JP3677175B2 - 電子レンジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はノイズ対策構造を改良した電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子レンジにおいては、調理容器内に供給するマイクロ波を発生するマイクロ波発振器に必要な電源を、スイッチング素子を有する電子ユニット、例えばインバータ装置により作成して供給するものが供されている。このインバータ装置は、外部から電源コードにより供給される電源を、電圧で例えば4000 〔V〕にまで上げてマイクロ波発振器に供給するものであり、マイクロ波発振器は、それにより例えば2450〔MHz〕のマイクロ波を発生し、これが調理容器内に供給されるようになっている。
【0003】
しかして、インバータ装置が上述のように作動するとき、インバータ装置からは、スイッチング素子のスイッチング動作によってノイズが発生する。このノイズは、電子レンジの電源コードを伝って外部に出、更に、その電源コードが接続された家屋の内部配線を伝って、これに接続された他の電気機器、例えばテレビやラジオ等に雑音発生の悪影響を与えるおそれがある。
【0004】
このため、電子レンジにおいては、ノイズを取除くノイズフィルタが具えられ、これが電源コードとの接続部分に設けられ、すなわち、ノイズフィルタに電源コードの基部が接続されて、上記インバータ装置で発生したノイズが電源コードに伝わらないようにしている。
又、その電源コードには、インバータ装置から空中に放出されたノイズが伝わるおそれがあり、このため、インバータ装置と、機内に位置した電源コードの基部との間には、できる限り大きな距離が確保されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにインバータ装置と電源コードの基部との間に、できる限り大きな距離が確保されていたものでは、それらを配置する機械室の大きさが大きく必要で、その分、電子レンジ全体が大形化するという問題点を有していた。
【0006】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、主として、電子ユニットと電源コードの基部との間に大きな距離を確保することなく、電子ユニットから空中に放出されたノイズが電源コードの基部に伝わるのを防止できて、全体の小形化ができる電子レンジを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電子レンジにおいては、
調理容器と、
この調理容器内に供給するマイクロ波を発生するマイクロ波発振器と、
このマイクロ波発振器に必要な電源を作成して供給する、スイッチング素子を有する電子ユニットと、
基部が機内に位置して前記電子ユニットに外部電源を供給する電源コードとを具備すると共に、
前記電子ユニットを取付けた金属製の取付板を具備し、
前記電子ユニットを、前記取付板により前記電子ユニットと前記電源コードの基部との間を遮るように配置したことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0008】
このものによれば、電子ユニットを取付けた金属製の取付板が、電子ユニットと電源コードの基部との間を遮ることにより、電子ユニットのスイッチング素子から空中に放出されたノイズが電源コードの基部に伝わるのが、その取付板により防止される。よって、電子ユニットと電源コードの基部とを近付けて配置でき、その分、機械室の大きさを小さく済ませ得、電子レンジ全体の小形化が可能となる。
しかも、取付板は、本来、電子ユニットの取付けに供する部品であり、それを巧みに利用して上述のノイズの遮断がなされる。
【0009】
この場合、更に冷却ファンを具え、この冷却ファンが生成する冷却風の通路に、電源コードの基部が接続されたノイズフィルタと電子ユニットとを位置させることにより、それらノイズフィルタと電子ユニットとの冷却が、それらの距離が小さいことと合わせ、効率良くなされるようになる(請求項2の発明)。
【0010】
又、電子ユニットを、絶縁板を介して取付板に取付けることにより、上述のノイズを遮断するためとはいえ導電性を有する金属製の取付板に対する電気絶縁性が良好に確保される(請求項3の発明)。
更に、絶縁板には、冷却ファンが生成する冷却風を電子ユニット中に導く導風板を設けることにより、電子ユニットの冷却が効果的になされるようになる(請求項4の発明)。
【0011】
そして又、本発明の電子レンジにおいては、
調理容器と、
この調理容器内に供給するマイクロ波を発生するマイクロ波発振器と、
このマイクロ波発振器に必要な電源を作成して供給する、スイッチング素子を有する電子ユニットと、
基部が機内に位置して前記電子ユニットに外部電源を供給する電源コードと、
この電源コードの基部が接続されたノイズフィルタとを具備する共に、
前記電子ユニット及びノイズフィルタを取付けた金属製の取付板を具備し、
その取付板に前記電子ユニットとノイズフィルタとの間を遮蔽する遮蔽板を一体に形成したことをも特徴とする(請求項5の発明)。
【0012】
このものでは、電子ユニット及びノイズフィルタを取付けた金属製の取付板に一体に形成した遮蔽板が、電子ユニットとノイズフィルタとの間を遮ることにより、電子ユニットのスイッチング素子から空中に放出されたノイズがノイズフィルタに接続された電源コードの基部に伝わるのが、その遮蔽板によって防止される。よって、この場合も、電子ユニットと電源コードの基部とを近付けて配置でき、その分、機械室の大きさを小さく済ませ得、電子レンジ全体の小形化が可能となる。
【0013】
しかも、取付板は、本来、電子ユニットとノイズフィルタとの取付けに供する部品であり、それを巧みに利用して遮蔽板の形成がなされ、そして、上述のノイズの遮断がなされる。
【0014】
加えて、この場合、ノイズフィルタと電子ユニットとを、取付板の同一側面に取付けることにより、それらノイズフィルタと電子ユニットとの冷却がしやすくなる(請求項6の発明)。
又、遮蔽板に、冷却ファンが生成する冷却風を通す通風孔を形成することにより、電子ユニットとノイズフィルタの冷却が効果的になされるようになる(請求項7の発明)。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例につき、図1ないし図4を参照して説明する。
まず、図1には、電子レンジの機械室1部分を示しており、この機械室1は、外箱2内に、調理容器3と横に並べて形成している。この機械室1内に配置した部品中、導波管4は、マイクロ波発振器、この場合、マグネトロン5が発生するマイクロ波を調理容器3内に供給するためのもので、調理容器3の外側面に例えば溶接により取付けており、この導波管4の外側面にマグネトロン5をねじ6により取付けている。
【0016】
マグネトロン5の後方(図1中、右側)には冷却ファン7を配置しており、この冷却ファン7は、送風羽根8と、この送風羽根8を回転駆動するモータ9、送風羽根8を囲繞する通気口10aを有する通気枠10、及び取付枠11から成っており、その取付枠11を介してモータ9と通気枠10とを、機械室1及び調理容器3後方の後板12にねじ13,14,15により取付けている。
【0017】
又、この冷却ファン7に対応して後板12には、多数の通気孔16を形成しており、冷却ファン7は、機外の空気をその通気孔16から吸入してマグネトロン5側に吐出することにより、マグネトロン5を初めとする機械室1内の部品を冷却する冷却風を図1に矢印で示すごとく生成するようになっている。
【0018】
マグネトロン5の風下側である前方(図1中、左側)には、ダクト17を、調理容器3の外側面にねじ18により取付けて配置しており、このダクト17は、上述の冷却ファン7で生成されてマグネトロン5を冷却した冷却風を通して、調理容器3内に導くようになっており、この関係上、調理容器3の、ダクト17の先端部と対応した部分には、調理容器3内に通じる通気孔(図示せず)を形成している。
【0019】
なお、調理容器3内に導かれた冷却風は、その後、調理容器3内を通って、該調理容器3背部の通気孔(これも図示せず)から、後板12の上記通気孔16とは別の通気孔(これも図示せず)を通して機外に排出されるようになっている。
【0020】
一方、マグネトロン5の下方には電子ユニット19を配置している。この電子ユニット19は、マグネトロン5の作動に必要な電源を作成して供給するもので、詳細には図2及び図3に示すように、放熱フィン20aを一体化した整流器20と、チョークコイル21、放熱フィン22a,23aをそれぞれに一体化したスイッチング素子(例えばIGBT)22,23、トランス24、コンデンサ25,26、整流器27,28、コンデンサ29,30,31、制御用IC32,33、及び抵抗34など、多数の電子部品を有し、それらを回路基板35に実装して組成したインバータ装置から成っている。
【0021】
この電子ユニット19は、回路基板35を絶縁板36上に載置している。この絶縁板36は、電気絶縁材例えばプラスチックにより作製したもので、回路基板35よりやゝ大きなほゞ矩形状を成す主板部36aと、この主板部36aの前縁部を除く残り三方の縁部上に形成した、例えば補強用であり且つ回路基板35の位置決め用であるリブ36b、このリブ36bに連ねて主板部36aの右側(図2中、下側)の縁部の後部に主としてトランス24を覆うように立設した第1の側板部36c、並びにリブ36bに連ねて主板部36aの左側(図2中、上側)の縁部の前部寄りの中間部に主として放熱フィン22a,23aを覆うように立設した第2の側板部36dを有している。
【0022】
このうち、第1の側板部36cは、全部がリブ36bに沿うように立設しているのに対して、第2の側板部36dは、基端部のみリブ36bに連なって、先端ほどリブ36bから大きく離間する傾斜状に立設している。
【0023】
更に、この絶縁板36は、取付板37上に載置している。この取付板37は金属、例えば亜鉛メッキ鋼板により作製したものであり、絶縁板36の主板部36aより前後長がやゝ小さいほゞ矩形状を成す主板部37aと、この主板部37aの全周縁部下に形成した例えば補強用のリブ37b、このリブ37bに連ねて主板部37aの右側縁部の前部から下方へ突設した第1の脚部37c、リブ37bに連ねて主板部37aの左側縁部の後部から同じく下方へ突設した第2の脚部37d、及びリブ37bに連ねて主板部37aの後縁部から同じく下方へ突設した第3の脚部37eを有している。又、この場合、第1の脚部37cは、第2及び第3の脚部37d,37eより長く突設しており、更に、主板部37aの左側の最前部には取付耳部37fを突設している。
【0024】
この構成で、前記電子ユニット19は、回路基板35を、絶縁板36の主板部36aから取付板37の主板部37aに複数個のねじ38により結合することによって、絶縁板36を介し、取付板37に取付けている。
【0025】
そして、その状態で、取付板37の第1ないし第3の脚部37c〜37eを、前記調理容器3及び機械室1下方の底板39にそれぞれねじ40により取付けており、もって、電子ユニット19を前上がりの傾斜状態で前記機械室1に配置している。なお、この配置状態で、絶縁板36の第2の側板部36dは、先端が前記調理容器3の外側面に当接しており、第1の側板部36cは、外側面全体が前記外箱2の内側面にほゞ当接するようになっている。
【0026】
又、この電子ユニット19の傾斜配置に合わせて、前記マグネトロン5及びダクト17もそれとほゞ平行な傾斜状に配置している。更に、取付板37は上述の取付けにより底板39に電気的に導通され、そして、底板39が後板12に電気的に導通していて、この後板12がアースされるようになっていることにより、取付板37もアースされるようになっている。
【0027】
しかして、電子ユニット19の傾斜配置により該電子ユニット19の前部の下方に生じたスペースから更にその前方にかけた部分には、ノイズフィルタ42を配置している。このノイズフィルタ42も、詳細には図4に示すように、コンデンサ43,44と、チョークコイル45、ヒューズ46、バリスタ47、コンデンサ48、抵抗49など、必要な電子部品を有し、それらを回路基板50に実装して組成している。又、このノイズフィルタ42には、電源コード51の基部51aを、回路基板50の後側下部において端子52,53に接続している。
【0028】
このノイズフィルタ42を、図1に示すように、ねじ54によって補助取付板55に取付け、この補助取付板55を前記調理容器3にねじ56により取付けている。
この結果、前記電子ユニット19の取付板37が、電子ユニット19とノイズフィルタ42との間に位置し、ひいては電子ユニット19と電源コード51の基部51aとの間に位置して、それらの間を遮っている。
【0029】
なお、取付板37の取付耳部37fはねじ57によって補助取付板55に取付けている。又、電源コード51は、基部51aが機内である機械室1内に位置する以外、他の部分は底板39に装着したブッシング58から機外に位置し、その先端部に、図示しない電源コンセントに差込み接続される差込プラグ59を有している。
【0030】
更に、底板39は、電子ユニット19及びノイズフィルタ42の下方の部分に多数の通気孔60を有しており、外下面の角部には脚61を有している。
このほか、調理容器3の開放した前面の周囲部には前枠62を装着しており、この前枠62の機械室1側には、使用者が前記マグネトロン5による調理を制御操作するための操作パネル(図示せず)を取付け、調理容器3側に、該調理容器3の開放口を開閉する扉を設けている(取手63のみ図示)。
【0031】
次に、上記構成のものの作用、効果を述べる。
電子ユニット19が作動するとき、この電子ユニット19からは、スイッチング素子22,23のスイッチング動作によってノイズが発生する。このノイズのうち、導電路を伝うものは、ノイズフィルタ42によって取除かれ、従って、電源コード51から家屋の内部配線を伝ってテレビやラジオなど他の電気機器に雑音発生の悪影響を与えるおそれはない。
【0032】
一方、電子ユニット19のスイッチング素子22,23から空中に放出されたノイズは、上記構成のものの場合、電子ユニット19と電源コード51の基部51aとの間を遮るように位置した、電子ユニット19の金属製の取付板37により遮断されるもので、すなわち、電源コード51の基部51aに、空中に放出されたノイズが伝わるのが、取付板37によって防止される。従って、この場合も、更に電源コード51から家屋の内部配線を伝ってテレビやラジオなど他の電気機器に雑音発生の悪影響を与えるおそれはない。
【0033】
よって、電子ユニット19と電源コード51の基部51aとを従来のもののように大きく離間させることなく近付けて配置できるものであり、その分、機械室1の大きさを小さく済ませ得、電子レンジ全体の小形化ができる。
【0034】
この場合、特に上記構成のものでは、電子ユニット19を傾斜状に配置し、この電子ユニット19の傾斜配置により該電子ユニット19の前部の下方に生じたスペースに、電源コード51の基部51aを接続したノイズフィルタ42を配置しているから、これら電子ユニット19と電源コード51の基部51a及びノイズフィルタ42とを上下方向に重なるように配置でき、もって、それらが占める前後の配置スペースを一段と小さくでき、機械室1の大きさをより小さく済ませ得るから、電子レンジ全体の一層の小形化ができる。
【0035】
しかも、取付板37は、本来、電子ユニット19の取付けに供する部品であり、それを巧みに利用して上述のノイズの遮断ができるのであるから、別にノイズの遮断専用の部品を要さず、それだけ、安価に構成できる。
【0036】
又、上記構成のものの場合、電子ユニット19の作動中には冷却ファン7も作動するもので、この冷却ファン7が生成した冷却風は、前述のごとくマグネトロン5からダクト17を通ることにより、マグネトロン5を冷却すると共に、電子ユニット19からノイズフィルタ42を通り、更に、底板39の通気孔60を通って機外に抜けることにより、電子ユニット19及びノイズフィルタ42を冷却する。
【0037】
すなわち、上記構成のものの場合には、冷却ファン7が生成する冷却風の通路に、電子ユニット19とノイズフィルタ42とが位置するもので、これにより、それら電子ユニット19とノイズフィルタ42との冷却を、それらの距離が小さいことと合わせ、効率良く行うことができる。
【0038】
更に、電子ユニット19は、外部から電源コード51により供給された電源を、電圧で例えば4000〔V〕にまで上げるものであり、それに対して、取付板37は上述のノイズを遮断するためとはいえ導電性を有する金属製である。しかし、その電子ユニット19と取付板37との間には絶縁板36を介在させており、これによって、その電子ユニット19と取付板37との間の絶縁性を良好に確保することができる。
なお、絶縁板36は、第1の側板部36cと第2の側板部36dとを有しており、これらによって、電子ユニット19と外箱2との間、並びに調理容器3との間の絶縁性も良好に確保することができる。
【0039】
加えて、絶縁板36の第2の側板部36dは、先端ほど主板部36aの左側縁部から大きく離間する傾斜状に設けており、これによって、前記冷却ファン7が生成した冷却風を電子ユニット19中に導き入れる導風板として機能するから、電子ユニット19の冷却をより効果的に行うことができる。
【0040】
以上に対して、図5及び図6は本発明の第2実施例を示すもので、上記第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
このものの場合、前述の取付板37に代えて、それより前後長の大きな取付板71を使用し、この取付板71の同一側面、この場合、上面に、電子ユニット19と、ノイズフィルタ42とを前後(図中、左右)に並べて取付けている。
【0041】
又、この取付板71は、前述の取付板37と同様の亜鉛メッキ鋼板など金属により作製したものであり、これの、電子ユニット19取付部分とノイズフィルタ42取付部分との間には、それらの間を遮蔽する遮蔽板72を一体に形成している。なお、この遮蔽板72の形成は、例えば、取付板71のノイズフィルタ42取付部分を切起こすことにより行っており、そのノイズフィルタ42取付部分には、切起こし跡の開口73が存在する。
【0042】
更に、この場合、遮蔽板72には、多数の通風孔74を例えばパンチングにより形成している。
このほか、取付板71には、全周縁部下に例えば補強用のリブ71aを形成すると共に、第1ないし第3の脚部71b〜71dを突設しており、この脚部71b〜71dにより、取付板71を前記底板39上にほゞ水平状態に取付け、同時に前述の取付板37同様にアースされるようにしている。
【0043】
このものでは、電子ユニット19及びノイズフィルタ42を取付けた金属製の取付板71に一体に形成した遮蔽板72が、電子ユニット19とノイズフィルタ42との間を遮ることにより、電子ユニット19のスイッチング素子22,23から空中に放出されたノイズがノイズフィルタ42に接続された電源コード51の基部51aに伝わるのが、その遮蔽板72によって防止される。よって、この場合も、電子ユニット19と電源コード51の基部51aとを近付けて配置でき、その分、機械室1の大きさを小さく済ませ得、電子レンジ全体の小形化ができる。
【0044】
しかも、この場合、取付板71は、本来、電子ユニット19とノイズフィルタ42との取付けに供する部品であり、それを巧みに利用して遮蔽板72の形成ができ、そして、上述のノイズの遮断ができることにより、別にノイズの遮断専用の部品を要さず、それだけ、安価に構成できる。
【0045】
加えて、この場合、電子ユニット19とノイズフィルタ42とを、取付板71の同一側面に取付けたことにより、それら電子ユニット19とノイズフィルタ42とを取付板71の表裏両面など異なる面に取付ける場合に比して、冷却風を一側面側にのみ流し得、両面に分配などする必要がないので、それらの冷却をしやすくでき、それだけ又効率良く冷却することができる。
【0046】
更に、遮蔽板72には通風孔74を形成しており、これによって、前述の冷却ファン7が生成した冷却風(図中、矢印参照)を遮蔽板72に遮られることなく通し、電子ユニット19とノイズフィルタ42の冷却を効果的に行うことができる。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0047】
【発明の効果】
本発明は以上説明したとおりのもので、下記の効果を奏する。
請求項1の電子レンジによれば、電子ユニットを、これの金属製の取付板によって、電子ユニットと電源コードの基部との間を遮るように配置したことにより、電子ユニットから空中に放出されたノイズが電源コードの基部に伝わるのを、電子ユニットと電源コードの基部との間に大きな距離を確保することなく防止できて、全体の小形化ができる。又、そのためといってノイズの遮断専用の部品を要さず、それだけ、安価に構成できる。
【0048】
請求項2の電子レンジによれば、冷却ファンが生成する冷却風の通路にノイズフィルタと電子ユニットとを位置させたことにより、電子ユニットとノイズフィルタとの冷却を、効率良く行うことができる。
請求項3の電子レンジによれば、電子ユニットを絶縁板を介して取付板に取付けたことにより、電子ユニットと金属製の取付板との間の絶縁性を良好に確保することができる。
【0049】
請求項4の電子レンジによれば、絶縁板に、冷却ファンが生成する冷却風を電子ユニット中に導く導風板を設けたことにより、電子ユニットの冷却をより効果的に行うことができる。
請求項5の電子レンジによれば、電子ユニットとノイズフィルタとを取付けた金属製の取付板に、電子ユニットとノイズフィルタとの間を遮蔽する遮蔽板を一体に形成したことにより、請求項1の電子レンジと同様の効果を得ることができる。
【0050】
請求項6の電子レンジによれば、電子ユニットとノイズフィルタとを取付板の同一側面に取付けたことにより、電子ユニットとノイズフィルタとの冷却をしやすくできる。
請求項7の電子レンジによれば、遮蔽板に、冷却ファンが生成する冷却風を通す通風孔を形成したことにより、電子ユニットとノイズフィルタの冷却を、遮蔽板に邪魔されず効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電子レンジ全体の機械室部分の縦断側面図
【図2】主要部分の平面図
【図3】主要部分の側面図
【図4】異なる主要部分の側面図
【図5】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図6】図3相当図
【符号の説明】
3は調理容器、5はマグネトロン(マイクロ波発振器)、7は冷却ファン、19は電子ユニット、22,23はスイッチング素子、36は絶縁板、36dは絶縁板の第2の側板部(導風板)、37は取付板、42はノイズフィルタ、51は電源コード、51aは電源コードの基部、71は取付板、72は遮蔽板、74は通風孔を示す。

Claims (7)

  1. 調理容器と、
    この調理容器内に供給するマイクロ波を発生するマイクロ波発振器と、
    このマイクロ波発振器に必要な電源を作成して供給する、スイッチング素子を有する電子ユニットと、
    基部が機内に位置して前記電子ユニットに外部電源を供給する電源コードとを具備すると共に、
    前記電子ユニットを取付けた金属製の取付板を具備し、
    前記電子ユニットを、前記取付板により前記電子ユニットと前記電源コードの基部との間を遮るように配置したことを特徴とする電子レンジ。
  2. 電源コードの基部を接続したノイズフィルタを具備すると共に冷却ファンを具備し、この冷却ファンが生成する冷却風の通路に、ノイズフィルタと電子ユニットとを位置させたことを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  3. 電子ユニットを、絶縁板を介して取付板に取付けたことを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  4. 冷却ファンを具えると共に、絶縁板に、冷却ファンが生成する冷却風を電子ユニット中に導く導風板を設けたことを特徴とする請求項3記載の電子レンジ。
  5. 調理容器と、
    この調理容器に供給するマイクロ波を発生するマイクロ波発振器と、
    このマイクロ波発振器に必要な電源を作成して供給する、スイッチング素子を有する電子ユニットと、
    基部が機内に位置して前記電子ユニットに外部電源を供給する電源コードと、
    この電源コードの基部が接続されたノイズフィルタとを具備する共に、
    前記電子ユニット及びノイズフィルタを取付けた金属製の取付板を具備し、
    その取付板に前記電子ユニットとノイズフィルタとの間を遮蔽する遮蔽板を一体に形成したことを特徴とする電子レンジ。
  6. 電子ユニットとノイズフィルタとを、取付板の同一側面に取付けたことを特徴とする請求項5記載の電子レンジ。
  7. 冷却ファンを具えると共に、遮蔽板に、冷却ファンが生成する冷却風を通す通風孔を形成したことを特徴とする請求項5記載の電子レンジ。
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