JP3681094B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数相のモータ巻線を備えたモータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
モータ駆動装置の駆動方式として同期整流方式(特開平5―211780)が知られている。
【0003】
以下に図面を参照しながら従来のモータ駆動装置における同期整流方法を説明する。図13は従来のモータ駆動装置の構成図であり、87は通電制御回路、88は同期整流制御回路、89は2相非重畳型クロック、4〜6および10〜12は駆動トランジスタである上側駆動トランジスタおよび下側駆動トランジスタ、7〜9および13〜15はフライホイルダイオード、83〜84はコンパレータ、19は電源端子、85はRC放電回路、81はフリップフロップ、80はインバータ、16〜18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、21は電流検出抵抗である。
【0004】
図13に示されているモータ駆動装置についての動作を以下に説明する。
付勢された相期間中、1つのノード(例えば、ノードA)が上部トランジスタ4〜6のうちの1つ(例えば、上部トランジスタ4)により高状態へ駆動される。1つのノード(例えば、ノードB)が下部トランジスタ10〜12のうちの1つ(例えば、下部トランジスタ11)により低状態へ駆動され、且つ他のノード(例えば、ノードC)は上部トランジスタ6及び下部トランジスタ12の両方がオフの状態でフローティング状態とされる。この状態を本文において以下に「AB相」と記す。次いで、コイルがスイッチング期間中に1つのコイルに電流を維持するコミュテーションシーケンスでスイッチ動作される。
【0005】
パルス幅変調(以下、PWMと略記する)期間中、電流が電流検出抵抗21において検出され、且つコイル16、17、18内に発生可能な最大電流を決定する基準電圧VREFと比較される。電流がVREFに到達すると、コンパレータ83がその出力を変化させて、フリップフロップ81をリセットする。これによりインバータ80、2相非重畳型クロック89、通電制御回路87を介して上部トランジスタ4、5、6をスイッチング制御し、全てのノードA、B、Cに亘り上部トランジスタ4、5、6をシャットオフする。同時に、スイッチ90を開放することによりRC放電回路85がイネーブル即ち動作可能状態とされ、RC放電回路85は時間遅延を発生し、その期間中は上部トランジスタ4、5、6はオフが維持される。RC放電回路85のコンデンサ上の電圧が基準電圧VREF以下に降下すると、コンパレータ84の出力が反転してフリップフロップ81をトグル動作し、駆動中の相に対応する上側駆動トランジスタを再度ターンオンさせる。この結果、電流がランプアップ、即ち傾斜上に上昇する。この一連のサイクルが繰り返して行われる。
【0006】
AB相の例を使用して説明を続ける。
まず、オン期間中において、ノードA及びBの間のコイル17及び18を介して電流がランプアップし、オン選択されている上部トランジスタ4を流れる。
【0007】
次いで、PWMチョップサイクル動作において上部トランジスタ4がシャットオフされると、ノードAの電位を高状態に保ち、コイル17、及び18内に電流を維持する為に、下部トランジスタ10と並列な、フライホイールダイオード13は、順方向にバイアスせねばならない。また下部トランジスタ11はノードBを低状態に保つためオン状態を維持せねばならない。一方、PWMチョップサイクルが上部トランジスタ4をシャットオフすると、コイル17及び18が減衰性の電流源となり且つそれらに格納されているエネルギーが散逸されなければならない。それは活性駆動コイルへの電圧が前記PWMモードにおいてターンオフされる場合に、活性駆動コイル内のフライバックエネルギーに対し、非整流性接地帰還経路からの下部トランジスタ10への駆動電流の印加により与えられる。すなわち上部トランジスタ4がシャットオフする場合に、下部トランジスタ10がターンオンされると該回路は、あたかもコイル17及び18が2つの抵抗を介して短絡されダイオードが存在しないかのような様相を呈する。下部トランジスタ10、11、12のスイッチング動作は、以下に説明する如く、通電制御回路87により発生する信号と同期して同期整流制御回路88により達成される。
【0008】
図14は、図13の92内に設けられる制御回路92の一部を詳細化したブロック構成図を示している。図14は、制御回路92の一部としてモータ駆動回路の1相に対するもののみを示しているが、残りの相に対しても同様の回路が設けられている。制御回路92は、上側駆動トランジスタ駆動回路及び下側駆動トランジスタ駆動回路をライン109及び110の通電切替信号に従って駆動させるように構成された論理回路である。制御回路92に入力されるその他の信号は図13に示したように、フリップフロップ81からのライン108の信号である。上側駆動トランジスタ及び下側駆動トランジスタが同時に活性状態とならないことを確保する為に、専用的に位相ずれクロック信号を担持する2つの出力信号V103及びV104をもった2相クロック89が設けられている。2相クロック89は上部トランジスタをターンオンしたときには下部トランジスタをターンオフし、上部トランジスタをターンオフしたときは下部トランジスタをターンオンするように動作する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成ではPWM制御時の同期整流において、PWMチョップ側の駆動トランジスタが導通状態から非導通状態に状態が変化した時点から、PWMチョップ側の駆動トランジスタスタに直列接続された駆動トランジスタが非導通状態から導通状態に変わる迄の時間及び、PWMチョップ側の駆動トランジスタに直列接続された駆動トランジスタが導通状態から非導通状態に状態が変化した時点から、PWMチョップ側の駆動トランジスタが非導通状態から導通状態に変わるまでの時間を決定する回路がNANDゲートの遅延時間を利用している為、精度の高い時間制御が困難なうえ、ばらつきが大きいものとなる問題があった。
【0010】
また、モータ巻線の最大電流を基準電圧と比較する時のタイミングにもNANDゲートの遅延が生じる為、電流帰還制御が不安定になる恐れがあるという問題があった。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、精度の高い時間制御および安定した電流帰還制御を可能とした、特にNANDゲートの遅延の影響が及びやすい低消費電力駆動の携帯用のディスクメディア向けモータ駆動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のモータ駆動装置は、電源から接地側に向けて上側駆動トランジスタ、モータ巻線接続点下側駆動トランジスタの順に直列に接続された回路を複数相備えた駆動スイッチング回路と、一端が共通接続され、他端がそれぞれの相の前記モータ巻線接続点に接続された複数相のモータ巻線と、モータ駆動通電相を制御する通電制御回路を備えたモータ駆動装置において、PWM基準信号発生部と、前記PWM基準信号をセット信号とし、前記モータ巻線に通電する電流とトルク指令信号の比較論理をリセット信号としてPWMチョッピング信号を生成するフリップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路の出力信号を遅延させる遅延回路と、前記フリップフロップ回路の出力信号と前記遅延回路の出力信号と前記通電制御回路の出力信号を基に前記駆動スイッチング回路に対して通電相のスイッチング信号を与える同期整流制御回路を備え、前記通電相において、前記同期整流制御回路は、前記フリップフロップ回路のリセット信号により、前記上側および下側駆動トランジスタの一方をオフに切り替えた後、前記リセット信号に対して遅延時間を有する前記遅延回路の出力信号により前記上側および下側駆動トランジスタの他方をオンに切り替え、前記フリップフロップ回路のセット信号により、前記オンとなっている上側および下側駆動トランジスタの他方をオフに切り替えた後、前記セット信号に対して遅延時間を有する前記遅延回路の出力信号により前記オフとなっている上側および下側駆動トランジスタの一方をオンに切り替え、前記上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないように同期整流制御することを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、モータ駆動装置のPWM時の同期整流において、確実に上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないよう同期整流制御することができる。同期整流制御部分の構成が簡単かつその設定が容易なものとすることができる。また、上記構成によれば、モータ巻線の最大電流を基準電圧と比較する時の時間に遅延がない為、電流帰還が安定である。
【0014】
次に、基準クロックのパルスを基に前記遅延時間を制御するパルス遅延回路であることが好ましい。
上記構成によれば、上側および下側駆動トランジスタの一方のオンとするタイミングを基準クロックのパルスを基に遅延制御するため、確実に上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないよう同期整流制御することができる。また、上記構成によれば、モータ巻線の最大電流を基準電圧と比較する時の時間に遅延がない為、電流帰還が安定である。
【0015】
次に、前記遅延回路が、CR遅延回路であることが好ましい、
上記構成によれば、上側および下側駆動トランジスタの一方のオンとするタイミングをCR時定数を基に遅延制御するため、確実に上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないよう同期整流制御することができる。また、上記構成によれば、モータ巻線の最大電流を基準電圧と比較する時の時間に遅延がない為、電流帰還が安定である。
【0016】
次に、本発明のモータ駆動装置は、前記上側および下側駆動トランジスタに並列にそれぞれ接続されたフライホイルダイオードと、前記フライホイルダイオードの出力信号を検出するフライホイルダイオード出力検出部を備え、前記同期整流制御回路は、前記上側および下側駆動トランジスタの一方のオフによってモータ巻線に生じる逆起電力により前記上側および下側駆動トランジスタの他方と並列接続されたフライホイルダイオードに発生する電圧を前記フライホイルダイオード出力検出部が検知した後、前記上側および下側駆動トランジスタの他方をオンすることが好ましい。
【0017】
上記構成によれば、上側および下側駆動トランジスタの一方のオフをフライホイールダイオード出力検出部により検知した後、他方の駆動トランジスタをオンとするため、確実に上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないよう同期整流制御することができる。また、上記構成によれば、モータ巻線の最大電流を基準電圧と比較する時の時間に遅延がない為、電流帰還が安定である。
【0018】
また、上記目的を達成するために本発明のモータ駆動装置は、電源から接地側に向けて上側駆動トランジスタ、モータ巻線接続点下側駆動トランジスタの順に直列に接続された回路を複数相備えた駆動スイッチング回路と、一端が共通接続され、他端がそれぞれの相の前記モータ巻線接続点に接続された複数相のモータ巻線と、モータ駆動通電相を制御する通電制御回路を備えたモータ駆動装置において、三角波発振器の出力信号とトルク指令信号を比較して第1のPWMチョッピング信号を出力する第1のコンパレータと、前記三角波発振器の出力信号とオフセット量を加算したトルク指令信号を比較して第2のPWMチョッピング信号を出力する第2のコンパレータと、前記第1のPWMチョッピング信号前記第2のPWMチョッピング信号と前記通電制御回路の出力信号を基に前記駆動スイッチング回路に対してスイッチング信号を与える同期整流制御回路を備え、前記オフセット量のため、前記第2のPWMチョッピング信号は前記第1のPWMチョッピング信号より早く立ち上がり、遅延して立ち下がる信号であり、前記通電相において、前記同期整流制御回路は、前記第1のコンパレータからの第1のPWMチョッピング信号により前記上側および下側駆動トランジスタの一方をオフに切り替えた後、前記第2のPWMチョッピング信号の反転信号により前記上側および下側駆動トランジスタの他方をオンに切り替え、前記第2のコンパレータからの第2のPWMチョッピング信号の反転信号により前記上側および下側駆動トランジスタの他方をオフに切り替えた後、前記第1のPWMチョッピング信号により前記上側および下側駆動トランジスタの一方をオンに切り替え、前記上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないように同期整流制御することを特徴とする。
【0019】
上記構成によれば、上側および下側駆動トランジスタの一方のオンオフとするタイミングを、三角波信号とトルク指令オフセット電圧により設定しているので、オンとするとき確実に他方の駆動トランジスタより遅く、また、オフとするとき確実に他方の駆動トランジスタより早くすることができ、上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないように同期整流制御することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態1のモータ駆動装置について、図面を参照しつつ説明する。
【0021】
図1は本発明の実施形態1におけるモータ駆動装置の構成を示し、三相全波モータを駆動するモータ駆動装置を示すものである。1は通電制御回路、4〜15は駆動スイッチング回路であり、4〜6は上側駆動トランジスタ、10〜12は下側駆動トランジスタである。7〜9および13〜15はフライホイルダイオードである。21は電流検出抵抗、3はトルク指令信号、2は基準クロック、25は分周回路、26は両エッジ検出微分パルス形成回路、V1U〜Wは通電切替信号、19は電源、22はコンパレータ、23はフリップフロップ、16〜18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、24は第1の同期整流制御回路、27はパルス遅延回路である。
【0022】
以上のように構成されたモータ駆動装置について、以下その動作を説明する。通電切替信号V1U〜V1Wは通常ホール素子等のセンサーを用い、モータの回転軸に対して互いに電気角で120度の位置に配置され、モータの回転磁界を検出し、通電切替信号を出力する。また、コイルに発生する逆起電圧を通電切替信号として利用する場合もある。通電制御回路1はモータの回転磁界の変化を検知した通電切替信号に応じて、巻線16〜18の各相ごとに通電を切り替え、上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12の各ベースに対して120度の通電角で切り替えられた信号を与える。上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12はそれぞれ、モータ巻線16〜18と接続されており、通電制御回路1から120度の通電角ごとに順次通電する為の信号が出力される。前記通電制御回路1の出力信号が、PWM動作と同期整流動作とを制御する第1の同期整流制御回路24に入力され、第1の同期整流制御回路24の出力信号が上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12の各ベースに入力される。
【0023】
次に、上側駆動トランジスタ4〜6と、下側駆動トランジスタ10〜12のスイッチング制御について説明する。
下側駆動トランジスタ10〜12のうち、前記通電切替回路により通電された下側駆動トランジスタ(例えば10)が第1の同期整流制御回路24によりPWMチョップで非導通状態になった時、上側駆動トランジスタ4〜6のうち、PWMチョップ動作している上側駆動トランジスタ(10)に対応して直列接続されている上側駆動トランジスタ(ここでは4)が導通状態となる。次に、非導通状態となっている下側駆動トランジスタに電流が流れ、再びPWMチョップ側の下側駆動トランジスタ10〜12(ここでは10)が導通状態となる時に、下側駆動トランジスタ(10)に対応して直列接続されている上側駆動トランジスタ(ここでは4)が非導通状態となる。本実施形態1は下側駆動トランジスタ10〜12をチョッピングしているが、上側駆動トランジスタ4〜6をチョッピングし、下側駆動トランジスタ10〜12を同期整流制御すれば同様の動作をする。
【0024】
次に、図2は図1のブロック図のうち、特に、第1の同期整流制御回路24とパルス遅延回路27の構成を詳細化したブロック図であり、1相のモータ駆動トランジスタ回路に対するもののみを示したものである。1相に対するもののみを示しているが、残りの相に対しても同様の回路が設けられている。例として上側駆動トランジスタ4、下側駆動トランジスタ10、モータ巻線18に対する相のものを示す。
【0025】
1は通電制御回路、4と10は駆動トランジスタ、7と13はフライホイルダイオード、21は電流検出抵抗、3はトルク指令信号、2は基準クロック、25は分周回路、26は両エッジ検出微分パルス形成回路、V1U〜V1Wは通電切替信号、19は電源、22はコンパレータ、23はフリップフロップ、18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、24は第1の同期整流制御回路、27はパルス遅延回路である。
【0026】
以上の図2のように構成された本実施形態1のモータ駆動制御装置の動作について、図3を用いて説明する。
基準クロック2の出力信号は図3のV2である。V2の信号が分周回路25に入力され、V25が出力される。V25の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジを両エッジ検出微分パルス形成回路26が検出し微分パルスV26を出力する。このV26がフリップフロップ回路23のセット信号となる。
【0027】
次に、モータ巻線18に流れている電流は電流検出抵抗21に流れ、電流検出抵抗21にV21の電圧を発生させる。このV21とトルク指令信号3の出力信号であるV3が比較器であるコンパレータ22に入力される。コンパレータ22は、V21がV3を越えた時、つまりトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線18に流れた時に、V22に示すようにフリップフロップ23に対しリセット信号を出力する。
【0028】
フリップフロップ23の出力V23はパルス遅延回路27に入力され、基準クロック2の出力であるV2の1周期分の遅延パルスV35を出力する。
次に、前記パルス遅延回路27の出力信号V35と前記フリップフロップ23の出力信号V23が第1の同期整流制御回路24に入力される。まず、V23とV35は第1の同期整流制御回路24内のAND31によりV31が出力される。このV31はPWMチョッピングの信号であり、このV31と通電制御回路1の出力信号で120度通電の信号であるV1bとを入力信号とするAND32によりV32が出力され、下側駆動トランジスタ10を導通状態または、非導通状態と変化させる。この時、下側駆動トランジスタ10が導通状態から非導通状態に変化するタイミングはトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線に流れた時のタイミングでありフリップフロップ23のリセット信号に同期したものである。また、下側駆動トランジスタ10が非導通状態から導通状態に変化するタイミングは、フリップフロップ23のセット信号であるV26から基準クロックの1周期遅延したタイミングである。
【0029】
次に、V23とV35は第1の同期整流制御回路24内のNOR29によりV29が出力される。このV29と下側駆動トランジスタ回路の120度通電信号である通電制御回路1の出力信号V1bがNAND30に入力される。NAND30出力信号と上側駆動トランジスタ回路の120度通電信号である通電制御回路1の出力信号V1aの反転出力がNAND28に入力されてV28が出力され、上側駆動トランジスタ4を導通状態または非導通状態へと変化させる。
【0030】
以上、図3の出力信号V32、V28、V1a、V1bより明らかなように、下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作していない時は、上側駆動トランジスタ4はV1aの120度通電信号により通電状態または、非通電状態となる。下側駆動トランジスタ10がV1bの120度通電信号を受け、PWMチョップ動作している時の上側駆動トランジスタ4は同期整流制御される。ここで、下側駆動トランジスタ10が導通状態の時、上側駆動トランジスタ4は非導通状態にあり、下側駆動トランジスタ10が非導通状態の時には、上側駆動トランジスタ4は導通状態になる。さらに上側駆動トランジスタ4が導通状態から非導通状態に変わるタイミングは、フリップフロップ23のセット信号V26に同期しており、上側駆動トランジスタ4が非導通状態から導通状態に変わるタイミングはV35に同期しており、これはトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線に流れた時のタイミングであるフリップフロップ23のリセット信号V22から基準クロック1周期遅延したタイミングである。よって下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作している時に上側駆動トランジスタ4は同期整流動作し、上側駆動または下側トランジスタ回路それぞれの状態切替は、基準クロックに従った遅延処理による時間制御を行うことができ、同時に導通状態が存在しないことを確実にすることができる。さらにトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線に流れた時のタイミングでPWM動作させることができるため、電流帰還制御を安定なものにすることができる。
【0031】
(実施形態2)
次に本発明のモータ駆動装置の実施形態2について、図4、5、6に基づき説明する。
【0032】
図4は本発明の実施形態2におけるモータ駆動装置の構成を示し、三相全波モータを駆動するモータ駆動装置を示すものである。1は通電制御回路、4〜15は駆動スイッチング回路であり、4〜6は上側駆動トランジスタ、10〜12は下側駆動トランジスタである。7〜9および13〜15はフライホイルダイオードである。21は電流検出抵抗、3はトルク指令信号、39はPWM基準信号、V1U〜Wは通電切替信号、19は電源、22はコンパレータ、23はフリップフロップ、16〜18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、37は第2の同期整流制御回路、38はCR遅延回路である。
【0033】
以上のように構成されたモータ駆動装置について、その動作を説明する。
通電切替信号V1U〜V1W、通電制御回路1、上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12など同じ番号で引用されているものの動作は実施形態1で説明したものと同様である。つまり、通電切替信号V1U〜V1Wは通常ホール素子等のセンサーを用い、モータの回転軸に対して互いに電気角で120度の位置に配置され、モータの回転磁界を検出し、通電切替信号を出力する。また、コイルに発生する逆起電圧を通電切替信号として利用する場合もある。通電制御回路1はモータの回転磁界の変化を検知した通電切替信号に応じて、巻線16〜18の各相ごとに通電を切り替え、上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12の各ベースに対して120度の通電角で切り替えられた信号を与える。上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12はそれぞれ、モータ巻線16〜18と接続されており、通電制御回路1から120度の通電角ごとに順次通電する為の信号が出力される。前記通電制御回路1の出力信号が、PWM動作と同期整流動作とを制御する第2の同期整流制御回路37に入力され、第2の同期整流制御回路37の出力信号が上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12の各ベースに入力される。
【0034】
次に、上側駆動トランジスタ4〜6と、下側駆動トランジスタ10〜12のスイッチング制御について説明する。
下側駆動トランジスタ10〜12のうち、前記通電切替回路により通電された下側駆動トランジスタ(例えば10)が第2の同期整流制御回路37によりPWMチョップで非導通状態になった時、上側駆動トランジスタ4〜6のうち、PWMチョップ動作している下側駆動トランジスタ(10)に対応して直列接続されている上側駆動トランジスタ(ここでは4)が導通状態となる。次に、非導通状態となっている下側駆動トランジスタに電流が流れ、再びPWMチョップ側の下側駆動トランジスタ10〜12(ここでは10)が導通状態となる時に、下側駆動トランジスタ(10)に対応して直列接続されている上側駆動トランジスタ(ここでは4)が非導通状態となる。本実施形態2は下側駆動トランジスタ10〜12をチョッピングしているが、上側駆動トランジスタ4〜6をチョッピングし、下側駆動トランジスタ10〜12を同期整流制御すれば同様の動作をする。
【0035】
次に、図5は図4のブロック図のうち特に第2の同期整流制御回路37とCR遅延回路38の構成を詳細化したブロック図であり、1相のモータ駆動回路に対するもののみを示したものである。1相に対するもののみを示しているが、残りの相に対しても同様の回路が設けられている。例として上側駆動トランジスタ4、下側駆動トランジスタ10、モータ巻線18に対する相のものを示す。
【0036】
図5において、1は通電制御回路、4と10は駆動トランジスタ、7と13はフライホイルダイオード、21は電流検出抵抗、3はトルク指令信号、39はPWM基準信号、V1U〜V1Wは通電切替信号、19は電源、22はコンパレータ、23はフリップフロップ、18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、37は同期整流制御回路、38はCR遅延回路である。
【0037】
以上、図5のように構成された本実施形態2のモータ駆動制御装置の動作について図6を用いて説明する。
PWM基準信号39の出力信号は図6のV39である。V39の信号がフリップフロップ回路23のセット信号となる。
【0038】
次に、モータ巻線18に流れている電流は電流検出抵抗21に流れ、電流検出抵抗21にV21の電圧を発生させる。このV21とトルク指令信号3の出力信号であるV3が比較器であるコンパレータ22に入力される。コンパレータ22は、V21がV3を越えた時、つまりトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線18に流れた時に、V22に示すようにフリップフロップ23に対しリセット信号を出力する。
【0039】
フリップフロップ23の出力V23はCR遅延回路38に入力され、CRの時定数で決まる遅延パルスV46を出力する。
次に、CR遅延回路38の出力信号V46と前記フリップフロップ23の出力信号V23が第2の同期整流制御回路37に入力される。まず、V23とV46は第2の同期整流制御回路37内のAND41によりV41が出力される。このV41はPWMチョッピングの信号であり、このV41と通電制御回路1の出力信号で120度通電の信号であるV1bとを入力信号とするAND42でV42が出力され、下側駆動トランジスタ10を導通状態または、非導通状態と変化させる。この時、下側駆動トランジスタ10が導通状態から非導通状態に変化するタイミングはトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線18に流れた時のタイミングであり、フリップフロップ23のリセット信号に同期したものとなる。また、下側駆動トランジスタ10が非導通状態から導通状態に変化するタイミングは、フリップフロップ23のセット信号であるV39からCR遅延回路38のCR時定数遅延したタイミングである。
【0040】
次にV23とV46は第2の同期整流制御回路37内のNOR47によりV47が出力される。このV47と下側駆動トランジスタの120度通電信号である通電制御回路1の出力信号V1bがNAND40に入力される。NAND40出力信号と上側駆動トランジスタの120度通電信号である通電制御回路1の出力信号V1aの反転出力がNAND49に入力されてV49が出力され、上側駆動トランジスタ4を、導通状態または非導通状態へと変化させる。
【0041】
以上、図6の出力信号V42、V49、V1a、V1bより明らかなように、下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作していない時は、上側駆動トランジスタ4はV1aの120度通電信号により通電状態または非通電状態となる。下側駆動トランジスタ10がV1bの120度通電信号を受け、PWMチョップ動作している時は、上側駆動トランジスタ4は同期整流制御される。下側駆動トランジスタ10が導通状態の時、上側駆動トランジスタ4は非導通状態にあり、下側駆動トランジスタ10が非導通状態の時には、上側駆動トランジスタ4は導通状態になる。さらに上側駆動トランジスタ4が導通状態から非導通状態に変わるタイミングは、フリップフロップ23のセット信号V39に同期しており、上側駆動トランジスタ4が非導通状態から導通状態に変わるタイミングはトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線に流れた時のタイミングであるフリップフロップ23のリセット信号V22からCR時定数遅延したタイミングである。
【0042】
よって下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作している時に上側駆動トランジスタ4は同期整流動作し、上側駆動または下側駆動トランジスタ回路それぞれの状態切替時は、CR時定数分の遅延に従った遅延処理による時間制御を行うことができ、同時に導通状態が存在しないことを確実にすることができる。さらにトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線18に流れた時のタイミングでPWM動作させることができるため、電流帰還制御を安定なものにすることができる。
【0043】
(実施形態3)
次に本発明のモータ駆動装置の実施形態3について、図7、8、9に基づいて説明する。
【0044】
図7は本発明の実施形態3におけるモータ駆動装置の構成を示し、三相全波モータを駆動するモータ駆動装置を示すものである。1は通電制御回路、4〜15は駆動スイッチング回路であり、4〜6は上側駆動トランジスタ、10〜12は下側駆動トランジスタである。7〜9および13〜15はフライホイルダイオードである。21は電流検出抵抗、3はトルク指令信号、39はPWM基準信号、V1U〜V1Wは通電切替信号、19は電源、22はコンパレータ、23はフリップフロップ、16〜18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、50は第3の同期整流制御回路、38はCR遅延回路、51は出力電圧検出回路、52は出力電圧検出用電源である。
【0045】
以上のように構成されたモータ駆動装置について、その動作を説明する。
通電切替信号V1U〜V1W、通電制御回路1、上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12など同じ番号で引用されているものは実施形態1で説明したものと同様である。つまり、通電切替信号V1U〜V1Wは通常ホール素子等のセンサーを用い、モータの回転軸に対して互いに電気角で120度の位置に配置され、モータの回転磁界を検出し、通電切替信号を出力する。また、コイルに発生する逆起電圧を通電切替信号として利用する場合もある。通電制御回路1はモータの回転磁界の変化を検知した通電切替信号に応じて、巻線16〜18の各相ごとに通電を切り替え、上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12の各ベースに対して120度の通電角で切り替えられた信号を与える。上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12はそれぞれ、モータ巻線16〜18と接続されており、通電制御回路1から120度の通電角ごとに順次通電する為の信号が出力される。通電制御回路1の出力信号が、PWM動作と同期整流動作とを制御する第3の同期整流制御回路50に入力され、第3の同期整流制御回路50の出力信号が上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12の各ベースに入力される。
【0046】
次に、上側駆動トランジスタ4〜6と、下側駆動トランジスタ10〜12のスイッチング制御について説明する。
下側駆動トランジスタ10〜12のうち、前記通電切替回路により通電された下側駆動トランジスタ(例えば10)が第3の同期整流制御回路50によりPWMチョップで非導通状態になった時、上側駆動トランジスタ4〜6のうち、PWMチョップ動作している上側駆動トランジスタ(10)に対応して直列接続されている上側駆動トランジスタ(ここでは4)が導通状態となる。次に、非導通状態となっている下側駆動トランジスタに電流が流れ、再びPWMチョップ側の下側駆動トランジスタ10〜12(ここでは10)が導通状態となる時に、下側駆動トランジスタ(10)に対応して直列接続されている上側駆動トランジスタ(ここでは4)が非導通状態となる。本実施形態3は下側駆動トランジスタ10〜12をチョッピングしているが、上側駆動トランジスタ4〜6をチョッピングし、下側駆動トランジスタ10〜12を同期整流制御すれば同様の動作をする。
【0047】
次に、図8は図7のブロック図のうち、特に、第3の同期整流制御回路50、出力電圧検出回路51、CR遅延回路38の構成を詳細化したブロック図であり、1相のモータ駆動回路に対するもののみを示したものである。例として上側駆動トランジスタ4、下側駆動トランジスタ10、モータ巻線18に対する相のものを示す。
【0048】
図8において、1は通電制御回路、4と10は駆動トランジスタ、7と13はフライホイルダイオード、21は電流検出抵抗、3はトルク指令信号、39はPWM基準信号、V1U〜V1Wは通電切替信号、19は電源、22はコンパレータ、23はフリップフロップ、18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、50は第3の同期整流制御回路、38はCR遅延回路、51は出力電圧検出回路である。
【0049】
以上、図8のように構成された本実施形態3のモータ駆動制御装置の動作について図9を用いて説明する。
PWM基準信号39の出力信号は図9のV39である。V39の信号がフリップフロップ回路23のセット信号となる。
【0050】
次に、モータ巻線18に流れている電流は電流検出抵抗21に流れ、電流検出抵抗21にV21の電圧を発生させる。このV21とトルク指令信号3の出力信号であるV3が比較器であるコンパレータ22に入力される。コンパレータ22は、V21がV3を越えた時、つまりトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線18に流れた時に、V22に示すようにフリップフロップ23に対しリセット信号を出力する。
【0051】
フリップフロップ23の出力V23はCR遅延回路38に入力され、CRの時定数で決まる遅延パルスV61を出力する。
次に、CR遅延回路38の出力信号V61と前記フリップフロップ23の出力信号V23が第3の同期整流制御回路50に入力される。まず、V23とV61は第3の同期整流制御回路50内のAND62によりV62が出力される。このV62はPWMチョッピングの信号であり、このV62と通電制御回路1の出力信号で120度通電の信号であるV1bとを入力信号とするAND63でV63が出力され、下側駆動トランジスタ10を導通状態または、非導通状態と変化させる。この時、下側駆動トランジスタ10が導通状態から非導通状態に変化するタイミングはトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線18に流れた時のタイミングであり、フリップフロップ23のリセット信号に同期したものとなる。また、下側駆動トランジスタ10が非導通状態から導通状態に変化するタイミングは、フリップフロップ23のセット信号であるV39からCR遅延回路38のCR時定数遅延したタイミングである。
【0052】
次にV39は第3の同期整流制御回路50内のフリップフロップ回路55にセット信号として入力される。そして下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作において非導通状態となったV18に逆起電力が生じ、フライホイールダイオード7に電流が流れる。
【0053】
出力電圧検出回路51内のコンパレータ66が、V18に生じる電圧を電源19の電圧に加算した電圧V65と比較し、V18がV65を超えるとフリップフロップ55に対してリセットパルスを出力する。
【0054】
フリップフロップ55の出力の反転出力と下側駆動トランジスタ10の120度通電信号である通電制御回路1の出力信号V1bがNAND57に入力されV57を出力する。NAND57の出力信号V57と上側駆動トランジスタの120度通電信号である通電制御回路1の出力信号V1aの反転出力がNAND54に入力されてV54が出力され、上側駆動トランジスタ4を導通状態または非導通状態と変化させる。
【0055】
以上、図9の出力信号V57、V54、V1a、V1bより明らかなように、下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作していない時は、上側駆動トランジスタ4はV1aの120度通電信号により通電状態または非通電状態となる。下側駆動トランジスタ10がV1bの120度通電信号を受け、PWMチョップ動作している時は、上側駆動トランジスタ4は同期整流制御される。下側駆動トランジスタ10が導通状態の時、上側駆動トランジスタ4は非導通状態にあり、下側駆動トランジスタ10が非導通状態の時には、上側駆動トランジスタ4は導通状態になる。さらに上側駆動トランジスタ4が導通状態から非導通状態に変わるタイミングは、フリップフロップ23のセット信号V39に同期している。上側駆動トランジスタ4が非導通状態から導通状態に変わるタイミングは、下側駆動トランジスタ10が導通状態から非導通状態となり、V18に逆起電力が生じ、フライホイールダイオード7に電流が流れ、このV18の電圧を電源19の電圧に加算した電圧V65と比較し、V18がV65を超えるタイミングである。
【0056】
よって下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作している時に上側駆動トランジスタ4は同期整流動作し、上側駆動または下側駆動トランジスタそれぞれの状態切替時は、同時に導通状態が存在しないことを確実にすることができる。さらにトルク指令出力信号に相当するモータ駆動電流がモータ巻線18に流れた時のタイミングでPWM動作させることができるため、電流帰還制御を安定なものにすることができる。
【0057】
(実施形態4)
次に本発明のモータ駆動装置の実施形態4について、図10、11、12に基づいて説明する。
【0058】
図10は本発明の実施形態4におけるモータ駆動装置の構成を示し、三相全波モータを駆動するモータ駆動装置を示すものである。1は通電制御回路、4〜15は駆動スイッチング回路であり、4〜6は上側駆動トランジスタ、10〜12は下側駆動トランジスタである。7〜9および13〜15はフライホイルダイオードである。3はトルク指令信号、68は三角波発振器、69はトルク指令オフセット電圧、70〜71はコンパレータ、V1U〜Wは通電切替信号、19は電源、16〜18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、67は第4の同期整流制御回路である。
【0059】
以上のように構成されたモータ駆動装置について、その動作を説明する。
通電切替信号V1U〜V1W、通電制御回路1、上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12など同じ番号で引用されているものは実施形態1で説明したものと同様である。つまり、通電切替信号V1U〜V1Wは通常ホール素子等のセンサーを用い、モータの回転軸に対して互いに電気角で120度の位置に配置され、モータの回転磁界を検出し、通電切替信号を出力する。また、コイルに発生する逆起電圧を通電切替信号として利用する場合もある。通電制御回路1はモータの回転磁界の変化を検知した通電切替信号に応じて、巻線16〜18の各相ごとに通電を切り替え、上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12の各ベースに対して120度の通電角で切り替えられた信号を与える。上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12はそれぞれ、モータ巻線16〜18が接続されており、通電制御回路1から120度の通電角ごとに順次通電する為の信号が出力される。通電制御回路1の出力信号が、PWM動作と同期整流動作とを制御する第4の同期整流制御回路67に入力され、第4の同期整流制御回路67の出力信号が上側駆動トランジスタ4〜6および下側駆動トランジスタ10〜12の各ベースに入力される。
【0060】
次に、上側駆動トランジスタ4〜6と、下側駆動トランジスタ10〜12のスイッチング制御について説明する。
下側駆動トランジスタ10〜12のうち、前記通電切替回路により通電された下側駆動トランジスタ(例えば10)が第4の同期整流制御回路67によりPWMチョップで非導通状態になった時、上側駆動トランジスタ4〜6のうち、PWMチョップ動作している上側駆動トランジスタ(10)に対応して直列接続されている上側駆動トランジスタ(ここでは4)が導通状態となる。次に、非導通状態となっている下側駆動トランジスタに電流が流れ、再びPWMチョップ側の下側駆動トランジスタ10〜12(ここでは10)が導通状態となる時に、下側駆動トランジスタ(10)に対応して直列接続されている上側駆動トランジスタ(ここでは4)が非導通状態となる。本実施形態3は下側駆動トランジスタ10〜12をチョッピングしているが、上側駆動トランジスタ4〜6をチョッピングし、下側駆動トランジスタ10〜12を同期整流制御すれば同様の動作をする。
【0061】
次に、図11は図10のブロック図のうち、特に、第4の同期整流制御回路67の構成を詳細化したブロック図であり、1相のモータ駆動回路に対するもののみを示したものである。例として上側駆動トランジスタ4、下側駆動トランジスタ10、モータ巻線18に対する相のものを示す。
【0062】
図11において、1は通電制御回路、4と10は駆動トランジスタ、7と13はフライホイルダイオード、3はトルク指令信号、68は三角波発振器、69はトルク指令オフセット電圧、70〜71はコンパレータ、V1U〜V1Wは通電切替信号、19は電源、22はコンパレータ、18はモータ巻線、20はモータ巻線の中点、67は第4の同期整流制御回路である。
【0063】
以上、図11のように構成された本実施形態4のモータ駆動制御装置の動作について図12を用いて説明する。
三角波発振器68の出力信号V68とトルク指令信号3の出力信号V3がコンパレータ71に入力されV71が出力される。このV71はPWMチョッピングの信号であり、このV41と通電制御回路1の出力信号で120度通電の信号であるV1bとを入力信号とするAND75でV75が出力され、下側駆動トランジスタ10を導通状態、または、非導通状態へと変化させる。この時の下側駆動トランジスタ10における導通状態のデューティは三角波発振器の出力信号V68に対するトルク指令信号の出力電圧値V3によって決まる。また、三角波発振器68の出力信号V68とトルク指令信号3の出力信号V3にオフセット電圧69が加算された電圧V69がコンパレータ70に入力され、V70が出力される。下側駆動トランジスタの120度通電信号である通電制御回路1の出力信号V1bが第4の同期整流制御回路67内のフリップフロップ80のリセット信号として入力され、前記下側駆動トランジスタ10の駆動信号であるV75の反転出力V76がフリップフロップ80のセット信号として入力される。フリップフロップの出力信号V80は、同期整流制御において、下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作している期間中のみ、上側駆動トランジスタ4が駆動できるというマスク信号である。このV80と前記V70の反転出力がNAND79に入力されV79が出力される。NAND79の出力信号V79と上側駆動トランジスタの120度通電信号である通電制御回路1の出力信号V1aの反転出力がNAND78に入力されV78が出力され、上側駆動トランジスタ4を導通状態または非導通状態と変化させる。
【0064】
以上、図11の出力信号V75、V78、V1a、V1bより明らかなように、下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作していない時は、上側駆動トランジスタ4はV1aの120度通電信号により通電状態または非通電状態となる。下側駆動トランジスタ10がV1bの120度通電信号を受け、PWMチョップ動作している時は、上側駆動トランジスタ4は同期整流制御される。下側駆動トランジスタ10が導通状態の時、上側駆動トランジスタ4は非導通状態にあり、下側駆動トランジスタ10が非導通状態の時には、上側駆動トランジスタ4は導通状態になる。
【0065】
よって下側駆動トランジスタ10がPWMチョップ動作している時に上側駆動トランジスタ4は同期整流動作し、上側駆動または下側駆動トランジスタそれぞれの状態切替時は、三角波発振器68の発振周波数とオフセット電圧69に従った遅延処理による時間制御を行うことができ、同時に導通状態が存在しないことを確実にすることができる。
【0066】
なお、上記説明したそれぞれの実施形態において、下側駆動トランジスタ回路側をPWMチョップ側回路として説明したが、上側駆動トランジスタ回路側をPWMチョップ側回路として構成しても良いことはいうまでもない。
【0067】
【発明の効果】
本発明のモータ駆動装置によれば、上記第1〜第4の構成により、PWMによる同期整流において、低消費電力駆動を実現しつつ、PWMチョップ側の駆動トランジスタが導通状態から非導通状態に状態変化した時点から、PWMチョップ側の駆動トランジスタに直列接続された駆動トランジスタが非導通状態から導通状態に変わるまでの時間制御を精度良く行うことができる。また、本発明のモータ駆動装置によれば、PWMチョップ側の駆動トランジスタに直列接続された駆動トランジスタが導通状態から非導通状態に状態が変化した時点から、PWMチョップ側の駆動トランジスタが非導通状態から導通状態に変わるまでの時間制御を精度良く行うことができる。
【0068】
本発明のモータ駆動装置によれば、上記時間制御において、従来問題となっていたNAND回路による遅延処理を用いる必要がなく、クロック、CR時定数、出力電圧検出、三角波周波数によりタイミングを設定することができ、時間設定を容易かつ精度良く行うことができ、バラツキを小さくすることができる。また、上記第1〜第3の構成によってモータ巻線の最大電流を基準電圧と比較処理する時間にも遅延が生じないため、電流帰還が安定で一定の電流をモータに通電させることができ、モータの高精度回転制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の三相全波モータ駆動装置のブロック構成図
【図2】 図1のブロック図のうち、特に、第1の同期整流制御回路24とパルス遅延回路27の構成を詳細化したブロック構成図
【図3】 本発明の実施形態1の三相全波モータ駆動装置の動作を説明するタイミングチャート
【図4】 本発明の実施形態2の三相全波モータ駆動装置のブロック構成図
【図5】 図4のブロック図のうち特に第2の同期整流制御回路37とCR遅延回路38の構成を詳細化したブロック構成図
【図6】 本発明の実施形態2の三相全波モータ駆動装置の動作を説明するタイミングチャート
【図7】 本発明の実施形態3の三相全波モータ駆動装置のブロック構成図
【図8】 図7のブロック図のうち、特に、第3の同期整流制御回路50、出力電圧検出回路51、CR遅延回路38の構成を詳細化したブロック構成図
【図9】 本発明の実施形態3の三相全波モータ駆動装置の動作を説明するタイミングチャート
【図10】 本発明の実施形態4の三相全波モータ駆動装置のブロック構成図
【図11】 図10のブロック図のうち、特に、第4の同期整流制御回路67の構成を詳細化したブロック構成図
【図12】 本発明の実施形態3の三相全波モータ駆動装置の動作を説明するタイミングチャート
【図13】 従来技術の三相全波モータ駆動装置のブロック構成図
【図14】 図14の92内に設けられる制御回路92の一部を詳細化したブロック構成図
【符号の説明】
1,87 通電制御回路
2 基準クロック
3 トルク指令信号
4〜6 上側駆動トランジスタ
10〜12 下側駆動トランジスタ
7〜9,13〜15 フライホイールダイオード
16〜18 モータ巻線
19 電源
20 モータ巻線中点
21 電流検出抵抗
22,70,71,83,84 コンパレータ
23,81 フリップフロップ回路
24 第1の同期整流制御回路
37 第2の同期整流制御回路
50 第3の同期整流制御回路
67 第4の同期整流制御回路
88 同期整流制御回路
25 分周回路
26 両エッジ検出微分パルス形成回路
27 パルス遅延回路
38,85 CR遅延回路
39 PWM基準信号
51 出力電圧検出回路
52 出力電圧検出用電源
68 三角波発振器
69 オフセット電圧
89 2相クロック発生器
90 スイッチ
91 CR充電用電源

Claims (5)

  1. 源から接地側に向けて上側駆動トランジスタ、モータ巻線接続点下側駆動トランジスタの順に直列に接続された回路を複数相備えた駆動スイッチング回路と、一端が共通接続され、他端がそれぞれの相の前記モータ巻線接続点に接続された複数相のモータ巻線と、モータ駆動通電相を制御する通電制御回路を備えたモータ駆動装置において、
    PWM基準信号発生部と、前記PWM基準信号をセット信号とし、前記モータ巻線に通電する電流とトルク指令信号の比較論理をリセット信号としてPWMチョッピング信号を生成するフリップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路の出力信号を遅延させる遅延回路と、前記フリップフロップ回路の出力信号と前記遅延回路の出力信号と前記通電制御回路の出力信号を基に前記駆動スイッチング回路に対して通電相のスイッチング信号を与える同期整流制御回路を備え、
    前記通電相において、前記同期整流制御回路は、前記フリップフロップ回路のリセット信号により、前記上側および下側駆動トランジスタの一方をオフに切り替えた後、前記リセット信号に対して遅延時間を有する前記遅延回路の出力信号により前記上側および下側駆動トランジスタの他方をオンに切り替え、前記フリップフロップ回路のセット信号により、前記オンとなっている上側および下側駆動トランジスタの他方をオフに切り替えた後、前記セット信号に対して遅延時間を有する前記遅延回路の出力信号により前記オフとなっている上側および下側駆動トランジスタの一方をオンに切り替え、前記上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないように同期整流制御することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記遅延回路が、基準クロックのパルスを基に前記遅延時間を制御するパルス遅延回路である請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記遅延回路が、CR遅延回路である請求項1に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記上側および下側駆動トランジスタに並列にそれぞれ接続されたフライホイルダイオードと、前記フライホイルダイオードの出力信号を検出するフライホイルダイオード出力検出部を備え、前記同期整流制御回路は、前記上側および下側駆動トランジスタの一方のオフによってモータ巻線に生じる逆起電力により前記上側および下側駆動トランジスタの他方と並列接続されたフライホイルダイオードに発生する電圧を前記フライホイルダイオード出力検出部が検知した後、前記上側および下側駆動トランジスタの他方をオンする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  5. 源から接地側に向けて上側駆動トランジスタ、モータ巻線接続点下側駆動トランジスタの順に直列に接続された回路を複数相備えた駆動スイッチング回路と、一端が共通接続され、他端がそれぞれの相の前記モータ巻線接続点に接続された複数相のモータ巻線と、モータ駆動通電相を制御する通電制御回路を備えたモータ駆動装置において、
    三角波発振器の出力信号とトルク指令信号を比較して第1のPWMチョッピング信号を出力する第1のコンパレータと、前記三角波発振器の出力信号とオフセット量を加算したトルク指令信号を比較して第2のPWMチョッピング信号を出力する第2のコンパレータと、前記第1のPWMチョッピング信号前記第2のPWMチョッピング信号と前記通電制御回路の出力信号を基に前記駆動スイッチング回路に対してスイッチング信号を与える同期整流制御回路を備え、
    前記オフセット量のため、前記第2のPWMチョッピング信号は前記第1のPWMチョッピング信号より早く立ち上がり、遅延して立ち下がる信号であり、
    前記通電相において、前記同期整流制御回路は、前記第1のコンパレータからの第1のPWMチョッピング信号により前記上側および下側駆動トランジスタの一方をオフに切り替えた後、前記第2のPWMチョッピング信号の反転信号により前記上側および下側駆動トランジスタの他方をオンに切り替え、前記第2のコンパレータからの第2のPWMチョッピング信号の反転信号により前記上側および下側駆動トランジスタの他方をオフに切り替えた後、前記第1のPWMチョッピング信号により前記上側および下側駆動トランジスタの一方をオンに切り替え、前記上側および下側駆動トランジスタが同時にオンにならないように同期整流制御することを特徴とするモータ駆動装置。
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