JP3675113B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルの画像データをアナログの信号電圧に変換するドライバと、信号電圧により動作して画像を映し出すパネルとからなる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示装置に用いるパネルとしては、例えばアクティブマトリクス型の液晶ディスプレイ(LCD)が広く用いられている。アクティブマトリクス型のLCDパネルは上下一対の基板の間に電気光学物質として液晶を保持したフラット構造となっている。一方の基板にはマトリックス状に配列した画素電極とこれをスイッチング駆動する薄膜トランジスタが集積形成されている。他方の基板には対向電極が全面的に形成されている。薄膜トランジスタは大別すると多結晶シリコンを活性層とした薄膜トランジスタ(poly−Si TFT)と、非晶質シリコンを活性層とした薄膜トランジスタ(α−Si TFT)とがある。poly−Si TFTは比較的高性能であり、画素駆動用のスイッチング素子に加え周辺の走査回路を同一基板上に内蔵することができる。一方、α−Si TFTは比較的低性能である為、周辺の走査回路を内蔵することはできず、一般に外付け型となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、LCDパネルの高精細化が進んでおり、例えばXGA規格ではマトリックス状の画素が水平方向に1024個配列し、垂直方向に768個配列している。フルカラー表示を行う場合には水平方向の画素数が1024×3=3072個に増加する。この様に画素の高精細化及び高密度化が進むと、従来の内蔵型LCDパネルでは特に水平走査回路の転送速度が追い付かなくなり、XGA規格の画像を表示することが困難である。XGA規格の画像を表示する場合、一水平期間(1H)に割り当てられる有効時間は約10μsであり、3072本の信号線に信号電圧をサンプリングする為には、信号線1本当りの選択時間が約10nsとなる。この様な短時間で信号電圧を画素に充分書き込むことは不可能であり、高画質の表示はできない。又、α−Si TFTを用いたLCDパネルでは、信号電圧を供給するドライバの他周辺の走査回路も外付けとなる。これらは一般にLSIチップで供給される。前述した様に、XGA規格でフルカラー表示を行う場合、3072本の信号線と768本の走査線が必要である。この為、合計で約3800本のパネル側配線に対してLSIチップを接続しなければならない。実装上の観点から歩留りの低下が問題となり、且つ多数のLSIチップが必要となる為コストアップの要因になる。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
上述した従来の技術の課題を解決する為に以下の手段を講じた。本発明に係る表示装置は基本的な構成として、デジタルの画像データをアナログの信号電圧に変換するドライバと、該信号電圧により動作して画像を映し出すパネルとを備えている。本発明の第一側面によれば、前記パネルは、行状の走査線と、列状の信号線と、両者の交差部に配される行列状の画素と、該走査線に接続され順次一行分の画素を選択する垂直走査回路と、所定本数の信号線の組毎に設けられ一組分の信号電圧を同時に一組の信号線に印加するスイッチと、組毎に設けたスイッチを順次開閉して選択された一行分の画素に信号電圧を書き込む水平走査回路とを有する。前記ドライバは、外部から入力される画像データを順次転送するシフトレジスタと、該シフトレジスタから一組分の画像データを一括して取り込むラッチメモリと、取り込んだ一組分の画像データを一組分の信号電圧に変換して該パネルに供給するデジタル/アナログコンバータとを有する。前記ドライバは、一組分の信号電圧に対応した配線で前記パネルに接続している。係る構成により、前記パネルが一組分の信号電圧を書き込んでいる時、前記ドライバは次の一組分の画像データの転送を行う。
【0005】
本発明の第二側面によれば、前記パネルは、行状の走査線と、列状の信号線と、両者の交差部に配される行列状の画素と、該走査線に接続して一行づつ画素を選択する垂直走査回路と、所定個数の信号電圧を一定本数おきに配された所定本数の信号線に分配可能なスイッチ群と、該スイッチ群の開閉走査を一定回数繰り返して該所定個数と該一定回数との積で決まる複数個の画素に信号電圧を書き込みさらにこの書き込みを選択された全画素に対して行う水平走査回路とを有する。前記ドライバは、外部から入力される一行分の画像データを順次転送するシフトレジスタと、該シフトレジスタから一行分の画像データの一部に相当する該複数個分の画像データを一括して取り込みこれらを一定個数おきで所定個数づつに区切り一定回数に分けて読み出すシリアル/パラレルコンバータと、読み出された所定個数の画像データをそれぞれ信号電圧に変換して一定回数繰り返し該パネルに供給するデジタル/アナログコンバータとを有する。係る構成により、前記パネルが該所定個数と該一定回数との積で決まる複数個の画素に信号電圧を書き込んでいる時、前記ドライバは次の複数個分の画素に割り当てるべき画像データの転送を行う。
【0006】
本発明の第一側面に係る表示装置は、それぞれN段のシフトレジスタ、ラッチメモリ、デジタル/アナログコンバータ、出力バッファ等を備えたドライバを用いている。一水平期間(1H)にN段シフトレジスタをM回転送させる。このシフトレジスタの一回のデータ転送が終了した時点で、N個の画像データを一組としてラッチメモリに取り込む。この取り込まれた一組の画像データに基づき、パネル駆動用の信号電圧を生成し、これによりパネルを駆動する。次の一組のデータをN段シフトレジスタで転送している間に、上述した信号電圧をパネルに印加し画像を映し出す。N段のデータ転送をM回繰り返すことにより、一行分がN×M個の画素に1Hで信号電圧を書き込むことができる。この様に、一回につきN個の信号電圧を同時に書き込むことが可能であり、充分な書き込み時間を確保し高画質な表示を実現している。又、パネルにおける信号書き込み周波数が低下するので低消費電力化が可能になる。
【0007】
本発明の第二側面に係る表示装置は、m段シフトレジスタ、n×θ=m段のラッチメモリ、シリアル/パラレルコンバータ、θ段のデジタル/アナログコンバータ及び出力バッファを有するドライバを用いてパネルを駆動している。シリアル/パラレルコンバータはm=n×θ個の画像データを取り込んだ後、シリアルデータをn個おきにθ個のパラレルデータに区切ってn回に分けて読み出す。一方、パネルはブロック毎にn段の水平走査回路を有するとともに、θ個の信号電圧の各々を、n個のスイッチによりn本の信号線に分割する。このn個のスイッチはn段の水平走査回路により制御できる。これにより、θ個の信号電圧をn回に分けて、n×θ=m個の画素に書き込む。この走査を複数ブロックについて繰り返し一行分の画素に信号電圧を書き込む。係る構成により、θ個の信号電圧を同時に画素に書き込むことが可能となり充分な書き込み時間が確保できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る表示装置の第1実施形態を示す模式的なブロック図である。図示する様に、本表示装置はドライバ1とLCDパネル2とから構成されている。LCDパネル2はアクティブマトリクス型であり、画面部には互いに交差する走査線Xと信号線Yが配列されている。行状の走査線Xと列状の信号線Yとの交差部には画素PXLが形成されている。画素PXLは液晶容量LCと補助容量CSと薄膜トランジスタTrとからなる。液晶容量LCは画素電極とこれに対面する対向電極COMとで構成されており、両電極の間には電気光学物質として液晶が保持されている。液晶容量LCは薄膜トランジスタTrによって駆動される。薄膜トランジスタTrのドレイン電極は対応する液晶容量LC及び補助容量CSに接続され、ソース電極は対応する信号線Yに接続され、ゲート電極は対応する走査線Xに接続されている。各走査線Xは垂直走査回路を構成するVシフトレジスタ21に接続されており、線順次で選択走査される。選択された走査線Xに接続する一行分の薄膜トランジスタTrは導通状態におかれる。この結果、一行分の画素PXLに含まれる液晶容量LCはそれぞれ対応する信号線Yに電気接続されることになる。なお、Vシフトレジスタ21は外部から入力される垂直クロックVCK1,VCK2に応じて動作し、同じく外部から供給される垂直スタートパルスVSTを順次転送することで、各走査線Xを逐次選択するようになっている。なお、VCK1とVCK2は互いに反対極性である。
【0009】
LCDパネル2の周辺上部にはM個のスイッチHSW1,HSW2,・・・,HSWMが形成されている。各HSWは所定本数(N本)の信号線Yの組毎に設けられており、ドライバ1から供給された一組分の信号電圧OUT1,OUT2,・・・,OUTNを同時に一組の信号線Yに印加する。さらに、水平走査回路を構成するHシフトレジスタ22がLCDパネル2の周辺上部に配されており、組毎に設けたスイッチHSW1,HSW2,・・・,HSWMを順次開閉して、選択された一行分の画素PXL(N×M個)に信号電圧OUT1,OUT2,・・・,OUTNを書き込む。個々のHSWはN個の信号電圧OUT1〜OUTNを一回でN本の信号線Yに印加することができる。
【0010】
一方、ドライバ1はN段シフトレジスタ11とN段ラッチメモリ12とN段電圧発生器13とN段出力バッファ14とを備えている。N段シフトレジスタ11は外部から入力されるデジタル画像データを所定のシフトクロックに従って順次転送する。N段ラッチメモリ12はラッチパルスに応答して動作し、N段シフトレジスタ11から一括して一組分の画像データ(N個)を取り込む。N段電圧発生器13はデジタル/アナログコンバータ(DAC)であり、ラッチメモリ12が取り込んだ一組分のデジタル画像データを一組分のアナログ信号電圧OUT1,OUT2,・・・,OUTNに変換する。DACは外部から供給される基準電圧を用いて信号電圧を生成する。生成されたN個の信号電圧OUT1,OUT2,・・・,OUTNはN段出力バッファ14を介してLCDパネル2側に供給される。
【0011】
図2は、図1に示した電圧発生器(デジタル/アナログコンバータ)13の動作説明に供する表図である。本例では、4ビット(D0,D1,D2,D3)を1バイトとするデジタル画像データに応じて、16階調の基準電圧V0〜V15の何れかを選択して、信号電圧OUTを生成する。ただし、実際の表示装置では6ビットもしくは8ビットを1バイトとするデジタル画像データが用いられることが多い。6ビットのデジタル画像データは64階調表現が可能であり、8ビットのデジタル画像データは256階調の画像表現が可能である。ある画素PXLに割り当てられたデジタル画像データ(D0,D1,D2,D3)が(1,1,1,1)の値を取る時、当該画素PXLには最高位の基準電圧V0が印加される。LCDパネル2が仮にノーマリホワイトモードでモノクロ表示を行う場合、当該画素PXLは最高位の基準電圧V0の印加によって黒色を呈する。又、デジタル画像データ(D0,D1,D2,D3)が(0,0,0,0)の値を取る時、画素PXLには最低位の基準電圧V15が信号電圧として印加され、白色を呈する。デジタルデータ(D0,D1,D2,D3)の値が(1,0,0,0)である場合には、ほぼ中間の基準電圧V7が信号電圧として印加され、画素PXLはほぼ中間の灰色を呈する。一般に、LCDパネル2は多ビット構成のデジタルデータの値に応じて黒色から白色に掛けて多階調に分かれた明度を画素PXLに付与する。
【0012】
図3は、図1に示した表示装置に外部から入力される各種の信号を示すタイミングチャートである。LCDパネル2側のHシフトレジスタ22には1H毎に水平スタートパルスHSTが入力される。又、HSTを順次転送する為に水平クロックHCKも供給される。HCKは1Hに付きM個のパルスを含む。一方ドライバ1側のN段シフトレジスタ11にはシフトクロックが入力される。又、N段ラッチメモリ12にはラッチパルスが入力される。このラッチパルスは前述したHCKと同相であり、且つ隣り合うラッチパルスの期間に、丁度N個分のデータシフトクロックが含まれるようになっている。
【0013】
以下、図3のタイミングチャートを参照しながら、図1に示した表示装置の動作を詳細に説明する。ドライバ1はN段シフトレジスタ11及びN段ラッチメモリ12を有している。ラッチされたデジタル画像データはN段電圧発生器13により処理され、その値に従って重み付けもしくは階調化されたアナログ信号電圧に変換する。このアナログ信号電圧OUT1,OUT2,・・・,OUTNはN段出力バッファ14からLCDパネル2側に出力される。例えば、XGA規格の表示を行う場合、シフトレジスタ11は1Hに付き1024×3=3072バイトのデジタル画像データを転送する。ここで、N=384に設定すると、M=8となる。外部から入力されるデジタル画像データはN段シフトレジスタ11により384バイト分が転送されると、N段ラッチメモリ12によりラッチされる。ラッチされたデジタル画像データはN段電圧発生器13によりアナログ信号電圧に変換され、出力バッファ14を介してLCDパネル2側に入力される。ドライバ1側のシフトレジスタ11は384バイトのデジタルデータがラッチされた後は、次の384バイト分のデジタルデータを転送している。
【0014】
一方LCDパネル2は最初の384個の信号電圧OUT1,OUT2,・・・,OUTNが入力された時、HSW1をオン状態とし、信号電圧OUT1〜OUTNを対応する384本の信号線Yに印加する。このHSW1のオン時間は、次の384バイト分のデジタルデータを転送するまでの間持続する。次の384バイト分のデジタルデータがドライバ1のシフトレジスタ11で転送されたら、ラッチメモリ12が再びこの384バイト分のデジタルデータを取り込む。この時点でHSW1はオフ状態に移行し、これに代わってHSW2がオン状態となる。これにより次の384個の信号電圧OUT1〜OUTNが対応する384本の信号線Yに書き込まれる。このようにして8回HSW1〜HSWMの開閉動作(オンオフ動作)を繰り返すことにより、合計3072バイトの画像データが各画素PXLに書き込まれる。XGA規格の場合、95MHzのシフトクロックでデータ転送が行われる。この場合、384バイトのデータを転送する時間は約1.3μsとなる。この間、LCDパネル2は信号線Yに対する書き込みができる。従来だと、約10nsの時間しか確保できなかったのに対し、本発明では充分な書き込み時間を確保可能となり、高画質な表示が実現できる。さらに、LCDパネル2における信号書き込み周波数が下がるので、低消費電力化が可能になる。加えて、本発明ではワンチップのドライバ1でLCDパネル2を駆動できる為、従来の様に数千本の配線に渡ってICチップとLCDパネルとの電気接続を行う必要がなく、実装上の信頼性が向上する。
【0015】
図4は、本発明に係る表示装置の第2実施形態を示すブロック図である。図示する様に、本表示装置はデジタルの画像データをアナログの信号電圧OUT1〜OUTθに変換するドライバ1と、θ個の信号電圧OUT1〜OUTθにより動作して画像を映し出すLCDパネル2とから構成されている。ドライバ1はデジタル画像データをアナログ信号電圧に変換してLCDパネル2の画素に書き込ませ画像の表示を行う。ドライバ1はm段シフトレジスタ11と、シリアル/パラレルコンバータ15と、θ段電圧発生器13と、θ段出力バッファ14とを備えている。m段シフトレジスタ11はシフトクロック1に応じて動作し、外部から入力されるデジタル画像データを順次転送する。シリアル/パラレルコンバータ15は複数個(m個)の画素PXLに割り当てるべき画像データを一括して取り込み、これらを一定個数(n個)おきに所定個数(θ個)づつ区切り一定回数(n回)に分けて読み出す。具体的には、シリアル/パラレルコンバータ15は外部から供給されるラッチパルスに応じてmバイトのデジタルデータを一括して取り込み、さらに外部から供給されるシフトクロック2に応じてmバイトのデジタルデータをθバイトづつ並べ替え且つ一定回数nに分けて読み出す。第1回目では、1バイト目、n+1バイト目、2n+1バイト目、・・・、n(θ−1)+1バイト目の合計θバイトが読み出されて、後段の電圧発生器13側に送られる。2回目(n=2)では、2バイト目、n+2バイト目、2n+2バイト目、・・・の合計θバイトが読み出され、電圧発生器13に送られる。最後のn回目では、nバイト目、2nバイト目、3nバイト目、・・・、n×θバイト目の合計θバイトが一括して読み出され、電圧発生器13側に送られる。この様に、シリアル/パラレルコンバータ15は一括でラッチされたmバイトのシリアルデータ配列を組み替えて、θ×nのパラレルデータ配列としている。θ段電圧発生器13はデジタル/アナログコンバータとして機能し、シリアル/パラレルコンバータ15から読み出された所定個数(θ個)の画像データをそれぞれ信号電圧OUT1〜OUTθに変換する。これらの信号電圧OUT1〜OUTθはθ段出力バッファ14を介して一定回数(n回)繰り返しLCDパネル2側に供給される。
【0016】
図5は、図4に示したLCDパネル2の具体的な構成を示す模式的な回路図である。図1に示した先の実施形態に係るLCDパネルと対応する部分には対応する参照番号を付して理解を容易にしている。図5に示す様に、本LCDパネルは行状の走査線Xと、複数本(m本)づつのブロックに分かれた列状の信号線Yと、走査線X及び信号線Yの交差部に配される行列状の画素PXLとを備えている。なお、図ではm本の信号線Yを含む1ブロックのみが示されている。さらに、LCDパネルの周辺左側部には走査線Xに接続してVシフトレジスタ21が配されており、一行づつ画素PXLを選択する。さらに、LCDパネル1の周辺上部には1ブロック内で所定個数(θ個)の信号電圧OUT1,OUT2,・・・,OUTθを一定本数(n本)おきに配された所定本数(θ本)の信号線Yに同時に分配可能なスイッチ群SWが配されている。個々のスイッチSWはG1,G2,・・・,Gθで表わされるθ個のグループに分かれている。第1のグループG1にはSW1,SW2,SW3,・・・,SWnの合計n個のスイッチSWが含まれる。同様に、2番目のグループG2にもSW1〜SWnのスイッチが含まれる。以下同様に、最後のグループGθにもSW1,SW2,SW3,・・・,SWnが含まれている。G1の各SWにはOUT1が供給され、G2の各SWにはOUT2が供給され、Gθの各SWにはOUTθが供給される。まず最初に、各グループG1〜Gθに属するSW1が一斉に導通状態となり、OUT1〜OUTθがそれぞれサンプリングされる。この結果、OUT1〜OUTθはn本おきに配列した信号線Yに一斉に書き込まれることになる。次の回には、G1〜Gθに属する全てのSW2が導通状態となり、やはり、n本おきに配列した信号線YにOUT1〜OUTθが一斉にサンプリングされることになる。さらに、LCDパネルの周辺上部にはHシフトレジスタ22が設けられており、上述したスイッチSWの開閉走査を一定回数(n回)繰り返して、信号電圧の所定個数(θ個)と一定回数(n回)との積に等しい複数本(m本)の信号線Yを介して複数個(m個)の画素PXLに信号電圧OUT1〜OUTθを書き込む。さらに、この書き込みをブロック毎に繰り返して選択された全画素PXLに信号電圧OUT1〜OUTθを書き込む。
【0017】
図6は、図4及び図5に示した表示装置に外部から供給される各種の制御信号を示すタイミングチャートである。図示する様に、一水平期間(1H)は水平同期信号HSYNCによって規定される。LCDパネル側のHシフトレジスタ22には水平スタートパルスHSTが入力される。Hシフトレジスタ22は各ブロック毎に設けられているので、1H内にブロック数に応じたHSTのパルスが外部から入力される。Hシフトレジスタ22はHCKに応じてHSTを順次転送し、SWの開閉走査を行う。一方、ドライバ1側のm段シフトレジスタ11には外部からシフトクロック1が入力される。これは、HSTの一周期にm個含まれる。又、シリアル/パラレルコンバータ15にはHSTと同相のラッチパルスが入力される。さらに、シリアル/パラレルコンバータ15にはHCKと同相のシフトクロック2が入力される。シフトクロック2はmバイトのデジタルデータをθバイトづつn回に分ける為に用いられる。
【0018】
以下図6のタイミングチャートを参照しながら、図4及び図5に示した表示装置の動作を詳細に説明する。例えば、XGA規格でフルカラー表示を行う場合、3072バイトのデータが1Hの期間に転送される。ここで、m=768、n=12、θ=64と設定する。即ち、m=n×θである。又、3072÷768=4がブロック数となる。外部から入力された画像データは768バイト分がシフトレジスタ11で転送されたら、シリアル/パラレルコンバータ15によりラッチされる。さらに、シリアル/パラレル変換を行い、n=12個おきに並べ替えられたθ=64バイトのパラレルデータが得られる。なお、シフトレジスタ11は上述したラッチ後は次のデータの転送を行っている。64バイトのパラレルデータが次の768個のデータ転送を行っている間に、シフトクロック2によって12回出力される。LCDパネル2は64バイトのパラレルデータに対応した信号電圧OUT1〜OUT64を入力し、HCKに同期してSWを切り換える。即ち、12段のHシフトレジスタ22によって12個一組のSWを64グループ一つとして動作させる。この動作を4ブロック分繰り返すことにより3072バイトのデジタルデータが全てLCDパネルの信号線Yに書き込まれる。95MHzのクロックでデータ転送が行われるXGA規格の場合、768バイトのデータを転送する時間は約2.7μsである。この間に、64バイトのデータを12回に分けて書き込み動作させるので、一回の書き込み時間は約220nsとなる。従来の書き込み期間が約10nsしかなかったのに対し、20倍以上の時間となり充分書き込むことが可能である。本実施形態では、ドライバ1はLCDパネル2の各ブロックに対して共通に用いることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ドライバ1個でLCDパネルを駆動できる為、従来の様に数千本に渡る配線の接続作業を行う必要がなく、実装上の信頼性が改善可能である。又、一括して信号電圧を信号線に書き込む様にしているので、充分な書き込み時間が確保でき高画質な表示を実現できる。又、LCDパネル内において信号線への書き込み周波数が低減化するので、低消費電力化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した表示装置のドライバに組み込まれる電圧発生器の動作説明に供する表図である。
【図3】図1に示した表示装置の動作説明に供するタイミングチャートである。
【図4】本発明に係る表示装置の第2実施形態を示すブロック図である。
【図5】図4に示した表示装置に含まれるLCDパネルの具体的な構成を示す回路図である。
【図6】図4及び図5に示した表示装置の動作説明に供するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1・・・ドライバ、2・・・LCDパネル、11・・・シフトレジスタ、12・・・ラッチメモリ、13・・・電圧発生器、14・・・出力バッファ、15・・・シリアル/パラレルコンバータ、21・・・Vシフトレジスタ、22・・・Hシフトレジスタ、X・・・走査線、Y・・・信号線、PXL・・・画素
Claims (4)
- デジタルの画像データをアナログの信号電圧に変換するドライバと、該信号電圧により動作して画像を映し出すパネルとからなる表示装置であって、
前記パネルは、行状の走査線と、列状の信号線と、両者の交差部に配される行列状の画素と、該走査線に接続され順次一行分の画素を選択する垂直走査回路と、所定本数の信号線の組毎に設けられ一組分の信号電圧を同時に一組の信号線に印加するスイッチと、組毎に設けたスイッチを順次開閉して選択された一行分の画素に信号電圧を書き込む水平走査回路とを有し、
前記ドライバは、外部から入力される画像データを順次転送するシフトレジスタと、該シフトレジスタから一組分の画像データを一括して取り込むラッチメモリと、取り込んだ一組分の画像データを一組分の信号電圧に変換して該パネルに供給するデジタル/アナログコンバータとを有し、
前記ドライバは、一組分の信号電圧に対応した配線で前記パネルに接続しており、
前記パネルが一組分の信号電圧を書き込んでいる時前記ドライバは次の一組分の画像データの転送を行なうことを特徴とする表示装置。 - デジタルの画像データをアナログの信号電圧に変換するドライバと、該信号電圧により動作して画像を映し出すパネルとからなる表示装置であって、
前記パネルは、行状の走査線と、列状の信号線と、両者の交差部に配される行列状の画素と、該走査線に接続して一行づつ画素を選択する垂直走査回路と、所定個数の信号電圧を一定本数おきに配された所定本数の信号線に分配可能なスイッチ群と、該スイッチ群の開閉走査を一定回数繰り返して該所定個数と該一定回数との積で決まる複数個の画素に信号電圧を書き込みさらにこの書き込みを選択された全画素に対して行なう水平走査回路とを有し、
前記ドライバは、外部から入力される一行分の画像データを順次転送するシフトレジスタと、該シフトレジスタから一行分の画像データの一部に相当する該複数個分の画像データを一括して取り込みこれらを一定個数おきに所定個数づつ並べ替えて一定回数に分けて読み出すシリアル/パラレルコンバータと、読み出された所定個数の画像データをそれぞれ信号電圧に変換して一定回数繰り返し該パネルに供給するデジタル/アナログコンバータとを有し、
前記パネルが該所定個数と該一定回数との積で決まる複数個の画素に信号電圧を書き込んでいる時前記ドライバは次の複数個分の画素に割り当てるべき画像データの転送を行なうことを特徴とする表示装置。 - デジタルの画像データをアナログの信号電圧に変換してパネルの画素に書き込ませ画像の表示を行なうドライバであって、
外部から入力される一行分の画像データを順次転送するシフトレジスタと、複数個分の画素に割り当てるべき一行分の画像データの一部に相当する画像データを一括して取り込みこれを一定個数おきに所定個数づつ並べ替えて一定回数に分けて読み出すシリアル/パラレルコンバータと、
読み出された所定個数の画像データをそれぞれ信号電圧に変換して一定回数繰り返し該パネルに供給するデジタル/アナログコンバータとを有し、
該パネルが該所定個数と該一定回数との積に等しい複数個の画素に信号電圧を書き込んでいる時に次の複数個の画素に割り当てるべき画像データの転送を行なうことを特徴とするドライバ。 - 行状の走査線と、
複数本づつのブロックに分かれた列状の信号線と、
走査線及び信号線の交差部に配される行列状の画素と、
該走査線に接続して一行づつ画素を選択する垂直走査回路と、
各ブロック内で所定個数の信号電圧を一定本数おきに配された所定本数の信号線に同時に分配可能なスイッチ群と、
該スイッチ群の開閉走査を一定回数繰り返して、該所定個数と該一定回数との積に等しい該複数本の信号線を介して複数個の画素に信号電圧を書き込み、さらにこの書き込みをブロック毎に繰り返して選択された全画素に信号電圧を書き込む水平走査回路とを有するパネル。
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