JP3681594B2 - 自走式エレベータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式エレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自走式エレベータ装置の一例としては、特開昭58−193876号公報、特開昭60−129355号公報に開示されている装置が挙げられる。
【0003】
前者の従来の自走式エレベータ装置は、乗かごの上下部のそれぞれに設けられ乗かごの昇降を案内するガイドレールを把持する上部把持部および下部把持部と、乗かごに設けられ下部把持部のガイドレール把持時にこの下部把持部を介してガイドレールに反力を持たせて伸長し乗かごを上昇させる油圧ラムとを備えた構成となっている。
【0004】
さらに油圧ラムが伸長しきったなら、上部把持部にてガイドレールを把持して乗かごの自重を支えた状態で下部把持部のガイドレールの把持を解放し、油圧ラムを縮めて下部把持部を上昇させて再度下部把持部にてガイドレールを把持させ、油圧ラムを再度伸長させることにより乗かごを上昇させるという駆動機構となっている。
【0005】
また、後者の従来の自走式エレベータ装置は、前者の自走式エレベータ装置の油圧ラムの部位にラックおよびピニオンを用いて構成したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の自走式エレベータ装置は、油圧ラムもしくはラックおよびピニオンの駆動範囲の限界まで乗かごが移動したなら、上部把持部に乗かごの自重を持たせた状態で油圧ラムもしくはラックを変位させる、すなわち下部把持部のガイドレール把持位置変更作業を行う必要がある。
【0007】
したがって把持部の把持位置変更作業中には乗かごは昇降できないことから、乗かごの昇降に多大な時間が掛かり効率が悪いという不都合があった。
【0008】
本発明の目的は、上記の不都合を鑑みてなされたもので、把持部の把持位置を乗かごの昇降中に変更することができる自走式エレベータ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、昇降路内に立設されたガイドレールと、このガイドレールに案内され前記昇降路内を昇降する乗かごと、この乗かごに設けられ前記ガイドレールに係合して駆動力を伝達し、このガイドレールに持たせた反力で前記乗かごを昇降させる駆動装置とを備えた自走式エレベータ装置において、
前記駆動装置を、前記ガイドレールの立設方向と略平行となるよう前記乗かごの鉛直方向に立設させる第1の螺子部と、
この第1の螺子部の立設方向と同方向に立設され前記第1の螺子部との間で回動力を伝達される第2の螺子部と、
前記第1の螺子部と螺合するとともにこの第1の螺子部の回動に応じて螺進し前記ガイドレールを選択的に把持可能な第1の把持部と、
前記第2の螺子部に螺合するとともにこの第2の螺子部の回動に応じて前記第1の把持部と逆方向に螺進し前記ガイドレールを選択的に把持可能な第2の把持部と、
前記第1の螺子部および前記第2の螺子部の少なくとも何れか一方の螺子部に回動力を伝達するモータとを含む構成にしてある。
【0010】
このように構成した請求項1に係る発明では、乗かごを昇降させる際、第1の把持部および第2の把持部のうちの何れか一方の把持部がガイドレールを把持し、乗かごがガイドレールから反力を受けるように動作するとともに、他方の把持部がガイドレールを把持しない状態でモータが回転し、第1の螺子部および第2の螺子部が回動する。このようにすれば、一方の把持部が、自身が螺合する一方の螺子部の回動によってこの一方の螺子部に沿って螺進する。また、他方の把持部が、自身が螺合する他方の螺子部の回動によってこの他方の螺子部に沿って一方の把持部とは逆方向に螺進する。これにより、ガイドレールを把持する一方の把持部を支点に乗かごが昇降する。そして、一方の把持部が一方の螺子部の端部近傍まで螺進した際には、他方の把持部も他方の螺子部の端部付近まで螺進しているので、この他方の把持部がガイドレールを把持し、一方の把持部がガイドレールの把持を解放した状態で、モータが逆転すればガイドレールを把持する他方の把持部を支点に乗かごが昇降を続ける。
【0011】
よって、第1の把持部および第2の把持部のそれぞれは、第1の螺子部および第2の螺子部の回動に応じて変位するため、第1の把持部および第2の把持部の把持位置の変更を乗かごの昇降中に行うことができる。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1の把持部および前記第2の把持部のうち一方の把持部は前記ガイドレールを把持して前記反力を受けるよう動作し、他方の把持部は前記ガイドレールを把持せず自身が螺合する螺子部の回動によってその螺子部に沿い上下に螺進するように構成したことを特徴としている。
【0013】
また、請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記乗かごが昇降し前記一方の把持部が自身が螺合する螺子部の端部近傍まで螺進した際に、前記他方の把持部は前記ガイドレールを把持するよう動作し、その後前記一方の把持部は前記ガイドレールを把持した状態を解放することを特徴としている。
【0014】
また、請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記一方の把持部が前記ガイドレールを把持した状態を解放した後、前記モータは逆方向の回動力を前記第1の螺子部および第2の螺子部の少なくとも何れか一方に伝達することを特徴としている。
【0015】
また、請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1の螺子部および第2の螺子部は互いに同方向に切られた螺子部を有するウォームからなり、第1の螺子部が正転することに応じて前記第2の螺子部は逆転することを特徴としている。
【0016】
また、請求項6に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1の螺子部および第2の螺子部は互いに逆方向に切られた螺子部を有し同方向に回動することを特徴としている。
【0017】
また、請求項7に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記駆動装置は、前記乗かごの両側方に位置する一対の前記ガイドレールと対向するよう対で設けられることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明の第1の実施形態をを示す斜視図、図2は図1に示す駆動装置の動作手順を示すフローチャート、図3〜7は図1に示す第1の実施形態の動作を示す説明図、図8は図1に示す第1の実施形態に備えられる第1の螺子部および第2の螺子部を示す説明図である。
【0020】
まず、本発明の第1の実施形態、すなわち図1に示す自走式エレベータ30の構成について説明する。
【0021】
図1において、1は昇降路、2は昇降路1の低部に設置され緩衝器3を備えたベース、4はベース2上に立設され、昇降路1の壁に固定されるガイドレール、5はガイドレール4に案内され昇降路1を昇降する乗かご、10は乗かご5に設けられガイドレール4に係合して駆動力を伝達し、このガイドレール4に反力を持たせて乗かご5を昇降させる駆動装置である。
【0022】
また、5aは乗かご5を構成するかご床、5bはかご床5a下部に設けられている非常止め装置、6は非常止め装置5bにロープ7を介して連結される調速機である。
【0023】
また、20は乗かご5上部に取り付けられる作業床、22a,22bは乗かご5または行き過ぎ停止スイッチ21を動作させ乗かご5の位置に応じてガイドレール4に任意の高さで取り付けられるカムであり、これらはエレベータ据付時等において必要に応じて取り付けられる。
【0024】
このように構成した自走式エレベータ装置30は、乗かご5と、駆動装置10とを含み、乗かご5の下降速度が著しく増加した場合にその下降を制止させる調速機6と、非常止め装置5bとを乗かごの昇降の際の安全装置として配備する。
【0025】
駆動装置10は、ガイドレール4の立設方向と略平行となるように乗かご5の鉛直方向に立設される第1の螺子部11aと、この第1の螺子部11aの立設方向と同方向に立設され、第1の螺子部11aとの間で回動力を伝達される第2の螺子部11bと、第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bのそれぞれに螺合するとともに、第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bのそれぞれの回動に応じて螺進し、ガイドレール4を選択的に把持可能な第1の把持部12aおよび第2の把持部12bと、かご床5aに取り付けられ駆動チェーン13等により第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bの少なくとも何れか一方に回動力を伝達するモータ14と、これらの動きを制御する制御装置15とを備えた構成にされており、また螺子部11a,11bおよび把持部12a,12bは乗かご5の両側方に位置する一対のガイドレール4のそれぞれに対向するよう対で乗かご5の両側に設けられている。
【0026】
第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bは互いに、図8に示すように、逆方向に切られた螺子部を有するウォームであり、接続部16cを介して接続されている。
【0027】
これにより、モータ14を正転(図8に示す黒い矢印の方向)させ、螺子部11a,11bのうちの何れか一方、例えば第1の螺子部11aを正転(図8に示す黒い矢印の方向)させれば、第1の把持部12aは回転運動を規制された状態では下方(図8に示す白い矢印の方向)へ移動し、第2の把持部12bは回転運動を規制された状態では上方(図8に示す白い矢印の方向)へ移動する。また、モータ14を逆転させれば、第1の把持部12aは上方へ移動し、第2の把持部12bは下方へ移動する。このように、把持部12a,12bのそれぞれは、螺子部11a,11bのそれぞれの回動によって、これら螺子部11a,11bのそれぞれに沿って互いに逆方向に螺進する。
【0028】
次に、図2〜7に基づいて本発明の実施の形態に備えられる駆動装置10の動作について説明する。
【0029】
まず図2のフローチャートに示す手順S1にて、図示しないかご受台等を用いてかご床5aを支持し、自走式エレベータ装置30を構成する乗かご5、駆動装置10を組立てる。次に手順S2にて、第1の把持部12aおよび第2の把持部12bでガイドレール4を把持させた状態とする。これにより、乗かご5はガイドレール4に支持された状態になる。この状態を示すのが図3である。
【0030】
次いで手順S3にて、第2の把持部12bによるガイドレール4の把持を開放し、手順S4,S5にて、モータ14を正転させることで、駆動チェーン13を介して第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bを回動させ、第1の把持部12aを支点として乗かご5を上昇させる。このとき、第1の把持部12aは第1の螺子部11aに対して下方へ移動することでガイドレール4に反力を持たせこの反力で乗かご5を上昇させるが、第2の把持部12bは、第2の螺子部11bに第1の螺子部11aと逆方向の螺子部が切られているため、第2の螺子部11bに対して上方へ移動する。この状態を示すのが図4である。
【0031】
そして第1の螺子部11aの下端近傍まで第1の把持部12aが螺進し、第2の螺子部11bの上端近傍まで第2の把持部12bが螺進したなら、手順S6にて手順S3〜手順S5で把持が開放状態になっていた第2の把持部12bでガイドレール4を把持する。この状態を示すのが図5である。
【0032】
続いて手順S7にて、第1の把持部12aでのガイドレール4の把持を開放し、手順S8,S9にてモータ14を逆転させることで、駆動チェーン13を介して第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bを回動させ、第2の把持部12bを支点に乗かご5を上昇させる。このとき、第2の把持部12bは、第2の螺子部11bに対して下方へ移動することでガイドレール4に反力を持たせこの反力により乗かご5を上昇させるが、第1の把持部12aは、第1の螺子部11aに第2の螺子部11bと逆方向の螺子部が切られているため、第1の螺子部11aに対して上方へ移動する。この状態を示すのが図6である。
【0033】
そして第2の螺子部11bの下端近傍まで第2の把持部12bが螺進し、第1の螺子部11aの上端近傍まで第1の把持部12aが螺進したなら、把持が開放状態になっていた第1の把持部12aでガイドレール4を把持する。この状態を示すのが図7である。
【0034】
さらに乗かご5を上昇させるには、手順S10にて以上で説明した手順S2〜S9の一連の動作を繰り返すことで、連続して乗かご5を上昇させることができる。
【0035】
また、逆の動作を繰り返すことで、すなわち手順S3にてガイドレール4を把持する第1の把持部12aを第2の把持部12bに替え、手順S7にてガイドレール4を把持する第2の把持部12bを第1の把持部12aに替えて、手順S2〜S9の一連の動作を繰り返すことで、連続して乗かご5を下降させることができる。
【0036】
なお、駆動装置10全体の制御は、制御装置15で行っており、実際には図示しない操作スイッチにて上昇および下降移動の指令を与えることで上述した駆動装置10の一連の動作が行われる。
【0037】
このように第1の実施形態では、乗かご5を昇降させる際、第1の把持部12aおよび第2の把持部12bのうちの何れか一方の把持部がガイドレール4を把持し、乗かご5がガイドレール4から反力を受けるように動作するとともに、他方の把持部がガイドレール4を把持しない状態でモータ14が回転し、第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bが回動する。このようにすれば、一方の把持部が一方の螺子部の回動によってこの一方の螺子部に沿って螺進する。このとき、他方の把持部が他方の螺子部の回動によってこの他方の螺子部に沿って一方の把持部とは逆方向に螺進する。これにより、ガイドレール4を把持する一方の把持部を支点に乗かご5が昇降する。そして、一方の把持部が一方の螺子部の端部近傍まで螺進した際には、他方の把持部も他方の螺子部の端部付近まで螺進しているので、この他方の把持部がガイドレール4を把持し、一方の把持部がガイドレール4の把持を解放した状態で、モータ14が逆転すればガイドレール4を把持する他方の把持部を支点に乗かごが昇降を続ける。
【0038】
よって、第1の把持部12aおよび第2の把持部12bのそれぞれは、第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bの回動に応じて変位するため、第1の把持部12aおよび第2の把持部12bの把持位置の変更を乗かご5の昇降中に行うことができる。これにより、乗かご5をほぼ連続的に昇降させることができ、したがって乗かご5の昇降を効率良く行うことができる。
【0039】
第1の実施形態では、上述した図8に示すように、第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bが逆方向の螺子部を切ってある例を挙げたが、本発明はそれに限るものではなく、図9に示すように、図8に示す第1の螺子部11aおよび第2の螺子部11bとは異なる第1の螺子部11a’および第2の螺子部11b’を備える構成にした第2の実施形態でも良い。
【0040】
すなわち、第2の実施形態は、同図9に示すように、第1の螺子部11a’および第2の螺子部11b’は互いに同方向に切られた螺子部を有するウォームであり、第1の螺子部11a’が回転することに応じて第2の螺子部11b’が歯車16a,16bを介して逆転する構成にしてある。
【0041】
これにより、モータ14を正転させ、螺子部11a’,11b’のうちの何れか一方、例えば第1の螺子部11a’を正転(図9に示す黒い矢印の方向)させれば、第1の把持部12aは回転運動を規制された状態では第1の螺子部11a’に沿って下方(図9に示す白い矢印の方向)へ移動し、第2の把持部12b’は回転運動を規制された状態では歯車16a,16bによって逆転した第2の螺子部11b’に沿って上方(図9に示す黒い矢印の方向)へ移動する。
【0042】
また、モータ14を逆転させれば、第1の把持部12a’は、上方へ移動し、第2の把持部12b’は、下方へ移動する。このように、把持部12a’,12b’のそれぞれは、螺子部11a’,11b’のそれぞれの回動によって、これらの螺子部11a’,11b’のそれぞれに沿って互いに逆方向に螺進する。
【0043】
このように第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、第1の把持部12a’および第2の把持部12b’のそれぞれは、第1の螺子部11a’および第2の螺子部11b’の回動に応じて変位するため、第1の把持部12a’および第2の把持部12b’の把持位置の変更を乗かご5の昇降中に行うことができる。これにより、乗かご5をほぼ連続的に昇降させることができ、したがって乗かご5の昇降を効率良く行うことができる。
【0044】
なお、第1の実施形態および第2の実施形態では、かご床5aにモータ14を1つ配置し、駆動チェーン13を介して乗かご5の両側に設けた螺子部11a,11bまたは螺子部11a’,11b’を回動させる構成としたが、本発明はこれに限ることなはく、2つのモータを乗かご5の両側のそれぞれに配置し、すなわち乗かご5の両側方に位置する一対のガイドレール4のそれぞれに対向するよう対でモータを配置し、直接螺子部11a,11bまたは螺子部11a’,11b’を回動させる構成にしても良い。
【0045】
また、第1の実施形態および第2の実施形態では、乗かご5の両側方に位置する一対のガイドレール4のそれぞれに対向するように螺子部11a,11bまたは螺子部11a’,11b’を対で配置したが、本発明はこれに限ることなく、一対のガイドレール4の何れか一方にのみ螺子部11a,11bまたは螺子部11a’,11b’を対向させて配置する構成にしても良い。
【0046】
また、第1の実施形態および第2の実施形態では、螺子部11a,11bおよび螺子部11a’,11b’がウォームからなるが、本発明はこれに限ることなはく、ラックピとピニオン、またはチェーン等を用いて駆動装置を構成してもよい。すなわち、2つの把持部がそれぞれ逆方向に進むように、ラックとピニオンもしくはチェーンを2段または2列に配置する構成にしても同様の効果が得られる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明の各請求項に係る発明では、第1の把持部および第2の把持部のそれぞれは、第1の螺子部および第2の螺子部の回動に応じて変位するため、第1の把持部および第2の把持部の把持位置の変更を乗かごの昇降中に行うことができる。これにより、乗かごをほぼ連続的に昇降させることができ、したがって乗かごの昇降を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態をを示す斜視図である。
【図2】図2は図1に示す駆動装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す第1の実施形態の動作を示す説明図である。
【図4】図1に示す第1の実施形態の動作を示す説明図である。
【図5】図1に示す第1の実施形態の動作を示す説明図である。
【図6】図1に示す第1の実施形態の動作を示す説明図である。
【図7】図1に示す第1の実施形態の動作を示す説明図である。
【図8】図1に示す第1の実施形態に備えられる第1の螺子部および第2の螺子部を示す説明図である。
【図9】図8に示す第1の螺子部および第2の螺子部とは異なる第1の螺子部および第2の螺子部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 昇降路
4 ガイドレール
5 乗かご
10 駆動装置
11a 第1の螺子部
11a’ 第1の螺子部
11b 第2の螺子部
11b’ 第2の螺子部
12a 第1の把持部
12a’ 第1の把持部
12b 第2の把持部
12b’ 第2の把持部
14 モータ
16a 歯車
16b 歯車
16c 接続部
30 自走式エレベータ装置

Claims (7)

  1. 昇降路内に立設されたガイドレールと、このガイドレールに案内され前記昇降路内を昇降する乗かごと、この乗かごに設けられ前記ガイドレールに係合して駆動力を伝達し、このガイドレールに反力を持たせて前記乗かごを昇降させる駆動装置とを備えた自走式エレベータ装置において、
    前記駆動装置を、前記ガイドレールの立設方向と略平行となるよう前記乗かごの鉛直方向に立設させる第1の螺子部と、
    この第1の螺子部の立設方向と同方向に立設され前記第1の螺子部との間で回動力を伝達される第2の螺子部と、
    前記第1の螺子部と螺合するとともにこの第1の螺子部の回動に応じて螺進し前記ガイドレールを選択的に把持可能な第1の把持部と、
    前記第2の螺子部に螺合するとともにこの第2の螺子部の回動に応じて前記第1の把持部と逆方向に螺進し前記ガイドレールを選択的に把持可能な第2の把持部と、
    前記第1の螺子部および前記第2の螺子部の少なくとも何れか一方の螺子部に回動力を伝達するモータとを含む構成にしたことを特徴とする自走式エレベータ装置。
  2. 前記第1の把持部および前記第2の把持部のうち一方の把持部は前記ガイドレールを把持して前記反力を受けるよう動作し、他方の把持部は前記ガイドレールを把持せず自身が螺合する螺子部の回動によってその螺子部に沿って上下に螺進するように構成したことを特徴とする請求項1記載の自走式エレベータ装置。
  3. 前記乗かごが昇降し前記一方の把持部が自身が螺合する螺子部の端部近傍まで螺進した際に、前記他方の把持部は前記ガイドレールを把持するよう動作し、その後前記一方の把持部は前記ガイドレールを把持した状態を解放することを特徴とする請求項2記載の自走式エレベータ装置。
  4. 前記一方の把持部が前記ガイドレールを把持した状態を解放した後、前記モータは逆方向の回動力を前記第1の螺子部および第2の螺子部の少なくとも何れか一方に伝達することを特徴とする請求項3記載の自走式エレベータ装置。
  5. 前記第1の螺子部および第2の螺子部は互いに同方向に切られた螺子部を有するウォームからなり、第1の螺子部が正転することに応じて前記第2の螺子部は逆転することを特徴とする請求項1記載の自走式エレベータ装置。
  6. 前記第1の螺子部および第2の螺子部は互いに逆方向に切られた螺子部を有し同方向に回動することを特徴とする請求項1記載の自走式エレベータ装置。
  7. 前記駆動装置は、前記乗かごの両側方に位置する一対の前記ガイドレールと対向するよう対で設けられることを特徴とする請求項1記載の自走式エレベータ装置。
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