JP3665170B2 - 乗用管理作業車の作業機装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前後方向に長い棒状の機体フレームの前後部に前一輪と後二輪を支持する乗用型三輪管理作業車の腹部に複数個配設する作業機を吊設する作業機装着装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術において、前後方向に機体フレームを配置し、機体の前部に操向輪として前輪を一輪配し、後部に後輪を二輪配した三輪駆動式にし、各車輪の上部に機体フレームを配し、該機体フレームの後部に動力部を配し、動力部の上方に運転部を配し、前輪と後輪の間の腹部に左右方向に複数個の作業機を配し、作業機装着装置を用いて吊設した乗用型の作業機は公知となっている。この乗用管理作業機の作業機装着装置は、上下にリンクを配し、作業機側のヒッチと連結して平行リンクが形成され、昇降シリンダーを用いて昇降させる構成としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術において、平行リンクを構成する上下のリンクは、作業機側のヒッチに個別に連結する必要があり、煩雑な作業となっていた。また、作業機を装着した状態で移動する場合には、畦や障害物等を乗り越えて移動する必要があるので、作業機を最上昇位置で保持する必要があるが、昇降シリンダーのロッドの伸縮を一定位置で止めることにより行われており、昇降シリンダー内の作動油が漏れたり、作動油の熱膨張により、昇降シリンダーのロッドが伸縮し、作業機を上昇位置で保持できずに下降させる恐れがあった。その為に、平行リンクを作業機側のヒッチに容易に装着することができ、昇降シリンダーによらずに作業機を最上昇位置で固定することのできる構成が望まれてきている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明はこのような問題点を解消するために、次のような手段を用いる。
請求項1においては、機体フレーム1の前部に設けた前輪2と、後部に設けた後輪3の間の腹部に、作業機を装着して昇降可能とする作業機装着装置において、上リンク19と下リンク20とを左右上下に略平行に配設して、平行リンク状の作業機装着装置を構成し、該上リンク19と下リンク20の中途部を連結アーム160で連結し、上リンク19と下リンク20の後端に、作業機側のヒッチ21との連結部を構成し、作業機側のヒッチ21に係止体144を固設し、該係止体144に対応して、機体フレーム1の下部の作業機上昇位置に係止ピン141を設け、該係止ピン141を操作杆143と連動連結し、該操作杆143の前後摺動で、係止ピン141を前記係止体144との係合位置と非係合位置に移動可能に設けたものである。
請求項2においては、請求項1記載の乗用管理作業車の作業機装着装置において、上リンク19の後端にフック部19aを形成し、下リンク20の後端部にカラー165を設けるとともに、作業機側のヒッチ21に、上リンク19と連結する上連結部21a・21aと、下リンク20の後端を連結する下連結部21b・21bを、平面視「コ」字状に形成し、上連結部21a・21aにフック部19aが係合する係止ピンを横設し、下連結部21b・21bの左右側面内にガイド板を固設し、該ガイド板にてカラー165の両端部を係止したものである。
請求項3においては、請求項1記載の乗用管理作業車の作業機装着装置において、平行リンクの左右の上リンク19・19の前部を枢支する支持軸169の中央部に昇降シリンダー22の基部を枢支し、左右の下リンク20の途中部を連結する連結ピン163の中央部に昇降シリンダー22のロッド22aを枢支し、平行リンクの内側に昇降シリンダー22を配置したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面を基に説明する。
図1は腹部に中耕ロータリを装着し上昇させた状態の乗用型管理作業車の全体側面図、図2は同じく乗用型管理作業車の全体平面図、図3は動力伝達構成を配した機体フレームを示す部分側面断面図、図4は作業機を最上昇位置に支持する構成を示す機体前部を示す側面図、図5は乗用管理作業機の前部を示す平面図、図6は作業機の支持構成を示す側面図一部断面図、図7は左右に複数配設する作業機の支持構成を示す平面図一部断面図、図8は作業機装着装置を示す平面図、図9は作業機装着装置を示す側面図、図10はツールバーに作業機を運搬するキャスターを配した平面図一部断面図、図11はキャスター付着脱枠を用いて作業機を装着する状態を示す側面図である。
【0006】
図1、図2、において、3輪型乗用管理作業車Aの全体構成から説明する。
3輪型乗用管理作業車Aは、運転部Bが前後方向に長い機体フレーム1の後部に配され、該機体フレーム1の後端部にエンジンEが搭載され、ミッションケースMによって走行変速し、ミッションケースM下部に配するリアアクスルケース4より、後輪駆動ケース5を介して後輪3・3が駆動される。一方、機体フレーム1内を動力伝達軸9が挿通され(図3、図4)、機体フレーム1前部にフロントケース7を設け、該フロントケース7下部に鉛直方向を軸芯として左右回動可能に前輪駆動ケース8を装着し、該前輪駆動ケース8に一輪の前輪2を支持して駆動できるようにし、三輪駆動車を構成している。また、前記エンジンEはボンネット10によって被装され、ボンネット10前方にはミッションケースM及び後輪3を被装する車体カバー11が配され、該車体カバー11上に運転席12が載置され、運転席12前方の機体フレーム1上にステアリングコラム13が立設されている。該ステアリングコラム13上部より上方にステアリングハンドル14が突出され、ステアリングコラム13の右側部にアクセルレバー15が突出され、左側部にキースイッチ16が配置されている。
【0007】
また、前記前輪2と後輪3との間位置の乗用型管理作業車Aの腹部には、作業機Dが作業機装着装置Cによって吊設されている。該作業機装着装置Cの他端に作業機Dのヒッチ21が枢支され、該ヒッチ21に左右方向に棒状のツールバー23を延出して中央部が固設されている。該ツールバー23の中央部と左右側部に、取付け位置を変更可能に複数の作業機Dが装着され、複数条の管理作業を行えるようにしている。尚、図2に示す右側の作業機Dは、取り付け位置を左右方向中央側に装着したものであり、左側の作業機Dは左右方向外側に装着したものである。前記作業機Dとしてロータリ耕耘機、雑草を取り除く熊手形状のレーキ等が配置できる。
【0008】
次に、前記機体フレーム1について、図1〜図3を用いて説明する。
前記機体フレーム1は、前後方向に長く筒状に形成され、ステアリングコラム13を立設した前後方向略中央位置におて、段差状に前部フレーム1aと後部フレーム1bとに形成され、更に後部フレーム1bの後端部にエンジンフレーム1c・1cが固定されている。
【0009】
前記エンジンフレーム1c・1cは、後部フレーム1bの後端上部左右に二本固設され、該エンジンフレーム1c・1cの後上部にエンジンEが載置され、エンジンフレーム1c・1cの前部に車体カバー11が載置され、ミッションケースM及び後輪3が被装されている。また、図1に示すように、前記車体カバー11上に載置する運転席12は、後輪3を支持する車軸6の上方位置に配されており、作業者が運転席12に搭乗したときに重量が車軸6上にかかり、機体全体の重量バランスが崩れないようにしている。
【0010】
また、前記後部フレーム1bは、正面断面視で下方が開放された「コ」字状に形成され、後部フレーム1bの後端部をミッションケースMの直前方位置まで延出している。前記後部フレーム1b内には、ミッションケースMの上部より前方に突出される第一動力伝達軸9aが後部フレーム1b内の上部に前後方向に配置され、前記ミッションケースMの下部より突出したPTO軸35には前記ユニバーサルジョイント37が連結されている。該ユニバーサルジョイント37前部を上方に回動させると、「コ」字状に形成された後部フレーム1bの開放面内まで回動され、作業機装着装置Cによって、作業機Dを高く上昇させても、ユニバーサルジョイント37と後部フレーム1bとが干渉することはない。
【0011】
更に、前記後部フレーム1bには、下部左右両側にステップ40が形成されて、該ステップ40の外周部にはパイプ体を屈曲した枠体41が設けられ補強し、ステップ40の前側より乗降できるようにしている。
【0012】
また、前記後部フレーム1b前上部に連結フレーム1dが固設され、該連結フレーム1d上部に前部フレーム1aの後部が固設され、該前部フレーム1a後部上にステアリングコラム13が立設され、ステアリングコラム13下部より前部フレーム1aが前方に延出されており、後部フレーム1bより一段高く前部フレーム1aが配されている。そして、前述した作業機Dを吊設する作業機装着装置Cが、前部フレーム1aの前部に配されているので、図1に示すように、作業機装着装置Cがステップ40面より高い位置に配置でき、また、作業機Dを上昇させた位置において、作業機Dのヒッチ21もステップ40の配設面より高く保持でき、作業機Dを高く上昇できる。
【0013】
また、前記前部フレーム1a内部には、図5に示すように第二動力伝達軸9bや操向回動軸43が支持されている。該操向回動軸43の後部は、ジョイント軸46を介して操作軸45の下部に連結されており、該操作軸45はステアリングコラム13内に上下方向に支持されてステアリングハンドル14に連動連結されている。
【0014】
次に、前記作業機装着装置Cについて説明する。図4、図8、図9に示すように、前記機体フレーム1の前下部(フロントケース7の後方位置)に、左右一対のブラケット18・18が下方に突出され、各ブラケット18・18の後部に上下に支持軸169・170が横架されている。上方の支持軸169の両端部に上リンク19・19の前部が枢支され、下方の支持軸170両端部に下リンク20前部が枢支されている。前記上リンク19・19は前後方向に直線状に形成するリンクであり、機体フレーム1の左右幅に略等しい間隔に設けられている。前記下リンク20・20は平面視で「ハ」字状に形成され、下リンク20・20後端部の左右間隔が広げられており、機体フレーム1幅より広げて設けられ、該上リンク19と下リンク20とによって固設される作業機Dが、左右方向に安定して昇降できるようにしている。
【0015】
また、前記上リンク19と下リンク20の途中部が連結アーム160によって連結されている。該連結アーム160の上下端部には「コ」字状の挟持部161・161が設けられ、該挟持部161の左右側板に図示せぬ孔が開口され、円筒状の枢支体162を挿入するようにしている。各リンク19・20の前後途中部が挟持部161の開放面内に挿入され、挟持部161の側面より枢支体162を挿入し、リンク19(20)を貫通して、各リンク19・20と連結アーム160とが連結され、平行リンクが構成されている。また、前記連結アーム160・160によって連結された下リンク20・20の下部には補強体164が横設され、該補強体164の前方の左右の枢支体162・162内部には連結ピン163が挿入され、左右の下リンク20・20が連結され、平行リンクの剛性を高めている。
【0016】
また、前記上リンク19・19の前端部を枢支する支持軸169の左右中央部には昇降シリンダ22の基部が枢支され、下リンク20・20の途中部を連結した連結ピン163の左右中央部に昇降シリンダ22のロッド22aが枢支されており、平行リンクの左右方向の中央位置に昇降シリンダ22が介装されている。
【0017】
また、前記上リンク19の後端部にはフック部19aが形成され、下リンク20の後端には横方向に軸芯を有する筒状のカラー165が固設され、該カラー165とフック部19aが作業機Dのヒッチ21に連結される。
【0018】
前記ヒッチ21は、上リンク19・19後端を連結する上連結部21a・21aと下リンク20・20を連結する下連結部21b・21bより成り、該下連結部21bと上連結部21aは左右方向に延出する断面視四角形の筒状のツールバー23に固設されている。図8、図9に示すように、前記上連結部21a・21aはツールバー23上面に固設されている。該上連結部21aは平面視「コ」字状に形成され、開放面を前方に向けている。該上連結部21aの上部には係止ピン166が横設され、上連結部21aとツールバー23との後面に後述する作業機支持機構を構成する係止体144が固設されている。また、前記下連結部21b・21bはツールバー23下面の、上連結部21a・21aの外側に固設されている。前記下連結部21b・21bは上連結部21aより間隔の広い平面視「コ」字状に形成され、開放面を前方に向けている。該下連結部21bの左右側板の内側面には、側面視逆L型に形成する係止板167・167が固設され、逆L型の係止板167中央下方に、下リンク20のカラー165端部が係合される。更に、前記下連結部21bの左右側板には、側板に固設した係止板167による係合位置には図示せぬ孔が開口され、固定ピン168が挿入される。
【0019】
また、前記ツールバー23の左右方向中央位置と左右側方位置には作業機Dが装着部28・28’を介して装着される。左右側方位置に作業機Dを装着する装着部28は、図6、図7に示すように、上下方向に長い固設体28aと該固設体28aの後面の左右両側より後方に突出するステー28b・28bより成り、固設体28aの上部に筒状部を形成し、該筒状部にツールバー23が挿入されている。左右中央位置の作業機Dを装着する装着部28’は、図4、図7に示すように、ツールバー23下面に直接固設する固設体28’aと該固設体28’a後面に固設する左右のステー28b’・28b’より形成されている。該ステー28b’・28b’及びステー28b・28bによって作業機Dが支持される。左右側方位置の前記装着部28・28はツールバー23上を左右に摺動でき、任意位置においてボルトを締めつけることにより固設できる。
【0020】
次に、前記ステー28b・28b及びステー28b’・28b’によって支持される作業機Dとして、本実施例においてロータリ耕耘機が支持されている。該ロータリ耕耘機は、ツールバー23に外嵌する装着部28と、該装着部28に固定されるロータリチェーンケース25と、該ロータリチェーンケース25下部に軸支した耕耘軸に植設した耕耘爪26と、該耕耘爪26を被装するカバー27等より成り、前記ロータリチェーンケース25の中途部から後方にビーム29を突設してゲージ輪30と畝立てを行う培土板31が固設されている。
【0021】
前記ステー28b・28b及びステー28b’・28b’には、ロータリチェーンケース25上部に形成した軸受け部25aが枢支され、該軸受け部25aを中心にロータリチェーンケース25が前後方向に回動できる。前記軸受け部25aの軸心部には動力軸38が挿入され、ロータリチェーンケース25内のスプロケットやチェーンを介して動力を伝達し、耕耘爪軸を駆動できるようにしている。前記動力軸38はスプライン軸や、多角形軸によって形成したシャフト38aと、該シャフト38aを摺動自在に嵌入する嵌合筒38bより成り、図7に示すように、左側の作業機Dと中央の作業機Dとの間隔を変更した場合にも対応して、動力軸38を伸縮して、動力を伝達できるようにしている。
【0022】
前記ビーム29は、ロータリチェーンケース25の左右側部を挟持固定し、前後方向に延出し、後端部に培土板31等が固設され、ビーム29前部に支持ピン150の基部が枢支され、該支持ピン150が前方へ突出され、該支持ピン150の途中部が装着部28(28’)の固設体28a(28’a)下部を摺動自在に貫通させている。該固設体28aの前部と後部の支持ピン150上には圧縮バネ154・153が外嵌され、両端がスナップピン151・152によって係止されている。よって、前記ロータリチェーンケース25が軸受け部25aを中心に前後に回動しても、圧縮バネ154・153によって制限され、ロータリ耕耘機を下降した時に圧縮バネの付勢力によって耕耘爪26に衝撃が与えられることを防止している。
【0023】
また、左右方向に複数個配置した各ロータリ耕耘機は前記ミッションケースMよりユニバーサルジョイント37を介して動力が伝達される。即ち、前記ツールバー23の左右方向の略中央部に動力入力ケース36が固設されている。一方、図3に示すように、前記ミッションケースM下部より前方にPTO軸35が突出され、該PTO軸35と動力入力ケース36の入力軸との間にユニバーサルジョイント軸37が介装されて動力が伝達される。該動力入力ケース36より側方に動力軸38・38が突出され、該動力軸38がロータリチェーンケース25上部内に挿入され、各ロータリ耕耘機に動力が伝達される。また、前記ユニバーサルジョイント37は、スプライン軸や、多角形軸によって形成した伝動軸37aと、該伝動軸を摺動自在に嵌入する嵌合筒37bより成り、作業機装着装置Cによって昇降したときに、ミッションケースMと作業機Dとの間隔が変更しても、ユニバーサルジョイント37が伸縮して作業機Dに動力が伝達されるようにしている。
【0024】
また、前記ツールバー23の左右側方端部には、図6、図7、図10に示すように、キャスター付着脱枠130・130を装着して作業機を着脱することができる。該キャスター付着脱枠130は、側面視門型のフレーム131を有し、該フレーム131の下端部に車輪132・132を配設している。該車軸132・132は図10に示すように、鉛直方向を中心に回動可能にキャスター輪が構成されている。また、門型の前記フレーム131上の前後略中央部には、ツールバー23の断面形状に合わせた角パイプ133が固設され、角パイプ133が左右方向内側に向かって突出されている。該角パイプ133の底面がフレーム131上面(水平方向)に対して一定の角度傾けて、ヒッチ21が前方へ傾くような状態で固設されている。前記角パイプ133の上面には正面視L字状に構成したストッパー134が固設され、角パイプ133をツールバー23側方端部より挿入した場合に、所定位置に位置決めされるようにしている。更に、前記ストッパー134上には、固定孔134aが開口され、ツールバー23上に該固定孔134aと軸芯が一致する図示せぬネジ孔が開口れ、ボルトを螺合することで、ツールバー23と角パイプ133とが固定され、キャスター付着脱枠130が装着され。
【0025】
そして、作業機Dを外すときには、前記ツールバー23の両端部内に角パイプ133を挿入して固定し、作業機Dを下降されることにより、キャスター付着脱枠130の車輪132・132が接地し、このとき、前記角パイプ133が一定角度傾けたてあるので、図11に示すように、作業機Dは前傾してた後部が持ち上げられた状態で保持され、作業機装着装置Cを下降して上リンク19が下リンク20を外す。作業機Dを装着する場合には、昇降シリンダー22を伸長させて下降した状態で、キャスター付着脱枠130を移動して、上リンク19が下リンク20後端とヒッチ21の位置を合わせ、昇降シリンダー22を縮小すると、平行リンクの上リンク19が下リンク20より先に上連結部21a内に案内され、上連結部21a内の係止ピン166がフック部19aによって係止され、上リンク19と上連結部21aとが連結され、前傾している作業機D前部が吊り上げられる。作業機Dのヒッチ21が鉛直向きとなると同時に、図6に示すように下リンク20が下連結部21b内に挿入され、手動により下リンク20を下連結部21b内に案内することなく、正確にカラー165がガイド板167・167に係止され、前述した固定ピン168を用いて連結することができる。そして更に上昇して前記キャスター付着脱枠130の車輪132が浮き上がれば、キャスター付着脱枠130の角パイプ133をツールバー23より容易に取り外すこができる。
【0026】
このように、前記ツールバー23の両端部にキャスター付着脱枠130を取り付けた状態において、ヒッチ21が作業機装着装置Cに装着し易い姿勢に保持され、作業機装着装置Cを昇降するのみで容易に装着することができる。尚、前記作業機装着装置Cの連結するヒッチ21を前傾させる構成として、ツールバー23の角パイプ133を一定角度傾けて固設しているが、角パイプ133を多角形状に形成し、ツールバー23端部に多角形状の角パイプを嵌合する筒体を固設する構成にすることもできる。
【0027】
次に、作業機Dを最上位置で保持する作業機支持機構について説明する。
図4に示すように、機体フレーム1の前部フレーム1a下部にステー140・140を下方に突出し、該ステー140・140下端部に回動アーム142・142の上端部が枢支され、回動アーム142・142の他端部に係止ピン141が外側方に突出して軸支されている。該一側の係止ピン141の側端に操作杆143の前端部が枢支され、操作杆143の後端部は前部フレーム1aの後部まで延出し、操作杆143の途中部が連結フレーム1dの側面より突設した支持プレート145の挿入孔に前後方向に支持され、該支持プレート145の前側の操作杆143上にはバネ146が外嵌され、該操作杆143を前方へ付勢し、前記支持プレート145の挿入孔は上部の孔が大きく操作杆143に設けたストッパーが通り抜けることができ、下部の孔は小さくしてストッパーが係止されるようにしている。一方、前述した上連結部21a後面には係止体144が後方に向けて突設されている。
【0028】
そして、作業機Dを最上位置まで上昇させて、前記ストッパーは外して操作杆143を前方に摺動操作すると、回動アーム142が下方へ回動されて、係止ピン141が係止体144の下方に移動し、係止体44と係止ピン141とが係合され、油圧シリンダーが漏れ等で伸長しても作業機Dは係止体44と係止ピン141の係合によって下降できないようにしている。よって、作業機Dを腹部に配した状態で移動する場合に、作業機Dを最上位置に確実に保持することができる。作業する場合には、操作杆143を後方へ引っ張り、ストッパーを支持プレート145の挿入孔に係止することで、係止ピン141は係止体44から外れて作業機Dを昇降操作できるのである。
【0029】
【発明の効果】
このように構成したことによって、次のような効果を奏するのである。
機体フレーム1の前部に設けた前輪2と、後部に設けた後輪3の間の腹部に、作業機を装着して昇降可能とする作業機装着装置において、上リンク19と下リンク20とを左右上下に略平行に配設して、平行リンク状の作業機装着装置を構成し、上リンク19と下リンク20の後端に、作業機側のヒッチ21との連結部を構成し、作業機側のヒッチ21に係止体144を固設し、該係止体144に対応して、機体フレーム1の下部の作業機上昇位置に係止ピン141を設け、該係止ピン141を操作杆143と連動連結し、該操作杆143の前後摺動で、係止ピン141を前記係止体144との係合位置と非係合位置に移動可能に設けたので、作業機側にヒッチが最上昇位置で機体フレームに係止する構成にすることで、昇降シリンダーが圧油の漏れや誤操作等で伸長しても、係止体と係止ピンを係合させることで、作業機を上昇位置の状態で保持することができるようになり、作業機が不意に下降することがなくなり、確実に、作業機を最上昇位置に保持することができる。
また、上リンク19と下リンク20の間の中途部に連結アーム160を介装したので、上下の両方のリンクが連動して回動するので、平行リンクをヒッチに装着するに際して、一方のリンクをヒッチに連結すると他方のリンクも連動して回動しており、ヒッチ内に案内されており、作業機の平行リンクへの装着作業を容易としている。
【0030】
また、請求項2記載の如く、上リンク後部にフックが形成され、下リンク後部にカラーが固設され、平行リンクの上リンクと下リンクとを一体的の上昇し、「コ」字状に形成するヒッチ内部に案内するだけで上リンクと下リンクとがヒッチに係合され、固定ピンをヒッチとカラーとを貫通させる簡単な作業によって、ヒッチを確実に装着することができ、装着作業が極めて容易である。
【0031】
また、請求項3記載の如く、平行リンクの左右中央であり、上リンクと下リンクの間位置に昇降シリンダーが配されており、効率の良い配置構成となっており、他の部材と干渉することがない。また、左右のバランスが良好であり、左右のリンクに均等に作動力を伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 腹部に中耕ロータリを装着し上昇させた状態の乗用型管理作業車の全体側面図である。
【図2】 同じく乗用型管理作業車の全体平面図である。
【図3】 動力伝達構成を配した機体フレームを示す部分側面断面図である。
【図4】 作業機を最上昇位置に支持する構成を示す機体前部を示す側面図である。
【図5】 乗用管理作業機の前部を示す平面図である。
【図6】 作業機の支持構成を示す側面図一部断面図である。
【図7】 左右に複数配設する作業機の支持構成を示す平面図一部断面図である。
【図8】 作業機装着装置を示す平面図である。
【図9】 作業機装着装置を示す側面図である。
【図10】 ツールバーに作業機を運搬するキャスターを配した平面図一部断面図である。
【図11】 キャスター付着脱枠を用いて作業機を装着する状態を示す側面図である。
【符号の説明】
C 作業機装着装置
D 作業機
1 機体フレーム
2 前輪
3 後輪
19 上リンク
19a フック部
20 下リンク
21 ヒッチ
22 昇降シリンダー
22a ロッド
23 ツールバー
141 係止ピン
142 回動アーム
144 係止体
160 連結アーム
163 連結ピン
165 カラー
166 係止ピン
167 ガイド板
168 固定ピン

Claims (3)

  1. 機体フレーム1の前部に設けた前輪2と、後部に設けた後輪3の間の腹部に、作業機を装着して昇降可能とする作業機装着装置において、上リンク19と下リンク20とを左右上下に略平行に配設して、平行リンク状の作業機装着装置を構成し、該上リンク19と下リンク20の中途部を連結アーム160で連結し、上リンク19と下リンク20の後端に、作業機側のヒッチ21との連結部を構成し、
    作業機側のヒッチ21に係止体144を固設し、該係止体144に対応して、機体フレーム1の下部の作業機上昇位置に係止ピン141を設け、該係止ピン141を操作杆143と連動連結し、該操作杆143の前後摺動で、係止ピン141を前記係止体144との係合位置と非係合位置に移動可能に設けたことを特徴とする乗用管理作業車の作業機装着装置。
  2. 請求項1記載の乗用管理作業車の作業機装着装置において、上リンク19の後端にフック部19aを形成し、下リンク20の後端部にカラー165を設けるとともに、作業機側のヒッチ21に、上リンク19と連結する上連結部21a・21aと、下リンク20の後端を連結する下連結部21b・21bを、平面視「コ」字状に形成し、上連結部21a・21aにフック部19aが係合する係止ピンを横設し、下連結部21b・21bの左右側面内にガイド板を固設し、該ガイド板にてカラー165の両端部を係止したことを特徴とする乗用管理作業車の作業機装着装置。
  3. 請求項1記載の乗用管理作業車の作業機装着装置において、平行リンクの左右の上リンク19・19の前部を枢支する支持軸169の中央部に昇降シリンダー22の基部を枢支し、左右の下リンク20の途中部を連結する連結ピン163の中央部に昇降シリンダー22のロッド22aを枢支し、平行リンクの内側に昇降シリンダー22を配置したことを特徴とする乗用管理作業車の作業機装着装置。
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