JP3664564B2 - スクレーパー付きドクター装置 - Google Patents

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俊一 萩田
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株式会社ドクター製作所
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は抄紙機ロール等のロール表面に付着した異物を掻き落とすために使用されるドクター装置に関し、ドクターブレードによってロール表面から掻き落とされて当該ドクターブレードの刃先部分とロール表面の間に溜まった紙滓等を除去するスクレーパー付きドクター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
抄紙機に使用される抄紙機ロールの表面に紙滓等の異物が付着すると、それが原因となって搬送される紙が破れる等の不具合が発生する。これを回避するために、各抄紙機ロールには、その表面に付着した異物を掻き落とすためのドクター装置が併設されている。
【0003】
ドクター装置は、ロールの表面に圧接されるドクターブレードと、このドクターブレードをロールに対して圧接させた圧接位置およびロールから離れた開放位置に旋回させるためのブレードホルダと、このブレードホルダを支持しているドクターバックから基本的に構成されている。ドクターブレードの刃先を一定の圧接力で回転するロール表面に押しつけることにより、ロール表面に付着している紙滓等の異物が掻き落とされる。
【0004】
ロール表面から掻き落とされた紙滓等の異物の一部は、ドクターブレードの刃先部分と、当該刃先が圧接されているロール表面の部分の上に溜まる。このような部分に多量の紙滓等が溜まると、一部の紙滓等が刃先とロール表面の間に侵入するおそれが高くなる。刃先とロール表面の間に異物が詰まると、紙滓等の異物の掻き落としが不十分となってしまう。
【0005】
この弊害を回避するために、従来においては、溜まった紙滓等の異物を刃先部分およびロール表面から除去するために、定期的に作業員が異物の掃除を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、人手に頼って異物の除去作業を行うことは効率的ではない。特に、掻き取り動作中に紙滓等が大量に溜まった場合には、掻き取り動作を中断して掃除を行う必要があり、効率的ではない。
【0007】
本発明の課題は、掻き取った紙滓等の異物の除去作業を効率良く行うことの可能なドクター装置を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ロール表面の付着物を掻き落とすためにロール表面に圧接されるドクターブレードを備えたドクター装置において、前記ドクターブレードの刃先部分におけるロール回転方向の上流側の表面を当該刃先部分の長手方向に摺動可能な弾性摺動部材を備えたスクレーパーを有する構成を採用している。
【0009】
スクレーパーを定期的にドクターブレードの刃先部分におけるロール回転方向の上流側の表面に沿って摺動させれば、この部分に溜まった紙滓等の異物を除去できる。また、ドクターブレードによる掻き取り動作中においてもスクレーパーを摺動させれば、常に、掻き取った異物が刃先部分の上に溜まっていない状態を維持しながら掻き取り動作を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1(A)は本発明を適用したスクレーパー付きドクター装置の概略構成図であり、図1(B)はスクレーパーの部分を示す説明図である。
【0011】
これらの図を参照して説明すると、ドクター装置1は、ロール表面に圧接される刃先部分2aを備えた細長い長方形のドクターブレード2と、この基端側を保持しているブレードホルダ3と、このホルダ3を支持しているドクターバック4から構成されている。ドクターバック4はその両端に取り付けたジャーナル軸4aが固定配置された架台(図示せず)の側の軸受けによって回転可能に支持されている。ドクターバック4と架台の間にはターンバックル(図示せず)が連結されており、これを調整することにより、ドクターバック4は任意の旋回角度に固定できる。
【0012】
ブレードホルダ3は、連結ロッド3aを中心として回転可能な状態でドクターバック4の側に支持されている。この連結ロッド3aを挟み前側にはブレード開放用チューブ5が配置され、後側にはブレード加圧用チューブ6が配置されている。これらのチューブ5、6は可撓性素材から形成されており、チューブ5の側を膨張させると、ドクターブレード2を保持しているブレードホルダ3は連結ロッド3aを中心としてドクターブレード2をロール30の表面31から離す方向、すなわち開放方向に旋回する。他方のチューブ6を膨張させると、ブレードホルダ3はドクターブレード2をロール30の表面31に押しつける方向、すなわち加圧方向に旋回する。
【0013】
これらのチューブ5、6の膨張、収縮は、これらに対してエアーの供給を制御することにより行われている。すなわち、エアー源7からのエアー供給路は、圧力調整弁8、四方切り換え弁9を介して各チューブ5、6に連通している。図に示す切り換え位置となるように切り換え弁9を設定すると、加圧用チューブ6が膨張する。切り換え弁を切り換えると、逆に開放用チューブ5が膨張する。
【0014】
ここで、ドクター装置1にはスクレーパ10が取付けられている。このスクレーパ10は、ドクターバック4を構成しているフレーム4bの上面に取り付けたロッドレスエアーシリンダ11を備えており、このロッドレスエアーシリンダ11はドクターブレード2の刃先2aと平行に配列されている。このロッドレスエアーシリンダ11には、当該シリンダ11によって、当該シリンダの軸線方向に往復移動可能な駆動リング12が取付けられている。この駆動リング12には、シリンダ11とは直交する方向の延びる腕13が取付けられており、当該腕13の先端には、ラバー、フェルト等からなる弾性摺動部材14が着脱可能な状態で取付けられている。
【0015】
ロッドレスエアーシリンダ11を駆動すると、駆動リング12がシリンダ軸線方向に移動するので、それと共に移動する腕13の先端に支持されている弾性摺動部材14は、ドクターブレード2の刃先2aの上面を摺動する。従って、ロール30の表面31から掻き落とされて刃先2aの上面および当該刃先とロール表面の間に溜まる異物は、弾性摺動部材14によってドクターブレード2の両端側に掃き寄せられて、そこから落下する。従って、刃先2aの上面に溜まった異物を人手により掃除する必要が無くなる。
【0016】
なお、駆動リング12を回転させることにより、弾性摺動部材14を刃先2aから離れる方向に移動できる。このようにすれば、ドクターブレード2の交換時等において弾性摺動部材14が邪魔になることもない。
【0017】
また、図示のドクター装置1では、弾性摺動部材の摺動機構としてロッドレスエアーシリンダを用いているが、弾性摺動部材を往復移動させるための機構は、エアーシリンダに限らす、その他の駆動機構であってもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のドクター装置はスクレーパを備えており、ドクターブレードの刃先の上面およびロール表面に溜まった掻き落とされた後の紙滓等の異物をスクレーパーによって除去できる。従って、ドクターブレードの刃先と、これが圧接しているロール表面の部分に掻き落とされた異物が溜まったことに起因して発生するドクターブレードの掻き取り不良の発生を回避できる。また、人手に頼って、このような異物の掃除を行う場合に比べて効率良く異物の除去を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した抄紙機ロールに使用されるエアーチューブ式ドクター装置の概略構成図およびスクレーパーの部分の説明図である。
【符号の説明】
1 ドクター装置
2 ドクターブレード
2a 刃先
3 ブレードホルダ
4 ドクターバック
10 スクレーパー
11 ロッドレスエアーシリンダ
12 駆動リング
13 腕
14 弾性摺動部材
30 ロール
31 ロール表面

Claims (1)

  1. ロール表面の付着物を掻き落とすためにロール表面に圧接されるドクターブレードを有するドクター装置において、
    前記ドクターブレードの刃先部分におけるロール回転方向の上流側の表面を当該刃先部分の長手方向に摺動可能な弾性摺動部材を備えたスクレーパーを有していることを特徴とするスクレーパー付きドクター装置。
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