JP3673166B2 - 広告情報の供給方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広告情報の供給方法に関し、より詳しくは、オプトインメールを利用した広告情報の供給方法において、広告依頼者側はヒット率の高い配信先を効果的に増やすことができ、また、広告受給者側は、そのヒット率の向上により従来よりも商品、サービス購入による利益をより多く享受することができる広告情報の供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットを初めとするコンピュータネットワークの発達と、パーソナルコンピュータの普及に伴い、各種コンピュータ通信を利用したマス・マーケティングが試みられている。その一環として、商品やサービスを提供する広告主或いはその広告宣伝を請け負う広告会社は、商品等の広告情報を掲載したダイレクトメールを電子メールの形でユーザに送信する、いわゆる電子メール広告を行うようになってきている。
【0003】
しかしながら、従来の電子メール広告は、コンピュータ通信のユーザに対して殆ど無差別に広告情報を送り付けることが多かった。このため、メールを受信したユーザが電子メール広告を開いて内容を見る率(ヒット率)が非常に低く、広告主側にとっては広告料の浪費が極めて多いという問題があった。また、電子メール広告の受信者にとっては、自分が要求した覚えの無い広告情報が一方的に送られてくるため、そのハンドリングに無駄な時間と手間を費やしてしまうという問題があり、内容を見る前にメールを削除してしまうことが多かった。従って、自らが所望する属性の広告情報を殆ど得ることができなかった。
【0004】
そこで、最近、オプトインメールと称されるメール配信システムが開発されつつある。このオプトインメールは、コンピュータ通信のユーザが予め自分のメールアドレス、趣味、嗜好をシステム提供者のホストサーバに登録しておくと、その内容に基づいた所望の電子メール広告が配信されて来るというものである。
このオプトインメールを用いた場合、ユーザは自らが所望する属性の電子メール広告を効率よく得ることができ、また、広告依頼者すなわち広告主側は電子メールの配信先を絞り込むことができるので、電子メール広告のヒット率を向上させ、その結果、商品等の売り上げを伸ばすことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のオプトインメールには以下のような問題があった。
すなわち、このシステムに加入したコンピュータ通信のユーザ自身が、このシステムを利用することはあっても、このシステムを他人に紹介することは稀であったため、このシステムの利用者数の伸び率が悪かった。その結果、広告依頼者側にとっては、商品等の売り上げがあまり向上しなかった。また、商品等の売り上げが向上しないことにより、商品の製造コストを低減することができなかった。このため、商品を値下げすることができず、ユーザ側も、このシステムを利用して商品購入した際の利点が少ないという問題があった。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、オプトインメールを利用した広告情報の供給方法において、広告依頼者側はヒット率の高い配信先を効果的に増やすことができ、また、広告受給者側は、そのヒット率の向上により従来よりも商品、サービス購入による利益をより多く享受することができる広告情報の供給方法の提供を目的とする。
【0007】
請求項1記載の発明は、広告受給を希望する者が有する受給者側端末に対しコンピュータ通信ネットワークを介してホストサーバが広告情報の供給を行う広告情報の供給方法であって、前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、前記広告情報の供給は会員登録がなされた者が有する受給者側端末に対してのみ送信され、前記会員登録を行うために広告受給希望者が有する受給者側端末に対しその者自身の主観的な属性とその者が供給を希望する広告情報の属性と前記広告受給希望者を識別するための個人情報との入力を促す段階と、それら属性情報及びメールアドレス等の個人情報を関連させて記憶しその者の会員登録を行う段階と、広告依頼者が有する広告依頼主端末に対しその者が希望する広告受給希望者の属性の入力を促す段階と、会員登録された広告受給希望者の属性を読み出し、この読み出される広告受給希望者の属性と予め記憶される広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性とが許容範囲内で略一致した場合に、前記広告受給希望者の属性情報と関連する前記メールアドレスを特定し、このメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に希望された広告情報を送信する段階と、会員登録された広告受給希望者に対しその知人の紹介を依頼しその紹介の代償として知人から得た広告受給希望者の客観的な属性を広告受給希望者に通知する旨を広告受給希望者側の通信端末に送信する段階と、知人紹介を依頼された広告受給希望者がその依頼を受諾し知人のメールアドレスを通知したときにそのメールアドレスをこの広告受給希望者の個人情報に関連させて記憶する段階と、通知された知人のメールアドレスを基に電子メールを送信しその知人が有する通信端末に該メールアドレスに関連される個人情報により特定される広告受給希望者の客観的な属性の入力を促す段階と、その客観的な属性を広告受給希望者の要請に応じて広告受給希望者側の通信端末に送信する段階と、電子メールを受けた知人が有する通信端末に対しその者自身の主観的な属性とその者が受給を希望する広告情報の属性と前記知人を識別するための個人情報との入力を促す段階と、前記知人のそれら属性情報とこの知人の個人情報を関連させて記憶し、その知人を新たな広告受給希望者として会員登録する段階と、を備えることを特徴とする広告情報の供給方法を提供する。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記広告受給希望者及びその知人に対して入力が促される広告受給希望者の属性は、該広告受給希望者の性格情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の広告情報の供給方法を提供する。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、前記主観的な性格属性及び前記客観的な性格属性が所定の選択肢から作成され、これらの選択肢から前記性格属性が夫々入力される段階と、前記広告受給希望者により入力されて記憶される広告受給希望者の主観的な性格属性、その知人により入力されて記憶される広告受給希望者の客観的な性格属性を、総合的に集計して広告受給希望者の総合判断の性格分析を行う段階と、その分析結果を広告受給希望者が有する受給者側端末に通知する段階と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の広告情報の供給方法を提供する。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、前記主観的な性格属性及び前記客観的な性格属性が所定の選択肢から作成され、これらの選択肢から前記性格属性が夫々入力される段階と、前記広告受給希望者により入力されて記憶される広告受給希望者の主観的な性格属性、その知人により入力されて記憶される広告受給希望者の客観的な性格属性を、総合的に集計して広告受給希望者の総合判断の性格分析を行う段階と、その分析結果を基に広告受給希望者の性格属性として上書きされ、前記広告受給希望者の個人情報に関連させて記憶する段階と、その総合判断の性格属性が、広告依頼者が希望する広告受給希望者の性格属性と許容範囲内で略一致した場合に、前記広告受給希望者の性格属性と関連する前記メールアドレスを特定し、このメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に希望された広告情報を送信する段階と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の広告情報の供給方法を提供する。
【0011】
請求項5記載の発明は、前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、前記ホストサーバが前記広告受給希望者のメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に送信する広告情報には、その広告受給希望者の属性と関連付けられた文言が付加されていることを特徴とする請求項1に記載の広告情報の供給方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る広告情報の供給方法を実施するに当たり用いられる広告情報供給システムの構成図である。このシステムは、オプトインメールシステムを前提として創作されたものである。すなわち、コンピュータ通信端末のユーザが予め自分のメールアドレス、趣味、嗜好をシステム提供者のホストサーバに登録しておくと、その内容に基づいた所望の電子メール広告がユーザ端末へ配信されるというシステムを基盤とするものである。
この広告情報供給システムは、広告情報の供給を希望する広告受給希望者側の通信端末(1)(以下、受給者側端末(1)と称する)と、ホストサーバ(2)と、広告受給希望者の知人側の通信端末(4)とがインターネット等のコンピュータ通信ネットワーク(3)を介して接続されることにより構成されている。
以下、各構成要素について、順次、詳説する。
【0013】
受給者側端末(1)は、広告主或いは広告会社(以下、まとめて広告依頼者と称する)から提供された商品及び/又はサービスに関する広告情報を、インターネット等の情報通信ネットワーク(3)を介して受信するものである。受給者側端末(1)の種類は、電子メールの送受信機能及びWWWサイトのブラウジング機能を備えているならば特に限定されないが、例えば、これらの機能を備えた携帯電話、PHS(パーソナルハンディホンシステム)、その他各種モバイル型通信端末、パーソナルコンピュータ等を採用することができる。図示例では、パーソナルコンピュータが採用されている。
この受給者側端末(1)は、広告受給希望者の嗜好及び性格を含む受給者属性、広告受給希望者が供給を希望する広告情報の属性、及び広告受給希望者のメールアドレスを入力し、これらの情報をホストサーバ(2)へ送信する指示を与えるための各種入力手段を備えている。
受給者側端末(1)は、入力手段からの指示入力により、上記属性情報をホストサーバ(2)へ送信することができる。
【0014】
尚、広告受給希望者に関する属性及びメールアドレスは、広告受給希望者が自らホストサーバ(2)にアクセスするか、若しくは、知人からの紹介によってホストサーバ(2)へアクセス可能となったとき等に、このシステムへの加入手続を行うことにより、ホストサーバ(2)に記憶される。システムへの加入とはすなわち、本システムを利用するための会員登録がなされることを意味する。
また、受給者側端末(1)が携帯電話、PHSである場合には、固定電話回線、携帯電話回線、或いはPHS回線等を介して、受給者側端末(1)はコンピュータ通信ネットワーク(3)に接続される。
【0015】
ホストサーバ(2)は、会員登録手段(20)と、受給者属性記憶手段(21)と、依頼者属性記憶手段(22)と、広告情報記憶手段(23)と、広告情報送信手段(24)と、メールアドレス送受信手段(25)と、紹介メール送信手段(26)と、性格分析手段(27)と、分析結果送信手段(28)とを有している。
このホストサーバ(2)は、WWWサーバ機能、メールサーバ機能、データベースサーバ機能等の各種サーバ機能を備えたものである。このホストサーバ(2)は、これら各機能を1つのサーバ機が受け持った形態でもよいし、或いは、これら各機能を個別のサーバ機が受け持った形態であってもよい。
上記した各手段は、CPU(中央演算処理装置)(29)によってその動作が制御されている。
【0016】
会員登録手段(20)は、受給者側端末(1)から広告受給希望者の嗜好及び性格を含む受給者属性、供給を希望する広告情報の属性、及び広告受給希望者のメールアドレスを受信しこれらの情報を基に広告受給希望者としての会員登録を行うものである。この会員登録を行うことにより、本システムの利用が可能となる。
会員登録手段(20)は、受給者側端末(1)に対してまず、受信者登録画面を送信する。この受信者登録画面は、広告受給希望者の氏名、年齢、住所、メールアドレス等の基本属性の入力画面(11)(図2参照)と、広告受給希望者の嗜好属性の入力画面(12)(図3参照)と、広告受給希望者の性格属性の入力画面(自己評価の入力画面)(13)(図4参照)と、広告受給希望者が送信を希望する広告情報の属性の入力画面(図示せず)とを送信する。
尚、受信者登録画面のトップページ等に、「このシステムに会員登録して頂いた方には、性格分析を無料で行い、その結果をお知らせ致します。」といったコメントを付けておく。これにより、広告受給希望者は、このシステムに加入する意欲が増進される。
【0017】
基本属性の入力画面(11)は、広告受給希望者を識別するために必要な個人情報の入力画面であって、受給者側端末に固有のメールアドレス、パスワードの他、広告受給希望者の個人情報、例えば、氏名、年令、性別、住所、電話番号(固定電話の他に、携帯電話、PHS等の移動型電話を含む)等を入力することができる。
【0018】
嗜好属性の入力画面(12)では、広告受給希望者の嗜好属性、例えば、趣味、興味カテゴリー、よく行く店、興味のある電子メールジャンル、興味のある街などを入力することができる。尚、嗜好属性の入力画面(12)は、広告受給希望者が任意に文字入力できるようにしてもよいが、図3に示す如く複数の選択肢を表示しておきその中から広告受給希望者に選んでもらうようにしておくことが好ましい。
【0019】
性格属性の入力画面(13)は、広告受給希望者の性格分析を行うためにその本人が質問に答える形で入力を行う画面である。この入力画面(13)では、人の性格が表れやすい行動カテゴリー(例えば、仕事、恋愛)が複数に分類して表示され、そのうちのいずれかを選択すると、その行動カテゴリーの中で性格に関する質問事項が複数提示され、各質問事項に対して、例えば、「YES」、「NO」、「どちらでもない」、「ノーコメント」のいずれかで答えるようにすることができる。尚、行動カテゴリーは、例えば、図4に示す如く仕事編、金銭編、恋愛編、家族編、遊び編、酒場編などに分類され、これらは選択ボタンとして表示される。また、行動カテゴリー中における質問事項としては、恋愛編を例にとると(図4参照)、▲1▼1人の人と長く付き合うタイプである、▲2▼友達より恋人優先である、▲3▼かっこいい方(かわいい方である)、▲4▼欲しいものを手に入れると興味が失せてしまう方である等、種々の質問を採用することができる。尚、この性格分析用の質問は、心理学者の協力を得て作成されることが好ましい。
【0020】
一般に、趣味や興味が商品やサービスの購買意欲の根源となることは知られているが、人の性格が購買意欲を大きく左右することはあまり知られていない。本出願人は、この点すなわちマーケティングに対して人の性格が及ぼす作用に着目し、この作用を情報ネットワーク上での広告に生かすことにしたのである。
【0021】
供給を希望する広告情報の属性入力画面(図示せず)では、広告受給希望者が希望する広告の属性を入力する。尚、この画面は、広告受給希望者が任意に文字入力できるようにしてもよいが、複数の選択肢を表示しておきその中から広告受給希望者に選んでもらうようにしておくことが好ましい。その選択肢の構成例としては、例えば、趣味、興味カテゴリー、よく行く店、興味のある電子メールジャンル、興味のある街などを先ず選択項目として挙げておき、そのいずれかを選択するとその下位概念である選択項目が記載されたページが順次開かれるように構成することができる。
【0022】
ホストサーバ(2)において、受給者属性記憶手段(21)は、広告受給希望者の会員登録に要するこれらの情報を個人別に記憶するものである。受給者属性記憶手段(21)は、広告受給希望者の属性を管理するデータベースとして構成することができる。
依頼者属性記憶手段(22)は、広告依頼者が提供する広告情報の属性、広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性を記憶するものである。尚、この依頼者属性記憶手段(22)には、広告依頼者の氏名(或いは会社名)、住所(或いは所在地)、電話番号、メールアドレス等の情報を記憶させておくことができる。この依頼者属性記憶手段(22)は、広告依頼者属性を管理するデータベースとして構築することができる。
広告情報記憶手段(23)は、広告依頼者が提供する広告情報を記憶するものである。この広告情報は、文字、画像、音声等の情報から構成することができる。尚、文字を主体とした比較的簡単な内容の広告情報であれば、電子メールのみで配信することができる。また、画像等を含む情報量が多い広告情報を配信する場合には、電子メールにURL(Uniform Resource Locator)を添付することが可能である。広告受給希望者は、このURLをクリックすることで、ホストサーバ(2)のWWWサーバ若しくは他のWWWサーバ内に記憶されたより詳細で鮮明な広告情報を閲覧することができる。
【0023】
広告情報送信手段(24)は、広告受給希望者の属性と広告依頼者の属性が許容範囲内で略一致した場合に、広告送信者から提供された電子メール広告を受給者側端末(1)へ送信するものである。
例えば、広告受給希望者の属性が、性格「勝気」、趣味「ドライブ」及び「バイクによるツーリング」であり、希望する広告情報属性が「自動車」であるとする。一方、広告依頼者Aの属性が、業務内容「自動車製造メーカー」、広告受給希望者に対する希望条件「性格:勝気」「趣味:ドライブ」であり、広告送信者Bの属性が、業務内容「オートバイ製造メーカー」、広告受給希望者に対する希望条件「性格:勝気」「趣味:オートバイによるツーリング」であるとする。
【0024】
このとき、広告依頼者A、Bそれぞれの属性は、広告受給希望者の属性に対し性格及び趣味の面で一致している。しかしながら、広告受給希望者が希望する広告情報属性においては、広告依頼者Bは一致しておらず、これが一致しているのは広告依頼者Aのみである。従って、これら全ての条件が一致する広告依頼者Aの電子メール広告のみが広告受給希望者の元へ送られることになる。
これにより、広告依頼者Aはヒット率が極めて高い広告を電子ダイレクトメールとして送ることができ、しかもそのメールに掲載された商品の注文を受ける可能性が高いという利点がある。
一方、広告受給希望者は、自らが望む内容の広告情報のみを電子ダイレクトメールとして受信することができる。
【0025】
また、他の例として、広告受給希望者Aの属性が性格「リーダシップがある」、趣味「旅行」であり、広告受給希望者Bの属性が性格「リーダシップがない」、趣味「旅行」であるとする。一方、広告依頼者の属性が、業務内容「旅行代理店」、広告受給希望者に対する希望条件「性格:リーダシップがある人」であるとする。
この場合、広告受給希望者A、Bのうち、広告依頼者の属性と一致するのは広告受給希望者Aのみである。従って、広告受給希望者Aに対してのみ、広告依頼者の電子メール広告が送られることになる。
【0026】
ホストサーバ(2)において、メールアドレス送受信手段(25)は、会員登録された広告受給希望者の受給者側端末(1)へ該広告受給希望者の知人のメールアドレスの入力画面を送信し、該入力画面で入力されたメールアドレスを受信するものである。
このメールアドレス送受信手段(25)は、本発明の最大の特徴部分を構成するものである。つまり、メールアドレス送受信手段(25)は、会員登録された広告受給希望者に、その知人のメールアドレスを教示してもらうのである。これにより、その知人を新たな登録会員とする機会が与えられる。尚、知人のメールアドレスを教示してもらうためにはその動機付けが必要となるが、その動機付けは、既に会員登録されている広告受給希望者の性格分析を正確に行うために知人に協力してもらうという理由付けによってなされる。
【0027】
ホストサーバ(2)において、紹介メール送信手段(26)は、知人に広告受給希望者の性格を尋ねるための性格属性入力画面(13)(図5参照)を該知人の端末(4)(図1参照)へ送信しその入力内容を受信するものである。以下、広告受給希望者が自らの性格評価を主観的に入力するための画面を性格属性入力画面(13a)(図4参照)と称し、また、知人が広告受給希望者の性格評価を客観的に入力するための画面を性格属性入力画面(13b)(図5参照)と称する。
紹介メール送信手段(26)は、性格属性入力画面(13b)を送る前に、広告受給希望者から教示された知人のメールアドレスを基にその知人の端末(4)へ本システムのWebサイトを紹介するサイト紹介メールを送る。このサイト紹介メールには、WebサイトにアクセスするためのURLが添付されている。
この知人の端末(4)の種類は、メール送受信機能及びWWWサイトをブラウジングする機能を備えているならば特に限定されず、例えば、これらの機能を備えた携帯電話、PHS、パーソナルコンピュータを採用することができる。図1に示す例では、携帯電話が採用されている。
【0028】
紹介メール送信手段(26)は、上記したメールアドレス送受信手段(25)に連携する構成である。紹介メール送信手段(26)は先ず、メールアドレス送受信手段(25)によって得られた知人のメールアドレスを基に先ず知人の端末(4)へサイト紹介メールを送信する。そのメールに添付されているURLに基づいて知人が本システムのWebサイトへアクセスした場合には、紹介メール送信手段(26)は広告受給希望者の性格を尋ねるための性格属性入力画面を該知人の端末(4)へ送信しその入力結果を受信する。知人はWebサイト内の性格属性入力画面(13b)に入力する。これにより、ホストサーバ(2)は、広告受給希望者の性格分析用データをその知人から取得することができる。
このように、知人が持つ携帯電話等の情報端末(4)には、サイト紹介メールがホストサーバ(2)から送信されてくるわけであるが、この知人は、性格属性入力画面(13b)に記載された質問に答えることにより自分の知人の性格を分析する一翼を担えるという興味及び責任感を味わえる。従って、サイト紹介メールを受信した知人が本システムのWebサイトへアクセスしその中の性格属性入力画面(13b)に入力回答する確率は非常に高い。
【0029】
前記した会員登録手段(20)は、この知人を新たな広告受給希望者として登録加入させるために受信者登録画面(図2乃至図4参照)を該知人の端末(4)へ送信し、この受信者登録画面から入力された該知人の嗜好及び性格を含む受給者属性、送信を希望する広告情報の属性を受信する。この受信者登録画面は、前記した基本属性の入力画面(11)、嗜好属性の入力画面(12)、性格属性の入力画面(13)等から構成される。
会員登録手段(20)は、上記した紹介メール送信手段(26)に連携する構成である。受信者登録画面に前記知人が入力を行うのは性格属性入力画面(13b)において知人が回答する前或いは後のいずれであってもよいが、できれば、受信者登録画面に入力した後でないと性格属性入力画面(13b)で回答できないように構成することが好ましい。受信者登録画面に入力した後でないと性格属性入力画面(13b)において回答できないように構成すれば、知人が受信者登録画面に入力する可能性がより一層高まる。
本発明においては、知人の端末(4)へサイト紹介メールが送信される。そしてこのサイト紹介メールの送信と、知人の会員登録とが繰り返されることにより、サイト紹介メールがチエーンメールとなる。その結果、本システムへの加入者数を爆発的に増加させることができる。
【0030】
尚、広告依頼者の上記した各属性、希望する広告受給希望者の属性、及び広告情報は、オフライン或いはオンラインのいずれの手段でホストサーバ(2)内に格納されてもよい。オフラインの手段を用いる場合には、例えば、所定の用紙にこれらの情報を記入しておき、その用紙の記入内容をホストサーバ(2)内にオペレータが書き込むことにより行うことができる。また、オンラインの手段を用いる場合には、広告依頼者が持つパーソナルコンピュータ等の情報通信端末からこれらの情報を入力し、その情報をホストサーバ(2)へ送信することにより行うことができる。この場合、例えば、これらの情報の入力画面をホストサーバ(2)から広告依頼者側端末へ送信し、広告依頼者がその画面に入力することにより行うことができる。
【0031】
性格分析手段(27)は、知人が性格属性入力画面(13b)に入力した広告受給希望者の客観的な性格属性を基に広告受給希望者性格分析を行い、その結果を所定の記憶エリアに記憶させておくものである。その分析手法は特に限定されず、単に複数の知人から取得した情報を集計するだけでもよいし、或いは、複数の知人から取得した情報を基に心理学的な手法で分析を行ってもよい。
【0032】
分析結果送信手段(28)は、性格分析手段(27)によって得られた性格情報を、広告受給希望者の要請に応じて、受給者側端末(1)へ送信するものである。
【0033】
次に、この広告情報供給システムの動作について、図7乃至図10のフローチャートに基づいて説明する。
まず、広告依頼者側からホストサーバ(2)に対して行われる広告依頼者の加入手続処理時の動作について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。ここでは、加入手続きをオンラインで行う場合について説明する。
広告依頼者側端末(図示せず)からホストサーバ(2)へアクセスし、このシステムの広告依頼者登録画面を開き、広告依頼者の氏名(名称)、住所(所在地)、電話番号、メールアドレス等を含む該依頼者の基本属性を入力する(S1)。次いで、広告依頼者の広告情報の属性を入力し(S2)、広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性を入力する(S3)。広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性には、広告受給希望者の年齢、性別、趣味、嗜好、性格分析上の志向、仲間内での役割等の属性がある。これらの情報を入力すると、各情報は、通信ネットワーク(3)を介してホストサーバ(2)に受信され、ホストサーバ(2)の依頼者属性記憶手段(22)或いは広告情報記憶手段(23)に格納され、広告依頼者が本システムに登録される(S4)。
以上により、広告依頼者の登録加入手続きが完了する。
【0034】
次に、受給者側端末(1)からホストサーバ(2)に対して行われる加入手続処理時の動作について、図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
知人からの紹介メールを介して、若しくは、紹介メールを介さずに受給者側端末(1)からホストサーバ(2)へアクセスする(S1)。そして、このシステムの受信者登録画面を開き、広告受給希望者の氏名、年齢、住所、年収、電話番号、メールアドレス等を含む該受信者の基本属性を入力する(S2)。次いで、広告受給希望者の趣味、嗜好、性格を含めた該受信者の属性を入力し(S3)、広告受給希望者が希望する広告情報の属性を入力する(S4)。すると、入力された各情報は、通信ネットワーク(3)を介してホストサーバ(2)に送信され、ホストサーバ(2)の受給者属性記憶手段(21)に格納され、広告受給希望者の登録加入手続がなされる(S5)。
以上により、広告受給希望者の登録加入手続が完了する。
【0035】
次に、各加入手続処理後のこのシステムの基本動作について、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ホストサーバ(2)内で受給者属性記憶手段(21)及び依頼者属性記憶手段(22)から各広告受給希望者の情報と各広告依頼者の情報を読み出し(S1)、双方の情報が許容範囲内で略一致する組み合わせが有るかどうかを検索する(S2)。略一致する組み合わせが有ると判断されると、その広告依頼者の広告情報を広告情報記憶手段(23)から読み出し、その広告情報を対応する受給者側端末(1)へ送信する(S3)。
一方、略一致する組み合わせが無いと判断されると、(S1)に戻って、略一致する組み合わせが発見されるまで連続的に若しくは断続的に検索が続けられる。
以上により、本システムの基本動作が完了する。
【0036】
次に、本システムにおける知人紹介時の動作について、図10のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、既に加入手続きを終えている広告受給希望者が、ホストサーバ(2)にアクセスして本システムのホームページ(20)(図11参照)を開き(S1)、トップ画面上の知人紹介ボタンをクリックする(S2)。すると、知人のメールアドレスの入力画面(図示せず)が現れるから、その画面に知人のメールアドレスを入力する(S3)。ホストサーバ(2)内にその知人のメールアドレスが記憶され、このメールアドレスに基づいて、知人の情報通信端末(4)に広告受給希望者からのサイト紹介メールが送信される(S4)。このサイト紹介メール(23)(図14参照)には、例えば、「あなたのお友達○○△△さんからご依頼が来ております。○○△△さんについて日頃思っているあなたの正直な思いについて答えて下さい。いますぐクリック…http://www. □□.ne.jp/ 」という内容、及び「<性格分析サイト□□> 自分て一体どのような性格なのでしょうか? 周りの人はあなたのことを一体どのように思っているのでしょうか? あなた自身が思っているあなたの性格って周りの人が思っているあなたの性格がどれくらい違っているのでしょうか? 本サイトはそんな疑問に全てお答えします。」という内容の文章が記載されている。「http://www. □□.ne.jp/ 」というURLは、本システムのWebサイトにリンクしており、このURLをクリックすれば、知人は、そのホームページ(20)にアクセスすることができる。
【0037】
知人は、その内容に興味を持てば、URL「http://www. □□.ne.jp/ 」をクリックする(S5)。すると、ホストサーバ(2)に格納された本システムのWebサイトのトップページが立ち上がる(S6)から、そのページに表示された受信者登録ボタン(図11参照)をクリックし、受信者登録画面を表示させる(S7)。この受信者登録画面は、上記したように広告受給希望者の氏名、年齢、住所、メールアドレス等の基本属性の入力画面(11)(図2参照)と、広告受給希望者の嗜好属性の入力画面(12)(図3参照)と、広告受給希望者の性格属性の入力画面(13)(図4参照)と、広告受給希望者が送信を希望する広告情報の属性の入力画面とから構成されている。これらの入力画面にそれぞれ知人が入力する(S8)ことにより、知人はこのシステムに新たな広告受給希望者として登録される(S9)。その後、トップページに戻って「質問に答える」(図10参照)というボタンをクリックすると、この知人を紹介した人の性格を尋ねる画面が表示される(S10)から、そこに表示された複数の質問に答えることにより、その回答内容がホストサーバ(2)内に記憶される(S11)。
以上により、知人紹介時の動作が終了する。
【0038】
尚、ホストサーバ(2)は、広告受給希望者に入力された広告受給希望者の主観的な性格属性、及び、その知人に入力された広告受給希望者の客観的な性格属性に基づき、総合的に広告受給希望者の性格分析を行う性格分析手段(27)と、その分析結果を広告受給希望者の送信要求に基づいて受給者側端末へ送信する分析結果送信手段(28)とを有していることが好ましい。この場合、広告受給希望者が自らについて思っている主観的な性格と、その知人が広告受給希望者について思っている客観的な性格を基に、総合的で且つ多角的な性格分析を行うことができる。また、この性格分析結果を本人の希望に応じて本人の元へ即座に送信することができる。これは、本システムのサービスの向上を意味し、これにより、口コミ等によってより一層のユーザ数拡大が見込まれる。
知人からの返答結果の集計表示画面(21)を図12に示す。この集計表示画面(21)において、詳細表示ボタンをクリックすると、性格評価に参加した人(知人)の名前リストが表示される。図13は、その名前リスト表示画面(22)を示している。
【0039】
また、本システムは、広告受給希望者に入力された広告受給希望者の主観的な性格属性、及び、その知人に入力された広告受給希望者の客観的な性格属性に基づき、総合的に広告受給希望者の性格分析を行う性格分析手段(27)と、その分析結果を広告受給希望者の性格属性として記憶する受給者属性記憶手段(21)と、その性格属性が広告依頼者が希望する広告受給希望者の性格属性と許容範囲内で略一致した場合に、この広告受給希望者のメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末(1)に希望された広告情報を送信する広告情報送信手段(24)とを備えることが好ましい。
この場合、主観的な性格属性と客観的な性格属性を総合して広告受給者の性格属性を決定するので、その性格属性は信憑性の高いものとなる。従って、この総合判断に基づく性格属性を用いて広告配信を行うことにより、一層、商品購入者数の増大を図ることができる。
【0040】
また、本システムは、その運営者自身が稼働させてもよいが、運営者の承諾を得た者をホストサーバ(2)の賃借者とし、この賃借者が本システムを稼働させてもよい。この場合、賃借されたホストサーバ(2)は、登録された広告受給希望者の端末へ電子メール広告が送信される毎にそのメール送信の対価をサーバ賃借者の報酬として累積記憶する手段を備えていることが好ましい。
このように構成すれば、運営者自身が本システムを稼働させなくとも、信頼のおける他の者が本システムを稼働させることができる。また、本システムの稼働を任せられたサーバ賃借者は、電子メール広告が広告受給希望者の元へ送信される毎に報酬が入るので、本システムの稼働を積極的に行うことができ、その結果、サーバ賃借者の増加に貢献することができる。また、サーバ賃借者が増加すれば、より一層のシステムユーザの増加を図ることができる。
【0041】
また、本システムにおいては、広告受給希望者のメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末(1)に送信される広告情報に、その広告受給希望者の属性と関連付けられた文言が付加されていることが好ましい。例えば、広告受給希望者の性格属性が「怒りっぽい」とされている場合には、「怒りっぽいあなたには、感情鎮静作用があるペパーミントの香りの芳香剤はいかが?」といった文言を付加することができる。
【0042】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、オプトインメールを利用した広告情報の供給方法において、会員登録を完了している広告受給希望者に知人の紹介を依頼し、その承諾を得た後にその知人のもとへサイト紹介メールを送信する。これにより、この知人を新たな会員として登録させる機会を得ることができる。このサイト紹介メールは末広がりのチェーンメールとなって多数の者に配信されるので、広告受給希望者の会員登録者数すなわち本システムへの加入者数を爆発的に増加させることができる。
また、知人を紹介してもらう代償として、知人から得た広告希望者の客観的な属性を広告希望者本人に通知するので、広告希望者が知人を紹介する確率が高くなり、これにより、会員登録者数の増加を確実なものとすることができる。
従って、広告依頼者側はヒット率の高い配信先を効果的に増やすことができ、また、広告受給希望者側は、そのヒット率の向上により従来よりも商品、サービス購入による利益を多く享受することができる。
【0043】
請求項2記載の発明によれば、広告受給希望者は知人が自分のことをどう思っているのかを知ることができる。また、広告依頼者は、広告受給希望者の性格属性に基づいて広告配信先を絞り込むことができる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、広告受給希望者が自らについて感じている主観的な性格と、その知人が広告受給希望者について感じている客観的な性格の双方を元に、総合的で且つ多角的な性格分析を行うことができる。また、その分析結果を本人の希望に応じて本人の元へ即座に送信することができる。これにより、広告受給希望者の会員登録意欲が高まり、より一層の会員登録数の拡大が見込まれる。
【0045】
請求項4記載の発明によれば、主観的な性格属性と客観的な性格属性を総合して広告受給者の性格属性を決定するので、その性格属性は信憑性の高いものとなる。従って、この総合判断に基づく性格属性を用いて広告情報の配信先を絞り込むことにより、商品購入者数の増大を図ることができる。
【0046】
請求項5記載の発明によれば、広告情報に広告受給希望者の属性と関連付けられた文言が付加されるので、広告受給希望者に、広告情報への興味をより一層強く抱かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る性格別広告情報提供システムを示すシステム構成図である。
【図2】本発明における広告受給希望者の基本属性の入力画面を示す図である。
【図3】本発明における広告受給希望者の嗜好属性の入力画面を示す図である。
【図4】本発明における広告受給希望者の性格属性の入力画面(自己の評価の入力画面)を示す図である。
【図5】本発明における広告受給希望者の性格属性の入力画面(知人の評価の入力画面)を示す図である。
【図6】本発明におけるホストサーバの構成を機能的に示すブロック図である。
【図7】本発明における広告依頼者がこのシステムに加入するときのシステムの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明における広告受給希望者がこのシステムに加入するときのシステムの動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明におけるホストサーバの動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明におけるホストサーバの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係るシステムのWebサイトのトップページを示す図である。
【図12】広告受給希望者の性格評価結果の集計を示す図である。
【図13】性格評価に参加した人の名前リストを示す図である。
【図14】本発明におけるサイト紹介メールの一例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・広告受給希望者側の通信端末
3・・・・・通信ネットワーク
4・・・・・知人の通信端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、広告情報の供給方法に関し、より詳しくは、オプトインメールを利用した広告情報の供給方法において、広告依頼者側はヒット率の高い配信先を効果的に増やすことができ、また、広告受給者側は、そのヒット率の向上により従来よりも商品、サービス購入による利益をより多く享受することができる広告情報の供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットを初めとするコンピュータネットワークの発達と、パーソナルコンピュータの普及に伴い、各種コンピュータ通信を利用したマス・マーケティングが試みられている。その一環として、商品やサービスを提供する広告主或いはその広告宣伝を請け負う広告会社は、商品等の広告情報を掲載したダイレクトメールを電子メールの形でユーザに送信する、いわゆる電子メール広告を行うようになってきている。
【0003】
しかしながら、従来の電子メール広告は、コンピュータ通信のユーザに対して殆ど無差別に広告情報を送り付けることが多かった。このため、メールを受信したユーザが電子メール広告を開いて内容を見る率(ヒット率)が非常に低く、広告主側にとっては広告料の浪費が極めて多いという問題があった。また、電子メール広告の受信者にとっては、自分が要求した覚えの無い広告情報が一方的に送られてくるため、そのハンドリングに無駄な時間と手間を費やしてしまうという問題があり、内容を見る前にメールを削除してしまうことが多かった。従って、自らが所望する属性の広告情報を殆ど得ることができなかった。
【0004】
そこで、最近、オプトインメールと称されるメール配信システムが開発されつつある。このオプトインメールは、コンピュータ通信のユーザが予め自分のメールアドレス、趣味、嗜好をシステム提供者のホストサーバに登録しておくと、その内容に基づいた所望の電子メール広告が配信されて来るというものである。
このオプトインメールを用いた場合、ユーザは自らが所望する属性の電子メール広告を効率よく得ることができ、また、広告依頼者すなわち広告主側は電子メールの配信先を絞り込むことができるので、電子メール広告のヒット率を向上させ、その結果、商品等の売り上げを伸ばすことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のオプトインメールには以下のような問題があった。
すなわち、このシステムに加入したコンピュータ通信のユーザ自身が、このシステムを利用することはあっても、このシステムを他人に紹介することは稀であったため、このシステムの利用者数の伸び率が悪かった。その結果、広告依頼者側にとっては、商品等の売り上げがあまり向上しなかった。また、商品等の売り上げが向上しないことにより、商品の製造コストを低減することができなかった。このため、商品を値下げすることができず、ユーザ側も、このシステムを利用して商品購入した際の利点が少ないという問題があった。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、オプトインメールを利用した広告情報の供給方法において、広告依頼者側はヒット率の高い配信先を効果的に増やすことができ、また、広告受給者側は、そのヒット率の向上により従来よりも商品、サービス購入による利益をより多く享受することができる広告情報の供給方法の提供を目的とする。
【0007】
請求項1記載の発明は、広告受給を希望する者が有する受給者側端末に対しコンピュータ通信ネットワークを介してホストサーバが広告情報の供給を行う広告情報の供給方法であって、前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、前記広告情報の供給は会員登録がなされた者が有する受給者側端末に対してのみ送信され、前記会員登録を行うために広告受給希望者が有する受給者側端末に対しその者自身の主観的な属性とその者が供給を希望する広告情報の属性と前記広告受給希望者を識別するための個人情報との入力を促す段階と、それら属性情報及びメールアドレス等の個人情報を関連させて記憶しその者の会員登録を行う段階と、広告依頼者が有する広告依頼主端末に対しその者が希望する広告受給希望者の属性の入力を促す段階と、会員登録された広告受給希望者の属性を読み出し、この読み出される広告受給希望者の属性と予め記憶される広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性とが許容範囲内で略一致した場合に、前記広告受給希望者の属性情報と関連する前記メールアドレスを特定し、このメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に希望された広告情報を送信する段階と、会員登録された広告受給希望者に対しその知人の紹介を依頼しその紹介の代償として知人から得た広告受給希望者の客観的な属性を広告受給希望者に通知する旨を広告受給希望者側の通信端末に送信する段階と、知人紹介を依頼された広告受給希望者がその依頼を受諾し知人のメールアドレスを通知したときにそのメールアドレスをこの広告受給希望者の個人情報に関連させて記憶する段階と、通知された知人のメールアドレスを基に電子メールを送信しその知人が有する通信端末に該メールアドレスに関連される個人情報により特定される広告受給希望者の客観的な属性の入力を促す段階と、その客観的な属性を広告受給希望者の要請に応じて広告受給希望者側の通信端末に送信する段階と、電子メールを受けた知人が有する通信端末に対しその者自身の主観的な属性とその者が受給を希望する広告情報の属性と前記知人を識別するための個人情報との入力を促す段階と、前記知人のそれら属性情報とこの知人の個人情報を関連させて記憶し、その知人を新たな広告受給希望者として会員登録する段階と、を備えることを特徴とする広告情報の供給方法を提供する。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記広告受給希望者及びその知人に対して入力が促される広告受給希望者の属性は、該広告受給希望者の性格情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の広告情報の供給方法を提供する。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、前記主観的な性格属性及び前記客観的な性格属性が所定の選択肢から作成され、これらの選択肢から前記性格属性が夫々入力される段階と、前記広告受給希望者により入力されて記憶される広告受給希望者の主観的な性格属性、その知人により入力されて記憶される広告受給希望者の客観的な性格属性を、総合的に集計して広告受給希望者の総合判断の性格分析を行う段階と、その分析結果を広告受給希望者が有する受給者側端末に通知する段階と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の広告情報の供給方法を提供する。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、前記主観的な性格属性及び前記客観的な性格属性が所定の選択肢から作成され、これらの選択肢から前記性格属性が夫々入力される段階と、前記広告受給希望者により入力されて記憶される広告受給希望者の主観的な性格属性、その知人により入力されて記憶される広告受給希望者の客観的な性格属性を、総合的に集計して広告受給希望者の総合判断の性格分析を行う段階と、その分析結果を基に広告受給希望者の性格属性として上書きされ、前記広告受給希望者の個人情報に関連させて記憶する段階と、その総合判断の性格属性が、広告依頼者が希望する広告受給希望者の性格属性と許容範囲内で略一致した場合に、前記広告受給希望者の性格属性と関連する前記メールアドレスを特定し、このメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に希望された広告情報を送信する段階と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の広告情報の供給方法を提供する。
【0011】
請求項5記載の発明は、前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、前記ホストサーバが前記広告受給希望者のメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に送信する広告情報には、その広告受給希望者の属性と関連付けられた文言が付加されていることを特徴とする請求項1に記載の広告情報の供給方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る広告情報の供給方法を実施するに当たり用いられる広告情報供給システムの構成図である。このシステムは、オプトインメールシステムを前提として創作されたものである。すなわち、コンピュータ通信端末のユーザが予め自分のメールアドレス、趣味、嗜好をシステム提供者のホストサーバに登録しておくと、その内容に基づいた所望の電子メール広告がユーザ端末へ配信されるというシステムを基盤とするものである。
この広告情報供給システムは、広告情報の供給を希望する広告受給希望者側の通信端末(1)(以下、受給者側端末(1)と称する)と、ホストサーバ(2)と、広告受給希望者の知人側の通信端末(4)とがインターネット等のコンピュータ通信ネットワーク(3)を介して接続されることにより構成されている。
以下、各構成要素について、順次、詳説する。
【0013】
受給者側端末(1)は、広告主或いは広告会社(以下、まとめて広告依頼者と称する)から提供された商品及び/又はサービスに関する広告情報を、インターネット等の情報通信ネットワーク(3)を介して受信するものである。受給者側端末(1)の種類は、電子メールの送受信機能及びWWWサイトのブラウジング機能を備えているならば特に限定されないが、例えば、これらの機能を備えた携帯電話、PHS(パーソナルハンディホンシステム)、その他各種モバイル型通信端末、パーソナルコンピュータ等を採用することができる。図示例では、パーソナルコンピュータが採用されている。
この受給者側端末(1)は、広告受給希望者の嗜好及び性格を含む受給者属性、広告受給希望者が供給を希望する広告情報の属性、及び広告受給希望者のメールアドレスを入力し、これらの情報をホストサーバ(2)へ送信する指示を与えるための各種入力手段を備えている。
受給者側端末(1)は、入力手段からの指示入力により、上記属性情報をホストサーバ(2)へ送信することができる。
【0014】
尚、広告受給希望者に関する属性及びメールアドレスは、広告受給希望者が自らホストサーバ(2)にアクセスするか、若しくは、知人からの紹介によってホストサーバ(2)へアクセス可能となったとき等に、このシステムへの加入手続を行うことにより、ホストサーバ(2)に記憶される。システムへの加入とはすなわち、本システムを利用するための会員登録がなされることを意味する。
また、受給者側端末(1)が携帯電話、PHSである場合には、固定電話回線、携帯電話回線、或いはPHS回線等を介して、受給者側端末(1)はコンピュータ通信ネットワーク(3)に接続される。
【0015】
ホストサーバ(2)は、会員登録手段(20)と、受給者属性記憶手段(21)と、依頼者属性記憶手段(22)と、広告情報記憶手段(23)と、広告情報送信手段(24)と、メールアドレス送受信手段(25)と、紹介メール送信手段(26)と、性格分析手段(27)と、分析結果送信手段(28)とを有している。
このホストサーバ(2)は、WWWサーバ機能、メールサーバ機能、データベースサーバ機能等の各種サーバ機能を備えたものである。このホストサーバ(2)は、これら各機能を1つのサーバ機が受け持った形態でもよいし、或いは、これら各機能を個別のサーバ機が受け持った形態であってもよい。
上記した各手段は、CPU(中央演算処理装置)(29)によってその動作が制御されている。
【0016】
会員登録手段(20)は、受給者側端末(1)から広告受給希望者の嗜好及び性格を含む受給者属性、供給を希望する広告情報の属性、及び広告受給希望者のメールアドレスを受信しこれらの情報を基に広告受給希望者としての会員登録を行うものである。この会員登録を行うことにより、本システムの利用が可能となる。
会員登録手段(20)は、受給者側端末(1)に対してまず、受信者登録画面を送信する。この受信者登録画面は、広告受給希望者の氏名、年齢、住所、メールアドレス等の基本属性の入力画面(11)(図2参照)と、広告受給希望者の嗜好属性の入力画面(12)(図3参照)と、広告受給希望者の性格属性の入力画面(自己評価の入力画面)(13)(図4参照)と、広告受給希望者が送信を希望する広告情報の属性の入力画面(図示せず)とを送信する。
尚、受信者登録画面のトップページ等に、「このシステムに会員登録して頂いた方には、性格分析を無料で行い、その結果をお知らせ致します。」といったコメントを付けておく。これにより、広告受給希望者は、このシステムに加入する意欲が増進される。
【0017】
基本属性の入力画面(11)は、広告受給希望者を識別するために必要な個人情報の入力画面であって、受給者側端末に固有のメールアドレス、パスワードの他、広告受給希望者の個人情報、例えば、氏名、年令、性別、住所、電話番号(固定電話の他に、携帯電話、PHS等の移動型電話を含む)等を入力することができる。
【0018】
嗜好属性の入力画面(12)では、広告受給希望者の嗜好属性、例えば、趣味、興味カテゴリー、よく行く店、興味のある電子メールジャンル、興味のある街などを入力することができる。尚、嗜好属性の入力画面(12)は、広告受給希望者が任意に文字入力できるようにしてもよいが、図3に示す如く複数の選択肢を表示しておきその中から広告受給希望者に選んでもらうようにしておくことが好ましい。
【0019】
性格属性の入力画面(13)は、広告受給希望者の性格分析を行うためにその本人が質問に答える形で入力を行う画面である。この入力画面(13)では、人の性格が表れやすい行動カテゴリー(例えば、仕事、恋愛)が複数に分類して表示され、そのうちのいずれかを選択すると、その行動カテゴリーの中で性格に関する質問事項が複数提示され、各質問事項に対して、例えば、「YES」、「NO」、「どちらでもない」、「ノーコメント」のいずれかで答えるようにすることができる。尚、行動カテゴリーは、例えば、図4に示す如く仕事編、金銭編、恋愛編、家族編、遊び編、酒場編などに分類され、これらは選択ボタンとして表示される。また、行動カテゴリー中における質問事項としては、恋愛編を例にとると(図4参照)、▲1▼1人の人と長く付き合うタイプである、▲2▼友達より恋人優先である、▲3▼かっこいい方(かわいい方である)、▲4▼欲しいものを手に入れると興味が失せてしまう方である等、種々の質問を採用することができる。尚、この性格分析用の質問は、心理学者の協力を得て作成されることが好ましい。
【0020】
一般に、趣味や興味が商品やサービスの購買意欲の根源となることは知られているが、人の性格が購買意欲を大きく左右することはあまり知られていない。本出願人は、この点すなわちマーケティングに対して人の性格が及ぼす作用に着目し、この作用を情報ネットワーク上での広告に生かすことにしたのである。
【0021】
供給を希望する広告情報の属性入力画面(図示せず)では、広告受給希望者が希望する広告の属性を入力する。尚、この画面は、広告受給希望者が任意に文字入力できるようにしてもよいが、複数の選択肢を表示しておきその中から広告受給希望者に選んでもらうようにしておくことが好ましい。その選択肢の構成例としては、例えば、趣味、興味カテゴリー、よく行く店、興味のある電子メールジャンル、興味のある街などを先ず選択項目として挙げておき、そのいずれかを選択するとその下位概念である選択項目が記載されたページが順次開かれるように構成することができる。
【0022】
ホストサーバ(2)において、受給者属性記憶手段(21)は、広告受給希望者の会員登録に要するこれらの情報を個人別に記憶するものである。受給者属性記憶手段(21)は、広告受給希望者の属性を管理するデータベースとして構成することができる。
依頼者属性記憶手段(22)は、広告依頼者が提供する広告情報の属性、広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性を記憶するものである。尚、この依頼者属性記憶手段(22)には、広告依頼者の氏名(或いは会社名)、住所(或いは所在地)、電話番号、メールアドレス等の情報を記憶させておくことができる。この依頼者属性記憶手段(22)は、広告依頼者属性を管理するデータベースとして構築することができる。
広告情報記憶手段(23)は、広告依頼者が提供する広告情報を記憶するものである。この広告情報は、文字、画像、音声等の情報から構成することができる。尚、文字を主体とした比較的簡単な内容の広告情報であれば、電子メールのみで配信することができる。また、画像等を含む情報量が多い広告情報を配信する場合には、電子メールにURL(Uniform Resource Locator)を添付することが可能である。広告受給希望者は、このURLをクリックすることで、ホストサーバ(2)のWWWサーバ若しくは他のWWWサーバ内に記憶されたより詳細で鮮明な広告情報を閲覧することができる。
【0023】
広告情報送信手段(24)は、広告受給希望者の属性と広告依頼者の属性が許容範囲内で略一致した場合に、広告送信者から提供された電子メール広告を受給者側端末(1)へ送信するものである。
例えば、広告受給希望者の属性が、性格「勝気」、趣味「ドライブ」及び「バイクによるツーリング」であり、希望する広告情報属性が「自動車」であるとする。一方、広告依頼者Aの属性が、業務内容「自動車製造メーカー」、広告受給希望者に対する希望条件「性格:勝気」「趣味:ドライブ」であり、広告送信者Bの属性が、業務内容「オートバイ製造メーカー」、広告受給希望者に対する希望条件「性格:勝気」「趣味:オートバイによるツーリング」であるとする。
【0024】
このとき、広告依頼者A、Bそれぞれの属性は、広告受給希望者の属性に対し性格及び趣味の面で一致している。しかしながら、広告受給希望者が希望する広告情報属性においては、広告依頼者Bは一致しておらず、これが一致しているのは広告依頼者Aのみである。従って、これら全ての条件が一致する広告依頼者Aの電子メール広告のみが広告受給希望者の元へ送られることになる。
これにより、広告依頼者Aはヒット率が極めて高い広告を電子ダイレクトメールとして送ることができ、しかもそのメールに掲載された商品の注文を受ける可能性が高いという利点がある。
一方、広告受給希望者は、自らが望む内容の広告情報のみを電子ダイレクトメールとして受信することができる。
【0025】
また、他の例として、広告受給希望者Aの属性が性格「リーダシップがある」、趣味「旅行」であり、広告受給希望者Bの属性が性格「リーダシップがない」、趣味「旅行」であるとする。一方、広告依頼者の属性が、業務内容「旅行代理店」、広告受給希望者に対する希望条件「性格:リーダシップがある人」であるとする。
この場合、広告受給希望者A、Bのうち、広告依頼者の属性と一致するのは広告受給希望者Aのみである。従って、広告受給希望者Aに対してのみ、広告依頼者の電子メール広告が送られることになる。
【0026】
ホストサーバ(2)において、メールアドレス送受信手段(25)は、会員登録された広告受給希望者の受給者側端末(1)へ該広告受給希望者の知人のメールアドレスの入力画面を送信し、該入力画面で入力されたメールアドレスを受信するものである。
このメールアドレス送受信手段(25)は、本発明の最大の特徴部分を構成するものである。つまり、メールアドレス送受信手段(25)は、会員登録された広告受給希望者に、その知人のメールアドレスを教示してもらうのである。これにより、その知人を新たな登録会員とする機会が与えられる。尚、知人のメールアドレスを教示してもらうためにはその動機付けが必要となるが、その動機付けは、既に会員登録されている広告受給希望者の性格分析を正確に行うために知人に協力してもらうという理由付けによってなされる。
【0027】
ホストサーバ(2)において、紹介メール送信手段(26)は、知人に広告受給希望者の性格を尋ねるための性格属性入力画面(13)(図5参照)を該知人の端末(4)(図1参照)へ送信しその入力内容を受信するものである。以下、広告受給希望者が自らの性格評価を主観的に入力するための画面を性格属性入力画面(13a)(図4参照)と称し、また、知人が広告受給希望者の性格評価を客観的に入力するための画面を性格属性入力画面(13b)(図5参照)と称する。
紹介メール送信手段(26)は、性格属性入力画面(13b)を送る前に、広告受給希望者から教示された知人のメールアドレスを基にその知人の端末(4)へ本システムのWebサイトを紹介するサイト紹介メールを送る。このサイト紹介メールには、WebサイトにアクセスするためのURLが添付されている。
この知人の端末(4)の種類は、メール送受信機能及びWWWサイトをブラウジングする機能を備えているならば特に限定されず、例えば、これらの機能を備えた携帯電話、PHS、パーソナルコンピュータを採用することができる。図1に示す例では、携帯電話が採用されている。
【0028】
紹介メール送信手段(26)は、上記したメールアドレス送受信手段(25)に連携する構成である。紹介メール送信手段(26)は先ず、メールアドレス送受信手段(25)によって得られた知人のメールアドレスを基に先ず知人の端末(4)へサイト紹介メールを送信する。そのメールに添付されているURLに基づいて知人が本システムのWebサイトへアクセスした場合には、紹介メール送信手段(26)は広告受給希望者の性格を尋ねるための性格属性入力画面を該知人の端末(4)へ送信しその入力結果を受信する。知人はWebサイト内の性格属性入力画面(13b)に入力する。これにより、ホストサーバ(2)は、広告受給希望者の性格分析用データをその知人から取得することができる。
このように、知人が持つ携帯電話等の情報端末(4)には、サイト紹介メールがホストサーバ(2)から送信されてくるわけであるが、この知人は、性格属性入力画面(13b)に記載された質問に答えることにより自分の知人の性格を分析する一翼を担えるという興味及び責任感を味わえる。従って、サイト紹介メールを受信した知人が本システムのWebサイトへアクセスしその中の性格属性入力画面(13b)に入力回答する確率は非常に高い。
【0029】
前記した会員登録手段(20)は、この知人を新たな広告受給希望者として登録加入させるために受信者登録画面(図2乃至図4参照)を該知人の端末(4)へ送信し、この受信者登録画面から入力された該知人の嗜好及び性格を含む受給者属性、送信を希望する広告情報の属性を受信する。この受信者登録画面は、前記した基本属性の入力画面(11)、嗜好属性の入力画面(12)、性格属性の入力画面(13)等から構成される。
会員登録手段(20)は、上記した紹介メール送信手段(26)に連携する構成である。受信者登録画面に前記知人が入力を行うのは性格属性入力画面(13b)において知人が回答する前或いは後のいずれであってもよいが、できれば、受信者登録画面に入力した後でないと性格属性入力画面(13b)で回答できないように構成することが好ましい。受信者登録画面に入力した後でないと性格属性入力画面(13b)において回答できないように構成すれば、知人が受信者登録画面に入力する可能性がより一層高まる。
本発明においては、知人の端末(4)へサイト紹介メールが送信される。そしてこのサイト紹介メールの送信と、知人の会員登録とが繰り返されることにより、サイト紹介メールがチエーンメールとなる。その結果、本システムへの加入者数を爆発的に増加させることができる。
【0030】
尚、広告依頼者の上記した各属性、希望する広告受給希望者の属性、及び広告情報は、オフライン或いはオンラインのいずれの手段でホストサーバ(2)内に格納されてもよい。オフラインの手段を用いる場合には、例えば、所定の用紙にこれらの情報を記入しておき、その用紙の記入内容をホストサーバ(2)内にオペレータが書き込むことにより行うことができる。また、オンラインの手段を用いる場合には、広告依頼者が持つパーソナルコンピュータ等の情報通信端末からこれらの情報を入力し、その情報をホストサーバ(2)へ送信することにより行うことができる。この場合、例えば、これらの情報の入力画面をホストサーバ(2)から広告依頼者側端末へ送信し、広告依頼者がその画面に入力することにより行うことができる。
【0031】
性格分析手段(27)は、知人が性格属性入力画面(13b)に入力した広告受給希望者の客観的な性格属性を基に広告受給希望者性格分析を行い、その結果を所定の記憶エリアに記憶させておくものである。その分析手法は特に限定されず、単に複数の知人から取得した情報を集計するだけでもよいし、或いは、複数の知人から取得した情報を基に心理学的な手法で分析を行ってもよい。
【0032】
分析結果送信手段(28)は、性格分析手段(27)によって得られた性格情報を、広告受給希望者の要請に応じて、受給者側端末(1)へ送信するものである。
【0033】
次に、この広告情報供給システムの動作について、図7乃至図10のフローチャートに基づいて説明する。
まず、広告依頼者側からホストサーバ(2)に対して行われる広告依頼者の加入手続処理時の動作について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。ここでは、加入手続きをオンラインで行う場合について説明する。
広告依頼者側端末(図示せず)からホストサーバ(2)へアクセスし、このシステムの広告依頼者登録画面を開き、広告依頼者の氏名(名称)、住所(所在地)、電話番号、メールアドレス等を含む該依頼者の基本属性を入力する(S1)。次いで、広告依頼者の広告情報の属性を入力し(S2)、広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性を入力する(S3)。広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性には、広告受給希望者の年齢、性別、趣味、嗜好、性格分析上の志向、仲間内での役割等の属性がある。これらの情報を入力すると、各情報は、通信ネットワーク(3)を介してホストサーバ(2)に受信され、ホストサーバ(2)の依頼者属性記憶手段(22)或いは広告情報記憶手段(23)に格納され、広告依頼者が本システムに登録される(S4)。
以上により、広告依頼者の登録加入手続きが完了する。
【0034】
次に、受給者側端末(1)からホストサーバ(2)に対して行われる加入手続処理時の動作について、図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
知人からの紹介メールを介して、若しくは、紹介メールを介さずに受給者側端末(1)からホストサーバ(2)へアクセスする(S1)。そして、このシステムの受信者登録画面を開き、広告受給希望者の氏名、年齢、住所、年収、電話番号、メールアドレス等を含む該受信者の基本属性を入力する(S2)。次いで、広告受給希望者の趣味、嗜好、性格を含めた該受信者の属性を入力し(S3)、広告受給希望者が希望する広告情報の属性を入力する(S4)。すると、入力された各情報は、通信ネットワーク(3)を介してホストサーバ(2)に送信され、ホストサーバ(2)の受給者属性記憶手段(21)に格納され、広告受給希望者の登録加入手続がなされる(S5)。
以上により、広告受給希望者の登録加入手続が完了する。
【0035】
次に、各加入手続処理後のこのシステムの基本動作について、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ホストサーバ(2)内で受給者属性記憶手段(21)及び依頼者属性記憶手段(22)から各広告受給希望者の情報と各広告依頼者の情報を読み出し(S1)、双方の情報が許容範囲内で略一致する組み合わせが有るかどうかを検索する(S2)。略一致する組み合わせが有ると判断されると、その広告依頼者の広告情報を広告情報記憶手段(23)から読み出し、その広告情報を対応する受給者側端末(1)へ送信する(S3)。
一方、略一致する組み合わせが無いと判断されると、(S1)に戻って、略一致する組み合わせが発見されるまで連続的に若しくは断続的に検索が続けられる。
以上により、本システムの基本動作が完了する。
【0036】
次に、本システムにおける知人紹介時の動作について、図10のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、既に加入手続きを終えている広告受給希望者が、ホストサーバ(2)にアクセスして本システムのホームページ(20)(図11参照)を開き(S1)、トップ画面上の知人紹介ボタンをクリックする(S2)。すると、知人のメールアドレスの入力画面(図示せず)が現れるから、その画面に知人のメールアドレスを入力する(S3)。ホストサーバ(2)内にその知人のメールアドレスが記憶され、このメールアドレスに基づいて、知人の情報通信端末(4)に広告受給希望者からのサイト紹介メールが送信される(S4)。このサイト紹介メール(23)(図14参照)には、例えば、「あなたのお友達○○△△さんからご依頼が来ております。○○△△さんについて日頃思っているあなたの正直な思いについて答えて下さい。いますぐクリック…http://www. □□.ne.jp/ 」という内容、及び「<性格分析サイト□□> 自分て一体どのような性格なのでしょうか? 周りの人はあなたのことを一体どのように思っているのでしょうか? あなた自身が思っているあなたの性格って周りの人が思っているあなたの性格がどれくらい違っているのでしょうか? 本サイトはそんな疑問に全てお答えします。」という内容の文章が記載されている。「http://www. □□.ne.jp/ 」というURLは、本システムのWebサイトにリンクしており、このURLをクリックすれば、知人は、そのホームページ(20)にアクセスすることができる。
【0037】
知人は、その内容に興味を持てば、URL「http://www. □□.ne.jp/ 」をクリックする(S5)。すると、ホストサーバ(2)に格納された本システムのWebサイトのトップページが立ち上がる(S6)から、そのページに表示された受信者登録ボタン(図11参照)をクリックし、受信者登録画面を表示させる(S7)。この受信者登録画面は、上記したように広告受給希望者の氏名、年齢、住所、メールアドレス等の基本属性の入力画面(11)(図2参照)と、広告受給希望者の嗜好属性の入力画面(12)(図3参照)と、広告受給希望者の性格属性の入力画面(13)(図4参照)と、広告受給希望者が送信を希望する広告情報の属性の入力画面とから構成されている。これらの入力画面にそれぞれ知人が入力する(S8)ことにより、知人はこのシステムに新たな広告受給希望者として登録される(S9)。その後、トップページに戻って「質問に答える」(図10参照)というボタンをクリックすると、この知人を紹介した人の性格を尋ねる画面が表示される(S10)から、そこに表示された複数の質問に答えることにより、その回答内容がホストサーバ(2)内に記憶される(S11)。
以上により、知人紹介時の動作が終了する。
【0038】
尚、ホストサーバ(2)は、広告受給希望者に入力された広告受給希望者の主観的な性格属性、及び、その知人に入力された広告受給希望者の客観的な性格属性に基づき、総合的に広告受給希望者の性格分析を行う性格分析手段(27)と、その分析結果を広告受給希望者の送信要求に基づいて受給者側端末へ送信する分析結果送信手段(28)とを有していることが好ましい。この場合、広告受給希望者が自らについて思っている主観的な性格と、その知人が広告受給希望者について思っている客観的な性格を基に、総合的で且つ多角的な性格分析を行うことができる。また、この性格分析結果を本人の希望に応じて本人の元へ即座に送信することができる。これは、本システムのサービスの向上を意味し、これにより、口コミ等によってより一層のユーザ数拡大が見込まれる。
知人からの返答結果の集計表示画面(21)を図12に示す。この集計表示画面(21)において、詳細表示ボタンをクリックすると、性格評価に参加した人(知人)の名前リストが表示される。図13は、その名前リスト表示画面(22)を示している。
【0039】
また、本システムは、広告受給希望者に入力された広告受給希望者の主観的な性格属性、及び、その知人に入力された広告受給希望者の客観的な性格属性に基づき、総合的に広告受給希望者の性格分析を行う性格分析手段(27)と、その分析結果を広告受給希望者の性格属性として記憶する受給者属性記憶手段(21)と、その性格属性が広告依頼者が希望する広告受給希望者の性格属性と許容範囲内で略一致した場合に、この広告受給希望者のメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末(1)に希望された広告情報を送信する広告情報送信手段(24)とを備えることが好ましい。
この場合、主観的な性格属性と客観的な性格属性を総合して広告受給者の性格属性を決定するので、その性格属性は信憑性の高いものとなる。従って、この総合判断に基づく性格属性を用いて広告配信を行うことにより、一層、商品購入者数の増大を図ることができる。
【0040】
また、本システムは、その運営者自身が稼働させてもよいが、運営者の承諾を得た者をホストサーバ(2)の賃借者とし、この賃借者が本システムを稼働させてもよい。この場合、賃借されたホストサーバ(2)は、登録された広告受給希望者の端末へ電子メール広告が送信される毎にそのメール送信の対価をサーバ賃借者の報酬として累積記憶する手段を備えていることが好ましい。
このように構成すれば、運営者自身が本システムを稼働させなくとも、信頼のおける他の者が本システムを稼働させることができる。また、本システムの稼働を任せられたサーバ賃借者は、電子メール広告が広告受給希望者の元へ送信される毎に報酬が入るので、本システムの稼働を積極的に行うことができ、その結果、サーバ賃借者の増加に貢献することができる。また、サーバ賃借者が増加すれば、より一層のシステムユーザの増加を図ることができる。
【0041】
また、本システムにおいては、広告受給希望者のメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末(1)に送信される広告情報に、その広告受給希望者の属性と関連付けられた文言が付加されていることが好ましい。例えば、広告受給希望者の性格属性が「怒りっぽい」とされている場合には、「怒りっぽいあなたには、感情鎮静作用があるペパーミントの香りの芳香剤はいかが?」といった文言を付加することができる。
【0042】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、オプトインメールを利用した広告情報の供給方法において、会員登録を完了している広告受給希望者に知人の紹介を依頼し、その承諾を得た後にその知人のもとへサイト紹介メールを送信する。これにより、この知人を新たな会員として登録させる機会を得ることができる。このサイト紹介メールは末広がりのチェーンメールとなって多数の者に配信されるので、広告受給希望者の会員登録者数すなわち本システムへの加入者数を爆発的に増加させることができる。
また、知人を紹介してもらう代償として、知人から得た広告希望者の客観的な属性を広告希望者本人に通知するので、広告希望者が知人を紹介する確率が高くなり、これにより、会員登録者数の増加を確実なものとすることができる。
従って、広告依頼者側はヒット率の高い配信先を効果的に増やすことができ、また、広告受給希望者側は、そのヒット率の向上により従来よりも商品、サービス購入による利益を多く享受することができる。
【0043】
請求項2記載の発明によれば、広告受給希望者は知人が自分のことをどう思っているのかを知ることができる。また、広告依頼者は、広告受給希望者の性格属性に基づいて広告配信先を絞り込むことができる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、広告受給希望者が自らについて感じている主観的な性格と、その知人が広告受給希望者について感じている客観的な性格の双方を元に、総合的で且つ多角的な性格分析を行うことができる。また、その分析結果を本人の希望に応じて本人の元へ即座に送信することができる。これにより、広告受給希望者の会員登録意欲が高まり、より一層の会員登録数の拡大が見込まれる。
【0045】
請求項4記載の発明によれば、主観的な性格属性と客観的な性格属性を総合して広告受給者の性格属性を決定するので、その性格属性は信憑性の高いものとなる。従って、この総合判断に基づく性格属性を用いて広告情報の配信先を絞り込むことにより、商品購入者数の増大を図ることができる。
【0046】
請求項5記載の発明によれば、広告情報に広告受給希望者の属性と関連付けられた文言が付加されるので、広告受給希望者に、広告情報への興味をより一層強く抱かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る性格別広告情報提供システムを示すシステム構成図である。
【図2】本発明における広告受給希望者の基本属性の入力画面を示す図である。
【図3】本発明における広告受給希望者の嗜好属性の入力画面を示す図である。
【図4】本発明における広告受給希望者の性格属性の入力画面(自己の評価の入力画面)を示す図である。
【図5】本発明における広告受給希望者の性格属性の入力画面(知人の評価の入力画面)を示す図である。
【図6】本発明におけるホストサーバの構成を機能的に示すブロック図である。
【図7】本発明における広告依頼者がこのシステムに加入するときのシステムの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明における広告受給希望者がこのシステムに加入するときのシステムの動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明におけるホストサーバの動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明におけるホストサーバの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係るシステムのWebサイトのトップページを示す図である。
【図12】広告受給希望者の性格評価結果の集計を示す図である。
【図13】性格評価に参加した人の名前リストを示す図である。
【図14】本発明におけるサイト紹介メールの一例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・・広告受給希望者側の通信端末
3・・・・・通信ネットワーク
4・・・・・知人の通信端末
Claims (5)
- 広告受給を希望する者が有する受給者側端末に対しコンピュータ通信ネットワークを介してホストサーバが広告情報の供給を行う広告情報の供給方法であって、
前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、
前記広告情報の供給は会員登録がなされた者が有する受給者側端末に対してのみ送信され、前記会員登録を行うために広告受給希望者が有する受給者側端末に対しその者自身の主観的な属性とその者が供給を希望する広告情報の属性と前記広告受給希望者を識別するための個人情報との入力を促す段階と、
それら属性情報及びメールアドレス等の個人情報を関連させて記憶しその者の会員登録を行う段階と、
広告依頼者が有する広告依頼主端末に対しその者が希望する広告受給希望者の属性の入力を促す段階と、
会員登録された広告受給希望者の属性を読み出し、この読み出される広告受給希望者の属性と予め記憶される広告依頼者が希望する広告受給希望者の属性とが許容範囲内で略一致した場合に、前記広告受給希望者の属性情報と関連する前記メールアドレスを特定し、このメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に希望された広告情報を送信する段階と、
会員登録された広告受給希望者に対しその知人の紹介を依頼しその紹介の代償として知人から得た広告受給希望者の客観的な属性を広告受給希望者に通知する旨を広告受給希望者側の通信端末に送信する段階と、
知人紹介を依頼された広告受給希望者がその依頼を受諾し知人のメールアドレスを通知したときにそのメールアドレスをこの広告受給希望者の個人情報に関連させて記憶する段階と、
通知された知人のメールアドレスを基に電子メールを送信しその知人が有する通信端末に該メールアドレスに関連される個人情報により特定される広告受給希望者の客観的な属性の入力を促す段階と、
その客観的な属性を広告受給希望者の要請に応じて広告受給希望者側の通信端末に送信する段階と、
電子メールを受けた知人が有する通信端末に対しその者自身の主観的な属性とその者が受給を希望する広告情報の属性と前記知人を識別するための個人情報との入力を促す段階と、
前記知人のそれら属性情報とこの知人の個人情報を関連させて記憶し、その知人を新たな広告受給希望者として会員登録する段階と、を備えることを特徴とする広告情報の供給方法。 - 前記広告受給希望者及びその知人に対して入力が促される広告受給希望者の属性は、該広告受給希望者の性格情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の広告情報の供給方法。
- 前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、
前記主観的な性格属性及び前記客観的な性格属性が所定の選択肢から作成され、これらの選択肢から前記性格属性が夫々入力される段階と、
前記広告受給希望者により入力されて記憶される広告受給希望者の主観的な性格属性、その知人により入力されて記憶される広告受給希望者の客観的な性格属性を、総合的に集計して広告受給希望者の総合判断の性格分析を行う段階と、
その分析結果を広告受給希望者が有する受給者側端末に通知する段階と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の広告情報の供給方法。 - 前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、
前記主観的な性格属性及び前記客観的な性格属性が所定の選択肢から作成され、これ らの選択肢から前記性格属性が夫々入力される段階と、
前記広告受給希望者により入力されて記憶される広告受給希望者の主観的な性格属性、その知人により入力されて記憶される広告受給希望者の客観的な性格属性を、総合的に集計して広告受給希望者の総合判断の性格分析を行う段階と、
その分析結果を基に広告受給希望者の性格属性として上書きされ、前記広告受給希望者の個人情報に関連させて記憶する段階と、
その総合判断の性格属性が、広告依頼者が希望する広告受給希望者の性格属性と許容範囲内で略一致した場合に、前記広告受給希望者の性格属性と関連する前記メールアドレスを特定し、このメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に希望された広告情報を送信する段階と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の広告情報の供給方法。 - 前記ホストサーバが行う広告情報の供給方法が、
前記ホストサーバが前記広告受給希望者のメールアドレスを基に広告受給希望者側の通信端末に送信する広告情報には、その広告受給希望者の属性と関連付けられた文言が付加されていることを特徴とする請求項1に記載の広告情報の供給方法。
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