JP3673331B2 - 運動機能調整装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として身体の運動機能の回復や訓練に用いられる運動機能調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、身体の運動機能の回復(主として治療目的)や訓練(賦活を含む)を目的とした各種の装置が提供されている。この種の装置では、運動方向や運動強度を変更するための操作手段が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の操作手段を知識のない使用者が操作するのは難しいという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、装置について知識のない使用者でも容易に使用することができるようにした運動機能調整装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、使用者が乗る搭乗台と、搭乗台の前方に配置されたディスプレイ装置と、定位置に固定されるとともに上記定位置に対してディスプレイ装置の画面に直交する方向を含む互いに直交する3方向への平行移動および各方向の回りの回転移動を可能とするように6自由度で搭乗台を移動させる駆動手段と、使用者の操作に応じた操作データを生成する操作手段と、搭乗台の移動に関して上記3方向の位置と各方向の回りの回転角度との6つ組を時刻に対応付けた基本データのうちの回転角度にディスプレイ装置の画面を基準平面としたときの映像内での進行方向に応じた角度に関する補正値を加算し、さらに基本データのうちの3方向の位置と回転角度を補正した角度位置とに操作手段で生成した操作データを加算することにより制御データを生成するとともに、駆動手段に対して上記搭乗台の動きを決めるための制御データを与える制御手段と、上記使用者に対して上記操作手段の操作を指示する指示手段とを具備するのである。
【0005】
この構成によれば、指示手段が操作手段の操作を指示するから、知識のない使用者であっても指示手段の指示に従って操作手段を操作すれば、困難なく装置を使用して治療や訓練を行なうことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、少なくとも上記ディスプレイ装置とスピーカとからなる環境生成手段と、上記ディスプレイ装置に映像を出力するための画像データおよび上記スピーカから音響を出力するための音響データを上記制御データに関連付けるように生成する環境制御手段とを付加したものである。
【0006】
この構成によれば、映像や音響によって各種環境をシミュレートすることが可能であり、たとえば風景を見ながら治療や訓練を行なうことで、使用者を飽きさせないようにすることができる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、上記ディスプレイ装置が映像により上記使用者に指示を与える上記指示手段に兼用されている。
この構成によれば、環境生成手段と指示手段とがディスプレイ装置を共用するから、別途に映像表示手段を設ける場合よりも省スペースかつ低コストになる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2の発明において、上記環境制御手段がディスプレイ装置に地上の風景を表示させる画像データを生成し、上記制御手段が上記風景に対応した起伏のデータに基づく上記補正値と上記操作手段からの操作データとを上記基本データに加算することにより上記駆動手段への制御データを生成するのである。
【0010】
この構成によれば、ディスプレイ装置に表示されている風景に合わせて搭乗台が移動するとともに、操作手段による操作によっても搭乗台が制御されるから、画像表示装置に表示された風景に連動した体感が得られるとともに、その体感を操作手段にフィードバックすることによって治療や訓練の効果を高めることができる。
【0013】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、上記画像データが原画面の中からディスプレイ装置に表示する領域をシーンとして切り出すことによって生成され、原画面から切り出されるシーンは上記操作データに基づいて搭乗台の移動に合致するように選択されるのである。
この構成によれば、ディスプレイ装置に表示されるシーンよりも広い領域を有した原画面からシーンを切り出すことによってディスプレイ装置に表示されるシーンを操作データに同期させながらも迅速に作成することができる。つまり、原画面は時系列的に表示させ、操作データに応じて位置や傾きを考慮したシーンを原画像から抽出するだけであるから、処理が簡単かつ高速に行なえるとともに、操作データに合致した臨場感が得られるのである。
【0014】
請求項6の発明は、請求項2の発明において、上記映像が風景であって上記ディスプレイ装置に表示された風景が見られる場所の地図を表示するタッチパネルを備え、地図に示された進行方向の行程に分岐点があるときには上記タッチパネルに触れることにより分岐方向を選択し、当該分岐方向の映像を上記ディスプレイ装置に表示させるのである。
【0015】
この構成によれば、操作表示手段に地図を表示することでカーナビゲーションをシミュレートすることができて使用者の興味を引くことができ、しかも、分岐点での分岐方向を使用者に選択させるような選択肢を与えることによって、変化を付けることができ、使用者を飽きさせないようにすることができる。
請求項7の発明は、請求項2の発明において、上記映像が風景であって上記ディスプレイ装置に表示された風景が見られる場所の地図を表示するタッチパネルを備え、上記タッチパネルにより地図上の位置を指定するとその位置に関連する映像を上記ディスプレイ装置に表示させるのである。
【0016】
この構成によれば、請求項6の発明と同様に、操作表示手段に地図を表示することによってカーナビゲーションをシミュレートすることができて使用者の興味を引くことができ、しかも、地図上の適宜の位置を指定すればその位置に関連した映像をディスプレイ装置に表示するから、使用者の興味を一層引き付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、足置き1aおよび背もたれ1bを有する椅子状の搭乗台1を備え、この搭乗台1を駆動手段としてのパラレルメカニズム2により移動させるように構成されている。パラレルメカニズム2は、図2に示すように、定位置に固定される固定台21と、6本のアーム23を介して固定台21の上方に支持された可動台22とを備える。各アーム23は、固定台21および可動台22に対してそれぞれユニバーサルジョイント24a,24bを介して結合されている。また、各アーム23は、固定台21にユニバーサルジョイント24aを介して結合したサポート筒23aと、サポート筒23aの中に進退自在に挿入されたボールねじよりなるロッド23bと、ロッド23bに噛合するギアを備え正逆の回転に伴ってロッド23bを進退させるモータ23cとからなる。ロッド23bの先端部はユニバーサルジョイント24bを介して可動台22に結合される。したがって、各アーム23のモータ23cをそれぞれ制御してロッド23bの進退量を調節すれば固定台21に対する可動台22の位置を適宜に調節することができる。ここで、パラレルメカニズム2は、6本のアーム23を用いていることにより、互いに直交する3方向の平行移動と、各方向の軸を中心とする回転移動との6自由度の制御が可能である。つまり、搭乗台1も6自由度で移動する。
【0018】
搭乗台1の前方には画像表示装置としてのディスプレイ装置3が配置される。このディスプレイ装置3には3管投影式のテレビジョンモニタを用いている。ここにおいて、ディスプレイ装置3の画面に直交する方向をY軸方向とし、ディスプレイ装置3の画面に平行な面内で上下方向をZ軸方向、水平方向をX軸方向とする。ここに、原点はパラレルメカニズム2の中心とする。パラレルメカニズム2の可動台22は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の3方向に平行移動が可能であるとともに、X軸、Y軸、Z軸の各軸回りに回転移動が可能となる。X軸回りの回転をピッチ、Y軸回りの回転をロール、Z軸回りの回転をヨーと呼ぶ。ディスプレイ装置3の両側には音響出力装置としてのスピーカ4がそれぞれ配置される。ディスプレイ装置3およびスピーカ4は、使用者に臨場感を与えるために環境生成手段として用いられるものであり、ディスプレイ装置3には地上の風景が表示され、風景に応じた音響がスピーカ4より出力される。ここに、風景は実写したものでも、コンピュータグラフィックにより作成したものでもよい。また、スピーカ4はステレオ音響を出力するように配置されている。環境生成手段は、映像と音響とを出力する手段を含んでいれば、他にも風、光、香りなどの環境を形成するような装置を付加してよいのはもちろんのことである。
【0019】
ディスプレイ装置3の側方には搭乗台1に乗った人が操作できる位置にはタッチパネル5が配置される。タッチパネル5は、液晶ディスプレイのような表示装置の画面上に透明なスイッチ群を密着させたものであって、表示装置の表示内容に応じて各スイッチ群を複数の領域に分割し、各領域ごとに異なるスイッチとして機能させるものである。タッチパネル5は、制御手段としてのコンピュータ装置6に格納されているデータに従って制御される。コンピュータ装置6は、環境生成手段を制御するための環境制御手段としても兼用されており、コンピュータ装置6は、映像や音響を出力するための画像データや音響データを格納した媒体を制御することができるようになっている。この種の媒体としてはビデオテープを用いてもよいが、ランダムアクセスが可能なものを用いることが望ましい。つまり、画像データおよび音響データは現状の技術ではビデオCD、レーザディスク、CD−ROM、ハードディスクから選択される媒体を用いて記録される。また、近く実用化されるDVD(デジタルビデオディスク)を用いることも可能と考えられる。
【0020】
ところで、搭乗台1には操作手段としてのレバー7が設けられ、レバー7を操作すると、その操作に応じた操作データがコンピュータ装置6に入力され、コンピュータ装置6ではレバー7からの操作データを用いて搭乗台1を移動させるようにパラレルメカニズム2を制御する。ここに、パラレルメカニズム2の制御には、レバー7からの操作データのみではなく、後述する他のデータも用いられる。レバー7は、図3に示すように、搭乗台1の背もたれ1bから突設されたアーム7aの先端部に、ジョイスティックと同様の構造を有した操作杆7bを取り付けたものであり、操作杆7bはアーム7aに対してボールジョイント部7cで結合されることにより前後左右に自在に傾けることができるようになっている。さらに、操作杆7bの上面には2つの押釦7dが配設され、押釦7dの押し方と操作杆7bの傾け方との組み合わせにより搭乗台1を6自由度で所望の位置に移動させることができるようになっている。
【0021】
次に、動作を説明する。本発明は、装置側からの指示に従って使用者にレバー7を操作させる点に特徴があり、装置側からの指示には主としてディスプレイ装置3が用いられる。また、本実施形態では、地上を走行する状態のシミュレーションを行なうことによって、使用者を楽しませ飽きさせないようにしながら運動機能の治療や訓練を行なうものであり、ディスプレイ装置3の画面には地上の風景を示し、タッチパネル5には地図と現在位置とを表示する。さらに、スピーカ4からは走行中の音(たとえば、自転車の風きり音や自動車やバイクのエンジン音など)やディスプレイ装置3に表示されている風景に関連した周囲の音を出力させる。このように、ディスプレイ装置3は、指示手段と環境生成手段とに兼用されている。ディスプレイ装置3やタッチパネル5に表示する映像やスピーカ4から出力する音響はコンピュータ装置6に設けた上述のような媒体に記録されており、適宜に選択されて表示ないし出力される。ディスプレイ装置3に表示される風景は、後述するように、搭乗台1の位置に応じて変化するように制御されており、行程(道の場合が多いが、必ずしも道はなくてもよい)にX軸回りの傾き(つまり上り坂や下り坂)があったり、Y軸回りの傾き(つまり行程の左右の傾斜)があったりすれば、搭乗台1も行程の傾斜に応じて傾斜し、また行程にZ軸回りの角度変化があれば(つまり行程が左右に曲がれば)、搭乗台1も左右に回ることになる。さらに、各軸方向の速度を時間の経過に伴って変化させることによって、ディスプレイ装置3に表示される画面の時間変化とあいまって使用者に加速度感を与えることができるようになっている。
【0022】
搭乗台1の位置の制御は、具体的には以下のように行なう。コンピュータ装置6に設けた媒体61(図4参照)には、表1に示すように、搭乗台1に関して、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の位置Xi ,Yi ,Zi (iは整数)と、X軸回り、Y軸回り、Z軸回りの回転角度(ロール、ピッチ、ヨー)θXi,θYi,θZi(iは整数)との6つ組を時刻に対応付けた基本データが格納されている。基本データは、たとえば搭乗台1によって自動車の座席に座っている状態をシミュレートするものとすれば、自動車の走行時に生じる振動をシミュレートしたデータになる。
【0023】
【表1】
【0024】
搭乗台1の位置制御に際しては、基本データの時系列をディスプレイ装置3に表示されるシーンに対応付けて補正部62および合成部63で補正した制御データを用いる。つまり、コンピュータ装置6に設けた媒体61にはディスプレイ装置3に表示されるシーン(風景)の起伏データが格納されており、補正部62では後述の処理によって基本データのうちの角度に関するデータに起伏データを加算するのである。
【0025】
さらに具体的に説明すると、媒体61に格納された風景には上述のように起伏を示す起伏データが含まれているから、ディスプレイ装置3の画面を基準平面としたときの映像内での進行方向に応じて角度に関する補正値φXi,φYi,φZiを設定することができ、これらの補正値φXi,φYi,φZiを媒体61に格納された基本データの回転角度θXi,θYi,θZiに加算して搭乗台1の角度位置ΘXi,ΘYi,ΘZiが決定されるのである。すなわち、
ΘXi=θXi+φXi
ΘYi=θYi+φYi
ΘZi=θZi+φZi
という関係になる。このようにして、搭乗台1の位置の時間変化は表2のようなテーブルで表されることになる。ここに、行程として道が示されているときには、Z軸回りの回転角度θZiを道の左右の向きに応じて補正する必要があるが、道がなく後述のようにレバー7の操作によって行程を決めるときには、Z軸回りの角度の補正は不要である。
【0026】
【表2】
【0027】
一方、搭乗台1に座った使用者はディスプレイ装置3の画面上に表示された指示に従って操作手段としてのレバー7を操作する。ディスプレイ装置3に表示される指示は、コンピュータ装置6の媒体61に格納された指示データに基づくものであり、読出部60が読み出してディスプレイ装置3に表示する。このようにして、文字・図形または人物をディスプレイ装置3に表示し、装置の操作方法やレバー7の操作方法についての指示を与えることになる。ここに、必要に応じてスピーカ4からも指示のための音響(声)を出力するようにすれば使用者の理解を一層高めることができる。
【0028】
ところで、レバー7の操作は、搭乗台1の位置、ディスプレイ装置3に表示される風景、スピーカ4から出力される音により形成される音像の位置に反映されなければならないから、各時刻のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の位置Xi ,Yi ,Zi と上述した補正後の角度位置ΘXi,ΘYi,ΘZiに対してレバー7からの入力値が合成部63で加算され、その加算値に基づいて、搭乗台1の位置、画面に表示される風景、音像の位置が制御される。この概念を示すと図5のようになる。つまり、基本データにより与えられた位置Xi ,Yi ,Zi や基本データに補正を加えた角度位置ΘXi,ΘYi,ΘZiの時系列が図5(a)のように示されるときに、レバー7によって図5(b)のような操作データが入力されたとすると、両者が加算されて図5(c)のような制御データが生成されるのである。
【0029】
ここに、ディスプレイ装置3の画面に表示される風景と制御データとの関係を図6に基づいて説明する。ディスプレイ装置3に表示されるシーンは、そのシーンよりも広い領域の原画面から領域を選択することによってディスプレイ装置3の画面に表示されるようになっている。つまり、原画面P0 とシーンP1 とは図6(a)に示すような関係になる。ここで、ディスプレイ装置3の画面の大きさはあらかじめ決まっているから、原画面P0 からシーンP1 を選択するには、原画面P0 の縦横の位置を指定すればよいことになる。たとえば、図6(a)に示す原画面P0 の中心位置を(0,0)とし、シーンP1 の縦横の幅をそれぞれW1 ,W2 とするとき、シーンP1 の中心位置を(0,0)と指定すれば、原画面P0 の(0,0)の位置を中心として、横方向と縦方向との幅がそれぞれW1 ,W2 である領域をシーンP1 として抽出する。
【0030】
また、搭乗台1の移動に従ってディスプレイ装置3の画面に表示されるシーンP1 は変化するから、シーンP1 の中心位置が原画面P0 の中心位置に対して横方向にλ、縦方向にδだけ偏移したとすると、図6(b)のように、(λ,δ)を中心として横方向と縦方向との幅がそれぞれW1 ,W2 である領域をシーンP1 として抽出するのである。媒体61に格納された画像データは基本的には原画面選択部64によって系列的に順次読み出され、これが原画面P0 になる。また、シーン抽出部65においては合成部63で求めた位置に対応するシーンP1 を原画面P0 から抽出し、このシーンP1 がディスプレイ装置3に表示されるのである。
【0031】
このようにシーンP1 を抽出する際、ディスプレイ装置3の画面はXZ平面と平行であるから、X軸方向およびZ軸方向の移動分は、そのまま横方向と縦方向との偏移に反映させればよいが、ピッチ(X軸回りの回転)、ヨー(Z軸回りの回転)については、搭乗台1とディスプレイ装置3との位置関係に基づいて偏移量を調節することになる。たとえば、搭乗台1(厳密には使用者の目の位置であるが、便宜的に搭乗台1の定位置を基準にとる)とディスプレイ装置3との距離をDとしピッチをωとすれば、D・ tanωがZ軸方向の偏移量になる。ヨーについても同様の演算によってX軸方向の偏移になる。さらに、ロール(Y軸回りでの回転)が0度でなければ、その角度に応じてシーンP1 として抽出する領域を傾けることになる。なお、Y軸方向についても搭乗台1は偏移し、ディスプレイ装置3に表示された画像を拡大ないし縮小することによってY軸方向の偏移に対応した画像を形成することが可能であるが、処理時間が長くなったりデータ量が増加したりするから、この処理はとくに必要ではない。実際に搭乗台1のY軸方向への偏移量は比較的少ないものであるから、画像の内容を修正してもあまり意味がなく、このような修正は行なう必要がない。むしろ、ロール、ピッチ、ヨーは視野を大きく変えるから、シーンP1 の抽出にはこれらが重視される。
【0032】
音像についても画像と同様であり、原画面P0 からシーンP1 を抽出する領域が変わると、左右のスピーカ4から出力される音波の位相差を調節することによって音像の位置を変化させる。いま、自動車をシミュレートしていものとすれば、たとえばエンジン音やタイヤがきしむ音をスピーカ4から送出させ、カーブを切るときの音像の位置などを変化させる。また、シーンP1 に応じて川の流れる音、鳥の声などのような音を含めるようにしてもよく、シーンP1 に応じてこれらの音像の位置を調節するのである。つまり、コンピュータ装置6の媒体61には画像データや基本データに応じた音響データが格納されており、この音響データは位相差制御部66を通してスピーカ4から出力される。位相差制御部66は、合成部63で選択されるシーンに応じて左右のスピーカ4から出力する音に位相差を付与するのであって、この位相差によって音像の位置を制御する。
【0033】
搭乗台1は、合成部63で得た制御データをパラレルメカニズム2の各アーム7aの長さに変換し、パラレルメカニズム2の各アーム7aの長さを調節することによって位置が制御される。つまり、基本データにより与えられた位置Xi ,Yi ,Zi や基本データに補正を加えた角度位置ΘXi,ΘYi,ΘZiの時系列をレバー7からの操作データに基づいて修正して得た制御データから各アーム7aの長さデータを求め、このデータに基づいてアーム7aを制御するのである。
【0034】
ところで、上述のように、搭乗台1に乗った使用者の操作できる位置にはタッチパネル5が配置されている。このタッチパネル5には図7に示すように、地図が表示される。この地図はコンピュータ装置6の媒体61に地図データとしてあらかじめ登録されているものであり、ディスプレイ装置3に表示されているシーンP1 を現在位置とするときの周辺、およびその地図内での現在位置を示す。たとえば、タッチパネル5に図7(a)のような地図が示され、▲1▼が現在位置であるとすれば、ディスプレイ装置3には図7(b)のようなシーンP1 が表示される。図7(a)の地図では、現在位置の前方で道が分岐しているから、どちらに進むかを選択することが使用者に要求される。もちろん分岐点の選択の仕方はディスプレイ装置3(必要に応じてスピーカ4も併用される)により指示される。つまり、前方に分岐があれば、分岐の手前の所定位置まで進んだときに、文字・図形または人物がディスプレイ装置3に表示され、分岐点での道を選択することが指示されるとともに、その選択の仕方が示されるのである。
【0035】
上述のように分岐点の選択が指示され、使用者が図7(a)に示すタッチパネル5の▲2▼の位置に触れると、右への分岐を選択したことになる。タッチパネル5に触れるタイミングは▲1▼の位置から分岐点に達するまでの期間であって、その間にタッチパネル5に触れるとコンピュータ装置6の原画面選択部64において画像データから読み出す原画面P0 が選択される。つまり、図7に示した例では、分岐点から右向きに進む場合の原画面P0 が選択され、分岐点を右に曲がった時点でのシーンP1 は図7(c)のようになる。
【0036】
また、タッチパネル5に表示された地図のうち分岐点ではない適宜の位置に触れると、その場所についての情報が媒体61に登録されているときには、ディスプレイ装置3に指定した場所の関連情報が表示されたり、スピーカ4からその場所に関連した音声が出力される。たとえば、地図上に建物が表示されていれば、その建物の静止画や動画や文字による説明がディスプレイ装置4の全面ないし一部に表示されたり、音声による説明がなされたりするのである。
【0037】
(実施形態2)
実施形態1においては、搭乗台1の位置をレバー7の操作に連動させているが、図8に示すように、搭乗台1はレバー7の操作とは無関係に制御してもよい。つまり、ディスプレイ装置3に表示される映像やスピーカ4から送出される音響はレバー7の操作に連動させるが、搭乗台1は基本データに対してディスプレイ装置3に表示される画像に含まれる起伏データにより修正されたデータによって制御され、レバー7の操作とは無関係に制御されることになる。この構成では合成部63は不要になっており、レバー7の操作がシーン抽出部65や位相差制御部66に直接反映されるようにしてある。
【0038】
言い換えると、実施形態1は、ディスプレイ装置3に表示される行程に沿って移動するようにレバー7を操作したり、搭乗台1を水平に保つようにレバー7を操作するなどすることによって平衡感覚を訓練することができ、またディスプレイ装置3に表示される風景の中で自由に移動することによって、あたかも自転車でポタリングしているかのように使用者をリラックスさせる目的で使用することができるのに対して、本実施形態では、搭乗台1の位置変化に応じてバランスを保つことにより、腰部の筋肉を訓練するなどの目的に用いることができる。また、レバー7の操作によって風景を変化させることができるから、視界を変化させることで飽きさせることなく訓練を継続させることができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0039】
上述した各実施形態においては環境生成手段を設けているが、環境生成手段は必ずしも設けなくてもよく、ディスプレイ装置3やスピーカ4を省略することが可能である。ただし、指示手段としては、ディスプレイ装置3とスピーカ4とを併用するのが望ましい。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明は、使用者が乗る搭乗台と、搭乗台の前方に配置されたディスプレイ装置と、定位置に固定されるとともに上記定位置に対してディスプレイ装置の画面に直交する方向を含む互いに直交する3方向への平行移動および各方向の回りの回転移動を可能とするように6自由度で搭乗台を移動させる駆動手段と、使用者の操作に応じた操作データを生成する操作手段と、搭乗台の移動に関して上記3方向の位置と各方向の回りの回転角度との6つ組を時刻に対応付けた基本データのうちの回転角度にディスプレイ装置の画面を基準平面としたときの映像内での進行方向に応じた角度に関する補正値を加算し、さらに基本データのうちの3方向の位置と回転角度を補正した角度位置とに操作手段で生成した操作データを加算することにより基本データのうちの回転角度にディスプレイ装置の画面を基準平面としたときの映像内での進行方向に応じた角度に関する補正値を加算し、さらに基本データのうちの3方向の位置と回転角度を補正した角度位置とに操作手段で生成した操作データを加算することにより制御データを生成するとともに、駆動手段に対して搭乗台の動きを決めるための制御データを与える制御手段と、使用者に対して操作手段の操作を指示する指示手段とを具備するものであり、指示手段が操作手段の操作を指示するから、知識のない使用者であっても指示手段の指示に従って操作手段を操作すれば、困難なく装置を使用して治療や訓練を行なうことができるという利点がある。
【0041】
請求項2の発明のように、少なくともディスプレイ装置とスピーカとからなる環境生成手段と、ディスプレイ装置に映像を出力するための画像データおよびスピーカから音響を出力するための音響データを制御データに関連付けるように生成する環境制御手段とを付加したものでは、映像や音響によって各種環境をシミュレートすることが可能であり、たとえば風景を見ながら治療や訓練を行なうことで、使用者を飽きさせないようにすることができるという利点がある。
【0043】
請求項3の発明のように、ディスプレイ装置が映像により使用者に指示を与える指示手段に兼用されているものでは、環境生成手段と指示手段とがディスプレイ装置を共用するから、別途に映像表示手段を設ける場合よりも省スペースかつ低コストになるという利点を有する。
【0044】
請求項4の発明のように、環境制御手段がディスプレイ装置に地上の風景を表示させる画像データを生成し、制御手段が風景に対応した起伏のデータに基づく補正値と操作手段からの操作データとを基本データに加算することにより駆動手段への制御データを生成するものでは、ディスプレイ装置に表示されている風景に合わせて搭乗台が移動するとともに、操作手段による操作によっても搭乗台が制御されるから、画像表示装置に表示された風景に連動した体感が得られるとともに、その体感を操作手段にフィードバックすることによって治療や訓練の効果を高めることができるという利点がある。
【0047】
請求項5の発明のように、画像データが原画面の中からディスプレイ装置に表示する領域をシーンとして切り出すことによって生成され、原画面から切り出されるシーンが操作データに基づいて搭乗台の移動に合致するように選択されるものでは、ディスプレイ装置に表示されるシーンよりも広い領域を有した原画面からシーンを切り出すことによってディスプレイ装置に表示されるシーンを操作データに同期させながらも迅速に作成することができるのであり、原画面は時系列的に表示させ、操作データに応じて位置や傾きを考慮したシーンを原画像から抽出するだけであるから、処理が簡単かつ高速に行なえるとともに、操作データに合致した臨場感が得られるという利点がある。
【0048】
請求項6の発明のように、映像が風景であってディスプレイ装置に表示された風景が見られる場所の地図を表示するタッチパネルを備え、地図に示された進行方向の行程に分岐点があるときにはタッチパネルに触れることにより分岐方向を選択し、当該分岐方向の映像を上記ディスプレイ装置に表示させるものでは、操作表示手段に地図を表示することでカーナビゲーションをシミュレートすることができて使用者の興味を引くことができ、しかも、分岐点での分岐方向を使用者に選択させるような選択肢を与えることによって、変化を付けることができ、使用者を飽きさせないようにすることができるという利点がある。
【0049】
請求項7の発明のように、映像が風景であってディスプレイ装置に表示された風景が見られる場所の地図を表示するタッチパネルを備え、タッチパネルにより地図上の位置を指定するとその位置に関連する映像をディスプレイ装置に表示させるものでは、請求項6の発明と同様に、タッチパネルに地図を表示することによってカーナビゲーションをシミュレートすることができて使用者の興味を引くことができ、しかも、地図上の適宜の位置を指定すればその位置に関連した映像をディスプレイ装置に表示するから、使用者の興味を一層引き付けることができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す概略構成図である。
【図2】同上に用いるパラレルメカニズムの斜視図である。
【図3】同上に用いるレバーの要部斜視図である。
【図4】本発明の実施形態1を示すブロック図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】本発明の実施形態2を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 搭乗台
2 パラレルメカニズム
3 ディスプレイ装置
4 スピーカ
5 タッチパネル
6 コンピュータ装置
7 レバー
60 読出部
61 媒体
62 補正部
63 合成部
64 原画面選択部
65 シーン抽出部
66 位相差制御部
Claims (7)
- 使用者が乗る搭乗台と、搭乗台の前方に配置されたディスプレイ装置と、定位置に固定されるとともに上記定位置に対してディスプレイ装置の画面に直交する方向を含む互いに直交する3方向への平行移動および各方向の回りの回転移動を可能とするように6自由度で搭乗台を移動させる駆動手段と、使用者の操作に応じた操作データを生成する操作手段と、搭乗台の移動に関して上記3方向の位置と各方向の回りの回転角度との6つ組を時刻に対応付けた基本データのうちの回転角度にディスプレイ装置の画面を基準平面としたときの映像内での進行方向に応じた角度に関する補正値を加算し、さらに基本データのうちの3方向の位置と回転角度を補正した角度位置とに操作手段で生成した操作データを加算することにより制御データを生成するとともに、駆動手段に対して搭乗台の動きを決めるための制御データを与える制御手段と、使用者に対して操作手段の操作を指示する指示手段とを具備することを特徴とする運動機能調整装置。
- 少なくとも上記ディスプレイ装置とスピーカとからなる環境生成手段と、上記ディスプレイ装置に映像を出力するための画像データおよび上記スピーカから音響を出力するための音響データを上記制御データに関連付けるように生成する環境制御手段とを付加したことを特徴とする請求項1記載の運動機能調整装置。
- 上記ディスプレイ装置は映像により上記使用者に指示を与える上記指示手段に兼用されることを特徴とする請求項2記載の運動機能調整装置。
- 上記環境制御手段は上記ディスプレイ装置に地上の風景を表示させる画像データを生成し、上記制御手段は上記風景に対応した起伏のデータに基づく上記補正値と上記操作手段からの操作データとを上記基本データに加算することにより上記駆動手段への制御データを生成することを特徴とする請求項2記載の運動機能調整装置。
- 上記画像データは原画面の中から上記ディスプレイ装置に表示する領域をシーンとして切り出すことによって生成され、原画面から切り出されるシーンは上記操作データに基づいて搭乗台の移動に合致するように選択されることを特徴とする請求項4記載の運動機能調整装置。
- 上記映像は風景であって上記ディスプレイ装置に表示された風景が見られる場所の地図を表示するタッチパネルを備え、地図に示された進行方向の行程に分岐点があるときには上記タッチパネルに触れることにより分岐方向を選択し、当該分岐方向の映像を上記ディスプレイ装置に表示させることを特徴とする請求項2記載の運動機能調整装置。
- 上記映像は風景であって上記ディスプレイ装置に表示された風景が見られる場所の地図を表示するタッチパネルを備え、上記タッチパネルにより地図上の位置を指定するとその位置に関連する映像を上記ディスプレイ装置に表示させることを特徴とする請求項2記載の運動機能調整装置。
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