開口フレーム1a、1bと脚部2a間を軸3x、3xで回転自在に連結する回転アーム3bと、前述した脚部2aに設けられた長穴3aとから成る。長穴3aは、開口フレーム1a、1bが互いに重なった直立状態から所定角度α開いた状態まで回転した時に連結軸1xが上昇するに必要な距離長さに設定されている。なお、開口フレーム1a、1bは、互いに同形状であるが、直立状態では一方が他方の内寸法に沿ってわずかな隙間で重なり合うよう若干寸法が異なっている。10pはカバンの外皮材11の回転中心である。
【0015】
上記構成のカバンを使用する場合、カバンを閉じて直立状態としたときは勿論、開口フレーム1a、1bを所定角度(α)に開いた状態でもカバンの自立状態が保持される。カバンを開閉する際に、開口フレーム1(1a、1b)は、連結軸1xで互いに連結され、かつ自立保持部材2である脚部2aに設けた長穴3aに連結軸1xが挿通、嵌合されているため、開口フレーム1の一方が長穴3aで回転、移動すると、これに連動してもう一方の開口フレーム1も対称に回転し、同一方向に移動する。この場合、連結調整手段3により開口フレーム1が回転、移動について調整されることが前提である。
【0016】
カバンの外皮材11は、図に示すカバンとしての形態を保つけれど、カバンを開く際には屈曲して回転中心10pを中心に開くことができ、かつこの開閉を繰り返しても回転中心10p上に裂目、割れなどの傷が短期間で直ちに生じる程脆弱でない適当な剛性と柔軟性を備えた、例えば所定厚さの動物性の皮、厚手布、合成皮革材などが用いられる。
【0017】
以上のような構成、作用とした自立保持機構A1 は、その基本的な思想を簡略化して示した図2のような基本構造の機構の1態様として表したものであり、後で説明する他の実施形態も同様である。図2の(a)図には基本的な機構として最も単純化した三角形断面のカバンを想定して示している。外皮材11は、伸縮のない薄く硬い板を仮定する。実際の外皮材11は、柔らかく伸縮性があるが、硬い板を想定した構成であれば柔軟な外皮材でも機構は成立するからである。
【0018】
(a)図はカバンを閉じた状態を示しており、(b)図はカバンを開いた状態を示す。(a)図の状態のカバンを開こうとすると、外皮材11の回転中心10pを中心として外皮材11が外側へ開き、このため外皮材11の頂点は外皮材11の斜辺長さを半径として円弧状に移動する。このとき、開口フレーム1の一方のフレーム1aは、その頂点がOからa、b、c、d・・・という点から成る円弧状に移動するため、頂点の移動に伴ってその下端の軸1xが挿通される点は下端1xの位置から少しずつ上昇し、前述した脚2aに設けられた長穴3aの長さXに相当する位置に至るまで上昇する。そしてその時の開口フレーム1aの開き角度がαであるように長さX及び開口フレーム1aの長さを設定する。
【0019】
なお、上記所定角度αはカバンを開いたとき、カバンへの品物の出し入れにとって十分な角度となるように、かつ収納された品物が傾いてもカバンの自立を保持できるようそれぞれのカバンの大きさ、外皮材の種類などに応じて最適となる角度として経験的に設定される。そして、長穴3aより少し上方の軸3xが嵌合される任意の点(便宜上3xの符号を共用する)は、上記のような開口フレーム1aの位置O〜dへの移動に伴って、図示のように短い曲線(円弧状に近い曲線)を描く。
【0020】
従って、開口フレーム1aが上述したような円弧、及び短い曲線を描くように回転、移動するように設定すると理想的な動きとなる。実際のバッグの代表的な断面形状は四角形の箱形であるから、実際の例に即して表すと(c)図のようになる。しかし、実際の例では外皮材11は柔軟性のある材料が用いられるため、開口フレーム1aの動きを何ら規制しないままでは種々不都合が生じる。このため開口フレーム1aの動きを所定角度α内に規制する部材として実際の例では連結調整手段3を設けている。
【0021】
連結調整手段3を設ける場合、その形式は種々のものを採用できるが、その一例が第1実施形態のものである。第1実施形態の連結調整手段3は、回転アーム3bの形式であるが、この回転アーム3bは上述した理想的な動きをするものに対し許容範囲内での若干のずれを伴った動きをする。回転アーム3bは、図2の(b)図中で、開口フレーム1aの位置Oとdにおける任意の点3xを直線で結び、その直線の垂直2等分線上で自立保持部材2の脚部2aと交差する点をもう1つの任意の点3xとしてこれと上記開口フレーム1a上の任意の点3xとを結ぶように設けられている。
【0022】
回転アーム3bは、脚部2a上の任意の点3xを中心として円弧を描いて移動するから、上述した開口フレーム1aの理想的な動きとして任意の点3xが描く曲線状の動きとは完全な円弧とこれに近い曲線とのわずかな差だけずれを生じるが、実用上は許容される誤差の範囲内となるように回転アーム3bの長さを設定すればよい。このようにして設定される回転アーム3bは、脚部上の任意の点3xを中心として回転するのに対して、カバンの外皮材11は回転中心10pを中心として回転する。従って、長穴3aと回転アーム3bで形成される連結調整手段3は、単に開口フレーム1a、1bの開き角度を所定角度αに制限するだけでなく、開口フレーム1a、1bを自立保持部材2に連結して開口フレーム1a、1bの開放時の回転と移動を案内しつつ外皮材11の回転とのずれを調整する役目をしている。なお、上述した図2に基づく基本思想は以下で説明する他の実施形態にも同様に適用される。
【0023】
図1Bの(a)図に第2実施形態の自立保持機構A2 を示す。この例では脚部2aは1枚の垂直板を含むL字断面部材から形成され、その両面に軸3xを介して回転アーム3bが取付けられている。この実施形態は図1Aの(a)図において前述した垂直2等分線(点線)を斜め上方に延長して開口フレーム1(1a、1b)を閉じた際の垂直な中心線と交差する点を他の任意の点3xとして、この点と開口フレーム1上の任意の点3xとの間に回転アーム3bを設けた例である。又、脚部2aは幅が狭いと想定し、その下端に広幅の台板2Bが取付けてある。その他の同じ構成部材には同じ符号が付してあるから、重複して説明することは省略する。
【0024】
この実施形態の自立保持機構A2 の作用も基本的には第1実施形態と同じである。但し、回転アーム3bが逆方向に取り付けられているため、ずれの方向も逆向きであり、ずれの大きさも異なり、従ってそのずれを許容範囲内となるように回転アーム3bを設ける必要がある。
【0025】
図1Bの(b)図に第3実施形態の自立保持機構A3 を示す。この例では、連結調整手段3として回転アームを有さず、脚部2aに設けた長穴3aと3eとから成る。脚部2aは、(a)図の脚部2aより幅が広く、かつ同程度に上下に長い2枚の垂直板から形成されたものを示している。断面をコ字状としてもよい。長穴3aに連結軸1xが嵌合するのは第1、2実施形態と同じであるが、長穴3eは図示のように斜め上向きの形状で、開口フレーム1a、1bに取付けられた軸3xが開口フレーム開閉時に移動する経路を案内、規制するように形成されている。なお、図示の長穴3eは直線状のものを示しているが、前述した図2の理想的な動きをする曲線状とするのがずれが生じないため最も好ましい。しかし、これに代えて円弧状とすることもできる。又、この実施形態でも脚部2aの下端に台板2Bが設けられている。
【0026】
図1Bの(c)図は第4実施形態の自立保持機構A4 を示す。この例では、脚部2aはL字断面の垂直面の中央に突出部が形成され、その突出部に設けた長穴3aに挿入、嵌合された連結軸1xを介して開口フレーム1a、1bの基端が回転自在に連結され、又回転アーム3b’が開口フレーム1a、1bの基端に直角に一体に形成されている。
【0027】
図1Bの(d)図は第5実施形態の自立保持機構A5 を示す。この例では、脚部2aの形状は第2実施形態と同じであるが、長穴3aに代えて脚部2aの上部に長穴3d’が設けられている点、及び連結軸1xが回転できるけれど上下方向へ移動できない点が異なる。この例では、開口フレーム1a、1bは回転するだけで、横移動はできない。
【0028】
図1Cの(a)図は、第6実施形態の自立保持機構Bを示す。この例は、開口フレーム1a、1bが左右対称であるが、左右の動きは連動せず、一方がそれぞれ独立に開閉され、左右の開口フレーム1a、1bは全く同一形状で閉じる際に互いに向い合わせに対向して閉じる形式とされている。脚部2a、連結調整手段3などの構成は第1実施形態の片側部分をそれぞれ独立に形成した点で相違するが、他の部分は第1実施形態の構成と同じである。なお、この自立保持機構Bは上記A2 〜A4 の各機構についても適用できることは詳細に説明するまでもなく可能である。
【0029】
図1Cの(b)図は、第7実施形態の自立保持機構Cを示す。この例も、開口フレーム1a、1bは左右対称であるが、開口フレーム1の回転中心とカバンの開閉の回転中心とが連結軸1xを介して同一点にある点で他の実施形態と大きく異なる。この例では、回転アーム3b’、3b’が開口フレーム1a、1bの基端にそれぞれ一体に接続、形成されており、このため脚部2aは設けられておらず、この回転アーム3b’、3b’が自立保持部材としての役目及び連結調整手段としての役目を果たす。
【0030】
従って、他の実施形態のような自立保持部材2としての脚部2a、台板2Bや連結調整手段3のような個別の部材を必要とせず、開口フレーム1a、1bに一体の回転アーム3b’、3b’を外皮材11に取り付けるだけである。このため、他の実施形態とは構成部材が異なるが、自立保持機能を有する点では他の実施形態と同じである。このような構成の開口フレーム1a、1bを開くと、図示のように、回転アーム3b’、3b’が回転し、その先端が脚部の役目をするため、開放状態でもカバン全体の自立性を保持することとなる。
【0031】
図1Cの(c)図は第8実施形態の自立保持機構Dを示す。この例は開口フレーム1a、1bが連動せず、構造、作用のいずれも非対称の例である。開口フレーム1bは、脚部2aに固定されているのに対し、開口フレーム1aは、第1実施形態の機構A1 の半部分と同じである。半部分については、図中に同じ符号を付して示しているから、詳細な説明は省略する。この実施形態は、開口フレーム1a、1bが必ずしも対称でなくてもよいことを示すためのものである。なお、非対称の他の例については後でさらに説明する。又、A2 〜A5 についても適用できることは説明するまでもない。
【0032】
次に、カバンに適用される各種のカバン用自立保持機構の詳細を示す。図3の(a)図は第1実施形態のカバン用自立保持機構A1 の要部の拡大斜視図である。図示の例は、図1Aの第1実施形態に対応しており、機構全体については既に説明済みである。この実施形態では回転アーム3bを板状部材とし、軸1x、軸3xを具体的に示した。(b)図に開口フレーム1a、1bを閉じた状態を示している。図4にこの実施形態のカバン用自立保持機構を適用したカバンの全体概略斜視図を示す。図示のように、直立状態でもカバンKは自立性が保持される。
【0033】
図3の(c)図は第1実施形態の詳細構造の一部変形例である。図示のように、第1実施形態の自立保持部材2の脚部2aに補助脚部2a’が連結して設けられている点が異なっている。補助脚部2a’は、図示のように、断面がL字状で、その垂直面の中央位置に長穴3a’、脚部2a’の幅方向の左右両端寄りに上、下2箇所の同一線上に長穴3c、3cが設けられ、長穴3a’に連結軸1xが挿通され、長穴3cには軸3x、3x’が挿通されている。長穴3a’の長さは長穴3aの数倍の長さである。
【0034】
図から分かるように、連結軸1xと軸3xは、脚部2aの両側板間に延びる長さとされ、長穴3a’、3c内で上下動自在に設けられている。又、軸3x’は脚部2aの片側の側板と補助脚部2a’の垂直板との間を連結する長さとされ、長穴3c内で上下動自在である。この例では補助脚部2a’のフランジ面を外皮材底面に固定し、この補助脚部2a’に対し脚部2aが上下動することができる。
【0035】
この変形例で補助脚部2a’を設けたのは、カバン内へ物品を収容した時の膨らみを吸収するためである。又カバン内へ物品を収容すると、外皮材が柔軟なためカバンが横に膨らみカバンの高さが変化する。従って、この高さの変化を補助脚部2a’により吸収して対応する。又カバンを持ち上げたとき、外皮材にたるみを作らずに、物品の重量を外皮材や開口フレーム1a、1bに分散させるのである。従って、外皮材として柔軟性を持つものを使用すれば軽く、扱い易く、ソフトなイメージのカバンが得られる。
【0036】
図5に第2実施形態の自立保持機構A2 の要部拡大斜視図(a)及びその一部変形例(b)を示す。なお、開口フレーム1a、1bの全体形状は第1実施形態と同じであるから図示省略する。(a)図の自立保持機構は、第1実施形態と基本原理は同じであるが次の点で異なる。この実施形態では、自立保持部材2の脚部2aがL字断面の垂直板とされ、連結調整手段3の回転アーム3bが脚部2aの垂直板の頂部に回転自在に連結されている点が異なる。
【0037】
この実施形態では、上述したように、回転アーム3bが脚部2aの垂直板の頂部に連結されているが、カバンを開く際の開口フレーム1a、1bの回転、移動の動作はずれの方向が逆となるが第1実施形態と殆ど同じである。脚部2aの幅は台板2Bより狭いため、自立性は台板2Bが受持つこととなる。
【0038】
図5の(b)図の自立保持機構は、(a)図の例の一部変形例であり、第1実施形態の変形例と同様に、脚部2aが補助脚部2a”を介して台板2Bに設置されている。補助脚部2a”を設けた理由は第1実施形態の変形例(図3の(c)図)の場合と同じである。
【0039】
図6は第3実施形態の自立保持機構A3 の要部拡大斜視図(a)及びその一部変形例(b)を示す。(a)図の自立保持機構も基本原理は第1実施形態と同じであるが、構成部材は若干異なる。脚部2aは、第1実施形態と同様にコ字断面部材で形成されているが、その垂直側板が高く形成され、この垂直側板の中央下方寄りに上下方向の長穴3aと、上端よりに斜め方向に長穴3eとが設けられ、長穴3aには連結軸1xが、長穴3eには軸3xが挿通嵌合されている。
【0040】
長穴3aは、第1実施形態と同じであるが、長穴3eは第1実施形態の回転アーム3bに代わって開口フレーム1a、1bの回転、移動について案内、調整するためのものである。長穴3eの形状は、直線状のものを示している。カバンとしての開閉動作については、第1実施形態とほぼ同じである。
【0041】
図6の(b)図は、(a)図の例に対し、第1実施形態の変形例と同様に、補助脚部2a' を介して脚部2aを台板2Bに設置している点が異なる。作用も第1実施形態の変形例と同じである。
【0042】
図7は第4実施形態の自立保持機構A4 の要部拡大斜視図(a)及びその一部変形例を示す。(a)図の自立保持機構は基本原理が第1実施形態と同じであるが、構成部材は若干異なる。自立保持部材2は、図示のようにL字状断面で中央に山形部を設けた脚部2aとして形成され、脚部2aの山形側板に上下方向の長穴3aが設けられ、この長穴3aに連結軸1xを介して開口フレーム1a、1bの基端が回転自在に取り付けられている。
【0043】
又、開口フレーム1a、1bの基端にはそれぞれのフレームに対しL字状端部を形成する連結アーム3b’が一体に設けられており、この連結アーム3b’の他端が軸3xを介して脚部2aの両端に回転自在に取付けられている。連結アーム3b’のL字状端部には図示しない長穴が形成されており、この長穴は開口フレーム1a、1bが開閉される際に連結軸1xと軸3x間の距離がわずかに変化するため、この軸間距離の変化を吸収するために設けられている。従って、この実施形態では連結調整部材3は、連結アーム3b’と長穴3aと、連結アーム3b’のL字状端部の長穴とにより構成されている。
【0044】
この実施形態の自立保持機構の作用も、基本的に第1実施形態と同じである。この実施形態の場合、カバンの回転中心に連結アーム3b’の回転中心3xが重なるようにすれば回転による誤差は0になるが、両回転中心がずれる程それぞれの回転によるずれが大きくなり、構造上、軸の遊びでは回転中心を重ねることができないのでこれを吸収するため外皮材には柔軟性が要求される。なお、L字状端部に代えてその長穴はアームの他端あるいは自立保持脚部の軸3x部に設けてもよい。
【0045】
(b)図の一部変形例では、(a)図の実施形態の自立保持機構に対して補助脚部2a’が設けられている点が異なる。図示のように、補助脚部2a’は、外観形状がT字状の脚部2aの垂直板2a”を抱えるように保持して脚部2aが上下方向に移動自在となるように形成されている。補助脚部2a’の作用は第1実施形態の変形例と同じである。(a)図の実施形態の自立保持機構と同じ部分は説明を省略する。
【0046】
図8の(a)、(b)図の第5実施形態の自立保持機構A5 は特殊例である。この例の自立保持機構A5 は、構造上第2実施形態の機構A2 に大部分共通するが、連結軸1xが脚部2aに対し回転自在に、かつ上下動はしないように設けられている点で他の例とは大きく異なる。この例では開口フレーム1a、1bは、連結軸1xを中心に互いに連動して回転し、開閉されるが、開口フレーム1a、1bが上下方向の移動はしない。又、回転アーム3bは、脚部2aの長穴3d’に嵌合している軸3xに対し回転自在であるから、開口アームの1方が回転し回転アーム3bを介して軸3xが上下動することにより開口アームの他方が連動して回転する。この自立保持機構A5 が自立保持機能を有することは言うまでもない。
【0047】
図8の(c)図は自立保持機構A5 に対し、補助脚部2a”が設けられている点で第5実施形態の一部変形例である。その他の点は自立保持機構A5 と同じであり、補助脚部2a”の作用は第1実施形態の変形例と同じである。
【0048】
図9に自立保持部材2の補助部材2’について示す。(a)図、(b)図のいずれの例も、カバンの外皮材11の外側から自立保持機能を強化するために付設されるものであり、特に図4の実施形態では、外皮材11の内側に設けられる自立保持部材2の脚部2aの幅をカバンの幅が小さいため小さくせざるを得ず、従って台板2Bの幅も同程度に小さくする必要がある場合、自立保持機能が低下する。そこでこの自立保持機能を補助的に強化しようというものである。
【0049】
(a)図の補助部材2’は、2つの張出板21、21から成り、不使用時には鎖線で示すようにカバン内底部に平行状に引込まれて軸23xにより台板2B又は自立装置の脚部2aに取付けられている。21a、21aは歯部、21bは端部パッド、22は連結板である。この補助部材2’の使用時には張出板21、21のいずれか一方を回転させて引き出すと、もう一方の張出板21が端部の歯部21a、21aで噛合しているため、もう一方の張出板21も回転して引き出され、互いに直線状になり、カバンの長手方向と直角に張り出される。張出板21、21が張出されることにより自立保持機能が強化される。
【0050】
(b)図の補助部材2’は、1つの張出板21から成り、その長さ中央位置を軸23xによりカバン内底部又は台板に回転自在に付設される。21bは端部パッドである。この例では張出板21の片端を引き出せば他端は必然的に反対側へ引き出され、機能としては(a)図と同じものが与えられる。
【0051】
図10は図2の原理図に示した機構を非対称とした機構の原理図を示す。図示のように、開口フレーム1(1a、1b)は閉じた状態では三角形の頂点を通る垂線が中央より少し左側へ寄った非対称の三角形を成すように構成されている。連結調整手段3の長穴3aは垂直に設けられ、この長穴3a内に軸1xにより連結された開口フレーム1(1a、1b)の下端が昇降自在とされている。外皮材11に対する条件は図2の場合と同様である。
【0052】
この実施形態の機構も、実際の例では一般的な四角形状の箱形に近いカバンに適用されることは図2の場合と同様であり、その適用し得る例としてA1 〜A5 及びBの各機構が適用できることは詳しく説明するまでもない。なお、長穴3aは図示のように垂直状ではなく所定角度傾斜状に設けることもできる。
【0053】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、この発明のカバン用自立保持機構は1対の開口フレームと、これを自立保持する自立保持部材と、両部材を連結する連結調整手段とを備えたから、柔らかい外皮材を用いたカバンを閉じた時は勿論、所定角度に開いた状態でも自立状態を保持でき、カバンを片手で押さえておく必要がないから両手で内容物を簡単に取り出すことができる。外皮材が柔らかいため、軽くて手触りがよくソフトな感触のカバンの自立保持性が得られ、新たな構造、デザインのカバンの創造に大きく寄与できるという画期的な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】第1実施形態のカバン用自立保持機構の概略構成図
【図1B】第2〜第5実施形態のカバン用自立保持機構の概略構成図
【図1C】第6〜第8実施形態のカバン用自立保持機構の概略構成図
【図2】自立保持機構の原理的な構成の説明図
【図3】第1実施形態及び変形例のカバン用自立保持機構の要部拡大斜視図
【図4】同上のカバンへの適用例の外観斜視図
【図5】第2実施形態及び変形例のカバン用自立保持機構の要部拡大斜視図
【図6】第3実施形態及び変形例のカバン用自立保持機構の要部拡大斜視図
【図7】第4実施形態及び変形例のカバン用自立保持機構の要部拡大斜視図
【図8】第5実施形態及び変形例のカバン用自立保持機構の要部拡大斜視図
【図9】自立保持部材の補助部材(a)、(b)の拡大斜視図
【図10】非対称な自立保持機構の原理的な構成の説明図
【符号の説明】
1、1a、1b 開口フレーム
1x 連結軸
2 自立保持部材
2a 脚部
2B 共通台板
3 連結調整手段
3a 長穴
3b 回転アーム
3x 軸
10p 回転中心
11 外皮材

Claims (8)

  1. カバン開口に取付けられ、基端を中心に少なくとも一方が回転自在又は移動、回転自在な1対の開口フレームと、上記各開口フレームが連結され、1対の開口フレームを自立状態で保持するための自立保持部材と、開口フレームと自立保持部材を連結し、開口フレームの開き角度を所定範囲内に制限する又は上記角度制限と開口フレームの移動、回転の案内、及びカバン開閉時の開口フレームの外皮材との回転中心の位置ずれに対する連結状態の調整とをする連結調整手段とを備え、開口フレームの少なくとも一方を開いた状態でカバンを自立保持するように柔軟な外皮材を用いたカバン収納体に対し取付けられるようにしたカバン用自立保持機構。
  2. 前記1対の開口フレームを互いに対称とし、自立保持部材を各開口フレームに連結される脚部から形成し、自立保持部材に設けた長穴に嵌合した連結軸を介して1対の開口フレームが連動するよう連結して開口フレームを移動、回転自在とし、連結調整手段が自立保持部材の脚部の長穴及び連結軸と、開口フレーム及び脚部間に回転自在に連結された回転アームとから成ることを特徴とする請求項1に記載のカバン用自立保持機構。
  3. 前記1対の開口フレームを互いに対称とし、自立保持部材を各開口フレームに連結される脚部から形成し、自立保持部材に設けた長穴に嵌合した連結軸を介して1対の開口フレームが連動するよう連結して開口フレームを移動、回転自在とし、連結調整手段が、自立保持部材の脚部の長穴及び連結軸、自立保持部材の脚部に設けられたもう1つの長穴及びこの長穴に嵌合する軸とから成り、上記長穴及びもう1つの長穴を開口フレーム開閉時に開口フレームに取付けられた上記連結軸及び軸が移動する経路を案内、規制するように形成したことを特徴とする請求項に記載のカバン用自立保持機構。
  4. 前記1対の開口フレームを互いに対称とし、自立保持部材を各開口フレームに連結される脚部から形成し、自立保持部材に設けた長穴に嵌合した連結軸を介して1対の開口フレームが連動するよう連結して開口フレームを移動、回転自在とし、連結調整手段が、自立保持部材の脚部の長穴及び連結軸と、開口フレームと一体に形成され自立保持部材に回転自在に連結された回転アームとから成ることを特徴とする請求項に記載のカバン用自立保持機構。
  5. 前記一対の開口フレームを互いに対称とし、自立保持部材を各開口フレームに連結される脚部から形成し、自立保持部材に連結軸を介して連結して開口フレームを回転自在とし、連結調整手段が自立保持部材の脚部の長穴及び軸と、開口フレーム及び脚部間に回転自在に連結された回転アームとから成り、回転アームを上記脚部に設けた長穴に軸を介して1対の開口フレームが連動するように連結したことを特徴とする請求項1に記載のカバン用自立保持機構。
  6. 前記1対の開口フレームを互いに対称とし、自立保持部材を各開口フレームに連結される脚部から形成し、連結調整手段が自立保持部材の脚部の長穴及び連結軸と、開口フレーム及び脚部間に回転自在に連結された連結アームとから成り、上記連結調整手段を1対の開口フレームのそれぞれに設け、これにより上記1対の開口フレームをそれぞれ独立に移動、回転自在としたことを特徴とする請求項に記載のカバン自立保持機構。
  7. 前記1対の開口フレームを互いに対称とし、連結軸を介して各開口フレームの基端を互いに回転自在に連結し、自立保持部材及び連結調整手段として各開口フレームの基端に回転アームを一体に形成し、開口フレームの回転中心とカバンの回転中心を同一点に設けたことを特徴とする請求項1に記載のカバン用自立保持機構。
  8. 前記1対の開口フレームを互いに対称とし、自立保持部材を各開口フレームに連結される脚部から形成し、開口フレーム閉時にカバン厚さ中央より所定寸法偏位して位置するように1対の開口フレームを自立保持部材に連結し、連結調整手段を1対の開口フレームの一方に連結し、その開口フレームの一方を非対称な角度に開閉自在としたことを特徴とする請求項に記載のカバン用自立保持機構。
JP2002010518A 2002-01-18 2002-01-18 カバン用自立保持機構 Expired - Fee Related JP3686376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010518A JP3686376B2 (ja) 2002-01-18 2002-01-18 カバン用自立保持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010518A JP3686376B2 (ja) 2002-01-18 2002-01-18 カバン用自立保持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003210226A JP2003210226A (ja) 2003-07-29
JP3686376B2 true JP3686376B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=27648239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002010518A Expired - Fee Related JP3686376B2 (ja) 2002-01-18 2002-01-18 カバン用自立保持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3686376B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103989300A (zh) * 2013-02-14 2014-08-20 瑞士箱包股份有限公司 行李箱

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5002563B2 (ja) * 2008-09-22 2012-08-15 株式会社リヒトラブ アタッシュケース

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103989300A (zh) * 2013-02-14 2014-08-20 瑞士箱包股份有限公司 行李箱
CN103989300B (zh) * 2013-02-14 2017-08-01 瑞士箱包股份有限公司 行李箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003210226A (ja) 2003-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2225478T3 (es) Cursor para un sujetador nuevamente cerrrable situado en un plano de dos dimensiones.
ES2690862T3 (es) Equipaje con carcasas que tienen profundidades variadas
US10595646B2 (en) Portable diaper changing station with privacy walls
US6161665A (en) Utility bag
USD665963S1 (en) Support strap
US6505797B1 (en) Collapsible laptop stand
US20200196724A1 (en) Self-standing pen case
JP7365556B2 (ja) 内部視認性が向上した収納バッグ
JP3686376B2 (ja) カバン用自立保持機構
ES2340586T5 (es) Cajetilla de tapa deslizante
KR102237091B1 (ko) 탈부착 가능한 캐리어용 휠장치
EP1021977B1 (en) Portable unit for changing clothes to babies or carrying out personal hygiene of same
KR102268224B1 (ko) 지퍼 잠금장치
CN206507474U (zh) 一种带支撑的箱包
JP2015202380A (ja) ベッド
CN105476209B (zh) 一种可折叠包
JP6400334B2 (ja) ファスナー式スーツケース
JP3162549U (ja) 回転スライドカバー付き工具箱
JP3510216B2 (ja) ランドセルの背環
JP6532621B1 (ja) 小物入れ
CN107836805A (zh) 用于尤其为口红的化妆产品的包装设备
JP2022031584A (ja) 忘れ物防止用掛止装置
ES2604053B1 (es) Canapé con tapa abatible
JP2023536929A (ja) 旋回式結合要素付きジッパ
JP3037447U (ja) ベッド

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050602

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees