JP3684723B2

JP3684723B2 - Car occupant protection device

Info

Publication number: JP3684723B2
Application number: JP33105396A
Authority: JP
Inventors: 修司山田
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 1996-12-11
Filing date: 1996-12-11
Publication date: 2005-08-17
Anticipated expiration: 2016-12-11
Also published as: JPH10166988A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体側部への所定の高荷重作用時にインフレータからガスを噴出させ、当該ガスによってバッグをフロントピラー部からルーフサイドレール部に沿ってカーテン状に膨張させる自動車用乗員保護装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車体側部への所定の高荷重作用時における乗員頭部の保護性能を向上させるべく、フロントピラー部からルーフサイドレール部に跨がって折り畳み状態で格納されたバッグを、ウインドガラスに沿ってカーテン状に膨張させる乗員保護装置が既に提案されている。以下、この種の乗員保護装置を開示したＷＯ９６／２６０８７号公報に示される構成について説明する。
【０００３】
図７に示されるように、この乗員保護装置１００は、フロントピラー部１０２からルーフサイドレール部１０４に跨がって配設された長尺状のダクト１０６と、このダクト１０６内に折り畳み状態で格納されると共に前端固定点１０８及び後端固定点１１０にて車体側に固定されたバッグ１１２と、ホース１１４を介してダクト１０６の後端部と接続されると共に車体側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレータ１１６と、一端部が車体側に固定されると共に他端部がバッグ１１２の後端部に固定された帯状のストラップ１１８と、を主要構成要素として構成されている。さらに、上述したバッグ１１２は、各々略円筒状に形成されかつ略車両上下方向を長手方向として配置された複数のセル１２０を連接させることにより構成されている。
【０００４】
上記構成によれば、車体側部への所定の高荷重作用時になると、インフレータ１１６からガスが噴出される。このため、噴出されたガスは、ホース１１４及びダクト１０６を介して折り畳み状態のバッグ１１２の各セル１２０内へ流入される。その結果、各セル１２０が略車両上下方向を長手方向として略円筒状に膨張し、これによりバッグ１１２がウインドガラス１２２に沿ってカーテン状に膨張される。さらに、バッグ１１２の後端部はストラップ１１８を介して車体側に連結されているため、バッグ１１２の後端側は確実にセンタピラー部１２４の上部内側に配置されるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した乗員保護装置１００による場合、膨張時における各セル１２０の水平断面形状の大きさがすべて同一とされていることに起因して、乗員頭部がバッグ１１２に当接した際における乗員頭部の拘束性が低下することも考えられる。
【０００６】
本発明は上記事実を考慮し、車体側部への所定の高荷重作用時における乗員頭部の拘束性を向上させることができる自動車用乗員保護装置を得ることが目的である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の本発明は、車体の所定部位に配置され、車体側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレータと、フロントピラー部からルーフサイドレール部に沿って折り畳み状態で格納され、ガスの流入により互いに略平行にかつ略車両上下方向を長手方向とする筒体状に膨張される複数の膨張部を備えることで全体としてはカーテン状の膨張体を成すバッグと、を含んで構成される自動車用乗員保護装置であって、センタピラー部の後部側となる所定位置にて膨張される特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、バッグへの乗員頭部による車室外側への荷重作用時に当該特定の膨張部をセンタピラー部に係合させた、ことを特徴としている。
【０００８】
請求項２記載の本発明は、車体の所定部位に配置され、車体側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレータと、前端固定点をフロントピラー部の中間部付近に後端固定点をセンタピラー部の後方にそれぞれ有すると共にフロントピラー部からルーフサイドレール部に沿って折り畳み状態で格納され、ガスの流入により互いに略平行にかつ双方の固定点を結ぶテンションラインを横切る方向を長手方向とする筒体状に膨張される複数の膨張部を備えることで全体としてはカーテン状の膨張体を成すバッグと、を含んで構成される自動車用乗員保護装置であって、側面視でセンタピラー部とラップする位置にて膨張される特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、平面視でのテンションラインをセンタピラー部にて車室内側へ屈曲させた、ことを特徴としている。
【０００９】
請求項１記載の本発明によれば、車体側部へ所定の高荷重が作用すると、車体の所定部位に配置されたインフレータからガスが噴出される。このため、フロントピラー部からルーフサイドレール部に沿って折り畳み状態で格納されたバッグの複数の膨張部内へガスがそれぞれ流入される。これにより、各膨張部は、互いに略平行にかつ略車両上下方向を長手方向とする筒体状に膨張される。その結果、フロントピラー部からルーフサイドレール部に沿ってカーテン状の膨張体としてバッグが膨張され、当該膨張されたバッグによって乗員頭部が保護される。
【００１０】
ここで、本発明では、センタピラー部の後部側となる所定位置にて膨張される特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、バッグへの乗員頭部による車室外側への荷重作用時に当該特定の膨張部をセンタピラー部に係合させる構成としたので、センタピラー部の後部側に位置する膨張部がバッグへの作用荷重によって略車両前方側へずれていくのを防止することができる。従って、乗員頭部の車室外側への移動量を抑制することができる。
【００１１】
請求項２記載の本発明によれば、車体側部へ所定の高荷重が作用すると、車体の所定部位に配置されたインフレータからガスが噴出される。このため、フロントピラー部からルーフサイドレール部に沿って折り畳み状態で格納されたバッグの複数の膨張部内へガスがそれぞれ流入される。これにより、各膨張部は、互いに略平行にかつバッグの前端固定点と後端固定点とを結ぶテンションラインを横切る方向を長手方向とする筒体状に膨張される。その結果、フロントピラー部からルーフサイドレール部に沿ってカーテン状の膨張体としてバッグが膨張され、当該膨張されたバッグによって乗員頭部が保護される。
【００１２】
ここで、本発明では、側面視でセンタピラー部とラップする位置にて膨張される特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、平面視でのテンションラインをセンタピラー部にて車室内側へ屈曲させる構成としたので、バッグに作用する張力（テンション）を増加させることができる。従って、乗員頭部の車室外側への移動量を抑制することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
〔第１実施形態〕
以下、図１〜図４を用いて、第１実施形態について説明する。なお、この第１実施形態が請求項１記載の本発明の一実施形態に相当する。
【００１４】
図１には、自動車用乗員保護装置としてのエアバッグ装置１０が作動した状態が側面視で示されている。この図に示されるように、エアバッグ装置１０は、車体側部への所定の高荷重作用状態を検出するためのセンサ１２と、作動することによりガスを噴出する円柱状のインフレータ１４と、所定の折り畳み方で折り畳まれたバッグ１６と、を主要構成要素として構成されている。以下、この順に説明する。
【００１５】
センサ１２はセンタピラー部（Ｂピラー部）１８の下端部付近に配設されており、車体側部への所定の高荷重作用状態を検出するようになっている。また、センサ１２は、図示しないコンソールボックス下方に配設されたセンタコントロールユニットに接続されている。従って、センサ１２が所定の高荷重作用状態を検出すると、検出信号がセンタコントロールユニットに出力されるようになっている。
【００１６】
インフレータ１４はフロントピラー部（Ａピラー部）２０とインストルメントパネル２２との接続部付近に配設されており、作動することによりガスを噴出するように構成されている。インフレータ１４の具体的な構成としては、内部に封入されたガス発生剤を燃焼させることによりガスを噴出させるガス発生剤封入タイプや、内部に設けられた隔壁を破断させることにより高圧ガスを噴出させる高圧ガス封入タイプ等が適用可能である。また、インフレータ１４のスクイブ（点火装置）は前述したセンタコントロールユニットと接続されており、コントロールユニットから作動電流が通電されることによりインフレータ１４が作動するようになっている。
【００１７】
バッグ１６は長尺状のケース内に折り畳み状態で収容され、この状態でフロントピラー部２０からルーフサイドレール部２４に沿って車体側構成部材と内装材との間に格納されている。より具体的に説明すると、バッグ１６の前端部１６Ａはガスが流入されるようにインフレータ１４に接続されており、又中間部１６Ｂはフロントピラー部２０からルーフサイドレール部２４に沿って配置されており、更に後端部１６Ｃはクォータピラー部（Ｃピラー部）２６付近に配置されている。また、バッグ１６の上縁側は、前端部及び後端部を含む適宜間隔でケースと共に車体側構成部材に固定されている。これにより、バッグ１６が膨張すると、前端固定点Ｐと後端固定点Ｑとを結ぶテンションラインＴに最も張力が作用するようになっている。
【００１８】
上述したバッグ１６は、側面視における膨張形状が略平行四辺形状となるように形成されている。より詳しくは、略平行四辺形状に裁断された二枚の基布の周縁部同士を縫合することによりバッグ１６の外郭が構成されている。さらに、バッグ１６の前部下側並びに後部には、縫合等によって構成され側面視で略三角形状とされた非膨張部２８、３０がそれぞれ形成されている。従って、これらの非膨張部２８、３０には、インフレータ１４から噴出されたガスは流入されないようになっている。
【００１９】
また、バッグ１６における非膨張部２８、３０を除く部分には、互いに略平行にかつテンションラインＴを横切る方向（即ち、略車両上下方向）を長手方向とする円筒状に膨張可能な複数の膨張部３２が設けられている。より詳しく説明すると、図２に示されるように、バッグ１６における非膨張部２８、３０を除く部分には、縫合によって構成された複数の非膨張部３４が略車両前後方向に沿って所定の間隔で形成されている。各非膨張部３４はテンションラインＴを横切る方向を長手方向として形成されており、又バッグ１６の上縁には至らないように形成されている（図１参照）。これにより、バッグ１６における非膨張部２８、３０を除く部分に、前述した複数の膨張部３２が形成されている。
【００２０】
ここで、上述した複数の膨張部３２の水平断面形状はすべて略円形とされているが、その大きさは不均一に設定されている。すなわち、センタピラー部１８の後部側となる所定位置にて膨張される特定の膨張部３２Ａの径方向寸法Ｄは、他の膨張部３２Ｂの径方向寸法ｄよりも大きく設定されている。これにより、センタピラー部１８の後部側となる所定位置にて膨張される膨張部３２Ａのみが、他の膨張部３２Ａよりも大きな略円筒体として膨張されるようになっている。
【００２１】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
車体側部へ所定値の高荷重が作用すると、この状態がセンサ１２によって検出されてセンタコントロールユニットに出力される。このため、センタコントロールユニットから作動電流がインフレータ１４のスクイブに通電され、インフレータ１４を作動させる。これにより、インフレータ１４から所定量のガスが噴出され、バッグ１６の前端部１６Ａ内へ流入される。このとき、バッグ１６の前部下側には非膨張部２８が形成されていることから、前端部１６Ａから流入したガスはバッグ１６の上縁側に沿って流れていく。その後、ガスは、最前位置に配置された膨張部３２から順次下方へ向けて流入していく。これにより、互いに略平行にかつ前端固定点Ｐと後端固定点Ｑとを結ぶテンションラインＴを横切る方向を長手方向とする略円筒状に各膨張部３２が膨張される。その結果、バッグ１６はフロントピラー部２０からルーフサイドレール部２４に沿ってカーテン状の膨張体として膨張され、車体側部と乗員頭部との間に介在される。これにより、当該膨張されたバッグ１６によって乗員頭部が保護される。
【００２２】
ここで、本実施形態では、センタピラー部１８の後部側となる所定位置にて膨張される特定の膨張部３２Ａの水平断面形状の径方向寸法Ｄを他の膨張部３２Ｂの径方向寸法ｄよりも大きく設定したので、図３に示される如く、乗員頭部がバッグ１６に車室外側へ向けて当接すると、当該膨張部３２Ａがセンタピラー部１８に係合される（引っ掛かる）。このため、センタピラー部１８の後部側に位置する膨張部３２Ａがバッグ１６への作用荷重によって略車両前方側へずれていくのを防止することができる。従って、乗員頭部の車室外側への移動量をｈに抑制することができる。
【００２３】
この点について補足すると、図４に示される如く、すべての膨張部３６の水平断面形状の径方向寸法をｄに設定すると、乗員頭部がバッグ３８に車室外側へ向けて当接しても、センタピラー部１８の後部側に位置される膨張部３６Ａがセンタピラー部１８に係合されないため、当該膨張部３６Ａが実線図示位置から二点鎖線図示位置へと略車両前方側へずれていく（持ち出される）。このため、膨張部３６Ａのずれ量に応じて乗員頭部の車室外側への移動量もＨ（＞ｈ）と増加する。
【００２４】
以上のことから、本実施形態によれば、車体側部への所定の高荷重作用時における乗員頭部の拘束性を向上させることができる。
【００２５】
さらに、本実施形態によれば、センタピラー部１８の後部側となる所定位置にて膨張される特定の膨張部３２Ａの水平断面形状の径方向寸法をｄからＤへと大きく設定するのみであるので、部品点数を増加させることなく、簡素な構造で上述した効果を得ることができる。
〔第２実施形態〕
以下、図５及び図６を用いて、第２実施形態について説明する。なお、この第２実施形態が請求項２記載の本発明の一実施形態に相当する。また、前述した実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【００２６】
図５及び図６に示されるように、本実施形態におけるバッグ４８も、前述した第１実施形態と同様構成の複数の円筒状の膨張部５０を備えている点で共通している。しかし、本実施形態におけるバッグ４８では、側面視でセンタピラー部１８とラップする位置にて膨張される特定の膨張部５０Ａの径方向寸法Ｄを、他の膨張部５０Ｂの径方向寸法ｄよりも大きく設定した点で前述した第１実施形態と相違している。これにより、側面視でセンタピラー部１８とラップする位置にて膨張される特定の膨張部５０Ａのみが、他の膨張部５０Ｂよりも大きな略円筒体として膨張されるようになっている。
【００２７】
上記構成によれば、車体側部への所定の高荷重作用時にインフレータ１４から噴出されたガスによってバッグ４８が膨張されると、側面視でセンタピラー部１８とラップする位置にて膨張される特定の膨張部５０Ａのみが他の膨張部５０Ｂよりも大きく膨張するため、平面視でのテンションラインＴ’はセンタピラー部１８にて車室内側へ屈曲される。このため、バッグ４８に作用する張力（テンション）を増加させることができる。従って、本実施形態においても、前述した第１実施形態と同様に、乗員頭部の車室外側への移動量を抑制することができ、ひいては車体側部への所定の高荷重作用時における乗員頭部の拘束性を向上させることができる。
【００２８】
また、本実施形態においても、側面視でセンタピラー部１８とラップする位置にて膨張される特定の膨張部５０Ａの水平断面形状の径方向寸法をｄからＤへと大きく設定するのみであるので、部品点数を増加させることなく、簡素な構造で上述した効果を得ることができる。
【００２９】
なお、第１実施形態では、膨張部３２の水平断面形状はすべて同一形状である略円形とした上で特定の膨張部３２Ａの径方向寸法を他の膨張部３２Ｂの径方向寸法よりも大きく設定することで、特定の膨張部３２Ａをセンタピラー部１８に係合させる構成を採り、又第２実施形態でも、膨張部５０の水平断面形状はすべて同一形状である略円形とした上で特定の膨張部５０Ａの径方向寸法を他の膨張部５０Ｂの径方向寸法よりも大きく設定することで、平面視でのテンションラインＴ’をセンタピラー部１８にて車室内側へ屈曲させる構成を採ったが、これに限らず、特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、当該特定の膨張部をセンタピラー部１８に係合させる構成、或いは平面視でのテンションラインをセンタピラー部１８にて車室内側へ屈曲させる構成であればよい。例えば、特定の膨張部の水平断面形状を他の膨張部の水平断面形状よりも略車両幅方向に大きな略楕円形状とすることで、当該特定の膨張部をセンタピラー部１８に係合させ、或いは平面視でのテンションラインをセンタピラー部１８にて車室内側にて屈曲させることも可能である。
【００３０】
【発明の効果】
以上説明したように請求項１に記載の本発明に係る自動車用乗員保護装置は、センタピラー部の後部側となる所定位置にて膨張される特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、バッグへの乗員頭部による車室外側への荷重作用時に当該特定の膨張部をセンタピラー部に係合させたので、センタピラー部の後部側に位置する膨張部がバッグへの作用荷重によって略車両前方側へずれていくのを防止することができる結果、乗員頭部の車室外側への移動量を抑制することができ、これにより車体側部への所定の高荷重作用時における乗員頭部の拘束性を向上させることができるという優れた効果を有する。
【００３１】
請求項２に記載の本発明に係る自動車用乗員保護装置は、側面視でセンタピラー部とラップする位置にて膨張される特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、平面視でのテンションラインをセンタピラー部にて車室内側へ屈曲させたので、バッグに作用する張力（テンション）を増加させることができる結果、乗員頭部の車室外側への移動量を抑制することができ、これにより車体側部への所定の高荷重作用時における乗員頭部の拘束性を向上させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る自動車用乗員保護装置としてのエアバッグ装置を作動した状態で示す側面図である。
【図２】図１に示されるバッグの水平断面図である。
【図３】図２に示されるバッグに乗員頭部が車室外側へ向けて当接した状態を示す図２に対応する水平断面図である。
【図４】本実施形態の効果を説明するための対比説明図である。
【図５】第２実施形態に係る自動車用乗員保護装置としてのエアバッグ装置を作動した状態で示す側面図である。
【図６】図５に示されるバッグの水平断面図である。
【図７】従来例に係る自動車用乗員保護装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
１０エアバッグ装置（自動車用乗員保護装置）
１４インフレータ
１６バッグ
１８センタピラー部
２０フロントピラー部
２４ルーフサイドレール部
３２膨張部
３２Ａ特定の膨張部
３２Ｂ他の膨張部
４８バッグ
５０膨張部
５０Ａ特定の膨張部
５０Ｂ他の膨張部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automobile occupant protection device that injects gas from an inflator when a predetermined high load is applied to a vehicle body side and inflates a bag from a front pillar portion along a roof side rail portion in a curtain shape by the gas.
[0002]
[Prior art]
In order to improve the protection performance of the occupant's head when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body, the bag stored in a folded state across the roof side rail from the front pillar is placed along the window glass. An occupant protection device for inflating in a curtain shape has already been proposed. Hereinafter, the configuration shown in WO 96/26087 disclosing this type of passenger protection device will be described.
[0003]
As shown in FIG. 7, the occupant protection device 100 includes a long duct 106 disposed across the front pillar portion 102 and the roof side rail portion 104, and a folded state in the duct 106. The bag 112 that is stored and fixed to the vehicle body side at the front end fixing point 108 and the rear end fixing point 110 is connected to the rear end portion of the duct 106 via the hose 114 and has a predetermined height toward the vehicle body side portion. An inflator 116 that ejects gas when a load is applied, and a belt-like strap 118 that has one end fixed to the vehicle body and the other end fixed to the rear end of the bag 112 are configured as main components. . Further, the above-described bag 112 is configured by connecting a plurality of cells 120 that are each formed in a substantially cylindrical shape and are arranged with the vehicle vertical direction as a longitudinal direction.
[0004]
According to the configuration described above, gas is ejected from the inflator 116 when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body. For this reason, the ejected gas flows into each cell 120 of the folded bag 112 through the hose 114 and the duct 106. As a result, each cell 120 expands in a substantially cylindrical shape with the vehicle vertical direction as the longitudinal direction, and the bag 112 is expanded in a curtain shape along the window glass 122. Further, since the rear end portion of the bag 112 is connected to the vehicle body side via the strap 118, the rear end side of the bag 112 is surely disposed inside the upper portion of the center pillar portion 124.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the occupant protection device 100 described above, the occupant when the occupant head abuts against the bag 112 because the horizontal cross-sectional shapes of the cells 120 are all the same when inflated. The head restraint may be reduced.
[0006]
In view of the above facts, an object of the present invention is to provide an occupant protection device for an automobile that can improve the restraint of the occupant head when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention according to claim 1 is arranged in a predetermined part of the vehicle body, and inflator that ejects gas when a predetermined high load is applied to the vehicle body side part, and in a folded state from the front pillar part along the roof side rail part A bag that is housed and has a plurality of inflating portions that are inflated into a cylindrical body having a longitudinal direction that is substantially parallel to each other and substantially parallel to each other by gas inflow, thereby forming a curtain-like inflating body as a whole; The vehicle occupant protection device includes a horizontal cross-sectional shape of a specific inflating portion that is inflated at a predetermined position on the rear side of the center pillar portion, and a horizontal cross-sectional shape of another inflating portion. By making the size different, the specific inflating portion is engaged with the center pillar portion when a load is applied to the outside of the passenger compartment by the head of the passenger on the bag.
[0008]
According to the present invention, the inflator is disposed at a predetermined portion of the vehicle body, and injects gas when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body, and the front end fixing point is fixed at the rear end near the middle portion of the front pillar portion. Each point has a point behind the center pillar part, and is stored in a folded state from the front pillar part along the roof side rail part, and is substantially parallel to each other by the inflow of gas and extends in a direction crossing the tension line connecting the two fixing points. An automobile occupant protection device comprising a plurality of inflatable portions that are inflated in a cylindrical shape and having a curtain-like inflatable body as a whole. By differentiating the size of the horizontal cross-sectional shape of a specific inflatable part that is inflated at the position where it wraps with the pillar part from the size of the horizontal cross-sectional shape of other inflating parts, The Deployment line at the center pillar portion is bent to the cabin internal, it is characterized by.
[0009]
According to the first aspect of the present invention, when a predetermined high load is applied to the side portion of the vehicle body, gas is ejected from an inflator disposed at a predetermined portion of the vehicle body. For this reason, gas flows into the plurality of inflating portions of the bag stored in a folded state along the roof side rail portion from the front pillar portion. As a result, the respective inflatable portions are inflated into a cylindrical shape that is substantially parallel to each other and has a longitudinal direction that is substantially in the vehicle vertical direction. As a result, the bag is inflated as a curtain-like inflatable body from the front pillar portion along the roof side rail portion, and the passenger's head is protected by the inflated bag.
[0010]
Here, in the present invention, by making the size of the horizontal cross-sectional shape of a specific expansion portion expanded at a predetermined position on the rear side of the center pillar portion different from the size of the horizontal cross-sectional shape of other expansion portions, Since the specific inflating portion is engaged with the center pillar portion when a load is applied to the outside of the passenger compartment by the passenger's head on the bag, the inflating portion located on the rear side of the center pillar portion is applied to the bag. Therefore, it is possible to prevent the vehicle from shifting to the front side of the vehicle. Therefore, the movement amount of the passenger's head to the outside of the passenger compartment can be suppressed.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, when a predetermined high load is applied to the side portion of the vehicle body, gas is ejected from an inflator disposed at a predetermined portion of the vehicle body. For this reason, gas flows into the plurality of inflating portions of the bag stored in a folded state along the roof side rail portion from the front pillar portion. As a result, the respective inflatable portions are inflated into a cylindrical shape whose longitudinal direction is a direction crossing a tension line connecting the front end fixing point and the rear end fixing point of the bag substantially parallel to each other. As a result, the bag is inflated as a curtain-like inflatable body from the front pillar portion along the roof side rail portion, and the passenger's head is protected by the inflated bag.
[0012]
Here, in the present invention, by making the size of the horizontal cross-sectional shape of a specific inflating portion expanded at a position overlapping with the center pillar portion in a side view different from the size of the horizontal cross-sectional shape of other inflating portions, Since the tension line in plan view is bent to the vehicle interior side at the center pillar portion, the tension acting on the bag can be increased. Therefore, the movement amount of the passenger's head to the outside of the passenger compartment can be suppressed.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First Embodiment]
The first embodiment will be described below with reference to FIGS. The first embodiment corresponds to one embodiment of the present invention.
[0014]
FIG. 1 shows a side view of a state in which an airbag device 10 as an automobile occupant protection device is activated. As shown in this figure, the airbag device 10 includes a sensor 12 for detecting a predetermined high load acting state on the side of the vehicle body, a columnar inflator 14 that ejects gas when activated, and a predetermined amount. The bag 16 is folded as a main component. Hereinafter, it demonstrates in this order.
[0015]
The sensor 12 is disposed in the vicinity of the lower end portion of the center pillar portion (B pillar portion) 18 so as to detect a predetermined high load acting state on the vehicle body side portion. Further, the sensor 12 is connected to a center control unit disposed below the console box (not shown). Therefore, when the sensor 12 detects a predetermined high load acting state, a detection signal is output to the center control unit.
[0016]
The inflator 14 is disposed in the vicinity of a connection portion between the front pillar portion (A pillar portion) 20 and the instrument panel 22 and is configured to eject gas when activated. As a specific configuration of the inflator 14, a gas generating agent-enclosed type in which gas is injected by burning the gas generating agent enclosed therein, or a high-pressure gas is injected by breaking a partition provided inside. A high-pressure gas sealed type or the like is applicable. Further, the squib (ignition device) of the inflator 14 is connected to the above-described center control unit, and the inflator 14 is activated when an operating current is supplied from the control unit.
[0017]
The bag 16 is accommodated in a folded state in a long case, and in this state, the bag 16 is stored between the vehicle body side component and the interior material along the roof side rail portion 24 from the front pillar portion 20. More specifically, the front end portion 16A of the bag 16 is connected to the inflator 14 so that gas flows in, and the intermediate portion 16B is arranged from the front pillar portion 20 along the roof side rail portion 24. Further, the rear end portion 16C is disposed in the vicinity of the quarter pillar portion (C pillar portion) 26. Further, the upper edge side of the bag 16 is fixed to the vehicle body side component member together with the case at an appropriate interval including the front end portion and the rear end portion. As a result, when the bag 16 is inflated, the tension acts most on the tension line T connecting the front end fixing point P and the rear end fixing point Q.
[0018]
The bag 16 described above is formed such that the inflated shape in a side view is a substantially parallelogram shape. More specifically, the outline of the bag 16 is formed by stitching the peripheral portions of two base fabrics cut into a substantially parallelogram shape. Further, non-inflatable portions 28 and 30 that are formed by sewing or the like and have a substantially triangular shape in a side view are formed on the lower side and the rear portion of the bag 16, respectively. Therefore, the gas ejected from the inflator 14 is prevented from flowing into these non-expanded portions 28 and 30.
[0019]
Further, in the portion other than the non-inflatable portions 28 and 30 in the bag 16, a plurality of inflations that can be inflated in a cylindrical shape having a longitudinal direction that is substantially parallel to each other and that crosses the tension line T (that is, substantially the vehicle vertical direction). A part 32 is provided. More specifically, as shown in FIG. 2, a plurality of non-inflatable portions 34 formed by sewing are provided at predetermined intervals along the vehicle front-rear direction at portions other than the non-inflatable portions 28 and 30 in the bag 16. It is formed with. Each non-inflatable portion 34 is formed with the direction crossing the tension line T as the longitudinal direction, and is formed so as not to reach the upper edge of the bag 16 (see FIG. 1). Accordingly, the plurality of inflatable portions 32 described above are formed in portions of the bag 16 excluding the non-inflatable portions 28 and 30.
[0020]
Here, the horizontal cross-sectional shapes of the plurality of inflating portions 32 described above are all substantially circular, but their sizes are set non-uniformly. That is, the radial dimension D of a specific expansion part 32A that is expanded at a predetermined position on the rear side of the center pillar part 18 is set to be larger than the radial dimension d of the other expansion part 32B. Thereby, only the expansion part 32A expanded at a predetermined position on the rear side of the center pillar part 18 is expanded as a substantially cylindrical body larger than the other expansion parts 32A.
[0021]
Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
When a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body, this state is detected by the sensor 12 and output to the center control unit. For this reason, an operating current is supplied from the center control unit to the squib of the inflator 14 to operate the inflator 14. Thereby, a predetermined amount of gas is ejected from the inflator 14 and flows into the front end portion 16 </ b> A of the bag 16. At this time, since the non-inflatable portion 28 is formed below the front portion of the bag 16, the gas flowing in from the front end portion 16 </ b> A flows along the upper edge side of the bag 16. Thereafter, the gas sequentially flows downward from the expansion portion 32 disposed at the foremost position. As a result, the inflatable portions 32 are inflated in a substantially cylindrical shape whose longitudinal direction is substantially parallel to each other and across the tension line T connecting the front end fixing point P and the rear end fixing point Q. As a result, the bag 16 is inflated as a curtain-like inflatable body from the front pillar portion 20 along the roof side rail portion 24, and is interposed between the vehicle body side portion and the occupant head. Thereby, the passenger's head is protected by the inflated bag 16.
[0022]
Here, in the present embodiment, the radial dimension D of the horizontal cross-sectional shape of the specific inflating part 32A that is inflated at a predetermined position on the rear side of the center pillar part 18 is greater than the radial dimension d of the other inflating part 32B. Therefore, as shown in FIG. 3, when the occupant's head abuts against the bag 16 toward the outside of the passenger compartment, the inflatable portion 32A is engaged (hooked) with the center pillar portion 18. For this reason, it is possible to prevent the inflating portion 32 </ b> A located on the rear side of the center pillar portion 18 from being shifted substantially to the front side of the vehicle due to the applied load to the bag 16. Therefore, the movement amount of the passenger's head to the outside of the passenger compartment can be suppressed to h.
[0023]
Supplementing this point, as shown in FIG. 4, if the radial dimension of the horizontal cross-sectional shape of all the inflatable portions 36 is set to d, even if the head of the passenger contacts the bag 38 toward the outside of the vehicle compartment, Since the inflating portion 36A located on the rear side of the center pillar portion 18 is not engaged with the center pillar portion 18, the inflating portion 36A shifts substantially from the solid line illustrated position to the two-dot chain line illustrated position toward the vehicle front side ( Taken out). For this reason, the amount of movement of the occupant head to the outside of the passenger compartment also increases to H (> h) in accordance with the amount of displacement of the inflating portion 36A.
[0024]
From the above, according to the present embodiment, it is possible to improve the restraint of the occupant's head when a predetermined high load is applied to the vehicle body side portion.
[0025]
Furthermore, according to the present embodiment, only the radial dimension of the horizontal cross-sectional shape of the specific inflating portion 32A that is inflated at a predetermined position on the rear side of the center pillar portion 18 is set from d to D. Therefore, the above-described effects can be obtained with a simple structure without increasing the number of parts.
[Second Embodiment]
Hereinafter, the second embodiment will be described with reference to FIGS. 5 and 6. The second embodiment corresponds to one embodiment of the present invention. Further, the same components as those of the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0026]
As shown in FIGS. 5 and 6, the bag 48 in this embodiment is also common in that it includes a plurality of cylindrical inflating portions 50 having the same configuration as in the first embodiment described above. However, in the bag 48 in the present embodiment, the radial dimension D of the specific inflating part 50A that is inflated at the position where it wraps with the center pillar part 18 in a side view is larger than the radial dimension d of the other inflating part 50B. This is different from the first embodiment described above in that it is set large. Thereby, only the specific inflating part 50A that is inflated at a position where it wraps with the center pillar part 18 in a side view is inflated as a substantially cylindrical body larger than the other inflating parts 50B.
[0027]
According to the above configuration, when the bag 48 is inflated by the gas ejected from the inflator 14 when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body, it is specified that the bag 48 is inflated at a position where it wraps with the center pillar 18 in a side view. Since only the inflatable portion 50A inflates larger than the other inflatable portions 50B, the tension line T ′ in plan view is bent toward the vehicle interior by the center pillar portion 18. For this reason, the tension (tension) acting on the bag 48 can be increased. Accordingly, in this embodiment as well, as in the first embodiment described above, the amount of movement of the occupant's head to the outside of the passenger compartment can be suppressed, and as a result, the occupant at the time of a predetermined high load acting on the side of the vehicle body The restraint of the head can be improved.
[0028]
Also in the present embodiment, the radial dimension of the horizontal cross-sectional shape of the specific inflating portion 50A that is inflated at the position where it wraps with the center pillar portion 18 in a side view is only set large from d to D. The above-described effects can be obtained with a simple structure without increasing the number of parts.
[0029]
In the first embodiment, the horizontal cross-sectional shapes of the inflatable portions 32 are all substantially the same shape, and the radial dimension of a specific inflatable portion 32A is set larger than the radial dimensions of the other inflatable portions 32B. Thus, the configuration in which the specific inflating portion 32A is engaged with the center pillar portion 18 is adopted, and also in the second embodiment, the horizontal cross-sectional shape of the inflating portion 50 is all the same shape and is substantially circular. By adopting a configuration in which the tension line T ′ in plan view is bent toward the vehicle interior side by the center pillar portion 18 by setting the radial dimension of the inflating portion 50A larger than the radial dimension of the other inflating portion 50B. However, the configuration is not limited to this, and the configuration in which the specific expansion portion is engaged with the center pillar portion 18 by making the horizontal cross-sectional shape of the specific expansion portion different from the horizontal cross-sectional shape of the other expansion portions. Or in plan view Any configuration may be used as long as the tension line is bent toward the vehicle interior side by the center pillar 18. For example, by making the horizontal cross-sectional shape of a specific inflating portion a substantially elliptical shape that is larger in the vehicle width direction than the horizontal cross-sectional shape of other inflating portions, the specific inflating portion is engaged with the center pillar portion 18, Alternatively, the tension line in a plan view can be bent at the vehicle interior side by the center pillar portion 18.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, the vehicle occupant protection device according to the first aspect of the present invention is different in the size of the horizontal cross-sectional shape of the specific inflating part that is inflated at a predetermined position on the rear side of the center pillar part. Since the specific inflating part is engaged with the center pillar part when a load is applied to the outside of the passenger compartment by the passenger's head on the bag by making the size different from the size of the horizontal cross-sectional shape of the inflating part, As a result of being able to prevent the inflating portion located on the rear side from shifting substantially toward the front side of the vehicle due to the applied load on the bag, the amount of movement of the occupant head to the outside of the passenger compartment can be suppressed. This has the excellent effect of being able to improve the restraint of the occupant's head when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body.
[0031]
The vehicle occupant protection device according to the second aspect of the present invention has the horizontal cross-sectional shape of a specific inflatable portion that is inflated at a position where it wraps with the center pillar portion in a side view, in the horizontal direction of other inflatable portions. Since the tension line in plan view is bent toward the passenger compartment at the center pillar by making it different from the size of the cross-sectional shape, it is possible to increase the tension acting on the bag, resulting in a passenger head The amount of movement of the occupant head outside the vehicle compartment can be suppressed, and this has the excellent effect of improving the restraint of the passenger's head when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an airbag device as an automobile occupant protection device according to a first embodiment in an activated state.
FIG. 2 is a horizontal sectional view of the bag shown in FIG.
3 is a horizontal cross-sectional view corresponding to FIG. 2 showing a state in which a passenger's head is in contact with the bag shown in FIG. 2 toward the outside of the passenger compartment.
FIG. 4 is a comparison explanatory diagram for explaining the effect of the present embodiment;
FIG. 5 is a side view showing an airbag device as an automobile occupant protection device according to a second embodiment in an activated state.
6 is a horizontal cross-sectional view of the bag shown in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a schematic configuration diagram showing a vehicle occupant protection device according to a conventional example.
[Explanation of symbols]
10 Airbag device (occupant protection device for automobiles)
14 Inflator 16 Bag 18 Center pillar part 20 Front pillar part 24 Roof side rail part 32 Inflating part 32A Specific inflating part 32B Other inflating part 48 Bag 50 Inflating part 50A Specific inflating part 50B Other inflating part

Claims

車体の所定部位に配置され、車体側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレータと、
フロントピラー部からルーフサイドレール部に沿って折り畳み状態で格納され、ガスの流入により互いに略平行にかつ略車両上下方向を長手方向とする筒体状に膨張される複数の膨張部を備えることで全体としてはカーテン状の膨張体を成すバッグと、
を含んで構成される自動車用乗員保護装置であって、
センタピラー部の後部側となる所定位置にて膨張される特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、バッグへの乗員頭部による車室外側への荷重作用時に当該特定の膨張部をセンタピラー部に係合させた、
ことを特徴とする自動車用乗員保護装置。An inflator that is disposed at a predetermined portion of the vehicle body and ejects gas when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body;
By including a plurality of inflating portions that are stored in a folded state from the front pillar portion along the roof side rail portion, and that are inflated into a cylindrical body that is substantially parallel to each other and that has the longitudinal direction of the vehicle as a longitudinal direction by the inflow of gas. As a whole, a bag that forms a curtain-like expansion body,
An automobile occupant protection device comprising:
By making the size of the horizontal cross-sectional shape of a specific inflating part inflated at a predetermined position on the rear side of the center pillar part different from the size of the horizontal cross-sectional shape of other inflating parts, When the specific inflating part is engaged with the center pillar part when the load is applied to the outside of the passenger compartment,
An occupant protection device for an automobile.

車体の所定部位に配置され、車体側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレータと、
前端固定点をフロントピラー部の中間部付近に後端固定点をセンタピラー部の後方にそれぞれ有すると共にフロントピラー部からルーフサイドレール部に沿って折り畳み状態で格納され、ガスの流入により互いに略平行にかつ双方の固定点を結ぶテンションラインを横切る方向を長手方向とする筒体状に膨張される複数の膨張部を備えることで全体としてはカーテン状の膨張体を成すバッグと、
を含んで構成される自動車用乗員保護装置であって、
側面視でセンタピラー部とラップする位置にて膨張される特定の膨張部の水平断面形状の大きさを他の膨張部の水平断面形状の大きさと異ならせることで、平面視でのテンションラインをセンタピラー部にて車室内側へ屈曲させた、
ことを特徴とする自動車用乗員保護装置。An inflator that is disposed at a predetermined portion of the vehicle body and ejects gas when a predetermined high load is applied to the side of the vehicle body;
The front end fixing point is located near the middle part of the front pillar part, and the rear end fixing point is located behind the center pillar part, and is stored in a folded state from the front pillar part along the roof side rail part. And a bag that forms a curtain-like inflatable body as a whole by including a plurality of inflating portions that are inflated in a cylindrical shape with the direction crossing the tension line connecting the two fixing points as the longitudinal direction,
An automobile occupant protection device comprising:
By changing the size of the horizontal cross-sectional shape of a specific inflating part that is inflated at the position where it laps with the center pillar part in a side view, the tension line in plan view can be made different from the size of the horizontal cross-sectional shape of other inflating parts. Bent toward the passenger compartment at the center pillar,
An occupant protection device for an automobile.