JP3683520B2 - スラットの揺動機構及びこれを用いた雨戸 - Google Patents

スラットの揺動機構及びこれを用いた雨戸 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スラットの揺動機構及び建物の開口部に設けられる建具としての雨戸に関する。
【0002】
【従来の技術】
雨戸は、防犯、防雨、防風という機能を果たすもので、雨戸框に雨戸板を張付ける構成であり、木製から鋼製雨戸へと、その材質を変化させつつ、現在に至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、雨戸の室内側に配置されている窓の防犯、防雨、防風の機能の高まりにより、雨戸を使用する機会は、風雨の激しい台風の来襲時等や、長期間に亘って家を不在にする場合等に限られる傾向にあった。
【0004】
一方、頻繁に使用される場合であっても、雨戸框に雨戸板を張付けるという基本構成故に、通風、換気、採光が犠牲にされている。
【0005】
そこで出願人は、スラットを雨戸の構成要素とすると共に、スラットの揺動機構を取付けて、通風、換気及び採光等の新たな機能を付加した雨戸を提案している。
本願は、第1に、このような雨戸の開発を推し進め、スラットを揺動させる揺動機構の操作性の向上を図ること、第2に、そのような揺動機構により、雨戸の通風、換気及び採光等の機能を高めること、第3に、このような機能を備えた雨戸と既存の雨戸との取替えを容易にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を解決するため、本願発明の揺動機構は、複数のスラットを揺動させる揺動機構であって、該揺動機構は、操作スライダーのスライド力を回転力に変換させるねじりバーを備え、前記ねじりバーは、薄板状の棒材の一端に対する他端の回転角度を所定のねじり角に形成すると共に、前記ねじりバーの両端をそれぞれ回転軸に固定し、これらの回転軸を軸受けに取付けて、前記操作スライダーの滑動方向に応じて、正転或いは逆転するように形成されていることを特徴とする揺動機構とした(請求項1に記載の発明)。
また、前記操作スライダーには、その操作スライダーを操作する際に生じるガタを防止するガタツキ防止手段を備えていることを特徴とする(請求項2に記載の発明)。
また、複数のスラットを揺動させる揺動機構であって、スライド力を回転力に変換させるねじりバーと、該ねじりバーの一端側に取付けられ、且つ、その回転力が伝達される第1の伝達部材と、該第1の伝達部材に取付けられ、且つ、その回転力が伝達されるバー部材と、前記複数のスラットに対応するように、前記バー部材に所定間隔をおいて取付けられ、且つ、その回転力が伝達される第2の伝達部材とからなり、前記ねじりバーは、薄板状の棒材の一端に対する他端の回転角度を所定のねじり角に形成すると共に、前記ねじりバーの両端をそれぞれ回転軸に固定し、これらの回転軸を軸受けに取付けると共に、前記ねじりバーと前記第1の伝達部材間に一方の回転軸を介在させたことを特徴とする揺動機構とした(請求項3に記載の発明)。
これらの発明によれば、スライド力を付与する装置(例えば上記操作スライダー)を左右にスライドさせるというスライド運動によって動作するので、スラットの揺動操作の容易性が向上している。
【0007】
上記第2の課題を解決するため、本願発明は、雨戸框、該雨戸框に配列された複数のスラット、及びこれらのスラットを揺動させる揺動機構を設けた雨戸であって、該揺動機構は、スライド力を回転力に変換させるねじりバーと、該ねじりバーの一端側に取付けられ、且つ、その回転力が伝達される第1の伝達部材と、該第1の伝達部材に取付けられ、且つ、その回転力が伝達されるバー部材と、前記複数のスラットに対応するように、前記バー部材に所定間隔をおいて取付けられ、且つ、その回転力が伝達される第2の伝達部材とからなり、前記ねじりバーは、薄板状の棒材の一端に対する他端の回転角度を所定のねじり角に形成すると共に、前記ねじりバーの両端をそれぞれ回転軸に固定し、これらの回転軸を軸受けに取付けると共に、前記ねじりバーと前記第1の伝達部材間に一方の回転軸を介在させたことを特徴とする雨戸とした(請求項に記載の発明)。
【0008】
本発明の複数のスラットは、従来の雨戸の雨戸板に代えて、雨戸框の全面に配置してもよいし、雨戸框の面内の一部の領域でもよい。
【0009】
上記揺動機構を備えた雨戸では、スラットの閉鎖時には、防犯、防雨、防風の機能を果たすことができると共に、スラットの開放時には、通風、換気及び採光が可能となる。さらに次にような作用効果を備えている。
第1に、スライド力を回転力に変換させるねじりバーを用いるので、スライド力付与装置がコンパクトに雨戸框に納められる。
第2に、ねじりバーのねじれ角を調整することにより、スライド力の付与の強弱、スラットの揺動角度(開閉角度)を調節できる。
第3に、スラットを好きな開閉角度に静止させることができ、且つ、その状態でスラットを動かしても、その力がスライド力付与装置まで伝達し難い。
【0010】
上記発明において、前記ねじりバーは、雨戸框の上框、下框等に配置してもよいが、雨戸框を構成する中框に配置するようにしてもよい(請求項に記載の発明)。
この発明によれば、操作者がスライド力付与装置を操作し易い、というメリットが得られる。雨戸框に中框を設けない場合には、中框に相当する位置に前記ねじりバーを配置する。
【0011】
上記発明において、前記中框の上方に配置されている複数のスラットを揺動させる第1の揺動機構と、前記中框の下方に配置されている複数のスラットを揺動させる第2の揺動機構を設けてもよい(請求項に記載の発明)。
第1,第2の各揺動機構の操作により、中框を境に上下部の各スラットの開閉角度を略同一に或いは相違させて調節することができる。
また、上記各発明の雨戸は、戸袋に収納或いは戸袋から引出可能なようになっている(請求項に記載の雨戸)。
【0012】
上記第3の課題を解決するため、本願発明の雨戸には、雨戸枠に設けられたレール構造に対応できる戸車装置を取付けたことを特徴とする(請求項8に記載の雨戸)
雨戸枠のレール構造及び戸車は単一に標準化されているものではない。この場合、雨戸枠のレール構造を予め調べて、それに合った戸車を取付けることは、取付施工の作業を煩雑にする。
よって、雨戸枠のレール構造に対応できる戸車装置を取付けていれば、予め雨戸枠のレール構造を調べることなく、直ちに雨戸を取付けることができ、取付作業の煩雑さを解消できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
第1実施形態に係る本発明の雨戸について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は各スラットが閉鎖状態の雨戸の室外側正面図、図2(a)は同室内側正面図、図2(b)及び(c)は一部分の図示を省略し、且つ、拡大した雨戸の縦断面及び横断面図、図3及び図4は揺動機構の要部正面図及び同平面図、図5及び図6は図3のA-A矢視断面図及びB-B矢視断面図、図7は同分解斜視図である。
なお、上記各図及び後述の各図において、同一の構成は同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0014】
前記雨戸1は、図1及び図2に示したように、上下框10,11、左右竪框12,13及び中框14からなる雨戸框に、スラット2をそれぞれ水平方向に配列し、前記中框14に後述する揺動機構を操作する操作スライダー15を臨ませている。
前記操作スライダー15が、図2の面上、左右方向にスライドされると、前記各スラット2、2、2・・・が揺動し、開閉するようになっている。
このように、スラット2の開閉を行う揺動機構は、前記操作スライダー15を左右にスライドさせるというスライド運動によって動作するので、スラット2の揺動操作の容易性が向上している。
また、図4等に示したように、見込み方向の幅内に前記操作スライダー15が納められ、コンパクト化が図られており、戸袋への出入れの際の雨戸1の引回しも容易となっている。
【0015】
前記揺動機構は、図3乃至図7に示したように、前記操作スライダー15のスライド力を回転力に変換させるねじりバー3と、その回転力をバー部材4に伝達する第1の伝達部材5と、そのバー部材4の回転力を各スラット2に伝達する第2の伝達部材6からなっている。
【0016】
前記操作スライダー15は、摘み片150とスライダー本体151からなり、そのスライダー本体151が、中框14の室内側凹面140に設けられたスライド枠141に沿って直線的に滑動できるように配置されている。
前記スライダー本体151には、前記スライド枠141に略平行な孔152(図5等参照)が設けられており、その孔152に前記ねじりバー3が挿通されている。
前記スライダー本体151は、図3及び図4に示したように、略立方体状に成形されているが、前記スライド枠141に沿って直線的に滑動できるような形状であればどのようなものでもよく、例えば小判状でもよい。
【0017】
前記ねじりバー3は、薄板状の棒材を所定のねじれ角によって変形させたもので、前記操作スライダー15の滑動方向に応じて、正転或いは逆転するようになっている。
前記ねじりバー3のねじれ角の大きさ、即ち、そのねじれ角によって形成されるねじりバー3の一端30に対する他端31の回転角度は、操作者が前記操作スライダー15を軽くスライドできて、好みの開閉角度を楽しむことができ、さらに各スラット2の開閉角度の微調整が可能なように成形すればよい。
【0018】
例えば、図8に示したように、前記ねじりバー3の一端30から他端31までの長さLに対し、他端の回転角度は約210度のように成形してもよい。
同じ寸法Lにおいて、回転角度を大きく設定すればするほど、スラット2の開閉角度を大きくすることができるが、大きなスライド力を付与しなければならず操作性は重くなる。一方、回転角度を小さく設定すればするほど、スラット2の開閉角度が小さくなり、操作性が軽くなる。
また、同じ回転角度において、ねじりバー3の取付長さを調整することにより、スラット2の開閉角度を調整することができる。
【0019】
この実施形態では、前記ねじりバー3の取付長さは、各スラット2を約90度の範囲で開閉できるように設定され、ねじりバー3の両端30、31が回転軸32,32に固定されると共に、これらの回転軸32,32がそれぞれ前記スライド枠141に固定された軸受33、33に取付けられている。
【0020】
前記回転軸32は、図3、図4及び図7に図示されているように、前記ねじりバー3の端部を固定する固定円柱部320と、この固定円柱部320より縮径された回転部321とからなる。
この回転部321には、前記第1の伝達部材5の一端を固定する4角孔322が形成されている。
これら固定円柱部320と回転部321間に形成された段差323が前記軸受33の側面に当接することにより、前記ねじりバー3が変位することなく空転し、回転力のみが前記第1の伝達部材5に伝達されるようになっている。
【0021】
なお、前記ねじりバー3と第1の伝達部材5間に前記回転軸32を介在させることにより、ねじりバー3の円滑な回転を図ると共に、ねじれ角の異なるねじりバー3の交換も容易となる。
【0022】
前記第1の伝達部材5は、図4等に示したように、その一端50がねじりバー3及び回転軸32と略同一軸上に配置され、前記回転軸32の四角孔322に固定されるており、その一端50を中心にして、他端51が前記ねじりバー3の回転に応じて回転する。
この第1の伝達部材5は、略小判状に形成されている(図7等参照)が、前記一端50に相当する回転中心部と、前記他端51に相当する回転部を備えていれば、どのような形状でもよい。
【0023】
前記第1の伝達部材5の他端51は、図4等に示したように、前記竪框13に沿って配置されているバー部材4の孔40に空転可能に取付けられている。
【0024】
前記バー部材4は、前記第1の伝達部材5からの回転に同調させて各スラット2を回転させるもので、各スラット2の配置間隔に応じた孔41が設けられている(図7等参照)。
【0025】
一方、前記バー部材4の孔41に対応するように、前記第1の伝達部材5と略同一の形状に成形された第2の伝達部材6の一端60が、後述のスラットホルダ7を介して前記竪枠13に回転可能に配置されている(図6等参照)。
この第2の伝達部材6の他端61は、前記バー部材4の前記各孔41に空転可能に配置されており、第2の伝達部材6は、その一端60を中心にして前記第1の伝達部材5と同調して回転する。
【0026】
前記スラットホルダ7は、図7等に示したように、前記竪框13内に臨む回転軸70と、この回転軸70に同軸的に固定され、且つ、竪框13の外側面に当接する鍔部71と、前記スラット2の側面に埋込まれる楔部72からなっている。
【0027】
なお、図2(c)に図示したように、前記スラット2の他端を回転可能に保持するスラットホルダ7Aは、前記竪框12に取付けられており、前記スラットホルダ7と同様に構成され、その楔部73が前記スラット2の側面に埋込まれている。
【0028】
次に、前記スラット2の構成例を説明する。
スラット2は、図7等に示したように、前記スラットホルダ7の楔部72を取付ける取付部20を設けた中空部21と、この中空部21の下部から下方に延出された板状部22からなり、例えばアルミニウム等の金属材料の押出成形によって形成されている。
このスラット2の主な特徴的な点は、スラット2を略水平位置まで回動させた場合、その上部が竪框12、13の遮光片120、130(図2(C)参照)と干渉しないような寸法に形成されていること、前記中空部21の上部室外側に消音部材23を取付けたことである。
【0029】
前記竪框12、13に開閉可能なスラット2を取付ける場合、スラット両端に僅かな間隙が形成されてしまい、外部からの光、室内側からの光が漏れることになる。
このことは、防犯上好ましくないことから、前記竪框12、13には遮光片120、130が形成されている。この遮光片120、130と前記スラット上部との干渉を避けるため、図2等に示したように、スラット2の中空部21の寸法が、スラット2の回転中心(前記第2の伝達部材6の一端60)から遮光片までの距離に比べ、短くなるように形成した。
【0030】
前記消音部材23は、例えば塩化ビニールからなるもので、各スラット2を閉じた際に、上下のスラットが当たるときに発生する音を消音すると共に、雨仕舞の機能も発揮する。
【0031】
なお、前記下框11には、図2(b)に示したように、戸車8が取付けられており、開口部に設けられたレールに載せて、戸袋に収納或いは戸袋から引出せるようになっている。
【0032】
次に、上記のように構成された雨戸の使用例を図9(a)〜(d)に基づいて説明する。
図9(a)及び(b)は各スラット2が閉じた状態の要部断面図、同図(c)は各スラット2を略45度に開いた状態の要部断面図、同図(d)は各スラット2を略90度に開いた状態の要部断面図である。
【0033】
前記スラット2が図9(a)及び(b)に示した閉鎖状態にあるときは、前記操作スライダー15は同図に示した右端の位置にある。
この位置から前記操作スライダー15を図面上、左方向にスライドさせると、そのスライド力は、ねじりバー3、回転軸32、第1の伝達部材5、バ部材4、第2の伝達部材6、スラットホルダ7を介してスラット2に伝達され、各スラット2が前記操作スライダー15のスライド幅に応じた角度で開放される。
【0034】
図9(c)のように、前記操作スライダー15を中間位置まで移動させると、前記スラット2が半開され、同図(d)のように、さらに左端まで前記操作スライダー15をスライドさせると、スラット2が全開となる。
【0035】
各スラット2を閉じるときには、前記操作スライダー15を右側にスライドさせればよい。
【0036】
上述のように、上記各動作において、前記操作スライダー15を左右にスライドさせることで、各スラット2の開閉を行うので、開閉操作が極めて容易である。
また、前記ねじりバー3のねじれ角を小さくすることにより、小さな力でスライドさせることができる。
また、各スラット2を略90度の範囲で、好きな角度で固定することができる。この場合、各スラット2の開閉角度を大きくしたいときには、より大きなねじれ角のねじりバーに交換すれば良い。
また、ねじりバー3にはねじれ角が存在するので、スラット2を動かしても、操作スライダー15はスライドし難く、防犯性に優れている。
また、ねじりバー3は、その製造コストを安価に押さえることができる。
また、ねじりバー3のねじれ方向を逆転させて(反時計回り)成形することにより、前記操作スライダー15が図9(a)及び(b)に示した位置にあるときには、前記スラット2を開放状態にすることができる。
さらに、前記左右の竪框12,13に遮光片120,130が形成されているので、この点からも防犯性に優れている。
【0037】
次に、図10に基づき、第2実施形態について説明する。
この第2実施形態の雨戸1Aが、第1実施形態の雨戸1と異なる点は、前記揺動機構を、室内側から見て、右側に配置した点である。
第1実施形態に係る雨戸1と、この第2実施形態に係る雨戸1Aとを組合わせることにより、需要者の要求に応じた使い勝手のよい雨戸を提供できる。例えば雨戸を2枚使用する場合に、前記雨戸1と前記雨戸1Aを用いて、前記操作スライダー15,15を隣接させることができる。
その他の構成は、第1実施形態の雨戸1と同様であるので、同様の作用効果を得ることができる。
【0038】
次に、図11に基づき、第3実施形態について説明する。
この第3実施形態の雨戸1Bが、第1実施形態の雨戸1と異なる点は、前記揺動機構を上下に分割し、上框10と中框14間の各スラット2を揺動させる第1の揺動機構と下框11と中框14間の各スラット2を揺動させる第2の揺動機構を設けた点である。
この雨戸1Bによれば、その設置環境に応じて、上下の揺動機構を同時に操作したり、上或いは下の揺動機構を別々に操作することもできる。
その他の構成は、第1実施形態の雨戸1と同様であるので、同様の作用効果を得ることができる。
【0039】
前記各実施形態においては、前記操作スライダー15、前記ねじりバー3、前記回転軸32及び前記第1の伝達部材5は、中框14に取付けられているが、上框10、下框11に取付けてもよい。この場合には中框14に代えてスラット2を配置してもよい。
また、前記回転軸32の回転方向を直交させる部材を、その回転軸32と第1の伝達部材5間に介在させることにより、前記操作スライダー15、前記ねじりバー3及び前記回転軸32を竪框側に配置することもできる。
また、前記各実施形態においては、前記雨戸框内の略全面にスラットを配置していたが、雨戸框内の上部、中部或いは下部など、所定の領域に限定し、これらのスラットを揺動させる揺動機構を設けてもよい。
【0040】
次に、図12に基づいて、前記揺動機構の別例に係る実施形態(以下、第4実施形態とする)について説明する。
この第4実施形態の特徴は、前記揺動機構を構成する操作スライダー15Aの摘み片150を、前記スライダー本体151の上面に取付けて、前記雨戸1等の枠面内方向Xに平行となるように配置したものである。また、前記スライダー本体151には、前記ねじりバー3の「ねじれ」に対応するようなねじり状の孔152を設けることが望ましく、その孔152に前記ねじりバー3が挿通されている。
このような構成の揺動機構を、中框14、上框10、下框11或いは左右竪框12、13に取付ければ、前記摘み片150が各框幅から突出することがないので、雨戸のコンパクト化の徹底を図ることができる。
その他の構成は、上記各実施形態と略同様であるので、同一の作用効果を奏することができる。
【0041】
次に、図13及び図14に基づいて、前記揺動機構の別例に係る実施形態(以下、第5実施形態とする)について説明する。
この第5実施形態の特徴は、前記揺動機構を構成する操作スライダー15に「ガタツキ防止手段」を取付けて、操作スライダー15Bとしたものである。
【0042】
前記操作スライダー15Bを構成するスライダー本体151は、本体部151aと、蓋体部151bと、本体部151aと蓋体部151bをカシメるカシメ部151cからなっている。
そして、前記本体部151aと蓋体部151bにそれぞれ設けられている前記ねじり状の孔152に前記ねじりバー3をセットした後、カシメ部151cにより固定するようにしている。
なお、カシメ部151cに前記摘み片150が固定されている。
【0043】
この操作スライダー15Bに「ガタツキ防止手段」を取付けた理由及び構成例を説明する。
前記ねじり状の孔152をねじりバー3の「ねじれ」にそって忠実に形成すると、操作スライダー15を操作する際に、「ガタ」が生じる。また全てのねじりバー3に全く同一の「ねじれ」を形成させることは困難である。
よって、前記ねじり状の孔152にはねじりバー3のためにクリアランス(遊び)が必要になる。この場合に、このクリアランスを調整し、快適なスライド操作を実現するものが、「ガタツキ防止手段」である。
【0044】
「ガタツキ防止手段」は、本体部151aに設けられた2列の孔151d、151dにそれぞれスプリング151e、ボール151fを嵌め込んで構成されている。
この「ガタツキ防止手段」の作用を図15に基づいて説明すると、前記スプリング151eにより前記蓋体部151bに向かって付勢されるボールがねじりバー3に当接すると共に、操作スライダー15Bのスライドにより回転する。
その結果、前記ねじり状の孔152に挿入されてねじりバー3に作用するクリアランスCが、適度に調整されることになり、前記スライダー本体151に「ガタ」が生じることなく、スムーズにスライドさせることができる。
【0045】
次に、図16乃至図22に基づいて、第6実施形態に係る雨戸1Cの構成例について説明する。
図16は雨戸1Cの正面図、図17は雨戸1Cに取付けられた戸車装置の正面図、図18は同側面図、図19は戸車装置を構成する戸車ケースの正面図、図20は同底面図、図21は同側面図、図22は戸車装置を構成するケース取付部の正面図、図23は同平面図、図24は同側面図である。
【0046】
この第6実施形態に係る雨戸1Cの特徴は、雨戸枠16のレール構造160に対応できる戸車装置9を取付けたことである。
この戸車装置9は、図16に示したように、前記戸車8に代えて前記下框11に取付けられるもので、図17に示したように、戸車ケース90と、この戸車ケース90を回動自在に取付けるケース取付部91と、前記戸車ケース90を固定する止着具92、93を備えている。
そして前記戸車ケース90には、タイプの異なる2種類の戸車900、901が回転自在に取付けられている。
【0047】
前記戸車ケース90は、連結部902a、902bを残して切欠かれた下開きコ字状のケース902に、前記戸車900(半平車)、901(U溝車)を軸着させると共に、ケース902から臨ませている。そして前記連結部902aに前記止着具92、93用の止着部903を設けている。
このように構成された戸車ケース90は、その一端が前記ケース取付部91のU字形部910を挟みこんで、軸孔904に取付けられる軸905を介して、前記ケース取付部91に回転自在に取付けられている。
【0048】
前記ケース取付部91は、下開きコ字状のケース911の略中央に前記U字形部910を形成すると共に、前記戸車900(半平車)を用いる場合に、他方の戸車901(U溝車)が納められる凹部912、前記戸車901(U溝車)を用いる場合に、他方の戸車900(半平車)との干渉を避ける凹み913が形成されている。
そして、ケース911上面に前記止着具92、93用の止着孔920、930を設け、またケース911自体を下框11に止着するための止着孔914を形成している。
【0049】
上記のように構成された戸車装置9では、図25に示したように、レールが設けられていない雨戸枠のレール構造の場合には、前記戸車900(半平車)を用いるため、前記止着具92を用いて、前記戸車ケース90を前記ケース取付部91に固定する。
一方、前記戸車901(U溝車)を用いる場合には、前記戸車ケース90を回転(図面上の反時計回り)させて、前記止着具93を用いて、前記戸車ケース90を前記ケース取付部91に固定すればよい。
よって、上記戸車装置を取付けた雨戸1Cによれば、予め雨戸枠のレール構造を調べることなく、取付現場でレール構造を見て戸車を選択し、直ちに雨戸を取付けることができるので、取付作業の煩雑さを解消できる。
【0050】
上記各実施形態では、上記各揺動機構を用いる装置として雨戸を例示したが、これに限定されることなく、面格子、ガラリなど、建物の開口の開閉にスラットを用いる装置にも利用できる。
また、建物以外であっても空気調和機等の吹出口等にも応用できる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1及び2に記載の発明によれば、スラットの開閉を行う揺動機構は、操作スライダー等のスライド力付与装置を左右にスライドさせるというスライド運動によって動作させることができるので、スラットの揺動操作の容易性が向上している。
また、請求項3に記載の発明によれば、操作スライダーをスムーズにスライドさせることができる。
【0052】
請求項に記載の発明によれば、スラットの閉鎖時には、防犯、防雨、防風の機能を果たすことができると共に、スラットの開放時には、通風、換気及び採光が可能となる、
また、スライド力を回転力に変換させるねじりバーを用いているので、スライド力を付与する装置がコンパクトに雨戸框に納められる、
また、ねじりバーのねじれ角を調整することにより、スライド力の付与の強弱、スラットの揺動角度(開閉角度)を調節できる、
さらに、スラットを好きな開閉角度に静止させることができ、且つ、その状態でスラットを動かしても、その力がねじりバーに伝達し難い、という作用効果を奏する。
【0053】
請求項に記載の発明によれば、操作者がスラットの開閉操作がし易い雨戸を提供できる。
【0054】
請求項に記載の発明によれば、第1,第2の各揺動機構の操作により、中框を境に上下部の各スラットの開閉角度を調節することができる。
【0055】
請求項に記載の発明によれば、上記雨戸は、戸袋に収納でき或いは戸袋から引出せるようになっている。
【0056】
請求項に記載の発明によれば、予め施工業者側が雨戸枠のレール構造を調べたり、問合せすることなく、取付現場でレール構造を見て戸車を選択し、直ちに雨戸を取付けることができるので、取付作業の煩雑さを解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る雨戸の室外側正面図、
【図2】 (a)同雨戸の室内側正面図、(b)雨戸の一部図示を省略した縦断面図、(c)同横断面図、
【図3】 揺動機構を収容した中框の要部正面図、
【図4】 同要部平面図、
【図5】 図3のA−A矢視断面図、
【図6】 B−B矢視断面図、
【図7】 揺動機構の分解斜視図、
【図8】 揺動機構の構成するねじりバーの正面図、
【図9】 (a)〜(d)スラット開閉状態説明図、
【図10】 第2実施形態に係る雨戸の室内側要部正面図、
【図11】 第3実施形態に係る雨戸の室内側要部正面図、
【図12】 別例に係る揺動機構(第4実施形態)の分解斜視図、
【図13】 別例に係る揺動機構(第5実施形態)の操作スライダーの斜視図、
【図14】 同操作スライダーの分解斜視図、
【図15】 同操作スライダーの動作説明図、
【図16】 第6実施形態に係る雨戸の室外側正面図、
【図17】 同雨戸の戸車装置の正面図、
【図18】 同側面図、
【図19】 同戸車装置を構成する戸車ケースの正面図、
【図20】 同底面図、
【図21】 同側面図、
【図22】 同戸車装置を構成するケース取付部の正面図、
【図23】 同平面図、
【図24】 同側面図、
【図25】 同戸車装置を作用説明図。
【符号の説明】
1 1A 1B 雨戸 10,11 上下框
12,13 左右竪框 120 130 遮光片
14 中框 15 操作スライダー
140 室内側凹面 141 スライド枠
150 摘み片 151 スライダー本体
151a 本体部 151b 蓋体部
151c カシメ部
151d 孔 151e
151f ボール
152 孔
16 雨戸枠 160 レール構造
2 スラット
20 取付部 21 中空部
22 板状部 23 消音部材
3 ねじりバー
30 一端 31 他端
32 回転軸 33 軸受
320 固定円柱部 321 回転部
322 4角孔 323 段差
4 バー部材
40 41 孔
5 第1の伝達部材 6 第2の伝達部材
50 第1の伝達部材の一端 51 他端
60 第2の伝達部材の一端 61 他端
7 7A スラットホルダ 70 回転軸
71 鍔部 72 楔部
8 戸車
9 戸車装置
90 戸車ケース 91 ケース取付部
92、93 止着具 900、901 戸車
902a、902b 連結部 902 ケース
903 止着部 904 軸孔
905 軸
910 U字形部 911 ケース
912 凹部 913 凹み
914 止着孔

Claims (8)

  1. 複数のスラットを揺動させる揺動機構であって、
    該揺動機構は、操作スライダーのスライド力を回転力に変換させるねじりバーを備え、
    前記ねじりバーは、薄板状の棒材の一端に対する他端の回転角度を所定のねじり角に形成すると共に、前記ねじりバーの両端をそれぞれ回転軸に固定し、これらの回転軸を軸受けに取付けて、前記操作スライダーの滑動方向に応じて、正転或いは逆転するように形成されていることを特徴とする揺動機構。
  2. 前記操作スライダーには、その操作スライダーを操作する際に生じるガタを防止するガタツキ防止手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の揺動機構。
  3. 複数のスラットを揺動させる揺動機構であって、
    スライド力を回転力に変換させるねじりバーと、
    該ねじりバーの一端側に取付けられ、且つ、その回転力が伝達される第1の伝達部材と、
    該第1の伝達部材に取付けられ、且つ、その回転力が伝達されるバー部材と、
    前記複数のスラットに対応するように、前記バー部材に所定間隔をおいて取付けられ、且つ、その回転力が伝達される第2の伝達部材とからなり、
    前記ねじりバーは、薄板状の棒材の一端に対する他端の回転角度を所定のねじり角に形成すると共に、
    前記ねじりバーの両端をそれぞれ回転軸に固定し、これらの回転軸を軸受けに取付けると共に、前記ねじりバーと前記第1の伝達部材間に一方の回転軸を介在させたことを特徴とする揺動機構。
  4. 雨戸框、該雨戸框に配列された複数のスラット、及びこれらのスラットを揺動させる揺動機構を設けた雨戸であって、
    該揺動機構は、スライド力を回転力に変換させるねじりバーと、
    該ねじりバーの一端側に取付けられ、且つ、その回転力が伝達される第1の伝達部材と、
    該第1の伝達部材に取付けられ、且つ、その回転力が伝達されるバー部材と、
    前記複数のスラットに対応するように、前記バー部材に所定間隔をおいて取付けられ、且つ、その回転力が伝達される第2の伝達部材とからなり、
    前記ねじりバーは、薄板状の棒材の一端に対する他端の回転角度を所定のねじり角に形成すると共に、
    前記ねじりバーの両端をそれぞれ回転軸に固定し、これらの回転軸を軸受けに取付けると共に、前記ねじりバーと前記第1の伝達部材間に一方の回転軸を介在させたことを特徴とする雨戸。
  5. 前記ねじりバーは、前記雨戸框を構成する中框に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の雨戸。
  6. 前記中框の上方に配置されている複数のスラットを揺動させる第1の揺動機構と、前記中框の下方に配置されている複数のスラットを揺動させる第2の揺動機構を設けたことを特徴とする請求項5に記載の雨戸。
  7. 戸袋に収納或いは戸袋から引出可能な請求項4乃至6の何れかに記載の雨戸。
  8. 雨戸枠に設けられたレール構造に対応できる戸車装置を取付けたことを特徴とする請求項4乃至7の何れかに記載の雨戸。
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