JP3682961B2 - ロッドインテグレータホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投写型画像表示装置の照明光学系等において、光軸と垂直な面内における光束密度の均一化を図るために光路上に配設されるロッドインテグレータホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、「DMD」と称する)等の画像表示素子により照明光を光変調し、それを拡大投映するビデオプロジェクタ等の投写型画像表示装置の照明光学系においては、画像表示素子を均一に照明するために光束密度を均一化する手段として、ロッドインテグレータと称される光学プリズムが用いられている。ロッドインテグレータは、入射された光束を、その内部において繰り返し全反射させながら、光軸と垂直な面内における光束密度分布を略均一化して、出射するように構成されており、照明光学系内では特に、色分解手段としてのカラーホイール装置の後段に配設されることが多い。
【0003】
この種のロッドインテグレータを照明光学系内において保持するための保持構造としては、例えば、特開平8-227034号の公開公報に記載されたタイプのものが、一般的に知られている。このタイプのロッドインテグレータの保持構造は、側面に開口部が形成されたアルミダイカスト製等の中空のロッドインテグレータホルダの中に挿入されたロッドインテグレータを、ロッドインテグレータホルダの両端において支持し、さらに開口部に取り付けた板バネによってロッドインテグレータの側面を押圧してロッドインテグレータホルダに固定する構造とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ロッドインテグレータが配設されるビデオプロジェクタ等の投写型画像表示装置の筐体内には光源等の熱源が配設されており、これらの熱源から放出された熱を筐体外部に排出するための吸気用および排気用ファンが筐体に設置されている。また、装置筺体には、その内外の空気の入れ替えが可能なように、各ファンの近傍に適宜開口部が形成されており、そのため、これらの開口部から装置筐体内に塵埃や煙草の煙などが流入してくることがある。
【0005】
一般的に、ロッドインテグレータが用いられる照明光学系においては、ロッドインテグレータの光出射面と画像表示素子の素子面とが光学的に共役関係を有するように構成されており、このためロッドインテグレータの光出射面にキズがあったり、塵埃等が付着したりすると、この塵埃等の像が画像表示素子の素子面上に結像してしまう。そして、この素子面上に結像したキズや塵埃の像は、画像表示素子で表示された画像に重畳され、スクリーン上に拡大されて投写されてしまう。
【0006】
上記したような従来のロッドインテグレータの支持構造では、装置筐体内に流入した塵埃や煙草の煙などがロッドインテグレータの光出射面に付着したり、光出射面にキズが付いたりすることを防止することが困難であり、このため、このような支持構造のロッドインテグレータを用いた場合には、スクリーン上での画質が劣化する虞があるという問題があった。
【0007】
また、上記したような構成の従来のロッドインテグレータホルダでは、装置筐体内に流入した塵埃や煙草の煙などが、ロッドインテグレータの光出射面に付着したり、光出射面にキズが付いたりすることを防止する配慮がなされておらず、このため、このようなロッドインテグレータホルダを用いた場合には、塵埃等がロッドインテグレータの光出射面に付着したり、光出射面にキズが付いたりすることを防止することが困難であり、スクリーン上での画質が劣化する虞があるという問題があった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ロッドインテグレータの光出射面にキズが付いたり塵埃や煙草の煙などが付着したりするのを防止し得るロッドインテグレータホルダを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため本発明のロッドインテグレータホルダは、照明光学系において光束の密度を均一化するために配設されるロッドインテグレータを保持するロッドインテグレータホルダにおいて、
前記ロッドインテグレータが、該ロッドインテグレータの光入射面と光出射面以外は露出しないように、挿入、保持される筒状のケース部と、
前記ケース部の一端部において該ケース部の軸と略直交する鍔状に形成されており、前記ロッドインテグレータの後段に配設されたレンズ鏡胴の一端部に当接せしめられて、該レンズ鏡胴一端部と前記ケース部一端部との間の空間を密閉する密閉用壁部と、
を備えてなることを特徴とするものである。
【0013】
前記ロッドインテグレータホルダにおいて、前記ケース部の側面に、所定の接着剤が注入される接着剤注入孔が穿設されており、該ケース部内に挿入された前記ロッドインテグレータを、前記接着剤注入孔より注入された前記接着剤によって該ケース部内において固定して保持する構成としてもよい。
【0014】
前記鍔状の密閉用壁部の外周部に、該鍔状の密閉用壁部が前記レンズ鏡胴一端部に当接せしめられた際に、該当接したレンズ鏡胴一端部の外周面を覆う周壁部を形成してもよい。
また、前記ケース部および前記密閉用壁部は、深絞り成形により一体に形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明を適用したビデオプロジェクタの概略構成を、図5を用いて簡単に説明する。図5は、本発明を適用したビデオプロジェクタの概略構成を模式的に示す図である。
図5に示すビデオプロジェクタ1は、投写型画像表示装置の代表的なものであり、その筺体11内に、光源部2、照明光学系3、画像表示手段4、および投映レンズ系5が、光軸L上に配設されてなる。
【0016】
照明光学系3は、光源部2からの白色光束をR、G、Bの3色に時分割で分解するカラーホイール装置31を備えており、このカラーホイール装置31の後段には、色分解された光束の密度を均一化するロッドインテグレータ32が、ロッドインテグレータホルダ6に保持されて配設されている。このロッドインテグレータ32の後段には、2枚のリレーレンズ33、34を保持してなるリレーレンズ鏡胴7が配設されており、さらにその後段には反射ミラー35が設置されている。この照明光学系3は、光源部2から入射した光束を、光軸Lと垂直な面内における光束密度を均一化した照明光に変換して画像表示手段4に向けて出射するように構成されている。
【0017】
画像表示手段4は、例えば、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)が用いられる。DMDは、基板上に極めて多数(約70〜80万個)のミラー素子(矩形形状をなすアルミニウムの鏡)が配列されたミラー面を備えており、このミラー面を構成する各ミラー素子の反射方向を各々独立して2方向(挟角約20゜)に切り替え得るように構成されている。この反射方向の切替えは、各ミラー素子を画素としてDMDに入力される画像信号(ビデオ信号)のオンオフ制御により行なわれ、この制御により画像表示手段4は、照明光学系3から入射した照明光を画像情報が担持された画像表示光に変換して、投映レンズ系5に向けて出射するように構成されている。
【0018】
投映レンズ系5は、図示を省略しているが、投映レンズ鏡胴51内において光軸L上に直列的に配設された複数枚のレンズからなる投映レンズと、これら複数枚のレンズを光軸L方向に移動させて焦点距離を変化させ、画像倍率等を変えることができるレンズ移動機構とを備えており、画像表示手段4から入射した画像表示光を画像投映面(スクリーン)に向けて投映するように構成されている。
【0019】
また、ビデオプロジェクタ1は、光源部2の他にも図示せぬ光源用電源部や回路基板、電動モータ等の熱源を備えており、これらの熱源の近傍には、各熱源から発生する熱が筺体11内部にこもらないようにするための吸気/排気ファン(不図示)が適宜配設されている。さらに、図示は省略しているが筺体11には、その内外の空気の入れ替えが可能なように、上記各吸気/排気ファンの近傍に適宜開口部が形成されている。
【0020】
次に、上記ロッドインテグレータ32の光出射端密閉構造について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、ロッドインテグレータ32の光出射端密閉構造の要部を、光軸L方向に沿って一部を破断して示す断面図、図2は、その外観斜視図、および図3は、ロッドインテグレータホルダ6の外観斜視図である。なお、図2(a)は、ロッドインテグレータ32、ロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7とが互いに組み付けられた状態を示し、同図(b)は、それらが互いに分解された状態を示している。
【0021】
図1に示すように、本実施形態構造は、ロッドインテグレータ32を保持したロッドインテグレータホルダ6と、リレーレンズ33、34を保持したリレーレンズ鏡胴7とを備えてなる。
【0022】
ロッドインテグレータホルダ6は、図2および図3にも示すように、ロッドインテグレータ32が挿入される矩形枠状断面のケース部61と、このケース部61の軸方向(長さ方向)一端部(挿入されたロッドインテグレータ32の光出射面32aに近い方の端部)に形成された鍔状密閉用壁部62とを備えている。図1に示すように、ケース部61は、その上方側面および下方側面に、所定の接着剤が注入される接着剤注入孔63が各2個ずつ穿設されており、ケース部61内に挿入されたロッドインテグレータ32を、接着剤注入孔63より注入された接着剤によってケース部61内において固定して保持するように構成されている。また、鍔状密閉用壁部62は、ケース部61の軸と略直交する、この軸を中心とする円板状に形成されており、この鍔状密閉用壁部62のケース部61を挟んだ上下各1箇所には、図示せぬビスの挿入用のビス孔64が穿設されている。さらに、鍔状密閉用壁部62の外周部には、リレーレンズ鏡胴7側に向けて立ち上がる周壁部65が形成されている。なお、ケース部61、鍔状密閉用壁部62、および周壁部65は、深絞り成形によって互いに一体に形成されている。
【0023】
一方、リレーレンズ鏡胴7は、略円筒状に形成された鏡胴本体部71と、鏡胴本体部71内に保持された2つのリレーレンズ33、34の間に配設された間隔環72と、鏡胴本体部71の光出射端側に装着された押え環73とを備えている。また、鏡胴本体部71の光入射端部には、ロッドインテグレータホルダ6の鍔状密閉用壁部62と当接する当接部74が形成されており、この当接部74には、鍔状密閉用壁部62に穿設されたビス孔64と対応する位置に、ビス受け穴75が形成されている。さらに、鏡胴本体部71の外周面には、周囲より一段低く形成された帯状の溝部76が設けられている。
【0024】
上記のように構成されたロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7は、ロッドインテグレータホルダ6の鍔状密閉用壁部62に穿設されたビス孔64と、リレーレンズ鏡胴7の当接部74に形成されたビス受け穴75との位置を合わせた状態で、互いに当接せしめられ、さらに、図示せぬビスによって互いに連結固定される。鍔状密閉用壁部62の外周に形成された周壁部65は、その内径が鏡胴本体部71の光入射端部の外径より若干大きく形成されており、ロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7の光軸Lと直交する方向の位置合わせを容易にすると共に、ロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7が互いに連結された際、鏡胴本体部71の光入射端部の外周面を覆って、両者間の密閉度を高め得るように構成されている。
【0025】
また、ロッドインテグレータ32はロッドインテグレータホルダ6のケース部61内に保持されており、光入射面と光出射面以外は露出していないので、取り扱う際にロッドインテグレータ32にキズが付く可能性を低減し得る。さらに、ロッドインテグレータ32の出射面32a側に形成されたロッドインテグレータホルダ6の鍔状密閉用壁部62および周壁部65が、この出射面32aが他の部材等と接触することを防止する機能を果たすため、露出している出射面32aにおいても、取り扱う際にキズが付く可能性を低減し得る。このため、ロッドインテグレータホルダ6に保持されたロッドインテグレータ32は、その組み立て作業時等における取り扱いが極めて容易となっている。
【0026】
図1に示すように、ロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7が互いに連結されると、鏡胴本体部71の入射端側の開口部がロッドインテグレータホルダ6の鍔状密閉用壁部62により蓋をされた状態とされ、これにより、ロッドインテグレータ32の光出射面32aとリレーレンズ33の入射面との間の空間が、ロッドインテグレータホルダ6の鍔状密閉用壁部62と鏡胴本体部71とによって周囲に対して密閉状態とされ、ロッドインテグレータ32の光出射面32aにキズが付いたり、塵埃等が付着したりすることが防止される。このように本実施形態では、ロッドインテグレータホルダ6の鍔状密閉用壁部62と鏡胴本体部71とにより、密閉介在部が構成されている。
【0027】
なお、本実施形態では、ロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7を互いに連結することにより、直ちに、ロッドインテグレータ32の光出射面32aとリレーレンズ33との間に所定の光学距離を確保し得るように、ロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7の各部の大きさが決められており、両者の照明光学系3内への配設作業を容易ならしめている。
【0028】
図4に、照明光学系3内に配設されたロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7を示す。上記のように、互いに連結されたロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7は、照明光学系3内に設けられた配設部材36に対して、鏡胴本体部71の外周面に形成された溝部76を配設部材36に向けて押圧する半円弧状の取付部品81と、この取付部品81を配設部材36に固定する取付ネジ82を介して取り付けられる。
【0029】
以上のように構成され、照明光学系3内に配設されたロッドインテグレータホルダ6およびリレーレンズ鏡胴7においては、光源部2から照明光学系3に入射しカラーホイール装置31によって時分割に色分解された後ロッドインテグレータ32の光入射端面32bに入射した光束が、ロッドインテグレータ32によって密度を均一化された後、リレーレンズ33、34を介して、反射ミラー35に向けて出射される。
【0030】
反射ミラー35に入射された光束は、照明光学系3から画像表示手段4に向けて出射され、画像表示手段4において画像情報が担持される。その後、投映レンズ鏡胴51内の投映レンズを介して、スクリーン上に投映画像が表示される(図5参照)。
【0031】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限られず、種々の態様の変更が可能である。
例えば、前記実施形態のロッドインテグレータホルダは、鍔状密閉用壁部の外周部に周壁部を備えているが、鍔状密閉用壁部のみで十分な密閉状態を得ることが可能であれば、このような周壁部を設けない態様としてもよい。
【0032】
また、より確実な密閉状態を確保するために、ロッドインテグレータホルダの鍔状密閉用壁部とリレーレンズ鏡胴の当接部との間に、ゴム製等のOリングを介在させる構成とすることも可能である。
【0033】
さらに、前記実施形態では、ロッドインテグレータホルダの鍔状密閉用壁部と鏡胴本体部とにより密閉介在部が構成されているが、この両者とは別体の部材を両者間に介在させ、この別体部材によって密閉介在部の全部あるいは一部を構成するようにしてもよい。あるいは、前記実施形態における周壁部をリレーレンズ鏡胴に向けてさらに延びた筒状に形成し、この筒状の周壁部の先端部において鏡胴本体部と接合される構成としてもよい。この場合、密閉介在部は、ロッドインテグレータホルダの鍔状密閉用壁部および周壁部と、鏡胴本体部とにより構成されることになる。
【0034】
また、前記実施形態では、ロッドインテグレータの後段にリレーレンズが配設され、この両者間に密閉介在部が構成されているが、ロッドインテグレータの後段にリレーレンズ以外の他の光学部材、例えば、ミラー、光学プリズム、絞り、偏光素子等が配設されているものにおいて、ロッドインテグレータとこれら他の光学部材との間に、密閉介在部を構成するようにしてもよい。
【0035】
さらに、前記実施形態では、ロッドインテグレータがロッド状の光学プリズムにより構成されているが、ロッドインテグレータには、このようなタイプの他に、内面を鏡面とした中空タイプのものが知られている。この中空タイプのロッドインテグレータは、例えば4枚の長方形状のガラス板材の一面に反射コートを施し、この反射コート面が内側となるようにして断面矩形の箱体状に接着組立てすることにより形成されている。この中空タイプのロッドインテグレータでは、光源側から入射した光束が内壁面の鏡面で複数回反射されて光出射端まで導かれるが、この光出射端には、前述したプリズムタイプのようにキズや塵埃付着の原因となる端面が存在しない。しかし、内壁面の鏡面に塵埃等が付着した場合、その光学特性が損なわれる虞があるというプリズムタイプのものと同様の問題がある。本発明は、この中空タイプのロッドインテグレータについても適用することが可能である。
【0036】
また、本発明は、上述したビデオプロジェクタの他、ロッドインテグレータが用いられる種々の光学機器に対して用いることが可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のロッドインテグレータホルダによれば、照明光学系においてロッドインテグレータの後段に配設された他の光学部材もしくはその保持部材と、ロッドインテグレータもしくはその保持部材との間に介在して、他の光学部材の光入射端とロッドインテグレータの光出射端との間の空間を周囲に対して密閉する密閉介在部を備えていることにより、以下のような効果を奏する。
【0038】
密閉介在部によりロッドインテグレータの光出射端近傍の空間が周囲に対して密閉されているので、ロッドインテグレータの光出射面にキズが付いたり、塵埃や煙草の煙等が付着したりすることを防止し得る。このため、ロッドインテグレータの光出射面にキズがあったり、塵埃等が付着したりした場合に生じる問題、すなわち、キズや塵埃等の像が画像表示素子の素子面上に結像して、スクリーン上に拡大されて投写されてしまうという問題が発生することを防止し得る。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るロッドインテグレータの光出射端密閉構造を示す断面図
【図2】図1に示す光出射端密閉構造の要部外観斜視図
【図3】本発明の一実施形態に係るロッドインテグレータホルダの外観斜視図
【図4】図1に示す光出射端密閉構造の全体外観斜視図
【図5】図1に示す光出射端密閉構造を備えたプロジェクタ装置の概略構成図
【符号の説明】
1 プロジェクタ装置
2 光源部
3 照明光学系
4 画像表示手段
5 投映レンズ系
6 ロッドインテグレータホルダ
7 リレーレンズ鏡胴
11 プロジェクタ筺体
31 カラーホイール装置
32 ロッドインテグレータ
33、34 リレーレンズ
35 反射ミラー
36 配設部材
51 投映レンズ鏡胴
61 ケース部
62 鍔状密閉用壁部
63 接着剤注入孔
64 ビス孔
65 周壁部
71 鏡胴本体部
72 間隔環
73 押え環
74 当接部
75 ビス受け穴
76 溝部
81 取付部品
82 取付ネジ
L 光軸

Claims (4)

  1. 照明光学系において光束の密度を均一化するために配設されるロッドインテグレータを保持するロッドインテグレータホルダにおいて、
    前記ロッドインテグレータが、該ロッドインテグレータの光入射面と光出射面以外は露出しないように、挿入、保持される筒状のケース部と、
    前記ケース部の一端部において該ケース部の軸と略直交する鍔状に形成されており、前記ロッドインテグレータの後段に配設されたレンズ鏡胴の一端部に当接せしめられて、該レンズ鏡胴一端部と前記ケース部一端部との間の空間を密閉する密閉用壁部と、
    を備えてなることを特徴とするロッドインテグレータホルダ。
  2. 前記ケース部の側面に、所定の接着剤が注入される接着剤注入孔が穿設されており、該ケース部内に挿入された前記ロッドインテグレータを、前記接着剤注入孔より注入された前記接着剤によって該ケース部内において固定して保持する構成であることを特徴とする請求項1記載のロッドインテグレータホルダ。
  3. 前記鍔状の密閉用壁部の外周部には、該鍔状の密閉用壁部が前記レンズ鏡胴一端部に当接せしめられた際に、該当接したレンズ鏡胴一端部の外周面を覆う周壁部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のロッドインテグレータホルダ。
  4. 前記ケース部および前記密閉用壁部は、深絞り成形により一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のロッドインテグレータホルダ。
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