JP3677071B2 - スライドプレートの取付構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は電子機器が取り付けられこの電子機器がラック内に収納される位置からラックから突出する位置までスライド自在とされるスライドプレ−トの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
可搬型の電子機器をラック内に装着するような場合には、電子機器をラックに対して容易に着脱し得るように引出し構造とする必要がある。この種の構造としては、図6に示すように、ラック1の内側側壁に市販のガイドレ−ル2,2を取り付け、このガイドレ−ル2,2のスライド部2aにプレ−ト3を取り付け、このプレ−ト3に電子機器4を縛着バンド5で固定するのが一般的である。
【0003】
しかし、この構造では、市販のガイドレ−ル2を用いなければならないので装置全体が高価なものになるという不具合があった。また、プレ−ト3をスライド部2aに固定するためには、スライド部2aに固定するための側板部3aをプレ−ト3の両側を折り曲げて形成する必要があるので、プレ−ト3が大形化し重くなっていた。また、側板部3aをスライド部2aにねじ止めするに際しては、ガイドレ−ル2の中間部2b側へねじ頭が突出しないように皿ねじ(図示せず)を用いる必要があり、スライド部2aと皿ねじとの間の位置の微調整は行い難いので、側板部3a側に径が大きめのねじ挿入穴(図示せず)を設けナットを皿ねじに螺合させることにより側板部3aをスライド部2aに固定していた。従って、ナットとねじとを用いてのねじ止めとなるので、スライド部2aに対する側板部3aのねじ止めの工数が多くなっていた。また、プレ−ト3は側板部3aが折り曲げにより形成されているので左右の側板部3aのねじ挿入穴の高さにばらつきが生じ、従って、左右の側板部3aに固定されるスライド部2aの高さにばらつきが生じるので、このばらつきの調整を、ガイドレ−ル2をラック1に固定するL金具7の位置の調整で行う必要があり、L金具7の位置調整が煩雑であった。
【0004】
上記ガイドレ−ルを用いた引出し構造の欠点を解消したのが図7に示すスライドプレ−トを用いた構造である。この構造では、ラック1の棚8に一対のZ型ガイド板9,9が所定間隔を開けて設けられており、電子機器4が取り付けられたスライドプレ−ト11は両側縁側がガイド板9,9でガイドされてスライドし得る構成となっている。
【0005】
この構造では、平板状のスライドプレ−ト11をガイド板9,9間に差し込む構造なので、市販のガイドレ−ルが不要となるのみならず、スライドプレ−ト11自体に精度のいる加工は必要でなくなるので装置全体は安価となる。また、スライドプレ−ト11とガイド板9,9との位置調整もガイド板9を棚8にねじ(図示せず)で仮止めしておき、スライドプレ−ト11をガイド板9,9間に挿入した状態でねじを本締めすれば良いので位置調整も容易である。しかしこの構造では、スライドプレ−ト11をラック1から引き出した際に、スライドプレ−ト11の移動を所定位置で阻止するストッパが設けられていないので、スライドプレ−ト11が床に落下するという危険があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のスライドプレ−トを用いた引出し構造では、ラックからスライドプレ−トを引出したときにスライドプレ−トが床に落下するという危険があった。
【0007】
本発明はこのような従来の欠点を解決するためになされたものであり、平板状のスライドプレ−トを用いた引出し構造でありながらもラックからスライドプレ−トを引き出した際にスライドプレ−トの移動を所定位置で阻止できるスライドプレ−トの取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、電子機器を載置するスライドプレートと、前記スライドプレートを載置するラック内の棚板と、前記棚板に設けられ、前記スライドプレートを前記ラックの手前側から奥側までの間にて摺動可能に保持する一対のガイド板と、前記スライドプレートの奥部分に設けられ、前記スライドプレートを引き出したときに、前記ガイド板の奥端部に当接して前記スライドプレートの抜けを阻止するストッパとを具備し、前記スライドプレートの両側部には、少なくとも一対の突起部が設けられ、この突起部が前記ガイド板に摺動可能に収納されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、前記ガイド板には、前記突起部を挿抜するための切欠きが形成されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】
上記構成により、スライドプレートをラックから引き出したときに、スライドプレートの奥部分に設けられているストッパがガイド板の奥端部に当接して上記スライドプレートの抜けを阻止するように働く。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1乃至図5を参照して詳述する。
【0013】
図1乃至図4は第1の実施例を示す図であり、図1は斜視図、図2(a),(b)及び(c)はスライドプレ−トをラックに取り付ける状態を示した平面図、正面図及び側面図、図3はスライドプレ−トを中途まで引き出した状態の平面図、図4はスライドプレ−トを最大限に引き出した状態の平面図である。
【0014】
本例に係るスライドプレ−ト21は、図1に示すように、ラック22に設けられた棚23に取り付けられた一対のガイド板24,24間に位置付けられて棚23に載置される。
【0015】
スライドプレ−ト21は平板状の金属板にて形成されており、先端側は若干折り曲げられ、この先端部21aにはつまみねじ26及びハンドル27が設けられている。また、両側縁側の中途部には角形の突起部(第1の突起部)21bが、後端には角形の突起部(第2の突起部)21cが、さらに、突起部21bと突起部21cとの間には角形の突起部(第3の突起部)21dが突出して形成されている。これらの突起部21b〜dは、スライドプレ−ト21を棚23に載置してスライドさせた場合を基準として、棚23に水平な方向であってスライド方向に直交する方向に突出しており、突起部21bと突起部21dは同程度の突出量とされ、突起部21cは突起部21bよりも十分に大きく突出させられている。また、このスライドプレ−ト21には縛着バンド28が取り付けられており、スライドプレ−ト21上に載置された電子機器29はこの縛着バンド25でスライドプレ−ト21に固定される。
【0016】
ガイド板24は断面が「Z」形に形成されており、棚23にねじ止めされる固定部に24aと棚23に対して立設した状態となるガイド部(第1のガイド部)24bと棚23に対してスライドプレ−ト21の板厚以上の隙間を開けて対向した状態となるガイド部(第2のガイド部)24cとを有し、後端側付近には突起部21bよりも若干面積の大きい切欠き24dが形成されている。このガイド板24と前記のスライドプレ−ト21との寸法関係は、図2に示すように、一対の突起部21b,21b間の幅をW、突起部21c,21c間の幅をWo、ガイド部24b,24b間の距離をW1、ガイド部24c,24c間の距離をW2とすると、W2<W<W1<Woとされ、また、突起部21bと突起部21dとの距離Lはガイド板24の後端から切欠き24dまでの距離L1よりも大きくなっている。尚、棚23上には、ガイド板24の後方に、スライドプレ−ト21の後端を受ける受け金具31が設けられ、棚23の先端部にはつまみねじ26と螺合するねじ穴23aが形成されている。
【0017】
次に上記構造の作用につき説明する。スライドプレ−ト21をラック22に取り付ける場合は、一対のガイド板24,24の上方にスライドプレ−ト21を位置付け、ガイド部24cの切欠き24dに突起部21bを挿入しながら棚23に載置することにより行われる。これでスライドプレ−ト21は突起部21b,21dの端面がガイド部24bにガイドされる状態となり、ガイド板24に沿ってスライド自在とされる。そして、スライドプレ−ト21を後方へスライドすると、図3の一点鎖線で示すように、スライドプレ−ト21の後端は受け金具31に支持され、この位置において、つまみねじ26がねじ穴23aにねじ込まれる。また、ハンドル27を持ってスライドプレ−ト21を前方へ中途までスライドさせると、図3に示す如く、突起部21bはラック22外へ位置付けられることになるが、突起部21dがガイド部24cの下方に位置付けられるので、棚23から浮き上がる方向へのスライドプレ−ト21の移動は突起部21dに当接するガイド部24cで阻止される。そして、スライドプレ−ト21をさらに前方へスライドすると、図4に示す如く、ガイド板24の後端に突起部21cが当接することになり、ガイド板24からのスライドプレ−ト21の抜けは阻止される。
【0018】
図5は本発明の第2の実施例を示す斜視図である。本例は、縛着バンドのかわりに固定金具35及び止めねじ36を用いて電子機器29をスライドプレ−ト21に固定した場合を示したものである。その他の構成、作用、効果は第1の実施例と同様である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、スライドプレートをラックから引き出したときに、スライドプレートの奥部分に設けられているストッパがガイド板の奥端部に当接して上記スライドプレートの抜けを阻止し、スライドプレートがラックから抜け落ちる心配がない。また、スライドプレートの両側部には少なくとも一対の突起部が設けられ、この突起部がガイド板に摺動可能に収納されているので、簡単な構成でありながらスライドプレートの摺動による引き出しが可能になる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施例に係るスライドプレ−トをラックに取り付ける状態を示した図。
【図3】図2のスライドプレ−トを中途まで引き出した状態の平面図。
【図4】図2のスライドプレ−トを最大限に引き出した状態の平面図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す斜視図。
【図6】ガイドレ−ルを用いた従来の構造を示す斜視図。
【図7】スライドプレ−トを用いた従来の構造を示す斜視図。
【符号の説明】
21………スライドプレ−ト 21b……第1の突起部
21c……第2の突起部 21d……第3の突起部
22………ラック 23………棚
24………ガイド板 24b……第1のガイド部
24c……第2のガイド部 24d……切欠き
29………電子機器
Claims (2)
- 電子機器を載置するスライドプレートと、
前記スライドプレートを載置するラック内の棚板と、
前記棚板に設けられ、前記スライドプレートを前記ラックの手前側から奥側までの間にて摺動可能に保持する一対のガイド板と、
前記スライドプレートの奥部分に設けられ、前記スライドプレートを引き出したときに、前記ガイド板の奥端部に当接して前記スライドプレートの抜けを阻止するストッパとを具備し、
前記スライドプレートの両側部には、少なくとも一対の突起部が設けられ、この突起部が前記ガイド板に摺動可能に収納されていることを特徴とするスライドプレートの取付構造。 - 前記ガイド板には、前記突起部を挿抜するための切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスライドプレートの取付構造。
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JP06032995A Expired - Fee Related JP3677071B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | スライドプレートの取付構造 |
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