JP3657531B2 - 操作パネルを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のジョブを順次実行可能であり、かつ、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方がある場合に、実行中のジョブを一旦中止させて別のジョブを実行させるか、あるいは待機中のジョブに先行して別のジョブを実行させる割り込み動作を実行可能な電子機器に備えられる操作パネル、特に複合型の画像形成装置に好適に用いられる操作パネルを備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ(以下、FAXと略記する)機能、電子メール送信機能(SCAN TO E-mail機能)などの各種機能を有する複合型の画像形成装置が最近多く出ている。なお、電子メール送信機能とは、スキャンした原稿の画像を電子メール(e-mail)として送信する機能である。
【0003】
従来より、このような各種機能を有する複合型の画像形成装置においては、各種機能の1まとまりの動作を1つのジョブとして管理し、複数のジョブの実行をユーザが指示できるようにし、指示されたジョブを順次実行していく形式のものが最近多く開発されている。
【0004】
ジョブとしては、原稿載置台に配置された1枚の原稿あるいは一連の複数枚の原稿を複写するコピージョブ、ユーザによって指定された1つの電子文書の指定頁を印刷する印刷ジョブ、原稿載置台に配置された1枚の原稿あるいは一連の複数枚の原稿をFAX送信するFAX送信ジョブ、FAX受信した1枚または複数枚の文書を印刷する受信FAX印刷ジョブ、原稿載置台に配置された1枚の原稿あるいは一連の複数枚の原稿を電子メール(e-mail)としてネットワークを介して送信する電子メール送信ジョブ(SCAN TO E-mail ジョブ)等がある。
【0005】
このような複合型の画像形成装置においては、複数のジョブが指示されると、1つのジョブを実行するとともに、他のジョブを待機ジョブ(待ちジョブ)とし、待機ジョブをデータをメモリに蓄積して、最初のジョブの実行後に、順次処理していくようになっている。
【0006】
このような複合型の画像形成装置においては、ユーザが、実行中のジョブまたは待機中のジョブに割り込んでジョブを実行したい場合がある。すなわち、画像形成装置があるジョブを実行している間にユーザが実行中のジョブを中止して他のジョブを実行したい場合や、待機中のジョブに先行して他のジョブを実行したい場合がある。例えば、画像形成装置が、その設置場所から離れた所にあるパーソナルコンピュータのユーザによってLANを介して指示された印刷ジョブを実行している間に、画像形成装置のそばに来たユーザが印刷ジョブに割り込んでコピージョブを実行したいような場合がある。
【0007】
従来では、上記のようなコピーの割り込みジョブについては、操作パネルにハードキーとして割り込みキーを設けて、この割り込みキーを操作することで、現在実行中のジョブを一旦中断してコピージョブを行わせるようになっている。
【0008】
また、従来より、コピーの割り込みキーを操作パネルにハードキーとして設けた複写機が知られている。
【0009】
ところが、割り込みキーを操作パネルにハードキーとして設けることは、近年の画像形成装置の小型化の観点から考えると、小型化の妨げとなる。なぜなら、操作パネルにハードキーの数が増えれば増えるほど、操作パネルそのものを小型化することが困難となり、ひいては画像形成装置に操作パネルを配置するための大きなスペースを確保しなければならなくなるので、画像形成装置の小型化を大きく阻害するからである。
【0010】
さらに、割り込みキーを操作パネルにハードキーとして設けると、そのキーを押すだけで割り込み操作が可能になるので、一見、ユーザの操作が容易であるように思える。しかしながら、画像形成装置の状態には割り込みが可能な状態と割り込みが可能でない状態とがあり得るため、ユーザが割り込みジョブを実行しようとして割り込みキーを押しても、割り込みが行われない場合がある。そのため、ユーザが、画像形成装置が割り込みが可能な状態にあることを確認してから割り込みキーを押す必要があり、割り込みジョブを実行するための操作を円滑に進めることができないという問題点が生じている。
【0011】
一方、近年では、タッチパネルの普及により、各種キーをタッチパネル上のソフトキー、すなわち、タッチパネルの所定位置に表示され、ユーザがその表示位置に触れたときにそれに応じた指示を電子機器本体に与えるようなキーとして実現することも広く実施されている。これにより、操作パネルに多数のハードキーを配置するスペースが不要になるので、操作パネルを小型化することが可能である。
【0012】
例えば、特開平9−311594号公報には、割込機能を有する複写装置の操作パネルにおいて、機能の表示とともに選択キーにもなっているタッチキーをディスプレイ表面に配置した表示部(タッチパネル)と、スタートキーやテンキー等のハードキーとを設けることが開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の操作パネルでは、割り込みキーをハードキーとして設けていたため、割り込みキーを配置するためのスペースが操作パネルの小型化を阻害していた。
【0014】
また、割り込みキーは、通常の動作を行うためのキーとは異なり、その時々の状況に応じて使用するか否かが決まるキーである。そのため、表示の仕方を考慮せず、割り込みキーを単にソフトキーとして表示するだけでは、操作性を向上させることができない。
【0015】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、小型化が図られた割り込みキーを備える操作パネルを備える画像形成装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、割り込みキーをユーザに分かり易く表示してユーザの操作性を向上することができる操作パネルを備える画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、複数のジョブを順次実行可能であり、かつ、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方がある場合に、実行中のジョブを一旦中止させて別のジョブを実行させるか、あるいは待機中のジョブに先行して別のジョブを実行させる割り込み動作を実行可能な電子機器に備えられ、上記割り込み動作を実行させる指示を電子機器本体に与えるための割り込みキーを有する操作パネルであって、電子機器本体を操作するための情報を表示するとともに、ユーザが触れたときに触れた位置に応じた指示を電子機器本体に与えるタッチパネルを備え、上記割り込みキーが、タッチパネルに表示される表示上のキーであり、かつ、上記割り込み動作が可能な状態であるときのみ表示されるようになっている操作パネルと、記録材上に画像を形成する画像形成手段と、操作パネルからの指示に基づいて画像形成手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段が、上記ジョブとして、少なくとも、画像の形成を画像形成手段に行わせる画像形成ジョブを実行可能であり、原稿画像を読み取るための画像読取手段と、予め作成された印刷用のデータを外部から受信するための受信手段と、操作パネルからの指示に基づいて、画像形成手段、画像読取手段、および受信手段を制御するための制御手段とをさらに備え、上記制御手段は、上記画像形成ジョブとして、受信手段で受信された印刷用のデータに基づいた画像の形成を画像形成手段に行わせる印刷ジョブ、および読み取り手段で読み取られた原稿画像に基づいた画像の形成を画像形成手段に行わせるコピージョブを実行可能であり、上記割り込みキーは、残り枚数が所定枚数より多い実行中の印刷ジョブおよび待機中の印刷ジョブの少なくとも一方がある場合に、上記の実行中の印刷ジョブを一旦中断させてコピージョブを実行させるか、あるいは上記の待機中の印刷ジョブに先行してコピージョブを実行させる指示を上記制御手段に与えるための割り込みコピーキーであるとともに、割込みが指示されると非表示となることを特徴とする。
上記構成によれば、割り込みキーをタッチパネルによる表示上のキー(ソフトキー)として表示するので、割り込みキーをハードキーとして操作パネルに設ける必要がなくな。それゆえ、操作パネルを小型化することが可能になるとともに、操作パネルの部品点数を少なくすることができ、操作パネルの構成をより簡素化することができる。
【0017】
さらに、上記構成によれば、割り込み動作が可能な状態であるときのみ割り込みキーを表示するので、割り込みキーが表示されているか否かを確認するだけで、割り込み動作が可能な状態にあるか否かを確認できる。したがって、ユーザが割り込み動作が可能な状態にあるか否かを確認する作業が容易になり、操作性が向上する。
【0018】
なお、上記操作パネルにおける割り込みキー以外のキーは、ハードキーであってもよく、上記タッチパネルに表示された表示上のキー(ソフトキー)であってもよい。
【0019】
上記操作パネルは、通常操作キーも表示上のキーとしてタッチパネルに表示可能であるとともに、上記割り込みキーが、割り込みキーと操作内容が対応する通常操作キーと切り換え可能であり、割り込み動作が不可能な場合に割り込みキーと操作内容が対応する通常操作キーを表示することが好ましい。これにより、通常操作キーも表示上のキー(ソフトキー)として表示するので、操作パネルの構成を一層簡素化することができる
【0020】
また、上記構成によれば、上述したように小型化された操作パネルを備えているので、操作パネルの設置スペースを小さくして、小型化された画像形成装置を提供できる。また、上記構成によれば、上述したように構成が簡素化された操作パネルを備えているので、構成が簡素化された画像形成装置を提供できる。さらに、上記構成によれば、上述したように操作性の向上した操作パネルを備えているので、操作性の向上した画像形成装置を提供できる
【0021】
さらに、上記構成によれば、割り込みキーによって指示される割り込み動作の内容が、実行中の印刷ジョブを中断するか、あるいは待機中の印刷ジョブの優先処理順位を繰り下げてコピージョブを実行させる割り込みコピーである。この割り込みコピー動作は、実行中の印刷ジョブや待機中の印刷ジョブの完了を遅らすことになるため、状況によっては行わない方がよいこともある。そのため、この割り込みコピー動作は、各ユーザの判断により実行するか否かがまちまちである。それゆえ、この割り込み動作を実行させるための割り込みコピーキーは、特に操作性に優れていることが望まれる。上記構成では、この割り込みコピーキーの操作性を向上させることができるので、操作性を向上させる効果が特に顕著となる。
【0022】
上記タッチパネルは、さらに、コピージョブを印刷ジョブへの割り込みを伴うことなく実行させる通常のコピー動作のための指示を上記制御手段に与えるためのコピーキーを表示可能であり、かつ、割り込み動作が可能な状態でないときに上記割り込みコピーキーと同じ表示領域に上記コピーキーを表示するようになっていることが好ましい。
【0023】
上記構成によれば、割り込みコピー動作が可能な場合にはコピー動作割り込みキーを表示する一方、割り込みコピー動作が不可能な場合には、割り込みコピーキーと同じ表示領域に、割り込みを伴わない通常のコピー動作のためのコピーキーを表示上のキー(ソフトキー)として表示している。これによって、割り込みコピーキーとコピーキーとを同じ表示領域に表示することができるので、タッチパネルの表示領域をより効率的に利用することができ、操作パネルをより一層小型化できる。その結果、さらに小型化された画像形成装置を提供することができる。
【0024】
また、上記構成によれば、割り込みコピー動作が可能であるか否かに関わらず、ユーザが同じ表示領域のキー(割り込みコピーキーまたは通常コピーキー)を操作すればコピー動作を実行させることができるので、操作性がより一層向上する。さらに、コピーキーもソフトキーとして表示するので、操作パネルの構成をより一層簡素化することができる。
【0025】
なお、コピーキーは、コピー動作自体を指示するものでなくともよく、例えば、プリントモードからコピーモードへのモード切替のためのコピーモードキーであってもよい。
【0026】
また、画像形成装置は、原稿画像を読み取るための画像読取手段と、予め作成された印刷用のデータを外部から受信するための受信手段とをさらに備えており、画像の読み取り後すぐに、画像読取手段で読み取られた画像に基づいて画像の形成を行うコピーモード、受信手段で受信されたデータに基づいて画像の形成を行うプリンタモード、および、外部から電話回線を通じて受信した画像データに基づいて印刷するFAX受信モードのうちの少なくとも2つを実行可能な複合型の画像形成装置であることが好ましい。上記構成によれば、複数のモードを有する画像形成装置であれば、通常動作を操作するキー数が多くなる上に、複数のモードで割り込み動作を実行することが考えられるが、上記操作パネルを備えていることにより、通常動作も割り込み動作も操作し易くすることができる。
【0027】
また、画像形成装置は、さらに、画像データを外部に送信する送信手段を備え、画像読取手段で読み取られた画像に基づいて外部に電子メールで画像データを送信する電子メール送信モード(SCAN TO E-mailモード)や、画像読取手段で読み取られた画像に基づいて外部に電話回線を通じて画像データを送信するFAX送信モードを備えていてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する前に、まず、以下に説明する2つの発明の実施の形態に共通する複合型画像形成装置(電子機器)の基本構成について図1および図2に基づいて説明する。
【0029】
この基本構成の複合型画像形成装置は、図1に示すように、操作パネル1と、キー入力コントローラ6と、液晶ディスプレイ表示用コントローラ7と、制御部(制御手段)8と、記憶部(記憶手段)9と、スキャナ部(画像読取手段)10と、印刷部(画像形成手段)11と、後処理部12と、インターフェイス(I/F)部(受信手段、送信手段)13と、モデム15(受信手段、送信手段)とを備えている。
【0030】
この画像形成装置は、コピー機能、プリンタ機能、FAX送信機能、FAX受信機能、電子メール送信機能を備える複合機となっている。前の4つの機能については、複写機、プリンタ、FAX送信機、およびFAX受信機と同様の機能である。一方、電子メール送信機能は、スキャナ部10で読み取った画像を電子メールとしてモデム15から送信する機能である。
【0031】
操作パネル1は、ユーザが押したときにそれぞれ固有の指示信号を後述するキー入力コントローラ6に送るハードキー群2と、ソフトキー群を表示するタッチパネル3とを有している。タッチパネル3は、表示手段および入力手段を兼ねるものであり、画像形成装置本体を操作するための情報を表示するとともに画像形成装置本体を操作するための複数のキーを表示し、これらキーの1つの表示位置にユーザが触れたときに触れられたキーに応じた指示信号を後述するキー入力コントローラ6に送るようになっている。以下、タッチパネル3により実現される表示上のキーを、適宜、ソフトキーと称する。また、タッチパネル3は、表示装置の表示画面に透明タブレット4を貼着したものである。本実施形態では、小型化、低消費電力、高解像度などの観点から、表示装置として液晶ディスプレイ(以下、LCDと略記する)5が用いられている。
【0032】
ハードキー群2およびタッチパネル3は、キー入力コントローラ6に接続されている一方、LCD5はLCD表示用コントローラ7に接続されている。なお、操作パネル1の具体的な機能については、後述する。
【0033】
キー入力コントローラ6は、ハードキー群2や透明タブレット4から入力される指示信号(キー入力信号やキー操作信号)を制御部8に出力するものである。LCD表示用コントローラ7は、制御部8の指令に基づいて表示すべき内容に対応した表示信号(表示用データ)をLCD5に出力し、LCD5の画面に表示用データに基づいた画像を表示させるようになっている。
【0034】
キー入力コントローラ6とLCD表示用コントローラ7とは、合わせて、入力・表示装置であるハードキー群2およびタッチパネル3を制御する入力・表示制御手段を構成している。したがって、これらのコントローラ6・7は、ハードキー群2およびタッチパネル3から入力される入力情報を画像形成装置本体(制御部8)に出力し、画像形成装置本体で処理された上で再びハードキー群2およびタッチパネル3に出力される各種情報を受け、この各種情報に基づいてLCD5の表示を制御するようになっている。
【0035】
記憶部9は、ROM(Read-Only Memory)9aおよびRAM(Random Access Memory)9bからなっている。ROM9aには、表示用プログラム、座標変換プログラム、キー入力処理プログラム、機能実行プログラムなどのプログラムが記憶されている。また、RAM9bには、アイコン画像用メモリ、表示画像用メモリ、処理条件用メモリなどの記憶領域が含まれている。
【0036】
スキャナ部10は、原稿載置台10a(図2参照)に配置される1枚の原稿、あるいは自動原稿搬送装置16(図2参照)から原稿載置台10aに1枚ずつ搬送される複数枚の原稿から画像情報を読み取って画像データを生成し、画像データをRAM9bに一時的に格納させるものである。スキャナ部10の具体的な構成は、特に限定されるものではない。該画像データは、制御部8の制御によって図示しない画像処理部により適宜画像処理された上で、印刷部11に出力される。
【0037】
印刷部11は、RAM9bから読み出した画像データに基づいて紙等の記録材上に画像の形成(印刷)を行うものである。印刷部11の具体的な構成は、特に限定されるものではないが、例えば、電子写真方式の画像形成装置を用いることができる。
【0038】
後処理部12は、印刷部11で印刷された紙等の記録材に対して例えば、ステープル処理、パンチング処理、あるいは製本処理などの後処理を実施するものである。後処理の具体的な種類については、画像形成装置の使用条件によって適宜選択される。
【0039】
インターフェイス部13は、情報端末であるパーソナルコンピュータ(以下、PCと略記する)14とローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワークで接続されており、PC14との間にデータを送受信できるようになっている。インターフェイス部13は、予め作成された印刷ジョブ用のデータや電子メール送信ジョブ用のデータなどをPC14から受信し、RAM9bに一時的に格納させるようになっている。
【0040】
モデム15は、画像形成装置本体と外部の電話回線とを接続するものである。モデム15は、FAX送信時には、ROM9aから画像データを読み出して該画像データをアナログ信号に変換した後、アナログ信号を電話回線を通して外部のFAX受信機へ送信するようになっている。また、モデム15は、FAX受信時に、外部のFAX送信機から電話回線を通してアナログ信号を受信し、受信したアナログ信号を画像データに変換して、RAM9bに一時的に格納させるようになっている。
【0041】
さらに、モデム15は、PPP(ポイント・ツー・ポイント・プロトコル)等の通信プロトコルを用いて、電話回線を通じてインターネット等のネットワークに接続できるようになっている。また、モデム15は、電子メール転送プロトコル(SMTP)等のメール送信プロトコルを用いて電話回線およびネットワークを通じて相手先へ電子メールを送信できるようになっている。
【0042】
制御部8は、操作パネル1からの指示に基づき、操作パネル1の操作されたキー(ハードキー群2およびソフトキー群の1つ)に対応した機能を実行したり、操作されたキーに対応してLCD5の画面に画像を表示する。また、制御部8は、スキャナ部10、印刷部11、後処理部12などと通信してこれらを制御する。
【0043】
制御部8は、操作パネル1からの指示に基づいて、スキャナ部10、印刷部11、後処理部12、インターフェイス部13、モデム15などを制御することにより、複数のジョブを実行可能になっている。
【0044】
制御部8は、(1)外部のPC14からインターフェイス部13を介して画像形成装置本体に入力されて一時的にRAM9bに格納された印刷用のデータに基づく画像の形成を印刷部11に行わせる印刷ジョブ(以下、PC印刷ジョブと称する)、(2)FAX受信時に、モデム15から出力されて一時的にRAM9bに格納された画像データに基づく画像の形成を印刷部11に行わせる印刷ジョブ(以下、受信FAX印刷ジョブと称する)、(3)スキャナ部10から出力されてRAM9bに一時的に格納された原稿画像データに基づく画像の形成を印刷部11に行わせるジョブ(以下、コピージョブと称する)、(4)スキャナ部10から出力されてRAM9bに一時的に格納された原稿画像データを、モデム15から電話回線およびネットワークを通して相手先のコンピュータへ電子メールとして送信させるジョブ(以下、電子メール送信ジョブと称する)、および、(5)スキャナ部10から出力されてRAM9bに一時的に格納された原稿画像データを、モデム15でアナログ信号に変換した後、電話回線へFAX送信させるジョブ(以下、FAX送信ジョブと称する)を実行可能である。
【0045】
制御部8は、これら各種のジョブを実行する指示を複数、操作パネル1から受け取り、指示された各ジョブに関する情報をRAM9bに格納して管理することができるようになっている。また、制御部8は、RAM9bに格納したジョブに関する情報に基づいて、指示された各ジョブを順次実行するようになっており、通常、操作パネル1から指示を受けとった順に各ジョブを実行する。
【0046】
なお、制御部8によって実行されるジョブの種類は、上述した5種類のジョブに限定されるものではない。例えば、制御部8は、上述した5種類のジョブに加えて、スキャナ部10から出力されてRAM9bに一時的に格納された原稿画像データを、モデム15から電話回線およびネットワークを通して相手先のコンピュータへ、画像ファイルとしてファイル転送プロトコル(FTP)を用いて転送するFTP送信ジョブ(SCAN TO FTP ジョブ)を実行可能であってもよい。
【0047】
また、この基本構成の複合型画像形成装置は、図1には示していないが、これらの構成要素に加えて、図2に示すように、複数枚の原稿を自動的に1枚ずつスキャナ部10の原稿載置台10aに搬送することが可能な自動原稿搬送装置16、印刷部11に記録材を供給するための給紙ユニット17、印刷部11にて印刷された記録材を受け取るための排紙トレイ18、後処理部12にて後処理された記録材を受け取るための排紙トレイ19等を備えている。
【0048】
〔実施の形態1〕
本発明の画像形成装置の実施の一形態を、図1ないし図23に基づいて以下に説明する。
【0049】
本実施形態の画像形成装置では、上述した図2および図1に示す基本構成の複合型画像形成装置において、制御部8が、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方がある場合に、実行中のジョブを一旦中止させて別のジョブを実行させるか、あるいは待機中のジョブに先行して別のジョブを実行させる割り込み動作を実行可能になっている。そして、タッチパネル3が、割り込み動作を実行させる指示信号をキー入力コントローラ6を介して制御部8に入力するための割り込みキーを、割り込み動作が可能な状態であるときのみ、例えば、実行中および待機中の少なくとも一方のジョブがあるときのみ表示するようになっている。
【0050】
上記構成によれば、割り込みキーをタッチパネル3に表示するキーとしたことで、割り込みキーをハードキーとして操作パネル1に設ける必要がなくなり、操作パネル1を小型化することが可能になるとともに、操作パネル1の部品点数を少なくすることができ、操作パネル1の構成をより簡素化することができる。さらに、上記構成によれば、割り込み動作が可能な状態であるときのみ割り込みキーを表示するので、割り込みキーが表示されているか否かを確認するだけで、割り込み動作が可能な状態にあるか否かを確認できる。したがって、ユーザが割り込み動作が可能な状態にあるか否かを確認する作業が容易になり、操作性が向上する。
【0051】
次に、本実施の形態にかかる操作パネル1について、詳細に説明する。
【0052】
本実施の形態にかかる操作パネル1は、画像形成装置のスキャナ部10側に備えられており、図3に示すように、ハードキー群2とタッチパネル3とを備えている。
【0053】
ハードキー群2は、スタートキー20、テンキー21、クリアキー22、オールクリアキー23、および条件キー群24を含んでいる。
【0054】
スタートキー20は、タッチパネル3の画面に表示された条件で画像形成装置の動作を開始するためのキーである。テンキー21は、タッチパネル3のコピー数表示部(図示しない)に表示されるコピー設定数などの設定値の置数(数の入力)を行うためのキーである。クリアキー22は、テンキー21で置数した設定値をゼロにしたり、直前の入力値を取り消したりするためのキーである。オールクリアキー23は、タッチパネル3の表示内容をデフォルト画面に戻したり、画像形成装置が動作中であれば、その動作を中止させたりするキーである。
【0055】
条件キー群24は、プリントモードキー25、スキャンモードキー(画像送信キー)26、コピーモードキー27、およびジョブステータスキー28からなっている。
【0056】
プリントモードキー25は、押すことで印刷機能、例えば、PC印刷ジョブや受信FAX印刷ジョブを実行することが可能なプリントモードに画像形成装置の動作モードを切り換えるためのキーである。PC印刷ジョブや受信FAX印刷ジョブは、ユーザがプリントモードキー25を押した後、プリントモード画面にて各種の設定を行い、最後にスタートキー20を押すことで、実行指示される。
【0057】
スキャンモードキー26は、スキャナ部10を動作させてスキャナ部10で原稿の画像情報を読み取らせるとともに画像データを生成してモデム15から電話回線を介して外部へ送信させるスキャン機能、例えば、FAX送信ジョブ、電子メール送信ジョブなどを実行することが可能なスキャンモードに画像形成装置本体のモードを切り換えるためのキーである。FAX送信ジョブや電子メール送信ジョブなどは、ユーザがスキャンモードキー26を押した後、スキャンモード画面にて各種の設定を行い、最後にスタートキー20を押すことで、実行指示される。
【0058】
コピーモードキー27は、押すことでコピー機能、例えば、コピージョブを実行することが可能なコピーモードに画像形成装置本体の動作モードを切り換えるためのキーである。コピージョブは、ユーザがコピーモードキー27を押した後、コピーモード画面にて各種の設定を行い、最後にスタートキー20を押すことで、実行指示される。
【0059】
ジョブステータスキー28は、後述する各種ジョブの進行状況(ジョブステータス)等を示すジョブリストをタッチパネル3の画面に表示させるためのキーである。
【0060】
条件キー群24においては、プリントモードキー25に近接して、オンライン(ON LINE) ランプ70およびデータ(DATA)ランプ71が設けられている。オンラインランプ70は、プリントモードにおいて、外部のPC14との接続がオンライン状態にあるか否かを点灯/非点灯により示すものである。データランプ71は、外部のPC14からデータが転送されたかを否かを点灯/非点灯により示すものである。同様に、スキャンモードキー26に近接して、ライン(LINE)ランプ72およびデータ(DATA)ランプ73が設けられている。ラインランプ72は、スキャンモードにおいて、モデム15が電話回線と接続した状態にあるか否かを点灯/非点灯により示すものである。データランプ73は、外部から電話回線を介して送信されたデータがモデム15で読み込まれたか否かを点灯/非点灯により示すものである。さらに、条件キー群24には、種々の条件を設定するためのカスタム設定キー74も設けられている。なお、以下の説明では、条件キー群24のうち、プリントモードキー25、スキャンモードキー26、およびコピーモードキー27を、「モードキー」と総称することとする。
【0061】
タッチパネル3の表示画面は、各種動作条件を表示するのに加えて、ソフトキー群として、ジョブリストの表示形式を変更するためのキー群と、割り込みジョブを指示するための割り込みキーとを表示するようになっている。さらに、タッチパネル3の表示画面は、ジョブステータスキー28が押されると、実行中や待機中、完了済のジョブに関する情報(ジョブの内容や進行状況等)を、実行される順番にジョブリストとして一覧表示するようになっている。
【0062】
以下、ジョブステータスキー28が押されたときのタッチパネル3の表示画面(以下、ジョブステータス画面と称する)について、具体例に基づいて説明する。なお、ここでは、割り込みキーによって指示される割り込み動作が、実行中の印刷ジョブ(受信FAX印刷ジョブおよびPC印刷ジョブ)を一旦中断させてコピージョブを実行させるか、あるいは待機中の印刷ジョブに先行してコピージョブを実行させる割り込みコピー動作である場合について説明する。
【0063】
まず、図4に基づいて、ジョブステータス画面に表示されるソフトキー群について説明する。ただし、表示頁の切り換えキーについては後述する。
【0064】
ジョブステータス画面の右端部には、表示切り換えキー35の表示領域が確保されている。また、ジョブステータス画面の下端部には、後述するジョブリスト表示領域37にリスト表示するジョブの種類を切り換えるための表示キーおよび割り込みキーが表示される機能ソフトキー領域38となっている。また、ジョブステータス画面における、表示切り換えキー35の表示領域および機能ソフトキー領域38以外の領域は、ジョブをリスト表示するジョブリスト表示領域37となっている。このジョブリスト表示領域37については、後段で詳細に説明する。
【0065】
表示切り換えキー35は、ジョブリスト表示領域37でのジョブリストの表示形式を、実行中および待機中のジョブをリスト表示する待機ジョブリスト表示(ジョブキュー(JOB QUEUE) 表示)と、すでに実行が完了したジョブのリストをリスト表示する完了ジョブリスト表示との間で切り換えるためのキーである。表示切り換えキー35には、待機ジョブリスト表示を示す文字「待機(JOB QUEUE) 」と完了ジョブリスト表示を表す文字「完了(COMPLETE)」とが上下に表示されており、選択された表示形式に応じて一方の文字を網かけ表示するようになっている(図4では網かけ表示を矩形の枠で示している)。図4では、文字"JOB QUEUE" が矩形の枠で囲まれていることから明らかなように、待機ジョブリスト表示が選択された状態となっている。
【0066】
機能ソフトキー領域38では、図4に示すように、左側から、印刷ジョブリスト表示キー30、電子メール送信ジョブリスト表示キー31、FAX送信ジョブリスト表示キー32、全ジョブリスト表示キー33、および、後述する割り込みキー(割り込みコピーキー)34がこの順で表示されている。キー30〜33は、いずれか1つが選択可能になっており、選択されたキーは他のキーの枠より太い枠で表示されるようになっている。
【0067】
印刷ジョブリスト表示キー30は、表示切り換えキー35で待機ジョブリスト表示が選択されている場合には待機中または実行中の印刷ジョブを待機印刷ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させる一方、表示切り換えキー35で完了ジョブ表示が選択されている場合には、実行が完了した印刷ジョブを完了印刷ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させるようになっている。
【0068】
電子メール送信ジョブリスト表示キー31は、表示切り換えキー35で待機ジョブリスト表示が選択されている場合には待機中または実行中の電子メール送信ジョブを待機電子メール送信ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させる一方、表示切り換えキー35で完了ジョブ表示が選択されている場合には、実行が完了した電子メール送信ジョブを完了電子メール送信ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させるようになっている。
【0069】
FAX送信ジョブリスト表示キー32は、表示切り換えキー35で待機ジョブリスト表示が選択されている場合には待機中または実行中のFAX送信ジョブを待機FAX送信ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させる一方、表示切り換えキー35で完了ジョブ表示が選択されている場合には、実行が完了したFAX送信ジョブを完了FAX送信ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させるようになっている。
【0070】
全ジョブリスト表示キー33は、全ての種類のジョブを表示するためのキーであって、表示切り換えキー35と組み合わせて使用される。全ジョブリスト表示キー33は、表示切り換えキー35で待機ジョブリスト表示が選択されている場合には待機中または実行中の全種類のジョブ(印刷ジョブ、コピージョブ、電子メール送信ジョブ、およびFAX送信ジョブ)を全待機ジョブリストとしてジョブリスト表示領域37に表示させる一方、表示切り換えキー35で完了ジョブリスト表示が選択されている場合には実行が完了した全種類のジョブ(印刷ジョブ、コピージョブ、電子メール送信ジョブ、およびFAX送信ジョブ)をジョブリスト表示領域37に表示させるようになっている。
【0071】
次に、ジョブリスト表示領域37について、詳細に説明する。
【0072】
ジョブリスト表示領域37は、前述した4つのキー30〜33のうちのいずれが選択されたか、および、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示と完了ジョブリスト表示とのいずれが選択されたかによって、ジョブリスト表示領域37で8種類のジョブリスト(待機印刷ジョブリスト、完了印刷ジョブリスト、待機電子メール送信ジョブリスト、完了電子メール送信ジョブリスト、待機FAX送信ジョブリスト、完了FAX送信ジョブリスト、全待機ジョブリスト、および全完了ジョブリスト)の表示を行えるようになっている。
【0073】
次に、これら8種類のジョブリストのうち、待機印刷ジョブリストについて図4ないし図6に基づいて説明する。
【0074】
待機印刷ジョブリストは、図4ないし図6のジョブステータス画面に示すように、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示が選択され、かつ、印刷ジョブリスト表示キー30が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示される。待機印刷ジョブリストは、実行中および待機中の印刷ジョブ(PC印刷ジョブおよび受信FAX印刷ジョブ)をリスト表示するものである。また、詳細については後述するが、割り込みコピージョブもこの待機印刷ジョブリストに表示されるようになっている。なお、図4および図5の待機印刷ジョブリストは、1つの実行中の印刷ジョブがあり、かつ、6つの待機中の印刷ジョブがある状態での待機印刷ジョブリストを示している。また、この場合、一度にジョブリスト表示領域37に表示可能なジョブの数は4つであるので、待機印刷ジョブリストは2頁に分けて表示され、図4は1頁目、図5は2頁目を示している。一方、図6のジョブステータス画面は、実行中の印刷ジョブも待機中の印刷ジョブもない状態での待機印刷ジョブリストを示している。この時は、割り込みキー34が表示されない。
【0075】
待機印刷ジョブリストにおいて、最も左のカラム(列)は、図4および図5に示すように、優先処理順位(何番目に実行されるか)を示す番号カラムとなっており、上から、1、2、3…と各ジョブに対してナンバリングされている。以下、1、2、3、…とナンバリングされた各ジョブをジョブ1、ジョブ2、ジョブ3、…と呼ぶ。
【0076】
待機印刷ジョブリストにおいては、番号カラムの次(右隣)のカラムは、図4および図5に示すように、ジョブの種類を表すアイコンが表示されるアイコンカラムとなっている。割り込みコピージョブが実行されていない通常の状態では、待機印刷ジョブリストのアイコンカラムには、印刷ジョブの種類に応じて、PC印刷ジョブを表すPC印刷アイコン、あるいは受信FAX印刷ジョブを表す受信FAX印刷アイコンのいずれかが表示される。図4の例では、ジョブ1、ジョブ2、ジョブ4がPC印刷ジョブであり、ジョブ3が受信FAX印刷ジョブであるため、破線内に示すように、ジョブ1、2、4の行にPC印刷アイコンが表示されている一方、ジョブ3の行に受信FAX印刷アイコンが表示されている。
【0077】
待機印刷ジョブリストにおいて、アイコンカラムの次の「ユーザ名/モード名(USER/MODE) 」と記されたカラムは、ユーザ名やモード名等を表示するユーザ名/モード名カラムである。待機印刷ジョブリストの場合、ユーザ名/モード名カラムでは、PC印刷ジョブの行にはユーザ名が、受信FAX印刷ジョブの行には送信先のFAX番号またはその登録名が表示される。図4の例では、PC印刷ジョブであるジョブ1、2および4の行にはユーザ名が表示され、受信FAX印刷ジョブであるジョブ3の行に送信先のFAX番号が表示されている。
【0078】
待機印刷ジョブリストにおいて、ユーザ名/モード名カラムの次の「登録時刻(SET TIME)」と記されたカラムは、ジョブが待機印刷ジョブリストに登録された日時を表示する登録時刻カラムとなっている。本実施形態の登録時刻カラムでは、図4に示すように、左側に時刻を表示し、右側に日時を表示するようになっている。なお、画像形成装置の使用環境によっては、必ずしも日時の表示を必要としない場合もある。
【0079】
待機印刷ジョブリストにおいて、登録時刻カラムの次の「頁数(SETS)」と記されたカラムは、実行が完了した頁数、および、ジョブの総頁数(実行が完了した頁数と待機中の頁数との合計)を表示する頁数カラムとなっている。本実施形態の頁数カラムでは、図4に示すように、実行が完了した頁数およびジョブの総頁数がそれぞれ、左側および右側に上位の0を含めて3桁の数字で表示され、各数字の間にスラッシュが表示されるようになっている。実行される前の待機中のジョブでは全て、左側の数字(実行が完了した頁数)が“000”となっている。例えば、図4のジョブ2では、この時点でジョブ1が実行されているために全ての頁が待機中となっているので、左側の数字(実行が完了した頁数)は“000”となっている。また、ジョブ2は、7頁の印刷を実行するジョブであるので、右側の数字(ジョブの総頁数)は“007”となっている。一方、図4の時点で実行中のジョブ1は、15頁の印刷を実行するジョブであるので、右側の数字は“015”となっている。また、この時点では、ジョブ1の5頁の印刷が完了しているので、左側の数字は“005”となっている。
【0080】
待機印刷ジョブリストにおいて、頁数カラムの次の「進行状況(STATUS)」と記されたカラムは、ジョブが現在実行されている状態にあるか、待機状態にあるかを示す進行状況カラムになっており、図4および図5に示すように、現在実行されているジョブ1の行には「実行中(JOBBING) 」の文字が表示される一方、待機状態にあるジョブ2以降の行には「待機中(WAITING) 」の文字が表示されるようになっている。なお、この進行状況カラムは、他のカラムで進行状況を表示する場合には設ける必要はない。他のカラムで進行状況を表示する方法としては、例えば、番号カラムに表示されている番号のうち実行中のジョブの番号だけを点滅させる方法や、実行中のジョブの行と待機中のジョブの行とで文字色を変える方法、実行中のジョブを表す行(カラムと直交する横方向の並び)の全体を反転表示させる方法等が考えられる。
【0081】
待機印刷ジョブリストにおいて、ジョブリストの最も右側で、表示切り換えキー35の領域に隣接する位置には、図4および図5に示すように、ジョブリストの表示頁番号および総頁数と、ジョブリストの表示頁を切り換えるための表示頁切り換えキー36とが表示されている。ジョブリストの表示頁番号とは、ジョブリストの総頁のうち現在表示されている頁が何頁目に当たるかを表すものである。ジョブリストの表示頁番号および総頁数は、「(表示頁番号)/(総頁数)」という形式で表示される。例えば、図4では、総頁数2頁のうちの1頁目が表示されているので、「1/2」と表示されている。一方、図5では、総頁数2頁のうちの2頁目が表示されているので、「2/2」と表示されている。
【0082】
本実施形態では、表示頁切り換えキー36は、図4および図5に示すように、前の頁を表示するように表示を切り換えるためのアップキー36aと、次の頁を表示するように表示を切り換えるためのダウンキー36bとが上下に配置された構成となっている。この表示頁切り換えキー36では、アップキー36aは上方向を向いている矢印キーであり、ダウンキー36bは下方向に向いている矢印キーである。アップキー36aは、有効であるとき、すなわち前頁が存在するときには通常の濃度(例えば、黒色)で表示される一方、無効であるとき、すなわち前頁が存在しないときには淡色(例えば、灰色)で表示される。同様に、ダウンキー36bは、有効(操作可能)であるとき、すなわち次頁が存在するときには通常の濃度(例えば、黒色)で表示される一方、無効(操作不能)であるとき、すなわち次頁が存在しないときには、淡色(例えば、灰色)で表示される。このように無効であるキーを淡色で表示することにより、そのキーが無効であることが利用者にとって分かり易くなる。例えば、図4に示すように、1頁目が表示されている場合には、前頁が存在しないので、アップキー36aが淡く表示され操作不能になる。また、1頁目を表示する際、2頁目以降がある場合には、ダウンキー36bが通常の濃度で表示され操作可能になる。一方、図5に示すように、2頁目が表示されると、逆に、アップキー36aが通常の濃度で表示され操作可能になる。また、この場合、2頁目が最終頁であり、次頁が存在しないので、ダウンキー36bは淡く表示されて操作不能になる。もちろん、図4および図5の例では全頁数が2頁であるために、2頁目の表示でダウンキー36bが淡く表示されるが、3頁以降が存在する場合には、2頁目の表示でもダウンキー36bは淡く表示されず通常の濃度で表示され、操作可能になる。
【0083】
次に、完了印刷ジョブリストについて図7に基づいて説明する。
【0084】
完了印刷ジョブリストは、図4ないし図6の状態で表示切り換えキー35を操作することで表示される。すなわち、完了印刷ジョブリストは、図7のジョブステータス画面に示すように、表示切り換えキー35によって完了ジョブリスト表示が選択され(網かけ表示され)、かつ、印刷ジョブリスト表示キー30が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示される。
【0085】
完了印刷ジョブリストは、実行が完了したジョブ(PC印刷ジョブ、受信FAX印刷ジョブ、または割り込みコピージョブ)を表示する点以外は、ほぼ待機印刷ジョブリストと同じである。ただし、完了印刷ジョブリストでは、番号カラムには番号が表示されない。また、完了印刷ジョブリストでは、進行状況カラムに、完了を表す文字“OK”が表示されるようになっている。
【0086】
次に、待機電子メール送信ジョブリストについて図8に基づいて説明する。
【0087】
待機電子メール送信ジョブリストは、図4ないし図6の状態で電子メール送信ジョブリスト表示キー31に切り換えることにより表示される。すなわち、待機電子メール送信ジョブリストは、図8のジョブステータス画面に示すように、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示が選択され、かつ、電子メール送信ジョブリスト表示キー31が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示される。
【0088】
このとき、表示される待機電子メール送信ジョブリストは、表示される待機ジョブの種類が電子メール送信ジョブである点以外は図4〜図6に示した待機印刷ジョブリストとほぼ同様である。まず、待機電子メール送信ジョブリストでは、最も左のカラムから、番号カラム、アイコンカラム、ユーザ名/モード名カラム、登録時刻カラム、頁数カラム、および進行状況カラムが表示されている。ただし、この場合、アイコンカラムには、電子メール送信ジョブを示すアイコンが表示されている。また、ユーザ名/モード名カラムには、送信先の電子メールアドレスが表示されている。また、図8の例では、実行中または待機中のジョブが2つしかなく、表示するジョブが1頁分しかないので、表示頁の切り換えキー36は、アップキー36aおよびダウンキー36bの何れも淡い表示となっており、操作不能になっている。
【0089】
なお、完了電子メール送信ジョブリストは、図8の状態で表示切り換えキー35によって完了ジョブリスト表示に切り換えたときに表示されるものである。完了電子メール送信ジョブリストは、図示しないが、実行が完了したジョブを表示する点以外は、ほぼ待機電子メール送信ジョブリストと同じである。ただし、完了電子メール送信ジョブリストでは、進行状況カラムに、完了を表す文字“OK”が表示されるようになっている。
【0090】
次に、待機FAX送信ジョブリストについて図9に基づいて説明する。
【0091】
待機FAX送信ジョブリストは、図4および図5のように印刷ジョブリスト表示キー30が選択された状態や、図8のようにSCAN TO E-mailジョブリスト表示キー31が選択された状態で、FAX送信ジョブリスト表示キー32に切り換えることにより表示される。すなわち、待機FAX送信ジョブリストは、図9のジョブステータス画面に示すように、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示が選択され、かつ、FAX送信ジョブリスト表示キー32が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示される。
【0092】
このとき、表示される待機FAX送信ジョブリストは、表示される待機ジョブの種類がFAX送信ジョブある点以外は図4〜図6に示した待機印刷ジョブリストとほぼ同様である。ただし、アイコンカラムには、FAX送信ジョブを示すアイコンが表示されている。また、ユーザ名/モード名カラムには、送信先のFAX番号が表示されている。
【0093】
なお、完了FAX送信ジョブリストは、図9の状態で表示切り換えキー35によって完了ジョブリスト表示に切り換えたときに表示されるものである。完了FAX送信ジョブリストは、図示しないが、実行が完了したジョブを表示する点以外は、ほぼ待機FAX送信ジョブリストと同じである。ただし、完了FAX送信ジョブリストでは、進行状況カラムに、完了を表す文字“OK”が表示されるようになっている。
【0094】
また、全待機ジョブリストは、表示切り換えキー35によって待機ジョブリスト表示が選択され、かつ、全ジョブリスト表示キー33が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示されるものである。全待機ジョブリストは、図示しないが、待機印刷ジョブリスト、待機待機電子メール送信ジョブリスト、および待機FAX送信ジョブリストを足し合わせたものである。
【0095】
さらに、全完了ジョブリストは、表示切り換えキー35によって完了ジョブリスト表示が選択され、かつ、全ジョブリスト表示キー33が選択されたときに、ジョブリスト表示領域37に表示されるものである。全完了ジョブリストは、図示しないが、完了印刷ジョブリスト、完了待機電子メール送信ジョブリスト、および完了FAX送信ジョブリストを足し合わせたものである。
【0096】
なお、ジョブリストの表示形式は、上述した例に限定されるものではない。例えば、上述した例では待機ジョブリスト表示と完了ジョブリスト表示とを切り換えるようになっていたが、待機ジョブと完了ジョブとの両方をリスト表示するようにしてもよい。その場合、通常は実行中のジョブを先頭行に表示し、アップキー36aを押したときに完了ジョブを表示するようにすると、ジョブの実行状況がユーザに分かり易くなる。また、上述した例ではジョブリストを頁単位でスクロール表示するようになっていたが、ジョブ単位でスクロール表示するようにしてもよい。
【0097】
次に、本発明の特徴点である割り込みキーについて説明する。
【0098】
機能ソフトキー領域38には、図4に示すように、キー30〜33から少し間隔を開けて、割り込みキー34が表示されるようになっている。割り込みキー34は、現在実行中の印刷ジョブを一時中断して、コピージョブの実行を許容するためのキーである。割り込みキー34は、常に表示されるのではなく、印刷ジョブに対するコピージョブの割り込みが可能な状態であるときだけ、すなわち、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方があるときだけ表示されるようになっている。したがって、図4および図5に示すジョブステータス画面の例のように実行中の印刷ジョブ(ジョブ1)や待機中の印刷ジョブ(ジョブ2〜7)があり、印刷割り込みが可能な状態である場合には、割り込みキー34は、図4に示すような1頁目を表示している状態であっても図5に示すような2頁目の表示に切り換わった状態であっても必ず表示される。一方、図6に示すジョブステータス画面のように、実行中の印刷ジョブも待機中の印刷ジョブもなく、印刷割り込みが不可能な状態である場合には、割り込みキー34が表示されない。
【0099】
上述した本実施形態の画像形成装置の操作パネル1において、図4に示す待機印刷ジョブリストが表示されている状態で、使用者が割り込みキー34を操作してコピーを割り込みで実行することを指示すると、まず、図4に示すジョブステータス画面は、図10に示すジョブステータス画面39のように変化する。すなわち、図4に示す待機印刷ジョブリストの1行目に割り込みコピージョブが挿入され、他のジョブは一行下げて表示される。この時、機能ソフトキー領域38には、使用者の割り込み指示が受け付けられたことを使用者に報知するために、割り込みキー34が、非表示となる。また、割り込みが指示される前とは異なる表示形態(濃度や色、点滅の有無等)で表示されるようにしてもよいし、図10の場合のように、割り込みキー34の枠線を太線に変化させるなどしてキー操作を無効にするようにしてもよい。
【0100】
割り込みコピージョブが挿入された後の待機印刷ジョブリストは、図4に示す待機印刷ジョブリストと基本的には同様である。ただし、割り込みコピージョブの行では、割り込みを表す文字“IN”を番号カラムに表示するとともに、コピージョブを表すコピージョブアイコンをアイコンカラムに表示するようになっている。また、割り込みコピージョブではユーザ名が入力されないので、割り込みコピージョブの行のユーザ名/モード名カラムにはユーザ名に代えてコピーのモード名が表示される。さらに、コピージョブの場合には画像読み取り動作が完了するまではジョブの総頁数が不明であるので、割り込みコピージョブの行のジョブの総頁数は不明であることを表す記号“### ”が表示される。また、割り込みコピージョブの行の進行状況カラムでは、原稿画像の読み取り動作を開始した後、印刷を開始するまでは、「実行中」の文字に代えて「読込中(SCANNING)」の文字を表示するようになっている。
【0101】
また、このとき、割り込みコピージョブの画像読み取り動作が開始される。この場合には、自動原稿搬送装置16にセットした原稿の画像をスキャナ部10により読み取る動作が開始される。ただし、この時点では、割り込みコピージョブの印刷動作が実行されるまでは、割り込みキー34を操作した時点で実行されていた印刷ジョブ(図4および図10では、ユーザ名が“OKAMOTO ”のジョブ1)はそのまま継続して実行される。
【0102】
このように、割り込みコピージョブの画像読み込み動作中に印刷ジョブの実行を継続するようにしたことで、コピージョブの割り込みによる印刷ジョブの遅延を最小限に抑えることができる。
【0103】
タッチパネル3の表示画面には、図10に示すジョブステータス画面39が表示された後、所定時間経過すると、図11に示すように、ジョブステータス画面39に重なるようにしてコピーモード画面40が表示される。なお、このとき、コピーモード画面40は、ユーザ名/モード名カラムを含む図10のジョブステータス画面39の大部分に重なるように表示されるが、待機印刷ジョブリストの番号カラム、アイコンカラム、およびユーザ名/モード名カラムの一部は、コピーモード画面40に隠れずに表示されたままである。
【0104】
このようにコピーモード画面40を表示している間にも待機印刷ジョブリストの一部を表示するようにしたことで、ユーザが、コピーモード画面40をしている間にも実行中および待機中のジョブに関する情報を得ることができる。
【0105】
コピーモード画面40では、画像形成装置の外観図47が中央に表示されている。外観図47には、原稿をセットすべき位置、すなわち、自動原稿搬送装置16が黒い逆三角形で表示されるようになっている。また、コピーモード画面40の上端部には、「割込コピーできます。条件の入力又は原稿をセットして下さい。」というメッセージが表示される。また、このメッセージの右端部、すなわちコピーモード画面40における右上端部には、コピー枚数を表す数字、この場合、1枚を表す「1」という数字が表示される。また、コピーモード画面40の左端部には、特別機能キー41、片面コピー/両面コピー切り換えキー42、および出力キー43などのコピー機能キーがデフォルトの状態で表示される。例えば、片面コピー/両面コピー切り換えキー42では、デフォルトの状態が片面コピーとなっている。さらに、コピーモード画面40の右端部には、露光条件キー44、用紙選択キー45、およびコピー倍率キー46等のコピー条件キーが表示され、これらキー44〜46にはキーの種類を表す文字に加えて現時点での条件(露光条件、選択用紙、およびコピー倍率)も合わせて表示される。例えば、図11では、各条件がデフォルト値に設定されており、露光条件は自動露光調節、選択用紙は自動給紙(給紙ユニット17による給紙)のA4サイズ用紙、コピー倍率は100%となっている。
【0106】
ここで、図11のコピーモード画面40において、条件キーのうち用紙選択キー45を操作すると、コピーモード画面40は、選択用紙を設定するためのコピーモード画面に切り換わる。このコピーモード画面は、キー41〜43および外観図47に代えて選択用紙を設定するためのキーを表示するものである。例えば画像形成装置の給紙ユニット17に3つの用紙カセットが縦並びで装着されている場合、このコピーモード画面は、図12に示すコピーモード画面50のようになる。すなわち、キー41〜43および外観図47に代えて、用紙カセットの位置に対応して、上側の用紙カセットを選択するための用紙カセット選択キー51、真ん中の用紙カセットを選択するための用紙カセット選択キー52、および下側の用紙カセットを選択するための用紙カセット選択キー53が上からこの順で表示される。また、用紙カセット選択キー51〜53自体には用紙サイズ等が表示されるようになっており、この場合、それぞれ「1.B5 縦」、「2.A3 縦」、「3.A4 横」と表示されている。また、用紙カセット選択キー51〜53の横には、どのような種類の用紙がセットされているかが表示されるようになっており、図12では「普通紙」と表示されている。また、図12では、「3.A4 横」と表示されている用紙カセット選択キー53が選択された状態となっており、用紙カセット選択キー53の枠が太く表示されている。
【0107】
また、図11のコピーモード画面40において「片面コピー」と表示されている片面コピー/両面コピー切り換えキー42を操作すると、コピー条件が、図13に示すように両面コピーに切り換わる。この片面コピー/両面コピー切り換えキー42は、操作する度に片面コピーと両面コピーとが切り換わるようになっている。
【0108】
ユーザが、図11のコピーモード画面40において上述したように諸条件を入力して条件の設定を完了した後、図3に示す操作パネル1におけるスタートキー20を操作すると、スキャナ部10による原稿の読み込みが開始されるとともに、図14に示すようにコピーモード画面40の上端部に「割込コピーの読込中です。」というメッセージが表示される。なお、この場合は、設定された条件が、両面コピー、自動給紙のA3サイズ用紙、およびコピー倍率100%(デフォルトの状態)である場合を示している。そして、スキャナ部10による原稿画像の読み込みが完了すると、図15に示すように、コピーモード画面40の上端部に表示される上記のメッセージが「割込コピーの読込を完了しました」というメッセージに切り換わる。
【0109】
割り込みコピージョブによるスキャナ部10の読み込みが完了すると、割り込み時点では実行中であったユーザ名が“OKAMOTO ”のジョブ1は、一旦中断される。すなわち、割り込みコピージョブによるスキャナ部10の読み込みが完了するまでは、割り込み時点で実行されているジョブ1は継続されることになる。ジョブが中断されると、RAM9bにおける印刷用の画像メモリ領域に格納されたジョブ1の画像データのうち、未印刷頁の画像データがRAM9bの他の記憶領域に待避されるとともに、何頁目まで印刷したかがRAM9bに記憶される。
【0110】
タッチパネル3では、上述した割り込みコピーの読み込みが完了した旨のメッセージが表示される表示画面、すなわち図15に示す表示画面が所定時間表示された後は、コピーモード画面40が消去され、図16に示すように、図10のジョブステータス画面39とほぼ同様のジョブステータス画面が再度表示される。ただし、このジョブステータス画面では、ジョブステータス画面39と異なり、割り込みコピージョブは番号が1(優先処理順位が1番目)のジョブとして待機印刷ジョブリストに表示され、他のジョブの番号が1つずつ大きくなる。また、この時点では、割り込みコピージョブの総頁数が判明しているので、割り込みコピージョブの頁数カラムにも総頁数が表示される。
【0111】
そして、この時点で割り込みコピージョブの印刷動作が開始される。また、割り込みコピージョブの印刷動作が開始されると、割り込みキー34は表示されなくなる。なお、この時点において、割り込み時点で実行中であった印刷ジョブ(ユーザ名が“OKAMOTO ”の印刷ジョブ)は、進行状況カラムには「実行中」と表示されたままであるが、実行されているのではなく中断している。
【0112】
その後、割り込みコピージョブの印刷動作が完了すると、中断していた当初実行中であったユーザ名が“OKAMOTO ”の印刷ジョブ(ジョブ1)を再開する。また、完了した割り込みコピージョブを図7に示すような完了印刷ジョブリストに追加し、ジョブステータス画面を、図17に示すように割り込み前の待機印刷ジョブリストを表示した状態に復帰させる。この時、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方が存在する場合には、割り込みキー34を表示させる。
【0113】
本実施形態の画像形成装置における一連の制御を図18ないし図22のフローチャートに基づいて説明する。
【0114】
まず、図18に示すように、実行中(進行中)のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方があるか否かを判定する(S1)。実行中のジョブおよび待機中のジョブのいずれもないと判定された場合には、図6に示すようにジョブステータス画面のジョブリスト表示領域37に待機印刷ジョブを表示せず、割り込みキー34を表示させない(S2)。
【0115】
その後、FAX受信(電話回線からモデム15へのFAX信号の入力)があったか否かを判定する(S3)。S3でFAX受信があった場合には、モデム15で受信したアナログ信号をデータに変換してRAM9bに格納するメモリ受信動作を行う(S4)。その後、RAM9bに格納した受信FAXのデータを印刷部11にて印刷するジョブを受信FAX印刷ジョブとして待機印刷ジョブリストに登録し(S5)、S1に戻る。
【0116】
一方、S3でFAX受信がなかった場合には、PC14から印刷ジョブを受け取ったか否か、すなわち、PC14からインターフェイス部13を介して印刷用のデータを受信したか否かを判定する(S6)。S6でPC14から印刷ジョブを受け取っていれば、PC14から受信した印刷用のデータを印刷するジョブをPC印刷ジョブとして待機印刷ジョブリストに登録し(S7)、S1に戻る。
【0117】
さらに、S6でPC14から印刷ジョブを受け取っていなければ、モードキー25〜27のいずれかが操作されたか否かを判定する(S8)。モードキー25〜27のいずれかが操作されていれば、対応するモード画面(例えば、図8に示すような待機電子メール送信ジョブリストを表示するジョブステータス画面や図9に示すような待機受信FAX印刷ジョブリストを表示するジョブステータス画面など)をタッチパネル3に表示し(S9)、S1に戻る。
【0118】
さらに、S8でモードキー25〜27のいずれも操作されていなければ、表示されている何れかのモード画面の条件キー(例えば、図11に示すコピーモード画面40のキー41〜46)が操作されているか否かを判定する(S10)。何れかの条件キーが操作されていれば、その条件キーに対応するモード画面で条件を表示し(S11)、S1に戻る。
【0119】
さらに、S10で何れのモード画面の条件キーも操作されていなければ、何れかのモード画面でスタートキー20が操作されたか否かを判定する(S12)。何れかのモード画面でスタートキー20が操作されていれば、対応モードの動作を開始し(S13)、S1に戻る。
【0120】
さらに、S12でスタートキー20が操作されていなければ、キー操作が無い状態で所定時間が経過したか否かを判定する(S14)。S14でキー操作が無い状態で所定時間が経過すると、待機時デフォルト画面を表示して(S15)、S1に戻る。一方、S14でキー操作が無い状態で所定時間が経過しなかった場合には、直接S1に戻る。
【0121】
S1で実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方があった場合、例えば、図4や図5に示すようにジョブステータス画面のジョブリスト表示領域38に待機印刷ジョブをリスト表示させると共に、表示画面(ジョブステータス画面)に割り込みキー34を表示させる(S16)。そして、図19に示すS17に進み、S17で割り込みキー34が操作されたか否かを判定する。
【0122】
割り込みキー34が操作されていなければ、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方を有するモードで、そのジョブを実行する(S18)。すなわち、実行中のジョブがあれば、そのジョブを実行し、実行中のジョブがなければ、待機中のジョブを実行する。ジョブを実行した後は、S1に戻る。
【0123】
S17で割り込みキー34が操作されていれば、割り込みキー34を非表示とする(S19)。あるいは、このとき、割り込みキー34を異なる表示形態で表示画面に表示してもよい。次に、例えば図10に示すようにして、ジョブステータス画面の待機印刷ジョブリストに割り込みコピージョブを表示して、コピージョブの割り込み位置を表示する(S20)。その後、所定時間が経過したか否かを判定する(S21)。S21で所定時間が経過していない場合は、経過するまでこのステップを繰り返す。所定時間が経過すると、例えば図11に示すように、デフォルト値でコピーモード画面40を表示する(S22)。
【0124】
次に、図20のS23に進み、割り込みキャンセルタイマーの残り時間(Ti)を予め設定された値(t1)に設定する。その後、図11に示したようなメッセージ付きのコピーモード画面40を表示し、条件の入力又は原稿のセットが必要であることをユーザに報知する(S24)。さらに、割り込みキャンセルタイマーをスタートさせた(S25)後、このタイマーがアップ、すなわち残り時間(Ti)が0になったか、あるいはオールクリアキー23(ACキー)が操作されたかを判定する(S26)。S26でタイマーがアップしたか、あるいはオールクリアキー23が操作されていれば、割り込みモードを解除し(S27)、図19のS17に戻る。
【0125】
S26で割り込みキャンセルタイマーがアップしておらず、かつ、オールクリアキー23も操作されていなければ、スタートキー20が操作されたか否かを判定する(S28)。スタートキー20が操作されていれば、原稿が有るか否かを判定する(S29)。S29で原稿がなければ、読み込み動作を中止した(S30)後、原稿のセットが必要であることをユーザに報知し(S31)、S26に戻る。
【0126】
S28でスタートキー20が操作されていなければ、コピー条件キー(図11に示すコピーモード画面40のキー41〜46)が操作されたか否かを判定する(S32)。S32でコピー条件キーが操作されていれば、例えば図12や図13に示すように、操作されたコピー条件キーに対応する条件を表示した(S33)、その後、S26に戻る。
【0127】
また、S32でコピー条件キーが操作されていなければ、テンキー21が操作されたか否かを判定する(S34)。S34でテンキー21が操作されていれば、テンキー21で入力された数値をコピー設定数としてタッチパネル3のコピー数表示部に表示(置数)し(S35)、S26に戻る。
【0128】
さらに、S34でテンキー21が操作されていなければ、クリアキー22(Cキー)が操作されたか否かを判定する(S36)。S41でクリアキー22が操作されていれば、タッチパネル3のコピー数表示部に表示(置数)されたコピー枚数がクリア、すなわち0にされた(S37)後に、S26に戻る。一方、S36でクリアキー22が操作されていなければ、直接S26に戻る。
【0129】
S29で原稿があれば、図21のS38に進み、S38でスキャナ部10による原稿の読み込み動作が開始され、例えば図14の表示画面のように読み込み動作中であることが表示される。そして、読み込み動作の開始後は、スキャナ部10による全原稿の読み込みが完了したか否かを判定する(S39)。読み込みが完了していなければ、原稿のジャム(詰まり)の有無を判定する(S40)。S40で原稿のジャムがなければ、S39に戻る。
【0130】
一方、S40で原稿のジャムがあれば、読み込み動作を中断し(S41)、原稿のジャムが発生したこと、およびそのジャムを取り除くために必要な処理(ジャム処理)をユーザに報知する(S42)。その後、ユーザによって原稿のジャムを取り除く処理(リカバリー)が完了したか否かを判定する(S43)。原稿のジャムを取り除く処理が完了するまではS43を繰り返すが、原稿のジャムを取り除く処理が完了すると、読み込み動作を再開して(S44)、S39に戻る。
【0131】
S39で全原稿の読み込み動作が完了すれば、例えば図15の表示画面のように読み込み動作が完了したことが表示され、現在実行中のジョブの残り枚数が所定枚数以下か否かが判定される(S45)。
【0132】
S45で現在実行中の印刷ジョブの残り枚数が所定枚数より多ければ、現在実行中の印刷ジョブを中断し(S46)、現在実行中の印刷ジョブの進捗状況を記憶した(S47)後、現在実行中の印刷ジョブの画像データをRAM9b内の作業領域から他の領域に待避して(S48)、割り込みコピージョブを待機印刷ジョブリストの先頭に登録する(S50)。例えば、当初は図10に示すように「IN」という表示であった割り込みコピージョブの番号カラムを、図16に示す表示画面のように番号「1」に変更する。
【0133】
S45で現在実行中の印刷ジョブの残り枚数が所定枚数以下であれば、現在実行中の印刷ジョブが完了しているか否かを判定する(S49)。現在実行中の印刷ジョブが完了するまでこのS49のステップは繰り返され、現在実行中の印刷ジョブが完了したと判定された時点で、割り込みコピージョブを待機印刷ジョブリストの先頭に登録する(S50)。
【0134】
このように、本実施形態では、現在実行中の印刷ジョブの残り枚数が所定枚数より多ければ、現在実行中の印刷ジョブを中断する一方、現在実行中の印刷ジョブの残り枚数が所定枚数以下であれば、現在実行中の印刷ジョブを中断せず、完了するまで継続するようになっている。これにより、現在実行中の印刷ジョブの残り枚数が所定枚数以下である場合に、現在実行中の印刷ジョブの完了が早くなる。したがって、割り込みコピーを実行したユーザをあまり長い時間待たせない範囲内で、現在実行中の印刷ジョブの完了を早めることができる。
【0135】
S50の後、図16に示すように、コピーモード画面40を閉じて、割り込みコピージョブを待機印刷ジョブリストの先頭に挿入したジョブステータス画面を表示する(S51)。その後、図22のS52に進み、割り込みコピージョブの印刷動作を開始する。この時、割り込みコピージョブを待機印刷ジョブリストに挿入する。また、この時、割り込み動作中であるため、割り込みキー34を非表示とするが、割り込み動作中であることが分かるように割り込みキー34を割り込み動作開始前とは異なる形態で表示し、割り込みキー34の動作を無効にしてもよい。
【0136】
次いで、割り込みコピージョブの印刷が完了したか否かを判定する(S53)。割り込みコピージョブの印刷が完了していない場合、用紙のジャムがあるか否かを判定する(S54)。用紙のジャムがなければS53に戻るが、用紙のジャムがあれば、割り込みコピージョブの印刷動作を中断し(S55)、用紙のジャムを取り除くために必要な処理(用紙ジャム処理)をユーザに報知する(S56)。次いで、ユーザによる用紙ジャム処理が完了したか否かを判定する(S57)。ユーザによる用紙ジャム処理が完了するまでこのステップは繰り返される。用紙ジャム処理が完了すると、割り込みコピージョブの印刷動作を再開し(S58)、S53に戻る。
【0137】
S53で割り込みコピージョブの印刷が完了すると、割り込みコピージョブを印刷完了ジョブに移管して(S59)、割り込みコピージョブの開始時に印刷ジョブの中断があったか否かを判定する(S60)。割り込みコピージョブの開始時に印刷ジョブの中断がなかった場合、割り込みコピージョブをジョブステータス画面の待機印刷ジョブリストから消去して次の印刷ジョブを待機印刷ジョブリストの先頭に表示する(S61)。その後、次の印刷ジョブの印刷動作を開始して(S62)、図18におけるS1に戻る。
【0138】
一方、S60で、割り込みコピージョブの開始時に印刷ジョブの中断があったと判定された場合、中断した印刷ジョブの進捗状態を読み出し(S63)、割り込みコピージョブをジョブステータス画面の待機印刷ジョブリストから消去して、中断した印刷ジョブを先頭にして表示する(S64)。そして、中断した印刷ジョブを再開して(S65)、図18におけるS1に戻る。
【0139】
本実施形態の操作パネル1は、以上のように、複数のジョブを順次実行可能であり、かつ、実行中および待機中の少なくとも一方のジョブがある際に、実行中のジョブを一旦中止させるか、待機中のジョブに先んじるかして別のジョブを実行させる割り込み動作を実行可能である電子機器(画像形成装置)に備えられ、複数のキーからなるハードキー群2と、操作のための情報を表示する表示手段および入力手段を兼ねるタッチパネル3とを備える操作パネルであって、電子機器本体(画像形成装置本体)を操作するための各種キーを表示上のソフトキーとして表示可能とするとともに、ハードキー群2は、上記電子機器本体(画像形成装置本体)の割り込み動作以外の通常動作の操作に関わる通常操作キーのみからなっており、さらに、タッチパネル3は、割り込み動作を操作するための割り込みキーを、割り込み動作が可能な状態でのみ、ソフトキーとして表示する構成である。
【0140】
上記構成によれば、割り込みキーを適時ソフトキーとして表示することによって、割り込みキーをハードキーとして設ける必要がなくなり、操作パネル1を小さくすることが可能になるとともに、操作パネル1の構成をより簡素化することができる。また、割り込み動作が可能であるかは電子機器本体(画像形成装置本体)の動作状況によるが、上記構成によれば、割り込み動作が可能な状態でのみ割り込みキーを表示するので、割り込み可能な場合とそうでない場合とがより明確になり、割り込みに関する電子機器本体(画像形成装置本体)の動作状況をユーザに分かりやすく表示することができる。
【0141】
また、本実施形態の画像形成装置は、以上のように、複数のキーからなるハードキー群および表示手段および入力手段を兼ねるタッチパネル3を備える操作パネル1と、画像データを格納する記憶部9と、記録材に印刷動作を行う印刷部11と、これら操作パネル1、記憶部9、および印刷部11の動作を制御する制御部8とを備えており、記憶部9から順次画像データを読み出すことで、印刷部11に複数の印刷ジョブを順次実行させることが可能であり、かつ、実行中および待機中の少なくとも一方のジョブがある際に、実行中のジョブを一旦中止させるか、待機中のジョブに先んじるかして別のジョブを実行させる割り込み動作が可能な画像形成装置において、タッチパネル3が、印刷動作を操作するための各種キーを表示上のソフトキーとして表示可能とするとともに、ハードキー群2が、上記印刷動作における割り込み動作以外の通常動作の操作に関わる通常操作キーのみからなっており、さらに、タッチパネル3は、割り込み動作を操作するための割り込みキーを、割り込み動作が可能な状態でのみソフトキーとして表示する構成である。
【0142】
上記構成によれば、通常動作を操作する際には使用しない割り込みキーを必要時に適時タッチパネル3上のソフトキーとして表示するので、割り込みキーをハードキーとして操作パネル1に設ける必要がなくなり、操作パネル1全体を小さくして画像形成装置そのものの構成をコンパクト化することが可能になるとともに、操作パネル1および画像形成装置の構成をより簡素化することができる。
【0143】
なお、本実施形態のタッチパネル3では、割り込み操作を行う前の状態では、図4等に示すように単一のウィンドウを表示するようになっていたが、複数のウィンドウを重ねて表示するようにしてもよい。複数のウィンドウを重ねて表示する場合には、常に、複数のウィンドウのうち、最前面のウィンドウ内に割り込みキーを表示することが好ましい。この理由について、説明する。
【0144】
複数のウィンドウを重ねて表示するときに、割り込みキーを背面のウィンドウ内に表示するようになっていると、割り込みキー34の表示位置によっては割り込みキー34が前面のウィンドウに隠れて見えなくなることがある。ユーザが、このような状態で割り込み動作を実行させようとすると、割り込みキー34に触れる前に割り込みキー34を含むウィンドウを最前面へ移動する必要があり、ユーザの操作が煩雑となる。
【0145】
また、複数のウィンドウのうちの背面のウィンドウ内に割り込みキー34を表示するようになっていると、そのままの状態では、ユーザが、割り込み動作が可能な状態にあるか否かを確認することができない。なぜなら、ユーザは、割り込みキーが見えない場合、割り込みキー34が前面のウィンドウに隠れて見えないのか、割り込み動作が不可能な状態にあるために割り込みキー34が表示されていないのかが分からないからである。そのため、ユーザは、このような状態で割り込み動作が可能な状態にあるか否かを確認するには、割り込みキー34を含むウィンドウを最前面へ移動した上で割り込みキー34の表示の有無を確認する必要がある。それゆえ、ユーザが割り込み動作が可能な状態にあるか否かを瞬時に確認できない。
【0146】
これに対し、上記構成によれば、複数のウィンドウを重ねて表示するときに、割り込みキー34が常に最前面のウィンドウに表示されることになる。そのため、ユーザは、常に割り込みキー34に触れるだけで割り込み動作を実行させることができ、ユーザの操作がより簡便となる。また、ユーザが、最前面のウィンドウに割り込みキー34が表示されているか否かを見るだけで、割り込み動作が可能な状態にあるか否かを確認できる。それゆえ、ユーザが割り込み動作が可能な状態にあるか否かを瞬時に確認することが可能になる。したがって、上記構成によれば、画像形成装置の操作性をより一層向上させることができる。
【0147】
また、複数のウィンドウを重ねて表示する場合に割り込みキー34を表示する最前面のウィンドウは、コピーモードの待機ウィンドウであることが好ましい。これによれば、通常、複数のモードのうち、コピーモードのみが適時割り込み動作を行う対象となるので、コピーモードの待機ウィンドウを最前面のウィンドウにしておくことで、画像形成装置の操作性をより一層向上させることができる。
【0148】
なお、本実施形態の画像形成装置は、印刷部11で印刷を行う印刷動作(コピージョブ、受信FAX印刷ジョブ、PC印刷ジョブ)と、電子メールで画像データ等を外部に送信する電子メール送信動作(電子メール送信ジョブ)と、FAXで外部のFAX端末等の画像データを送信するFAX送信動作(FAX送信ジョブ)とを並行して行うことができるようになっている。そのため、本実施形態の画像形成装置では、コピージョブ(コピー動作)の割り込みの他に、電子メール送信ジョブやFAX送信ジョブの割り込みも行うことができるようにしてもよい。電子メール送信ジョブやFAX送信ジョブの割り込みを行う場合には、送信中(実行中)のジョブを中断して別のジョブを割り込ませることはできないので、送信中のジョブが完了した時点で別のジョブを割り込ませればよい。
【0149】
このように複数種類のジョブの割り込みを可能にする場合、割り込みキー34を1個のキーとし、割り込みキー34によって実行される割り込みジョブが、表示されている各モードの画面(コピーモード画面、電子メールモード画面、またはFAXモード画面)に対応して変わる(決定される)ようにしてもよい。しかしながら、割り込みキー34は、図23に示すように、コピージョブの割り込みを指示するためのコピー割り込みキー34a、電子メール送信ジョブの割り込みを指示するためのE−MAIL割り込みキー34b、および、FAX送信ジョブの割り込みを指示するためのFAX割り込みキー34cの計3つの独立したキーであることが好ましい。この構成では、使用者が容易に操作が行える。すなわち、このような構成にすることにより、何れのモードでも(特に動作状態が分かりにくい送信動作を行う電子メールモードやFAXモード)でもそれぞれの待機中のジョブや実行中のジョブの有無を即座に確認できるだけでなく、即座にそれぞれの割り込みジョブを割り込ませることが可能になる。
【0150】
〔実施の形態2〕
本発明の画像形成装置の他の実施の形態を、図24ないし図27に基づいて以下に説明する。
【0151】
本実施の形態にかかる画像形成装置は、前記の図3に示す操作パネル1の代わりに、図24に示す操作パネル60を備えている以外は、実施の形態1の画像形成装置と同様の構成を備えている。操作パネル60は、前記の操作パネル1と同様、画像形成装置のスキャナ部10側に備えられており、図24に示すように、ハードキー群61とタッチパネル62とを備えている。
【0152】
本実施の形態にかかる操作パネル60は、実施の形態1の操作パネル1ではハードキー群2に含まれていたモード切り換えキー(キー25〜28)が、ソフトキー、すなわちタッチパネル62に表示される表示上のキー(ソフトキー)となっている点が実施の形態1の操作パネル1と異なっている。
【0153】
ハードキー群61は、モード切り換えキーを含まない点以外はハードキー群2と同様であり、スタートキー20、テンキー21、クリアキー22、オールクリアキー23、条件キー群としてのカスタム設定キー74、およびランプ70〜73を備えている。
【0154】
一方、タッチパネル62は、図24に示すように、モード切り換えキーとして、プリントモードキー65、スキャンモードキー66、コピーモードキー67、およびジョブステータスキー68をソフトキーとして表示できるようになっている。なお、図24は、待機中の印刷ジョブも実行中の印刷ジョブもない状態を表しており、このときには割り込みキーは表示されない。
【0155】
次に、ジョブステータスキー68を操作したときのタッチパネル62の表示画面について、図25に基づいて説明する。なお、図25の表示画面は、前記実施の形態1における図4のジョブステータス画面と同じジョブの内容および進行状況であり、かつ、キー30〜36の選択状態も図4のジョブステータス画面と同じである場合を示している。
【0156】
タッチパネル62の表示画面は、図25に示すように、前記実施の形態におけるタッチパネル3に表示されるジョブステータス画面とほぼ同様のジョブステータス画面を表示する表示領域69を有しているとともに、右端部(表示領域69の右側の領域)に、モード切り換えキーとして、プリントモードキー65、スキャンモードキー66、割り込みキー64、およびジョブステータスキー68をソフトキーとして表示できるようになっている。ただし、前記実施の形態1では、割り込みキー34は、機能ソフトキー領域38の右端部に表示されていたが、本実施の形態では、割り込みキー64は、表示領域69の右側の領域(キー65〜68が表示される領域)に表示される。
【0157】
本実施形態では、割り込みコピージョブがコピーであるとみなし、コピーモードキー67と割り込みキー64とを切り換え表示するようになっている。具体的には、図24のような待機中の印刷ジョブも実行中の印刷ジョブもない状態から、待機ジョブ(実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方)があり、割り込み可能な状態になると、図25に示すように、コピーモードキー67に代えて同じ領域に割り込みキー64を表示する。例えばユーザ名が“OKAMOTO ”の印刷ジョブ(ジョブ1)が実行されており、他に数件の待機ジョブ(実行中のジョブおよび待機中のジョブ)がある場合に、コピーモードキー67に代えて割り込みキー64を表示し、割り込みコピーが可能であることを明確に表示する。
【0158】
一方、図26に示す表示画面(図6に対応する表示画面)のように、実行中のジョブも待機中のジョブもなければ、割り込みコピージョブを実行する必然性がそもそもないので、図25の表示画面の割り込みキー64が表示されている領域に、割り込みキー64に代えてコピーモードキー67を表示する。
【0159】
また、割り込みキー64を操作して、割り込みコピージョブを実行させると、図27に示すように、割り込みキー64の枠が太く表示されて割り込み動作が実行中であることが示されるともに、前記実施の形態1における図11の表示画面と同様に、ジョブステータス画面の大部分に重なるようにコピーモード画面40が表示される。
【0160】
以上のように、本実施形態では、割り込みキー64とコピーモードキー67とを待機ジョブ(実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方)の有無に応じて切り換えて表示するようにし、ソフトキー化した各モードキー65・66と同一領域に配置したので、一度に表示するソフトキーの数を削減し、ソフトキーの表示領域を削減することができる。その上、モードの切り換えキー65〜67を表示画面の同一領域に集めて表示することになるので、操作パネル60の操作性を向上することができる。
【0161】
【発明の効果】
本発明の画像形成装置は、以上のように、複数のジョブを順次実行可能であり、かつ、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方がある場合に、実行中のジョブを一旦中止させて別のジョブを実行させるか、あるいは待機中のジョブに先行して別のジョブを実行させる割り込み動作を実行可能な電子機器に備えられ、上記割り込み動作を実行させる指示を電子機器本体に与えるための割り込みキーを有する操作パネルであって、電子機器本体を操作するための情報を表示するとともに、ユーザが触れたときに触れた位置に応じた指示を電子機器本体に与えるタッチパネルを備え、上記割り込みキーが、タッチパネルに表示される表示上のキーであり、かつ、上記割り込み動作が可能な状態であるときのみ表示されるようになっている操作パネルと、記録材上に画像を形成する画像形成手段と、操作パネルからの指示に基づいて画像形成手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段が、上記ジョブとして、少なくとも、画像の形成を画像形成手段に行わせる画像形成ジョブを実行可能であり、原稿画像を読み取るための画像読取手段と、予め作成された印刷用のデータを外部から受信するための受信手段と、操作パネルからの指示に基づいて、画像形成手段、画像読取手段、および受信手段を制御するための制御手段とをさらに備え、上記制御手段は、上記画像形成ジョブとして、受信手段で受信された印刷用のデータに基づいた画像の形成を画像形成手段に行わせる印刷ジョブ、および読み取り手段で読み取られた原稿画像に基づいた画像の形成を画像形成手段に行わせるコピージョブを実行可能であり、上記割り込みキーは、残り枚数が所定枚数より多い実行中の印刷ジョブおよび待機中の印刷ジョブの少なくとも一方がある場合に、上記の実行中の印刷ジョブを一旦中断させてコピージョブを実行させるか、あるいは上記の待機中の印刷ジョブに先行してコピージョブを実行させる指示を上記制御手段に与えるための割り込みコピーキーであるとともに、割込みが指示されると非表示となる構成となっている。
【0162】
上記構成によれば、割り込みキーをタッチパネルによる表示上のキー(ソフトキー)として表示するので、割り込みキーをハードキーとして操作パネルに設ける必要がなくなる。それゆえ、操作パネルを小型化することが可能になるとともに、操作パネルの部品点数を少なくすることができ、操作パネルの構成をより簡素化することができる。さらに、上記構成によれば、割り込み動作が可能な状態であるときのみ割り込みキーを表示するので、割り込みキーが表示されているか否かを確認するだけで割り込み動作が可能な状態にあるか否かを確認でき、操作性が向上する。したがって、上記構成は、小型化および構成の簡素化が図られ、かつ、操作性の向上した操作パネルを提供できるという効果を奏する
【0163】
また、上記構成によれば、上述した操作パネルを備えているので、小型化および構成の簡素化が図られ、かつ、操作性の向上した画像形成装置を提供できるという効果が得られる
【0164】
また、各ユーザの判断により実行するか否かがまちまちである割り込みコピー動作を実行させるための割り込みコピーキーは、特に操作性に優れていることが望まれる。上記構成では、この割り込みコピーキーの操作性を向上させることができるので、操作性を向上させる効果が特に顕著となる。
【0165】
上記タッチパネルは、さらに、コピージョブを印刷ジョブへの割り込みを伴うことなく実行させる通常のコピー動作のための指示を上記制御手段に与えるためのコピーキーを表示可能であり、かつ、割り込み動作が可能な状態でないときに上記割り込みコピーキーと同じ表示領域に上記コピーキーを表示するようになっていることが好ましい。
【0166】
上記構成によれば、割り込みコピーキーとコピーキーとを同じ表示領域に表示することができるので、タッチパネルの表示領域をより効率的に利用することができ、操作パネルをより一層小型化できる。その結果、さらに小型化された画像形成装置を提供することができるという効果が得られる。また、上記構成によれば、割り込みコピー動作が可能であるか否かに関わらず、ユーザが同じ表示領域のキーを操作すればコピー動作を実行させることができるので、操作性がより一層向上するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 上記画像形成装置の構成を示す正面図である。
【図3】 上記画像形成装置が備える操作パネルの構成を示す平面図である。
【図4】 上記操作パネルが備えるタッチパネルに表示される画面であって、待機印刷ジョブリストの1頁目を表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図5】 待機印刷ジョブリストの2頁目を表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図6】 待機印刷ジョブリストに登録された印刷ジョブがないときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図7】 完了印刷ジョブリストを表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図8】 待機電子メール送信ジョブリストを表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図9】 待機FAX送信ジョブリストを表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図10】 待機FAX送信ジョブリストが表示された状態で割り込みキーを操作した直後のジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図11】 割り込みキーを操作した後、所定時間が経過してコピーモード画面が表示されたときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図12】 上記コピーモード画面の用紙選択キーを操作したときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図13】 上記コピーモード画面の片面コピー/両面コピー切り換えキーを操作したときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図14】 割り込みコピーの読み込み動作が行われているときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図15】 割り込みコピーの読み込み動作が完了したときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【図16】 割り込みコピーの読み込み動作が完了した後、所定時間が経過してコピーモード画面が閉じられた後のタッチパネルの表示画面(ジョブステータス画面)の一例を示す平面図である。
【図17】 割り込みコピージョブの印刷動作が完了した後のタッチパネルの表示画面(ジョブステータス画面)の一例を示す平面図である。
【図18】 本発明の実施の一形態に係る画像形成装置における一連の制御を示すフローチャートの一部である。
【図19】 上記フローチャートの他の一部である。
【図20】 上記フローチャートのさらに他の一部である。
【図21】 上記フローチャートのさらに他の一部である。
【図22】 上記フローチャートの残りの部分である。
【図23】 複数種類の割り込みキーを表示するタッチパネルの表示画面(ジョブステータス画面)の一例を示す平面図である。
【図24】 本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置が備える操作パネルの構成を示す平面図である。
【図25】 図21の操作パネルが備えるタッチパネルに表示される画面であって、待機印刷ジョブリストの1頁目を表示しているときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図26】 図21の操作パネルにおいて、待機印刷ジョブリストに登録された印刷ジョブがなくなったときのジョブステータス画面の一例を示す平面図である。
【図27】 図21の操作パネルにおいて、割り込みキーを操作した後、所定時間が経過してコピーモード画面が表示されたときのタッチパネルの表示画面の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 操作パネル
3 タッチパネル
8 制御部(制御手段)
10 スキャナ部(画像読取手段)
11 印刷部(画像形成手段)
13 インターフェイス部(受信手段)
15 モデム(受信手段)
34 割り込みキー(割り込みコピーキー)
60 操作パネル
62 タッチパネル
64 割り込みキー(割り込みコピーキー)
67 コピーモードキー(コピーキー)

Claims (2)

  1. 複数のジョブを順次実行可能であり、かつ、実行中のジョブおよび待機中のジョブの少なくとも一方がある場合に、実行中のジョブを一旦中止させて別のジョブを実行させるか、あるいは待機中のジョブに先行して別のジョブを実行させる割り込み動作を実行可能な電子機器に備えられ、上記割り込み動作を実行させる指示を電子機器本体に与えるための割り込みキーを有する操作パネルであって、電子機器本体を操作するための情報を表示するとともに、ユーザが触れたときに触れた位置に応じた指示を電子機器本体に与えるタッチパネルを備え、上記割り込みキーが、タッチパネルに表示される表示上のキーであり、かつ、上記割り込み動作が可能な状態であるときのみ表示されるようになっている操作パネルと、
    記録材上に画像を形成する画像形成手段と、
    操作パネルからの指示に基づいて画像形成手段を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段が、上記ジョブとして、少なくとも、画像の形成を画像形成手段に行わせる画像形成ジョブを実行可能であり、
    原稿画像を読み取るための画像読取手段と、
    予め作成された印刷用のデータを外部から受信するための受信手段と、
    操作パネルからの指示に基づいて、画像形成手段、画像読取手段、および受信手段を制御するための制御手段とをさらに備え、
    上記制御手段は、上記画像形成ジョブとして、受信手段で受信された印刷用のデータに基づいた画像の形成を画像形成手段に行わせる印刷ジョブ、および読み取り手段で読み取られた原稿画像に基づいた画像の形成を画像形成手段に行わせるコピージョブを実行可能であり、
    上記割り込みキーは、残り枚数が所定枚数より多い実行中の印刷ジョブおよび待機中の印刷ジョブの少なくとも一方がある場合に、上記の実行中の印刷ジョブを一旦中断させてコピージョブを実行させるか、あるいは上記の待機中の印刷ジョブに先行してコピージョブを実行させる指示を上記制御手段に与えるための割り込みコピーキーであるとともに、割り込みが指示されると非表示となることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記タッチパネルは、さらに、コピージョブを印刷ジョブへの割り込みを伴うことなく実行させる通常のコピー動作のための指示を上記制御手段に与えるためのコピーキーを表示可能であり、かつ、割り込み動作が可能な状態でないときに上記割り込みコピーキーと同じ表示領域に上記割り込みコピーキーに代えて上記コピーキーを表示するようになっていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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