JP3684207B2

JP3684207B2 - Phosphorescent color separation printed matter

Info

Publication number: JP3684207B2
Application number: JP2002111601A
Authority: JP
Inventors: 信也原田
Original assignee: 常陽マーク株式会社
Priority date: 2002-04-15
Filing date: 2002-04-15
Publication date: 2005-08-17
Anticipated expiration: 2022-04-15
Also published as: JP2003305936A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シルクスクリーン印刷で印刷基材に蓄光顔料インキ層のみを印刷形成して、写真印画の階調がある精細なカラー分解印刷を可能とし、高輝度で残光時間の長い高品質の蓄光性カラー分解印刷物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
シルク印刷用インキとして予め着色された市販の蓄光顔料インキや購入した蓄光顔料インキに後から有色顔料を添加して着色した蓄光顔料インキが従来より存在している。
しかし、このタイプの蓄光顔料インキを印刷基材に印刷塗布すると、蓄光顔料インキ層内で比重の重い蓄光顔料が沈んで、比重の軽い有色顔料が上層に浮いてしまう。このため、蓄光顔料の性能が阻害されて暗所での発光輝度が低下してしまう。
そこで、暗所でカラー印刷を視認させるためには図６に示されるような印刷基材１の一面１Ａに有色顔料等が添加されていない高輝度なグレードの蓄光顔料インキ２を塗布して蓄光顔料インキ層３を形成し、この蓄光顔料インキ層３の上に着色カラーインキ４を塗布して着色絵柄層５を形成し、重ねることにより積層構造とした印刷物６が一般的となっている。
図７に示されるように、このタイプの印刷物６は蓄光顔料インキ層３のバックライト効果により、着色絵柄層５の赤色５Ａが赤味と視認され、着色絵柄層５の黄色５Ｂが黄味と視認され、着色絵柄層５の青色５Ｃが青味として視認されるようになっている。
ところで、前記着色カラーインキ４の有色顔料（染料）の粒径は概ね３μ以下と微細であるのに対し、従来の蓄光顔料の粒径は概ね２０〜１００μと粗い。また、蓄光顔料インキ層３に対して十分な発光輝度を性能として求めるには、蓄光顔料インキ層３の印刷塗膜層を厚くする必要があり、蓄光顔料インキ層３の厚み寸法Ｔが概ね１００〜２００μとなり、刷版の条件（粗いメッシュの使用等）等と相俟って蓄光顔料インキ層３の印刷パターン塗膜面積が大きくなり、繊細な蓄光顔料インキ層の形成は困難であった。
同様の手法を用いて設けられた蓄光顔料インキ層の上にカラー分解印刷で着色絵柄層を形成した場合、暗所で蓄光顔料インキ層が発光して着色絵柄層の絵柄の色調をバックライト効果で視認するのであるが、写真印画の階調があるカラー分解印刷の絵柄形状では、暗所での発色は暗色系となる色調部位が暗くなり、鮮明な視認性に難があった。
また、点の集合体を成す着色絵柄層の写真印画の階調を繊細にすればするほど暗所の発光において配されたパターン形状が互いに干渉して色調の錯誤を招き、所望する色調にするのは困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり蓄光顔料インキ層のみでカラー分解印刷を行い、写真印画の階調がある高品質で意匠性があり、しかも高輝度で残光時間の長い蓄光性カラー分解印刷物を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、スクリーン印刷で印刷基材の一面に直接蓄光顔料インキをドット状に印刷することにより形成された蓄光顔料インキ層のみから成る写真印画の階調を有する蓄光性カラー分解印刷物であって、前記蓄光顔料インキはビヒクルと、平均粒径が７μのマイクロカプセル化された蓄光顔料と、前記蓄光顔料インキの色調調整のために添加された有色顔料又は染料から成ることを特徴としている。
請求項２の発明は、前記スクリーン印刷で使用されるスクリーンの刷版の紗糸に塗布される乳剤の塗布厚の比率の割合を紗糸の表が１〜３で、紗糸の裏が９〜７にしたことを特徴としている。
請求項３の発明は、前記蓄光顔料インキ層を形成する蓄光顔料インキに機能性顔料等を混練して付加価値を高めたことを特徴としている。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１〜図５には本発明に係る蓄光性カラー分解印刷物の一実施例が示されている。
図１に示されるように、本発明の蓄光性カラー分解印刷物１０の印刷基材１２の一面１２Ａには高輝度タイプの蓄光顔料インキ１４がスクリーン印刷によりドット状に印刷塗布され、これにより印刷基材１２の一面１２Ａに蓄光顔料インキ層１６が形成されている。この実施例では蓄光顔料インキ層１６の厚み寸法Ｔ１は５μ〜２０μの範囲内になるように設定されている。
図２に示されるように、前記蓄光顔料インキ１４にはビヒクル（樹脂）２２に蓄光顔料２４が混練されている。なお、この実施例では蓄光顔料インキ１４における蓄光顔料２４の含有割合は約３０重量％に設定されている。前記蓄光顔料２４の含有割合を約３０重量％に抑えることにより、必然的に前記ビヒクル２２の含有重量％割合が高まり、カラー分解印刷物１０の量産性が安易で容易になる。なお、この実施例では前記蓄光顔料２４として東京資料印書（株）が開発した蓄光顔料である商品名「ＢＲＩＧＨＴＥＸ」（特開２００１−２２７７８７）を使用している。このＢＲＩＧＨＴＥＸはマイクロカプセル化されて有色顔料が内蔵され平均粒径が７μと細かい。このため、従来の蓄光顔料の粒径が１００μ〜２０μという粗いパウダーであったのに対し、前記蓄光顔料２４は１／３以下の細かいパウダーである。また、前記ＢＲＩＧＨＴＥＸは高輝度タイプの蓄光顔料２４であり、前記東京資料印書（株）の商品カタログデータによると短時間照射発光、高輝度、長時間残光（残光時間は徐々に減衰しながらも２０〜３０時間程度）、半永久反復発光、高耐光性という性質を有している。さらに、前記ＢＲＩＧＨＴＥＸは暗所での同色調での発光色を呈するため視認性に優れているという性質を有している。
なお、実施例では写真印画の階調があるカラー分解印刷を行う上で、出願人の所望する色調（Ｙ=イエロー、Ｍ=マゼンタ、Ｃ=シアン）を出すべく色調調整のために有色顔料２８（染料等も可能）を約５重量％蓄光顔料インキ１４に添加混練して補色した。
また、前記蓄光顔料インキ１４においては通常のインキに添加されている安定剤やシリコーン等の助剤（助剤は半透明な物質が多く、比重が区々となっている）は排除されている。このため不用意な蓄光阻害の防止と粘性を抑制することができ、ビヒクル２２、蓄光顔料２４及び有色顔料２８等のように混在させる材料を少なくしたことによりサラリとしたインキにしている。
前記蓄光顔料インキ１４を用いて印刷基材１２に前記蓄光顔料インキ層１６を形成する場合は、蓄光顔料インキ１４をテトロン３５０メッシュのスクリーン印刷で使用する刷版３０のメッシュ３２（図３参照）に載せる。なお、図４に示されるように、この刷版３０の紗糸３４に塗布される乳剤３６の塗膜厚Ｔ２の比率は紗糸３４の表（図４上側）が２で、裏（図４下側）が８の割合となっている（一般的なスクリーン印刷においては乳剤の塗膜厚の比率は紗糸の表と裏はほぼ同じ割合である）。
このため、刷版３０のメッシュ３２のオープニング３８（図３参照）に落とし込む蓄光顔料インキ１４の量を制御、抑制することができるので、スクィージ（図示せず）で加圧して刷る場合に印刷される蓄光顔料インキ１４の量が安定すると共に蓄光顔料２４の平均粒径が７μと細かいため、蓄光顔料インキ１４を薄く塗布でき蓄光顔料インキ層１６（ビヒクル２２、蓄光顔料２４、有色顔料２８等）の整列性が高くなり汚れの生じにくい精細で写真印画の階調がある高品質なカラー分解印刷物１０を形成することができる。
そして、絵柄の蓄光顔料インキ層１６を各色概ね１０μにしてカラー分解印刷（Ｙ=イエロー、Ｍ=マゼンタ、Ｃ=シアン、並びにＢ＝黒）を施すことにより、総塗膜厚として概ね３０μ（印刷においてオーバーラップ部位があるため）の蓄光顔料インキ層１６が形成される。
なお、実施例の印刷精度は写真印画の階調を崩すことなく、スクリーン線数６０〜１７５線まで問題なく、量産印刷することが可能である。
【０００６】
次に前記蓄光性カラー分解印刷物１０の作用について説明する。
前記蓄光性カラー分解印刷物１０の印刷基材１２に印刷される蓄光顔料インキ１４に含まれる蓄光顔料２４は高輝度タイプの蓄光顔料２４であるため、前記蓄光性カラー分解印刷物１０は短時間照射発光、高輝度、長時間残光（残光時間は徐々に減衰しながらも２〜７時間程度）等の性質を有すると共に暗所での同色調での発光色を呈し視認性は極めてよいものとなる。
また、印刷基材１２に印刷される前記蓄光顔料インキ１４は粘性が低くサラリとしているため、スクリーン印刷する場合に、細部にわたって再現性が安定した写真印画の階調がある高品質なものとなる。
さらに、前記蓄光顔料インキ１４を上述した条件の前記刷版３０でスクリーン印刷すると、従来生じていた特有の「絵柄エッジ部位汚れ、パターン滲み・つぶれ」等を蓄光性カラー分解印刷物１０から排除することができる。
このため、従来の製品に比べて本発明の蓄光性カラー分解印刷物１０を利用した製品はその使用の用途分野を大幅に増加させることができる。
【０００７】
なお、図５に示されるように、前記蓄光顔料インキ１４に機能性顔料４０（機能性顔料としては一例として紫外線を吸収して発色する色調がパープルのフォトクロミック顔料等がある）を添加してもよい。従来のインキにおいては機能性顔料４０（一般的に機能性顔料は粒径が粗いものが多い）を添加すると粒径が粗い蓄光顔料と機能性顔料４０が混在して互いに集光が基本であるため互いに阻害し合うという不具合が生じてしまう。
しかし、出願人は本発明の条件下において前記蓄光顔料インキ１４に前記機能性顔料４０であるフォトクロミック顔料を約２０重量％添加して実験を行ったが、瞬時にフォトクロミック顔料が反応（色調変化）し、蓄光顔料２４の発光輝度、残光時間においても影響を受けることがないことが判明した。
従って、蓄光顔料インキ１４においては機能性顔料４０を添加しても悪影響を及ぼすことがないので、前記蓄光顔料インキ１４に機能性顔料４０を添加させることにより、前記蓄光性カラー分解印刷物１０の付加価値をより高めると共に利用用途を拡大することができる。
【０００８】
なお、実施例では蓄光顔料２４は東京資料印書（株）製の蓄光顔料である商品名「ＢＲＩＧＨＴＥＸ」を使用したが、上述した蓄光顔料２４の条件（粒径が５μ〜１０μ等）を満たしている蓄光顔料であれば、前記ＢＲＩＧＨＴＥＸに限定されるものでないことは勿論である。
また、実施例では蓄光顔料インキ１４における蓄光顔料２４の含有割合を約３０重量％に設定した場合を一例として示したが、蓄光顔料２４の含有割合は顧客の所望する輝度感の多寡に応じてその都度決定、設定されるものである（但し、一般的には約３０重量％〜約５０重量％ぐらい）。
なお、実施例では写真印画の階調があるカラー分解印刷を行う上で出願人の所望する色調に調整のために前記有色顔料２８を約５重量％添加して混練したが、有色顔料２８の添加量は約５重量％に限定されるものでなく、また色調調整が不要な場合は有色顔料２８を添加しなくてもよいことは勿論である。
また、実施例ではスクリーン印刷の刷版３０の紗糸３４に塗布する乳剤３６の塗膜厚の割合を紗糸３４の表を２、紗糸３４の裏を８としたが、これに限定されるものでなく乳剤３６の塗膜厚の割合は紗糸３４の表が１〜３で、裏が９〜７の範囲内であればよい。
なお、実施例ではスクリーン印刷において３５０メッシュの刷版３０を使用したが、メッシュは３５０メッシュに限定されるものでないことは勿論である（但し、２７０〜３５０メッシュが好ましい）。
【０００９】
【発明の効果】
本発明の蓄光性カラー分解印刷物は、積層構造とすることなく蓄光顔料インキ層のみを形成しただけで、視認性に優れた精細なカラー分解印刷であると共に高輝度で残光時間の長い意匠性の高いデザインの自由度のあるカラー分解印刷物であるという優れた効果を有する。
また、本発明の蓄光性カラー分解印刷物は、蓄光顔料インキ層のみを設けただけで形成されているので、複合的な利用用途に市場を求めることができ、高品質で量産可能な精細印刷物であるという優れた効果を有する。
本発明の蓄光性カラー分解印刷物は、刷版の紗糸に塗布される乳剤の塗膜厚の割合を表が１〜３で、裏を９〜７にしたので刷版のメッシュのオープニングに落とし込む蓄光顔料インキの量を制御、抑制して蓄光顔料インキ層内部の蓄光顔料等の整列性を高くすることにより汚れの生じにくい精細で写真印画の階調がある高品質なカラー分解印刷になるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例の蓄光性カラー分解印刷物の拡大概略側面図である。
【図２】実施例の蓄光性カラー分解印刷物の拡大概略縦断面図である。
【図３】実施例の蓄光性カラー分解印刷物を製造する場合に用いられるスクリーン印刷の刷版のメッシュの一部拡大斜視図である。
【図４】実施例の蓄光性カラー分解印刷物を製造する場合に用いられる刷版のメッシュの紗糸の概略一部拡大側面図である。
【図５】実施例の蓄光性カラー分解印刷物の他の変形例の拡大概略縦断面図である。
【図６】従来行われている一般印刷の拡大概略縦断面図である。
【図７】従来行われている一般印刷の拡大概略縦断面図である。
【符号の説明】
１０蓄光性カラー分解印刷物
１２印刷基材
１４蓄光顔料インキ
１６蓄光顔料インキ層
２４蓄光顔料
４０機能性顔料[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention prints only a phosphorescent pigment ink layer on a printing substrate by silk screen printing, enables fine color separation printing with gradation of photographic prints, high brightness, and high quality with long afterglow time. The present invention relates to a luminous color separation printed matter.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are commercially available phosphorescent pigment inks that are pre-colored as silk printing inks and phosphorescent pigment inks that are colored by adding a colored pigment to a purchased phosphorescent pigment ink.
However, when this type of phosphorescent pigment ink is printed on a printing substrate, the phosphorescent pigment having a high specific gravity sinks within the phosphorescent pigment ink layer, and a colored pigment having a low specific gravity floats on the upper layer. For this reason, the performance of the phosphorescent pigment is hindered and the light emission luminance in a dark place is lowered.
Therefore, in order to make color printing visible in a dark place, a phosphorescent pigment ink 2 of a high-intensity grade to which a colored pigment or the like is not added is applied to one surface 1A of the printing substrate 1 as shown in FIG. A printed material 6 is generally formed in which a pigment ink layer 3 is formed, and a colored pattern layer 5 is formed by applying a colored color ink 4 on the phosphorescent pigment ink layer 3 to form a laminated structure.
As shown in FIG. 7, this type of printed matter 6 has a red light effect of the colored picture layer 5 that is reddish and a yellow color 5B of the colored picture layer 5 has a yellowish color due to the backlight effect of the phosphorescent pigment ink layer 3. The blue 5C of the colored picture layer 5 is visually recognized as bluish.
By the way, the particle size of the colored pigment (dye) of the colored color ink 4 is as fine as 3 μm or less, whereas the particle size of the conventional phosphorescent pigment is as coarse as 20 to 100 μm. In addition, in order to obtain sufficient light emission luminance as performance for the luminous pigment ink layer 3, it is necessary to increase the thickness of the printed coating layer of the luminous pigment ink layer 3, and the thickness dimension T of the luminous pigment ink layer 3 is approximately 100. The printing pattern coating film area of the phosphorescent pigment ink layer 3 was increased in combination with the printing plate conditions (use of coarse mesh, etc.), etc., and it was difficult to form a delicate phosphorescent pigment ink layer.
When a colored picture layer is formed by color separation printing on the luminous pigment ink layer provided using the same method, the luminous pigment ink layer emits light in the dark and the color tone of the colored picture layer pattern is backlit. However, in the case of a color-separated printing pattern having a gradation of photographic print, color development in a dark place has a dark color tone part, and there is a difficulty in vivid visibility.
In addition, the finer the gradation of the photographic prints of the colored picture layer that forms the aggregate of points, the more the pattern shapes arranged in the light emission in the dark interfere with each other, leading to an error in the color tone, resulting in the desired color tone. It was difficult.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above facts, performs color separation printing only with a phosphorescent pigment ink layer, has a high quality design with gradation of photographic prints, and has a high luminance and a long afterglow time. Color separation printed matter is provided.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 is a phosphorescent color separation printed matter having a gradation of a photographic print composed of only a phosphorescent pigment ink layer formed by printing dot-like phosphorescent pigment ink directly on one surface of a printing substrate by screen printing. The phosphorescent pigment ink comprises a vehicle, a microencapsulated phosphorescent pigment having an average particle size of 7 μm, and a colored pigment or dye added to adjust the color tone of the phosphorescent pigment ink. Yes.
According to the invention of claim 2, the ratio of the coating thickness of the emulsion applied to the kite of the screen printing plate used in the screen printing is such that the table of the kite is 1 to 3 and the back of the kite is 9 It is characterized by having been set to ~ 7 .
The invention of claim 3 is characterized in that a functional pigment or the like is kneaded with the luminous pigment ink forming the luminous pigment ink layer to increase the added value.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 5 show an embodiment of a luminous color separation printed matter according to the present invention.
As shown in FIG. 1, a high-luminance type phosphorescent pigment ink 14 is printed and applied in a dot shape by screen printing on one surface 12A of a printing substrate 12 of the phosphorescent color separation printed matter 10 of the present invention. A phosphorescent pigment ink layer 16 is formed on one surface 12A of the material 12. In this embodiment, the thickness T1 of the luminous pigment ink layer 16 is set to be in the range of 5 to 20 μm.
As shown in FIG. 2, the luminous pigment ink 14 is kneaded with a luminous pigment 24 in a vehicle (resin) 22. In this embodiment, the content ratio of the luminous pigment 24 in the luminous pigment ink 14 is set to about 30% by weight. By suppressing the content ratio of the phosphorescent pigment 24 to about 30 wt%, the content weight ratio of the vehicle 22 is inevitably increased, and the mass productivity of the color separation printed matter 10 is easy and easy. In this embodiment, as the phosphorescent pigment 24, a trade name “BRIGHTEX” (Japanese Patent Laid-Open No. 2001-227787), which is a phosphorescent pigment developed by Tokyo Material Stamp Co., Ltd., is used. This BRIGHTEX is microencapsulated with a built-in colored pigment and has an average particle size as fine as 7 μm. For this reason, the phosphorescent pigment 24 is a fine powder of 1/3 or less, whereas the conventional phosphorescent pigment has a coarse particle size of 100 μm to 20 μm. The BRIGHTEX is a high-luminance phosphorescent pigment 24. According to the product catalog data of the above-mentioned Tokyo Material Stamp Co., Ltd., short-time illumination, high-intensity, long-time afterglow (afterglow time gradually decays). However, it has properties of semi-permanent repeated light emission and high light resistance. Further, the BRIGHTEX has a property of being excellent in visibility because it exhibits a light emission color in the same color tone in a dark place.
In the embodiment, when color separation printing with gradation of a photographic print is performed, the colored pigment 28 is used to adjust the color tone so as to produce the color tone desired by the applicant (Y = yellow, M = magenta, C = cyan). (A dye or the like is also possible) was added to and kneaded with about 5 wt.
Further, the phosphorescent pigment ink 14 excludes stabilizers and assistants such as silicone that are added to ordinary inks (auxiliaries are mostly translucent substances and specific gravity varies). . For this reason, it is possible to prevent unintentional phosphorescence inhibition and to suppress the viscosity, and the ink is made smooth by reducing the amount of materials such as the vehicle 22, the phosphorescent pigment 24, the colored pigment 28, and the like.
When the phosphorescent pigment ink layer 16 is formed on the printing substrate 12 using the phosphorescent pigment ink 14, the mesh 32 of the printing plate 30 that uses the phosphorescent pigment ink 14 for screen printing of Tetron 350 mesh (see FIG. 3). Put it on. As shown in FIG. 4, the ratio of the coating thickness T2 of the emulsion 36 applied to the kite string 34 of the printing plate 30 is 2 in the table (upper side of FIG. (The lower side) is a ratio of 8 (in a general screen printing, the ratio of the film thickness of the emulsion is approximately the same for the front and back of the kite).
For this reason, since the amount of the luminous pigment ink 14 dropped into the opening 38 (see FIG. 3) of the mesh 32 of the printing plate 30 can be controlled and suppressed, it is printed when printing with pressure applied by a squeegee (not shown). Since the amount of the phosphorescent pigment ink 14 is stabilized and the average particle diameter of the phosphorescent pigment 24 is as small as 7 μm, the phosphorescent pigment ink 14 can be applied thinly (the vehicle 22, the phosphorescent pigment 24, the colored pigment 28, etc.) As a result, it is possible to form a high-quality color separation printed matter 10 with a fine and photographic gradation, which has a high degree of alignment and is less likely to cause stains.
Then, by applying color separation printing (Y = yellow, M = magenta, C = cyan, and B = black) with the phosphorescent pigment ink layer 16 of the pattern being approximately 10 μm for each color, the total coating thickness is approximately 30 μm (printing) In this case, the phosphorescent pigment ink layer 16 is formed.
Note that the printing accuracy of the embodiment allows mass production printing with no problem with screen lines of 60 to 175 lines without breaking the gradation of photographic prints.
[0006]
Next, the operation of the luminous color separation printed matter 10 will be described.
Since the phosphorescent pigment 24 contained in the phosphorescent pigment ink 14 printed on the printing substrate 12 of the phosphorescent color separation printed matter 10 is a high-luminance type phosphorescent pigment 24, the phosphorescent color separated printed matter 10 emits light for a short time. High brightness, long afterglow (afterglow time is gradually attenuated, but about 2 to 7 hours), etc., and emits light in the same color tone in the dark and has very good visibility Become.
Further, since the phosphorescent pigment ink 14 printed on the printing substrate 12 has a low viscosity and a smoothness, when screen printing is performed, it becomes a high-quality one having gradation of a photographic print with stable reproducibility over details. .
Furthermore, when the phosphorescent pigment ink 14 is screen-printed with the printing plate 30 under the above-described conditions, the special “edges of the pattern edge, smearing and crushing” that have occurred in the past are excluded from the phosphorescent color separation printed matter 10. Can do.
For this reason, compared with the conventional product, the product using the luminous color separation printed matter 10 of the present invention can greatly increase the application field of its use.
[0007]
In addition, as shown in FIG. 5, even if a functional pigment 40 is added to the phosphorescent pigment ink 14 (the functional pigment includes, for example, a photochromic pigment having a purple color tone by absorbing ultraviolet rays). Good. In the conventional ink, when a functional pigment 40 (generally, functional pigments are often coarse in particle size) is added, a phosphorescent pigment having a large particle size and a functional pigment 40 are mixed to collect light. Therefore, the malfunction of mutually inhibiting will arise.
However, the applicant conducted an experiment by adding about 20% by weight of the photochromic pigment as the functional pigment 40 to the phosphorescent pigment ink 14 under the conditions of the present invention, but the photochromic pigment reacted instantaneously (color tone change). It was found that the luminous brightness of the phosphorescent pigment 24 and the afterglow time are not affected.
Therefore, even if the functional pigment 40 is added to the luminous pigment ink 14, there is no adverse effect. Therefore, by adding the functional pigment 40 to the luminous pigment ink 14, it is possible to add the luminous color separation printed matter 10. It is possible to increase the use and expand the usage.
[0008]
In addition, although the product name “BRIGHTEX”, which is a phosphorescent pigment manufactured by Tokyo Material Stamp Co., Ltd., was used as the phosphorescent pigment 24 in the examples, the conditions for the phosphorescent pigment 24 described above (particle size is 5 μ to 10 μ, etc.) are satisfied. Of course, the phosphorescent pigment is not limited to the BRIGHTEX.
Moreover, although the case where the content ratio of the luminous pigment 24 in the luminous pigment ink 14 was set to about 30% by weight was shown as an example in the embodiment, the content ratio of the luminous pigment 24 depends on the degree of brightness desired by the customer. It is determined and set each time (however, generally about 30 wt% to about 50 wt%).
In the embodiment, about 5% by weight of the colored pigment 28 was added and kneaded to adjust the color tone desired by the applicant for color separation printing with gradation of photographic prints. The addition amount is not limited to about 5% by weight, and it is needless to say that the colored pigment 28 does not have to be added when the color tone adjustment is unnecessary.
In the embodiment, the ratio of the thickness of the coating film of the emulsion 36 applied to the kite 34 of the screen printing plate 30 is 2 in the table of the kite 34 and the back of the kite 34 is 8. However, the present invention is limited to this. The ratio of the coating thickness of the emulsion 36 is not limited to this, and it is sufficient that the surface of the kite 34 is 1 to 3 and the back is within the range of 9 to 7.
In the embodiment, the 350-mesh printing plate 30 is used for screen printing, but the mesh is not limited to 350 mesh (however, 270 to 350 mesh is preferable).
[0009]
【The invention's effect】
The phosphorescent color separation printed matter of the present invention is a fine color separation printing excellent in visibility and having a high luminance and a long afterglow time only by forming a phosphorescent pigment ink layer without forming a laminated structure. It has an excellent effect of being a color separation printed matter having a high degree of design freedom.
In addition, since the phosphorescent color separation printed matter of the present invention is formed only by providing the phosphorescent pigment ink layer, it is possible to demand the market for complex usage, and it is a fine printed matter that can be mass-produced with high quality. It has an excellent effect of being.
In the phosphorescent color separation printed matter of the present invention, the ratio of the coating film thickness of the emulsion applied to the kite string of the printing plate is 1 to 3 and the back is 9 to 7, so it is dropped into the opening of the printing plate mesh. By controlling and suppressing the amount of phosphorescent pigment ink to increase the alignment of phosphorescent pigments and the like inside the phosphorescent pigment ink layer, it is said that high-quality color separation printing with fine and photographic gradations that are difficult to cause stains Has an excellent effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged schematic side view of a luminous color separation printed matter of an example.
FIG. 2 is an enlarged schematic longitudinal sectional view of a luminous color separation printed matter of an example.
FIG. 3 is a partially enlarged perspective view of a mesh of a screen printing plate used for producing a luminous color separation printed matter of an example.
FIG. 4 is a schematic partially enlarged side view of a kite string of a printing plate used when producing a luminous color separation printed matter of an example.
FIG. 5 is an enlarged schematic longitudinal sectional view of another modification of the luminous color separation printed matter of the embodiment.
FIG. 6 is an enlarged schematic longitudinal sectional view of conventional general printing.
FIG. 7 is an enlarged schematic longitudinal sectional view of conventional general printing.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Luminescent color separation printed matter 12 Printing base material 14 Luminescent pigment ink 16 Luminescent pigment ink layer 24 Luminescent pigment 40 Functional pigment

Claims

スクリーン印刷で印刷基材の一面に直接蓄光顔料インキをドット状に印刷することにより形成された蓄光顔料インキ層のみから成る写真印画の階調を有する蓄光性カラー分解印刷物であって、前記蓄光顔料インキはビヒクルと、平均粒径が７μのマイクロカプセル化された蓄光顔料と、前記蓄光顔料インキの色調調整のために添加された有色顔料又は染料から成ることを特徴とする蓄光性カラー分解印刷物。 A phosphorescent color separation printed matter having gradation of a photographic print composed only of a phosphorescent pigment ink layer formed by printing a phosphorescent pigment ink in a dot shape directly on one surface of a printing substrate by screen printing, the phosphorescent pigment A light-accumulating color separation printed matter characterized in that the ink comprises a vehicle, a microencapsulated phosphorescent pigment having an average particle diameter of 7 μm, and a colored pigment or dye added to adjust the color tone of the phosphorescent pigment ink .

前記スクリーン印刷で使用されるスクリーンの刷版の紗糸に塗布される乳剤の塗布厚の比率の割合を紗糸の表が１〜３で、紗糸の裏が９〜７にしたことを特徴とする請求項１記載の蓄光性カラー分解印刷物。 The ratio of the coating thickness ratio of the emulsion applied to the kite of the screen printing plate used in the screen printing is such that the table of the kite is 1 to 3 and the back of the kite is 9 to 7. The luminous color separation printed matter according to claim 1.

前記蓄光顔料インキ層を形成する蓄光顔料インキに機能性顔料等を混練して付加価値を高めたことを特徴とする請求項１、請求項２記載の蓄光性カラー分解印刷物。 The luminous color separation printed matter according to claim 1 or 2, wherein a functional pigment or the like is kneaded with the luminous pigment ink forming the luminous pigment ink layer to increase added value.