JP3662375B2 - 帯状材料の供給方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、帯状材料の供給方法及びその装置に係わり、更に詳しくは、予め成形ドラムの周長に対応した幅に成形されたシート状の帯状材料を、成形ドラムの幅に対応させて切断し、この定尺切断された帯状材料を転送ロールを使用して搬送し、成形ドラム上に自動的に巻戻すことにより、帯状材料が皺にならず、しかもエア溜まり等が生ずることなく、予め重ね合わせて効率良く供給することが出来る帯状材料の供給方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤの成形工程において、タイヤ成形ドラム上でタイヤ構成材料としてのシート状の帯状材料(例えば、カーカス材料や、インナーライナー等)を複数枚重ね合わせて貼付ける場合、帯状材料の供給装置と成形ドラムとの間に、転送ロールを介在させて帯状材料を成形ドラム上へ移送して貼合わせるものであった。
【0003】
上記帯状材料の供給方法及び供給装置としては、例えば、特開昭55−30987号公報及び特開昭62−59664号公報に開示されているように、定尺切断されてコンベヤ先端まで搬送されて来た帯状材料を、転送ロールで吸着保持し、成形ドラム側に移送して巻付ける方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】
然しながら、上記のような供給方法は、いずれも転送ロールを多段の搬送コンベヤのプーリに接触させて固定した状態で、コンベヤで帯状材料を搬送させながら巻付ける方法であり、移送ロールとコンベヤプーリとの正確な位置関係及び接触圧を維持するのが困難であり、皺や蛇行等のトラブルが発生し易く、精度の高い貼付けを行うことが難しく、また成形サイズの変更時には、帯状材料の仕様幅が変わることから、帯状材料の段取り替え作業に多くの手間と時間がかかり、また供給装置のスペースも広く必要となり、生産性及び作業性を向上させることが難しいと言う問題があった。
【0005】
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、帯状材料を成形ドラム側に搬送する場合に、搬送コンベヤ等を用いることなく成形ドラムに精度良く帯状材料を巻付けることが出来、また成形サイズの変更に伴う帯状材料の段取り替え作業も不要とすることが出来、作業性及び生産性を著しく向上させることが出来る帯状材料の供給方法及びその装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するこの発明の帯状材料の供給方法は、予め成形ドラムの周長に対応した幅に成形されたシート状の帯状材料を、成形ドラムの軸心と平行な数箇所から所定の間隔を隔てて巻出し、該帯状材料を成形ドラムの幅に対応させて切断した後、前記成形ドラムのドラム幅中心線方向から供給して、成形ドラムに巻付ける帯状材料の供給方法において、前記成形ドラムの軸心と平行に配設され、かつ予め成形ドラムの周長に対応した幅に成形されたシート状の帯状材料を巻出して搬送する定尺コンベヤと、該帯状材料を成形ドラムの幅に対応させて切断する切断装置と、切断した帯状材料を引き取る引取コンベヤとからなる複数台の帯状材料の供給手段と、前記成形ドラムのドラム幅中心線方向に往復移動することで前記成形ドラムと複数台の帯状材料の供給手段の引取コンベヤとの間を移動可能に設置され、かつ昇降及び回転可能な転送ロールを使用し、前記転送ロールが回転すると共に成形ドラムのドラム幅中心線方向の一方向に移動しながら、切断手段により成形ドラムの幅に対応させて切断され引取コンベヤ上に引き取られた各帯状材料を、引取コンベヤを停止した状態で、順次その前端位置を所定の間隔だけずらして、転送ロールの外周面上に積層するように巻付けた後、この帯状材料を巻付けた転送ロールを成形ドラム側に移動させて該成形ドラムに積層した帯状材料を当接させ、成形ドラムと転送ロールを回転させながら積層した帯状材料を転送ロールから巻戻して成形ドラムに巻付けることを要旨とするものである。
【0007】
また、この発明の帯状材料の供給装置は、切断した帯状材料を巻付ける成形ドラムと、該成形ドラムの軸心と平行に配設され、かつ予め成形ドラムの周長に対応した幅に成形されたシート状の帯状材料を巻出して搬送する定尺コンベヤと、該帯状材料を成形ドラムの幅に対応させて切断する切断装置と、切断した帯状材料を引き取る引取コンベヤとからなる複数台の帯状材料の供給手段と、前記成形ドラムのドラム幅中心線方向に往復移動することで前記成形ドラムと複数台の帯状材料の供給手段との間を移動可能に設置され、かつ昇降及び回転可能な転送ロールとからなり、前記転送ロールが、回転すると共に成形ドラムのドラム幅中心線方向の一方向に移動しながら、複数台の帯状材料の供給手段の引取コンベヤ上に引き取られた定尺切断された各帯状材料を、引取コンベヤを停止した状態で、順次その前端位置を所定の間隔だけずらして、転送ロールの外周面上に積層するように巻付けた後、成形ドラム側に移動し、成形ドラム上に帯状材料を巻戻すように構成したことを要旨とするものである。
前記転送ロールのガイドフレームを、成形ドラムの軸心と平行な方向及び成形ドラムのドラム幅中心線方向に移動可能に構成し、複数台の転送ロールを取付けることも可能である。
更に、前記供給手段を1セット設置し、成形ドラムを2台以上設けることも可能である。
【0008】
この発明は、上記のように構成され、成形ドラムの幅に対応させて切断した帯状材料を、成形ドラムのドラム幅中心線方向に往復移動可能で、かつ昇降,回転可能な転送ロールの周面に回転及び転送させながら巻付け、この帯状材料を巻付けた転送ロールを成形ドラム側に移動させると共に、当接させて、成形ドラムの回転駆動により成形ドラム上に帯状材料を巻戻すことにより、従来のように、搬送コンベヤ等を用いることなく成形ドラムに精度良く帯状材料を巻付けることが出来、また成形サイズの変更に伴う帯状材料の段取り替え作業も不要とすることが出来、作業性及び生産性を著しく向上させることが出来るものである。
【0009】
また、帯状材料を、成形ドラムの軸心と平行な少なくとも数箇所から所定の間隔を隔てて巻出し、該帯状材料を成形ドラムの幅に対応させて切断した後、前記転送ロールの周面に、その前端位置を所定の間隔だけずらせて回転及び転送させながら順次巻付けた後、転送ロールを成形ドラム側に移動させると共に、当接させて、成形ドラムと転送ロールの回転駆動により成形ドラム上に帯状材料を巻戻すことにより、同様な効果を期待することが出来るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づきこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の帯状材料の供給装置の全体斜視図、図2は転送ロールの側面図、図3(a)〜(l)は、帯状材料の巻付け工程を示す説明図である。
前記帯状材料Wの供給装置は、図1に示すように、帯状材料Wの供給手段2と、成形ドラム1との間に設置され、かつ成形ドラム1のドラム幅中心線P−P方向に対して往復移動可能で、かつ昇降,回転可能な転送ロール3とから構成されている。
【0011】
前記供給手段2は、成形ドラム1のドラム軸4の軸心X−Xと平行に配設され、かつ予め成形ドラム1の周長に対応した幅L(実際には成形ドラム1の周長+ラップ代となる)に成形されたシート状の帯状材料Wを原反ロール5から巻出して搬送する定尺コンベヤ6と、前記帯状材料Wを成形ドラム1の幅に対応した材料の幅Hに対応させて切断する切断装置7と、切断した帯状材料Waを引き取る引取コンベヤ8とで構成され、この実施形態では、供給手段2が成形ドラム1のドラム軸4の軸心X−Xと平行に2台設置され、帯状材料Wとしてのカーカス材料Wxと、インナーライナーWyとを定尺切断して供給するように構成されている。
【0012】
なお、供給手段2の台数は、帯状材料Wの材質や種類等により、2台に限定されず、1台もしくは3台以上設置することも可能である。
前記定尺コンベヤ6と引取コンベヤ8とは、別駆動され、原反ロール5から巻出した帯状材料W(Wx,Wy)を切断装置7を通して引取コンベヤ8側に定尺送りし、その位置で定尺コンベヤ6と引取コンベヤ8との間に設置された切断装置7により帯状材料W(Wx,Wy)を定尺切断するものである。
【0013】
また、前記転送ロール3は、帯状ゴム材料W(Wx,Wy)の端末部を吸着保持する図示しない吸引吸着手段を備えており、また成形ドラム1のドラム幅中心線P−Pに対して、二本のガイドレール9a,9bが架設され、このガイドレール9a,9bに沿って移動可能なガイドフレーム10に、シリンダー等の昇降手段11とロール支持部材12(二本のガイドロッド12aと軸受け部材12bとからなる)を介して両端軸部3aが回転自在に支持されている。
【0014】
前記ガイドフレーム10は、ボールネジ及びサーボモータ等の移動手段13により供給手段2と成形ドラム1との間を往復移動し、それによりガイドフレーム10に支持された転送ロール3が、成形ドラム1と2台の供給手段2の引取コンベヤ8との間を移動できるようになっている。回転,かつ昇降可能な転送ロール3を、定尺切断されて搬送されて来た引取コンベヤ8上の帯状材料W(Wx,Wy)に対して直交する方向から圧着回転及び移動させて転送ロール3の外周面に帯状材料Wを巻付けるようにするものである。
【0015】
前記成形ドラム1の軸心X−Xの外周面は、転送ロール3の移送端末部において転送ロール3の中心と当接し、転送ロール3の外周面に巻付けられた帯状材料W(Wx,Wy)を成形ドラム1と転送ロール3とを回転駆動させながらその外周面に巻戻すように構成されている。
即ち、この発明の実施形態では、2台の供給手段2が設置してあるので、二枚の積層させた帯状材料W(Wx,Wy)を成形ドラム1と転送ロール3とを回転駆動させながらその外周面に巻戻すようにするものである。
【0016】
次に、上記実施形態の帯状材料W(Wx,Wy)の巻付け工程を図3(a)〜(l)を参照しながら説明する。
まず、第1番目の供給手段2の帯状材料Wx(例えば、カーカス材料)を転送ロール3で、巻付ける工程としては、図3(a)に示すように、引取コンベヤ8上に定尺切断された帯状材料Wxが供給されて定位置に停止すると、待機位置に位置する転送ロール3が昇降手段11を介して巻取り位置まで下降し(図3(b)参照)、転送ロール3の図示しない吸引吸着手段で帯状材料Wxの端末部を吸着保持させる。
【0017】
そして、図3(c)に示すように、移動手段13を介して転送ロール3の送りと、サーボモータによる回転とを同期させて、転送ロール3を回転させると共に成形ドラム1のドラム幅中心線方向の一方向に移動させながら、転送ロール3の外周面に定尺切断された帯状材料Wxを巻付けた後、帯状材料Wxを巻付けた転送ロール3は昇降手段11を介して上昇する(図3(d))。
上昇した帯状材料Wxを巻付けた転送ロール3は、移動手段13を介して第2番目の供給手段2側の待機位置まで移動し、図3(e)に示すように、引取コンベヤ8上の定位置に停止している定尺切断された帯状材料Wy(例えば、インナーライナー)上から下降する。
【0018】
そして、転送ロール3に巻付けられている帯状材料Wxに対して、定尺切断された帯状材料Wyの前端位置を所定の間隔ずらして上記と同様に圧着させる(図3(f))。
前記帯状材料Wx及び帯状材料Wyは、共に未加硫状態にあるため、転送ロール3を下降させて帯状材料Wxを帯状材料Wyに圧着させると簡単に密着し、このような状態から図3(g)に示すように、移動手段13を介して転送ロール3の送りと、サーボモータによる回転とを同期させて転送ロール3の外周面に巻付けてある帯状材料Wx上に定尺切断された帯状材料Wyを巻付けた後、帯状材料Wx,Wyを巻付けた転送ロール3は昇降手段11を介して上昇する(図3(h))。
【0019】
この上昇した帯状材料Wx,Wyを巻付けた転送ロール3は、図3(i)に示すように、成形ドラム1の近傍まで移動し、転送ロール3は、図3(j)に示すように、成形ドラム1の軸心と転送ロール3の軸心とが略一致する位置まで昇降手段11を介して下降し、この位置で転送ロール3を移動手段13を介して成形ドラム1側に移動させて積層された帯状材料Wx,Wyを成形ドラム1に押圧させる(図3(k))。
【0020】
そして、成形ドラム1の回転駆動と転送ロール3の圧着した状態の回転とを同期回転させながら、帯状材料Wy、即ち、インナーライナーを下にしてカーカス材料から成る帯状材料Wxを成形ドラム1の外周面に巻付けて1サイクルが完了する。
以上の工程を繰返し行うことで、従来のように、搬送コンベヤ等を用いることなく成形ドラム1に精度良く帯状材料を巻付けることが出来、また成形サイズの変更に伴う帯状材料Wx,Wyの段取り替え作業も不要とすることが出来、作業性及び生産性を著しく向上させることが出来るものである。
【0021】
また、上記の実施形態では、帯状材料Wx,Wyの供給手段2が、成形ドラム1のドラム幅中心線P−P方向に対して反対側に2台設置してあるが、同じ側に設置することも可能である。
また、転送ロール3のガイドフレーム10を、成形ドラム1の軸心と平行な方向及び成形ドラム1のドラム幅中心線方向P−Pに移動可能に構成し、複数台の転送ロール3を取付けたり、また供給手段2を1セット設置し、成形ドラム1を2台(成形機2台)以上設けることも可能である。なお、図1の実施形態では、成形ドラム1が1台に対して、供給手段2が1セットであり、このように構成することで、コストダウンを図ることが出来るものである。
【0022】
またタイヤを構成するシート状の帯状材料には、カーカス材料,インナーライナー等があるため、2種類の供給装置2が必要となり、またインナーライナーについては、ブチルゴム,タイゴムが二枚貼合わせているので、これを別々に貼合わせる場合には、3台の供給装置2が必要となる。なお、2プライタイヤの場合には、カーカスが2枚必要となる場合もある。
【0023】
従って、タイヤの種類によっては、成形ドラム1のドラム幅中心線方向P−Pに、成形ドラム1の軸心と平行で、かつ所定の間隔で供給手段2を複数台設置することも可能である。
また、前記転送ロール3のガイドフレーム10を、成形ドラム1の軸心と平行な方向及び成形ドラム1のドラム幅中心線方向P−Pに移動可能に構成し、複数台の転送ロール3を取付けることで、例えば、転送ロール3が成形ドラム1に対して巻付けを行っている間に、他の転送ロール3は、帯状材料の巻取りを行うことが出来、サイクルタイムの短縮を図ることが出来るものである。
【0024】
【発明の効果】
この発明は、上記のように構成したので、従来のように、成形ドラムの近傍へ帯状材料を移送する搬送コンベヤ等を用いることなく成形ドラムに精度良く、しかも効率的に帯状材料を巻付けることが出来、また成形サイズの変更に伴う帯状材料の段取り替え作業も不要とすることが出来、作業性及び生産性を著しく向上させることが出来る効果がある。
【0025】
また、搬送コンベヤ等を用いて転送ロールに帯状材料を巻付けないので、広いスペースも必要なく、設備費用としても安価とすることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の帯状材料の供給装置の全体斜視図である。
【図2】帯状材料Wx,Wyの巻取り状態を示す転送ロールの側面図である。
【図3】(a)〜(l)は、帯状材料の巻付け工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 成形ドラム 2 供給手段
3 転送ロール 4 ドラム軸
5 原反ロール 6 定尺コンベヤ
7 切断装置 8 引取コンベヤ
9a,9b ガイドレール 10 ガイドフレーム
11 昇降手段 12 ロール支持部材
12a ガイドロッド 12b 軸受け部材
13 移動手段 W 帯状材料(Wx,Wy)
P−P 成形ドラムのドラム幅中心線
X−X ドラム軸の軸心
L 成形ドラムの周長に見合った長さ
H 成形ドラム幅に対応した材料の幅 Wx カーカス材料
Wy インナーライナー
Claims (4)
- 予め成形ドラムの周長に対応した幅に成形されたシート状の帯状材料を、成形ドラムの軸心と平行な数箇所から所定の間隔を隔てて巻出し、該帯状材料を成形ドラムの幅に対応させて切断した後、前記成形ドラムのドラム幅中心線方向から供給して、成形ドラムに巻付ける帯状材料の供給方法において、
前記成形ドラムの軸心と平行に配設され、かつ予め成形ドラムの周長に対応した幅に成形されたシート状の帯状材料を巻出して搬送する定尺コンベヤと、該帯状材料を成形ドラムの幅に対応させて切断する切断装置と、切断した帯状材料を引き取る引取コンベヤとからなる複数台の帯状材料の供給手段と、前記成形ドラムのドラム幅中心線方向に往復移動することで前記成形ドラムと複数台の帯状材料の供給手段の引取コンベヤとの間を移動可能に設置され、かつ昇降及び回転可能な転送ロールを使用し、
前記転送ロールが回転すると共に成形ドラムのドラム幅中心線方向の一方向に移動しながら、切断手段により成形ドラムの幅に対応させて切断され引取コンベヤ上に引き取られた各帯状材料を、引取コンベヤを停止した状態で、順次その前端位置を所定の間隔だけずらして、転送ロールの外周面上に積層するように巻付けた後、この帯状材料を巻付けた転送ロールを成形ドラム側に移動させて該成形ドラムに積層した帯状材料を当接させ、成形ドラムと転送ロールを回転させながら積層した帯状材料を転送ロールから巻戻して成形ドラムに巻付けることを特徴とする帯状材料の供給方法。 - 切断した帯状材料を巻付ける成形ドラムと、該成形ドラムの軸心と平行に配設され、かつ予め成形ドラムの周長に対応した幅に成形されたシート状の帯状材料を巻出して搬送する定尺コンベヤと、該帯状材料を成形ドラムの幅に対応させて切断する切断装置と、切断した帯状材料を引き取る引取コンベヤとからなる複数台の帯状材料の供給手段と、前記成形ドラムのドラム幅中心線方向に往復移動することで前記成形ドラムと複数台の帯状材料の供給手段との間を移動可能に設置され、かつ昇降及び回転可能な転送ロールとからなり、前記転送ロールが、回転すると共に成形ドラムのドラム幅中心線方向の一方向に移動しながら、複数台の帯状材料の供給手段の引取コンベヤ上に引き取られた定尺切断された各帯状材料を、引取コンベヤを停止した状態で、順次その前端位置を所定の間隔だけずらして、転送ロールの外周面上に積層するように巻付けた後、成形ドラム側に移動し、成形ドラム上に帯状材料を巻戻すように構成したことを特徴とする帯状材料の供給装置。
- 前記転送ロールのガイドフレームを、成形ドラムの軸心と平行な方向及び成形ドラムのドラム幅中心線方向に移動可能に構成し、複数台の転送ロールを取付けた請求項2に記載の帯状材料の供給装置。
- 前記成形ドラムを2台以上設けた請求項2または3に記載の帯状材料の供給装置。
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