JP3675775B2 - 移載装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は感光材料の移載装置に関するものであり、例えば、顧客が注文した写真を注文単位に分別して搬送するときに使用される装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、感光材料である印画紙(以下、ペーパーPともいう)を、その乳剤面上に露光焼付けを行った後に、プロセッサーと呼ばれる現像、漂白定着、安定用の処理液体を内蔵した処理液槽内を順次通過させ、乾燥後に得られた感光材料を外部に排出するように構成された感光材料処理装置が実用化されている。
【0003】
こうした感光材料処理装置は、長尺のロールペーパーを予め所定サイズに切断したペーパーを搬送し、暗室内で露光した後に処理液槽内を順次通過させ、乾燥後に印画形成された感光材料を外部に排出するように構成されている。そして、顧客が注文した写真を注文単位に分別して送り出す分別機能を備えている機種も実用化されている。
【0004】
図を参照して従来の感光材料処理装置について簡単に述べると、図8(a)は、従来の感光材料処理装置の一部を破断して示した図であり、(b)は上記の分別機能を備えた感光材料処理装置の一部を破断して示した図である。
【0005】
図示のように、暗室内で露光した後に処理液槽内を順次通過するときに、ペーパーPの印画面Paを図示のようにして搬送し、乾燥した後にペーパーPの印画面Paを上にして外部に排出するように構成されている。
【0006】
即ち、図8(a)に図示のように、ペーパーPを上方まで搬送してから、斜め下方に向けて排出することで印画面Paが上になるようにしてぺーパーPを取り出せるようにしている。あるいは、図8(b)に図示のように、ペーパーPをサイズごとに分別してから上下の搬送路で夫々搬送し、排出することで印画面Paが上になるようにペーパーPを排出し、ベルトコンベア上に落下させ、その後、コンベアベルトが方向転換する落下地点まで搬送し、循環駆動される複数のバケット上に落下させることで、所定の分別単位である顧客単位に分別載置し、ペーパーPを外部に取り出すように構成されている。
【0007】
一方で、特開平11−349198号公報には、印画面Paが上になるようにして取り出すために、反転機構を備えた写真処理装置が開示されている。
【0008】
しかしながら、図8(a)で説明した感光材料処理装置によれば、設置床面からの高さ寸法Hが必要となる。また、図8(b)で説明した感光材料処理装置によれば、分別載置のための装置を配設するために、図示の幅寸法Wが必要となる。
【0009】
一方、上記公報によれば、印画面Paが上になるようにして写真を取り出すために、反転を行った後に、上下方向に搬送駆動される複数のバケットを備えた分別載置装置に対して分別載置してシートを取り出すことから、バケットを備えた分別載置装置を配設するためのコストアップを招く。
【0010】
そこで、排出される感光材料である写真を、写真の排出方向に直交する直交方向に連続搬送する搬送装置を設けておき、この搬送装置の上に写真を排出するように構成することで、高さ寸法Hと幅寸法Wとを小さくし、かつ安価に構成することが考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、写真を搬送装置上に自由落下で直に排出すると、写真がバラけてしまい整然と揃わなくなる場合がある。
【0012】
したがって、本発明は上記の事情に問題点に鑑みて成されたものであり、感光材料を、搬送装置上に載置するときに、整然と移載することができる移載装置の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、感光材料処理装置から排出される感光材料を、搬送装置へ移載する移載装置であって、
前記感光材料処理装置から排出される前記感光材料が載置される載置面を有する載置部材と、前記載置部材に載置された前記感光材料の端縁位置を規定する規定部を有する規定部材と、前記規定部により規定される前記感光材料の端縁位置を移動させることにより前記感光材料が前記搬送装置へ移載されるように、前記規定部材を前記搬送装置へ向けて移動する規定部材移動手段と、を備え、
前記載置部材は、前記感光材料を前記規定部へ案内するように前記載置面が傾斜した案内位置と、前記載置面が前記規定部材の移動方向に略平行な移載位置と、の間で回動可能であり、かつ、前記規定部材の移動に連動して、前記案内位置から前記移載位置へ回動することを特徴としている。
【0014】
また、前記搬送装置が前記感光材料を略水平に搬送する装置であり、前記規定部材の前記規定部は、略垂直に構成され、前記載置部材の前記載置面は、前記移載位置において略水平であることを特徴としている。
【0015】
また、前記載置部材が、前記規定部材に設けられた摺動部が摺動する摺動面を有し、該摺動面は、前記規定部材の移動による前記摺動部の移動により、前記載置部材を前記案内位置から前記移載位置へ回動させる形状を有することを特徴としている。
【0016】
また、前記規定部材の前記規定部が、前記載置部材の前記載置面に設けられたスリットを通過することにより、前記載置面から突出していることを特徴としている。
【0017】
そして、更に、前記感光材料処理装置と前記載置部材との間に設けられ、前記感光材料処理装置から排出される前記感光材料を、その表裏を反転して前記載置部材へ渡す反転手段を設けたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適な一実施形態について添付の各図面を参照して述べる。
【0019】
先ず、図1は本発明の一実施形態に係る移載装置34(図1において図示せず。)が用いられた感光材料処理装置(以下、装置1とも言う。)の全体構成の要部を示すために筐体2に対して着脱自在に設けられるカバーを全て取り外して示した正面図である。
【0020】
本図において装置1は、紙面の表裏方向に極力偏平になるように構成されており、設置後に占有面積を占めないようにする一方で、前面側から主要な各部分に簡単にアクセスできるように配慮されている。また、ペーパーPの印画面となる発色乳剤面側を外側にして巻かれたロールペーパーRPは、所定幅寸法(例えば、89mm幅)の連続した長尺ロールとして、コアに捲回され、かつ光を完全に遮断した遮光状態でペーパーマガジン3内で回転自在に設けられており、暗室内で不図示の蓋を開けることでロールペーパーRPを着脱可能に内蔵している。
【0021】
このペーパーマガジン3は、前方から手前側に引き出し可能に設けられており、かつ装填後に奥側に移動することで図示の所定位置にセットできるように構成されている。また、このペーパーマガジン3にはハンドル(不図示)が設けられている。
【0022】
さらに、内蔵されたロールペーパーRPをマガジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に、自動的に連通開口部を開くための自動開閉機構(不図示)が設けられており、ペーパーマガジン3の開口部を自動開閉して図示のように供給できるように構成されている。
【0023】
このペーパーマガジン3の開口部の近傍にはカッターユニット4が配設されている。このカッターユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部から送り出された直後のロールペーパーRPを露光する前に所望のカットサイズに切断するために設けられており、カッターユニット4により所定のカットサイズに切断されたペーパーPは、暗箱7の底面部位に配設された露光テーブル5の露光位置に順次送られるように構成されている。
【0024】
この搬送のために露光テーブル5には切断後のペーパーPの裏面を走行面で吸引して搬送し、露光位置まで搬送するための吸着搬送機構が内蔵されている。この吸着搬送機構は、ペーパーPを一時的に露光位置に吸着して不動状態で保持する機能に加えて90度分の回転を行うための回転機能が備わっている。
【0025】
以上のようにして、露光の準備が整うと、露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズームレンズ等からなる光学系9を自動または手動で調整して所望のサイズの像をペーパーP上に結像して露光する。さらに、上記の回転機能は、吸引パッドによりパーパーPを吸引した後に90度旋回することで、複数の種類のサイズの露光を行えるように構成されている。
【0026】
この露光後に、ペーパーPは搬送部10に向けて矢印D1方向に搬送され、途中位置で、大判ペーパーであるか否かの判断が行われてから、下流方向に搬送される。ここで、ペーパーサイズが小型(例えば、127×89mm)の時は、振り分け装置12により左右に振り分けて2列で搬送して、下流側の第2の部屋14に設けられた各処理液槽16内を2列状態で搬送する。
【0027】
このように2列で搬送することで、処理速度をアップできる。また、パノラマ写真(254×89mm)のように縦長の場合も、同じように2列で搬送できるようにしている。
【0028】
一方、露光部6に装填されるフィルムFの搬送方向に対して直交するように露光を行いたい場合には、上記の回転機能により吸着保持されているパーパーPを90度分旋回して露光する。このようにして、同一種類の幅寸法のペーパーのままで、複数の種類の異なるサイズのペーパーの露光処理を行えるように構成されている。
【0029】
以上説明した暗室7と露光テーブル5と搬送部10は処理液槽16に貯められた各処理液が温度上昇などで気化して発生したガスの影響を受けないように形成された第1の部屋13の内部に配設されている。
【0030】
このために、この第1の部屋13は、第2の部屋14との間に仕切り壁11を設けており、この仕切り壁11に設けられた連通開口部に配設された感光材料搬送装置15による搬送動作により、パーパーPを図中の矢印D2方向に搬送するとともに、連通開口部を常時塞ぐようにして、シャッタ15が設けられており、処理液槽16内に貯められた処理液の気化ガスが、第2の部屋14から第1の部屋13に進入しないように構成されている。さらに、第1の部屋13の内圧を第2の部屋14以上に維持することで、気化ガスが暗室側に進入しないようにして、万全を尽くしている。
【0031】
なお、以上のカッターユニット4と露光テーブル5と搬送部10と、感光材料搬送装置15は工具類を使用せずに筐体2の手前側に簡単に引き出せるように構成されており、ペーパージャム解除及び各種点検作業が簡単に行えるように配慮されている。
【0032】
この感光材料搬送装置15を、矢印D2方向に通過した後にぺーパーPは、搬送ラック装置17により下流側に向けて搬送されることで、露光後のペーパーPの現像処理が行われる。具体的には、処理液槽16内で矢印D3方向に方向転換して送る途中で現像処理が行われる。この搬送ラック装置17は、筐体2に対して開閉自在に設けられた天井部材29を上方に大きく開いた後に、図示のように各処理液槽16中に個別にセットできるように構成されている。そして、各搬送ラック17の搬送ローラに付着した処理液の固化成分等を定期的に除去するための清掃作業を行うときには、搬送ラック17を上方に移動してから外部に取り出すことができるように構成されている。
【0033】
また、各搬送ラック17は、共通の破線図示の駆動モータ20からウォームギア又はチェーンなどを用いた動力伝達機構を介して動力伝達されることで、搬送ラック17の各搬送ローラが同期して駆動され、搬送ローラに速度差が発生しないように構成されている。
【0034】
この搬送ラック17による搬送動作でペーパーPの先端が各処理液槽の間の上方に配設された案内装置18で案内されて、矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、漂白定着を行う次の処理液槽16に送られる。その後、図示のように搬送されて、最後に安定処理を行う処理液槽16を出てから矢印D5方向に方向転換するように案内されて、乾燥装置22に送り込まれる。
【0035】
この乾燥装置22は、破線図示のように搬送する途中で、ペーパーPの印画面Paへの温風吹き付けをノズルを介して行なうことで乾燥を行い、その後上方に向けて搬送する。
【0036】
この乾燥装置22の上方には、印画面を下にしてペーパーPを外部に排出する搬送手段である方向転換ローラ23と、この方向転換ローラ23に追動するアイドルローラ24と、駆動ローラ25とこの駆動ローラ25に追動するアイドルローラ24が配設されており、各ローラ間で形成されるニップ部において搬送することで、乾燥後のペーパーPの印画面Paを下にして排出するように構成されている。
【0037】
すなわち、以上の工程を経て、印画面Paを下にして完成後のペーパーPを最終的に感光材料処理装置1の外部に排出するように構成されている。
【0038】
また、乾燥装置22の下方の空間を占める筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源部の上には上記の各処理液槽16及び後述する制御を行うためのプロセッサーの制御部100が配設されており装置全体の制御を行うように構成されている。
【0039】
以上のように印画面Paを下にして排出されたペーパーPは、この排出の方向に直交する直交方向に連続駆動される第1のベルトコンベア30上に落下された後に、反転装置31で表裏の反転が行われて印画面を上にしてから、搬送装置である第2のベルトコンベア32上に落下させる。
【0040】
この第2のベルトコンベア32は、表裏反転されたペーパーPが、例えば、1オーダー分の所定枚数になるように積載されるまで停止した状態を維持し、所定枚数になると図面の紙面の表側に駆動する間欠駆動を行う間欠駆動手段を有している。
【0041】
図2は、図1のX-X線矢視図である。本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、上記の駆動ローラ25とアイドルローラ24は、天井部材29の天井面29a側に指向するようにペーパーPを複列状態で排出することで、第1のベルトコンベア30上に落下する。
【0042】
また、大判サイズの場合には、単列状態でこの第1のベルトコンベア30上に落下させ、ペーパーPの裏面Pbが上になったままで、アイドルローラ111との間で搬送されてトレー33上に落下するように搬送されるので、ユーザーが装置の正面から取り出せるように構成されている。
【0043】
一方、通常サイズのペーパーPは、第1のベルトコンベア30の一方の回転軸支部において追動駆動するように張設状態にされるベルト体から構成される反転装置31で案内されて、印画面Paが上になった状態で、第2のベルトコンベア32上に落下される。
【0044】
図3は、第1のベルトコンベア30と反転装置の構成例を示した立体分解図である。本図において、第1のベルトコンベア30は、左右のベース35、36を取り付け基部としており、これらのベースに設けられた軸受において、ベルトローラ37と駆動ベルトローラ38を軸支しており、これらのローラ間でエンドレスのベルト40を張設状態で設けている。
【0045】
また、駆動ベルトローラ38の芯金には歯付きプーリ41が固定されており、ベース35に固定されたモータM1の出力軸に固定された歯付きプーリ43との間に張設された歯付きベルト42により駆動力を駆動ベルトローラ38に伝達可能にしている。この構成により、モータM1の正逆方向の駆動に伴い、ベルト40を図中の矢印D1、D2方向に駆動することで、ペーパーPの搬送を行うように構成されている。
【0046】
また、第2のベルトコンベア32は、左右のベース35、36を取り付け基部としており、これらのベースに設けられた軸受において、不図示のベルトローラと駆動ベルトローラ138を軸支しており、これらのローラ間でエンドレスのベルト140を張設状態で設けている。駆動ベルトローラ138の芯金には歯付きプーリが固定されており、ベース35に固定されたモータM2の出力軸に固定された歯付きプーリとの間に張設された歯付きベルトにより駆動力を駆動ベルトローラ138に伝達可能にしている。この構成により、モータM2の間欠駆動に伴い、ベルト140を図中の矢印D3に間欠駆動することで、1オーダー分の搬送を行うように構成されている。
【0047】
一方、反転装置31は、上記のベース35、36に設けられた軸受で回動自在に軸支される3本のベルトローラ45により、図示のように内周面が案内されるエンドレスのベルト46を、上記のベルト40を介在した状態で駆動ベルトローラ38に対して当接するように設けられている。
【0048】
以上の構成により、モータM1への通電により、ベルト40が矢印D2方向に移動されると、ベルト40とベルト46との間でペーパーPを挟むことで下方に向けて案内するとともに、その搬送途中で反転を行うことで、本発明の一実施形態に係る移載装置34上にペーパーPを載置する。
【0049】
再度、図2において、移載装置34は、図示のように反転装置31の下方に位置しており、この移載装置34においてペーパーPの端部を揃えた後に、第2のべルトコンベア32に対して送り出すように構成されており、ペーパーPを整然と第2のベルトコンベア32に移載する装置である。
【0050】
ここで、移載装置34は駆動ローラ25とアイドルローラ24から送り出されるペーパーPを直に載置する位置に配設することで、第2のベルトコンベア32に送り出すように設けても良い。
【0051】
この移載装置34は、ペーパーPが載置される載置面を有する載置部材50と、この載置部材50上に載置されたペーパーPの端縁位置を規定する規定部を有する規定部材55を設けており、この規定部材55と載置部材50とを図中の破線と実線図示の位置に移動することで、ペーパーPの端縁位置を移動させることにより第2のベルトコンベア32のベルト140上に移載するように構成されている。
【0052】
続いて、図4(a)は、移載装置34の要部構成を示した正面図、図4(b)は第2のベルトコンベア32とともに示した移載装置34の動作説明のための正面図である。本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、載置部材50は、上面においてペーパーPを載置する載置面50aと、下面に図示の形状の摺動面50b、50cとを形成した板状に形成されており、基部35において軸体51により回動自在に軸支されている。
【0053】
一方、図示のように略垂直となる規定部55aを側面に形成した規定部材55は、キャリッジ52に搭載及び固定されている。このキャリッジ52は、基部35に両端が固定された2本のガイド軸体54で往復移動するように案内される破線図示のブッシュ53を内蔵している。
【0054】
また、キャリッジ52には、モータM3で駆動される駆動プーリ56とアイドルプーリ57の間に張設されている駆動ベルト58の途中部位が固定されており、モータM3の正逆方向の回転駆動により規制部材55を図中の実線の案内位置と破線図示の載置位置との間で往復駆動するように構成されている。そして、基部35に固定されたセンサK1、K2でキャリッジ52の夫々の位置検出を行い、夫々の位置でモータM3の駆動を停止する。
【0055】
このために、これらのセンサK1、K2とモータM3及び上記の各モータのモータドライバ(不図示)は制御手段200に接続されており、後述する制御を行うことで、ペーパーPの後端縁部を揃えるようにしてから第2のベルトコンベア32のベルト140上に送り出すようにしている。
【0056】
以上のように駆動されるキャリッジ52の側面部位には、軸体60aが固定されており、この軸体60a周りに回転自在に設けられたローラ60が設けられている。このローラ60は、上記の載置部材50の自重を摺動面50b、50cで支えて回転するように設けられている。
【0057】
以上の構成により、キャリッジ52が、図4(a)で実線図示の位置にあるときに、ローラ60が移載部材50の摺動面50cを支えることで、載置部材50が規定部材55の規定部55aとの間で鋭角となる傾斜状態に維持する。この状態で、ペーパーPを載置面50a上に自由落下すると、傾斜した載置面50aにペーパーPが案内されて、ぺーパーPの端縁位置が規定部55aに当接するようにペーパーPが移動し整然と整うことになる。
【0058】
また、キャリッジ52が、図4(a)で破線図示の位置に移動したときに、図4(b)に示したようにローラ60が移載部材50の載置面50aと平行な摺動面50bを支える状態となることで、載置部材50を第2のベルトコンベア32のベルト140と平行な状態にする。このとき、規定部材55の規定部55aが図示のようにベルト140に最も近づく位置となるのでパーパーを第2のベルトコンベアに向けて32に送り出せることとなる。
【0059】
図5は、移載装置34の規定部材55と載置部材50の外観斜視図である。本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛する。
【0060】
図示のように、4個分の規定部材55が上記のキャリッジに搭載されている。また、載置部材50には、4個分の規定部材55を挿通状態にするための4箇所のスリット50fが形成されており、破線図示のサイズのペーパーPを載置部材の載置面50aと2個の規定部材55との間で整える。一方、最大で4個の規制部材55によるペーパーPの端縁位置の整えと送り出しを可能にしている。
【0061】
図6(a)〜(c)は図2に示した構成の動作説明図である。また、図7は、図6の構成の制御例を示した動作説明のフローチャートである。
【0062】
図7に図6と図4を参照して、動作例について述べると、装置全体が起動されると、先ずステップS1において初期化が行われて、ステップS2に進み、図4に示したモータM3の逆方向の駆動が行われて、ステップS3でセンサK1による検出が行われるまでモータ駆動が続けられ、センサK1による検出が有ると判断されるとステップS4でモータM3への通電を停止して、キャリッジ52を案内位置まで移動して、図6(a)に図示の位置にすることで載置装置34が待機する状態にする。
【0063】
これに前後して、第1のベルトコンベア30上に裏面Pbを上にした状態でペーパーPが排出されて、ステップS5でペーパーサイズの判定が行われる。これに続くステップS6のサイズ判定で、ペーパーPが大判サイズであるとの判定がなされると、ステップS7に進みモータM1を逆方向に駆動するための通電が行われて、裏面Pbを上にしたままでトレー33に向けて搬送する。
【0064】
また、ステップS6で大判サイズではないと判断されると、ステップS8に進み、モータM1を順方向に駆動するための通電が行われる。続いて、ステップS9で反転装置31によるペーパーPの反転送りが行われて、ペーパーPの印画面Paを上にして載置装置34の載置部材50上に自由落下させることで、ぺーパーの端縁位置を規定部55a側に移動することで整える状態にする。
【0065】
次に、ステップS10で、反転されたペーパーPの枚数の測定を行い、次のステップS11において、図6(b)に図示の顧客の注文単位である1オーダー分の載置状態となるまで反転を繰り返し実行する。
【0066】
このステップS11で1オーダー分の反転送りが終了したと判断されると、ステップS12に進み、図4に示したモータM3の逆方向の駆動が行われて、ステップS13で、図6(c)に図示のように1オーダー分の送り出しが行われる。そして、ステップS14で、センサK2による検出が行われるまで送り出しが続けられて、センサK2による検出が有ると判断されると、モータM3への通電を停止してキャリッジ52を移載位置まで移動する。
【0067】
以上で、第2のベルトコンベア32上への移載が終了し、ステップS15でモータM2の順方向の駆動が行われて、ステップS16における1オーダー分の間欠搬送が行われることでリターンする。
【0068】
以上のように制御することで、大掛かりな分別載置装置を使用しなくとも1オーダ単位の分別排出を行える。また、特に天井部材29の天井面29a上の空間を有効利用することで、図1に示したように、設置床面からの高さ寸法Hを少なくでき、かつまた分別載置のための装置を配設する必要がないので、幅寸法Wを少なくでき小型に構成することができる。また、ペーパーPの印画面Paを上にして、かつ整然と整えた状態でペーパーPを装置の正面側から取り出すことができるようになる。
【0069】
尚、上記説明では感光材料としてペーパーPである写真について述べたが、感光材料としては、例えば、ネガフィルムまたはポジフィルム等も含まれ、これらを移載する場合においても移載装置32を利用することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、感光材料を、搬送装置上に載置するときに、整然と移載することができる移載装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 感光材料処理装置1の全体構成の要部を示した正面図である。
【図2】 図1のX-X線矢視図である。
【図3】第1のベルトコンベア30と反転装置の構成例を示した立体分解図である。
【図4】(a)は、移載装置34の要部構成を示した正面図、(b)は第2のベルトコンベア32とともに示した移載装置34の動作説明のための正面図である。
【図5】移載装置34の規定部材55と載置部材50の外観斜視図である。
【図6】(a)〜(c)は、図2に示した構成の動作説明図である。
【図7】図6の構成の制御例を示した動作説明のフローチャートである。
【図8】 (a)は、従来の感光材料処理装置の一部を破断して示した図、(b)は分別機能を備えた感光材料処理装置の一部を破断して示した図である。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置
2 筐体
3 ペーパーマガジン
4 カッターユニット
5 露光テーブル
6 露光部
7 暗室
10 搬送部
11 仕切り壁
12 振り分け装置
13 第1の部屋
14 第2の部屋
15 感光材料搬送装置
16 処理液槽
17 搬送ラック
22 乾燥装置
29 天井部材
29a 天井面
30 第1のベルトコンベア
31 反転装置
32 第2のベルトコンベア
33 トレー
35、36 ベース
37 ベルトローラ
38 駆動ベルトローラ
40 ベルト
50 載置部材
50a 載置面
50b、50c 摺動面
52 キャリッジ
55 規定部材
55a 規定面
60 ローラ
M1、M2、M3 モータ
P ペーパー
Pa 印画面
Pb 裏面

Claims (5)

  1. 感光材料処理装置から排出される感光材料を、搬送装置へ移載する移載装置であって、
    前記感光材料処理装置から排出される前記感光材料が載置される載置面を有する載置部材と、
    前記載置部材に載置された前記感光材料の端縁位置を規定する規定部を有する規定部材と、
    前記規定部により規定される前記感光材料の端縁位置を移動させることにより前記感光材料が前記搬送装置へ移載されるように、前記規定部材を前記搬送装置へ向けて移動する規定部材移動手段と、を備え、
    前記載置部材は、前記感光材料を前記規定部へ案内するように前記載置面が傾斜した案内位置と、前記載置面が前記規定部材の移動方向に略平行な移載位置と、の間で回動可能であり、かつ、前記規定部材の移動に連動して、前記案内位置から前記移載位置へ回動することを特徴とする移載装置。
  2. 前記搬送装置が前記感光材料を略水平に搬送する装置であり、 前記規定部材の前記規定部は、略垂直に構成され、
    前記載置部材の前記載置面は、前記移載位置において略水平であることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
  3. 前記載置部材が、
    前記規定部材に設けられた摺動部が摺動する摺動面を有し、該摺動面は、前記規定部材の移動による前記摺動部の移動により、前記載置部材を前記案内位置から前記移載位置へ回動させる形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の移載装置。
  4. 前記規定部材の前記規定部が、
    前記載置部材の前記載置面に設けられたスリットを通過することにより、前記載置面から突出していることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
  5. 更に、
    前記感光材料処理装置と前記載置部材との間に設けられ、前記感光材料処理装置から排出される前記感光材料を、その表裏を反転して前記載置部材へ渡す反転手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
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