JP3666692B2 - スピーカ用磁気回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器等のスピーカに使用されるスピーカ用磁気回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビ,パソコン等に使用される長円形スピーカなどの磁気回路は長円形ボイスコイルが使用され、且つ磁気の外部漏洩防止のため長方形磁石の内磁型が用いられている。
【0003】
図9は、テレビ,パソコン等に使用される長円形スピーカなどの従来例における内磁型のスピーカ用磁気回路である。図において、磁気回路30は長方形のヨーク21,長方形のマグネット22及び長方形のポール24から構成されている。ヨーク21とポール24との間にはボイスコイルを挿入する磁気ギャップgが形成される。マグネット22からの磁束は矢印で示すように、ポール24,磁気ギャップg及びヨーク21を通ってマグネット22に戻る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の内磁型では、マグネットがボイスコイルの内側にあるためにマグネットの寸法が制限され、磁気ギャップ内における磁束が不足するという課題がある。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、磁気ギャップ内における磁束の不足を解消した内磁型のスピーカ用磁気回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従来構成のマグネットとポールの上に更にマグネットとアッパーヨークを配置し、その対向する2つのマグネット面を互いに同極としたいわゆる反発磁界方式とすることにより、不足する磁束を補っている。すなわち、ヨークの底面の長手方向と直交する一辺とアッパーヨークの一端とに固着するサイドヨークを1個新たに設け、または、ヨークの底面の長手方向と直交する2辺とアッパーヨークの両端とに固着するサイドヨークを2個新たに設けて、新たに追加したマグネットの磁気回路を構成するものである。従来のマグネットからの磁束は、ポール,磁気ギャップ,ヨークを通る。追加したマグネットからの磁束は、ポール,前記磁気ギャップ,ヨーク,サイドヨーク、アッパーヨークを通る。以上のように2つのマグネットの磁束が一つの磁気ギャップを通ることにより充分な磁束を得ることができる。すなわち、ボイスコイルの内側にあるために制限されていたマグネットの寸法を高さ方向で解決したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明によるスピーカ用磁気回路は、電気機器等のスピーカに使用されるスピーカ用磁気回路において、長方形の底面1aと底面1aの長手方向の2辺に設けた折曲部1bとからなるヨーク1と、ヨーク1に下から順に配設するマグネットA2,ポール4,マグネットB3及びアッパーヨーク5と、底面1aの長手方向と直交する辺及びアッパーヨーク5の端に固着するサイドヨーク6とから構成し、ポール4と折曲部1bの間に平行した2列の磁気ギャップgを形成し、ポール4を挟んで配置されているマグネットA2とマグネットB3は互いに反発し合うように厚み方向に着磁し、マグネットA2からの磁束は、ポール4,磁気ギャップg,ヨーク1を通り、マグネットB3からの磁束は、ポール4,磁気ギャップg,ヨーク1,サイドヨーク6,アッパーヨーク5を通るようにしたことに特徴を有する。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図8は本発明の第1実施例に使用されるヨークの斜視図である。ヨーク1の底面1aは長方形であり、長手方向の2辺に底面1aと略直角に折曲部1bが設けてある。折曲部1bの内側の上部には突部1cを設けて後述するポールとで磁気ギャップを形成するようになっている。更に、底面1aの長手方向と直交する一辺に延長部1dを設けて後述するサイドヨークとの固着個所としている。
【0009】
図1は本発明の第1実施例におけるスピーカ用磁気回路の斜視図である。図において、1は図8で説明した長方形のヨーク,6は断面I字型のサイドヨーク,2は長方形のマグネットA,3は長方形のマグネットB,4は長方形のポール,5は長方形のアッパーヨークであり、10は全体の構成を示す磁気回路である。なお、図における矢印は磁束の方向を示している。マグネットA2とマグネットB3はその対向する2面を互いに同極とした反発磁界を生成している。サイドヨーク6はヨーク1の一辺とアッパーヨーク5の一端とに固着してある。
【0010】
上記の構成により、マグネットA2からの磁束は、ポール4,ポール4とヨーク1の間に形成される磁気ギャップg,ヨーク1を通る。マグネットB3からの磁束は、ポール4,磁気ギャップg,ヨーク1,サイドヨーク6,アッパーヨーク5を通る。このように2つのマグネットの磁束が一つの磁気ギャップgを通ることにより充分な磁束密度を得ることができる。
【0011】
図2は、図1におけるAA断面図であり、マグネットA2からの磁束の通りが明確に示されている。構成は図1と同じであり、同一符号を使用しているので詳細な説明は省略する。なお、図における矢印は磁束の方向を示している。
【0012】
図3は、図1におけるBB断面図であり、マグネットB3からの磁束の通を示している。マグネットB3からの磁束はポール4,磁気ギャップgを通ってヨーク1に至る(図示せず)。更に、この磁束はヨーク1の底面1a,サイドヨーク6,アッパーヨーク5を通る。構成は図1と同じであり、同一符号を使用しているので詳細な説明は省略する。なお、図における矢印は磁束の方向を示している。例では断面がI字型のサイドヨーク6を使用した場合を説明したが、断面がL字型のサイドヨークを使用することも可能である。この場合には図8で説明したヨーク1の延長部1dは不要となる。
【0013】
図4は、本発明の第2実施例におけるスピーカ用磁気回路の斜視図である。図において、11はヨークである。このヨーク11は、図8で説明したヨーク1の底面1aの長手方向の辺に直交する2辺に延長部1dを各々設けたものである。。15は長方形のアッパーヨークであり、20は全体の構成を示す磁気回路である。第1実施例ではサイドヨーク6を1個使用していたが、第2実施例では2個使用している点が異なっている。矢印はマグネットB3からの磁束の通る方向を示しており、磁束は2個のサイドヨーク6の両方を通る。
【0014】
図5は、図4におけるCC断面図であり、マグネットB3からの磁束の通を示している。マグネットB3からの磁束はポール4,磁気ギャップgを通ってヨーク11に至る(図示せず)。更に、この磁束はヨーク11の底面,2つのサイドヨーク6,アッパーヨーク15を通る。従って、実施例1と比べて磁気抵抗が減少し、かつ、磁気ギャップgにおける磁束密度のバランスも良くなる。例では断面がI字型のサイドヨーク6を使用した場合を説明したが、断面がL字型のサイドヨークを使用することも可能である。この場合には図8で説明したヨーク1の延長部1dは不要となる。
【0015】
図6は、本発明の第1実施例におけるスピーカ用磁気回路にボイスコイルを配設した状態を示す斜視図である。例では、ボイスコイルの形状はトラック状である。図に示すように筒状のボイスコイルはポール4とヨーク1との間に形成さる磁気ギャップgに挿入される。
【0016】
図7は、本発明の第1実施例におけるスピーカ用磁気回路を用いたスピーカの断面図である。図において、9は磁気回路10の磁気ギャップgに挿入配置されているボイスコイルであり、8はこのボイスコイル9に固着された振動板であり、7はこれらを保持するダンパーである。2つのマグネットの磁束が一つの磁気ギャップgを通る事により充分な磁束を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるスピーカ用磁気回路は、長方形の底面1aと底面1aの長手方向の2辺に設けた折曲部1bとからなるヨーク1と、ヨーク1に下から順に配設するマグネットA2,ポール4,マグネットB3及びアッパーヨーク5と、底面1aの長手方向と直交する辺及びアッパーヨーク5の端に固着するサイドヨーク6とから構成し、ポール4と折曲部1bの間に平行した2列の磁気ギャップgを形成し、ポール4を挟んで配置されているマグネットA2とマグネットB3は互いに反発し合うように厚み方向に着磁し、マグネットA2からの磁束は、ポール4,磁気ギャップg,ヨーク1を通り、マグネットB3からの磁束は、ポール4,磁気ギャップg,ヨーク1,サイドヨーク6,アッパーヨーク5を通るようにしたので、
磁気ギャップ内における磁束の不足を解消した内磁型のスピーカ用磁気回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるスピーカ用磁気回路の斜視図である。
【図2】図1におけるAA断面図である。
【図3】図1におけるBB断面図である。
【図4】本発明の第2実施例におけるスピーカ用磁気回路の斜視図である。
【図5】図4におけるCC断面図である。
【図6】本発明の第1実施例におけるスピーカ用磁気回路にボイスコイルを配設した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例におけるスピーカ用磁気回路を用いたスピーカの断面図である。
【図8】本発明の第1実施例に使用されるヨークの斜視図である。
【図9】従来例におけるスピーカ用磁気回路である。
【符号の説明】
1,11,21 ヨーク
1a 底面
1b 折曲部
1c 突部
1d 延長部
2 マグネットA
3 マグネットB
4,24 ポール
5,15 アッパーヨーク
6 サイドヨーク
7 ダンパー
8 振動板
9 ボイスコイル
10,20,30 磁気回路
22 マグネット
g 磁気ギャップ

Claims (1)

  1. 電気機器等のスピーカに使用されるスピーカ用磁気回路において、
    長方形の底面(1a)と底面(1a)の長手方向の2辺に設けた折曲部(1b)とからなるヨーク(1)と、
    ヨーク(1)に下から順に配設するマグネットA(2),ポール(4),マグネットB(3)及びアッパーヨーク(5)と、
    底面(1a)の長手方向と直交する辺及びアッパーヨーク(5)の端に固着するサイドヨーク(6)とから構成し、
    ポール(4)と折曲部(1b)の間に平行した2列の磁気ギャップ(g)を形成し、
    ポール(4)を挟んで配置されているマグネットA(2)とマグネットB(3)は互いに反発し合うように厚み方向に着磁し、
    マグネットA(2)からの磁束は、ポール(4),磁気ギャップ(g),ヨーク(1)を通り、
    マグネットB(3)からの磁束は、ポール(4),磁気ギャップ(g),ヨーク(1),サイドヨーク(6),アッパーヨーク(5)を通るようにしたことを特徴とするスピーカ用磁気回路。
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