JP3661992B2 - 機器管理システム - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数のゲーム機を備えた遊戯施設等で、ゲーム機管理等に供される機器管理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
遊戯施設では各種のゲーム機を備えており、遊戯者は硬貨や遊戯施設独自のメダルをゲーム機の所定の投入口に所定の枚数投入し、当該ゲーム機の動作を開始させ、遊戯を行うものである。
【０００３】
ところで、前記遊戯施設の運営には、どの種類のゲーム機が遊戯者に好まれているというような各ゲーム機の稼働状況の管理（売り上げ管理）等は欠かすことのできない事項である。かかる管理を、従来は、遊戯施設の閉店後に各ゲーム機のコインボックスからコインを回収するに際し、当該ゲーム機に付設されているコイン投入カウンタの数値を確認し、その数値に基づいて行っているものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなゲーム機の稼働状況把握は、全てのゲーム機のコイン回収終了後でなければ把握できないという問題があった。
【０００５】
これに対し、売り上げ情報をリアルタイムに把握することのできる販売時点情報管理（ＰＯＳ）システムも存在する。このようなＰＯＳシステムにおいては、所定の管理ソフトに基づいて行うこととしているが、複数の遊戯施設を広範囲に展開（全国展開等）する場合に、ＰＯＳシステムを導入しようとすると、その管理ソフト等の開発による初期投資だけで膨大なコストがかかり、遊戯施設を新たに全国展開しようとしてもコストの制約を受け、資金力のある者のみが全国規模のＰＯＳシステム導入が行え、資金に乏しい業者はＰＯＳシステムによる複数の遊戯施設を広範囲に展開することができないか、従前の管理方法による展開によらざるを得ないという問題があった。
【０００６】
又、遊戯施設では新規なゲーム機の導入や、稼働率の悪いゲーム機の入れ替えがなされるなど、管理状況が逐次変化し、これら状況の変化等を全国規模など広範囲に収集して管理ソフトの改良を行うのが望ましいが、このような管理ソフトの改良を１運営会社が行うのは能力的に困難なものとなっている。
【０００７】
本発明は、資金力等に乏しい者であっても、的確な管理によって広範囲な展開を行うことが可能であり、しかも常に最適化された管理ソフトで管理を行うことのできる機器管理システムの提供を課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、複数の管理対象機の稼働情報を無線で入力するフロア管理機器と、前記各管理対象機の稼働管理に関するノウハウを含む複数のアプリケーションソフトを記憶したマスター管理機器とを備え、前記フロア管理機器は、インターネット接続により前記マスター管理機器のアプリケーションソフトの何れかをダウンロードして前記管理対象機の随時稼働管理が可能になることを特徴とする。
【０００９】
請求項２の発明は、請求項１記載の機器管理システムであって、前記管理対象機の稼働管理に関する各種情報を記憶したデータベースを備え、前記フロア管理機器は、インターネット接続により前記各種情報の何れかをダウンロードして前記管理対象機の随時稼働管理が可能になることを特徴とする。
【００１０】
請求項３の発明は、請求項１又は２記載の機器管理システムであって、前記管理対象機はゲーム機であり、該ゲーム機は、コインの投入を検出する投入センサと、該投入センサの検出出力に基づく情報及びゲーム機自体のコード情報の保持部と、該保持部の保持情報を無線発信する無線部とを備え、前記フロア管理機器は、前記各ゲーム機から出力される情報を無線で入力する無線部と、該無線入力した情報を前記ダウンロードしたアプリケーションソフト又はダウンロードしたアプリケーションソフト及び各種情報を用いて処理する処理部とを備えたことを特徴とする。
【００１１】
請求項４の発明は、請求項３記載の機器管理システムであって、前記管理対象機はゲーム機に関する集金装置又は両替装置を備え、該集金装置又は両替装置は、集金又は両替を検出する集金センサ又は両替センサと、該集金又は両替センサの検出出力に基づく情報の保持部と、該保持部の保持情報を無線発信する無線部とを備え、前記フロア管理機器の無線部は、前記集金装置又は両替装置から出力される情報をも無線で入力し、前記フロア管理機器の処理部は、前記集金装置又は両替装置から出力される情報を含めて無線入力した情報を前記ダウンロードしたアプリケーションソフト又はダウンロードしたアプリケーションソフト及び各種情報を用いて処理することを特徴とする。
【００１３】
【発明の効果】
請求項１の発明では、フロア管理機器は、インターネット接続によりマスター管理機器のアプリケーションソフトのいずれかをダウンロードして、管理対象機の随時稼働管理が可能になる。そして、ダウンロードしたアプリケーションソフトによりフロア管理機器は、管理対象機を、無線通信によるＰＯＳシステム等により的確に管理することができる。このため、管理対象機を備えた施設を広範囲に展開（全国展開等）する場合でも、安価に行うことができ、管理対象機を随時最適な運営方法で管理し把握することが可能となる。又、アプリケーションソフトに新たなノウハウを投入した場合でも、これを直ちにダウンロードして使用することができ、常に最適な運営を行うことができる。アプリケーションソフトに新たなノウハウを投入する場合は、ノウハウについての蓄積があるアプリケーションソフトの提供者が広範囲に展開されている施設の一部或いは全てから改良点を抽出することにより行うことができるから、施設の運営業者等は、自らアプリケーションソフトの改良等を行う必要はなく、しかも常に最適なアプリケーションソフトにより運営を行うことができる。無線通信によるＰＯＳシステム等による管理であるから、施設の運営業者等は、複数の管理対象機を最適配置等のために逐一配置換えし、或いは入れ替えても、直ちに売り上げ情報をリアルタイムに把握することができる。
【００１４】
請求項２の発明では、請求項１の発明の効果に加え、管理対象機の稼働管理に対する各種情報をデータベースが記憶し、フロア管理機器はインターネット接続により前記各種情報のいずれかをダウンロードして、管理対象機の随時稼働管理が可能になる。従って、管理対象機の運営業者等は、各種情報を記憶したデータベースを備える必要がなく、システムをより安価に構築することができる。
【００１５】
請求項３の発明では、請求項１又は２の発明の効果に加え、ゲーム機にコインが投入されると、投入センサによって検出され、その検出出力に基づく情報及びゲーム機自体のコード情報が保持部に保持され、該保持部の保持情報が無線部からフロア管理機器へ無線発信される。フロア管理機器が各ゲーム機から出力される情報を無線部から無線で入力し、無線入力した情報を前記ダウンロードしたアプリケーションソフト又はダウンロードしたアプリケーションソフト及び各種情報を用いて処理部により処理することができる。従って、各種ゲーム機を備えた遊戯施設を広範囲に展開（全国展開等）する場合でも、施設の運営業者等はアプリケーションソフトを容易にダウンロードして使用することができ、常に最適な運営状態でゲーム機を随時管理できながら低コストで展開することができる。
【００１６】
請求項４の発明では、請求項３の発明の効果に加え、集金装置又は両替装置の集金センサ又は両替センサが、集金又は両替を検出すると、その検出出力に基づく情報を保持部が保持し、該保持部の保持情報を無線部から無線発信することができる。そしてフロア管理機器の無線部は、集金装置又は両替装置から出力される情報をも無線で入力し、フロア管理機器の処理部は集金装置又は両替装置から出力される情報を含めて無線入力した情報をダウンロードしたアプリケーションソフト又はダウンロードしたアプリケーションソフト及び各種情報を用いて処理することができる。従って、集金装置又は両替装置を含めて最適な運営方法で随時管理することができ、遊戯施設を広範囲に展開する場合でも低コストで行うことができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の一実施形態に係る機器管理システムのブロック図を示している。図１の機器管理システムは、ゲーム機管理システムとして適用したもので、小出力の無線で確実にデータ伝送が可能な範囲、すなわち独立した店舗Ａ，Ｂ，・・・もしくは独立しているフロアを１単位として、フロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・が設置されている。このフロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・は、フロア（店舗Ａ，Ｂ，・・・）内の管理対象機として複数のゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・と、フロアで使用する走行式の集金装置７（店舗Ａにのみ図示）・・・と、フロアに設置した両替装置９（店舗Ａにのみ図示）・・・とに無線で接続されている。これら複数の店舗Ａ，店舗Ｂ，・・・は、全国展開など広範囲に設置されている。
【００１９】
前記複数の店舗Ａ，店舗Ｂ，・・・の各フロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・は、インターネット１５を介し、データセンター２１のマスター管理機器であるＰＯＳデータ管理サーバ１７に接続可能となっている。ＰＯＳデータ管理サーバ１７には、データセンター２１のデータベースとしてＰＯＳデータベース１９が接続されている。また、運営会社管理機器２２もインターネット接続が可能となっている。
【００２０】
前記店舗Ａ，Ｂ，・・・のフロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・は、主たる処理装置として例えばパソコンが使用されている。前記各フロアのフロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・、及びゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・などの具体的構成は図２のようになっている。
【００２１】
まず、ゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・については、ゲーム機３を代表して説明すると、コイン投入口２３と、コインボックス２５と、センサ部２７と、ゲーム機本体２９と、データ保持部（保持部）３１と、無線部３３とを備えている。
【００２２】
前記コイン投入口２３は、遊戯者がゲームを開始するためにコイン３５を投入する部分である。尚、ゲーム機３がメダルを使用する場合には、メダル投入口となる。前記センサ部２７は、コインの投入を検出する投入センサである。前記コインボックス２５は、投入されたコインを蓄える部分である。前記ゲーム機本体２９は、所定のゲーム基板等を備えた本体部分である。
【００２３】
前記データ保持部３１は、コイン投入口２３からコイン３５が投入されたときにセンサ部２７の接点スイッチオンの回数をカウントするカウント機能と、カウントデータ及び当該ゲーム機３の機体番号データ（ＩＤデータ）をメモリするメモリ機能と、指示信号によるデータクリア機能とを備えたもので、専用の基板として既設のゲーム機に組み込むものである。尚、データの保持には、電源遮断時にもデータが消失しないように、バックアップ電源が付設されている。
【００２４】
前記無線部３３は、省電力無線局を構成すればよいもので、一般的な無線機用のサブキャリアＭＫＳモデム用ＩＣ等を利用し、データ保持部２５の保持情報を無線発信し、またフロア管理機器１Ａからの指示信号の受信を行うものである。
【００２５】
前記フロア管理機器１Ａは、無線部３７と、パソコンからなるデータの処理部３９と、通信用のモデム４１とを備えている。前記無線部３７は、ゲーム機３から出力される情報を無線で入力し、データ伝送を行うものである。前記処理部３９は、パソコンからなり、無線入力した情報を前記ＰＯＳデータ管理サーバ１７及びＰＯＳデータベース１９からダウンロードしたアプリケーションソフト及び各種情報を用いてゲーム機３の無線式販売時点情報管理を行うものである。
【００２６】
このように本実施形態においては、処理部３９がアプリケーションソフト及び各種情報をダウンロードして処理を行うため、処理部３９にはメニューを主体とする基本ソフトのみが備えられている。そして、フロア管理機器１Ａは、ダウンロードしたアプリケーションソフトと各種情報とにより、ゲーム機３のデータ収集及び集計管理などを行うものである。更に、フロア管理機器１Ａは、データプリントアウト機能を具備している。
【００２７】
前記図１の両替装置９は、管理対象機を構成するもので、両替金額又は両替メダルの総数を両替として検出する両替センサと、両替センサの検出出力に基づく情報の保持部と、保持部の保持情報をフロア管理機器１Ａに無線発信する無線部とを備えている。
【００２８】
前記集金装置７は、管理対象機を構成するもので、本実施形態において走行式であり、集金センサとしてコイン等の計数機構と、前記ゲーム機３，５，・・・自体のコード情報としてＩＤコード（バーコード表示）の読み取り機構と、計数機構及び読み取り機構の検出出力に基づく情報の保持部と、該保持部の保持情報をフロア管理機器１Ａに無線発信する無線部とを備えている。
【００２９】
前記ＰＯＳデータ管理サーバ１７は、前記ゲーム機３，５，・・・，ゲーム機１１，１３，・・・、・・・の稼働管理に関するノウハウを含む複数のアプリケーションソフトを記憶している。このアプリケーションソフトは、店舗Ａ，Ｂ，・・・等の売り上げ情報をリアルタイムに把握する販売時点情報管理（ＰＯＳ）システムを構築するもので、前記のように無線通信と併せ、無線式販売時点情報管理システムとなっている。
【００３０】
又、各フロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・は、インターネット１５を介してＰＯＳデータ管理サーバ１７からアプリケーションソフトをダウンロードして、ゲーム機３等の稼働管理を行うものであり、ＰＯＳデータ管理サーバ１７は、アプリケーションソフトサービスプロバイダ（ＡＳＰ）として機能している。
【００３１】
前記ＰＯＳデータ管理サーバ１７に記憶されているアプリケーションソフトソフトとしては、ゲーム機３，５，・・・、集金装置７、両替装置９の機械管理、売り上げ管理の他、店舗内スタッフの出退勤管理等のソフトウェアであり、随時稼働管理に関する高度なノウハウを含んだものとなっている。
【００３２】
前記ＰＯＳデータベース１９には、ゲーム機３，５，…の機械情報として機種名（筐体名）、ゲーム名（基板名）、投入口数、種類、料金設定（５０円，１００円，…）、購入年月日、価格、減価償却、寸法、重量、部品交換履歴、修理履歴、店舗情報、売り上げ情報、・・・などが記憶されている。
【００３３】
前記データセンター２１には、各ゲーム機３，５，…に料金が投入されるたびに店舗Ａ，Ｂ，・・・側から料金情報が自動発信され、専用線とインターネット１５とを経由して伝送され、全て保存されるようになっている。
【００３４】
前記運営会社管理機器２２は、前記フロア管理機器１Ａなどと同様な構成となっており、データセンター２１のＰＯＳデータ管理サーバ１７、ＰＯＳデータベース１９等からアプリケーションソフト、各種情報、蓄積情報をダウンロードして随時稼働管理を行うことができるようになっている。この随時稼働管理は、全国の店舗（フロア）Ａ，Ｂ，・・・のフロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・のデータの管理、集計、分析、並びにデータプリントアウトなどとなっている。
【００３５】
そして、各店舗Ａ，Ｂ，・・・での営業により遊戯者は、ゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・を好みに応じて楽しむことになる。ゲーム機３等の作動は、各ゲーム機３等にコイン、メダル等が投入されてから開始する。従って、コイン等の投入をセンサ部２７で感知し、データ保持部３１でコイン等の投入数をカウントすると、当該ゲーム機３等の稼働状況を随時管理し把握することができる。
【００３６】
そこで毎時００分というように、各ゲーム機３等に予めプログラムしていた各ゲーム機３等特有の時間又はフロア管理機器１Ａ等からの指示信号（当該ゲーム機のＩＤ番号の無線信号）の受信時に、ゲーム機３等の機体番号とカウントデータとが無線部３３から発信され、フロア管理機器１Ａ等は、このデータ信号を受信する。このようにして、フロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・は、その管理下の全てのゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・の全てのデータを受信し、整理、集計するものである。
【００３７】
この整理、集計に際しては、店舗スタッフがフロア管理機器１Ａ，１Ｂ・・・を操作して、インターネット１５に接続し、ＰＯＳデータ管理サーバ１７から必要なアプリケーションソフトをダウンロードすると共に、ＰＯＳデータベース１９から必要な情報をダウンロードして行うことになる。
【００３８】
例えば、ＰＯＳデータ管理サーバ１７から売り上げ帳票のソフトをダウンロードし、ＰＯＳデータベース１９から機種名、ゲーム名、料金設定等のデータをダウンロードして処理を行い、売り上げ帳票としてプリントアウトすることができる。
【００３９】
又、同様な操作は運営会社管理機器２２によっても行うことができる。更にデータセンタ２１には、各ゲーム機３，５，・・・に料金が投入されるたびに料金情報が自動発信され保存されているため、運営会社管理機器２２は、インターネット１５を介しＰＯＳデータ管理サーバ１７及びＰＯＳデータベース１９に接続し、データセンタ２１に保存されているデータに基づいて全国の店舗Ａ，Ｂ，・・・、各ゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・の売り上げ金額などを随時把握することができる。
【００４０】
従って、店舗スタッフが料金集計作業をしなくて済み、利用者へのサービス時間を増やすことができ、店舗Ａ，Ｂ，・・・の環境が大幅に改善されることになる。
【００４１】
このようにして各ゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，、・・・の稼働状況は、各ゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・のコインボックスのコイン、メダル等の数を確認する必要がなく、任意に定めた時点にコイン投入カウント数に基づいて容易に把握することができる。
【００４２】
又、店舗の営業終了時に両替装置９のデータを受信し、さらに集金装置７により各ゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・の各コインボックスから集金してコイン金額の合計又はメダルの枚数等を検出し、当該ゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・のＩＤナンバーと共に検出データをフロア管理機器１Ａ，１Ｂ，・・・に送り、前記同様ＰＯＳデータ管理サーバ１７からアプリケーションソフトを、ＰＯＳデータベース１９から必要な情報をそれぞれダウンロードして、各ゲーム機３，５，・・・、ゲーム機１１，１３，・・・、・・・からの無線送信による先のデータとの一致の有無を確認することができる。
【００４３】
このようにしてＰＯＳデータ管理サーバ１７から高度なノウハウを含むアプリケーションソフトをダウンロードしてゲーム機３等の稼働管理を行うことができるため、店舗Ａ，Ｂ，・・・を新たに全国展開するような場合でも、店舗Ａ，Ｂ，・・・の運営会社は、自らアプリケーションソフトの開発を行う必要がなく、極めて安価に全国展開することができる。
【００４４】
すなわち、全国規模のＰＯＳ導入には、初期投資だけで数億円がかかると見られるが、本システムでは初期投資が無線式ＬＡＮ構築程度で済み、しかも売上高に対し３％程度の運用手数料で高度なノウハウを含むアプリケーションソフトを利用することができる。従って、特定業種向けソフトウェアによって、仕事のノウハウを提供し、ノウハウ使用料をソフトウェア使用料金として徴収することにより、最適化された運営を行っている事業者の仕事のノウハウを直ちに得ることができ、画一的に最適な仕事を行うことができ、業績改善に極めて有利である。
【００４５】
又、アプリケーションソフトに新たなノウハウを投入する場合は、ノウハウについての蓄積があるアプリケーションソフトの提供者が広範囲に展開されている施設の一部或いは全てから改良点を抽出することにより行うことができるから、施設の運営業者等は、自らアプリケーションソフトの改良等を行う必要はなく、しかも常に最適なアプリケーションソフトにより運営を行うことができる。
【００４６】
更に、遊戯施設では、新機種の導入や旧機種から人気機種への配置換えが頻繁にあり、大型施設では１拠点２００〜３００台のゲーム機が設置されており、上記無線式販売時点情報管理とすることによって、配置換え、入れ替えを自由に行っても直ちに稼働管理を開始することができ、極めて便利である。
【００４７】
このように、ＡＳＰと無線式ＰＯＳシステムを組み合わせたＡＳＰ型ＰＯＳシステムは、経営環境の厳しい業界にもデータを駆使した経営手段を導入する機会を拡げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る全体ブロック図である。
【図２】一実施形態に係り、フロア管理機器とゲーム機のブロック図である。
【符号の説明】
１Ａ，１Ｂ，・・・ フロア管理機器
３，５，・・・、１１，１３，・・・ ゲーム機（管理対象機）
７ 集金装置（管理対象機）
９ 両替装置（管理対象機）
１５ インターネット
１７ ＰＯＳデータ管理サーバ（マスター管理機器）
１９ ＰＯＳデータベース（データベース）
２１ データセンタ
２２ 運営会社管理機器
２７ センサ部（投入センサ）
３１ データ保持部（保持部）
３３ 無線部
３７ 無線部
３９ 処理部

Claims (4)

1. 複数の管理対象機の稼働情報を無線で入力するフロア管理機器と、
   前記各管理対象機の稼働管理に関するノウハウを含む複数のアプリケーションソフトを記憶したマスター管理機器とを備え、
   前記フロア管理機器は、インターネット接続により前記マスター管理機器のアプリケーションソフトの何れかをダウンロードして前記管理対象機の随時稼働管理が可能になることを特徴とする機器管理システム。
2. 請求項１記載の機器管理システムであって、
   前記管理対象機の稼働管理に関する各種情報を記憶したデータベースを備え、
   前記フロア管理機器は、インターネット接続により前記データベースから各種情報の何れかをダウンロードして前記管理対象機の随時稼働管理が可能になることを特徴とする機器管理システム。
3. 請求項１又は２記載の機器管理システムであって、
   前記管理対象機はゲーム機であり、該ゲーム機は、コインの投入を検出する投入センサと、該投入センサの検出出力に基づく情報及びゲーム機自体のコード情報の保持部と、該保持部の保持情報を無線発信する無線部とを備え、
   前記フロア管理機器は、前記各ゲーム機から出力される情報を無線で入力する無線部と、該無線入力した情報を前記ダウンロードしたアプリケーションソフト又はダウンロードしたアプリケーションソフト及び各種情報を用いて処理する処理部とを備えたことを特徴とする機器管理システム。
4. 請求項３記載の機器管理システムであって、
   前記管理対象機はゲーム機に関する集金装置又は両替装置を備え、該集金装置又は両替装置は、集金又は両替を検出する集金センサ又は両替センサと、該集金又は両替センサの検出出力に基づく情報の保持部と、該保持部の保持情報を無線発信する無線部とを備え、
   前記フロア管理機器の無線部は、前記集金装置又は両替装置から出力される情報をも無線で入力し、前記フロア管理機器の処理部は、前記集金装置又は両替装置から出力される情報を含めて無線入力した情報を前記ダウンロードしたアプリケーションソフト又はダウンロードしたアプリケーションソフト及び各種情報を用いて処理することを特徴とする機器管理システム。

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