JP3670467B2 - 燃料電池発電システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排熱回収系を備えた燃料電池発電システムに係り、特に高温の蒸気を高い効率で取り出し、さらに総合効率を高めるようにした燃料電池発電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、燃料電池発電システムは、常用の都市ガス,LNG等のメタンを主成分とした炭化水素系燃料を水素ガスに改質し、この水素ガスを空気中等から得られた酸素と電気化学的に反応させて、電気エネルギーに変換するものである。そのため、クリーンエネルギーとして評価が高い。
【0003】
また、発電効率が高いのみならず、温水および蒸気として排熱をすべて利用した場合の総合効率は80%以上になる。特に、蒸気形態の高温排熱は、吸収式冷凍機としての利用価値が高く、近年蒸気取り出しの需要は益々高くなってきている。そのため、最近では、システムの排熱を回収する排熱回収系を備えた燃料電池発電システムが提案されてきている。
【0004】
図6は、この種の従来の排熱回収系を備えた燃料電池発電システムの系統構成の一例を示す概要図である。
図6において、改質器1は、炭化水素系燃料を蒸気と混合し、改質して水素を主成分とする改質ガスを発生する。
【0005】
一酸化炭素変成器2は、改質器1で発生した改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に変成する。
燃料電池本体3は、燃料極3a、空気極3b、および電池冷却板3cを備えて成り、一酸化炭素変成器2で変成された改質ガスを燃料極3aに導入すると共に空気を空気極3bに導入し、改質ガス中の水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させて電気エネルギーに変換する。
【0006】
気水分離器4は、燃料電池本体3で発電時に発生した熱(反応熱)を電池冷却板3cを介して熱交換させることにより回収した電池冷却水を、水と蒸気の二相流化した状態で導入し、水蒸気および水に分離する。
【0007】
そして、気水分離器4で分離された水を電池冷却水循環ポンプ5により、一部を一酸化炭素変成器2への冷却水として分岐して供給し、改質器1の燃焼排ガス回収熱交換器6を介して気水分離器4に送り、残りを温度調整用熱交換器7で電池冷却板3c入口温度まで冷却して、燃料電池本体3への冷却水として供給するように電池冷却水系を構成している。
【0008】
また、気水分離器4内で発生した蒸気の一部は、改質器1に送って改質反応に利用する。
一方、気水分離器4の下流側には蒸気発生器8を設けており、燃料電池本体3の反応熱を電池冷却板3cを介して回収する燃料電池本体3の冷却水、すなわち気水分離器4で分離された水を加熱側媒体として導入し、電池冷却水系とは隔壁を介して隔離された排熱回収装置9および循環ポンプ10からなる排熱回収系の水媒体である被加熱側媒体に上記回収熱を伝達することにより、この水媒体から蒸気を発生させる。
【0009】
そして、この蒸気発生器8により発生した蒸気は、排熱回収装置9に送って排熱として利用するようにしている。
なお、このような構成の排熱回収系は、燃料電池本体3での発電時の熱を蒸気発生器8の被加熱媒体で回収できるため、間接取り出し方式と称している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような間接蒸気取り出し方式を採用した従来の燃料電池発電システムにおいては、燃料電池本体3の冷却条件を優先していることから、蒸気取出しのために蒸気発生器8の加熱側媒体である電池冷却水の流量を増加させることができない。そのため、温度レベルの高い蒸気を高効率で得ることができないという問題がある。
本発明の目的は、高温の蒸気を高い効率で取り出すことができ、さらに総合効率を高めることが可能な燃料電池発電システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明の燃料電池発電システムは、炭化水素系燃料を蒸気と混合し、改質して水素を主成分とする改質ガスを発生する改質器と、改質器で発生した改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に変成する一酸化炭素変成器と、燃料極、空気極、および電池冷却板を備え、一酸化炭素変成器で変成された改質ガスを燃料極に導入すると共に空気を空気極に導入し、当該改質ガス中の水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させて電気エネルギーに変換する燃料電池本体と、燃料電池本体で発電時に発生した熱(反応熱)を電池冷却板を介して熱交換させることにより回収した電池冷却水を水と蒸気の二相流化した状態で導入し、水蒸気および水に分離する気水分離器と、気水分離器で分離された水の一部を一酸化炭素変成器への冷却水として供給すると共に、残りを電池冷却板入口温度まで冷却して燃料電池本体への冷却水として供給する電池冷却水系と、気水分離器の下流側に設けられ、燃料電池本体の反応熱を電池冷却板を介して回収する燃料電池本体の冷却水と、改質器の燃焼排ガスの排熱を回収する一酸化炭素変成器の冷却水とを、それぞれ加熱側媒体として導入し、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の媒体である被加熱側媒体に回収熱を伝達することにより、当該被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器とを備えている。
【0012】
従って、請求項1の発明の燃料電池発電システムにおいては、気水分離器の下流側に設置された蒸気発生器の加熱側媒体として、燃料電池本体の反応熱を回収した燃料電池本体の冷却水と、改質器の燃焼排ガスの排熱を回収した一酸化炭素変成器の冷却水とを用いて、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の被加熱側媒体に回収熱を伝達して、被加熱側媒体から蒸気を発生させることにより、高温の蒸気を高い効率で取り出すことができ、さらに総合効率を高めることができる。
【0013】
また、請求項2の発明の燃料電池発電システムは、炭化水素系燃料を蒸気と混合し、改質して水素を主成分とする改質ガスを発生する改質器と、改質器で発生した改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に変成する一酸化炭素変成器と、燃料極、空気極、および電池冷却板を備え、一酸化炭素変成器で変成された改質ガスを燃料極に導入すると共に空気を空気極に導入し、当該改質ガス中の水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させて電気エネルギーに変換する燃料電池本体と、燃料電池本体で発電時に発生した熱(反応熱)を電池冷却板を介して熱交換させることにより回収した電池冷却水を水と蒸気の二相流化した状態で導入し、水蒸気および水に分離する気水分離器と、気水分離器で分離された水の一部を一酸化炭素変成器への冷却水として供給すると共に、残りを電池冷却板入口温度まで冷却して燃料電池本体への冷却水として供給する電池冷却水系と、気水分離器の下流側に設けられ、燃料電池本体の反応熱を電池冷却板を介して回収する燃料電池本体の冷却水と、改質器の燃焼排ガスとを、それぞれ加熱側媒体として導入し、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の媒体である被加熱側媒体に回収熱を伝達することにより、当該被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器とを備えている。
【0014】
従って、請求項2の発明の燃料電池発電システムにおいては、気水分離器の下流側に設置された蒸気発生器の加熱側媒体として、燃料電池本体の反応熱を回収した燃料電池本体の冷却水と、改質器の燃焼排ガスとを用いて、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の被加熱側媒体に回収熱を伝達して、被加熱側媒体から蒸気を発生させることにより、高温の蒸気を高い効率で取り出すことができ、さらに総合効率を高めることができる。
【0015】
さらに、請求項3の発明の燃料電池発電システムは、炭化水素系燃料を蒸気と混合し、改質して水素を主成分とする改質ガスを発生する改質器と、改質器で発生した改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に変成する一酸化炭素変成器と、燃料極、空気極、および電池冷却板を備え、一酸化炭素変成器で変成された改質ガスを燃料極に導入すると共に空気を空気極に導入し、当該改質ガス中の水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させて電気エネルギーに変換する燃料電池本体と、燃料電池本体で発電時に発生した熱(反応熱)を電池冷却板を介して熱交換させることにより回収した電池冷却水を水と蒸気の二相流化した状態で導入し、水蒸気および水に分離する気水分離器と、気水分離器で分離された水の一部を一酸化炭素変成器への冷却水として供給すると共に、残りを電池冷却板入口温度まで冷却して燃料電池本体への冷却水として供給する電池冷却水系と、気水分離器の下流側に設けられ、燃料電池本体の反応熱を電池冷却板を介して回収する燃料電池本体の冷却水と、燃料電池本体の空気極排ガスとを、それぞれ加熱側媒体として導入し、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の媒体である被加熱側媒体に回収熱を伝達することにより、当該被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器とを備えている。
【0016】
従って、請求項3の発明の燃料電池発電システムにおいては、気水分離器の下流側に設置された蒸気発生器の加熱側媒体として、燃料電池本体の反応熱を回収した燃料電池本体の冷却水と、燃料電池本体の空気極排ガスとを用いて、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の被加熱側媒体に回収熱を伝達して、被加熱側媒体から蒸気を発生させることにより、高温の蒸気を高い効率で取り出すことができ、さらに総合効率を高めることができる。
【0017】
一方、請求項4の発明の燃料電池発電システムは、上記請求項1乃至請求項3のいずれか1項の発明の燃料電池発電システムにおいて、燃料電池本体の冷却水の一部を、一酸化炭素変成器の冷却水の上流側から分岐させて気水分離器に戻す一酸化炭素変成器バイパスラインと、一酸化炭素変成器バイパスラインに設けられ、当該一酸化炭素変成器バイパスラインの冷却水流量を制御する流量制御手段とを付加している。
【0018】
従って、請求項4の発明の燃料電池発電システムにおいては、燃料電池本体の冷却水の一部を一酸化炭素変成器の冷却水の上流側から分岐させて気水分離器に戻し、さらにその冷却水流量を制御することにより、運転条件に応じて電池冷却水流量を変更することが可能となるため、上記請求項1乃至請求項3の発明の場合よりも、より高温の蒸気をより高い効率で取り出すことができ、また信頼性の高い運転を行なうことができる。
【0019】
また、請求項5の発明の燃料電池発電システムは、上記請求項1乃至請求項4のいずれか1項の発明の燃料電池発電システムにおいて、蒸気発生器の下流側に設けられたバックアップ用熱交換器と、一酸化炭素変成器の冷却水入口側に設けられた温度検出手段と、蒸気発生器の電池冷却水下流側に設けられた第1の温度制御弁と、バックアップ用熱交換器の加熱側下流側に設けられた第2の温度制御弁と、温度検出手段の検出値が一定となるように第1および第2の温度制御弁の開度を制御する制御手段とを付加している。
【0020】
従って、請求項5の発明の燃料電池発電システムにおいては、一酸化炭素変成器の冷却水入口側の温度が一定となるように、蒸気発生器の電池冷却水下流側およびバックアップ用熱交換器の加熱側下流側の電池冷却水流量を制御することにより、蒸気を使用しない場合にも、信頼性の高い安定した運転を行なうことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明では、気水分離器の下流側に設置された蒸気発生器の加熱側媒体として、燃料電池本体での発電時に発生した余剰熱および高温熱源を用いて、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の被加熱側媒体に回収熱を伝達することにより、被加熱側媒体から蒸気を発生させるものである。
【0022】
以下、上記のような考え方に基づく本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態:請求項1に対応)
図1は、本実施の形態による燃料電池発電システムの系統構成例を示す概要図であり、図6と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0023】
すなわち、本実施の形態の燃料電池発電システムは、図1に示すように、図6における蒸気発生器8として、前記燃料電池本体3の反応熱を電池冷却板3cを介して回収する燃料電池本体3の冷却水、すなわち前記気水分離器4で分離された水を第1の加熱側媒体として導入すると共に、前記改質器1の燃焼排ガスの排熱を回収する一酸化炭素変成器2の冷却水を第2の加熱側媒体として導入し、電池冷却水系とは隔離された排熱回収装置9および循環ポンプ10からなる排熱回収系の媒体である被加熱側媒体(本例では水)に回収熱を伝達することにより、この被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器8を備えた構成としている。
【0024】
そして、第2の加熱側媒体である改質器1の燃焼排ガスの排熱を回収するために、一酸化炭素変成器2の冷却水を燃焼排ガス回収熱交換器6を介して、蒸気発生器8に導き、蒸気発生器8から気水分離器4へ戻す構成としている。
【0025】
次に、以上のように構成した本実施の形態の燃料電池発電システムの作用について説明する。
図1において、気水分離器4で分離された一部の水(電池冷却水)は、電池冷却水循環ポンプ5に導かれ、電池冷却水循環ポンプ5の下流側に設けられた蒸気発生器8の第1の加熱側媒体として導入される。
【0026】
その後、この水の一部は、一酸化炭素変成器2の冷却水として分岐され、改質器1の燃焼排ガス回収熱交換器6の低温側を経て、蒸気発生器8の第2の加熱側媒体として導入され、気水分離器4に戻される。
【0027】
また、気水分離器4で分離された残りの水は、温度調整用熱交換器7で電池冷却板3c入口温度に温度調整されて後、燃料電池本体3の電池冷却板3cに戻される。
【0028】
以上により、気水分離器4で分離された水と、一酸化炭素変成器2の冷却水とが回収した回収熱が、蒸気発生器8で排熱回収系の被加熱側媒体に伝達されて、被加熱側媒体から160℃程度の高温の蒸気が発生する。
【0029】
そして、この蒸気発生器8により発生した蒸気は、排熱回収系の循環ポンプ10で排熱回収装置9に送られて、排熱として利用される。
上述したように、本実施の形態では、気水分離器4の下流側に設置された蒸気発生器8の加熱側媒体として、燃料電池本体3の反応熱を回収した燃料電池本体3の冷却水と、改質器1の燃焼排ガスの排熱(熱エネルギー)を回収した一酸化炭素変成器2の冷却水とを用いて、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の被加熱側媒体に回収熱を伝達して、被加熱側媒体から蒸気を発生させるようにしているので、蒸気発生器8の被加熱媒体から160℃程度の高温の蒸気を高い効率で取り出すことが可能となる。
【0030】
また、蒸気発生器8は、加熱側媒体および被加熱側媒体がそれぞれ水であるので、容積を小型化することが可能となる。
これにより、排熱蒸気の温度および回収効率が高く、さらに総合効率を高めた燃料電池発電システムを得ることができる。
【0031】
(第2の実施の形態:請求項2に対応)
図2は、本実施の形態による燃料電池発電システムの系統構成例を示す概要図であり、図6と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0032】
すなわち、本実施の形態の燃料電池発電システムは、図2に示すように、図6における蒸気発生器8として、前記燃料電池本体3の反応熱を電池冷却板3cを介して回収する燃料電池本体3の冷却水、すなわち前記気水分離器4で分離された水を第1の加熱側媒体として導入すると共に、前記改質器1の燃焼排ガスを第2の加熱側媒体として導入し、電池冷却水系とは隔離された排熱回収装置9および循環ポンプ10からなる排熱回収系の媒体である被加熱側媒体(本例では水)に回収熱を伝達することにより、この被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器8を備えた構成としている。
【0033】
また、前記燃焼排ガス回収熱交換器6の高温側媒体として、燃料電池本体3の空気極3b側排ガスを導入する構成としている。
【0034】
次に、以上のように構成した本実施の形態の燃料電池発電システムの作用について説明する。
図2において、気水分離器4で分離された一部の水(電池冷却水)は、電池冷却水循環ポンプ5に導かれ、電池冷却水循環ポンプ5の下流側に設けられた蒸気発生器8の第1の加熱側媒体として導入される。
【0035】
その後、この水の一部は、一酸化炭素変成器2の冷却水として分岐され、改質器1の燃焼排ガス回収熱交換器6の低温側に導入され、燃焼排ガス回収熱交換器6の高温側に導入されている燃料電池本体3の空気極3b側排ガスと熱交換した後に、気水分離器4に戻される。
【0036】
また、改質器1の燃焼排ガスは、蒸気発生器8の第2の加熱側媒体として導入される。
さらに、気水分離器4で分離された残りの水は、温度調整用熱交換器7で電池冷却板3c入口温度に温度調整されて後、燃料電池本体3の電池冷却板3cに戻される。
【0037】
以上により、気水分離器4で分離された水と、改質器1の燃焼排ガスとが、蒸気発生器8で排熱回収系の被加熱側媒体に伝達されて、被加熱側媒体から160℃程度の高温の蒸気が発生する。
【0038】
そして、この蒸気発生器8により発生した蒸気は、排熱回収系の循環ポンプ10で排熱回収装置9に送られて、排熱として利用される。
上述したように、本実施の形態では、気水分離器4の下流側に設置された蒸気発生器8の加熱側媒体として、燃料電池本体3の反応熱を回収した燃料電池本体3の冷却水と、高温媒体である改質器1の燃焼排ガスの排熱(熱エネルギー)とを用いて、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の被加熱側媒体に回収熱を伝達して、被加熱側媒体から蒸気を発生させるようにしているので、蒸気発生器8の被加熱媒体から160℃程度の高温の蒸気を高い効率で取り出すことが可能となる。
【0039】
また、燃焼排ガス回収熱交換器6の高温側媒体として、燃料電池本体3の空気極3b側排ガスを用いるようにしているので、改質器1の燃焼排ガスおよび燃料電池本体3の空気極3b側排ガスの両方の持つ熱エネルギーを排熱として回収することが可能となる。
【0040】
これにより、排熱蒸気の温度および回収効率がより一層高く、さらに総合効率をより一層高めた燃料電池発電システムを得ることができる。
(第3の実施の形態:請求項3に対応)
図3は、本実施の形態による燃料電池発電システムの系統構成例を示す概要図であり、図6と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0041】
すなわち、本実施の形態の燃料電池発電システムは、図3に示すように、図6における蒸気発生器8として、前記燃料電池本体3の反応熱を電池冷却板3cを介して回収する燃料電池本体3の冷却水、すなわち前記気水分離器4で分離された水を第1の加熱側媒体として導入すると共に、燃料電池本体3の空気極3b側排ガスを第2の加熱側媒体として導入し、電池冷却水系とは隔離された排熱回収装置9および循環ポンプ10からなる排熱回収系の媒体である被加熱側媒体(本例では水)に回収熱を伝達することにより、この被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器8を備えた構成としている。
【0042】
また、第2の加熱側媒体である燃料電池本体3の空気極3b側排ガスを、蒸気発生器8へ導く構成としている。
次に、以上のように構成した本実施の形態の燃料電池発電システムの作用について説明する。
【0043】
図3において、気水分離器4で分離された一部の水(電池冷却水)は、電池冷却水循環ポンプ5に導かれ、電池冷却水循環ポンプ5の下流側に設けられた蒸気発生器8の第1の加熱側媒体として導入される。
【0044】
その後、この水の一部は、一酸化炭素変成器2の冷却水として分岐され、改質器1の燃焼排ガス回収熱交換器6の低温側を経て、気水分離器4に戻される。
【0045】
さらに、気水分離器4で分離された残りの水は、温度調整用熱交換器7で電池冷却板3c入口温度に温度調整されて後、燃料電池本体3の電池冷却板3cに戻される。
【0046】
以上により、気水分離器4で分離された水と、燃料電池本体3の空気極3b側排ガスとが、蒸気発生器8で排熱回収系の被加熱側媒体に伝達されて、被加熱側媒体から160℃程度の高温の蒸気が発生する。
【0047】
そして、この蒸気発生器8により発生した蒸気は、排熱回収系の循環ポンプ10で排熱回収装置9に送られて、排熱として利用される。
上述したように、本実施の形態では、気水分離器4の下流側に設置された蒸気発生器8の加熱側媒体として、燃料電池本体3の反応熱を回収した燃料電池本体3の冷却水と、燃料電池本体3の空気極3b側排ガス(熱エネルギー)とを用いて、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の被加熱側媒体に回収熱を伝達して、被加熱側媒体から蒸気を発生させるようにしているので、蒸気発生器8の被加熱媒体から160℃程度の高温の蒸気を高い効率で取り出すことが可能となる。
【0048】
また、燃焼排ガス回収熱交換器6の高温側媒体として、改質器1の燃焼排ガスを用いるようにしているので、改質器1の燃焼排ガスおよび燃料電池本体3の空気極3b側排ガスの両方の持つ熱エネルギーを排熱として回収することが可能となる。
【0049】
これにより、排熱蒸気の温度および回収効率がより一層高く、さらに総合効率をより一層高めた燃料電池発電システムを得ることができる。
(第4の実施の形態:請求項1、請求項4に対応)
図4は、本実施の形態による燃料電池発電システムの系統構成例を示す概要図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0050】
すなわち、本実施の形態の燃料電池発電システムは、図4に示すように、図1における前記燃料電池本体3の冷却水の一部を、前記一酸化炭素変成器2の冷却水の上流側から分岐させて前記気水分離器4に戻す一酸化炭素変成器バイパスライン11を、一酸化炭素変成器2の冷却水ラインと並列に設けると共に、この一酸化炭素変成器バイパスライン11に、例えば弁からなり一酸化炭素変成器バイパスライン11の冷却水流量を制御する流量制御手段12を設けた構成としている。
【0051】
次に、以上のように構成した本実施の形態の燃料電池発電システムの作用について説明する。
なお、図1と同一部分の作用についてはその説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0052】
図4において、燃料電池本体3の冷却水の一部は、一酸化炭素変成器2の冷却水の上流側から分岐し、一酸化炭素変成器バイパスライン11を通して気水分離器4に戻される。
【0053】
このため、燃料電池本体3の冷却水、すなわち気水分離器4で分離された水を、燃料電池本体3の冷却条件を変更することなく増加させることができる。そして、この場合、蒸気発生器8の冷却水流量を増加させることにより、燃料電池本体3の反応熱を回収した電池冷却水から蒸気発生器8で回収できる熱エネルギーが増加する。
【0054】
以上により、蒸気発生器8の被加熱側媒体から、前記第1の実施の形態の場合よりもより一層高温の蒸気を、より一層高い効率で取り出すことができる。
一方、上記電池冷却水流量を増加させることにより、気水分離器4の圧力が下がるため、改質器1での改質反応に必要な蒸気量を確保できなくなる可能性がある。
【0055】
この点、本実施の形態では、一酸化炭素変成器バイパスライン11に流量制御手段12を設けていることにより、気水分離器4の圧力、および運転条件に応じて、一酸化炭素変成器バイパスライン11の冷却水流量の変更が柔軟にできる。
【0056】
以上により、信頼性の高いかつより一層高い蒸気効率の燃料電池発電システムが得られる。
上述したように、本実施の形態では、前記第1の実施の形態の燃料電池発電システムにおいて、燃料電池本体3の冷却水の一部を、一酸化炭素変成器2の冷却水の上流側から、一酸化炭素変成器2をバイパスして気水分離器4に戻すようにしているので、蒸気発生器8の被加熱媒体から、第1の実施の形態の場合よりもより一層高温の蒸気を、より一層高い効率で取り出すことが可能となる。
【0057】
また、気水分離器4の圧力、および運転条件に応じて、一酸化炭素変成器バイパスライン11の冷却水流量を変更するようにしているので、信頼性の高いかつより一層高い蒸気効率の燃料電池発電システムを得ることが可能となる。
【0058】
(第5の実施の形態:請求項5に対応)
図5は、本実施の形態による燃料電池発電システムの系統構成例を示す概要図であり、図4と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0059】
すなわち、本実施の形態の燃料電池発電システムは、図5に示すように、図4における蒸気発生器8の下流側にバックアップ用熱交換器13を設け、一酸化炭素変成器2の冷却水入口側に温度検出手段14を設け、また蒸気発生器8の電池冷却水下流側に第1の温度制御弁15を設け、バックアップ用熱交換器13の加熱側下流側に第2の温度制御弁16を設け、さらに温度検出手段14の検出値が一定となるように、第1および第2の温度制御弁15および16の開度を制御する制御器17を設けた構成としている。
【0060】
次に、以上のように構成した本実施の形態の燃料電池発電システムの作用について説明する。
なお、図4と同一部分の作用についてはその説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0061】
図5において、排熱回収装置9での蒸気の利用量が少ない場合、もしくは蒸気を利用していない場合には、蒸気発生器8で電池冷却水(第1の加熱側)にて回収される熱量が減少するため、一酸化炭素変成器2の冷却水入口温度が上昇する。
【0062】
そして、この一酸化炭素変成器2の冷却水入口温度の上昇は、一酸化炭素変成器2での反応を抑制して、燃料中の一酸化炭素量が増加し、燃料電池本体3の一酸化炭素による被毒が進むことになる。
【0063】
この点、本実施の形態では、電池冷却水ラインに第1および第2の温度制御弁15および16を設けて、一酸化炭素変成器2の冷却水入口に設けられている温度検出手段14の検出値が、電流値により設定されている温度となるように、第1および第2の温度制御弁15および16の開度を制御することにより、蒸気の利用量が少ない場合、もしくは蒸気を利用していない場合にも、前述した蒸気を取り出す場合と同様の運転を行なうことができる。
【0064】
すなわち、この場合、温度検出手段14の検出温度に基づいて、蒸気発生器8の電池冷却水(第1の加熱側)下流に設置された第1の温度制御弁15の開度が制御器17により決定され、蒸気発生器8へ送水される電池冷却水流量が設定される。
【0065】
また、電池冷却水の全量が蒸気発生器8へ送水された揚合においても、温度検出手段14の検出温度が適温とならない場合には、バックアップ用熱交換器13の加熱側下流側に設置された第2の温度制御弁16が動作して、適温となるようにバックアップ用熱交換器13ヘ送水される流量が、制御器17により決定される。
【0066】
以上より、蒸気を使用しない場合にも、安定した運転を行なうことができる。上述したように、本実施の形態では、前記第4の実施の形態の燃料電池発電システムにおいて、一酸化炭素変成器2の冷却水入口側の温度が一定となるように、蒸気発生器8の電池冷却水下流側、およびバックアップ用熱交換器13の加熱側下流側の電池冷却水流量を制御するようにしているので、蒸気を使用しない場合にも、信頼性の高い安定した運転を行なうことが可能となる。
【0067】
(他の実施の形態)
(a)前記第4の実施の形態では、本発明を前記第1の実施の形態に適用した場合について説明したが、これに限らず、前記第4の実施の形態を、前記第2の実施の形態、あるいは第3の実施の形態についても、同様に適用して前述の場合と同様の作用効果を得ることが可能である。
【0068】
(b)前記第5の実施の形態では、本発明を前記第4の実施の形態に適用した場合について説明したが、これに限らず、前記第5の実施の形態を、前記第1の実施の形態、第2の実施の形態、あるいは第3の実施の形態についても、同様に適用して前述の場合と同様の作用効果を得ることが可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の燃料電池発電システムによれば、気水分離器の下流側に設置された蒸気発生器の加熱側媒体として、燃料電池本体での発電時に発生した余剰熱および高温熱源を用いて、電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の被加熱側媒体に回収熱を伝達することにより、被加熱側媒体から蒸気を発生させるようにしているので、高温の蒸気を高い効率で取り出すことができ、さらに総合効率を高めることが可能となる。
【0070】
また、本発明の燃料電池発電システムによれば、燃料電池本体の冷却水の一部を一酸化炭素変成器の冷却水の上流側から分岐させて気水分離器に戻し、さらにその冷却水流量を制御するようにしているので、運転条件に応じて電池冷却水流量を変更することができるため、より高温の蒸気をより高い効率で取り出すことができ、また信頼性の高い運転を行なうことが可能となる。
【0071】
さらに、本発明の燃料電池発電システムによれば、一酸化炭素変成器の冷却水入口側の温度が一定となるように、蒸気発生器の電池冷却水下流側およびバックアップ用熱交換器の加熱側下流側の電池冷却水流量を制御するようにしているので、蒸気を使用しない場合にも、信頼性の高い安定した運転を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料電池発電システムの第1の実施の形態を示す概要図。
【図2】本発明による燃料電池発電システムの第2の実施の形態を示す概要図。
【図3】本発明による燃料電池発電システムの第3の実施の形態を示す概要図。
【図4】本発明による燃料電池発電システムの第4の実施の形態を示す概要図。
【図5】本発明による燃料電池発電システムの第5の実施の形態を示す概要図。
【図6】従来の燃料電池発電システムの系統構成例を示す概要図。
【符号の説明】
1…改質器、
2…一酸化炭素変成器、
3…燃料電池本体、
3a…燃料極、
3b…空気極、
3c…電池冷却板、
4…気水分離器、
5…電池冷却水循環ポンプ、
6…燃焼排ガス回収熱交換器、
7…温度調整用熱交換器、
8…蒸気発生器、
9…排熱回収装置、
10…循環ポンプ、
11…一酸化炭素変成器バイパスライン、
12…流量制御手段、
13…バックアップ用熱交換器、
14…温度検出手段、
15…第1の温度制御弁、
16…第2の温度制御弁、
17…制御器。
Claims (5)
- 炭化水素系燃料を蒸気と混合し、改質して水素を主成分とする改質ガスを発生する改質器と、
前記改質器で発生した改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に変成する一酸化炭素変成器と、
燃料極、空気極、および電池冷却板を備え、前記一酸化炭素変成器で変成された改質ガスを前記燃料極に導入すると共に空気を前記空気極に導入し、当該改質ガス中の水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させて電気エネルギーに変換する燃料電池本体と、
前記燃料電池本体で発電時に発生した熱(反応熱)を前記電池冷却板を介して熱交換させることにより回収した電池冷却水を水と蒸気の二相流化した状態で導入し、水蒸気および水に分離する気水分離器と、
前記気水分離器で分離された水の一部を前記一酸化炭素変成器への冷却水として供給すると共に、残りを電池冷却板入口温度まで冷却して前記燃料電池本体への冷却水として供給する電池冷却水系と、
前記気水分離器の下流側に設けられ、前記燃料電池本体の反応熱を前記電池冷却板を介して回収する前記燃料電池本体の冷却水と、前記改質器の燃焼排ガスの排熱を回収する前記一酸化炭素変成器の冷却水とを、それぞれ加熱側媒体として導入し、前記電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の媒体である被加熱側媒体に前記回収熱を伝達することにより、当該被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器と、
を備えて成ることを特徴とする燃料電池発電システム。 - 炭化水素系燃料を蒸気と混合し、改質して水素を主成分とする改質ガスを発生する改質器と、
前記改質器で発生した改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に変成する一酸化炭素変成器と、
燃料極、空気極、および電池冷却板を備え、前記一酸化炭素変成器で変成された改質ガスを前記燃料極に導入すると共に空気を前記空気極に導入し、当該改質ガス中の水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させて電気エネルギーに変換する燃料電池本体と、
前記燃料電池本体で発電時に発生した熱(反応熱)を前記電池冷却板を介して熱交換させることにより回収した電池冷却水を水と蒸気の二相流化した状態で導入し、水蒸気および水に分離する気水分離器と、
前記気水分離器で分離された水の一部を前記一酸化炭素変成器への冷却水として供給すると共に、残りを電池冷却板入口温度まで冷却して前記燃料電池本体への冷却水として供給する電池冷却水系と、
前記気水分離器の下流側に設けられ、前記燃料電池本体の反応熱を前記電池冷却板を介して回収する前記燃料電池本体の冷却水と、前記改質器の燃焼排ガスとを、それぞれ加熱側媒体として導入し、前記電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の媒体である被加熱側媒体に前記回収熱を伝達することにより、当該被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器と、
を備えて成ることを特徴とする燃料電池発電システム。 - 炭化水素系燃料を蒸気と混合し、改質して水素を主成分とする改質ガスを発生する改質器と、
前記改質器で発生した改質ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に変成する一酸化炭素変成器と、
燃料極、空気極、および電池冷却板を備え、前記一酸化炭素変成器で変成された改質ガスを前記燃料極に導入すると共に空気を前記空気極に導入し、当該改質ガス中の水素と空気中の酸素とを電気化学的に反応させて電気エネルギーに変換する燃料電池本体と、
前記燃料電池本体で発電時に発生した熱(反応熱)を前記電池冷却板を介して熱交換させることにより回収した電池冷却水を水と蒸気の二相流化した状態で導入し、水蒸気および水に分離する気水分離器と、
前記気水分離器で分離された水の一部を前記一酸化炭素変成器への冷却水として供給すると共に、残りを電池冷却板入口温度まで冷却して前記燃料電池本体への冷却水として供給する電池冷却水系と、
前記気水分離器の下流側に設けられ、前記燃料電池本体の反応熱を前記電池冷却板を介して回収する前記燃料電池本体の冷却水と、前記燃料電池本体の空気極排ガスとを、それぞれ加熱側媒体として導入し、前記電池冷却水系とは隔離された排熱回収系の媒体である被加熱側媒体に前記回収熱を伝達することにより、当該被加熱側媒体から蒸気を発生させる蒸気発生器と、
を備えて成ることを特徴とする燃料電池発電システム。 - 前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池発電システムにおいて、
前記燃料電池本体の冷却水の一部を、前記一酸化炭素変成器の冷却水の上流側から分岐させて前記気水分離器に戻す一酸化炭素変成器バイパスラインと、
前記一酸化炭素変成器バイパスラインに設けられ、当該一酸化炭素変成器バイパスラインの冷却水流量を制御する流量制御手段と、
を付加して成ることを特徴とする燃料電池発電システム。 - 前記請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の燃料電池発電システムにおいて、
前記蒸気発生器の下流側に設けられたバックアップ用熱交換器と、
前記一酸化炭素変成器の冷却水入口側に設けられた温度検出手段と、
前記蒸気発生器の電池冷却水下流側に設けられた第1の温度制御弁と、
前記バックアップ用熱交換器の加熱側下流側に設けられた第2の温度制御弁と、
前記温度検出手段の検出値が一定となるように前記第1および第2の温度制御弁の開度を制御する制御手段と、
を付加して成ることを特徴とする燃料電池発電システム。
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