JP3658404B2 - 投影装置 - Google Patents

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Description

本発明は投影装置に関し、特に液晶表示素子(液晶パネル)の画像を、投影レンズで、スクリーン又は壁に拡大投影する液晶プロジェクターに好適なものである。
従来より、液晶パネルを光源からの光束により照明し、液晶パネルからの透過光又は反射光に基づく画像を、投影レンズにより、スクリーン又は壁に拡大投影する液晶プロジェクターが種々と提案されている。
高コントラストの画像が比較的容易に得られるTN型の液晶パネルは液晶の持つ偏光特性を利用している。このために、通常、液晶パネルの前後に偏光子と検光子が設けられている。これらのような偏光フィルターは入射する光の特定の偏光方向の偏光光を透過させ、この偏光方向と直交する偏光方向の偏光光を遮断する特性を有している。この為、液晶プロジェクターの光源からの光は偏光子で少なくとも半分は遮断されることになり、投影した画像の明るさは十分なものではなかった。
図23はこの明るさの問題を解決した特許文献1に提案されているプロジェクターの要部概略図である。
同図の液晶プロジェクターは、光源201からの光束を赤外カットフィルター208,レンズ207を介してランダム偏光光を直交する2つの偏光成分(P偏光,S偏光)に分離する偏光分離素子202に入射させている。偏光分離素子202を通過した光束のうち反射光であるS偏光光の光路に1/2波長板203を設けている。1/2波長板によりそれを透過する偏光光の偏光方向を90°回転させて透過光であるP偏光光と同じにして射出している。そして偏光分離素子202からの2つの偏光光の光路を折り曲げミラー209とプリズム204を使って液晶パネル205上で重ね、光源201からの全ての光が利用できるようにしている。
同図に示す液晶プロジェクターにおいては偏光分離素子202はレンズ207やリフレクター206と同程度の大きさが必要で、大きくて高価なものになってしまう欠点があり、さらには光束を2つに分離する為に照明光束が従来の略2倍の大きさになり、照明光束が全て投射レンズを透過するようにする為には、投射レンズの開口径(FNO )が従来の2倍以上必要となり設計上、不利となる問題もあった。
これに対し、特許文献2の液晶プロジェクター用の照明装置は、偏光分離素子と折り曲げミラーと1/2波長板を夫々アレイ化することによって偏光変換部の薄型化を達成し、しかも照明光束の大きさは従来と同程度に維持して、従来の投影レンズを使えるようにしている。
特開昭61−90584号公報 特開平8−304739号公報
しかしながら、現在、特開平8−304739号公報のものよりも更に小さい偏光変換部を有する照明装置や投影装置が望まれている。
本発明は、従来よりも偏光変換部を小さくでき、従来よりも偏光変換部を小さくできる、液晶プロジェクター等の投影装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の撮像装置は、複数の画像表示素子と、光源からの光で前記複数の画像表示素子を照明する照明光学系とを有する投影装置であって、
前記照明光学系が、前記光源からの光を反射して平行光に変換する放物面ミラーと、該放物面ミラーからの前記平行光を収斂光に変換する凸レンズと、前記収斂光を平行な状態に変換する凹レンズと、正の屈折力を有する複数の第1レンズを含み、前記光源からの光を複数の光束に分割する第1レンズアレイと、前記第1レンズアレイの集光位置近傍に、前記複数の第1レンズに対応して配置された、正の屈折力を有する複数の第2レンズを有する第2レンズアレイと、前記第2レンズアレイからの複数の光束各々を受光する複数の受光部を有し、前記複数の光束各々を特定の方向に偏光した直線偏光光に変換する偏光変換素子アレイとを有することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記偏光変換素子アレイからの光を色分解する色分解光学系と、前記偏光変換素子アレイと前記色分解光学系との間に配置され、正の屈折力を有する集光レンズと、前記色分解光学系と前記複数の画像表示素子各々との間の光路上に配置された複数のコンデンサーレンズとを有することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記複数のコンデンサーレンズの前記複数の画像表示素子側の面が平面であることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、前記凸レンズは平凸レンズであって、前記平凸レンズの平面が前記光源側に向いていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項の発明において、前記凹レンズは平凹レンズであって、前記平凹レンズの凹面が前記光源側に向いていることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項の発明において、前記偏光変換素子アレイから出射する光を色分解する色分解光学系と、前記色分解光学系と各々の前記複数の画像表示素子との間の光路上に配置された複数のコンデンサーレンズと、前記偏光変換素子と前記色分解光学系との間に配置された集光レンズと、前記複数の画像表示素子からの光を投射する投射光学系とを有することを特徴としている。
本発明によれば以上のように、各要素を設定することにより、従来よりも偏光変換部を小さくでき、従来よりも偏光変換部を小さくできる、液晶プロジェクター等の投影装置を達成することができる。
図1は本発明の実施形態1の要部概略図である。図中230は照明装置の一部分又は全部、1はメタルハライドランプ等の放射光源である。2は反射面が放物面から成るリフレクターである放物ミラーであり、光源1からの光束を反射して平行光に変換し、この平行光をレンズ3に入射させている。レンズ3は正の屈折力を有している。
4は第1凸レンズアレイであり、正の屈折力を有するレンズ4aを複数個有する板から成っている。5は凹レンズであり、負の屈折力を有している。6は第2凸レンズアレイであり、第1凸レンズアレイ4の個々のレンズ4aに対応した正の屈折力を有するレンズ6aを有する板から成っている。7は偏光変換素子アレイであり、図2に示す構成を有し、偏光変換素子毎に入射する無偏光(ランダム偏光)の光を特定の方向に偏光した直線偏光光として射出させている。各偏光変換素子から射出する偏光光の偏光方向は、図2が示す通り、互いに一致している。
8は集光レンズであり、正の屈折力を有している。9はコンデンサーレンズであり、照明光をパネル10を介して投射レンズ11の入射瞳(開口絞り)に集光している。10は液晶パネルより成る画像表示素子である。投射レンズ11は正の屈折力を有し、画像表示素子10が形成した画像をスクリーン又は壁上に拡大投影している。
凹レンズ5は各偏光変換素子7において対応する光束が素子7の受光部7iのみに入射するように第1凸レンズアレイ4からの互いに非平行な複数の光束を互いに平行な状態にし且つ光軸とも平行な状態にする。
本実施形態において、光源1は点光源であることが望ましいが、光源1が拡がりを有していても良い。光源1に拡がりがある場合は、第1凸レンズアレイ4からの光束にも拡がりが生じる為に、第1凸レンズアレイ4による各光束の集光位置の近傍に、該第1凸レンズアレイ4の各レンズに対応した凸レンズ(フィールドレンズ)を配置した第2凸レンズアレイ6を設けている。
本実施形態においては第1凸レンズアレイ4を収斂光の光路中に設けることにより、それによって生成される2次光源の大きさを小さくしており、そのため偏光変換素子アレイ7の大きさも2次光源の大きさに応じて小さくすることができるので、凹レンズ5,第2凸レンズアレイ6,偏光変換素子アレイ7のそれぞれの外径を集光ミラーの外径よりも小さくし、これによって装置全体の小型化を図っている。
尚、ここで、凸レンズと記載しているものは、正の屈折力を有するレンズを指す。従って、本発明においては、所謂凸面を有していない、正の屈折力を有するフレネルレンズや正の屈折力を有する屈折率分布型のレンズも使用できる。また、凹レンズと記載しているものは、負の屈折力を有するレンズを指す。従って、本発明においては、所謂凹面を有していない、負の屈折力を有するフレネルレンズや負の屈折力を有する屈折率分布型レンズも使用できる。
次に、偏光変換素子アレイ7の構成について図2を用いて説明する。偏光変換素子アレイ7は、第2凸レンズアレイ6の個々のレンズ6aに対応させて偏光変換素子を並べたものであり、各素子は偏光分離面7aと、偏光分離面7aで反射したS偏光光の光路を90°折り曲げる反射面7bと、偏光分離面7aを透過したP偏光光の光路又は反射したS偏光光の光路に設けられた2分の1波長板(λ/2板)7cを有している。図2では偏光分離面7aで反射したS偏光光の光路中にλ/2板7cを設けている。
次に本実施形態の光源1からの光路について図3と図4を用いて説明する。図2と図3において、光源1が放射した光は放物ミラー2により、画像表示素子10がある方向に反射され、平行光となり、凸レンズ3を介して第1レンズアレイ4に入射して複数の光束に分けられ、第2凸レンズアレイ6近傍の放物ミラー2の外径よりも小さい範囲にこの複数の光束が複数の集光点を形成する。凹レンズ5は第1凸レンズアレイ4からの複数の光束を互いに平行にし、偏光変換素子アレイ7に入射する各光束の向きを揃えた後で、第2凸レンズアレイ6に導光している。第2凸レンズアレイ6を透過した各光束は偏光変換素子アレイ7の対応する偏光変換素子に入射している。
各偏光変換素子に入射した光束は、偏光分離面7aにより偏光方向が互いに直交しているS偏光とP偏光の光に分離され(←→,・)、このうち偏光分離面7aで反射したS偏光光(←→)は、反射面7bで反射し、2分の1波長板7cを透過し、1/2波長板により偏光分離面7aを透過したP偏光光と同じ偏光方向の光(・)に変換される。従って偏光変換素子アレイ7より互いに偏光方向が同じである複数の光束が射出する。偏光変換素子アレイ7からの複数の光束は集光レンズ8とコンデンサーレンズ9とにより画像表示素子10上で合成される。
画像表示素子10を透過した光束は、投射レンズ11に導かれ、レンズ11によって画像表示素子10が形成した画像をスクリーンや壁などに形成している。
図4,図5は図3の一部分の拡大説明図である。図4,図5は光源1からの光束に拡がりがある通常の場合の光路を示している。光源1からの光束に拡がりがあると放物ミラー2から射出される光の角度が均一でなくなり、第1凸レンズアレイ4で集光される各光束にも拡がりが生じ、結像点も拡がる。
そこで本実施形態では第1凸レンズアレイ4からの複数の光束の集光点近傍に設けた第2凸レンズアレイ6の各レンズ601の作用により、第1凸レンズアレイ4の各レンズからの光束に含まれている互いに進行方向が異なる複数の光線の向きを揃え、この光束の拡がりをおさえている。
尚、本実施形態において凸レンズ3と第1凸レンズアレイ4は図6のように一体構成としたレンズLa1としても良いし、図7のように第1凸レンズアレイ4の各レンズを中心方向に偏心させた構成のレンズLa2だけでも良い。
又、凹レンズ5と第2凸レンズアレイ6は図8のように第2レンズアレイ6の各レンズを周辺方向に偏心させた構成のレンズLa3だけでも良い。又、第2凸レンズアレイ6は図9のように偏光変換素子アレイ7と集光レンズ8との間に設けても良く、さらには図10のように第2凸レンズアレイ6の各レンズを中心方向に偏心させた構成のレンズLa4だけでも良い。
尚、本実施形態は図22に示すように集光レンズ8と画像表示素子10の間に複数枚のダイクロミラー等から成る色分解系101を設け、画像表示素子10と投射レンズ11の間にダイクロプリズムなどから成る色合成系109を設けることにより、画像表示素子10をRGB用に3枚用いた3板式の液晶プロジェクターにもそのまま使うことができる。
図11は本発明の実施形態2の要部概略図である。図中、230は照明装置の一部又は全部、図1で示した要素と同一要素には同符番を付している。本実施形態は図1の実施形態1に比べてレンズ3を省略し、放物ミラー2の代わりに反射面が楕円面から成るリフレクター2である楕円ミラーによってその焦点位置におかれた光源1からの光束を、収斂光束に変換して、該収斂光束を第1凸レンズアレイ4に入射させている点が異なっているだけであり、その他の構成は同じである。
図12は本発明の実施形態3の要部概略図である。図中1はメタルハライドランプ等の放射光源である。2は反射面が楕円面から成るリフレクターである楕円ミラーであり、ミラー2でその焦点位置におかれた光源1からの光束を反射集光して収斂光束に変換し、凹レンズ5に入射させている。凹レンズ5は負の屈折力を有している。
4は第1凸レンズアレイであり、正の屈折力を有する凸レンズ4aを複数個並べた板から成っている。6は第2凸レンズアレイであり、第1レンズアレイ4の個々のレンズ4aに対応した正の屈折力を有する複数の凸レンズ6aを並べた板から成っている。71は偏光変換素子アレイであり、図14に示す構成より成り、入射する無偏光(ランダム偏光)の光を特定の方向に偏光した直線偏光光に変換して射出させている。8は集光レンズであり、正の屈折力を有している。9はコンデンサーレンズであり、照明光を液晶パネル10を介して投射レンズ11の入射瞳(開口絞り)に集光している。10は液晶パネルより成る画像表示素子である。投射レンズ11は正の屈折力を有し、画像表示素子10が形成した投影画像をスクリーン又は壁上に拡大投影している。
次に偏光変換素子アレイ71の構成について図14を用いて説明する。偏光変換素子アレイ71の各偏光変換素子は第2凸レンズアレイ6の個々のレンズ6aに対応して設けられており、この素子は偏光分離面71aと、偏光分離面71aで反射したS偏光光の光路を折り曲げる反射面71bと、偏光分離面71aを透過したP偏光光の光路に設けた第1の2分の1波長板71cと、S偏光光の光路に設けられた第2の2分の1波長板(λ/2板)71dを有している。これによって射出光束の偏光状態を揃えて射出している。
次に本実施形態の光路について図13,図14を用いて説明する。図13,図14において、光源1が放射した光は楕円ミラー2により、特定の方向(画像表示素子10がある方向)に反射されて収斂光に変換され、凹レンズ5に入射する。凹レンズ5は収斂光を平行光に変換する。凹レンズ5からの平行光は第1凸レンズアレイ4に入射して、このアレイ4により複数の光束に分けられ、この複数の光束が第2凸レンズアレイ6の近倍の楕円ミラー2の外径よりも小さい範囲に複数の集光点を形成しつつ、第2凸レンズアレイ6に入射している。第2凸レンズアレイ6を透過した複数の光束は偏光変換素子アレイ71に入射している。 偏光変換素子アレイ71の各偏光変換素子に入射した光束は偏光分離面71aにより偏光方向が互いに直交するS偏光とP偏光の光に分離され(←→,・)、このうち偏光分離面71aで反射したS偏光光(←→)は、反射面71bで反射し、第2の2分の1位相板71dを透過することにより、斜め方向に偏光した直線偏光光(/)に変換され射出する。偏光分離面71aを透過したP偏光光(・)は第1の2分の1波長板71cを透過することとにより、斜め方向(S偏光光と同じ方向)に偏向した直線偏光状態(/)となって射出する。
これにより、偏光変換素子アレイ71より互いに偏光方向が同じである複数の光束とが射出する。偏光変換素子アレイ71からの複数の光束は集光レンズ8とコンデンサーレンズ9とにより画像表示素子10上で合成される。
画像表示素子10を透過した光束は投射レンズ11に導かれる画像表示素子10が形成した画像を投射レンズ11によりスクリーン又は壁などに形成している。
本実施形態では凹レンズ5と第1凸レンズアレイ4を図15の如く一体したレンズLa5より構成しても良い。又図16に示すように第1レンズアレイの各レンズを中心方向に偏心させたレンズLa6より構成しても良い。
図17は本発明の実施形態4の要部概略図である。図中230は照明装置の一部又は全部、1はメタルハライドランプ等の放射光源である。2は反射面が放物面から成るリフレクターである放物ミラーであり、その焦点位置にある光源1からの光束を反射して平行光に変換し、第1凸レンズアレイ81に入射させている。第1凸レンズアレイ81は正の屈折力を有するレンズ81aを複数個並べた板から成っている。
5は凹レンズであり、負の屈折力を有している。6は第2凸レンズアレイである。82は偏光変換素子アレイであり、図18に示す構成より成り、入射する無偏光(ランダム偏光)の光を特定の方向に偏光した直線偏光光に変換して射出している。8は集光レンズである。9はコンデンサーレンズであり、照明光を投射レンズ11の入射瞳(開口絞り)に集光している。
10は液晶パネルより成る画像表示素子である。投射レンズ11は正の屈折力を有し、画像表示素子101が形成した投影画像をスクリーン面上に拡大投影している。
次に偏光変換素子アレイ82の構成について図18を用いて説明する。偏光変換素子アレイ82は、図18に示すように山型形状を有する面と平面からなる1つの板状の部材82dと4つの棒状のプリズム82bと2つの2分の1位相板82cを有し、各棒状プリズム82bの1つの面に偏光分離面82aを設け、偏光分離面82aで分離されたS偏光光又はP偏光光の光路に2分の1波長板82cを設ける形で各部材を接合して、構成している。
図18では棒状プリズムと山型形状の板状部材の間に1/2波長板82cを挟んで接合し、1/2波長板82cがS偏光光を受ける構成にしている。このような構成にすると、偏光分離面82aは等間隔で形成されないが、第1凸レンズアレイ81の各レンズを図19に示すように、レンズ81aの光軸Oを各レンズ81aの中心に対して偏心させて構成することで、図20のように第1凸レンズアレイ81の各レンズ81aによる集光点を対応する偏光分離面82aに対応されることが可能となる。
図20において、光源1が放射した光は放物ミラー2により、画像表示素子10がある方向に反射されて平行光に変換され、第1凸レンズアレイ81に入射し、アレイ81により複数の光束に分けられ、この複数の光束が第2凸レンズアレイ6の近くのリフレクター2の外径よりも小さい範囲に複数の集光点を形成する。凹レンズ5は第1凸レンズアレイ5からの複数の光束を互いに平行な光束に変換し、第2凸レンズアレイ6に導光している。第2凸レンズアレイ6を透過した光束は偏光変換素子アレイ82に入射している。
偏光変換素子アレイ82の各偏光変換素子に入射した光束は偏光分離面82aにより互いに偏光方向が直交するS偏光とP偏光の光に分離され(←→,・)、このうち偏光分離面82aで反射したS偏光光(←→)は、反射面82eで反射し、2分の1位相板82cを透過することにより、偏光分離面82aを透過したP偏光光光と同じ方向に偏光した直線偏光光(・)に変換され、偏光変換素子82より互いに偏光方向が同じである複数の直線偏光光として射出する。偏光変換素子82からの複数の光束は集光レンズ8とコンデンサーレンズ9とにより画像表示素子10上で合成される。
画像表示素子10を透過した光束は投射レンズ11に導かれる。画像表示素子10に形成した画像を投射レンズ11によりスクリーン又は壁などに形成している。
図21は本発明の実施形態5の要部概略図である。本実施形態は図17の実施形態4に比べて第2凹レンズアレイ91と偏光変換素子アレイ92の形状が異なっていること、コンデンサーレンズ9と画像表示素子10との間に偏光板93を配置したことが異なっているだけで、その他の構成は同じである。ここで、偏光変換素子アレイ92は実施形態4のアレイ82をアレイ方向に関して丁度半分にしたものである。
本実施形態における偏光変換素子アレイ92は第2凸レンズアレイ91を構成する個々レンズ全てに対応するのではなく、第2レンズアレイ91の中央部のレンズの列を通過する光束のみ偏光変換を行っている。これは放物ミラー2からの平行光束の強度は中央部に集中している為、平行光束の中心部だけを所定の直線偏光光にする偏光変換を設け、偏光がランダム4な平行光の大部分を直線偏光光に変換するようにしている。
このとき第2凸レンズアレイ91において、偏光変換を行う中央部の光を受ける中央のレンズの大きさa21を周辺部のレンズの大きさa22よりも大きく設定することにより更に効率良く偏光変換をすることができるようにしている。
又このような構成では偏光変換しない光束はそのまま無偏光状態で液晶パネル10を照明するので、パネル近傍に偏光板93を設けている。このような構成にすれば偏光変換素子92に用いる部品をたとえば半分に減らすことができ、小型化が容易となる。
以上説明した実施形態2〜4の照明装置も図22の液晶プロジェクターに適用できる。
本発明の実施形態1の要部概略図 図1の一部分の説明図 本発明の実施形態1の光路説明図 図3の一部分の拡大説明図 図4の一部分の拡大説明図 図1の一部分の他の実施形態の説明図 図1の一部分の他の実施形態の説明図 図1の一部分の他の実施形態の説明図 図11の一部分の他の実施形態の説明図 図1の一部分の他の実施形態の説明図 本発明の実施形態2の要部概略図 本発明の実施形態3の要部概略図 本発明の実施形態3の光路説明図 図13の一部分の説明図 図13の一部分の他の実施形態の説明図 図13の一部分の他の実施形態の説明図 本発明の実施形態4の要部概略図 図17の一部分の説明図 図17の一部分の説明図 本発明の実施形態4の光路説明図 本発明の実施形態5の要部概略図 本発明の照明装置230が適用される三板式カラー液晶プロジェクターの概略図 従来の照明装置の要部概略図
符号の説明
1 光源ランプ
2 リフレクター(反射ミラー)
3 レンズ
4,21,81 第1凸レンズアレイ
5 凹レンズ
6 第2凸レンズアレイ
7,22,31,41,71,82 偏光変換素子
8 集光レンズ
9 コンデンサーレンズ
10 画像表示素子
11 投影レンズ
11a 入射瞳
7a 偏光分離面
7b 反射ミラー
7c λ/2板

Claims (6)

  1. 複数の画像表示素子と、光源からの光で前記複数の画像表示素子を照明する照明光学系とを有する投影装置であって、
    前記照明光学系が、前記光源からの光を反射して平行光に変換する放物面ミラーと、該放物面ミラーからの前記平行光を収斂光に変換する凸レンズと、前記収斂光を平行な状態に変換する凹レンズと、正の屈折力を有する複数の第1レンズを含み、前記光源からの光を複数の光束に分割する第1レンズアレイと、前記第1レンズアレイの集光位置近傍に、前記複数の第1レンズに対応して配置された、正の屈折力を有する複数の第2レンズを有する第2レンズアレイと、前記第2レンズアレイからの複数の光束各々を受光する複数の受光部を有し、前記複数の光束各々を特定の方向に偏光した直線偏光光に変換する偏光変換素子アレイとを有することを特徴とする投影装置。
  2. 前記偏光変換素子アレイからの光を色分解する色分解光学系と、前記偏光変換素子アレイと前記色分解光学系との間に配置され、正の屈折力を有する集光レンズと、前記色分解光学系と前記複数の画像表示素子各々との間の光路上に配置された複数のコンデンサーレンズとを有することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記複数のコンデンサーレンズの前記複数の画像表示素子側の面が平面であることを特徴とする請求項2記載の投影装置。
  4. 前記凸レンズは平凸レンズであって、前記平凸レンズの平面が前記光源側に向いていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投影装置。
  5. 前記凹レンズは平凹レンズであって、前記平凹レンズの凹面が前記光源側に向いていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の投影装置。
  6. 前記偏光変換素子アレイから出射する光を色分解する色分解光学系と、前記色分解光学系と各々の前記複数の画像表示素子との間の光路上に配置された複数のコンデンサーレンズと、前記偏光変換素子と前記色分解光学系との間に配置された集光レンズと、前記複数の画像表示素子からの光を投射する投射光学系とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の投影装置。
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