JP3666855B2

JP3666855B2 - Perfume evaporator

Info

Publication number: JP3666855B2
Application number: JP2001075371A
Authority: JP
Inventors: 圭作奥野; 佳昭奥野
Original assignee: 圭作奥野; 佳昭奥野
Priority date: 2001-03-16
Filing date: 2001-03-16
Publication date: 2005-06-29
Anticipated expiration: 2021-03-16
Also published as: JP2002272830A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は香油蒸散器に関し、特にアロマセラピーに利用したり、あるいは線香の代用として用いたりする香油蒸散器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図６は特開平７−８００５４号公報に開示されている蒸散器及びこれを備えた線香器の概略構造を示した斜視図である。
【０００３】
図を参照して、線香立６８の上面に取り付けられた取付基板６２から３本の疑似線香６１が上方に突出している。又取付基板６２の中央に形成された開口６４に吸上芯６５が露出している。
【０００４】
使用時においては取付基板６２に設けられたスイッチ６７を入れると、疑似線香６１の先端の先端部７０においてその内部に設けられたランプが点灯すると共に、吸上芯６５下部に収納された香油が吸上芯６５が加熱されて周囲に発散する。これによって、あたかも実際の線香を焚いているようにして利用することが可能となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の線香器にあっては、疑似線香６１の先端部７０が点灯状態となると共に、吸上芯６５から線香の燃焼時に似た香りを発散させているが、実際の線香の燃焼状態の雰囲気とは大きく異なるものである。
【０００６】
すなわち、実際の線香を使用した場合では、その先端が燃焼して煙を生じると共に、そこから香りが発散するものである。しかし、実際の線香や芳香器のように燃焼させると、ホテル等の消防法で禁止されている区域での使用ができないため、燃焼させることなく同様の効果を奏する香油蒸散器があると有用性が高い。又、これをアロマセラピー等に用いる香油蒸散器として用いた場合でも、その香りが発散する様を煙のように目視できたほうがより効果的である。
【０００７】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、燃焼させることなく、香油の発散される様を目視できる香油蒸散器を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項１記載の発明は、電気式線香として用いられる香油蒸散器であって、線香に似せた円筒形状の疑似線香である蒸散体と、蒸散体の下端に接続され、その内部に香油を収容することができる容器と、蒸散体の内部から容器の内部まで配置され、香油を吸い上げることができる吸い上げ材料と、吸い上げ材料の少なくとも上端部を、香油の沸点より高い温度となるように加熱する加熱手段とを備えたものである。
【０００９】
このように構成すると、容器に収容された香油が加熱手段の加熱によって線香に似せた蒸散体の先端から湯気となって気化する。
【００１２】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明の構成において、加熱手段は更に蒸散体を加熱するものである。
【００１３】
このように構成すると、香油の気化がより促進される。
【００１４】
請求項３記載の発明は、請求項２記載の発明の構成において、蒸散体は導電性材料より構成され、加熱手段は蒸散体の下方部に接続された第１の導電線と、蒸散体の下方部からその内部に沿って上方まで配置され、吸い上げ材料の上方部に位置するコイル部を介して蒸散体の上方部に接続された第２の導電線と、第１の導電線及び第２の導電線に所定電圧を印加し得る電圧印加手段とからなるものである。
【００１５】
このように構成すると、蒸散体が通電によって発熱すると共に第２の導電線が蒸散体の外部から視認されることはない。
【００１６】
請求項４記載の発明は、請求項１記載の発明の構成において、加熱手段は蒸散体の下方部からその内部に沿って上方まで配置される第１の導電線と、蒸散体の下方部からその内部に沿って上方まで配置され、吸い上げ材料の上方に位置するコイル部を介して第１の導電線に接続される第２の導電線と、第１の導電線及び第２の導電線に所定電圧を印加し得る電圧印加手段とからなるものである。
【００１７】
このように構成すると、第１の導電線及び第２の導電線のいずれも蒸散体の外部から視認されることはない。
【００１８】
請求項５記載の発明は、請求項３又は請求項４に記載の発明の構成において、吸い上げ材料の位置をコイル部に対して上下に調整し得る吸い上げ調整手段を更に備えたものである。
【００１９】
このように構成すると、吸い上げ材料の上下の位置によって香油の気化の程度が変化する。
【００２０】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１記載の発明は、香油が蒸散体の先端から湯気となって気化するので、湯気が目視できると共に香りが発散するため効果的な香油の蒸散となる。又、香油が線香に似せた蒸散体の先端から湯気となって気化するので、湯気があたかも線香の燃焼時の煙のように視認される。更に、香油の成分によって線香の燃焼時と同等の匂いを発散させるように構成することができる。そして、これらが疑似線香の先端から生じるので、あたかも本物の線香を用いているように感じられると共に、手軽に利用でき、且つ火災等の心配がない。
【００２２】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明の効果に加えて、香油の気化がより促進されるため、加熱の開始と共に迅速に湯気が発生する。
【００２３】
請求項３記載の発明は、請求項２記載の発明の効果に加えて、効果的に香油の気化が促進されると共に、第２の導電線が外方に現れないため、すっきりとした構造となる。
【００２４】
請求項４記載の発明は、請求項１記載の発明の効果に加えて、第１導電線及び第２導電線のいずれも外方に現れないため、すっきりとした構造となる。又、蒸散体は導電性の材料より構成する必要はないため、材料の選択の幅が広がる。
【００２５】
請求項５記載の発明は、請求項３又は請求項４記載の発明の効果に加えて、香油の気化の程度を変化させることができるため、設置場所の雰囲気温度等に合わせて所望の湯気の量を自在に得ることができるため、より効果的な目視効果と香りの発散とが可能となる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
図１はこの発明の第１の実施の形態による香油蒸散器の一例としての電気式線香の概略構造を示した斜視図であり、図２は図１のＩＩ−ＩＩラインの断面図であり、図３は図２の“Ｘ”部分の拡大図である。
【００２７】
これらの図を参照して、電気式線香１１はその外観上は脚１９を備えた壷状の線香立１８と、線香立１８の上方の平坦部３１に着脱自在に取り付けられ、その平坦面３３に灰１７が収納された上蓋１６と、上蓋１６のほぼ中央から灰１７を介して上方に突出した蒸散体としての疑似線香１３とから構成されている。疑似線香１３は導電性材料よりなる直径３ｍｍ程度の円筒形状のヒューム管２３が用いられている。又、疑似線香１３の胴部１４は実際の線香に似せた色合に仕上げられており、その先端部１５は実際の燃焼状態に合わせた色合に仕上げられている。
【００２８】
尚、線香立１８の側面にはこの電気式線香１１の使用時に際して用いるスイッチ２１が取り付けられている。線香立１８の内部には図２に示されているように、その底面４０に電池収納部４１が設けられており、その内部に電池４３が収納されている。電池収納部４１の内部の上面には、香油３８を収納した容器３５が設置されている。香油３８は例えばエーテル、ベンジン及び香料を所定量混合したものであり、その沸点は約６０℃となるように調整されている。
【００２９】
ヒューム管２３は上蓋１６の平坦面３３を貫通すると共にそれに固定され、更に下方に伸びて容器３５の上面３６をも貫通して、容器３５内部にその端部が位置する状態に設置されている。図３に示されているように、ヒューム管２３内部には香油３８を吸い上げることができる吸い上げ材料となるガラス繊維２４が配置されており、このガラス繊維２４の下端は容器３５の底面近くまで達するように配置されている。すなわち、ガラス繊維２４の下方部は容器３５に収納されている香油３８に浸されることになる。
【００３０】
これによって香油３８は毛細管現象によってガラス繊維２４内を上方に吸い上げられることになる。一方、ヒューム管２３の内部には導電線となるニッケル線４８が下方から上方に配置され、通電によって発熱するコイル部４９を介してヒューム管２３の上方部に接続されている。又線香立１８の内部にはヒューム管２３の下部とスイッチ２１との間、スイッチ２１と電池収納部４１との間、及び電池収納部４１とヒューム管２３の下部との間に配線４５が配置されている。
【００３１】
図４はこの発明の第１の実施の形態による電気式線香の通電状態を説明するための概略回路図である。
【００３２】
図を参照して、スイッチ２１を介して一方側に伸びる配線４５としての第２の導電線５２はヒューム管２３の下方部を貫通してその内部に入り、ヒューム管２３の内面に沿って上昇し、コイル部４９を介してヒューム管２３の上端部に接続する。一方、スイッチ２１の反対方向に伸びる配線４５の第１の導電線５１は、電池４３を介してヒューム管２３の下方部であって、容器３５の上面３６の上方位置でヒューム管２３に接続する。
【００３３】
次にこの回路図に基づいて電気式線香１１の使用状態について説明する。
【００３４】
使用に際しては、まず上蓋１６を線香立１８からヒューム管２３と共に取外す。そして、香油３８が充填された容器３５を線香立１８の電池収納部４１上に設置する。あるいは、使用によって香油３８の残量が少なくなっている場合、その容器３５に新たな香油３８を充填する。
【００３５】
次に、上蓋１６を線香立１８上に取り付けるが、この時上蓋１６と共に取り外されたヒューム管２３の下端が容器３５の内部に挿入されるように設置する。従って、ヒューム管２３内に収納されているガラス繊維２４の下方部は、容器３５内の香油３８に浸された状態となる。すると、香油３８は毛細管現象によってガラス繊維２４内を吸い上げられて上昇する。このようにして電気式線香１１の使用前の準備が完了する。
【００３６】
そして使用の際には線香立１８の胴部に設けられているスイッチ２１をオンとする。これによって電池収納部４１に収納されている電池４３の電圧が第１の導電線５１及び第２の導電線５２に印加される。
【００３７】
このときヒューム管２３は上述のように導電性材料より構成され、その上部には第２の導電線５２がコイル部４９を介して接続され、ヒューム管２３の下部には第１の導電線５１が接続されている。従って、電池４３によって印加された電圧による電流が第１の導電線５１、ヒューム管２３、コイル部４９及び第２の導電線５２を経由して流れることになる。
【００３８】
この電流によってコイル部４９は発熱し、その付近の温度は約１２０℃に上昇する。そのため、ガラス繊維２４に毛細管現象によって吸い上げられた香油３８は、その沸点が６０℃であるためガラス繊維２４の先端から湯気となって蒸発する。この蒸発した湯気は、ヒューム管２３の先端からあたかも線香を燃焼しているような煙に似た状態で発散されることになる。
【００３９】
尚、この時ヒューム管２３に対しても電流が流れているため、その抵抗によってヒューム管２３自体も発熱し、ガラス繊維２４に含まれている香油３８の蒸発をより促進することになる。
【００４０】
電気式線香１１の使用を終了する場合には、スイッチ２１をオフとする。これによって電池４３の電圧印加による電流の流れが遮断される。その結果、コイル部４９の加熱状態は解消され、ヒューム管２３の加熱状態も同様に解消してそれらは常温状態となる。これによってガラス繊維２４からの香油３８の蒸発は停止され、ヒューム管２３から煙のように発生していた湯気の生成も停止される。
【００４１】
このように、この電気式線香１１であれば、スイッチ２１のオン・オフによって直ちに疑似線香１３からの煙(湯気)の発生を制御することができる。そして、疑似線香１３の先端から湯気と共に香油３８の線香の燃焼時の香りに似せた香りも発散されるため、あたかも本当の線香が燃焼しているような状態となる。
【００４２】
図５はこの発明の第２の実施の形態による香油蒸散器としての電気式線香の回路構成を示した図である。
【００４３】
図を参照して、この実施の形態においては、疑似線香１３は非導電性の合金材料等より構成されている。そしてスイッチ２１のオンによって電池４３の電圧が印加される第１の導電線５１は、ヒューム管２３内部に挿入されその内面に沿って上昇している。一方、スイッチ２１のオンによって電池４３の電圧が印加される第２の導電線５２も同様に疑似線香１３内に挿入され、その内面を上昇しコイル部４９を介して第１の導電線５１に接続されている。このように第１の導電線５１及び第２の導電線５２はいずれも疑似線香１３内に配線されるため、疑似線香１３の外部からはそれらは目視されることはない。
【００４４】
使用時にあっては、先の実施の形態と同様に容器３５及び疑似線香１３を準備した状態でスイッチ２１をオンとする。これによって電池４３の電圧の印加によって第１の導電線５１、コイル部４９及び第２の導電線５２へと電流が流れる。その結果コイル部４９の周りは加熱されて温度が上昇し、ガラス繊維２４内に吸い上げられた香油３８が湯気となって疑似線香１３から発生する。そして使用を終了するためにスイッチ２１をオフすることによってコイル部４９に流れる電流は遮断され、その周りは常温状態に戻ることになる。これによってガラス繊維２４からの香油３８の湯気の発生は停止する。
【００４５】
この実施の形態においては、先の実施の形態のように疑似線香１３自体に電流を流していないため、この発熱効果を利用することはできないが、疑似線香１３は導電性材料以外の材料を採用することが可能となるため、その選択の余地が広がる。
【００４６】
尚、上記の各実施の形態においては疑似線香１３内に格納されているガラス繊維２４の位置は固定としているが、この位置を上下に調整できるような調整手段を別途設けることが有用である。すなわち、ガラス繊維２４の先端位置をコイル部４９に対して近づけたり遠ざけたりすることによって同じコイル部４９の発熱量であっても、ガラス繊維２４に含まれている香油３８の蒸発量を制御できるからである。このようにすると、電気式線香１１を使用する雰囲気温度等の変化にあっても、所望の量の湯気を疑似線香１３から発生させることが容易となり使い勝手が向上する。
【００４７】
又、上記の香油蒸散器の一例として電気式線香を実施の形態としているため蒸散体としての擬似線香は円筒形状としているが、香油蒸散器としての蒸散体の形状はこれに限らず四角筒形状等の他の筒形状のものを採用しても良い。
【００４８】
更に、上記の実施の形態では、香油を吸い上げる吸い上げ材料としてガラス繊維を用いているが、ガラス繊維以外の例えばミクロム伸線等の他の材料を用いても良い事は言うまでもない。
【００４９】
更に、上記の実施の形態では、擬似線香の下端は容器内部の上方部までとなっているが、ガラス繊維と共に容器内部の底面近くまで伸ばすように構成しても良い。
【００５０】
更に、上記の実施の形態では、香油の沸点を約６０℃、コイル部周りの加熱後の温度を約１２０℃としているが、香油の気化を促進できるものであればこれ以外の温度の組み合わせであっても良い事は言うまでもない。
【００５１】
更に、上記の実施の形態では、加熱手段を電池を用いたものとしているが、これに代えてコンセントからの電源供給によって加熱するように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施の形態による香油蒸散器としての電気式線香の概略構成を示した斜視図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩラインの断面構造図である。
【図３】図２の“Ｘ”部分の拡大図である。
【図４】この発明の第１の実施の形態による香油蒸散器の回路構成を示す概略図である。
【図５】この発明の第２の実施の形態による香油蒸散器の回路構成を示す概略図である。
【図６】従来の電気式線香の概略構成を示した斜視図である。
【符号の説明】
１１…電気式線香
１３…疑似線香
２３…ヒューム管
２４…ガラス繊維
３５…容器
３８…香油
４３…電池
４５…配線
４８…ニッケル線
４９…コイル部
５１…第１の導電線
５２…第２の導電線
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a perfume oil evaporator, and more particularly to a perfume oil evaporator used for aromatherapy or used as a substitute for an incense stick.
[0002]
[Prior art]
FIG. 6 is a perspective view showing a schematic structure of a transpiration device and an incense stick provided with the transpiration device disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-80054.
[0003]
Referring to the drawing, three pseudo incense sticks 61 protrude upward from an attachment board 62 attached to the upper surface of the incense stick 68. A suction core 65 is exposed in an opening 64 formed in the center of the mounting substrate 62.
[0004]
In use, when the switch 67 provided on the mounting board 62 is turned on, the lamp provided in the tip 70 of the tip of the pseudo incense stick 61 is turned on, and the perfume oil stored in the lower part of the suction core 65 is The suction core 65 is heated and diverges around. This makes it possible to use the actual incense stick as if it is being burned.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional incense stick as described above, the tip portion 70 of the pseudo incense stick 61 is in a lighting state and emits a scent similar to that of the incense stick when burning the incense stick. It is very different from the atmosphere in the combustion state.
[0006]
That is, when an actual incense stick is used, its tip burns to produce smoke, and the scent radiates therefrom. However, if it is burned like an actual incense stick or aroma, it cannot be used in areas prohibited by the Fire Service Act such as hotels, so it would be useful to have a perfume oil evaporator that has the same effect without burning. Is expensive. Moreover, even when this is used as a perfume oil evaporator used for aromatherapy or the like, it is more effective that the scent can be visually observed like smoke.
[0007]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a perfume oil evaporator that allows the perfume oil to be visually observed without being burned.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention described in claim 1 is a perfume oil evaporator used as an electric incense stick, and is a transpiration body which is a cylindrical pseudo incense stick resembling an incense stick, and a lower end of the transpiration body. A container that can be connected and can contain perfume oil, a wicking material that is arranged from the inside of the transpiration body to the inside of the container and that can suck up the fragrance oil, and at least the upper end of the wicking material from the boiling point of the perfume oil. And a heating means for heating to a high temperature.
[0009]
If comprised in this way, the perfume oil accommodated in the container will be vaporized from the front-end | tip of the transpiration body made to resemble incense by the heating of a heating means.
[0012]
According to a second aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect of the present invention, the heating means further heats the vaporized body.
[0013]
If comprised in this way, the vaporization of perfume oil will be promoted more.
[0014]
According to a third aspect of the present invention, in the configuration of the second aspect of the invention, the transpiration body is made of a conductive material, the heating means is a first conductive wire connected to the lower part of the transpiration body, and the transpiration body. A second conductive line disposed from the lower part to the upper part along the inside thereof, and connected to the upper part of the transpiration body via a coil part located at the upper part of the sucking material; the first conductive line and the second conductive line; Voltage applying means capable of applying a predetermined voltage to the conductive wire.
[0015]
If comprised in this way, a transpiration body will generate | occur | produce heat | fever by electricity supply, and a 2nd conductive wire will not be visually recognized from the exterior of a transpiration body.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect of the invention, the heating means includes a first conductive line disposed from the lower part of the transpiration body to the upper part along the inside thereof, and a lower part of the transpiration body. A second conductive line which is arranged up along the inside and connected to the first conductive line via a coil portion located above the sucking material; and a first conductive line and a second conductive line. And a voltage applying means capable of applying a predetermined voltage.
[0017]
If comprised in this way, neither a 1st conductive wire nor a 2nd conductive wire will be visually recognized from the exterior of a transpiration | evaporation body.
[0018]
According to a fifth aspect of the present invention, in the configuration of the third or fourth aspect of the present invention, a sucking adjustment means capable of adjusting the position of the sucking material up and down with respect to the coil portion is further provided.
[0019]
If comprised in this way, the vaporization degree of perfume oil will change with the up-and-down position of the siphoning material.
[0020]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, since the perfume oil is vaporized as vapor from the tip of the vaporized body, the vapor can be visually observed and the fragrance is emitted, so that the perfume oil is effective. Also, since the perfume oil vaporizes from the tip of the transpiration body resembling an incense stick, the steam is visually recognized as if it was smoke when burning the incense stick. Furthermore, it can comprise so that the odor equivalent to the time of burning of an incense stick may be diffused with the component of perfume oil. And since these arise from the front end of the pseudo incense stick, it feels as if a real incense stick is used, it can be used easily, and there is no fear of fire or the like.
[0022]
In addition to the effect of the invention described in claim 1, the invention described in claim 2 further promotes vaporization of the perfume oil, so that steam is rapidly generated with the start of heating.
[0023]
In addition to the effect of the invention of claim 2, the invention of claim 3 effectively promotes vaporization of the perfume oil, and the second conductive wire does not appear outward, so that the structure is clean. Become.
[0024]
In addition to the effect of the invention described in claim 1, the invention described in claim 4 has a clean structure because neither the first conductive line nor the second conductive line appears outside. Further, since the vaporizer need not be made of a conductive material, the range of selection of materials is widened.
[0025]
In addition to the effects of the invention of claim 3 or claim 4, the invention of claim 5 can change the degree of vaporization of the perfume oil. Since the amount can be freely obtained, a more effective visual effect and scent divergence are possible.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic structure of an electric incense stick as an example of a perfume oil evaporator according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a sectional view taken along line II-II in FIG. FIG. 3 is an enlarged view of a portion “X” in FIG.
[0027]
Referring to these drawings, the electric incense stick 11 is detachably attached to a bowl-shaped incense holder 18 having legs 19 and a flat portion 31 above the incense holder 18 in its appearance, and a flat surface 33 thereof. The upper lid 16 in which the ash 17 is housed, and the pseudo incense stick 13 as a transpiration body projecting upward from the approximate center of the upper lid 16 through the ash 17. As the pseudo incense stick 13, a cylindrical fume tube 23 made of a conductive material and having a diameter of about 3 mm is used. Further, the body portion 14 of the pseudo incense stick 13 is finished in a color resembling an actual incense stick, and the tip portion 15 is finished in a color according to the actual combustion state.
[0028]
A switch 21 used when the electric incense stick 11 is used is attached to the side of the incense stick 18. As shown in FIG. 2, the inside of the incense holder 18 is provided with a battery accommodating portion 41 on the bottom surface 40, and a battery 43 is accommodated therein. A container 35 containing perfume oil 38 is installed on the upper surface inside the battery storage unit 41. The perfume oil 38 is a mixture of ether, benzine and perfume, for example, and the boiling point thereof is adjusted to about 60 ° C.
[0029]
The fume tube 23 passes through and is fixed to the flat surface 33 of the upper lid 16, and further extends downward to penetrate the upper surface 36 of the container 35. The fume tube 23 is installed in a state where its end is located inside the container 35. . As shown in FIG. 3, a glass fiber 24 serving as a sucking material capable of sucking the perfume oil 38 is disposed inside the fume tube 23, and the lower end of the glass fiber 24 reaches near the bottom surface of the container 35. Are arranged as follows. That is, the lower part of the glass fiber 24 is immersed in the perfume oil 38 accommodated in the container 35.
[0030]
As a result, the perfume oil 38 is sucked upward in the glass fiber 24 by capillary action. On the other hand, inside the fume tube 23, a nickel wire 48 serving as a conductive wire is disposed from the bottom to the top, and is connected to the upper portion of the fume tube 23 via a coil portion 49 that generates heat when energized. Inside the incense holder 18, wirings 45 are arranged between the lower portion of the fume tube 23 and the switch 21, between the switch 21 and the battery housing portion 41, and between the battery housing portion 41 and the lower portion of the fume tube 23. Has been.
[0031]
FIG. 4 is a schematic circuit diagram for explaining the energized state of the electric incense stick according to the first embodiment of the present invention.
[0032]
Referring to the figure, second conductive line 52 as wiring 45 extending to one side via switch 21 penetrates the lower part of fume tube 23 and enters the inside thereof, and rises along the inner surface of fume tube 23. Then, it is connected to the upper end portion of the fume tube 23 via the coil portion 49. On the other hand, the first conductive wire 51 of the wiring 45 extending in the opposite direction of the switch 21 is connected to the fume tube 23 at a position below the fume tube 23 and above the upper surface 36 of the container 35 via the battery 43. .
[0033]
Next, the usage state of the electric incense stick 11 will be described based on this circuit diagram.
[0034]
In use, the upper lid 16 is first removed from the incense holder 18 together with the fume tube 23. Then, the container 35 filled with the perfume oil 38 is installed on the battery storage part 41 of the incense holder 18. Alternatively, when the remaining amount of the perfume oil 38 is reduced due to use, the container 35 is filled with a new perfume oil 38.
[0035]
Next, the upper lid 16 is attached on the incense holder 18, and at this time, the lower end of the fume tube 23 removed together with the upper lid 16 is installed so as to be inserted into the container 35. Therefore, the lower part of the glass fiber 24 stored in the fume tube 23 is immersed in the perfume oil 38 in the container 35. Then, the perfume oil 38 is sucked up inside the glass fiber 24 by the capillary phenomenon and rises. In this way, the preparation before using the electric incense stick 11 is completed.
[0036]
In use, the switch 21 provided on the body of the incense holder 18 is turned on. As a result, the voltage of the battery 43 stored in the battery storage unit 41 is applied to the first conductive line 51 and the second conductive line 52.
[0037]
At this time, the fume tube 23 is made of a conductive material as described above, the second conductive wire 52 is connected to the upper portion thereof via the coil portion 49, and the first conductive wire 51 is connected to the lower portion of the fume tube 23. Is connected. Therefore, a current due to the voltage applied by the battery 43 flows through the first conductive wire 51, the fume tube 23, the coil portion 49, and the second conductive wire 52.
[0038]
The coil portion 49 generates heat due to this current, and the temperature in the vicinity thereof increases to about 120 ° C. Therefore, the perfume oil 38 sucked up by the capillary action on the glass fiber 24 evaporates as steam from the tip of the glass fiber 24 because its boiling point is 60 ° C. The evaporated steam is emitted from the tip of the fume tube 23 in a state similar to smoke as if burning an incense stick.
[0039]
At this time, since the current flows also to the fume tube 23, the fume tube 23 itself generates heat due to the resistance, and the evaporation of the perfume oil 38 contained in the glass fiber 24 is further promoted.
[0040]
When the use of the electric incense stick 11 is finished, the switch 21 is turned off. As a result, the flow of current due to the voltage application of the battery 43 is interrupted. As a result, the heating state of the coil part 49 is eliminated, the heating state of the fume tube 23 is also eliminated, and they are brought to a normal temperature state. As a result, the evaporation of the perfume oil 38 from the glass fiber 24 is stopped, and the generation of steam generated like smoke from the fume tube 23 is also stopped.
[0041]
Thus, with this electric incense stick 11, the generation of smoke (steam) from the pseudo incense stick 13 can be immediately controlled by turning the switch 21 on and off. And since the fragrance resembling the fragrance at the time of burning of the incense stick of the fragrance oil 38 is emitted from the tip of the pseudo incense stick 13 with steam, it is as if the real incense stick is burning.
[0042]
FIG. 5 is a diagram showing a circuit configuration of an electric incense stick as a perfume oil evaporator according to a second embodiment of the present invention.
[0043]
Referring to the drawing, in this embodiment, the pseudo incense stick 13 is made of a non-conductive alloy material or the like. The first conductive wire 51 to which the voltage of the battery 43 is applied when the switch 21 is turned on is inserted into the fume tube 23 and rises along the inner surface thereof. On the other hand, the second conductive wire 52 to which the voltage of the battery 43 is applied when the switch 21 is turned on is similarly inserted into the pseudo incense stick 13 and rises to the first conductive wire 51 via the coil portion 49. It is connected. Thus, since both the 1st conductive wire 51 and the 2nd conductive wire 52 are wired in the pseudo incense stick 13, they are not visually recognized from the outside of the pseudo incense stick 13. FIG.
[0044]
At the time of use, the switch 21 is turned on with the container 35 and the pseudo incense stick 13 being prepared as in the previous embodiment. As a result, a current flows through the first conductive wire 51, the coil portion 49, and the second conductive wire 52 by application of the voltage of the battery 43. As a result, the coil portion 49 is heated and the temperature rises, and the perfume oil 38 sucked into the glass fiber 24 becomes steam and is generated from the pseudo incense stick 13. When the switch 21 is turned off to end the use, the current flowing through the coil portion 49 is cut off, and the surroundings return to the normal temperature state. As a result, the generation of steam of the perfume oil 38 from the glass fiber 24 is stopped.
[0045]
In this embodiment, since no current flows through the pseudo incense stick 13 itself as in the previous embodiment, this heat generation effect cannot be used, but the pseudo incense stick 13 employs a material other than a conductive material. This makes it possible to do so.
[0046]
In each of the above embodiments, the position of the glass fiber 24 stored in the pseudo incense stick 13 is fixed, but it is useful to separately provide an adjusting means that can adjust this position up and down. That is, the evaporation amount of the perfume oil 38 contained in the glass fiber 24 can be controlled by moving the tip position of the glass fiber 24 closer to or away from the coil portion 49 even if the heating value of the same coil portion 49 is the same. Because. If it does in this way, even if it exists in the change of the atmospheric temperature etc. which use the electric incense stick 11, it will become easy to generate | occur | produce a desired amount of steam from the pseudo incense stick 13, and will improve usability.
[0047]
Moreover, since the electric incense stick is used as an embodiment as an example of the above perfume oil evaporator, the pseudo incense stick as a vaporizer has a cylindrical shape, but the shape of the vaporizer as a perfume oil vaporizer is not limited to this and is a square tube shape. Other cylindrical shapes such as may be employed.
[0048]
Furthermore, in the above-described embodiment, glass fiber is used as a material for sucking up perfume oil, but it goes without saying that other materials such as michrome wire drawing other than glass fiber may be used.
[0049]
Further, in the above-described embodiment, the lower end of the pseudo incense stick extends to the upper part inside the container, but it may be configured to extend to near the bottom surface inside the container together with the glass fiber.
[0050]
Furthermore, in the above embodiment, the boiling point of the perfume oil is about 60 ° C. and the temperature after heating around the coil part is about 120 ° C. However, any combination of other temperatures can be used as long as it can promote the vaporization of the perfume oil. It goes without saying that it may be.
[0051]
Furthermore, in the above embodiment, the heating means uses a battery. However, instead of this, the heating means may be configured to be heated by supplying power from an outlet.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of an electric incense stick as a perfume oil evaporator according to a first embodiment of the present invention.
2 is a sectional structural view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of a portion “X” in FIG. 2;
FIG. 4 is a schematic diagram showing a circuit configuration of the perfume oil evaporator according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic diagram showing a circuit configuration of a perfume oil evaporator according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a schematic configuration of a conventional electric incense stick.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Electric incense stick 13 ... Pseudo incense stick 23 ... Fume tube 24 ... Glass fiber 35 ... Container 38 ... Perfume oil 43 ... Battery 45 ... Wiring 48 ... Nickel wire 49 ... Coil part 51 ... 1st conductive wire 52 ... 2nd electroconductivity In the drawings, the same reference numerals denote the same or corresponding parts.

Claims

電気式線香として用いられる香油蒸散器であって、
線香に似せた円筒形状の疑似線香である蒸散体と、
前記蒸散体の下端に接続され、その内部に香油を収容することができる容器と、
前記蒸散体の内部から前記容器の内部まで配置され、前記香油を吸い上げることができる吸い上げ材料と、
前記吸い上げ材料の少なくとも上端部を、前記香油の沸点より高い温度となるように加熱する加熱手段とを備えた、香油蒸散器。A perfume evaporator used as an electric incense stick,
A transpiration body that is a cylindrical pseudo-incense stick resembling an incense stick,
A container connected to the lower end of the transpiration body and capable of containing perfume oil therein;
A wicking material that is arranged from the inside of the transpiration body to the inside of the container and capable of sucking up the perfume oil;
A perfume oil vaporizer comprising heating means for heating at least the upper end portion of the wicking material to a temperature higher than the boiling point of the perfume oil.

前記加熱手段は、更に前記蒸散体自身を加熱する、請求項１記載の香油蒸散器。 The perfume oil evaporator according to claim 1, wherein the heating means further heats the vaporizer itself.

前記蒸散体は導電性材料より構成され、
前記加熱手段は、前記蒸散体の下方部に接続された第１の導電線と、前記蒸散体の下方部からその内部に沿って上方まで配置され、前記吸い上げ材料の上方部に位置するコイル部を介して前記蒸散体の上方部に接続された第２の導電線と、前記第１の導電線及び前記第２の導電線に所定電圧を印加しうる電圧印加手段とからなる、請求項２記載の香油蒸散器。The transpiration body is made of a conductive material,
The heating means includes a first conductive wire connected to a lower portion of the transpiration body, and a coil portion disposed from the lower portion of the transpiration body to the upper portion along the inside thereof, and positioned above the wicking material. 3. A second conductive line connected to an upper portion of the transpiration body via the first conductive line, and a voltage applying unit capable of applying a predetermined voltage to the first conductive line and the second conductive line. The perfume oil evaporator described.

前記加熱手段は、前記蒸散体の下方部からその内部に沿って上方まで配置される第１の導電線と、前記蒸散体の下方部からその内部に沿って上方まで配置され、前記吸い上げ材料の上方部に位置するコイル部を介して前記第１の導電線に接続された第２の導電線と、前記第１の導電線及び前記第２の導電線に所定電圧を印加し得る電圧印加手段とからなる、請求項１記載の香油蒸散器。 The heating means is arranged from the lower part of the transpiration body to the upper side along the inside thereof, and from the lower part of the transpiration body to the upper side along the inside thereof, A second conductive line connected to the first conductive line via a coil portion located in an upper part, and a voltage applying means capable of applying a predetermined voltage to the first conductive line and the second conductive line The perfume oil evaporator according to claim 1, comprising:

前記吸い上げ材料の位置を前記コイル部に対して上下に調整し得る吸い上げ調整手段を更に備えた、請求項３又は請求項４に記載の香油蒸散器。 The perfume oil evaporator according to claim 3 or 4, further comprising suction adjustment means capable of adjusting the position of the suction material up and down with respect to the coil portion.