JP3665979B2 - リード付き電流ヒューズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気/電子回路の安全を守るヒューズにおいて、その保護範囲として、広い範囲の電気的条件をカバーする性能を有し、自動挿入機による回路基板への実装が可能なリード付き電流ヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリード付き電流ヒューズは、リード端子11の先端をカシメ又は溶接によりカップ状の口金端子12に接続し、可溶体4を斜掛けした絶縁筒1の両端へカップ内に半田を入れた口金端子をはめ込み、加熱し半田付けしたもの(例えば、米国特許438528号公報参照)、又は前記構造を基本とし、リード端子11を除くヒューズ全体をエポキシ樹脂で被覆したもの(例えば、米国特許460887号公報参照)がある。
【0003】
本発明のリード付き電流ヒューズは、上記目的を達成したものであって、次のようなものである。セラミック等の絶縁材料で形成された円筒形の絶縁筒1の両端面には銀・パラジウムを焼き付け半田付け可能な絶縁筒端面金属層7を設けている。絶縁筒1の両端より僅かに内部へ挿入される導電性のリード端子は、円柱形のリード端子リード部2と、リード端子リード部2より太く絶縁筒内径より僅かに細い円柱からその一部を切り取った形状で概ね半円柱状のリード端子半円柱状頭部5の2つの部分から構成されている。リード端子半円柱状頭部5の先端には半円柱状頭部絶縁層9を設ける。リード端子半円柱状頭部5の先端に半円柱状頭部絶縁層9を設ける方法としては、セラミックスの溶融したものを溶射する方法や低融点ガラスの粉末を塗布し、加熱溶融し、凝固させる方法などがある。この明細書では、リード端子リード部2とリード端子半円柱状頭部5との境界付近を半円柱状頭部付け根6と呼び、リード端子半円柱状頭部5の横側面の平面を半円切り欠き部8と呼ぶ。絶縁筒1の筒内に可溶体を斜掛けした後、リード端子半円柱状頭部5の半円切り欠き部8が斜掛けした可溶体に面するようリード端子半円柱状頭部5を絶縁筒1内に完全に挿入し、絶縁筒1の両端面に形成された絶縁筒端面金属層7と半円柱状頭部付け根6に半田を流し込むことにより可溶体4を絶縁筒端面金属層7に固定するとともに可溶体4とリード端子を半田を通して電気的に接続され、且つリード端子を絶縁筒1の両端に機械的に固定する。リード端子リード部を除くヒューズ全体を絶縁性樹脂チューブで被覆してもよい。
【0004】
【問題を解決するための手段】
本発明のリード付き電流ヒューズは、上記目的を達成したものであって、次のようなものである。セラミック等の絶縁材料で形成された円筒形の絶縁筒1の両端面には銀・パラジウムを焼き付け半田付け可能な金属層を設けている。絶縁筒1の両端より僅かに内部へ挿入される導電性のリード端子は、円柱形のリード端子リード部2と、リード端子リード部2より太く絶縁筒内径より僅かに細い円柱からその一部を切り取った形状で概ね半円柱状のリード端子半円柱状頭部5の2つの部分から構成されている。この明細書では、リード端子リード部2とリード端子半円柱状頭部5との境界付近を半円柱状頭部付け根6と、リード端子半円柱状頭部5の横側面の平面を半円切り欠き部8と呼ぶ。絶縁筒1の筒内に可溶体を斜掛けした後、リード端子半円柱状頭部5の半円切り欠き部8が斜掛けした可溶体に面するようリード端子半円柱状頭部5を絶縁筒1の内部に挿入し、半円柱状頭部付け根6と絶縁筒1の両端面の金属層と可溶体4とを一体で半田付けすることにより機械的に固定し且つ電気的に接続する。リード端子半円柱状頭部5の先端面には、半円柱状頭部絶縁層9を設けてもよく、リード端子リード部を除くヒューズ全体を絶縁性樹脂チューブで被覆してもよい。
【0005】
【作用】
本発明のリード付き電流ヒューズでは、絶縁筒1の両端面に設けられた金属層と可溶体4と半円柱状頭部付け根6を絶縁筒1の外側で一体で半田付けを行う構造になっている。従って、機械的に非常に堅固に固定され、電気的に確実に接続される。しかも半田付け状態の確認を確実に行うことができので、高い信頼性を確保できる。また、絶縁筒1の内側にはリード端子半円柱状頭部5の先端が露出するものの、融点の低い半田自体の露出は最小限に抑えられるので、大電流遮断時のアーク放電の素となる金属蒸気の供給を抑制し、従来の内部半田方式より高い遮断性能を確保し、遮断性能のバラツキを少なく押さえることができる。更に、リード端子半円柱状頭部5の先端に半円柱状頭部絶縁層9を設けることにより、可溶体4は存在するものの、絶縁筒1の内部はほぼ耐熱性の高い絶縁物で囲まれた空間となり、前述のアーク放電の素となる金属蒸気の供給をさらに抑制することができる。また、本発明のリード付き電流ヒューズでは、口金端子12が必要ないので、構成部品点数の削減及び工程数の削減により製造コストを低く抑えることが可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態のリード付き電流ヒューズの外観図であり、図2は、図1に示されるリード付き電流ヒューズの斜視透視図である。また、図3は、図2に示されるリード付きヒューズの半田部分を除き分解した場合の各要素の組み立て部分図であり、図4は、図2に示されるリード付きヒューズを横から見た断面図である。絶縁筒1の材料としては耐熱性のあるセラミックが好適であり、図2又は図3に示されるように、絶縁筒1の両端面には、銀・パラジウムが焼き付けられた半田付け可能な金属層を設けている。絶縁筒1に可溶体4を斜掛けした状態で、リード端子半円柱状頭部5を絶縁筒1に挿入した後、半円柱状頭部付け根6を半田3により外側から半田付けすることによって、絶縁筒1と可溶体4とリード端子が一体で固定される。リード端子は、電気伝導度の点から望ましい銅又は銅合金で錫又は半田メッキ処理された線材から成り、リード端子半円柱状頭部5は、挿入する絶縁筒1の内径より僅かに細く、且つ可溶体4を絶縁筒1より導き出せるよう概ね半円柱状の形状で半円切り欠き部8を有するよう、ヘッダー加工により成形されている。次に、本発明の別の好適実施形態について図5により説明する。図5においてその構造は、図2又は図4を参照して説明した実施形態における構造と同じであるが、リード端子半円柱状頭部5の先端に半円柱状頭部絶縁層9を設けたものであり、その耐熱性絶縁層を形成する方法としてはセラミックの溶射、又は簡便な方法として無機接着剤塗布等がある。また、リード端子リード部2を除くヒューズ全体を絶縁性樹脂チューブ10により被覆することにより、絶縁筒1の強度を高め図4の実施形態より更に高い遮断性能を確保することが可能である。
【0007】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような構成により、可溶体4及びリード端子が、絶縁筒1に確実に固定され機械的強度は自動挿入実装時の大きな衝撃や、プリント基板に半田付けされた後にプリント基板の撓み等により発生する大きな引っ張り力やストレスに対して、十分な保持力を有するものであり、また、絶縁筒1の外側で半田付けを行うので半田付け状態の確認を確実に行うことができ、遮断性能のバラツキも少なく、高い信頼性を確保できるものとなっている。
また、本発明のリード付き電流ヒューズは、シンプルな部品構成であり構造もシンプルでシンプルな生産プロセスに適合しているので、より安価な製造コストでありながら高い信頼性を確保することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のリード付き電流ヒューズの外観図である。
【図2】図2は、図1に示されるリード付き電流ヒューズの斜視透視図である。
【図3】図3は、図2に示される半田部分を除き分解した場合の各要素の組み立て部分図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態のリード付き電流ヒューズの断面図である。
【図5】図5は、本発明の別の実施形態のリード付き電流ヒューズの断面図である。
【図6】図6は従来のリード付き電流ヒューズの断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁筒
2 リード端子リード部
3 半田
4 可溶体
5 リード端子半円柱状頭部
6 半円柱状頭部付け根
7 絶縁筒端面金属層
8 半円切り欠き部
9 半円柱状頭部絶縁層
10 絶縁性樹脂チューブ
11 リード端子
12 口金端子

Claims (1)

  1. 円筒形をした絶縁筒の両端より僅かに絶縁筒の内部へ挿入される円柱形の導電性の一対のリード端子を備えるリード付き電流ヒューズにおいて、絶縁筒(1)の両端面に銀・パラジウムを焼き付けた半田付け可能な絶縁筒端面金属層(7)を形成し、絶縁筒(1)の内部へ挿入されるリード端子の一端に、円柱形のリード端子リード部(2)より太く絶縁筒内径より僅かに細い円柱からその一部を切り取った形状で先端に半円柱状頭部絶縁層(9)を設けた概ね半円柱状のリード端子半円柱状頭部(5)を設け、可溶体(4)を絶縁筒(1)の筒内に斜掛けした後リード端子半円柱状頭部(5)を絶縁筒(1)内に完全に挿入し、絶縁筒(1)の両端面に形成された絶縁筒端面金属層(7)と半円柱状頭部付け根(6)に半田を流し込むことにより可溶体(4)を絶縁筒端面金属層(7)に固定するとともに可溶体(4)とリード端子を半田を通して電気的に接続され、且つリード端子を絶縁筒(1)の両端に機械的に固定されることを特徴とするリード付き電流ヒューズ。
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