JP3662860B2 - 市外局番補完方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信システムに関し、特に、移動体端末から固定電話への発信時の移動体通信システムの動作に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体通信システムにおいて、そのシステムがカバーするエリア内であれば利用者は移動体端末で任意の場所から電話をかけることができる。移動体端末の利用者は他の移動体端末の他、PSTNやISDNなど公衆回線網の固定電話へ電話することもできる。
【0003】
固定電話を収容する公衆回線網は複数の市外網を有する構成であり、市外網の外から電話をする場合にはダイヤルの先頭にプレフィクス(“0”)及び市外局番を入力する必要がある。以下、プレフィクスと市外局番とを合わせて、単に市外局番と称す。
【0004】
一般に移動体通信システムは公衆回線網とは別のシステムであり、移動体端末は公衆回線網内の市外網の範囲と無関係に移動可能である。そのため、移動体端末から固定電話へ電話をかける場合、相手先と同一の市外網の地域内にいるか否かに関わらず、利用者は必ず市外局番を入力する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動体通信システムから固定電話に電話をかける場合、移動体端末の利用者は発信先電話番号の先頭に必ず市外局番を入力する必要があるためボタン操作の回数が多く煩雑である。また、固定電話に電話をかける場合、移動体端末の利用者は市外局番を必ず知っている必要があり、市外局番が分からなければ発信できない。
【0006】
本発明の目的は、移動体端末から固定電話に電話をかける際に市外局番の入力を不要とし、固定電話と同等の操作性を実現する市外局番補完方法及び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の市外局番補完方法は、移動体端末から固定電話への発信動作において、前記移動体端末から受信した発信先電話番号に基地局が市外局番を付加するための市外局番補完方法であって、
前記移動体端末からの発信要求に含まれていた前記発信先電話番号の桁数及び先頭の番号の値により、該発信先電話番号に前記市外局番を付加する必要があるか否か判定するステップと、
前記市外局番を付加する必要がある場合に、前記基地局がカバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番のうち、前記発信先電話番号に付加され得るものを前記桁数に基づいて選択し、前記発信先電話番号に該市外局番を付加して選択候補として前記移動体端末に通知するステップと、
前記選択候補の中から、前記移動体端末の利用者が選択した、前記市外局番が付加された前記発信先電話番号を用いて発信するステップと、
前記市外局番を付加する必要が無い場合及び前記発信先電話番号に付加され得る市外局番が無い場合に、前記市外局番を付加せず発信するステップを有している。
【0010】
したがって、移動体端末からの発信信号に含まれていた発信先電話番号の桁数が基地局のカバーするエリアに含まれる市外地域の市内電話番号長と一致し、その先頭が市内局番を示す番号である場合、市外局番を付加された発信先電話番号が選択候補として移動体端末に通知され、その中から利用者により選択された選択候補の発信先電話番号で発信される。
【0011】
本発明の他の市外局番補完方法は、移動体端末から固定電話への発信動作において、前記移動体端末から受信した発信先電話番号に基地局が市外局番を付加するための市外局番補完方法であって、
前記移動体端末からの発信要求に含まれていた前記発信先電話番号の先頭の番号の値により、該発信先電話番号に前記市外局番を付加する必要があるか否か判定するステップと、
前記市外局番を付加する必要がある場合に、前記基地局がカバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番のうち、前記発信先電話番号に付加され得るものを該発信先電話番号の桁数に基づいて選択し、該発信先電話番号に該市外局番を付加して選択候補として前記移動体端末に通知するステップと、
前記選択候補の中から、前記移動体端末の利用者が選択した、前記市外局番が付加された前記発信先電話番号を用いて発信するステップと、
前記市外局番を付加する必要が無い場合及び前記発信先電話番号に付加され得る市外局番がなかった場合に、前記市外局番を付加せず発信するステップを有している。
【0012】
したがって、移動体端末からの発信信号に含まれていた発信先電話番号の桁数が基地局のカバーするエリアに含まれる市外地域の市内電話番号長と一致した場合、市外局番を付加された発信先電話番号が選択候補として移動体端末に通知され、その中から利用者により選択された選択候補の発信先電話番号で発信される。
【0013】
本発明の実施態様によれば、前記移動体端末の利用者が前記選択候補を選択する際に発信中止及び回線切断を選択可能である。
【0014】
したがって、市内局番の入力を省略した場合などに、利用者が発信しようとした市外局番が選択候補として通知されなかったら、利用者は発信を中止等することができる。
【0015】
本発明の実施態様によれば、前記発信先電話番号に前記市外局番を付加して選択候補として前記移動端末へ通知する際、音声によるガイダンスで通知する。
【0016】
したがって、利用者は音声によるガイダンスで容易に選択候補から所望のものを選択することができる。
【0018】
本発明の市外局番補完装置は、移動体端末から固定電話への発信動作において、前記移動体端末から受信した発信先電話番号に市外局番を付加する市外局番補完装置であって、
前記移動体端末から前記固定電話への発信時に、前記移動体端末から前記発信先電話番号を受信する無線部と、
カバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番と、該市外地域内の市内局番及び加入者番号の桁数の和とを記憶しているエリア情報格納部と、
前記発信先電話番号の桁数及び先頭の番号の値により、該発信先電話番号に前記市外局番を付加する必要があるか否か判定し、前記市外局番を付加する必要がある場合に、前記基地局がカバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番のうち、前記発信先電話番号に付加され得るものを前記桁数に基づいて選択し、前記発信先電話番号に該市外局番を付加して選択候補として前記移動体端末に通知し、前記移動体端末の利用者が選択した、前記市外局番が付加された前記発信先電話番号を用いて発信し、前記市外局番を付加する必要が無い場合及び前記発信先電話番号に付加され得る市外局番が無い場合に、前記市外局番を付加せず発信する制御部とを有している。
【0019】
本発明の他の市外局番補完装置は、移動体端末から固定電話への発信動作において、前記移動体端末から受信した発信先電話番号に市外局番を付加する市外局番補完装置であって、
前記移動体端末から前記固定電話への発信時に、前記移動体端末から前記発信先電話番号を受信する無線部と、
カバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番と、該市外地域内の市内局番及び加入者番号の桁数の和とを記憶しているエリア情報格納部と、
前記発信先電話番号の先頭の番号の値により、該発信先電話番号に前記市外局番を付加する必要があるか否か判定し、前記市外局番を付加する必要がある場合に、前記基地局がカバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番のうち、前記発信先電話番号に付加され得るものを該発信先電話番号の桁数に基づいて選択し、該発信先電話番号に該市外局番を付加して選択候補として前記移動体端末に通知し、前記移動体端末の利用者が選択した、前記市外局番が付加された前記発信先電話番号を用いて発信し、前記市外局番を付加する必要が無い場合及び前記発信先電話番号に付加され得る市外局番がなかった場合に、前記市外局番を付加せず発信する制御部とを有している。
【0020】
本発明の実施態様によれば、前記制御部は、前記移動体端末の利用者が前記選択候補を選択せず発信取り消しまたは切断要求を行った場合、発信を破棄して回線を切断する。
【0021】
本発明の実施態様によれば、前記発信先電話番号に前記市外局番を付加して選択候補として前記移動端末へ通知する際に音声によるガイダンスを発生する音声応答部を更に有する。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態のシステム構成図である。本実施形態の移動体通信システムは複数の基地局1を有しており、公衆回線網3に接続されている。基地局1は無線回線により移動体端末2と接続し、移動体端末2からの発信または移動体端末2への着信により通話を確立する。移動体端末2はその属する移動体通信システム内の基地局1間を移動可能である。公衆回線網3には複数の固定電話4が収容されている。公衆回線網3は市外地域毎の市外網(不図示)と、市外網に複数接続された市内網(不図示)を有している。一般的には、各固定電話4はいずれかの市内網を介していずれかの市外網に接続される。固定電話4の加入者が他の市外地域の固定電話4に発信する場合、相手先の市外地域を特定するために電話番号の先頭に市外局番を入力する。
【0024】
図2を参照すると、基地局1はアンテナ部11、無線部12、エリア情報格納部13、CPU部14、ROM部15、RAM部16、公衆網インタフェース17及び音声応答部18を有している。
【0025】
アンテナ部11は、移動体端末2との間で無線信号を送受信する。
【0026】
無線部12はアンテナ部11が受信した移動体端末2からの受信信号を復調する。また、無線部12は移動体端末2への送信信号を変調し、アンテナ部11へ出力する。
【0027】
エリア情報格納部13は、その基地局1がカバーしているエリアに含まれる市外地域の市外局番と、その市外地域の市内局番及び加入者番号の桁数の和(以下、市内電話番号長と称す)との対応情報を記憶している。なお、基地局1がカバーしているエリアに含まれる市外地域というときは、その市外地域全体が含まれる場合の他、その市外地域の一部が含まれる場合をもいう。図3を参照すると、エリア情報格納部13には、その基地局1がカバーしているエリアに含まれる市外地域31毎に、市外局番32と市内電話番号長33とが記録されている。
【0028】
CPU部14は、無線部12が復調した受信信号を処理し、また移動体端末2への送信信号を生成することにより移動体端末2との通話の接続を制御する。移動体端末2から固定電話4への発信の際、CPU部14は、移動体端末2から受信した発信先電話番号に市外局番を付加して補完する必要があるか否かを判定する。そして、発信先電話番号に市外局番を付加する必要がある場合、CPU部14は移動体端末2から受信した発信先電話番号に、その基地局1がカバーする地域の市外局番を付加し、市外局番を付加した発信先電話番号を移動体端末2に通知する。その基地局1によりカバーされている市外地域が複数である場合には複数の選択候補が通知され、利用者にその中から所望のものを選択するよう促す。そして、CPU部14は、移動体端末2の利用者が選択した発信先電話番号により発信の処理を行う。
【0029】
ROM部15は、CPU部14が実行するプログラムのコードや、CPU部14が利用するデータを格納する。このプログラムはCPU部14により実行される。
【0030】
RAM部16は、CPU部14がプログラムを実行する際にデータを一時的に保存するためのランダムアクセス可能なメモリである。
【0031】
公衆網インタフェース(I/F)17は公衆回線網3と接続されており、公衆回線網3と間で信号を送受信する。
【0032】
音声応答部18は、市外局番が付加された発信先電話番号を移動体端末2に通知する際に利用者に電話番号の選択を促すための音声によるガイダンスを発生させる。
【0033】
本実施形態の基地局1は、移動体端末2から発信があると、移動体端末2からの発信先電話番号に市外局番を付加する必要があるか否か判定し、市外局番の付加が必要な場合には、発信先電話番号に対して基地局1がカバーする地域の市外局番を付加し、補完後の発信先電話番号を移動体端末2の利用者に音声ガイダンスにて通知し、利用者に発信先電話番号を選択させる。
【0034】
例えば、その基地局1がカバーするエリアに含まれる市外地域の市内電話番号長が7桁または8桁であるとすると、CPU部14は、発信先電話番号の長さが7桁もしくは8桁であり、かつその先頭が“0”または“1”以外(即ち、“2”〜“9”のいずれか)の場合、その発信先電話番号に市外局番を付加する必要があると判断する。また、発信先電話番号の長さが7桁以外もしくは8桁以外の場合や、発信先電話番号の長さが7桁もしくは8桁であっても先頭が“0”または“1”である場合は、その発信先電話番号に市外局番を付加する必要がないものと判断する。
【0035】
発信先電話番号が“0”で始まるのは、既に市外局番が付与されている場合、相手先が移動体端末である場合、国際電話の場合、これらの入力途中で誤って発信してしまった場合などであり市外局番を付加する必要がない。発信先電話番号が“1”で始まるのは、警察や消防の緊急通報用である場合、番号案内や天気予報、時報などの汎用的な付加サービスである場合、コレクトコールや話中時転送などの特定の付加サービスである場合などであり市外局番を付与する必要がない。
【0036】
図4は、本実施形態の基地局1の市外局番補完動作を示すフローチャートである。図5,6は、図4の市外局番補完処理のフローチャートである。図4〜6を用いて、本実施形態の基地局1の市外局番補完動作について説明する。
【0037】
利用者が移動体端末2により発信を開始すると、発信先電話番号を含む発信要求の信号が基地局1にて受信される。
【0038】
移動体端末2から信号を受信すると、基地局1は、受信信号が発信要求であるか否か判定する(ステップ101)。発信要求でない場合には、基地局1は市外局番補完動作を行わずに処理を終了する。受信信号が発信要求である場合、基地局1は、市外局番補完処理を開始する(ステップ102)。
【0039】
市外局番補完処理を開始した基地局1は、先ず、発信要求に含まれていた発信先電話番号の番号長と一致する市内電話番号長がエリア情報格納部13にあり、かつ発信先電話番号の先頭が“0”または“1”以外(即ち、“2”〜“9”のいずれか)であるか否か判定する(ステップ201)。
【0040】
発信先電話番号の番号長と一致する市内電話番号長がエリア情報格納部13にないか、或は発信先電話番号の先頭が“0”または“1”の場合、基地局1は、市外局番を付加せずそのままの発信先電話番号を用いて発信し(ステップ202)、処理を終了する。
【0041】
発信先電話番号の番号長と一致する市内電話番号長がエリア情報格納部13にあり、かつ発信先電話番号の先頭が“0”または“1”以外の場合、基地局1は、エリア情報格納部13に記録された市外地域の数を取得する(ステップ203)。
【0042】
次に、基地局1は、利用者に通知すべき、市外局番を付加した発信先電話番号の番号(選択候補番号)を定めるための変数を0に初期化し(ステップ204)、RAM部16に格納する。
【0043】
次に、基地局1は、エリア情報格納部13の最初の市外地域を処理対象に設定する(ステップ205)。次に、基地局1は、その市外地域の市内電話番号長と発信要求に含まれていた発信先電話番号との番号長が一致するか否か判定する(ステップ206)。
【0044】
それらの番号長が一致した場合、基地局1は、変数に“+1”を加算し(ステップ207)、発信先電話番号に市外局番を付加する。そして、基地局1は、加算後の変数の値(選択候補番号)と補完後の発信先電話番号とを対応付けてRAM部16に蓄積する(ステップ208)。ステップ206の判定で番号長が一致しなかった場合、基地局1は、ステップ207及びステップ208の処理を行わない。
【0045】
次に、基地局1は、ステップ203で取得した市外地域数を利用して、エリア情報格納部13の全ての市外地域に対してステップ206〜208の処理を行ったか否か判定する(ステップ209)。ステップ206〜208の処理が全ての市外地域に対して完了していなければ、基地局1は次の市外地域を処理対象として設定し(ステップ210)、ステップ206の処理に戻る。
【0046】
ステップ206〜208の処理が全ての市外地域に対して完了していれば、基地局1は、変数が“1”以上であるか否か判定する(ステップ301)。変数が“1”以上でなければ、市外局番を付加せずそのままの発信先電話番号を用いて発信し(ステップ302)、処理を終了する。
【0047】
変数が“1”以上であれば、基地局1は、RAM部16に格納された、選択候補番号と、市外局番が付加された発信先電話番号とを対応付けて通知する音声ガイダンスを音声応答部18で作成し(ステップ303)、移動体端末2に通知する(ステップ304)。
【0048】
次に、基地局1は、移動体端末2からの応答を待ち(ステップ305)、応答があると、その応答が選択候補番号を選択するものであるか否か判定する(ステップ306)。応答がいずれかの選択候補番号を選択するものであれば、基地局1は、その応答により選択された発信先電話番号を用いて発信し(ステップ307)、処理を完了する。
【0049】
また、応答が選択補番号を選択するものでなければ、基地局1は、応答が発信の取り消しまたは切断要求であるか否か判定する(ステップ308)。応答が発信の取り消しまたは切断要求であれば、基地局1は、発信を破棄して回線を切断し(ステップ309)、処理を終了する。
【0050】
また、応答が発信の取り消しでも切断要求でもなければ、基地局1は、ステップ305の処理に戻る。
【0051】
本実施形態によれば、基地局1は、移動体端末2からの発信信号に含まれていた発信先電話番号の桁数がその基地局1のカバーするエリアに含まれる市外地域の市内電話番号長と一致し、かつその先頭が“0”または“1”以外の場合、市外局番を付加した発信先電話番号を選択候補として移動体端末2の利用者に通知し、利用者が選択した選択候補の発信先電話番号を用いて発信する。そのため、利用者が市外局番を入力し忘れた場合でも所望する発信先へ発信することができる。
【0052】
また、基地局1のカバーエリアに複数の市外地域が含まれる場合、それらの選択候補が移動体端末2に通知され、それらの中から利用者が発信先電話番号を選択するので、利用者が所望する発信先を確実に指定することができる。
【0053】
また、移動体端末2の利用者は、現在地周辺の市外地域の固定電話に発信する場合に市外局番を入力しなくてよいので、市外局番を知らなくても発信できる。
【0054】
また、移動体端末2の利用者は、現在地周辺の市外地域の固定電話に発信する場合に市外局番の入力を省くことができるので、入力操作が容易となり、また間違い電話の確率が低減される。
【0055】
なお、本実施形態の基地局1は、ステップ201の処理において、発信先電話番号長と先頭の番号の値により市外局番を付加する必要があるか否かを判定したが、先頭の番号の値のみにより判定してもよい。
【0056】
また、本実施形態の基地局1は選択候補を移動体端末2に通知することなく、その基地局1がカバーするエリア内の最も広い範囲を占める市外地域の市外局番を付加してもよい。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、移動体端末からの発信信号に含まれていた発信先電話番号の桁数が基地局のカバーするエリアに含まれる市外地域の市内電話番号長と一致し、その先頭が市内局番を示す番号である場合、市外局番を付加された発信先電話番号で発信されるので、固定電話の操作性と同様に、利用者が市外局番を入力しなくても所望の発信先に電話することができる。
【0058】
また、基地局の位置により、複数の市外局番があり得る場合に、それらが選択候補として移動体端末に通知され、その中から利用者により選択された選択候補の発信先電話番号で発信されるので、利用者が所望する発信先を確実に指定することができる。
【0059】
また、市内局番の入力を省略した場合などに、利用者が発信しようとした市外局番が選択候補として通知されなかったら、利用者は発信を中止等することができる。
【0060】
また、利用者は音声によるガイダンスで容易に選択候補から所望のものを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のシステム構成図である。
【図2】本実施形態の基地局の構成を示すブロック図である。
【図3】エリア情報格納部に記録されている情報を示すデータ構成図である。
【図4】本実施形態の基地局の市外局番補完動作を示すフローチャートである。
【図5】図4における市外局番補完処理のフローチャートの一部である。
【図6】図4における市外局番補完処理のフローチャートの他の一部である。
【符号の説明】
1 基地局
2 移動体端末
3 公衆回線網
4 固定電話
11 アンテナ部
12 無線部
13 エリア情報格納部
14 CPU部
15 ROM部
16 RAM部
17 公衆網インタフェース
18 音声応答部
31 市外地域番号
32 市外局番
33 市内電話番号長
101〜102,201〜210,301〜309 ステップ
Claims (8)
- 移動体端末から固定電話への発信動作において、前記移動体端末から受信した発信先電話番号に基地局が市外局番を付加するための市外局番補完方法であって、
前記移動体端末からの発信要求に含まれていた前記発信先電話番号の桁数及び先頭の番号の値により、該発信先電話番号に前記市外局番を付加する必要があるか否か判定するステップと、
前記市外局番を付加する必要がある場合に、前記基地局がカバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番のうち、前記発信先電話番号に付加され得るものを前記桁数に基づいて選択し、前記発信先電話番号に該市外局番を付加して選択候補として前記移動体端末に通知するステップと、
前記選択候補の中から、前記移動体端末の利用者が選択した、前記市外局番が付加された前記発信先電話番号を用いて発信するステップと、
前記市外局番を付加する必要が無い場合及び前記発信先電話番号に付加され得る市外局番が無い場合に、前記市外局番を付加せず発信するステップを有する市外局番補完方法。 - 移動体端末から固定電話への発信動作において、前記移動体端末から受信した発信先電話番号に基地局が市外局番を付加するための市外局番補完方法であって、
前記移動体端末からの発信要求に含まれていた前記発信先電話番号の先頭の番号の値により、該発信先電話番号に前記市外局番を付加する必要があるか否か判定するステップと、
前記市外局番を付加する必要がある場合に、前記基地局がカバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番のうち、前記発信先電話番号に付加され得るものを該発信先電話番号の桁数に基づいて選択し、該発信先電話番号に該市外局番を付加して選択候補として前記移動体端末に通知するステップと、
前記選択候補の中から、前記移動体端末の利用者が選択した、前記市外局番が付加された前記発信先電話番号を用いて発信するステップと、
前記市外局番を付加する必要が無い場合及び前記発信先電話番号に付加され得る市外局番がなかった場合に、前記市外局番を付加せず発信するステップを有する市外局番補完方法。 - 前記移動体端末の利用者が前記選択候補を選択する際に発信中止及び回線切断を選択可能である、請求項1または2記載の市外局番補完方法。
- 前記発信先電話番号に前記市外局番を付加して選択候補として前記移動端末へ通知する際、音声によるガイダンスで通知する、請求項1または2記載の市外局番補完方法。
- 移動体端末から固定電話への発信動作において、前記移動体端末から受信した発信先電話番号に市外局番を付加する市外局番補完装置であって、
前記移動体端末から前記固定電話への発信時に、前記移動体端末から前記発信先電話番号を受信する無線部と、
カバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番と、該市外地域内の市内局番及び加入者番号の桁数の和とを記憶しているエリア情報格納部と、
前記発信先電話番号の桁数及び先頭の番号の値により、該発信先電話番号に前記市外局番を付加する必要があるか否か判定し、前記市外局番を付加する必要がある場合に、前記基地局がカバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番のうち、前記発信先電話番号に付加され得るものを前記桁数に基づいて選択し、前記発信先電話番号に該市外局番を付加して選択候補として前記移動体端末に通知し、前記移動体端末の利用者が選択した、前記市外局番が付加された前記発信先電話番号を用いて発信し、前記市外局番を付加する必要が無い場合及び前記発信先電話番号に付加され得る市外局番が無い場合に、前記市外局番を付加せず発信する制御部とを有する市外局番補完装置。 - 移動体端末から固定電話への発信動作において、前記移動体端末から受信した発信先電話番号に市外局番を付加する市外局番補完装置であって、
前記移動体端末から前記固定電話への発信時に、前記移動体端末から前記発信先電話番号を受信する無線部と、
カバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番と、該市外地域内の市内局番及び加入者番号の桁数の和とを記憶しているエリア情報格納部と、
前記発信先電話番号の先頭の番号の値により、該発信先電話番号に前記市外局番を付加する必要があるか否か判定し、前記市外局番を付加する必要がある場合に、前記基地局がカバーするエリアに含まれる市外地域の市外局番のうち、前記発信先電話番号に付加され得るものを該発信先電話番号の桁数に基づいて選択し、該発信先電話番号に該市外局番を付加して選択候補として前記移動体端末に通知し、前記移動体端末の利用者が選択した、前記市外局番が付加された前記発信先電話番号を用いて発信し、前記市外局番を付加する必要が無い場合及び前記発信先電話番号に付加され得る市外局番がなかった場合に、前記市外局番を付加せず発信する制御部とを有する市外局番補完装置。 - 前記制御部は、前記移動体端末の利用者が前記選択候補を選択せず発信取り消しまたは切断要求を行った場合、発信を破棄して回線を切断する、請求項5または6記載の市外局番補完装置。
- 前記発信先電話番号に前記市外局番を付加して選択候補として前記移動端末へ通知する際に音声によるガイダンスを発生する音声応答部を更に有する、請求項5または6記載の市外局番補完装置。
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