JP3670509B2 - 低融点のテトラフルオロエチレン共重合体 - Google Patents

低融点のテトラフルオロエチレン共重合体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本出願は、共に1998年2月26日に出願された(米国特許)仮出願第60/076,065号および同第60/076,004号の利益を請求するものである。
【0002】
本発明は、テトラフルオロエチレンの溶融加工可能な共重合体の分野に関し、詳細にはテトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体に関する。
【0003】
【従来の技術】
テトラフルオロエチレン(TFE)とエチレン(E)の結晶性ダイポリマーは、ポリエチレンからポリテトラフルオロエチレンまでのすべての組成範囲にわたって生成することができ、約110℃と約327℃の間で溶融するポリマーが生み出される。TFE/E共重合体が一般的に生成される約50/50のモル比で、融点曲線は極大になる。この50/50の比では、モジュラスや結晶化度などのその他数種類の特性も極大(または極小)に達する。この現象は、米国特許第3,624,250号のカールソン(Carlson )によって認められた。彼は、この極大のほとんどを包含する60/40〜40/60の範囲を規定した。最高で、270℃〜285℃の融点を得ることができる。
【0004】
エチレンとテトラフルオロエチレンのダイポリマーは、応力き裂に対する抵抗が特に高温で劣っている。ターモノマー(Carlson 、米国特許第3,624,250号)を混合することによって応力き裂抵抗が改善され、またワイヤおよびケーブルのコーティング、フィルム、射出成形に広く適用されるポリマーが提供されることが見出された。多数のターモノマーによってTFE/Eポリマーのき裂が望ましく改善されることが見出されており、これらのターモノマーには、TFE/Eポリマーに大型の側基を導入するほとんどの一般的なフルオロカーボンおよび炭化水素のビニル化合物が含まれる。しかし、このようなターモノマーの中でも限られた数種類がTFE/E樹脂の工業用製造に使用されており、ペルフルオロブチルエチレン(PFBE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、ペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)(PPVE)、ヘキサフルオロイソブチレン(HFIB)およびCH2 =CF(CF23 Hが含まれる。三元共重合体である既知のTFE/E共重合体が、例えば米国特許第3,960,825号や同第4,123,602号、同第4,513,129号、同第4,677,175号、また特開平7−041522号に記載されている。
【0005】
米国特許第4,381,387号でSulzbachは、融点が245℃〜280℃であり、実質上、TFE55〜30モル%、エチレン60〜40モル%、HFP10〜1.5モル%、およびペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)(PAVE)のクラスを含む数種類のクラスの中の1つから選択される大型ビニルモノマー2.5〜0.05モル%からなる四元共重合体を開示している。この特許は、より少量の大型ビニル化合物を使用することによって、熱安定性および化学安定性と、引張り動作および伸び動作との間で、満足のいく妥協をもたらすTFE/E共重合体をもたらすといわれている。しかしHFPを相当量混合したにもかかわらず、’387号特許で得られた融点は低くない。Sulzbachによる実施例6の四元共重合体は、TFE/E/HFP/PPVEのモル組成が47.0/44.3/8.4/0.4であり、融点が247℃である。実施例14の四元共重合体は、PPVEの代わりにペルフルオロヘキシルエチレン(PFHE)を使用し、TFE/E/HFP/PFHEのモル組成が45.4/46.5/3.7/0.2であり、融点が272℃である。さらに、HFPの反応性が低いため、相当量のHFPを使用することによって重合速度に悪影響を及ぼすことがよく知られている。米国特許第4,338,237号のSulzbachおよびHartwimmerは、’387号特許に開示される四元共重合体を含む、TFE/E共重合体を調製するための重合方法を開示している。
【0006】
米国特許第3,624,250号の実施例Iでは、Carlson はモル組成がそれぞれ48.8/48.8/2.4であって融点が255℃のTFE/E/PPVE共重合体を開示し、また実施例IIIでは、融点が262℃の対照物TFE/E/PEVEを開示しており、PEVEはペルフルオロ(エチルビニルエーテル)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
軟質で薄い壁が塗布されたワイヤや、直径が大きいケーブルのコーティングなどへの適用のため、剛性が低く、かつ高温で良好な屈曲寿命を示すTFE/E共重合体が必要とされている。特に、フッ素の無いポリマーなど熱的に安定性の低いポリマーとともに溶融加工が可能な、即ち共押出し成形によって共加工することができる、融点が充分に低いTFE/E共重合体が望まれている。このような複合物は、例えば、耐燃料性、ラギッドネス、および可撓性の組合せを必要とする燃料用ホースに適用するために、現在捜し求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、テトラフルオロエチレンおよびエチレンである多量部分と、少なくとも1種類のペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)である少量部分とを含み、前記アルキルが1〜5個の炭素原子と、任意選択でフルオロアルキルエチレンを有し、前記フルオロアルキルが2〜10個の炭素原子を有するものである、部分的に結晶性の溶融加工可能な共重合体を提供する。少量部分は、融点が220℃以下である共重合体をもたらすのに有効な量が存在する。フルオロアルキルエチレンが存在しない場合、この低い融点は、共重合体中のペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)の全濃度がこの共重合体の全モノマー単位に対して少なくとも3モル%であるときに得られることが発見された。また、フルオロアルキルエチレンが存在する場合、共重合体中に存在する少量部分の合計濃度は少なくとも2モル%であり、好ましくは少なくとも3モル%であることが発見された。共重合体中に存在する少量部分の全濃度は、フルオロアルキルエチレンが存在しても、あるいは存在しなくても、少なくとも4モル%であることがより好ましい。好ましいペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)にはペルフルオロ(エチルビニルエーテル)が含まれ、好ましいフルオロアルキルエチレンにはペルフルオロブチルエチレンが含まれる。
【0009】
本発明の共重合体のテトラフルオロエチレンとエチレンのモル比は、73/27〜40/60の範囲内である。本発明の最も好ましい実施形態では、このモル比は60/40より大きい。
【0010】
好ましい実施形態では、本発明は、曲げ弾性率が低い、テトラフルオロエチレンとエチレンの低融点共重合体を提供する。
【0011】
融点が低い結果この共重合体を、熱安定性の低いポリマーが実質上熱的に安定である温度で、このようなポリマーと共に有利に加工することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の共重合体は、テトラフルオロエチレン(TFE)、エチレン(E)、およびペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)(PAVE)を含む。TFEとエチレンは、TFE/E共重合体としての一般的な特徴付けと矛盾しない多量存在する。PAVEは、少量存在する。PAVEに加え、任意選択でフルオロアルキルエチレン(FAE)も少量存在させることができる。これらの改質剤によって、融点が効果的に低下し、可撓性が良好になり(曲げ弾性率が低くなり)かつ曲げ抵抗が良好になり、しかも重合速度が速くなるという望ましい結果がもたらされる。
【0013】
本発明のTFE/E共重合体は部分的に結晶性であり、すなわち、TFE/E共重合体は示差走査熱量計(DSC)で結晶性の融点を示す。溶融吸熱量は、少なくとも3J/gの融解熱を持つことが好ましく、より好ましくは少なくとも10J/gの融解熱を持つことである。
【0014】
本発明の共重合体の結晶性融点は驚くほど低く、220℃以下であり、好ましくは215℃以下、より好ましくは210℃以下である。共重合体中に存在するPAVEの量、および任意選択でFAEの量は、このような融点をもたらすのに有効である。以下の実施例で例示されるように、非常に低い融点がTFE/E共重合体組成物の場合に得られ、TFEの濃度はエチレンの濃度を上回っている。
【0015】
本発明のTFE/E共重合体は、融点が低いことに加えて曲げ弾性率が低いことが好ましい。曲げ弾性率は、100,000psi(690MPa)以下であることが好ましく、より好ましくは70,000psi(483MPa)以下、最も好ましくは65,000psi(448MPa)以下である。
【0016】
本発明のTFE/E共重合体は、TFEおよびエチレンから誘導された単位の多量と、PAVEおよび任意選択でFAEから誘導された単位の少量とを含有する。本明細書で使用される「多量」および「少量」は、20モル%に関係する。即ち「多量」または「多量部分」は、TFEとエチレンが共重合体全体に対して少なくとも20モル%の量でそれぞれ共重合体中に存在することを意味し、「少量」または「少量部分」は、PAVE、および存在する場合はFAEが、それぞれ20モル%未満の量で存在することを意味する。
【0017】
本発明のTFE/E共重合体の場合、TFE/Eのモル比が73/27〜40/60の範囲内であることが望まれている。1種類または複数種類の改質剤を混合することは、TFE/Eのモル比が50/50よりも高いTFE/Eポリマーの場合に特に有効であると思われ、73/27〜50/50の範囲内の比であることが好ましい。より好ましくは73/27〜55/45の範囲内の比であり、TFE/Eのモル比は60/40より大きいことが特に好ましい。前記範囲内では、TFE/Eの比が73/27である代わりに70/30に対応する範囲のものがより好ましい。TFE/Eダイポリマー中のTFEのモル含有量が、50/50の比を超えて増加すると、TFE/Eダイポリマーの融点は、TFE/Eの比が65/35付近で極小を通過し、そこでは融点が約260℃〜265℃であることが観察される。R.A. Naberezhnkh他のVysokomol. Soedin. 19, 33 (1977年)を参照されたい。TFEが約70モル%では、このダイポリマーの融点が再び上昇し始めると共にTFE/Eの比が増加し、生じるTFEの配列が長くなるほどこの共重合体の溶融加工可能なは急速に低下し始める。しかし、本発明の低溶融TFE/E共重合体は、TFE/Eの比を70/30より大きいものとすることができる。
【0018】
本発明のTFE/E共重合体に使用される改質用コモノマーは、アルキル基が1〜5個の炭素原子、好ましくは1〜3個の炭素原子を有する少なくとも1種類のPAVEである。PEVEが特に好ましく、PAVE単独でも、またその他のPAVEと組み合わせてもよい。FAEが共重合体中に存在しない場合、この共重合体中のPAVEコモノマー単位の濃度は、TFE/E共重合体中のTFE、E、およびPAVEの全合計単位に対して少なくとも3モル%であり、好ましくは少なくとも4モル%である。通常、PAVEの濃度は15モル%以下であり、好ましくは10モル%以下とされる。
【0019】
本発明のTFE/E共重合体に任意選択で使用されるFAEタイプの改質用コモノマーは、一般式がCH2 =CH−Rf であり、但しRf =(CF2n Y、n=2〜10であり、Y=F、H、またはClである。好ましいFAEコモノマーはY=Fであり、この場合、FAEはペルフルオロアルキルエチレン(PFAE)である。最も好ましいPFAEはペルフルオロブチルエチレン(PFBE、n=4)である。複数種類のFAEを使用することができる。共重合体中のFAEコモノマー単位の濃度は、TFE/E共重合体中の全モノマー単位に対して3モル%以下であり、存在する場合は0.3〜3モル%が好ましく、最も好ましくは0.3〜2.0モル%である。FAEは既知の化合物である。例えば、米国特許第4,123,602号を参照されたい。
【0020】
PAVEとともにFAEが共重合体中に存在するとき、共重合体中のPAVEコモノマー単位の濃度は、この共重合体中のTFE、E、FAEおよびPAVEの全単位に対して0.5〜15モル%であり、好ましくは0.5〜10モル%、最も好ましくは0.7〜7モル%である。
【0021】
FAEが存在するとき、上述のような本発明のTFE/E共重合体中のFAEおよびPAVEの濃度は、FAEとPAVEの合計濃度が、TFE、E、FAE、およびPAVEを合計した全単位に対して少なくとも2モル%となる濃度である。合計濃度は少なくとも3モル%が好ましく、より好ましくは少なくとも4モル%であり、即ち、FAEが共重合体中に存在しないときのPAVEの場合と同じである。必要とされてはいないが、PAVEの濃度は、そのTFE/E共重合体中のモル濃度に基づいてFAEの濃度を超えることがしばしば有利である。
【0022】
当業者は、本発明のTFE/E共重合体中に、FAEおよびPAVEに加えて改質用コモノマーを存在させることが可能であることを理解するであろう。このような追加の改質用コモノマーが存在する場合、PAVEに比べて低い濃度になる。
【0023】
特に、PAVEをPFBEとともに混合させることが融点を下げるのに有益であることが見出された。TFE/Eが任意の所与の比であるときに、PFBEは全体的な重合速度を遅くするが、この問題は、PAVEをPFBEとともにTFE/E共重合体中で使用すると解決することができる。本発明の一実施形態で提供されるように、PAVEは、フルオロアルキルエチレンを存在させることなく使用することができる。
【0024】
本発明のTFE/E共重合体は、溶融加工可能である。したがって、この重合体は一般に、TFE/E共重合体について通常測定される溶融流量(MFR)が約1〜50g/10分の範囲内にあるような分子量を有するが、この範囲外のMFR値も知られている。MFRは、1〜25g/10分の範囲内であることが好ましく、より好ましくは2〜25g/10分である。
【0025】
本発明のTFE/E共重合体は、TFE/E共重合体の技術分野で知られている任意の重合技術によって生成することができる。これらの技術には、溶液重合、懸濁重合、および溶媒の存在下での分散重合を含んだ分散重合が含まれるが、それだけに限らない。連続法、半連続法、回分法、または半回分法を含む方法を使用することができる。
【0026】
例示として、TFE/E/PEVE共重合体を生成するための非水溶液重合は、一般に以下のように実施することができる。適切なオートクレーブ、好ましくは撹拌オートクレーブに、初めに1,1,2−トリクロロ−2,2,1−トリフルオロエタン(CFC−113)などの適切な溶媒を充填し、その蒸気空間を窒素でパージし、真空にして酸素を除去する。連鎖移動剤(CTA)を使用する場合、TFE/E共重合体では一般に行われているように、真空である間にCTAまたはCTA溶液をストックポットから引き込むことができる。選択された量のPEVEを、容量形ポンプを使用して注入し、さらにエチレンを添加して、反応器の圧力を所望のレベルに上げる。次にTFEを添加して、圧力を所定量増加させる。次いでオートクレーブの内容物を、撹拌しながら所望の反応温度、例えば60℃に加熱し、適切な開始剤、またはペルフルオロプロピオニル過酸化物のCFC−113溶液などの開始剤溶液を添加して、重合を開始する。重合が開始すると、圧力の減少によって示されるように、所定の割合のTFE/エチレンの組成物が流れ始め、圧力が初期の値に維持される。さらに、開始剤溶液の添加を開始する。任意選択で所定量のPEVEを、所定のスケジュールに従って添加する。従ってこの反応は、所定の時間継続し、または混合ガスが所定量添加されるまで継続する。次いで容器の内容物を冷却し、オートクレーブの排気を行う。次いで得られたポリマー懸濁液をオートクレーブから放出して乾燥させる。
【0027】
望むならばこの反応では、PEVEとともにその他のPAVEおよび/またはFAEを含むことができる。
【0028】
上述のように、PEVE(またはその他のPAVEまたはFAE改質剤)を重合反応に導入するため、様々なプロファイルを使用することができる。例えば半回分法では、PEVEを事前に充填し、または反応中に添加し、または事前充填と反応中の添加との組合せによって導入することができる。PEVEの導入は、共重合体の均一性を強化するために、反応中の添加を含むことが好ましい。反応中のPEVEの添加は、連続的、または断続的に行うことができる。当業者なら、連続的な添加は均一または不均一であり得るが、通常は均一であることを理解するであろう。同様に当業者なら、断続的な添加は、均一または不均一、および均等または不均等な間隔であり得るが、通常は均一で均等な間隔であることを理解するであろう。さらに、複数種類の改質剤コモノマーを使用する場合、当業者なら、それらを同じプロファイルに従って導入する必要がないことを理解するであろう。
【0029】
TFE/E共重合体樹脂の所望の物理的形態は、通常、目的とする使用法によって変化する。様々な粉末被覆法の場合、例えば粉末、小形のビード、または小形の顆粒が適している。これらの形態は、重合生成物を乾燥することによって簡単に得ることができ、任意選択で、それに加えて当業界で知られる粉砕または摩砕操作、あるいは様々な凝集またはペレット化法によって得ることができる。これらの微細に分割された樹脂の望ましいサイズは、目的とする適用例に応じて0.01〜2mmの範囲にわたって変わる。ワイヤコーティングなどの押出し成形に使用する場合は、押出し成形法によって形成された立方体、またはペレットなどが一般に使用される。粒径は、試料のサイズの範囲に適した任意の既知の方法によって、分析することができる。例えば小形粒子粉末の場合は、Microtrac Particle Size Analyzer(Leeds & Northrupから入手可能)などを用いる光散乱法や、Coulter Multisizer(Coulter Corp. から入手可能)などを用いる電気インピーダンス法を用いることができ、より大形の粒子およびペレットの場合は、ふるい分析を用いることができる。
【0030】
【実施例】
以下の実施例および比較例で、空時収量の計算に使用される体積は、反応器に初めに充填される溶媒(CFC−113)の体積である。ポリマー収量は、反応器から放出された懸濁液を乾燥して得られるポリマーの全量であり、あるいはCFC−113の密度として1.57g/cm3 を使用した懸濁液の固体含有量から計算される。
【0031】
TFE/E共重合体の組成は、元素分析および19FNMR分析によって決定される。NMRの結果を使用してフッ素含有単位の相対量を決定し、元素分析の結果を使用して炭素含有量を得る。次に、モノマー単位の母集団に関係しかつ組成物中の炭素含有量に関係する一組の連立方程式を解いて数値を得る。
【0032】
TFE/E共重合体樹脂の溶融流量(MFR)を、ASTM D−3159に従って測定する。MFRは、関係MV=32.0/MFRによる溶融粘度(MV)に関係し、但しMFRの単位はg/10分であり、MVの単位は103 Pa・sである。
【0033】
フルオロポリマー樹脂の熱的特性は、ASTM D−4591−87の方法に従って、示差走査熱量計(DSC)により決定される。報告される融点は、溶融吸熱のピーク温度である。他に述べられていない限り、融点および関連する融解熱は、ポリマー試料を二次的に加熱した場合のものである。
【0034】
他に明記されない限り、物理的特性試験用の試料は、TFE/E共重合体樹脂を300℃で厚さ10ミル(0.25mm)のフィルムに圧縮成形し、その後、氷水で冷却し、または低温の金属板の間で冷却することによって調製される。各試験に適するように、このフィルムから試験片をカットする。他に述べられていない限り、すべての物理的特性試験は室温で行われる。
【0035】
ASTM D−1457に従って引張り試験を行う。ASTM D−790に従って曲げ弾性率を測定する。
【0036】
150℃でのDiMattia屈曲寿命試験では厚さ0.030インチ(0.76mm)の試験片を使用し、試料に穴を開けない他は、ASTM D−813−87に従って曲げ抵抗を測定する。報告された値は、他に述べられていない限り、3個の試験片の平均である。試験片が2.5×106 サイクルに耐える場合、試験を停止し、試験片に欠陥はないとみなされる。TFE/E共重合体は、高温で応力き裂が生じる傾向があるため、150℃でのDiMattia屈曲寿命試験は特に重要である。
【0037】
MIT屈曲寿命は、厚さ0.008インチ(0.2mm)のフィルムを用い、ASTM D−2176に記載される標準のMIT耐折試験機を使用して測定される。
【0038】
以下、他に述べられていない限り、溶液濃度は溶媒と1種類または複数種類の溶質を合計した重量に基づく。
【0039】
実施例1
羽根型撹拌器を備え、かつ手動制御式供給システムを有する1リットルのステンレス鋼製オートクレーブに、1,1,2−トリクロロ−2,2,1−トリフルオロエタン(CFC−113)を800mL充填する。蒸気空間を窒素でパージし、真空にして酸素を除去する。真空にしている間、1.5mLのペルフルオロブチルエチレンと0.5mLのシクロヘキサンをストックポットから引き込む。容量形ポンプから、1.0mLのペルフルオロ(エチルビニルエーテル)を添加する。エチレンを添加して、反応器の圧力を9.5psi(0.066MPa)増加させる。次に、TFEを添加して圧力を110psi(0.76MPa)増加させる。オートクレーブの内容物を、撹拌しながら60℃に加熱する。次に、ペルフルオロプロピオニル過酸化物(3P)をCFC−113に溶かした0.0053g/mL溶液を15mL添加して、重合を開始する。圧力が5psi(0.03MPa)低下すると、モル比が60/40であるTFE/エチレン組成物が流れ始め、圧力を初期の値に維持する。さらに、3P開始剤溶液を、1.2mL/分で添加し始める。PFBEをCFC−113に溶かした10体積%溶液を、4分毎に0.2mL添加し、1.0mLのPEVEを生成する。混合ガスの添加を開始した後、反応を15分間継続する。次いで容器の内容物を冷却し、オートクレーブの排気を行う。得られたポリマー懸濁液をアルミニウム製の受皿に移し、150℃の空気循環炉で乾燥させる。乾燥した共重合体樹脂の重量は43gであり、従って空時収量は215g/リットル・時である。共重合体の組成(TFE/E/PFBE/PEVE)は、モルを基準にすると、55.4/39.2/0.6/4.9である。融点は198℃であり、さらに低い温度では比較的弱く幅広い成分が存在し、またMFRは1.25g/10分である。引張り強度は4356psi(30MPa)であり、引張り伸びは245%であり、曲げ弾性率は648MPaである。DiMattia屈曲寿命は、2.5×106 サイクルよりも長く、即ち試験片は、DiMattia試験では破損しない。
【0040】
実施例2
表1に示された相違点以外は、実施例1の手順を実質上繰り返す。共重合体の組成および特性も表1に示す。融点は低く、曲げ弾性率は低く、重合速度(空時収量)が大きい。
【0041】
【表1】
Figure 0003670509
【0042】
実施例3
初めにPEVEを4mL充填し、重合が開始した後はPEVEを添加しないこと以外は、実施例1の手順を実質上繰り返す。乾燥した共重合体樹脂の重量は35.9gであり、従って空時収量は179.5g/リットル・時である。得られる共重合体は、約145℃でそのピーク(融点)を示し、かつ195℃および約204℃でより低いピークを示す、主に幅広い溶融吸熱を示す。非常に低い融点と、溶融吸熱の形状によって、PEVEのTFE/E共重合体への迅速な組込みが示され、その結果、回分法を実施中にPEVEが消耗され、不均一なポリマーが形成される。即ち、回分法で初期に形成される共重合体はPEVEに富み、また回分法の後半で形成される共重合体は比較的PEVEが少ないと考えられる。
【0043】
実施例4〜10
羽根型撹拌器を備え、かつコンピュータ制御式供給システムを有する1リットルのステンレス鋼製オートクレーブを真空にし、窒素でパージし、再度真空にする。真空にしている間、シクロヘキサンをCFC−113に溶かした31.2g/L溶液を25mLと、相当量のCFC−113とをストックポットから引き込む。さらに、PFBEをCFC−113に溶解した38g/L溶液を、表2に示す事前充填される量のPFBEを導入するのに十分な量引き込む。容量形ポンプから、表2に示す1種類または複数種類のPAVEの量を添加する。CFC−113の量は、シクロヘキサン溶液、CFC−113、PFBE溶液、およびPAVEの事前充填が全部で800mLになるような量である。オートクレーブの内容物を撹拌しながら60℃に加熱する。温度が安定した状態で、初めにエチレンを添加し、次いでTFEを添加して、表2に示される量だけ圧力を増加させる。次に、3PをCFC−113に溶かした0.0060g/mL溶液の25mLを添加して、重合を開始する。圧力が5psi(0.03MPa)低下すると、モル比が60/40であるTFE/エチレン組成物が流れ始め、圧力を初期の値に維持する。さらに、同様の3P開始剤溶液を1.2mL/分で添加し始め、同様のPFBE溶液および/または1種類または複数種類のPAVEを添加して、1種類または複数種類の改質用コモノマーに対して表2に示した供給速度がもたらされる。混合ガスの添加を開始した後、反応を20分間継続する。次に、すべての供給を停止し、オートクレーブの内容物を冷却し、オートクレーブの排気を行う。得られる共重合体懸濁液をアルミニウム製の受皿に移し、150℃の真空炉で乾燥させる。共重合体の特性を表3に示す。物理試験用の試験片を形成するためのフィルムを、共重合体の融点よりも20℃高い温度で成形する。
【0044】
【表2】
Figure 0003670509
【0045】
【表3】
Figure 0003670509

Claims (13)

  1. テトラフルオロエチレンおよびエチレンである多量部分と、アルキルが1〜5個の炭素原子である少なくとも1種類のペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)である少量部分と、フルオロアルキルエチレンとを含む部分的に結晶性の溶融加工可能な共重合体であって、前記少量部分が、前記共重合体の融点を220℃以下にするのに有効な量だけ存在し、存在する前記フルオロアルキルエチレンの前記モル量が、0.3%〜2.0%であることを特徴とする共重合体。
  2. フルオロアルキルエチレンとペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)の合計モル量が、前記共重合体中に存在するテトラフルオロエチレン、エチレン、フルオロアルキルエチレン、およびペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)の合計単位に対して少なくとも2%であることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  3. 存在する前記ペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)のモル量が、前記共重合体中に存在するテトラフルオロエチレン、エチレン、フルオロアルキルエチレン、およびペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)の合計単位に対して0.7%〜7%であることを特徴とする請求項2に記載の共重合体。
  4. 前記フルオロアルキルエチレンがペルフルオロアルキルエチレンであることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  5. 前記ペルフルオロアルキルエチレンがペルフルオロブチルエチレンであることを特徴とする請求項4に記載の共重合体。
  6. 存在する前記ペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)のモル量が15モル%以下であることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  7. 前記ペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)がペルフルオロ(エチルビニルエーテル)であることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  8. 前記テトラフルオロエチレンと前記エチレンのモル比が、73/27〜40/60の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
  9. 前記モル比が70/30〜50/50の範囲内であることを特徴とする請求項8に記載の共重合体。
  10. 前記フルオロアルキルエチレンが存在することを特徴とする請求項9に記載の共重合体。
  11. 前記モル比が70/30〜55/45の範囲内であることを特徴とする請求項10に記載の共重合体。
  12. 前記モル比が70/30〜55/45の範囲内であることを特徴とする請求項11に記載の共重合体。
  13. 前記モル比が60/40より大きいことを特徴とする請求項12に記載の共重合体。
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