JP3666178B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転者用のディスプレイと運転者以外の同乗者用のディスプレイとを備えた車両用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用ナビゲーション装置では、運転席近傍に設けたディスプレイに、道路地図や走行予定経路等のナビゲーション画像を表示し、且つ、その表示画像を車両の移動に伴い変化させることにより、運転者に対して走行案内を行うようにされている。
【0003】
また、車両用ナビゲーション装置には、ディスプレイにナビゲーション画像を表示するだけでなく、その画像変化に対応して(換言すれば車両の移動に対応して)、交差点での進路等の走行案内を音声で行ったり、或いは、使用者が目的地や経路設定のための操作を行う際の操作案内を音声で行うようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年では、こうしたナビゲーション装置又はナビゲーション用のディスプレイを、車両の運転席とは別の座席(助手席,後部座席等)にも設けて、運転者だけでなく、他の乗員もナビゲーション装置を利用できるようにすることが要望されている。そして、この要望に応えるには、車両に複数のナビゲーション装置を搭載するか、或いは、ナビゲーション装置を、複数のディスプレイと複数の操作入力装置を接続できるように構成すればよい。
【0005】
しかし、このように車両に複数のディスプレイを設けた場合、経路案内や操作案内のための音声を出力するナビゲーション装置では、運転者用のディスプレイにナビゲーション画像を表示していない場合であっても、同乗者用のディスプレイにナビゲーション画像を表示しているときや、同乗者が操作入力装置を操作しているときに、案内音声が出力されることになる。
【0006】
そして、このように音声が出力されると、運転者は、その音声が運転者用ディスプレイの表示画面に関係するものと誤認識してしまい、車両の運転に集中できなくなることが考えられる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、運転者用と他の同乗者用として複数のディスプレイを備え、走行案内或いは操作案内のための音声出力機能を有するナビゲーション装置において、音声の出力状態を適切に制御することができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置においては、走行案内用のナビゲーション画像を表示するための表示手段として、運転者用と同乗者用との複数の表示手段を備える。そして、ナビゲーション制御手段が、これら各表示手段の近傍に配置された操作入力手段からの指令に応じて、ナビゲーション画像を各表示手段に表示すると共に、そのナビゲーション画像に対応した走行案内用の音声信号を出力する。このため、本発明の車両用ナビゲーション装置によれば、運転者だけでなく、同乗者も、ナビゲーション装置を利用することができる。
【0008】
また、本発明では、判定手段が、運転者用表示手段にナビゲーション画像が表示されているか否かを判定し、音声出力制御手段が、その判定結果に従い、運転者用表示手段にナビゲーション画像が表示されていれば、ナビゲーション制御手段からの走行案内用の音声信号の出力を許可し、運転者用表示手段にナビゲーション画像が表示されていなければ、ナビゲーション制御手段からの音声信号の出力を禁止する。
【0009】
従って、本発明の車両用ナビゲーション装置によれば、運転者用表示手段にナビゲーション画像とは関係のない画像が表示されるか、或いは運転者用表示手段への画像表示がなされていないときに、ナビゲーション制御手段から走行案内用の音声信号が出力されることはなく、運転者が、走行案内用音声を誤認識するのを防止できる。よって、本発明によれば、運転者は、車両の運転に集中することができる。
【0010】
尚、ナビゲーション制御手段としては、各表示手段に対応して複数設け、その表示手段近傍に配置した操作入力手段からの指令に従い、対応する表示手段にナビゲーション画像を表示するようにしてもよく、1つのナビゲーション制御手段にて、各表示手段に同じナビゲーション画像を表示するようにしてもよい。
【0011】
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置に対して、更に、各操作入力手段が操作されたときに操作案内用の音声信号を出力する操作案内音声出力手段を設けたものである。そして、この発明では、音声出力制御手段が、操作案内音声出力手段からの音声信号出力に対しても、判定手段の判定結果に従い制限をかける。つまり、運転者用表示手段にナビゲーション画像が表示されている場合に限って、操作案内音声出力手段からの音声信号出力許可し、運転者用表示手段にナビゲーション画像が表示されていない場合には、操作案内音声出力手段からの音声信号出力を禁止する。
【0012】
従って、本発明の車両用ナビゲーション装置によれば、運転者用表示手段にナビゲーション画像とは関係のない画像が表示されるか、或いは運転者用表示手段への画像表示がなされていないときに、運転者が、操作案内用音声を誤認識してしまうのも防止できる。
【0013】
一方、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ナビゲーション装置に対して、更に、操作入力手段からの指令に従い、音声出力制御手段の動作を禁止する音声出力制御禁止手段を設けたものである。従って、本発明の車両用ナビゲーション装置によれば、車両乗員の判断によって、案内音声の出力に制限をかけるか否かを設定することができ、装置の使い勝手を向上できる。
【0014】
つまり、運転者が走行案内や操作案内の音声を誤認識してしまうのは、案内音声が出力されることを予期していないときであり、案内音声が出力されることを知っていれば、その音声を誤認識することはない。従って、本発明のように、音声出力に制限をかけるか否かを外部操作によって設定できるようにしておけば、その制限を解除してもその旨を運転者自身に認識させることができ、車両走行に関係の薄い音声出力が発声されるのを的確に防止できる。そして、このようにすれば、必要に応じて音声出力の制限を解除することにより、同乗者もナビゲーション装置を有効に利用できることになる。
【0015】
尚、本発明(請求項1〜3)において、音声出力制御手段が音声出力に制限をかける条件として、車両の走行状態を設定し、車両の走行中にのみ、音声出力制御手段が、運転者用表示手段にナビゲーション画像が表示されていないときに音声出力を禁止するようにしてもよい。
【0016】
以上、請求項1〜3にかかる発明によれば、音声の出力状態を適切に制御できるものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を図面と共に説明する。
まず図1は、本発明が適用された実施例の車両用ナビゲーション装置全体の構成を表すブロック図である。
【0018】
図1に示す如く、本実施例のナビゲーション装置は、人工衛星からの送信電波を受けて車両の現在地や走行速度等を検出するGPS受信機2、道路地図や施設情報等が記憶された複数のCD−ROMから地図データや施設情報を選択的読み出すCD−ROMチェンジャ4、FM文字多重放送を受信して、その放送信号に重畳された文字情報をデコードするFM多重レシーバ6、公衆電話回線を使って各種情報端末から道路状況等を読み出すための無線電話端末装置(以下、電話端末という)8、及び、走行案内用のナビゲーション画像をはじめとする各種情報を表示するための2つの表示装置10,20を備える。
【0019】
この2つの表示装置10,20の内、一方の表示装置10は、車両の運転席に配置されて、運転者に対して各種情報を案内(表示)する運転者用表示手段としての前席表示装置であり、他方の表示装置20は、車両の後部座席に配置されて、後部座席に座った同乗者に対して各種情報を案内(表示)する同乗者用表示手段としての後席表示装置である。そして、これら各表示装置10,20は、CRT,LCD等からなる表示部12,22に加え、操作入力手段としての操作部14,24を備える。
【0020】
次に、GPS受信機2及びCD−ROMチェンジャ4は、制御装置30内のナビゲーション制御部32に接続され、FM多重レシーバ6及び電話端末8は、制御装置30内の情報表示制御部34に接続され、前席及び後席の操作部14,24は、制御装置30内の出力制御部50に接続されている。尚、制御装置30内の各制御部32,34,50は、夫々、専用のマイクロコンピュータにて構成されている。
【0021】
ここで、ナビゲーション制御部32は、GPS受信機2で検出された現在地等の車両の走行情報や、CD−ROMチェンジャ4を介してCD−ROMから読み出した地図データを用いて、走行案内用の画像データ(ナビ用画像データ)DNAV を生成すると共に、必要に応じて、走行案内用の音声データやナビゲーション制御に関連した操作案内用の音声データANAV を生成するためのものである。
【0022】
そして、ナビゲーション制御部32は、ナビ用画像データDNAV を生成すると、これをビデオRAM(VRAM)36に格納し、更に、映像信号出力部40に同期信号SYNCを供給することにより、映像信号出力部40から、VRAM36に格納したナビ用画像データDNAV をナビ用映像信号VNAV に変換して出力させる。また、走行案内及び操作案内のための音声データ(ナビ用音声データ)ANAV を生成すると、これを音声信号出力部48に出力する。
【0023】
一方、情報表示制御部34は、FM多重レシーバ6又は電話端末8を介して得た情報から、その情報を表示するための画像データ(情報表示用画像データ)DINF を生成すると共に、必要に応じて情報表示に関連した操作案内用の音声データ(情報表示用音声データ)AINF を生成するためのものである。
【0024】
そして、情報表示制御部34は、情報表示用画像データDINF を生成すると、これをVRAM38に格納し、更に、映像信号出力部42に同期信号SYNCを供給することにより、映像信号出力部42から、VRAM38に格納した情報表示用画像データDINF を情報表示用映像信号VINF に変換して出力させる。また情報表示用音声データAINF を生成すると、これを音声信号出力部48に出力する。
【0025】
尚、音声信号出力部48は、ナビゲーション制御部32或いは情報表示制御部34から音声データANAV ,AINF が入力されると、これをアナログの音声信号に変換して、車両に別途搭載されたアンプ,スピーカ等からなるオーディオ機器に出力することにより、走行案内或いは操作案内のための音声を発生させる。
【0026】
また次に、出力制御部50は、操作部14又は24から指令を受けると、その入力指令は、表示地図の縮尺変更,目的地の変更,GPS受信機2で検出される現在地の修正といったナビゲーション制御のための指令であるか、FM多重レシーバ6の受信チャンネルの変更,電話端末8から呼び出す情報端末の電話番号入力,表示情報の変更といった情報表示制御のための指令であるか、或いは、表示部12,22の表示画像をナビゲーション画像から情報表示画像へ又はその逆へと切り替える画像切替用の指令であるか、を判定する。
【0027】
そして、入力指令がナビゲーション制御用の指令である場合には、ナビゲーション制御部32にその指令内容に対応した制御信号(ナビ制御信号)CNAV を出力し、入力指令が情報表示制御用の指令である場合には、情報表示制御部34にその指令内容に対応した制御信号(情報表示制御信号)CINF を出力する。
【0028】
また、入力指令が画像切替用の指令である場合には、その指令内容に対応して、前席映像切替スイッチ44又は後席映像切替スイッチ46を切り替えることにより、前席又は後席の表示部12,22に出力する映像信号を、ナビ映像信号VNAV 又は情報表示用映像信号VINF に切り替える。
【0029】
つまり、ナビ映像信号VNAV を出力する映像信号出力部40、及び、情報表示用映像信号VINF を出力する映像信号出力部42は、夫々、前席映像切替スイッチ44及び後席映像切替スイッチ46の両方に接続されており、これら各映像切替スイッチ44,46は、夫々、対応する表示部12,22に対して、2つの映像信号VNAV ,VINF の内の一方を選択的に出力できるように構成されていることから、出力制御部50は、各映像切替スイッチ44,46から各表示部12,22に選択的に出力される映像信号を、前席及び後席の操作部14,24からの映像切替指令に従って切り替えるのである。
【0030】
従って、本実施例のナビゲーション装置によれば、運転者と後部座席に座った同乗者とが、夫々、表示部12,22に表示される画像を、ナビゲーション画像と情報表示画像とどちらか一方に任意に選択できることになり、例えば、運転者がFM多重レシーバ6等で得られた情報表示画像を表示部12に表示させているときに、後席の同乗者が表示部22にナビゲーション画像を表示させて、目的地等の設定を行う、といったことができる。
【0031】
しかし、このように、運転者が表示部12に情報表示画像を表示させているときに、後席の表示部22へのナビゲーション画像の表示に連動して、ナビゲーション制御部32から走行案内用の音声データが出力されたり、或いは、後席の操作部24が操作されてナビゲーション制御部32又は情報表示制御部34から操作案内用の音声データが出力されると、音声信号出力部48からオーディオ機器に音声信号が出力されて、車内に案内用の音声が流れてしまう。そして、このとき、運転者が案内用の音声が流れることを承知していなければ、運転者は、その音声が表示部12の表示画面に関係するものと誤認識して、車両の運転に集中できなくなることが考えられる。
【0032】
そこで、本実施例のナビゲーション装置では、当該装置の動作モードを、運転者側の表示部12にナビゲーション画像が表示されていないときには、音声信号出力部48からの音声信号の出力を禁止する、音声出力禁止モードに設定できるようにされている。
【0033】
以下、この動作モードの設定のために実行される音声出力設定処理、及び、音声出力禁止モードが設定されているときに実際に音声出力を禁止するために実行される音声出力禁止処理、について、図2,図3に示すフローチャートに沿って説明する。
【0034】
図2に示す音声出力設定処理は、操作部14又は24から音声出力の設定指令が入力されたときに、出力制御部50において実行される処理であり、処理が開始されると、まずS110(Sはステップを表す)にて、音声出力設定用メッセージを、音声出力の設定指令を入力してきた操作部14又は24側の表示部12又は22に表示させる。例えば、音声出力の設定指令を入力してきた座席の表示部12又は22に表示している画像の種別を識別し、その画像を出力している制御部(ナビゲーション制御部32又は情報表示制御部34)に対して、音声設定用メッセージを含む画像データを生成させることにより、音声出力の設定指令を入力してきた操作部側の表示部に、そのメッセージを表示させる。
【0035】
そして、続くS120にて、運転者又は同乗者が表示したメッセージ画面に従って音声出力の禁止又は解除の設定指令を入力してくるのを待ち、設定指令が入力されると、S130にて、音声出力の禁止が設定されたか否かを判断する。そして、音声出力の禁止が設定された場合には、S140にて、音声出力禁止フラグF1をセットすることにより、音声出力禁止モードを設定し、逆に音声出力の禁止が解除された場合には、S150にて、音声出力禁止フラグをリセットすることにより、音声出力禁止モードを解除する。そして、最後に、S160において、S110で表示した音声出力設定用メッセージを消去し、当該処理を終了する。
【0036】
次に、図3に示す音声出力禁止処理は、前席の操作部14から、表示部12の映像の切替指令が入力されたときに、前席映像切替スイッチ44を切り替える処理と共に、出力制御部50において実行される処理であり、処理が開始されると、まずS210にて、映像切替によって、前席の表示部12にはナビゲーション画像が表示されることになったか否か(前席はナビ映像か)を判断する。そして、前席はナビ映像でない場合には、続くS220に移行して、音声出力禁止フラグFはセットされているか否かを判断し、音声出力禁止フラグがセットされていれば、S230に移行して、音声信号出力部48に対して、音声信号の出力を停止させる音声出力禁止信号SAUD を出力し、当該処理を終了する。この結果、音声信号出力部48からの音声信号の出力が停止される。
【0037】
一方、S210にて、前席はナビゲーション映像であると判断されるか、S220にて音声出力禁止フラグFがリセットされていると判断された場合には、音声出力を禁止する必要はないので、S240にて、音声信号出力部48への音声出力禁止信号SAUD の出力を停止し、当該処理を終了する。この結果、その後、ナビゲーション制御部32又は情報表示制御部34から出力される音声データは、音声信号出力部48にて、音声信号に変換されて、オーディオ機器に出力され、車室内に案内音声が出力されることになる。
【0038】
以上のように、本実施例のナビゲーション装置では、操作部14,24の操作によって、音声出力禁止モードを設定しておけば、前席の表示部12の画像がナビゲーション画像ではないとき(つまり情報表示画像であるとき)、音声信号出力部48からの音声信号の出力が禁止され、車室内で、走行案内及び操作案内のための音声が発生することはない。従って、運転者が、表示部12に表示された画像とは関係のない音声を誤認識してしまうことはなく、運転者は、車両の運転に集中することができ、安全性を向上できる。また、本実施例によれば、操作部12,22の操作によって、音声出力禁止モードを解除すれば、表示部12に表示される画像に関係なく、常に、案内音声を発生することができるので、使い勝手を向上できる。
【0039】
ここで、上記実施例では、前席表示装置10と後席表示装置20とを一つの制御装置30にて制御する場合について説明したが、本発明は、図4に示すように、GPS受信機62,CD−ROMプレーヤ64,操作入力装置66,表示装置68,音声出力装置69,及びナビゲーション制御装置70からなるナビゲーション装置60を前席用とし、同じく、GPS受信機82,CD−ROMプレーヤ84,操作入力装置86,表示装置88,音声出力装置89,及びナビゲーション制御装置90からなるナビゲーション装置80を後席用としたナビゲーションシステムであっても、ナビゲーション制御装置70,90間を通信線92で接続することにより、本発明を容易に実現できる。
【0040】
つまり、図4に示すように、表示装置と操作入力装置とを1つずつ備えた一般的なナビゲーション装置60,80を、そのまま車両に搭載した場合、各ナビゲーション装置60,80が完全に独立して動作することになるので、各装置60,80においてナビゲーション制御を実行するナビゲーション制御装置70,90に通信機能を持たせ、各ナビゲーション装置60,80間で、ナビゲーション用のデータを共用させ、その動作を連動させる。
【0041】
そして、後席のナビゲーション制御装置90が音声出力装置89から走行案内或いは操作案内のための音声を出力する際には、例えば図5に示す通信手順で、前席のナビゲーション制御装置70との間で通信を行い、ナビゲーション制御装置70側から音声出力の許可を得るようにする。
【0042】
以下、この通信手順について説明する。
図5に示す如く、後席のナビゲーション制御装置90は、案内音声を出力する際、音声出力処理を起動し、前席のナビゲーション制御装置70に対して、音声出力の許可要求を送信する(S310)。前席のナビゲーション制御装置70は、この許可要求を受信すると、許可信号出力処理を起動して、現在表示装置68にナビゲーション画像を表示しているか否か(ナビ映像出力中か否か)を判定する(S410)。そして、ナビ映像出力中であれば、後席のナビゲーション制御装置90に対して、音声出力許可を送信し(S420)、逆に、ナビ映像出力中で無ければ、音声出力不許可を送信し(S430)、許可信号出力処理を終了する。
【0043】
一方、後席のナビゲーション制御装置90側では、音声出力の許可要求送信後、前席のナビゲーション制御装置70から音声出力許可又は不許可の応答信号が送信されてくるのを待ち(S320)、その応答信号を受信すると、応答信号は音声出力を許可する信号であったか否かを判断する(S330)。そして、応答信号が音声出力を許可する信号であれば、音声出力装置89に対して、音声信号を出力して(S340)、音声出力処理を終了し、そうでなければ、音声信号を出力することなく、そのまま音声出力処理を終了する。
【0044】
この結果、後席用ナビゲーション装置80では、前席用ナビゲーション装置60が表示装置68にナビゲーション画像を表示している場合に限って、案内用の音声を出力することになり、その音声が運転者の運転の妨げになるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のナビゲーション装置全体の構成を表すブロック図である。
【図2】 図1の出力制御部で実行される音声出力設定処理を表すフローチャートである。
【図3】 図1の出力制御部で実行される音声出力禁止処理を表すフローチャートである。
【図4】 2台のナビゲーション装置を前席(運転席)と後席(後部座席)とに配置したナビゲーションシステムの構成を表すブロック図である。
【図5】 図4のシステムにおいて本発明を実現するために各ナビゲーション装置間で実行される通信手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10…前席表示装置 20…後席表示装置 12,22…表示部
14,24…操作部 30…制御装置 32…ナビゲーション制御部
34…情報表示制御部 36,38…VRAM
40,42…映像信号出力部 44…前席映像切替スイッチ
46…後席映像切替スイッチ 48…音声信号出力部 50…出力制御部
60…前席用ナビゲーション装置 80…後席用ナビゲーション装置
66,86…操作入力装置 68,88…表示装置
69,89…音声出力装置 70,90…ナビゲーション制御装置
Claims (3)
- 車両の運転席近傍に配置された運転者用表示手段と、
運転席以外の座席近傍に配置された1又は複数の同乗者用表示手段と、
前記各表示手段近傍に配置され、外部操作によって各種指令を入力するための複数の操作入力手段と、
該各操作入力手段からの指令に応じて、走行案内用のナビゲーション画像を前記各表示手段に表示すると共に、該ナビゲーション画像に対応した走行案内用の音声信号を出力する1又は複数のナビゲーション制御手段と、
前記運転者用表示手段に前記ナビゲーション画像が表示されているか否かを判定する判定手段と、
該判定手段の判定結果に従い、前記運転者用表示手段に前記ナビゲーション画像が表示されていれば、前記ナビゲーション制御手段からの前記音声信号の出力を許可し、前記運転者用表示手段に前記ナビゲーション画像が表示されていなければ、前記ナビゲーション制御手段からの前記音声信号の出力を禁止する音声出力制御手段と、
を備えたことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。 - 前記各操作入力手段が操作されると、操作案内用の音声信号を出力する操作案内音声出力手段を備え、
前記音声出力制御手段は、該操作案内音声出力手段からの音声信号出力に関しても、前記判定手段の判定結果に従い、前記運転者用表示手段に前記ナビゲーション画像が表示されている場合に限って許可し、前記運転者用表示手段に前記ナビゲーション画像が表示されていなければ、該操作案内音声出力手段からの音声信号出力を禁止することを特徴とする請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置。 - 前記操作入力手段からの指令に従い前記音声出力制御手段の動作を禁止する音声出力制御禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ナビゲーション装置。
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