JP3682295B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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Description

この発明は、レーザ加工装置、特に高速微細穴加工等に用いられるレーザ加工装置に関するものである。
背景技術
図9は、一般的な穴加工用レーザ加工装置である。図中、レーザ加工装置101は、レーザビーム102を発生するレーザ発振器103と、レーザ発振器103から発射されたレーザビーム102を反射により所望の方向に導くために設けられたベンドミラー104と、光路に沿って順に配置された可動するミラーであるガルバノミラー105a、105bとをそれぞれ有するガルバノスキャナ106a、106bと、ガルバノスキャナ106a、106bにより進行方向を制御されたレーザビーム102を被加工物107上に集光するFθレンズ108と、被加工物107を上面に固定してXY平面上を駆動するXYステージ109とを有する。
次に、このようなレーザ加工装置を用いて穴加工をする場合の各部の動作について説明する。レーザ発振器103で予め設定された周波数と出力値にしたがって発振されるパルス波形を有したレーザビーム102がベンドミラー104によりガルバノスキャナ106a、106bに導かれる。このガルバノスキャナ106a、106bは一方のガルバノミラーがXYステージ109のX方向に対応する方向に回転し、他方のガルバノミラーがY方向に対応するように設定されている。これにより、レーザビーム102をXY平面上の限られた範囲であれば任意の位置に走査することが可能である。また、このようなレーザビーム102は様々な角度でFθレンズ108に入射するが、このFθレンズ108の光学特性によりXYステ一ジ109に対して垂直に落射するように補正される。
このようにして、レーザビーム102はガルバノスキャナ106a、106bによってXYステージ109上の限られた範囲(以下、スキャンエリア)内であればXY平面上のどの座標に対しても位置決め自在であり、その位置に対応してレーザビーム102が照射され被加工物107を加工する。
そして、前述したスキャンエリアの加工が終了すると、被加工物107の新たなスキャンエリアの対象となる位置にXYステージ109が移動して、加工が繰り返される。
また、特に被加工物107がプリント基板などであり、比較的微細穴の加工を行ないたい場合は、光学系を像転写光学系とする場合がある。
図10は、像転写系とした場合の各光学部品の位置関係を示す概略図であり、図中、aは被加工物107上でのビームスポット径を設定するための絞り110とFθレンズ108との光路上での距離、bはFθレンズ108と被加工物107との光路上での距離、fはFθレンズ108の焦点距離である。なお、このFθレンズ108の焦点距離fと、Fθレンズ108と2個のガルバノミラー105a、105b間の光路上での中心位置111との距離が等しくなるように設定されている。
このような位置関係となる像転写光学系では、ガルバノミラー105a、105bの有効半径をgrとすると、距離bに対して距離aが十分大きい場合、Fθレンズ108と被加工物107の光路系における開口数NAは数1で表される。
[数1]
NA=gr/(b2+gr21/2
また、レーザビームの波長をλとすると、被加工物上でのビームスポット径dは数2で表される。
[数2]
d=0.82λ/NA
さらに、像転写光学系であることから、a、b、fは数3の関係が成り立つような位置関係に設定されている。
[数3]
1/a+1/b=1/f
したがって、例えば、波長λが9.3μmのレーザで、ビームスポット径dが95μmとなるようにしたければ、数2より開口数NAは0.08である必要がある。このように、数2からすると、微細穴加工を行うためビームスポット径dを小さくするには、開口数NAを大きくする必要がある。
そのためには、数1からガルバノミラーのレーザビームの品質を劣化させることなく反射可能な有効半径grを大きくすればよいことがわかる。例えば、少なくとも先程のビームスポット径d=95μmよりも細いビームスポットをf=100mm、a=1500mmである光学系で達成するためには、数3よりb=107mmであるため、NA>0.08とするには数1より、gr>8.6mmとする必要があることがわかる。
このようなレーザ加工装置の生産性を向上させるために、ガルバノスキャナの駆動速度を高速にする必要がある。そのため、一般的にガルバノミラー径を小さくすること、又はガルバノミラーの振れ角を小さくすることが有効であるといわれている。
また、特許文献1には、レーザビームを分岐手段で分岐し、各レーザビームをそれぞれの走査手段で加工位置に導くとともに集束手段により集束して加工するレーザ加工装置が開示されている。
さらに、特許文献2には、レーザ光をハーフミラーで分光し、分光したそれぞれのレーザ光を複数のガルバノスキャナ系に導き、fθレンズを通して複数の加工領域に照射するレーザ加工装置が開示されている。
また、特許文献3では大きな偏向角を得るために偏向ミラーを2段に配している。
特開平11−192571号公報 特開平11−314188号公報 特開昭53−82427号公報
しかし、ガルバノミラー径を小さくすると、grが小さくなり、式(1)より開口数NAが小さくなり、結果として式(2)の関係にあるビームスポット径dが大きくなり微細穴加工を行うことができないという問題があった。
また、ガルバノミラーの振れ角を小さくすると、個々のスキャンエリアサイズが小さくなるため、スキャンエリア数が増大する。一般に、ガルバノスキャナ106による位置決めに要する時間に比べ、XYテーブルの位置決めに要する時間ははるかに長いため、スキャンエリア数が増大し、XYステージによる移動回数が増すことで、個々のスキャンエリアでの速度は上がっても全体の生産速度は向上しないという問題があった。
さらに、特許文献1に開示された装置では、分岐した各レーザビームを制御し集光するために、それぞれのレーザビームに対応したガルバノスキャナ(ガルバノメータとガルバノミラー)とfθレンズとが必要となるため、例えばレーザビームを2分岐した場合は第9図に示したレーザ加工装置の2倍のガルバノスキャナとFθレンズとが必要となり、コストが増大するという問題があった。また、2倍の加工速度を得るため2枚の被加工物を同時に加工するにはXYテーブルの大きさが2倍必要となり、加工機が大型化するという問題があった。
またさらに、特許文献2に開示された装置では、分光したレーザ光をそれぞれ独立した複数のガルバノスキャナ系に導き、これをfθレンズで集光しているため、光路内の最後のガルバノミラーからFθレンズヘ入射されるレーザ光には大きく斜めから入射することになるため、Fθレンズの収差の影響が大きくなり、レーザ光を小さく集光するのが難しいという問題があった。
一方、特許文献3では、第1の偏向ミラーで偏向されたビームを第2の偏向ミラーで更に偏向して、大きな偏向角度を得ている
この発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、微細加工を行なう上での生産性を向上しながらもコスト増を抑制し、なおかつ大型化しないレーザ加工装置を提供することを目的とするものである。
本発明のレーザ加工装置は、レーザビームをX、Y方向に偏向走査させる第一のスキャナペアと、前記第一のスキャナペアを通過した前記レーザビームをステージ上でXY方向に偏向走査させる第二のスキャナペアと、前記第二のスキャナを通過したレーザビームを集光するレンズとを有し、前記第一のスキャナペアは前記第二のスキャナペアに比べ前記レーザビームを偏向させる角度が小さく設定されていることを特徴とする。
また、第一のスキャナ手前に絞りを設け、レンズ後に設けた被加工物との間で像転写光学系を形成する。
さらに、第二のスキャナのミラー径と、レンズから被加工物までの距離とから求められる開口数を0.08以上となるようにする。
このようにすることで、被加工物へのビーム照射数を増やすことができ、生産性を向上することができ、また、微細穴加工であっても同じように生産性を向上できる。
実施形態1.
図1は、この実施形態におけるレーザ加工装置である。図中、レーザ加工装置1は、レーザビーム2を発生するレーザ発振器3と、レーザ発振器3から発射されたレーザビーム2を反射により所望の方向に導くために設けられたベンドミラー4と、光路に沿って順に配置され可動することでレーザビーム2を偏向する副偏向ガルバノミラー(第一のガルバノミラー)5を有する副偏向ガルバノスキャナ(第一のガルバノスキャナ)6と、光路に沿って順に配置され可動することでレーザビーム2を偏向する主偏向ガルバノミラー(第二のガルバノミラー)7を有する主偏向ガルバノスキャナ(第二のガルバノスキャナ)8と、レーザビーム2を被加工物9上に集光するFθレンズ10と、被加工物9を上面に固定してXY平面上を駆動するXYステージ11とを有する。この副偏向ガルバノミラー5はXYステージ11のX方向に対応したガルバノミラーとY方向に対応したガルバノミラ一の2枚のガルバノミラーから構成され、これらのミラーを駆動するために副偏向ガルバノスキャナは2台設けられている。また、主偏向ガルバノミラー7についても同様にXYステージ11のX方向に対応したガルバノミラーとY方向に対応したガルバノミラーの2枚のガルバノミラーから構成され、これらのミラーを駆動するために主偏向ガルバノスキャナも2台設けられている。
次に、この発明による装置の動作について説明する。レーザ発振器3で予め設定された周波数と出力値にしたがって発振されるパルス波形を有したレーザビーム2は、ベンドミラー4により副偏向ガルバノスキャナ6の副偏向ガルバノミラー5、主偏向ガルバノスキャナ8の主偏向ガルバノミラー7に導かれる。
これにより、副偏向ガルバノスキャナ6と主偏向ガルバノスキャナ8とを駆動することで、レーザビーム2をXY平面上の限られた範囲であれば任意の位置に走査することが可能である。また、このようなレーザビーム2は様々な角度でFθレンズ10に入射するが、このFθレンズ10の光学特性によりXYステージ11に対して垂直に落射するように補正される。
図2は、この実施の形態における被加工物9上でのガルバノスキャンエリアの説明図である。図中、レーザビーム2を大角度偏向する主偏向手段である主偏向ガルバノスキャナ8が走査可能な範囲であるスキャンエリア12の内部には、レーザビーム2を小角度偏向する副偏向手段である副偏向ガルバノスキャナ6が走査可能な範囲であるサブスキャンエリア13が設けられている。
これらの関係について具体的に例を挙げて説明すると、スキャンエリア12が一辺50mmの正方形領域とした場合、サブスキャンエリア13を一辺5mmの正方形の領域とすれば、主偏向スキャンエリア内にサブスキャンエリア12が最大100個構成できることになる。
このように分割されたスキャンエリアに対応する副偏向ガルバノスキャナ6と主偏向ガルバノスキャナ8の動作について説明する。副偏向ガルバノスキャナ6と主偏向ガルバノスキャナ8はそれぞれ特に制御装置(図示せず)から指令を受けていない状態では、ある特定の基準位置に保持されている。この基準位置は光路の調整及び制御上の設定により変更可能であるが、ここでは、レーザビーム2が、それぞれのガルバノミラー偏向中心を通る状態でレーザビーム2がスキャンエリア12の中心に落射する位置を基準位置とする。
まず、レーザビーム2の落射位置が、スキャンエリア12の基準位置から、主偏向ガルバノスキャナ8を駆動することにより、予め設定されたサブスキャンエリア13の中心となる位置14に移動する。次いで、この位置で主偏向ガルバノスキャナ8は保持され、副偏向ガルバノスキャナ6を駆動することによりサブスキャンエリア13内の加工が行われる。このようにして、一つのサブスキャンエリア13の加工が終了すると、主偏向ガルバノスキャナ8を駆動することで、次のサブスキャンエリアの中心位置ヘレーザビーム2の落射位置が移動され、加工が行われる。このような動作が一つのスキャンエリア12の全範囲での加工が終了するまで繰り返され、終了したらXYステージ11を駆動して次のスキャンエリアの加工が行なわれ、被加工物9上に設定された予定範囲すべての加工が終わるまで繰り返される。
図3は、この実施形態の各光学部品の位置関係を示す概略図であり、図中、実線で表される光束はレーザ発振器3のレーザ出力部もしくはその前方の光路途中に配置した絞り15、副偏向ガルバノミラー5の2枚のガルバノミラー間における光軸方向の中心位置16、主偏向ガルバノミラー7の2枚のガルバノミラー間における光軸方向の中心位置17及びFθレンズ10を通って被加工物9上に到達するレーザビーム2を表している。なお、この時各ガルバノミラーは基準位置に保持されている。一方、点線で表される光束は副偏向ガルバノミラー5が基準位置から変化したことにより偏向したレーザビーム2である。図に示すように、副偏向ガルバノミラー6によりレーザビーム2が偏向(オフセット)されて、主偏向ガルバノミラーから部分的にはみ出すことを考慮する必要がある。
そのために、直径約100μm以下の微細穴を加工する場合、(1)式に示したように、Fθレンズ10と被加工物9との距離や主偏向ガルバノミラー7の有効径の他にも、主偏向ガルバノミラー7と副偏向ガルバノミラー5との位置関係や副偏向ガルバノミラー5の偏向角度にも注意して主偏向ガルバノミラー7からレーザビームがこぼれないようにして、開口数NAについて、NA>O.08が保持されるようにしなければならない。
このようにして、副偏向ガルバノミラー5を小角度だけ動かすことで比較的狭いサブスキャンエリア内であれば高速の位置決めが可能となり、加工時間は短縮され、サブスキャンエリア間の移動には主偏向ガルバノスキャナを用いるため、XYステージによる移動に比べ高速の移動が可能であり、移動時間が短縮される。
なお、この実施の形態では副偏向させるための手段としてガルバノミラーを駆動するガルバノスキャナを用いているが、ピエゾなどの圧電素子を用いて素子に電流を加えることでレーザビームを偏向するスキャナや、超音波周波数に応じてレーザビームの偏向角度を変化させる音響光学素子によるスキャナを用いてもよい。
実施形態2.
図4は、この発明の実施形態2におけるレーザ加工装置の概略図である。なお、この実施の形態では、実施の形態1と同じ名称の構成については同じ付番を記す。
図中、レーザ加工装置1は、レーザ発振器3(図示せず)から発射された直線偏光のレーザビーム18を被加工物9上で任意のビームスポット径に設定するための絞り15と、この絞り15を通過したレーザビーム18を第二のレーザビーム(以下、レーザビーム18a)と第一のレーザビーム(以下、レーザビーム18b)とに分光するための分光手段19と、レーザビーム18aの偏光方向を90度回転させる位相板20と、光路に沿って順に配置され可動することでレーザビーム18bを小角度偏向する副偏向ガルバノミラー5を有する副偏向ガルバノスキャナ6と、位相板20によって90度回転したレーザビーム18a(S偏光)を反射するとともに副偏向ガルバノミラー5からのレーザビーム18b(P偏光)を透過する偏光ビームスプリッタ21と、偏光ビームスプリッタ21からのレーザビーム18a、18bを大角度偏向させる主偏向ガルバノミラー7を有する主偏向ガルバノスキャナ8と、レーザビーム18a、18bを被加工物9上に集光するFθレンズ10と、被加工物9を上面に固定してXY平面上を駆動するXYステージ11(図示せず)とを有する。なお、副偏向ガルバノスキャナ6は、偏光ビームスプリッタ21の外にもレーザビーム18bを導くことができるため、このような場合にレーザビーム18bを受け吸収するビームアブソーバ22が設けられている。
なお、レーザビーム18a、18bの光路の向きを変更するためにはベンドミラー4が用いられる。また、第4図上では表示を省略しているが、副偏向ガルバノミラー5、副偏向ガルバノスキャナ6、主偏向ガルバノミラー7、及び主偏向ガルバノスキャナ8は実施の形態1と同様にXY平面上のどの位置にもレーザビーム照射可能なようにするためにX方向に駆動するミラーとスキャナとY方向に駆動するミラーとスキャナとから構成されている。
次に、この発明の実施形態2における動作について説明する。直線偏光であるレーザビーム18は、分光手段19により強度比1:1のレーザビーム18a、18bに分光され、レーザビーム18aの偏光方向を位相板20で90度回転させS偏光とする。この分光手段19には、素子の汚れ等に係わらず分光比を安定させることができるため、回折光学素子が適している。また、位相板20にはλ/2板または相当品を用いている。
このようにして、S偏光となったレーザビーム18aは偏光ビームスプリッタ21で反射され、主偏向ガルバノスキャナ8によって、被加工物9上への照射位置が決定される。一方、分光手段19で分光されたレーザビーム18bはP偏光のままで副偏向ガルバノスキャナ6へ入射し、さらに、主偏向ガルバノスキャナ8にレーザビーム18aとは異なる位置に入射する。従って、レーザビーム18aの被加工物9上への照射位置に対するレーザビーム18bの被加工物9への相対的な照射位置は、副偏向ガルバノスキャナ6により決定される。
図5は、この実施の形態のレーザ加工装置で被加工物へ照射した場合の、レーザ照射位置の概略図である。図中、被加工物9上の主偏向ガルバノスキャナ8によりスキャンエリア12内には、一回のレーザ発振器3(図示せず)からのレーザビーム18の照射により、主偏向ガルバノスキャナ8による位置決定で、レーザビーム18aによるビーム照射位置23とレーザビーム18bによるビーム照射位置24ヘレーザビーム18a、18bが同時に照射される。
また、被加工物9上のスキャンエリア12内での加工予定穴数が奇数である場合など、レーザビームが必ずしも2箇所照射されて、常に良いとは限らない場合がある。このようなときは、主偏向ガルバノスキャナ8でレーザビーム18aだけを所望の位置25に照射し、レーザビーム18bは副偏向ガルバノスキャナ6によりビームアブソーバ22に吸収させて、主偏向ガルバノスキャナ8へ入射させないようにする。
なお、この実施形態の各光学部品の位置関係は、図3と同様に表せる。すなわち、図3中の点線が副偏向ガルバノスキャナ6で偏向されるレーザビーム18bの光束に相当する。従って、開口数NAを、NA>0.08となるように保持するための考え方は実施の形態1と同様である。
このような装置構成とすることで2点に同時にレーザビームを照射することができるため、加工時間が短縮される。また、Fθレンズは一つで済むため、コストアップを防ぐことができるとともに加工機の大型化を防ぐことができる。
実施形態3.
図6は、この発明の実施形態3におけるレーザ加工装置の概略図である。なお、この実施の形態では、実施の形態1と同じ名称の構成については同じ付番を記す。
図中、レーザ加工装置1は、レーザ発振器3(図示せず)から発射されたレーザビーム26を被加工物9上で任意のビームスポット径に設定するための絞り15と、この絞り15を通過したレーザビーム26をレーザビーム26aとレーザビーム26bとに分光するための分光手段19と、光路に沿って順に配置され可動することでレーザビーム26bを小角度偏向する第一の副偏向ガルバノミラー5aを有するガルバノスキャナ5bと、光路に沿って、このガルバノスキャナの後に配置され可動することでレーザビーム26bを小角度偏向する第二の副偏向ガルバノミラー6aを有するガルバノスキャナ6bと、レーザビーム26a、26bを大角度偏向させる主偏向ガルバノミラー7を有する主偏向ガルバノスキャナ8と、レーザビーム26a、26bを被加工物9上に集光するFθレンズ10と、被加工物9を上面に固定してXY平面上を駆動するXYステージ11(図示せず)とを有する。なお、第一の副偏向ガルバノスキャナ5bは、第二の副偏向ガルバノミラー6aの外にもレーザビーム26bを導くことができるため、このような場合にレーザビーム26bを受け吸収するビームアブソーバ22が設けられている。
なお、レーザビーム26a、26bの光路の向きを変更するためにはベンドミラー4が用いられる。また、第6図上では表示を省略しているが、第一の副偏向ガルバノミラー5a、第一の副偏向ガルバノスキャナ5b、第二の副偏向ガルバノミラー6a、第二の副偏向ガルバノスキャナ6b、主偏向ガルバノミラー7、及び主偏向ガルバノスキャナ8は実施の形態1と同様にXY平面上のどの位置にもレーザビーム照射可能なようにするためにX方向に駆動するミラーとスキャナとY方向に駆動するミラーとスキャナとから構成されている。
このように、第一の副偏向ガルバノスキャナ5bと第二の副偏向ガルバノスキャナ6bとを設けることで、分光されたレーザビーム26a、26bが、Fθレンズ10の前焦点位置でFθレンズ軸上にある主偏向ガルバノスキャナ8を通過するようにしている。
次に、この発明の実施形態3における動作について説明する。レーザビーム26は、一分光手段19により強度比1:1のレーザビーム26a、26bに分光される。この分光手段19には、素子の汚れ等に係わらず分光比を安定させることができるため、回折光学素子が適している。
このようにして、レーザビーム26aは主偏向ガルバノスキャナ8へ入射し、被加工物9上への照射位置が決定される。一方、分光手段19で分光されたレーザビーム26bは第一の副偏向ガルバノスキャナ5bへ入射し、さらに、第二の副偏向ガルバノスキャナ6bへ入射し、次いで、主偏向ガルバノスキャナ8にレーザビーム26aとは異なる位置に入射する。従って、レーザビーム26aの被加工物9上への照射位置に対するレーザビーム26bの被加工物9への相対的な照射位置は、第一の副偏向ガルバノスキャナ5b及び第二の副偏向ガルバノスキャナ6bにより決定される。
これら第一の副偏向ガルバノミラー5aと第二の副偏向ガルバノミラー6aと主偏向ガルバノミラー7との関係は、まず、第一の副偏向ガルバノミラー5aを、レーザビーム26bの照射位置に相当する角度だけ傾けるとともに、第二の副偏向ガルバノミラー6aで、レーザビーム26bがFθレンズ10の中心軸上でFθレンズ10の前焦点位置に相当する位置を通過するように戻す。これにより、レーザビーム26bは、Fθレンズ10の中心軸上でFθレンズ10の前焦点位置に相当する位置に設置された主偏向ガルバノミラー7の有効範囲内を通過することになる。
図7は、この実施形態の各光学部品の位置関係を示す概略図であり、図中、実線で表される光束は絞り15、主偏向ガルバノミラー7を構成する2枚のガルバノミラー間における光軸方向の中心位置、Fθレンズ10を通って被加工物9上に到達するレーザビーム26aである。一方、レーザビーム26bは、第二の副偏向ガルバノスキャナ6bにより、レーザビーム26bがFθレンズ10の中心軸上のFθレンズ10の前焦点位置に相当する位置を通過するので、主偏向ガルバノミラー7にオフセットなく照射される。これは第7図中で点線で表される光束のように、絞り15の位置が光軸方向に対して直角に移動したのと同等である。
このような光路系が構成されるため、この実施の形態の装置では、主偏向ガルバノミラーの有効径を決定する上で、副偏向ガルバノスキャナによりレーザビームが振られることを考慮する必要がなく、微細径を保持したまま副偏向ガルバノスキャナと主偏向ガルバノスキャナにより同時にビーム照射可能な範囲が広がり、加工速度が向上する。ただし、微細穴加工を行うために開口数NA>0.08となるようにガルバノミラー有効径以外の要素(例えばFθレンズと被加工物との距離)については考慮する必要がある。
また、この実施の形態の装置で被加工物へ照射した場合は、実施の形態2で図5に示したものと同じように、レーザビーム26aとレーザビーム26bとが二個所同時に照射される。また、一個所だけ照射する場合は、第一の副偏向ガルバノスキャナ5bによりレーザビーム26bをビームアブソーバ22に吸収させる。
さらに、実施の形態2及び実施の形態3において、副偏向ガルバノスキャナはそれぞれ2個のガルバノミラーを用いているが、それぞれ1個のガルバノミラーとする構成でもよい。この場合、被加工物9上でXY平面内の1方向だけの走査となるが、加工穴の配置によっては有効であるとともに、ガルバノミラーの数が少なくなることで装置構成が簡略になる。
なお、以上の実施形態ではレーザ加工装置を微細穴加工に適用する場合について説明したが、その他のレーザ加工にも適用できることは言うまでもない。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4におけるレーザ加工装置の概略図である。なお、この実施の形態では、実施の形態1及び実施の形態2と同じ名称の構成については同じ付番を記す。
図中、レーザ加工装置1は、レーザ発振器3(図示せず)から発射された円偏光のレーザビーム27を被加工物9上で任意のビームスポット径に設定するための絞り15と、この絞り15を通過したレーザビーム27をレーザビーム27aとレーザビーム27bとに分光するための分光用偏光ビームスプリッタ28と、分光用偏光ビームスプリッタ28に対してP偏光であるレーザビーム27aを合成用偏光ビームスプリッタ29に対して、S偏光となるように組み合わされたベンドミラー4と、光路に沿って順に配置され可動することで分光用偏光ビームスプリッタ28で分光されたレーザビーム27bを小角度偏向する副偏向ガルバノミラー5を有する副偏向ガルバノスキャナ6と、S偏光となったレーザビーム27aと副偏向ガルバノミラー5からのレーザビーム27bとを合成する合成用偏光ビームスプリッタ29と、合成用偏光ビームスプリッタ29からのレーザビーム27a、27bを大角度偏向させる主偏向ガルバノミラー7を有する主偏向ガルバノスキャナ8と、レーザビーム27a、27bを被加工物9上に集光するFθレンズ10と、被加工物9を上面に固定してXY平面上を駆動するXYステージ11(図示せず)とを有する。なお、副偏向ガルバノスキャナ6は、合成用偏光ビームスプリッタ29の外にもレーザビーム27bを導くことができるため、このような場合にレーザビーム27bを受け吸収するビームアブソーバ22が設けられている。
なお、レーザビーム27bの光路の向きを変更する場合もベンドミラー4が用いられる。また、第8図上では表示を省略しているが、副偏向ガルバノミラー5、副偏向ガルバノスキャナ6、主偏向ガルバノミラー7、及び主偏向ガルバノスキャナ8は実施の形態1と同様にXY平面上のどの位置にもレーザビーム照射可能なようにするためにX方向に駆動するミラーとスキャナとY方向に駆動するミラーとスキャナとから構成されている。
次に、この発明の実施形態4における動作について説明する。円偏光であるレーザビーム27は、分光用偏光ビームスプリッタ28により強度比1:1のレーザビーム27a、27bに分光され、レーザビーム27aの偏光方向をベンドミラー4で変更し合成用偏光ビームスプリッタ29に対してS偏光とする。
このようにして、合成用偏光ビームスプリッタ29に対してS偏光となったレーザビーム27aは合成用偏光ビームスプリッタ29から、主偏向ガルバノスキャナ8へ入射し、被加工物9上への照射位置が決定される。一方、分光用偏光ビームスプリッタ28で分光されたレーザビーム27bは副偏向ガルバノスキャナ6へ入射し、さらに、合成用偏光ビームスプリッタ29から主偏向ガルバノスキャナ8にレーザビーム27aとは異なる位置に入射する。従って、レーザビーム27aの被加工物9上への照射位置に対するレーザビーム27bの被加工物9への相対的な照射位置は、副偏向ガルバノスキャナ6により決定される。
なお、この実施形態の各光学部品の位置関係は、図3と同様に表せる。すなわち、図3中の点線が副偏向ガルバノスキャナ6で偏向されるレーザビーム27bの光束に相当する。
また、以上の実施の形態2〜4までのレーザ加工装置で、分光した第一のレーザビームと第二のレーザビームの伝播する光路長を同距離とすれば、被加工物上で同じ穴径の加工が可能であることはいうまでもない。
以上のように、本発明に係るレーザ加工装置は、被加工物にレーザビームを照射することで加工を行なう装置として有用である。
この発明の実施の形態1におけるレーザ加工装置の概略図である。 この発明の実施の形態1におけるレーザ照射位置を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1における光学系の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態2におけるレーザ加工装置の概略図である。 この発明の実施の形態2におけるレーザ照射位置を説明する説明図である。 この発明の実施の形態3におけるレーザ加工装置の概略図である。 この発明の実施の形態3における光学系の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態4におけるレーザ加工装置の概略図である。 従来のレーザ加工装置を示す図である。 従来の光学系の構成を示す構成図である。
符号の説明
1:レーザ加工装置、2:パルス状レーザビーム、3:レーザ発振器、4:ベンドミラー、5:副偏向ガルバノミラー、6:副偏向ガルバノスキャナ、7: 主偏向ガルバノミラー、8:主偏向ガルバノスキャナ、9:被加工物、10:レンズ、11: XYステージ、15:絞り、19:分光手段、20:位相板、21:偏光ビームスプリッタ

Claims (3)

  1. レーザビームをX、Y方向に偏向走査させる第一のスキャナペアと、
    前記第一のスキャナペアを通過した前記レーザビームをステージ上でXY方向に偏向走査させる第二のスキャナペアと、
    前記第二のスキャナを通過したレーザビームを集光するレンズとを有し、
    前記第一のスキャナペアは前記第二のスキャナペアに比べ前記レーザビームを偏向させる角度が小さく設定されていることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 第一のスキャナ手前に絞りを設け、レンズ後に設けた被加工物との間で像転写光学系を形成することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 第二のスキャナのミラー径と、レンズから被加工物までの距離とから求められる開口数を0.08以上となるようにすることを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
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