JP3675088B2 - バッテリー着脱機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体にバッテリーを内蔵できるように設けられたバッテリー収納部を備えたビデオカメラであって、バッテリーの収納口を閉じるバッテリー扉を備えたことを特徴とするバッテリー着脱機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビデオカメラは、バッテリーの容積も含めて小型化が著しい。
【0003】
図8に、上述したバッテリー着脱機構を備えたビデオカメラのバッテリー扉を閉じた状態の構成斜視図を示す。図9に、同じくバッテリー着脱機構を備えたビデオカメラのバッテリー扉を開いた状態の構成斜視図を示す。図8と図9において、バッテリー着脱機構は本体内部に設けられ、市場では、このバッテリー着脱機構の小型化と本体の小型化が要求されている。
【0004】
以下に、従来のバッテリー着脱機構について説明する。
図10は従来のバッテリー着脱機構の構成を示すものである。図10において、101はビデオカメラ本体のバッテリー収納部で、101aはバッテリー収納部101側のバッテリー接続端子部で、101bはバッテリー収納部101に取り付けられたバッテリー押し出しバネである。102はバッテリーで、102aはバッテリー102側の接続端子部である。103はバッテリーロックツマミで、103aはロックツマミ固定ピースで、103bはロックツマミコイルバネである。104はバッテリー扉で、104aはバッテリー扉の回転支点で、104bはバッテリー扉を開くねじりコイルバネで、105が操作する指である。
【0005】
以上のように構成されたバッテリー着脱機構について、以下その動作について説明する。
【0006】
従来のバッテリー着脱機構は、図10に示すようにねじりコイルバネ104bが、バッテリー扉104を開き、バッテリー102を挿入すると、ロックツマミバネ103bの弾性を利用してバッテリーロックツマミ103bが、バッテリー102の端面に掛かり固定されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、コイルバネとロックピース固定ピースのスペースが必要になっている、また、バッテリーを取り出す時にロックピースの可動スペースも必要になっているので、バッテリーロックツマミ部が大きくなる。またロックピースを操作する際、指がバッテリーに当たり操作しにくいという問題点を有していた。
【0008】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、バッテリーロックツマミ部の小型化ができ、しかもバッテリーを取り出す操作も容易にでき、さらにバッテリーが不意に落下することを防止するバッテリー着脱機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明のバッテリー着脱機構は、本体にバッテリーを内蔵できるように設けられたバッテリー収納部を備えたビデオカメラであって、バッテリーの収納口を閉じるバッテリー扉を備えた構成を有している。
【0010】
この構成によって、バッテリー収納機構部の小型化ができ、バッテリーを取り出す操作も容易にでき、さらにバッテリーが不意に落下することを防止できるバッテリー着脱機構が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載された発明は、本体にバッテリーを内蔵できるように設けられたバッテリー収納部を備えたビデオカメラであって、前記バッテリーの収納口を閉じるバッテリー扉と、前記バッテリー扉の内側に位置し前記バッテリー収納部の端部に回動自在に設けられた回転板と、前記バッテリー扉の内側に固定されかつ前記バッテリー扉の内面との間に前記回転板を位置させる扉板と、前記回転板に設けられたスリットと、前記扉板に弾性変形自在に設けられかつ前記バッテリー扉を前記バッテリー収納部に対して閉めた状態で前記スリットに係合する曲げ部と、前記バッテリー扉に設けられ外部より押圧することで前記曲げ部を押圧する第1の凸部と、前記バッテリー収納部の角に設けられた角穴と、前記バッテリー扉に設けられかつ前記バッテリー扉を前記バッテリー収納部に対して閉めた状態で前記角穴に係合する第2の凸部とを備え、前記バッテリー扉を前記バッテリー収納部に対して閉めた状態から開く際、前記バッテリー扉の一部を押圧することで前記第1の凸部が前記曲げ部を押圧することで前記曲げ部の前記スリットに対する係合が外れ、前記バッテリー扉を前記回転板に対して所定量スライドさせることで前記角穴と前記第2の凸部との係合が外れ、前記バッテリー扉を前記バッテリー収納部に対して開閉可能になることを特徴とするものであり、バッテリー収納部の小型化ができ、バッテリーを取り出す操作も容易にでき、しかもバッテリーが不意に落下することを防止できるという作用を有する。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明のバッテリー着脱機構の構成を示す分解斜視図であり、図1において、1はバッテリー2を固定するロックツマミを示し、ロックツマミ1にはバッテリー2を挿入する時に当てて案内する傾斜面1aとバッテリー2を取り出す時に操作する第3の凸部1bとバッテリー2を固定する面1cと弾性を利用した付勢弾性体である板バネ1dを有し、ビス3aで、ビデオカメラ本体のバッテリー収納部3に取り付けられている。バッテリー2はロックツマミ1の固定面1cと係合する凹部2aと本体と電気接続するバッテリー接続部2bを有している。
【0017】
3はビデオカメラ本体のバッテリー収納部を示し、収納部3には本体接続部3bとバッテリー押し出しバネ3cと角穴3dと軸受け部3eと回転板の曲げ部6dに係合する第4の凸部3fを有している。
【0018】
4はバッテリー扉を示し、バッテリー扉4には扉板5を押す第1の凸部4aと第1の凸部4aを容易に変動可能にするスリット4bと収納部の角穴3dに係合する第2の凸部4cを有し、バッテリー扉4は回転板6を介して、扉板5にビス4eで取り付けられている。扉板5にはバッテリー扉4をスライドロックさせる曲げ部5aと回転板の穴6bに係合する第5の凸部5bを有している。回転板6にはスリット6aと穴6bと回転支点となるカーリング部6cと回動時にクリックを出す曲げ部6dを有し、回転板6はビス7で軸受け部3eに回動可能に取り付けられている。
【0019】
以上のように構成されたバッテリー着脱機構について、図2を用いてその動作を説明する。
【0020】
図2は、バッテリーが固定された状態の平面断面図で、ロックツマミ1は板バネ1dで矢印の方向に付勢されているため、ロックツマミの固定面1cがバッテリー2の凹部2aに係合され、バッテリー2がバッテリー収納部3に固定されている。この時、バッテリー接続部2bは収納部接続部3bと導通があり、バッテリー押し出しバネ3cはバッテリー2と当接し、押し出す方向に圧力をかけている。
【0021】
ここで、図3に示すように、バッテリー扉4を左右移動してかつ回動させて開いた後、ロックツマミ1を矢印方向に操作するとロックツマミ1の固定部1cがバッテリー2の凹部2aより外れる。この時、ロックツマミ1は、ビデオカメラ本体よりも外の空いた空間1eを利用することができ、ビデオカメラ本体の小型化ができる。またロックツマミ1を操作する空間が確保できるためバッテリー2を取り出す操作が安易になる。
【0022】
図4は、バッテリー扉を閉じた状態の平面断面図で、扉板5は矢印の方向に付勢されているため、扉板の曲げ部5aが回転板のスリット6aに係合され、バッテリー扉4がバッテリー収納部3に固定されている。
【0023】
ここで、図5に示すように、バッテリー扉4のスリット部4bを上(矢印)方向に操作するとバッテリー扉4の第1の凸部4aが扉板5の曲げ部5aを押し上げる。この時、扉板の曲げ部5aが回転板のスリット6aから外れる。更に、横方向に操作力を与えるとバッテリー扉4は横方向に移動可能となる。このように、上方向と横方向に操作することでバッテリー扉が不意に開くことを防止でき、更には、バッテリーが不意に落下することを防止できる。また、バッテリー扉のロックツマミ部の小型を可能にし、ビデオカメラ本体の小型化が安易になる。
【0024】
図6は、バッテリー扉を閉じた状態の平面断面図で、回転板6の曲げ部6dは矢印の方向に付勢されているため、回転板6の曲げ部6dがバッテリー収納部3の第4の凸部3fに係合され、バッテリー扉4がバッテリー収納部3に固定されている。
【0025】
ここで、図7に示すように、バッテリー扉4をスライドして回転すると回転板6の曲げ部6dの角度に合わせて止まり、途中でクリックを有する。バッテリー扉の開閉性の向上を容易にでき、しかもバッテリー着脱が容易になる。
【0026】
なお、以上説明した実施の形態において、付勢弾性体は板バネ1dとしたが、コイルバネで構成してもよい。また、ロックツマミ1とバッテリー収納部3は別部品にしたが、一体にしても同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明は、バッテリーロックツマミ部の小型化を容易にでき、バッテリー収納部の小型化ができる、ビデオカメラ本体の小型化ができる。また、バッテリー扉の開閉性の向上を容易にでき、しかもバッテリー着脱が容易にでき、さらにバッテリーが不意に落下することを防止できる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるバッテリー着脱機構の分解斜視図
【図2】同、バッテリーが固定された状態の平面断面図
【図3】同、バッテリーが着脱される状態の平面断面
【図4】同、バッテリー扉を閉じた状態の平面断面図
【図5】同、バッテリー扉を移動した状態の平面断面図
【図6】同、バッテリー扉を閉じた状態の平面断面図
【図7】同、バッテリー扉を移動した状態の平面断面図
【図8】同、バッテリー着脱機構を備えたビデオカメラのバッテリー扉を閉じた状態の構成斜視図
【図9】同、バッテリー着脱機構を備えたビデオカメラのバッテリー扉を開いた状態の構成斜視図
【図10】従来のバッテリー着脱機構の構成図
【符号の説明】
1 ロックツマミ
1a バッテリー2を挿入する時に当てて案内する傾斜面
1b 第3の凸部
1c バッテリー2を固定する面
1d 弾性を利用する板バネ
2 バッテリー
2a ロックツマミの固定面1cと係合する凹部
2b 本体と電気接続するバッテリー接続部
3 ビデオカメラ本体のバッテリー収納部
3a ビス
3b 本体接続部
3c バッテリー押し出しバネ
3d 角穴
3e 軸受け部
3f 第4の凸部
4 バッテリー扉
4a 第1の凸部
4b スリット
4c 第2の凸部
4e ビス
5 扉板
5a バッテリー扉4をスライドロックさせる曲げ部
5b 第5の凸部
6 回転板
6a スリット
6b 穴
6c カーリング部
6d クリックを出す曲げ部
7 ビス
101 ビデオカメラ本体のバッテリー収納部
101a バッテリー収納部101側のバッテリー接続端子部
101b バッテリー押し出しバネ
102 バッテリー
102a バッテリー102側の接続端子部
103 バッテリーロックツマミ
103a ロックツマミ固定ピース
103b ロックツマミコイルバネ
104 バッテリー扉
104a バッテリー扉の回転支点
104b バッテリー扉を開くねじりコイルバネ
105 操作する指
Claims (1)
- ビデオカメラ本体に、バッテリーを内蔵できるバッテリー収納部を備えたビデオカメラであって、前記バッテリーの収納口を閉じるバッテリー扉と、前記バッテリー扉の内側に位置し前記バッテリー収納部の端部に回動自在に設けられた回転板と、前記バッテリー扉の内側に固定されかつ前記バッテリー扉の内面との間に前記回転板を位置させる扉板と、前記回転板に設けられたスリットと、前記扉板に弾性変形自在に設けられかつ前記バッテリー扉を前記バッテリー収納部に対して閉めた状態で前記スリットに係合する曲げ部と、前記バッテリー扉に設けられ外部より押圧することで前記曲げ部を押圧する第1の凸部と、前記バッテリー収納部の角に設けられた角穴と、前記バッテリー扉に設けられかつ前記バッテリー扉を前記バッテリー収納部に対して閉めた状態で前記角穴に係合する第2の凸部とを備え、前記バッテリー扉を前記バッテリー収納部に対して閉めた状態から開く際、前記バッテリー扉の一部を押圧することで前記第1の凸部が前記曲げ部近傍を押圧することで前記曲げ部の前記スリットに対する係合が外れ、前記バッテリー扉を前記回転板に対して所定量スライドさせることで前記角穴と前記第2の凸部との係合が外れ、前記バッテリー扉を前記バッテリー収納部に対して開閉可能になることを特徴とするバッテリー着脱機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00432597A JP3675088B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | バッテリー着脱機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10200801A JPH10200801A (ja) | 1998-07-31 |
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Family
ID=11581309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00432597A Expired - Fee Related JP3675088B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | バッテリー着脱機構 |
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JP (1) | JP3675088B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP00432597A patent/JP3675088B2/ja not_active Expired - Fee Related
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