JP3659626B2 - 洋風水洗式便器 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は洋風水洗式便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、陶磁器製の洋風便器本体と、この洋風便器本体の後部に設けられた機能装置とを備えた洋風水洗式便器が知られている。
【0003】
機能装置として公知の例えばシャワートイレは、洋風便器本体に取り付けられるベースプレートと、このベースプレート上に固定された局部洗浄機構を構成する各部品と、各部品を内装する本体カバーと、本体カバーに揺動可能に設けられた暖房便座と、本体カバーに揺動可能に設けられた便蓋とからなる。かかるシャワートイレは、各部品の協働作用により、暖房便座を介して着座した人の局部を洗浄可能であるという機能を洋風便器本体に付与することができる。
【0004】
また、近年のシャワートイレは、少なくとも洋風便器本体の鉢面後方を露出すべく上昇可能に設けられている。かかるシャワートイレでは、上昇されることにより、少なくとも洋風便器本体の鉢面後方を露出し、これによりそこの汚れを水洗い等で容易に清掃できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように上昇可能な機能装置を備えた洋風水洗式便器では、機能装置の上昇時、機能装置自身が洋風便器本体に影を落とし、鉢面後方の清掃性を阻害しやすい。
【0006】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、上昇可能な機能装置を備えた洋風水洗式便器が高い清掃性を発揮できるようにすることを解決すべき課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の洋風水洗式便器は、洋風便器本体と、該洋風便器本体の後部に設けられ、ベースプレート上に固定された該洋風便器本体に種々の機能を付与可能な部品を本体カバーで内装した機能装置とを備え、該機能装置は少なくとも該洋風便器本体の鉢面後方を露出すべく上昇可能に設けられた洋風水洗式便器において、
【0008】
前記機能装置の前記部品の少なくとも一つは該機能装置の上昇時に露出する部分を照射可能な照明器具であることを特徴とする。
【0009】
本発明の洋風水洗式便器では、機能装置の部品の一つである照明器具が機能装置の上昇時に露出する部分を照射するため、機能装置自身による影がなくなり、洋風便器本体の鉢面後方の清掃性が向上する。
【0010】
したがって、本発明の上昇可能な機能装置を備えた洋風水洗式便器は、高い清掃性を発揮できる。
【0011】
照明器具は、機能装置の下降時に消灯し、該機能装置の上昇時に点灯するものであることが好ましい。こうであれば、省電力により、ランニングコストの低廉化を実現できる。
【0012】
他方、照明器具は機能装置の下降時にも点灯するものであることも好ましい。こうであれば、暗いトイレ室であっても、洋風便器本体と機能装置との間等から漏れる光により洋風水洗式便器回りを僅かには照らすことができる。このため、例えば真夜中の小用時等の便宜性及び美観を向上させることができる。
【0013】
また、照明器具は、機能装置の上昇時に便座が水平状態又は下降回動状態にあれば、点滅するものであることが好ましい。こうであれば、これらの状態を使用者に認知させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。
実施形態の洋風水洗式便器は、図1及び図2に示すように、陶磁器製の洋風便器本体1と、この洋風便器本体1の後部に設けられた機能装置としてのシャワートイレ2を備えている。
【0015】
シャワートイレ2は、フロントベースプレート3aと、このフロントベースプレート3a上に固定された局部洗浄機構を構成するノズル3b等の部品と、ノズル3b等の部品を内装する本体カバー3dと、本体カバー3dに揺動可能に設けられた暖房便座3eと、本体カバー3dに揺動可能に設けられた便蓋3fとを有している。
【0016】
フロントベースプレート3aには、図3に示すように、シャワートイレ2の裏面側に開く開口3eが形成されている。開口3e内では、図4に示すように、略筒状の透明ケース3fがその下端を開口3e内に位置させるように設けられている。透明ケース3f内にはリード線3iが基板3hと接続された照明器具としてのLED素子3gが収納され、基板3hはLED素子3gを封止状態で収納すべく透明ケース3fにシリコンシーラにより固定されている。LED素子3gのリード線3iは図示しない電源及びリミットスイッチに接続されている。リミットスイッチは、シャワートイレ2の下降時に洋風便器本体1との接触によりLED素子3gを消灯し、シャワートイレ2の上昇時に洋風便器本体1と離反してLED素子3gを点灯するようになっている。
【0017】
また、図1に示すように、このシャワートイレ2は、リアベースプレート4aと、このリアベースプレート4a上に固定された局部洗浄機構の残部を構成する温水タンク4b、便器洗浄機構を構成するバルブ等及びフロントベースプレート3aをリアベースプレート4aに対して昇降可能に設ける昇降機構のラックアンドピニオン等の部品とを有している。なお、リアベースプレート4aの水平方向の全周囲には温水タンク4b等を囲包する隠蔽部材5が立設されている。
【0018】
かかる温水タンク4b等をもつリアベースプレート4aは、図示しない一対のボルト取付穴に図示しないボルトが挿通され、これらのボルトが洋風便器本体1に貫設された図示しない便座取付け穴に挿通されて図示しないナットが締結されることにより固定される。フロントベースプレート3aは、ノズル3b等、本体カバー3d、暖房便座3e及び便蓋3fとともに、昇降機構によりリアベースプレート4aに対して垂直に昇降可能になっている。図1に示すように、フロントベースプレート3a等が下降している際、温水タンク4b等は本体カバー3dにより内装されている。
【0019】
かかるシャワートイレ2を備えた洋風水洗式便器では、シャワートイレ2の局部洗浄機構により、暖房便座3eを介して着座した人の局部を洗浄可能である。また、この洋風水洗式便器では、シャワートイレ2の便器洗浄機構により、洋風便器本体1を洗浄可能である。
【0020】
また、この洋風水洗式便器では、図2に示すように、シャワートイレ2のフロントベースプレート3a等が昇降機構により上昇可能になっており、これにより洋風便器本体1の鉢面後方が露出するようになっている。このため、洋風便器本体1の鉢面後方の汚れを水洗い等で容易に清掃できる。この際、この洋風水洗式便器では、シャワートイレ2の部品の一つであるLED素子3gがシャワートイレ2の上昇時に露出する部分を照射するため、シャワートイレ2自身による影がなくなり、洋風便器本体1の鉢面後方の清掃性が向上する。
【0021】
したがって、この上昇可能なシャワートイレ2を備えた洋風水洗式便器は、高い清掃性を発揮できる。特に、この洋風水洗式便器では、シャワートイレ2の下降時にLED素子3gが消灯し、シャワートイレ2の上昇時にLED素子3gが点灯するため、省電力であり、ランニングコストの低廉化を実現できる。
【0022】
なお、リミットスイッチを除き、シャワートイレ2の下降時にもLED素子3gが点灯するようにすることもできる。こうであれば、暗いトイレ室であっても、洋風便器本体1とシャワートイレ2との間等から漏れる光により洋風水洗式便器回りを僅かには照らすことができるため、例えば真夜中の小用時等の便宜性及び美観を向上させることができる。
【0023】
また、シャワートイレ2の上昇時に暖房便座3eが水平状態又は下降回動状態にある場合において、LED素子3gが点滅するようにすることもできる。こうであれば、これらの状態を使用者に認知させることができるため、使用者がこの状態で暖房便座3eに着座することを防止し、洋風水洗式便器の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の洋風水洗式便器に係り、シャワートイレ降下時の側面図である。
【図2】実施形態の洋風水洗式便器に係り、シャワートイレ上昇時の側面図である。
【図3】実施形態の洋風水洗式便器に係り、シャワートイレの一部省略斜視図である。
【図4】実施形態の洋風水洗式便器に係り、シャワートイレの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…洋風便器本体
3a…フロントベースプレート
4a…リアベースプレート
3b、4b、3g…部品(3b…ノズル、4b…温水タンク、3g…照明器具(LED素子))
3d…本体カバー
2…機能装置(シャワートイレ)
Claims (4)
- 洋風便器本体と、該洋風便器本体の後部に設けられ、ベースプレート上に固定された該洋風便器本体に種々の機能を付与可能な部品を本体カバーで内装した機能装置とを備え、該機能装置は少なくとも該洋風便器本体の鉢面後方を露出すべく上昇可能に設けられた洋風水洗式便器において、
前記機能装置の前記部品の少なくとも一つは該機能装置の上昇時に露出する部分を照射可能な照明器具であることを特徴とする洋風水洗式便器。 - 照明器具は、機能装置の下降時に消灯し、該機能装置の上昇時に点灯するものであることを特徴とする請求項1記載の洋風水洗式便器。
- 照明器具は機能装置の下降時にも点灯するものであることを特徴とする請求項1記載の洋風水洗式便器。
- 照明器具は、機能装置の上昇時に便座が水平状態又は下降回動状態にあれば、点滅するものであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の洋風水洗式便器。
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